※この作品はR-18です。

狩りゲー世界転生輪   作:時守 暦

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ようやく年末年始が終わりました。
4日のシフトが平日分だったからクッソキツかった…特定はできなかったけど、マナーどころか常識の無い客も居たみたいだし…。

ま、とりあえず2連休を楽しみます。
それが終わったら6連勤だけど…次の3連休に人が足りないけど…。

なんとかディノバルド(村クエ)クリアしました。
うーん、他の新モンスターに比べると、こいつだけ頭一つ突き抜けてるような気がします。
属性やられの為か、今ひとつ攻めきれない…。


第114話

 

HR月ニンニク! 美味い!日

 

 

 予想通り襲われました。

 一匹だけだったんで返り討ちにしました。

 

 下位だからね。

 今の俺なら、変身無しでも難しくはない。

 神機の使用も必要なかったくらいだ。

 

 

 採取依頼もキッチリ達成したが、ちょっと怒られてしまった。

 無茶をするな、と。

 …無事だし苦戦もしなかったんだし、襲われたのを返り討ちにしただけなんだから、そこまで言わなくてもいいじゃないか…と思わなくも無い。

 無駄な狩りは生態系を崩すことにも繋がるが、今回については正当防衛だし、何よりティガレックスの為に村に被害が出てるんだから、正当な狩りだろう。

 

 

 …そこら辺は相手も分かってくれてはいたんだが、単純に心配をかけさせるな、という話だった。

 まぁ、確かに実体はともかく、俺はまだヒヨッコハンターなんだしね。

 そんな奴が突然ティガレックスに挑むとか、結果が良かったとしても勇気と無謀を履き違えた阿呆にしか見えないだろう。

 真っ当な危機感を持っているハンターなら、態々討伐したりせずに上手く避けて帰って来るだろうしね。

 

 

 …経緯はともかく、俺の腕は認めてもらえたようだった。

 ただし、自己顕示欲が強い一面がある…とも思われているようだが。

 別に認めさせる為にティガレックスを狩ったんじゃないんだが。

 今後、2頭同時に出てこられると面倒だから、個別撃破のチャンスをモノにしただけなんだが。

 

 

 

 さて、村の流通を滞らせていたティガレックスが倒れたし、これで万々歳…とはならない。

 現状では俺しか認識していないようだが、ティガレックスは二匹居るのだ。

 

 という訳で、ティガレックスの卵を持って帰ってきました。

 無論、清算アイテム扱いな訳だが…そう、ティガレックスの卵だ。

 卵なんだよ。

 ナメクジでもなけりゃ、一匹じゃ製造できないんだよ。

 ついでに言うと、俺が狩ったティガレックスはオスだったようだ。

 

 卵を産んだ奴が居る。

 これ確定。

 普通、オスでもメスでもいいから、巣には卵を護る役目の奴が留まると思うんだが……どうなってんだろうな?

 

 

 暫し首を傾げていたが、タイムアップだ。

 次はユクモ村、その次はココット村に行かなければ。

 もう一匹のティガレックスについては、ギルドが調査し、その結果次第で村のハンターに…或いは俺が来るのを待って…依頼するそうな。

 

 中途半端なところで放り出すようで気が引けるが、これでも宮仕え(?)の身だ。

 自分の判断だけで、ここに留まる訳にはいかない。

 今回は顔見世程度の時間しか取れないから、一つの村に留まれるのは2~3日程度なのだ。

 

 では、次に来る時まで御機嫌よう。

 

 

 

 

HR月刺身! 美味い!日

 

 

 やってきましたユクモ村。

 う~ん、相変わらず和風だね。

 早速温泉に浸かりたかったが、仕事仕事。

 

 飛行船が下りてきた時の反応は、ポッケ村の時と大差なかった。

 ただ、出迎えてくれた村長さんが相変わらずの美人だったなぁ。

 双子の受付嬢も、曇りの無い笑顔で無茶を言ってくる相変わらずのドSである。

 

 

 ユクモ村で当面問題になっているモンスターと言えばジンオウガであるが、コイツも返り討ちに…できなくもないが。

 問題は仕留め損ねた場合だ。

 いつぞやのループでは、手傷を負わせてもうちょっとで…と思ったら、たった一晩でトンデモモンスターに進化してしまった。

 

 万が一同じ現象が起こってしまったら……それを仕留められる人間は居るか?

