と言うか執筆時間の為にMHXが出来ず、MHXが進まなければSSのストーリーも進まない。
ハァどうしたもんか。
NTD3DS月ブシドー大剣使いにくい…日
おかしなモンスターの情報が入った。
龍暦院の調査員が発見したらしいのだが、頻繁に飛行船が撃墜されていた地区に、竜の骨だらけの場所が見つかったらしい。
そのまんま竜ノ墓場と命名されたその場所には、まだ踏み込んで調査ができている訳ではないのだが、そこを発見した調査員の一人が、妙な証言をしているらしい。
曰く、一瞬だったが、双頭の竜を見た、と。
偶然その調査員に直接会う事ができたので、試しに簡単な絵を書いてもらったんだが…うーん、確かに竜…っぽい。
少なくとも2頭の竜の首が並んでいて、胴体部分に繋がっている。
しかしなぁ、体一つに頭…脳が複数ってモンスター、存在するのかな。
MH世界は色々カッ飛んでる世界だが、モンスターの体の大まかな構造は同じだ。
胴に首に頭に、モノによっては足に翼に…。
どんなにデカイモンスターでも、少なくとも頭は一つだった。
一つの体に2つの頭がついてるんじゃなくて、2匹の竜が絡み合っているか、頭に見せかけて実は腕とかなんじゃね?
腕をカモフラージュして、弱点である頭や顔に見せかける……よくある擬態じゃね?
そう言ったら、「…そうかも…」と悩み始めてしまった。
まぁ、実際どうだか分からないけどな。
調査員さんが知っている筈もないが、MH世界じゃなければ頭複数に体一つって奴は何種類か居る。
討鬼伝世界のヌエとか、ミズチメとか。
メイン脳とサブ脳なんじゃないかとか、頭みたいに見えてるけど実は単なる足なんじゃないかって考えもあるが。
後は…そういや、昔何かで体が繋がって産まれてきた人間が居るって聞いた事がある気がする。
確か原子爆弾だったか水爆だったかの放射能の影響だったと思うんだが…放射能……って自然界に存在すんのか?
確か宇宙空間に溢れているとか、紫外線にも多少含まれるって聞いた事があるが。
…宇宙から降ってきた謎の隕石の、放射能ないしウィルスによる突然変異?
いやまさか…でも隕石の大塊なんて納品アイテムもあるし…。
…気にはなるが、もう暫くの間は調査もできないか。
竜の墓場とやらがどうなっているのか、その双頭の竜…或いはもっと別の何か…が存在するのか、暫くは龍暦院で慎重に調査を続ける事になるだろう。
その後は………仮に実在してるとしたら、狩るのは誰になるやら。
龍暦院に所属しているハンターもそこそこ数が居るが、残念ながら腕の方もそこそこ止まり。
単純に強弱で言えば俺がトップを張れる自信はあるが、一応外回り担当だ。
JUNに至っては、村のハンターとしても精々中堅に入るかどうか。
正宗? 無茶言うな。
外回り担当の領分を外してでも、俺にお鉢が回ってくるかだな…。
尤も、その時に俺が外回りに行かずにベルナ村に滞在しているかって問題があるけども。
ま、とりあえずはディノバルドを標的にしてみるか。
異常な行動をしているモンスターを狙って行動する事で、何かに気付く切っ掛けになるといいんだが。
NRD3DS月ジャスト回避まではどうにかなるけど日
ディノバルドはベルナ村付近で活動しているみたいだから、正確に言うと俺の担当ではない。
もうちょっとハンターランクを上げられればJUNの担当になるんだが、生憎未だに訓練中だ。
ちなみに進捗としては……体や体調が変化する兆しを、何となく捉えられはじめたそうな。
大変なのはそこからだな。
その僅かな兆しを、狩りの最中にも感じ取れるようにならないと。
で、JUNのランクアップはまだ先になりそうなんで、そうなるとディノバルドに対抗できるハンターを別のところから引っ張ってこなければならない。
人手が足りないところを手伝いに行く、という意味ではこれも外回りに含まれるんだろうが、下位のディノバルドなら充分狩れるハンターも、少数だが龍暦院に属しているのだ。
そうなると、必然的に俺ではなく龍暦院の別ハンターがディノバルド討伐任務を当てられる訳だが…。
大丈夫かなぁ。
明らかに異常な行動してるディノバルドだもんな。
異様な痕跡については龍暦院にもハンターギルドにも報告はしたが、それで討伐任務の難易度が上がったと看做されるかは疑問だ。
