かつてガンパレにメッチャ嵌った身としては興味はあるな。
でも男だしなぁ…。
やるなら(外伝を書くなら)艦コレの方でしょ。
Fateは原作からして手を出してないし…。
HR月寒くて運動する気にならない日
半日ほど寝込んで様子を見ていたが、体は快調。
狂竜ウィルスの後遺症も特に無し。
うむ、オッケー。
しかし、今回の件で思いついたんだが、蝕鬼の触媒は何でも取り込んでしまうんだよな。
アラガミ細胞にもそんな節はあったが…これ、コントロールできれば、色々な物を取り込めるんじゃなかろうか。
ヘタなモノ取り込んでも、体の中に異物が出来るのがオチだとは思うが。
それに、これ以上自分から人間止めるのもな…。
そもそも単純に『食う』ならともかく、『取り込む』というのはどうにもイメージがつかない。
手羽先食ったからって羽が生えるイメージは沸かないよ。
さて、それは置いといて、ココット村での外回りの最低限の目的は果たしたと言える。
つまり、ゴア・マガラ出現の警告とその根拠だ。
先日のフルフルが切っ掛けになって、ギルドも古龍研究所も重い腰を上げたようだ。
こういう場合、おエライさんは自分のメンツやら何やらの為に訴えを退けるというのがパターンだろうが、モンスターの脅威に日々晒されている世界だ。
そんな連中ばっかりだったら、とっくの昔に滅ぼされているだろう。
ハンターの中には、強敵との戦いに生き甲斐を感じる者だって居る。
そんな命知らずな連中が、これからココット村付近に集まり、ゴア・マガラを狩ろうとするだろう。
是非ともそっちで狩ってくれ。
俺も興味は無いでは無いが、自分の手でやる事に拘る理由は無い。
…あの時、パピとナターシャを狙ったシャガルマガラが相手なら話は別だが。
ま、それは置いといてだ。
すっかり忘れていたが、MH4には確かお守りというのがあったな。
所謂、護石。
ココット村では最近この護石が開発され、徐々に世間に浸透しつつあるそうな。
初めて聞いたな…。
まぁ、ゲームの時系列的に考えて、まだ護石が知られてなかったとしてもあまりおかしくは無いが。
いずれにせよ、これを見逃す手は無いだろう。
MH4名物、護石探索マラソンの始まりである。
火山にレッツラゴゥ。
勿論、正宗も連れて来た。
俺と違って正宗には、対暑スキルのついた装備が無いから、クーラードリンクとコンガリ肉(クーラーミートはあまり美味しくない)をありったけ持ち込んでカンカンカンカン…。
ココット村にやってきたハンターなら一度はやる苦行らしく、何人かハンターらしき人(フンドシ姿でやってる人も居たが、火の粉が飛んで火傷しまくっていた)も居る。
まぁ、どう考えたって楽しい作業じゃないよな。
暑苦しいは面倒くさいは腹は減るは、たまに大型モンスターが出てくるし。
暇潰しも兼ねて狩ってるけども。
あとピッケルが尽きたらその辺を漁って調合したり、それでも無くなったり手荷物が一杯になったりしたら、疲れた体を引き摺ってベースキャンプまで戻らなけりゃならん。
イーオスとガブラスくたばれ。
モドリ玉?
ちょっとでも手持ちをあけておく為に、持って来てないって人も多いんだ。
使った方が明らかに効率よくても、何故か使おうとしない人も居る。
ちなみに俺も昔はそのタイプだった。
ともあれ、お守り採掘は初めてなんで、俺もどんなお守りがイイモノなのか、勝手が分からん。
見付けたモノを片っ端から採っていくしかないか。
言うまでも無いが、正宗は早々に飽きてダレてヘバッていた。
あとクーラードリンクを飲みすぎた為か、頭痛がして腰痛までしてきたとか。
体を冷やすのは良くないな。
もっと体を動かして温まりなさい。
火山だから、動かなくても熱くなるが。
腰痛の話はともかくとして、ハンター、ひいてはニャンターやるなら避けて通れない道だぞマジで。
こんなモン、動きもしない鉱脈が相手なんだからまだ軽いほうだ。
ハンターの中にはレア素材を求めて、見つける事すら困難な筈の古龍をダース単位で、しかも数日で狩る猛者までいるからな。
素材集めのマラソンは、ハンターとは切っても切れない関係にある。
これを(形はどうあれ)楽しめないようなら、ハンターやってられんぜ。
ま、こんな事でもやってりゃ体は鍛えられるし、精神力だって無我の境地に至る事だってあるさ…体鍛えてもゲームのステータスには反映されんがね。
疲れたのも分かった、飽きたのだってよく分かる、腹が減ってるのは俺の方だ、つまらないのは誰だって同じ……いや、この世界には採掘や採取に狩り以上の喜びを感じる奴だって居るけどさ。
それでも真面目にやりな。
これもニャンターの修行で、仕事だよ。
夢を叶える為にする事が楽しい事だけなんて思ってないよな?