 俺は滞在できても、長くて三日。

 そうそうしくじる事は無いと思いたいが…こう言う時に限って何か起こるのが俺のパターン。

 

 

 …と、色々と考えていたのだが、今のところジンオウガは村の近くにまでは来ていないらしい。

 森の奥にまで行くには、ハンターランクを上げて許可を得なければならない。

 そうそうタイミングよく出てきてはくれないか…余計なタイミングでは出てくるというのに。

 

 遭遇できなきゃ、どんな備えにも意味は無い。

 とりあえず、頼まれた通りの仕事をしただけだ。

 納品依頼だね。

 

 ま、会う敵会う敵片っ端から狩ってても、ギルドから乱獲癖有りの問題児扱いされそうだし。

 そういう意味じゃ丁度良かったと思うかな。

 

 

HR月ヤキトリ! 美味い!日

 

 

 ユクモ村での活動もそこそこに、ソソクサとココット村に移動する。

 むぅ、もうちょっと温泉で温まりたかったよ。

 

 さて、今度は初めてやってきたココット村。

 ハンター発祥の地、と聞いたが……言っちゃなんだが、寂れた村だ。

 少なくとも都会ではない。

 

 最初のハンターと謡われる竜人族の爺さんが出迎えてくれた。

 ……引退して長いようだが……ナルホド、ただの爺さんじゃないな。

 前ループで世話になった、ポイクリ爺さんにも通じる雰囲気がある。

 尤も、ポイクリ爺さんは強いか弱いかも分からなかったのに対し、爺さんは確実に強いと分かるレベルだけどな…レベルが高いのか低いのかは微妙なところだ。

 老兵、或いは古強者…。

 命を燃やし尽くす覚悟で来られたら、アラガミ状態の俺ですら危険かもしれん。

 もうマトモに体も動かせんだろうに、気迫一つでそこまで持っていかれそうな気がする。

 

 

 ま、それは置いといてだな。

 このココット村でのストーリーは、言っちゃなんだが全く覚えが無い。

 多分MH4とかその辺りに出てくる地名だと思うんだが、プレイした事もないし、前ループで訪れた事も無い。

 どんなモンスターが出るのか、全くと言っていい程分からない。

 

 なので、着任の挨拶の後はすぐさま情報収集に入った。

 最初のクエストが決まるまで、だけどね。

 今までのパターンから言えば、最初か、その次辺りのクエストで、当初の目標となるモンスターが出てくるだろう。

 

 しかし、集めた情報の中にそれらしいモンスターは居ない。

 ま、時間が足りなかったから、雑魚モンスターの情報くらいしか仕入れられなかったけどね。 

 

 …イカレたレベルの奴じゃなきゃいいんだが。

 

 

 

 

 それはそれとして、MH世界に来て暫く経ったが、体に異常は見られない。

 つまり、アラガミ化の兆候は無いと見ていいだろう。

 まぁ一安心だが…変身後まで無事で居られるかは未知数だ。

 頃合を見て、どこかで変身してみるか。

 

 

HR月お好み焼! 美味い!日

 

 やっぱりイカれたレベルの奴が出てきたよオルァ!

 ポッケ村やユクモ村では、強敵ではあったけどここまで狂った相手じゃなかったぞクルァ!

 どうなってんじゃゲームバランス!

 

 

 という訳で、シャガルマガラと遭遇しました。

 多分シャガルマガラだ。

 実際に目にしたのが、前MH世界の最後の一戦のみだった…しかも明らかに異常なシャガルマガラだった…から確証は無いが、体の造りがよく似ているし、狂竜ウィルスも持っていたようだ。

 でも色が違ったなぁ…。

 空も飛ばなかったし。

 そういや、シャガルマガラは幼体が居るんだっけ。

 ゴア・マガラ…だったか?

 遭遇したのはそっちの方だったか?