むしろやるだけやらせて、危険そうならサブクエスト達成扱いにするから帰ってこいって話になる気がする。
…それならそれでいいんだけどなぁ…。
俺がディノバルドに拘ってるのも、因縁とかじゃなくて異様な行動をするモンスターに、何か手掛かりが秘められてるんじゃないかと思ってるだけだし。
確証なんてある訳ない。
先日のタマミツネとラギアクルスみたいに、妙な特技を身につけてハンターを追い詰めるんじゃないか、って懸念はある。
しかしそれを言い出したらキリがなくてハンターなんてやってられない。
いつ何処でどんなモンスターと出会うかなんて分からないのだ。
狩猟環境不安定だと特に。
そもそも俺だって、特異モンスターとやりあって無事で居られる保証も実力も無い。
少なくとも先日、竜巻体当たりみたいなコンビネーション攻撃で、アラガミ化していながら死に掛けたばっかりだ。
死人が出なけりゃいいが。
ところで、ちょっと気になる情報を聞いた。
この辺のモンスターには、「獰猛化個体」と「二つ名持ち」というのが居るのだそうだ。
…開拓地にもそれに値する奴らは居るのだが、ハンター勢が修羅すぎて、二つ名がついたり他のに比べて獰猛だと判断される前に狩られてしまうのだとか。
或いは逆に、全モンスターがベルナ村で言う獰猛化個体、二つ名持ちに匹敵するとか…。
これを教えてくれた龍暦院の研究者さんが、ジョークだと笑いながら言ってたが……顔が引き攣ってたぞ。
モンスターからハンターまで修羅級揃いだな、この世界。
NTD3DS月近付いた後の溜めのおかげで悉くスカる日
ポッケ村のシャーリーさんから手紙が届いた。
…開ける時、正直言ってカミソリとか毒とか仕掛けられてないか、或いは中には三行半しか入ってないんじゃないかと本気でビクビクしたもんだ。
しかし開けてみれば…その逆と言うか、ものすごーく心配されていた。
しかも、コノハとササユとヤッちゃった事も知られているようなのに。
…誤魔化して書いてあるけど、コノハとササユ、なんか前科があるっぽいな…。
まぁあれだけ手馴れていれば、前に何らかの経験があるのはイヤでも予想がつくが、どうやら一人二人ヤバい状態に変えてしまった事があるようだ。
…廃人にでもしたのか?
それとも真っ当な人間をドMにでも変えてしまったか。
十中八九、特殊性癖に目覚めさせたのは確定だと思うが。
とは言え、やっぱり浮気は浮気。
今度会ったら出会い頭にビンタする、と宣言されたので、とりあえず包丁までは覚悟しておこうと思う。
しかし、その程度お話で済むとは、ユクモの二人には嫌なカンジの信頼があるっぽいなぁ…。
その他の内容としては、ポッケ村付近にガムートなるモンスターが現れた、という事くらいか?
聞いた事ないから、新手の古龍か何かかなーと思ったが…話に聞いただけだと、でっかいマンモス?
ナワバリを犯さなければそこまで凶暴なモンスターではなく、その縄張りから出る事もあまり無い。
不動の山の神なんて言われる程に出てこない。
だが一度外敵と遭遇すれば、その圧倒的な巨体を活かしてどんなモンスターでも踏み潰してしまう…らしい。
前述したように、こちらから近付かなければ危険なモンスターではない為、ポッケ村のハンターも村人も嵐が過ぎ去るのを待とうとしているのだが…なんでコイツが現れたかが問題だ。
何故、今までの縄張りから出てきてポッケ村に姿を見せたのか。
何かに追われた?
或いは、幼体で親に護られていたガムートが、成体になって出てきた?
…理由がどちらであったとしても、ガムートは新たな縄張りを求めているだろう。
ポッケ村の近くの雪山……だろうな、多分。
正直いって、「またあそこか」と言いたい。
古龍が度々襲来するは、龍脈が集中しているは、遺跡があるは、そこから幽霊が出てくるは。
やっぱあそこ、何かあるよなぁ…。
遺跡に関しては、レジェンドラスタと龍暦院の調査員が未だに調査中。
ガムートが調査の邪魔になる可能性もある。
正直、レジェンドラスタについでに狩ってもらえばいいと思うんだが、色々決まりがあって好きに動けないらしい。
と言うか、まだあの穴調べてるのか?