1回の狩りの為に、100段階の準備をすると思え。
これは遊びでもゲームでも英雄譚でもない、現実に横たわる狩りなんだ。
特に、ニャンターは手探りの領域から始める事だ。
正宗だけじゃない、お前に続くニャンターのあり方にだって影響を与えるんだよ。
それが気に入らないってんなら、退屈な作業を面白くする方法でも見つけるこったな。
夢と言えば聞こえがいいが、現実になってしまえば何時だって苦痛になるもんだ。
現実はいつだってつまらない。
なら俺達には、その現実に対して3つの選択肢がある。
つまらない現実に慣れるか。
つまらない現実から逃げるか。
つまらない現実を、変えてしまうかだ。
だったら、そう、俺達には、選択の余地なんて無いと思わないか?
……もう誰から聞いたのかも思い出せない、受け売りだけどな。
HR月寒くて布団から出る気にならない日
どうにも説教臭くなってしまった。
なんか調子狂うな…エシャロットを鍛えてた時は、もっとヒャッハーしてたと思うんだが。
ま、正宗に言った事に間違いはないけどな。
準備と素材集めに真剣になれないハンターにゃ大成なんぞ無理だわ。
これでもう辞めた、と言い出すなら好きにすればいい。
霊力を覚えたらどうなるかって実験はできなくなるが、そこまで切羽詰った問題でもない。
暫く正宗は悩んでいたようだったが、今は開き直ったのかヤケになったのか、ガンガンとピッケルを振るっている。
やっぱ人間と比べると、サイズと膂力の問題で採掘は遅いが…そこは考え方を変えたらしい。
自分で作ったピッケルで掘り出した、自分の護石。
完全に自分で自作した、最初の装備なのだ。
そりゃ確かに思い入れも一入だし、テンションも上がるだろう。
ことに護石は、モノによっては神棚に納めて崇めても違和感が無いレベルのモノもあるらしいし。
ちなみに俺の採掘の成果は…まぁ、下位だとこんなもんだよな。
しかし考えてみれば、護石を一つしか身につけられないという制限も無い訳で。
…更に言うなら、俺の体であれば、蝕鬼の特性なりアラガミの性質なりを活かして、体内に取り込んでしまう事もできるかもしれない。
でもなー、あんまり取り込みすぎてもな…。
確か、ゲームのモンハンでは、発動できるスキルの数の上限が決まっていたような気がする。
うろ覚えの記憶だから間違っているかもしれないが、もしも記憶の通りだとしたら、ヘタにお守りを取り込むと厄介な事になるかもしれない。
完全戦闘用装備で行きたいのに、余計なスキル…採取とか、剣士装備なのにガンナー用スキルとかが固定で入ってたりしたら、必要なスキルが発動しないかもしれない。
…そう考えると、のっぺらミタマのスキルも考え物だな。
今のところ、どんな状況でも付けてて損は無いスキルばっかり覚えてるが…そう考えると意外と優秀?
でものっぺらはなぁ…見ていて鬱陶しいしなぁ…。
まぁ、妙な物を取り込むのは無しにしておこう。
やってやれない事は無いと思うが、それが切っ掛けで本格的に体内バランスが崩れたら、ハンター式肉体操作術でも制御できなくなるかもしれない。
さて、時間的に考えて、お守りを採掘できるのは明日の夕方まで。
外回りの期間が終了になってしまうので、ベルナ村へ帰らなければならない。
…JUNが妙な化学変化起こしてなければいいんだがな…。
ちょっと戦慄する一方で、正宗は張り切りだした。
これからニャンターとして本格的に鍛えていくからか?
それとも終わりの見えない採取作業から解放されるからか?