 

 遭遇したと言っても、間近で相対したんじゃないからな…ウィルスで暴走しているダイミョウザザミを討伐した後、少しは慣れた所に居たのを確認しただけだ。

 追いかけようかと思ったんだが……なんか、こう…凄いイヤな予感がして躊躇った。

 その間に逃げられてしまったよ。

 

 あのイヤな予感は何だったんだ?

 近くに別のモンスターが居たのか?

 いや、そういう感じじゃなかったな……モンスターが乱入しようとした事に対する予感じゃない。

 

 

 …あれがシャガルマガラ、或いはゴア・マガラだっていうなら…狂竜ウィルスに対する予感か?

 でも、以前にも感染した事はあった…というか前ループの死因みたいなものだったが、あれは一般的な狂竜ウィルスじゃないのは明白だ。

 しかしウィルスには違いないが…。

 いずれにしろ、狂竜ウィルスを持っていそうな相手には警戒しておこう。

 

 

 

 

 とりあえず、遭遇したモンスターの事は報告しておいた。

 後はココット村に滞在しているハンターに任せよう。

 

 …腕前的に信頼できるのかは、イマイチ分からんが。

 彼の自宅を訪れた時に見た、バカでかい自画像のインパクトは凄かった…。

 自腹で作ったらしいんで、その程度には稼げるハンターのようだ。

 …まぁ、自意識過剰でナルシストな程度なら、ハンターの変人度合いとしては低い方だな。

 

 

 

HR月焼肉! 美味い!日

 

 ベルナ村に帰ってきました。

 いや~、移動時間は徒歩や馬車に比べれば短いと言っても、流石にキツいわ。

 一日の半分くらいは移動時間だったしね。

 俺がもうちょっと飛行船の操作に慣れれば、上手いこと風を捕まえて、移動スピードをもっと上げられそうなんだが。

 

 それはともかく、戻ってきてまず行ったのは、龍暦院への報告と、そして訓練所での成果報告。

 龍暦院への報告については、正直語る程の事は無い。

 ココット村付近で、ゴア・マガラ出現の可能性アリ…とは伝えたが、確証も無いし、そもそもベルナ村からはかなり離れた村だ。

 言っちゃナンだが、ここに留まっている龍暦院のメンバーにとっては他人事である。

 

 どうしても気になるなら、外回り担当の俺がそっちに再度足を伸ばしなさいって事だね。

 

 

 

 訓練所での成果報告は、割と歓迎された。

 今までベルナ村付近では試されていた技術の数々だが、別の地域で試してみた事はなかったからだ。

 

 試した結果だが、改良点が色々出てきた。

 

 例えばライダースタイル。

 やはり、ただ乗るだけではいけないようだ。

 近所のモンスターなら、「こいつはこの辺りを掴むといい」というのがある程度判明していたのだが、別の地域のモンスターとなると話は違う。

 例えばドスファンゴなら、背中の一部に特に強く長い毛が生えているので、それを掴む…とされていた。

 が、ポッケ村付近だと背中の毛なら全体的に強い(気温の為だろうか?)し、ユクモ村であれば逆に毛自体が多くないし、何より短い。

 ココット村に至っては、そもそも掴むべき場所が全く違った。

 

 こう来ると、ライダースタイルの根幹から技術を見直さなければなるまい。

 訓練所の教官と色々話し合ってみたのだが、「前段階に力を入れる」事に決まった。

 

 今までのライダースタイルだと、例えば背中に駆け上って即掴む…というやり方だった。

 が、これだと掴むべき場所が、駆け上った先にあるかも分からない。

 なので、前段階として何度か上空からの攻撃を繰り返し、その時に何処に掴まればよさそうなのか、確認しておこう…という事になった。

 

 それに加えて、今のままだと敵を足場にして飛び上がった後、身動きが全く取れない事が難点だ。

 いや普通は二段ジャンプとか出来なくて当たり前なんだけど、そういう意味じゃなくて。

 

 現在、飛び上がった後は方向転換もロクにできないし、何より上手く着地が出来ない場合があった。

 勿論、空中での攻撃だって(出来ない訳じゃないが)地上に比べて非常に不安定。

 当てた相手によっては、逆に弾かれて体勢が崩れてしまう事だって珍しくない。

 