どんだけ深いんだよ…。
ガムートも、まだ具体的に邪魔になる行動をした訳ではない。
…外回りする時に狩ってほしい、か…。
…正直、俺を呼び寄せる為の口実…と思ってしまうのは自意識過剰だよな。
G級受付嬢が、私情を挟んで仕事をするとは思えん。
クエストが切っ掛けで恋人を亡くした経験があるなら、尚更だ。
NTD3DS月直撃したのはリオレウスに1回のみという有様日
ディノバルドの様子を探ってみた。
前に発見した、壁や地面を何度も何度も切りつけていた個体だ。
あんな痕跡があるならすぐに見つかるだろ…とタカを括っていたが、正直梃子摺った。
何故って、川でやってたみたいだからだ。
川の中でやってたみたいだからだ。
散々探し回ったが見つからなくて、喉が渇いて川に向かったんだが…そこで気付いた。
何匹もの魚が打ち上げられた後がある。
川は人間一人が完全に潜れるくらいの深さで、流れの速さもそれなり以上だ。
…ここで思い浮かんだのが、剣術でもやるかのように何度も何度も尻尾を振っていたディノバルドと…漫画の修行。
ほら、流れの激しい川の真ん中に仁王立ちして、延々と剣を振るってるアレだ。
今思うと、アレって何が発祥なんだろう…リアルにやった人居るのかな。
まかさと思って川に潜ってみたんだが、大当たり。
川底にディノバルドらしい足跡がくっきりと残っていた。
しかもコレ、一度や二度じゃないな。
明らかに何度も訪れて尻尾を振るっている。
水の中で尻尾を振る、か。
剣を振るより苦労しそうだな。
意図はいまいち分からないが、少なくとも通常のディノバルドより尻尾が鍛えられているのは確かだろうな。
と言うか、尻尾が水に適応して妙な形になってるんじゃなかろうか。
更にそこに、摩擦やブレスによる炎が加わって…炎と水が合わさってメドローアに見える。
なお見えるだけでなかった場合、一撃受けたら即死亡な。
ま、メドローアに必要なのは水じゃなくて氷だし、そもそも熱した刃に水やら氷やらつけただけでメドローアができちゃったらエライ事になるけどな。
日常生活送れなくなるよ。
さて、それはともかく、ここにディノバルドが何度もやってきているのは明白だ。
打ち上げられた魚の痕跡からして、つい先日も来たばかりだろう。
ここら辺を調べて足跡を探すか、それともここに隠れて待つか。
…待つ方だな。
ディノバルドが修行(?)してる光景にも興味あるし。
幸い、外回りの準備はほぼ終わっているし、龍暦院は竜ノ墓場の調査で手一杯。
村クエはJUNが修行しながらも大体こなしてるから、俺が一日あけたくらいじゃ誰も困らない。
ゆっくり隠れる場所を探すとしますか。
NTD3DS月あとブシドーと太刀ばかりだったから、ガードに意識がいかない日
うぅむ、ディノバルドに見つかってしまってエラい目にあった。
まさか、飛んでるランゴスタの動きを見てハンターに気付くとは…昔の武将じゃあるまいし。
そんな知性があるんなら、剣術修行してたのも頷ける、ような気がする。
…うん、割とリアルに剣術修行だったんだ。
一晩待って、明け方近くに現れたディノバルド。
初見の時点で、普通の…というか、JUNを助けた時に見たような個体とは違うと分かったよ。
まず細い。
全体的に細い。
あの時に見たディノバルドは、太い胴体に力が漲っていたように思えたが、このディノバルドは逆だ。
胴体が全体的に細くなり、しかし明らかに筋肉のつき方がそれ以上。
無闇に筋肉をつけたのではなく、絞って凝縮したってカンジだった。
その癖、足だけは異様に太い。
ここも筋肉が凝縮されていたようだが、凝縮した上に更に筋肉をつけていた。
最後に、尻尾がな……一見してヤバイと分かるくらいに鋭かった。
普通の(と言うか以前に見た)ディノバルドは、尾を斬撃のように使うと言っても、それは大剣のように重さと勢いで叩き切る為の尾だった。
が、コイツのは違う。
まるで尾にヤスリをかけて少しずつ少しずつ薄く、鋭くしていったように、異様な鋭さを持つ尾だった。
見ただけで分かる。
アレは太刀だ。
日本刀だ。
力ではなく摩擦で斬る尾だ。
何をどうすりゃこうまで変わるんだ、と唖然としていたところ、ディノバルドは無造作に川に踏み入り、流れに対して正面を向いて立った。
そこからは、正に漫画のような光景だった。
激流(と言うほどでもなかったが)に向かって、延々と体をネジって尾を振り続けるディノバルド。
時には尾を噛んで、居合い染みた大回転切りまでやっている。
打ち上げられる水と魚、そして切り裂かれる川。
…なぁる程、こんな事やってりゃ体も変わるわ。