まぁ、どっちでもいい。
採取作業は、ここ程じゃないがベルナ村にだってあるからな。
ココット村でのイザコザは、ここのハンターさん達に任せておけばいいだろう。
…こっちで霊力関係っぽいのが湧いてきたら、俺も何とかして来てみるつもりではあるが…ヘタなモンスターがちょっと霊力を得ただけじゃ、この村のメンバーがチームになって動けば何とかなるような気もする。
ま、大規模災害が起こらないのを祈るのみである。
HR月寒くてコタツから出られない日
予定通り夕方まで採掘して、飛行船に乗って出発。
減るブラザーズの二人から、試しに飛行船に乗らせてくれと言われたが、残念ながら無理だ。
龍暦院保持の飛行船だから、その辺の権限は俺には無い。
そもそも人間席は一人用なので、操縦方法を知ってる人しか乗れない。
…ただ、確かに誰か人を連れて行かなければいけない事もあるかもしれない。
後部座席を用意できないか、龍暦院に掛け合ってみる事は約束した。
おう、期待してるぜ、の後に二人揃って高笑い。
一方的に断るだけじゃ、人間関係的に悪化を招きそうだからな……今までの経験からして、この判断が正しいのかは不明だが。
あと、俺の狩りのスタイルについてちょっと突っ込んで聞かれた。
確かに珍しいやり方だもんな。
龍暦院訓練所だって、まだ未完成だからって他所に流すような事はしてないし。
興味を持ったらしく、自分達も龍暦院に所属してみるか?と相談していた。
さて、そんな一幕を経て、帰ってきました帰ってきてしまいましたベルナ村。
JUNがお出迎えしてくれました。
…熱は冷めていないようだ参ったね。
とりあえず正宗を紹介して矛先を逸らそう。
…カワイイ!とか飛びつくかなーと思っていたんだが、考えてみりゃハンターにとっては、アイルーは一番見慣れたモンスターだからな。
JUNだってオトモは一匹居るみたいだし。
龍暦院に報告に行く時にJUNと近況報告しあったのだが、JUNは相変わらず村人からの依頼をメインにこなしているらしい。
先日はドスジャギィやジャギィノスを狩ったんで、そろそろ大型に挑んでみるつもりのようだ。
が、戦い方の欠点は相変わらず。
サポート特化で鍛えてきた為、一人で敵を倒すとなると、途端に苦戦するようになってしまうらしい。
その為にオトモを一匹雇ったんだが、言っちゃ何だがアイルーを援護してもどれだけ戦力になるのかって話だ。
だから俺にヘルプ、ひいては一人で戦えるようになる為の相談をしようと思っていたらしいのだが……ここで名乗りを上げたのが正宗だ。
ニャンターとして訓練を受けて、JUN達と組む、と。
で、ニャンターである自分が戦闘メイン、JUNとオトモはサポート役になる。
ニャンターと言われてJUNは戸惑ったようだった。
まぁ、俺が知る限り初の試みだもんな。
ニャンターとして訓練したとしても、実際どれだけ戦えるようになるか、検討も付かない。
人間のハンターと同じレベルの攻撃力…は難しいが、狩猟笛での強化があればどうか?
試してみる価値はあるだろう。
…まぁ、正宗の訓練はこれからで、しかも手探りなんだから、それが形になるまでは今のままでやるしかないって事なんだけどな。
JUNの性癖とか慕情とかは置いといて、同じハンターとして相談には乗る。
とにもかくにも、一度狩りに同行して問題点を洗い出さなければなるまい。
それは明日以降になるな…宮仕えの身としては、まず報告に行かなきゃならんから。
報告終了。
特にポッケ村での騒動について、根堀り葉堀り聞き出されました。
勿論、半信半疑な状態で。
半分でも信じてくれてたなら上出来か。
普通なら、モンスターに頭をド突かれて現実と妄想の区別がつかなくなったんじゃないかと言われて終わりだ。
さもなきゃ、狂竜ウィルスみたいな謎のガスが発生して、集団幻覚とかかな…。
ココット村については、まぁそこそこ…。
長老さんは、未だにハンターギルドにはそれなりに影響力を保っているらしい。
本人はイヤがっている素振りがあるらしいが。
それがゴア・マガラ出現の可能性ありと伝えれば、ギルドだってそれなりのスピードで動く。
ユクモ村?
あの村では、特に報告するような事は……まぁ去り際に嵐を操るっぽい何かの片鱗を見たが、その程度の情報じゃなぁ…
最近の飛行船撃墜現象の原因かもしれないとは伝えておいたんで、不自然な嵐には警戒すると思うが。
正宗を連れて来たのは一言伝えておいたが、龍暦院的にはハンターがオトモを雇ったのと同じ認識だ。
問題もなければ重要視する事でもなかった。
続いて今度は訓練所へ、正宗の紹介を…と思ったら、その前にストップがかかった。
ポッケ村の受付嬢から手紙が届いている、と言われた。
受付嬢って、G級の?
シャーリーさん?