 

 なので、いっその事空中戦特化型にしてしまってはどうか、という提案。

 装備の幾つかの装飾を変えれば、空気抵抗を上手く使って体勢を変える事もできる…慣れれば、だけど。

 予め空中特化としておけば、装備の締め付け等の調整を行っておき、より高く飛び上がりやすくできる。

 空中での攻撃力も上げられるし、何処に掴まればいいか観察できる時間も増えるし、何より安定性が段違いだ。

 

 

 …以上の提案を元に、新スタイルの研究が開始された。

 スタイル名は…教官命名・エリアルスタイル。

 乗り上げ攻撃よりも、空中での戦い全般に力を入れたスタイルだ。

 

 ライダースタイルは…このままだと、乗り上げ攻撃に関する特色が新たに開発されない限り、徐々にエリアルスタイルに吸収されていくことになりそうだ。

 しかし、それも已む無し。

 まだまだ研究中の狩猟法なのだ。

 エリアルスタイルだって、何かのスタイルに上書きされてしまってもおかしくはない。

 

 

 

 …カスタマースタイルのように。

 

 

 カスタマースタイルは、元々ハンターではなくサポートする人のスタイルではないか?という意見が上がっていたんだが、それ以前の問題が発覚してしまった。

 これも、ベルナ村付近限定で研究を進めていた弊害なんだろう。

 

 

 そもそもからして、同じアイテムでも、地域によって造り方が違う。

 シビレ罠なんかはその典型だな。

 トラップツールと麻痺袋だったり、雷光虫だったり、麻痺牙だったり。

 

 それら一つ一つを覚えておくのは、受験勉強よりも苦しい作業だろう。

 それに、一度覚えたとしても、使わない知識は風化していくものだ………いや、趣味に走った日本人なら普通に全部覚えている気もするが。

 極端な話、ハンターが活動する場所での知識があればそれでいいのだ。

 が、それだとカスタマーの存在意義が無くなってしまう。

 

 

 そして問題がもう一つ。

 …そもそもね、ベルナ村だとさ、武器の造り方が非常に独特なんだよ。

 一つの武器を色々な素材を使って鍛えていって、そこから更に別の武器を作るなんて、この村くらいなんだよ…。

 おかげで下位の素材で作った初期の武器でも、鍛えていけば上位でも通用しそうな武器に変わってしまう。

 これ聞いた時、俺は本気でビックリしたね。

 加工屋の竜人族の爺さん曰く、「マイナーだが可能性を秘めた技術」だそうだ。

 これも研究中なのかね?

 

 

 で、この話を聞いた教官…「そ、そうだったのか…」と本気でビックリしていた。

 生まれも育ちもベルナ村なので、これが一般的だと信じて疑わなかったらしい。

 まぁ、常識ってそういうものよね。

 

 で、それすら知らない状態でカスタマーの研究してたってなぁ…。

 充分な知識が揃ってない。

 ベルナ村での武器アイテムその他は研究されているが、使えるのがこの場所だけじゃスタイルとしては厳しいだろう。

 

 …この分だと、カスタマーはやはり近い内にハンターのスタイルからは外される事になりそうだ。

 

 

HR月酒! これがなければやってられない!日

 

 JUNは元気にやっているようだ。

 村の依頼ばっかりしているから、むしろハンターよりも便利屋として認識されつつある。

 それはそれでいいと思うけどね?

 

 ただ、採取メインでやっているようなので、大型モンスターが襲ってきた時に戦えるかどうかが不安である。

 今までのパターンから行くと、そろそろライバルキャラもといモンスターが出てきてもおかしくない。

 JUNだって勝てそうに無い相手からは逃げるくらいの判断力はあるが、「自分が逃げたら村に被害が出るんじゃないか」とか考えたら…。

 

 とりあえず、モドリ玉持たせて無茶はしないように言い含めておこう。

 モンスターだって、そうそうナワバリの外には出てこないんだし。

 

 