水の抵抗に負けないようにを捻じ伏せるように全力で体を捻り、体勢を崩さない為に足をガッチリと川底に食い込ませる。
これを何度も繰り返す事で、体が引き締まり、無用な抵抗を受けないように胴体は徐々に細くなっていく。
細身になっているのも、足の筋肉だけ異常に発達しているのも、この為だ。
尾の形が変わったのは…多分、陸上で何度も壁に斬りつけ続けた結果だろう。
何でこんな事をしているのかは分からない。
打ち上げられた魚を何匹か食ってはいるようだったが、これで腹が満ちる訳でもないだろう。
図体に比べて、魚は小さく少なすぎた。
もうちょっと観察してから引き上げよう…と思っていたら、ランゴスタが飛んできて気付かれた。
気付かれただけなら、どうとでもなったんだよ。
何せ、俺が隠れていたのは、ディノバルドが居た川から見れば結構高い場所にある崖の上。
空でも飛ばない限り、一気に近寄られる事は無い。
そう思っていた時期が、私にもありました。
思い出していただきたい。
痩身のディノバルド…つまり、それだけ体は軽いんです。
筋肉細胞は脂肪細胞より重いとか言いますが、それでも軽いんです。
で、そこに川での剣術修行(?)で培われた、異常に発達した足。
ついでに言えば、多分普通のディノバルドよりも体の使い方を理解しているのだろう。
大ジャンプと壁面走行で、普通に駆け上がってきやがった。
流石に壁面走行は、手も使った4足でやってたが。
しかも最後に更にジャンプして、空中からの尾の一撃。
龍槌閃か!
飛天御剣流並みかこのデカブツが!
避けられたのは、かなり運が良かったと思う。
正直、この時後ろに下がらず前に出て、崖下に逃げたほうが良かったなぁとは思ったけども。
しかもこの野郎、尻尾の斬撃が鋭いは速いは…。
乱舞までしやがった。
いや、太刀だと考えると、気刃斬りの模倣か?
今思い出すと、斬る順番に覚えがあるような……左右からの連続攻撃に、最後の一太刀は、体ごと縦に回転しての唐竹割りだった。
デスワープせずに済んだのは、この戦い方にディノバルド自身も慣れてなかった為だろう。
攻撃が尾を使ったものばかりで、炎を飛ばす事もしなければ、噛み付きも殆ど無かった。
攻撃自体は非常に鋭いが、フェイントの類も殆ど無し。
尾にだけ注意してればよかったんで、攻撃を避ける分にはむしろ簡単だったかもしれない。
ちょっとでもタイミング誤ると乙るけど。
と言うか、下手に攻撃受けるとガードごと叩き切られそうな斬撃だったぞ。
直撃したら鬼みたいに部位破壊されてしまいそうだ。
…腕とかなくなっても、再生できるかなぁ…。
ディノバルドの攻撃を全て避け、逆に攻撃を入れる事十分程か。
細い見た目に比例して、耐久力は低いようだ。
完全な攻撃特化型だな。
太刀筋にも段々慣れてきて、コイツ特有のものだろうが、弱点も発見した。
鋭すぎる刃の性質上、逆に質量自体は低い。
つまり、コイツの尾で敵を斬ろうと思ったら、勢いをつけて振り回さなければいけない。
なので、体を捻って尾を振ろうとする直前に、一撃入れて踏み込みやら尾のフリやらのタイミングをずらしてやればいい。
人間で言えば、抜刀しようとした瞬間に柄頭を抑えたような感覚か。
ウタカタの里で、富獄の兄貴が似たような武術を見せてくれた事がある。
そこまでやって、ディノバルドはかなり頭に来たらしい。
怒り…いや、話に聞いたラージャンの激昂か?
それともこれが獰猛化って奴なのか?
自分が磨き上げてきた自慢の斬撃が通じないのが、相当ショックだったんだろうなぁ…。
そりゃ当たっちゃいないし出させもしなくなったが、こっちも必死なんだが。
結局、最後は痛み分け…かな?
一応俺自信は無傷なんで、逆に完全勝利…ではないなぁ…。
怒りで太刀筋が乱れ始めたんで、事故らないうちに背後を取って乗り攻撃でダウンさせようとしたんだが、それが失敗だった。
勝負を急いだ。
背後からのエネミーステップで飛び上がった瞬間、ディノバルドは背後に飛ぶようにして体当たりを仕掛けてきたのだ。
意識してやったのか、単に後ろに居た俺を宙返り斬撃で斬ろうとしたのかはわからない。
だが何れにせよ、俺は巨体で吹っ飛ばされて体勢を崩し、先にディノバルドが着地した。
…で、次に目に入ったのは、ディノバルドが大口開けてるトコだった。
最後の最後で、尾じゃなくて口か。
自分で磨いた武器を信じ切れなかったと言うのか、それとも剣は刃だけを使うのではないと気付いたのか。
どっちにしろ、結果は同じだ。
エリアルの技術の一環として練習していた、MH式飛び退き打ちにコレ程感謝した事はない…!