手が早いなって言われても…別に特にそれっぽい雰囲気は無かったと思うが。
とりあえず手紙は帰ってから読もう。
続いて、正宗を訓練所に紹介した。
流石に最初は「正気か?」「本当にアイルーに勤まるのか?」という視線を受けたが、オトモにだってリオレウスの尻尾を叩き斬ってしまうような規格外は存在する。
流石に前もってダメージを与えておくのが前提だが、それこそハンターでなくても時間をかければ出来る話だ。
つまり効率こそ劣るかもしれないが、アイルーにハンターが務まらない理由にはならない。
…その劣った効率が致命的なものにならない限りは。
何れにせよ、ハンターとしての技術の研究意欲が旺盛な訓練所は、若干揉めたものの正宗を訓練生として扱う事を決めたようだ。
これでハンター式肉体操作術も伝授できる…アイルーの身で再現できるかは分からないが。
ここからが訓練の本番だ。
俺が直々に鍛える事も考えたんだが、やっぱり訓練所で本格的にやるのがいいだろう。
肉体操作術だって、俺も教えられない事はないが、それは人間相手に限っての事。
アイルーの体でやろうとするとどんな差異があるのか、観察・研究する事は難しい。
それこそ、モンスターの体に詳しい龍暦院の専門家にでも協力を頼んだ方がいいだろう。
さて、そうと決まれば、正宗は訓練生用の宿舎(テントだけど)に寝泊りする事になる。
俺と一緒だと、名実共にオトモ扱いされるのがオチだしな。
不安かもしれないが、がんばれ。
あとアイルーだからって舐めてかかるような奴には、教え込んだスキルで死なない程度に暗殺しておくように。
「暗殺なんてしないニャ! 正々堂々、背後から爆弾ニャ!」……自爆テロする気じゃねーか、もっとタチが悪いよ、だが構わんやれ。
まぁ、野良アイルーだってヘタなちょっかい出すと爆弾持ち出してくるしな。
正宗を侮るような連中には、いい薬にはなるか。
訓練所の教官もこっそり苦笑いしていた。
この分なら、2~3回程度の爆破は勘弁してくれそうだ。
HR月寒くて湯たんぽを手放せない日
シャーリーさんからの手紙を読んだんだが…なんだ?
色っぽい話じゃあなかったな。
幽霊に対するお守りに持たせた、結界石の使い方をもっと教えてほしい、と書いてあった。
別に教えるの自体は構わんが…アレ、霊力の素養があんまりなくても使えるっちゃ使えるし。
ただ素人考えで手を出すとマジでヤバい事になる可能性がある。
妙な形で結界が展開されて、※いしのなかにいる とか、結界が収縮されて押し潰されたりとか、鋭い形で展開された結界に串刺しとか…危険な可能性は幾らでも考えられる。
しかし、文面からは妙に切羽詰っていると言うか思いつめている雰囲気が漂っているし…単に幽霊を怖がってるだけじゃなさそうだ。
だからと言って、幽霊モンスターが出てくるようになった訳でもないようだし…。
何事だ一体。
気にはなるが、帰ってきてそうそうに再度外回りに行く訳にはいかない。
燃料とかハンターのノルマとかの問題もあるし、何より今回は短時間とは言え嵐の中を強引に突っ切ったからな。
飛行船のメンテが必須なんだ。
勿論、その為の素材だって集めなければいけない。
ついでに言うなら、有事の際に操舵手以外の人を乗せるための改造やら手続きやらとか、双眼鏡や望遠鏡を据え付けるとか命綱をもっと頑丈にするとか、何よりも防風をつけるとか、色々意見を出したからな。
全部が実現される訳じゃないが、試しにやってみようって話になったのも幾つかある。
更にはJUNの相談にも乗らなければいけない。
ぬぅ、なんか忙しいな。
申し訳ないが、シャーリーさんは手紙で適当に誤魔化すとしよう。
とりあえず、念仏でも教えっかなぁ…。
単独ではあまり意味が無いけど、今後霊力の扱いを覚え(られたとして)た時に『特別な呪文』と認識して唱えれば、自己暗示も合間って術の行使に役立つかもしれない。
とりあえず祝詞を教えておこう。
…MH世界の文字と文法で、あの祝詞を書くのってスゲェ面倒くさいんだが…。
切羽詰っている印象もある事だし、一体どうして結界子の扱い方を知りたいのか、突っ込んだところを聞いてみようか。
貴重品を渡している形になっているんだし、聞くだけならそんなに無礼でもないだろ。
ともあれ、今日明日のプライベート時間は、祝詞を書く作業で潰れそうだ。
HR月寒くてもビールは冷えたものに限る日
頭痛が痛い。
翻訳作業なんて慣れない事するもんじゃねーな。
そもそも正確に翻訳できたとしても討鬼伝世界で伝えられている神仏英霊と、この世界の神仏は別物だ。
祝詞を唱えて、力を借りる事ができるのかね?