 さて、俺も暫くはこの近辺の仕事をしようと思う。

 改良したスタイルの実践テストだってしなければいけないしね。

 とは言え、村の依頼は大体JUNがこなすようになっているから、俺は集会所の方に行く。

 村の依頼とは違って、龍暦院が研究の為に出す依頼が多いんだよな。

 厄介な依頼も多いが、その分報酬がいい。

 

 …村の皆さんからは、「偶には俺らの仕事もやれよ」的な目で見られる事もあるけど、役割分担だからね。

 手が空いてる時は手伝うのもいいけど。

 

 

 

HR月キムチ! 美味い!日

 

 龍暦院の依頼は、そこそこ手応えはある。

 まだ下位なんでそんなに強いモンスターは出てきてないが、戦ったことの無いモンスターも居るし、知っているモンスターでもこの地方独特の動きをする奴は居る。

 それらを差し引いても、狩り技とスタイルを駆使して戦っていると、新たな発見が多くある。

 

 順調と言って差し支えない。

 が、集会所の依頼をこなすに当たって、非常に苦痛な事が一つある。

 

 採取依頼だ。

 

 採取するだけなら苦痛は無い。

 苦痛は無いんだが、とにかく量多い。

 キノコ20本とか普通に注文してくるからな。

 キノコ自体はあっちこっちに生えてても、しっかり育っているか、それを採っていっても新しいものが生えてくる余地があるか等を常に考えなければいけない。

 そうすると、自然と一箇所から採取できる数は限られ、必要数を集めようとすると狩場の隅から隅まで走り回るハメになってしまう訳だ。

 

 率直に言って面倒くさい。

 村の依頼なら、注文が多くても10本程度なんだよなぁ…。

 デカブツ1匹を相手にするようが、余程気が楽だ。

 

 まぁ、文句言いつつもやるけどさ。

 そもそも集会所の依頼は、基本的に多人数でやるのが前提なんだから、一人でやってる俺がおかしいと言われればそれまでなんだし。

 

 尤も、それにだって理由はある。

 先日ここのハンターとして活動しだしたばかりの俺は、まともなコネなんぞ無いに等しい。

 あまつさえ、外回りハンターとして抜擢(?)されて多少のやっかみを向けられている上、基本的に外を飛び回る事が予想されているのだ。

 正直な話、他のハンター達と親睦を深められるような機会が殆ど無い。

 

 なんちゅうか、その…どっかの会社に入社したはいいが、半年くらいで別の会社に出向させられ、時々帰ってきたりするけどもう同僚の顔も殆ど覚えてない、あまつさえ飲み会参加なんてムリムリムリとかそんな気分じゃなかろうか。

 具体的?

 知らんよ、何か前世の記憶でも蘇ったんと違うか。

 或いは第四の壁を越えて何かが染み込んで来たか。

 

 

 …とは言え、そーいう状況に比べれば、ハンターってのは絆を深めやすい職業だと思う。

 命がかかった現場で連携してれば、嫌が応にも絆は深まる。

 その分決裂も早いが。

 

 それに、大体のハンターは狩猟以外じゃ阿呆みたいに能天気で気がいい奴らばかりだからな。

 それこそ、宴に参加すりゃ妙な蟠りなんぞ吹っ飛んでしまうだろうさ。

 

 ネトゲのマナー悪い奴らとは違うんだよ、リアルは…。

 まぁ、その分タチが悪い奴はゲーマーなんぞよりもっと悪質だが。

 いい方にも悪いほうにも突き抜けてるんだよな。

 

 

 

 …話が逸れたが、どっちにしろハンター達も忙しい。

 龍暦院にコキ使われているなら尚更だ。

 そうそう大人数での宴会はできそうにないな。

 

 例えば、ユクモ村でジンオウガを倒したり、ポッケ村でティガレックスを倒したり、メゼポルタでデカブツを倒したり…とにかく、そういうデカいイベントの時でないと、宴会はできそうにない。

 ハァ……その点、JUNは実力以上に村人の皆様に親しまれているというのに。

 これも一種の人望、或いはコミュ力チートだろうか。

 

 ま、羨んだって仕方ない。

 俺は俺のやり方で行くしかないんだ。

 

 …採取依頼は辛いけどな…。

 