やってて良かった飛び退き打ち。
近付いてくるディノバルドの顎に、剣をつっかえ棒のように突き立てて、ディノバルドの勢いと自分の腕力で強引に距離を取った。
俺を食い損ねて、突き出されている顔に思いっきり振り下ろしの一撃。
今までに無い感触がした。
と思ったら、剣が折れていた。
後から折れた場所を見てみたんだが、刀身の8割以上がスッパリと切断されていた。
最後の宙返り斬撃が剣に当たっていたのか。
そこへ全力の一撃なんか叩き込めば、そりゃ折れるわ。
…武器破壊されたのは初めてだな。
後は怒りの咆哮が轟く前に、モドリ玉を使って撤退。
やれやれ、思った以上にトンデモモンスターだった。
と言うか仕留められてないんだよな…。
手負いの獣を作っちまった。
発見されて襲われたとは言え、依頼でもないのにモンスターと交戦した訳だし…。
こりゃちょっと怒られるかもなぁ…。
NTD3DS月大剣はエリアルがいいかな…日
ペナルティは無かったものの、怒られはした。
形式的に言えば、採取クエストに行ったら乱入したモンスターに襲われたようなもんだし、これでペナルティが出たらおかしいってもんだ。
が、ハンターの理屈で言えば、獣を中途半端に傷付ける事は、最も危険な事である。
戦うなら戦う、逃げるならさっさと逃げる、逃げ切れないなら煙に巻く。
半端な事をせずに、どれか一択にしろって怒られた。
まぁ、それほどキツい叱責じゃなかったが。
勝てないと思ったら、クエスト失敗覚悟してでも退散する。
それがマトモなハンターだ。
ゲームと違って3乙とか、失敗しても生きていられるとは限らないんだからな。
で、あのディノバルドこと剣術バルド(適当にネーミング)だが、ギルドの方で追跡中だ。
かなり頭が良くて感覚が鋭いようなので、距離を開けて望遠鏡で監視しているとか。
それによると、剣術バルドはまたも修行(?)を続けているとか。
しかも、今度は尾を振るだけではなく、斬撃⇒体当たり⇒噛み付きとかの連続攻撃まで練習し始めたそうな。
…ひょっとして、昨日の戦いで学習した?
尾の攻撃はほぼ避けきってたが、体当たりからの攻撃だけは武器に当たったみたいだし……そこから単純な斬撃だけじゃなく、手足を使ったり…下手をするとフェイントまで使う事も思いついた?
学習能力高すぎるだろ。
本当にモンスターか?
中にインテルか転生者でも入ってんじゃないのか?
興味が無いといえば嘘になるが、それ以上にコイツを放置しておくと何処まで進化するか分かったもんじゃない。
例えばこんなのが霊力を覚えた日には、G級ハンターでも呼び寄せないと対処できなくなってしまいそうだ。
本来、コイツの担当は村付きのハンター…つまりJUNが担当する事になる。
だが、明らかにそれには実力不足。
通常種のディノバルドを相手にして、逃げ帰られるかどうか分からないレベルだ。
幸いというべきなのか、今回の交戦の一件で、俺が口を挟む道理も出来た。
突発的な出来事だったとは言え、手負いの獣を作り出したのは俺の不手際。
自分の不始末を拭いに行くのは、おかしな事ではない。
…正直に言えば、もうちょっと切り結んでみたかった、とも思う。
そういう意味でも幸いではあるか。
ハンターとしては、こんな死地や斬り合いを求めるような行動は御法度だ。
だが俺は同時にモノノフでもある。
剣の道を求め続けるなんて事を考えてる訳じゃないが、技量の比べ合いに心が躍らない訳じゃない。
相手がモンスターであっても、積み上げてきた技術を見るのは、体験するのは楽しい。
それを捻じ伏せる優越感も、手も足も出せずに叩き臥せられる屈辱も、レベルアップには大事なものだ。
剣術バルドの剣(尾)か、俺の狩り術か。
昨日は痛み分けだったが…今度はトコトンやってみようか?
霊力も使う、罠もアイテムも使う、神機だって使わせてもらう。
その上で、剣術バルドを狩るのではなく、あの剣術を叩き伏せてやる。
…そう決心したら、なんだか体の中で何かのスイッチが入った気がした。