まぁ、俺はどの世界に居ても出来るようになってるけども。
今日の狩りは、JUNの様子見と飛行船用の素材を求めてフルフル。
怒り状態と咆哮にさえ気をつければ、そう難しい相手じゃない。
咆哮は狩猟笛の旋律で無効化できるんで、後はJUNがどう立ち回るかだな。
張り切っているけど、どうなる事やら…。
あまりいい調子でなくて、普段通りの調子で狩りやってくれないと問題点が洗い出せないんだがなぁ。
それを言ってやる気に水を刺すのもなんだから黙ってたが。
狩りが終わった。
ん~、狩猟笛はあんまり使わないんで、専門的なアドバイスは出来ないが…なんというか、準備をし過ぎな感じがあるな。
強化を全部かけた状態を維持したがっている。
それも間違いじゃないんだが、強化を途切れさせない為か、敵の動きが止まって攻め込むチャンスでも強化を優先し、結果としてチャンスを逆に逃してしまっている。
強化は一度かければ2~3分くらいは続くんだから、時間が余っている間に強化をかけ直してもあまり意味は無いぞ。
…ナルホド、ここら辺がJUNの欠点なんだな。
大型との戦いに慣れていない、一人での戦いが苦手、経験が少ない事による焦りやプレッシャーが合間って、実際以上に体感時間が長く(或いは短く)感じてしまい、強化が始まってどれくらい経ったかが把握できてないんだ。
他にも色々と立ち回りで治していくべき点はあるが、まず第一はここだろう。
うーむ、どうやって治していくかな。
場数を踏めば、相手が何度怒ったかとか、何度怯んだかとかで、何となくわかってくるようになるんだが。
GE世界なんかだと、○○秒後に敵が侵入してきます、なんて情報もあるから、尚更体感時間は重要だった。
強敵が相手だと、それも狂ってくる事もあるが…。
タイマー…の類は無いな。
アラームで知らせてくれるような奴は尚更無い。
ふくろの中にある、GE世界から持ち込んだブツならあるかもしれないが、明らかにオーパーツだ。
懐中時計…くらいならあるけど、狩りの最中にそんなモン見てるヒマがあったら、それこそその場で強化を掛け直したマシってもんだ。
…強化、強化…か。
つまるところ、特殊な旋律でハンターの体に変化を起こしている訳だ。
分かりやすい例で言えば、興奮によってアドレナリンを分泌させたり、筋力のリミッターを多少なりとも緩和させたり。
それだけでは説明できない効果も多々あるが、それについてはノーコメントだ。
どうしても知りたければ、世界の謎追いかけ隊にでも入ってくれ。
ともかく、自分の体に何らかの変異を起こしているのだから、体感でそれを感じ取れない筈が無い。
足が速くなるにせよ攻撃力が上がるにせよ、普段よりも力を篭めたり、呼吸が楽になったりなど、体に何らかの変化は起こるのだ。
それが切れる時は……なんと言うか、体から徐々に力が引いていくような感触ががある。
これは俺が狩猟笛を実際に試してみた時の経験談だが、体内の変化が終わる予兆は、確かにあるのだ。
…正直、あまり好きな感覚ではない。
漲っていた力が抜けていく、妙な脱力感や虚脱感があるからな。
…これを、JUNは感知できていないようだ。
目の前のモンスターに神経を集中してしまう為か、体の内部で起こっている変化まで感じ取れない。
そういえば、スタミナ配分も苦手だったな。
体内の力、熱、その他諸々が昂ぶりを超えて徐々に退いていく感覚。
これを体に覚えこませれば、このタイミングで強化のかけ直しをする、という合図にならないだろうか?
何しろ感覚的なものなので、覚えこませるには時間がかかるし、何よりも狩猟の最中に一片とはいえ意識を自分の中に向けておかねばならないのだから、困難を極めるだろう…が、身につけてしまえば、下位からG級に至るまで有効活用できる技術になるだろう。
となると、まずは感覚を覚えさせる為、只管に強化・時間切れを繰り返させるか。
ハンターとしての活動が抑えられてしまうが、こればっかりは仕方ない。
村の皆には不便をかけるが、JUNが更なるステップアップをする為と言えば承諾してくれるだろう。
後は、この方法がどれくらい有効で、どれくらい時間がかかるか…だ。