 

 

 

 

HR月豆腐! 美味い!日

 

 ヤバかった…。

 俺じゃなくてJUNがヤバかった。

 結果として俺もヤバい状況になっている気がするが、それは言うまい。

 

 えー、何があったかと言うとだな。

 集会所の依頼を終えて村に戻ってきた時に、ちょっと気になる話が聞こえたんだよ。

 JUNが向かった採取依頼なんだが、森の様子がおかしい…と。

 

 

 おかしい、を放置しておくのは災厄…そうでなくてもトラブルの前触れだ。

 経験と理性が「ヤバイ!」と全力で叫んでいた。

 

 森の奥深くから、刃を研ぐような音がする…か。

 なんだ?

 突然変異のジャイアントチャチャブーでも居るのか?

 だったら是非見てみたいな。

 

 その話を詳しく聞きだして(「龍暦院のハンターが、いきなりなんだ?」って顔をされたが)、ギルドの許可も得ずにダッシュで追跡。

  

 

 …大当たりだったよ。

 ジャイアントチャチャブーでなかったのは残念だが、予想通りにJUNがデカブツに追いかけられていた。

 

 尻尾を剣(或いは鞭?)のように振り回す竜。

 

 しかも、尻尾を地面に擦らせて炎を起こす…か。

 CCOさんみたいな真似しやがるな。

 

 火事が広がる前に、JUN(と深層シメジ)を抱えてダッシュで逃げてきた。

 

 

 で、後になって聞いてみると、ディノバルドというこの地方独特の竜らしい。

 うーむ、あんなのが居るとは…世界は広いな。

 特にこの世界は自重しろと言いたくなるほど広いな。

 

 その後、ディノバルドは森の奥に消えていき、消息が掴めなくなったそうだ。

 もうちょっとでJUNが三乙どころか永遠に乙ってしまうところだったが、まぁ無事だったんで何よりだ。

 

 ディノバルドとやらは、後日探し出してお相手願うとして…問題が一つ。

 

 

 

 JUNから送られれる視線の質に、明らかに熱が篭っているような気がするのですが。

 

 

 

 考えてみりゃ、JUNからしてみれば俺は、間一髪のところで助けに入ってきてくれたオウジサマ?だ。

 流石にそれは自意識過剰かつキショい表現だとしても、吊り橋効果が要らん形で発揮された可能性は否めない。

 …同性でそれはないだろう、と思いたいところだが、JUNだしなぁ…思いっきり女装癖だしなぁ…。

 

 

 …当面、JUNと顔を合わさなくてもいいように、外回りに力を入れようと思う。

 

 

HR月ハンバーガー! 美味い!日

 

 

 外回りだって、そうそう好きに行っていいもんじゃない。

 ちゃんと、行きますよー、という事前の通達と準備、そして許可が必要だ。

 

 許可を得るには、外回り…つまり龍暦院とベルナ村には全くと言っていいほど関係が無い村に、力を貸しに行く必要があると認めさせなければならない。

 …どうやって?

 

 この場合「力を貸しに行く必要」というのは、人道的や倫理的な問題ではない。

 「あの村の生活が苦しいみたいだから、ちょっと助けてくる」じゃない。

 損益の問題だ。

 「あの村を助ける事で、このような利益を得られる」という根拠が必要なのだ。

 

 冷たいと思うかもしれないが、それも仕方ない。

 何せ外回りするって事は、数少ない飛行船を動かすって事だ。

 調整、食料、燃料、整備の為の人件費、その他諸々……とにかく経費がかかる。

 無計画に運用すれば、龍暦院でも経済的に破綻する恐れだってあるのだ。

 

 最低限、損益結果がプラスマイナスゼロになる領域まで持っていかなければいけない。

 普通なら益が出るような話でなければ許可は下りないが、外回り自体がそこまで利益を重視して提案された計画じゃないからな。

 

 

 

 

 そんじゃ、他の村を助けて得られる利益とは何か?

 

 ベルナ村とは縁も所縁も無い村の生活が回復する。

 信用されるだろうし、感謝だってされるかもしれない。

 何かが必要になった時、そちらから融通してくれる事だってあるかもしれない。

 また、ライダースタイルを試した時のように、訓練所に貢献できる発見があるかもしれない。

 

 だが足りない。

 それら全てを合わせても、飛行船を運用するのに必要な経費に届かない。

 多少の赤字は計画の内と大目に見てくれたとしても、まだ届かない。

 

 元々、外回りするのは多くて月一回程度…という考えだったらしいし、来月まで待たなきゃならんのか?

 それまでJUNの攻勢をかわせと?

 いくらアタックされても、男に目を向ける事は無いという自信はあるが、あまり迫ってこられるとA.BEEさんを連想する恐怖が湧くのも事実。

 

 

 

 A.BEEさん…か。

 

 

 

 むぅ…外回りする方法、一つ思いついたかも。

 ちょっと龍暦院でデータを漁ってこよう。

 

 

 

 

HR月体! 肝臓から体重から口臭から贅肉までヤバい!日

 

 

 見付けた。

 ゴア・マガラのデータ。

 

 やはりと言うべきか、古龍の例に漏れずゴア・マガラの詳しい生態はわかっていない。

 分かるのは、大まかな外見と、狂竜ウィルスと呼ばれるリンプンを撒き散らす事くらい。

 

 なもんで、コイツの目撃例は常に募集されている。

 モンスターの生態を調べるのも仕事の一つである龍暦院としては、目撃情報は喉から手が出る程欲しいだろう。

 

 そして、俺がココット村に向かった際、ゴア・マガラの出現を匂わせるような情報があった。

 つまり狂竜ウィルス。

 

 その存在を訴えれば、外回りが許可されるかもしれない

 

 

 更にヒラメイタ。

 あまり好ましい手段ではないが、龍暦院にとって未知のモンスターが出現すればどうだろう。

 別に偽装するって言ってる訳じゃない。

 

 霊力という意味不明な力を操るモンスターだったら?って事だ。

 

 MH世界だけでなくGE世界でも、霊力を吸収したモンスターが強力になった例はあった。

 …トンでもないパワーアップしやがったけどな…。

 俺の霊力だけじゃなく、妙な紅玉の効果もあっただろうけど。

 

 それを再現したらどうだろう?

 異常なモンスターが頻繁に発生するという現象を、調査にいけないだろうか。

 

 

 …方法的にもハンターの倫理的にも大問題だけどな。

 何せ、今までのやり方だと活かさず殺さずで危機感を煽りながら霊力をぶつけ続けるか、呪われているとしか思えない(そして何処にあるかも分からない)紅玉を使わなきゃならん。

 仮にそれで上手く行ったとしても、取り逃がしてしまったり、標的としたモンスター以外にも影響が及んだ日には、それこそ近隣の村の生活がどうなるか分かったもんじゃない。

 

 JUNの熱視線から逃げる為にそこまでやるか?

 流石に却下だ却下。

 

 

 

 とりあえず、ゴア・マガラ出現の報告でいけるかどうか試してみるか。

 むぅ、この前遭遇したカニの素材でも持って来ておけばよかった。

 …いや、素材だけ持って帰っても狂竜ウィルスは関知できんかな…。

 

 

 

 




ニンニクってどうしてあんなに美味いんだろうなぁ…。
口が臭くなって翌々日くらいになるまでニオイが消えないし、特に深みのある味って訳でもないのに…。

でもニンニク串とかマジで美味いんだよ。
串焼きヤキトリの中でも妙にインパクトがあるんだよ。
以前、ポップコーンのガーリック味特大サイズを見かけてハマッたんだけど、もう何処にも売ってないんだよ…。
売ってたとしても、連休前くらいか食えそうにないけども…。

何か口臭を誤魔化す方法とかないかなぁ…ミンティアとか使ってみたけどまだ臭いって言われるし…。



追記

実はFateやった事ないんですが、海外を回っていた雁夜おじさんが各種ツテを総動員して聖杯戦争をしっちゃかめっちゃかにしてくれないかなぁ…と思うようになりました。
ウチの阿呆を乱入させてみたいですが、展開が浮かびませぬ。
未プレイなんで制限に抵触するし…。
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