読みに来てくれるという一言が、物凄い励みになりました。
ですが、以前は自作ホームページ作って、3ヶ月足らずで更新をやめてしまった身。
自分があまり信じられないので、基本的にこちらでの活動をしようと思っています。
久々に自分のページを見に行って「あ、まだ残ってた。更新もできる」「あー、こんなの書いてたなぁ」「幻想砕きの剣、ここに載せようとしたらどれくらい時間かかったろう」とか何となく懐かしくなりました。
何か載せてみようかと思いましたが、当時の自分はHTMLのソースから書き込んで作ってたんで、知識を忘れてしまった今ではできそうにありません。
…利用規約には、他サイトとの(確認が取れない)マルチ投稿 は禁止とありましたが、自作HPならいいのかな。
理想郷だとそんな感じでしたが。
それはそれとして、そろそろ更新ペースを4日毎くらいに戻させていただきます。
執筆ペース次第で、前後するとは思いますが。
追記
あまりにも励ましの言葉が嬉しかったんで、急遽書き上げた外伝を後書きにつけてます。
PS4月集会所の連続狩猟とかマジキツイっす日
流石に体が重かったんで、帰りはえっちらおっちら歩いて帰った。
と言うか足がマジで重い。
再生はしたものの、ダメージはまだまだ残っているようだ。
ジンオウガ辺りに襲われたら下位でもかなり苦戦しそうなんで、出来る限り注意を払って慎重に進んだ。
何とか大過なくユクモ村まで帰ってこれた。
途中で狩った食料も尽きたが、到着する頃には普通に生活する分には問題ない程度に回復できた。
今回はお出迎えは無し。
まぁ、片道一週間近くかかる塔に出かけていったんだから、まだ帰ってくると思ってなかったんだろうな。
と言うか、それ以前にギルドが大騒ぎになっていた。
アマツマガツチが、霊峰に向かうのが確認された、と。
ちなみにその少し前、霊峰にずっと留まっていた嵐が、物理法則や自然の法則を無視するような勢いで移動していったらしいが…どう考えても、塔に居た俺をアマツが狙って移動しています本当にありがたくありません。
で、その嵐が移動した翌日くらいに、アマツが飛んできたとか。
ただし、嵐は伴ってない。
飛び方もフラフラと不安定で、通った後には古龍の血らしきものが落ちてきた事もあったとか。
素材として活用するには、もう無理っぽいけど。
ギルドもアマツの事は前から確認していたらしいが、一体何があったんだ、と大騒ぎ。
…ここで俺がアマツの素材出して、「襲われたんで何とか撃退しました」なんて言ったから、更に大騒ぎになったよ。
まぁ、そりゃそうだよな。
アマツにピンポイントで襲われたってのも疑わしい話だし、外回りハンターとしてそれなりの実績を作ってるとは言え、アマツと戦えるほどの実力じゃない俺が、どういう訳だか本当にアマツの素材の欠片を持ち帰ってきたんだから。
真偽を巡って喧々囂々、真偽より先に傷ついたアマツへ追撃を出すべきではないのか、一体誰が追撃できるというのか、揉める揉める。
ちなみに今でも大騒ぎ中。
俺は流石に体が重いと言って、一足先に休みを貰った。
コノハも仕事をササユに任せてついて来てくれた。
実際、風呂沸かすのも飯作るのも億劫だったからありがたい。
家に着くなりベッドに倒れこんで、気がついたらもう夜だった。
ボロボロだった服と鎧は脱がされており、土や汗に塗れていた体は綺麗に拭かれていた。
寝巻きを着てたしな。
どうやらコノハが看病してくれたらしい。
起きた横には、暖かい粥まであった。
うむ、美味い。
疲れ切った体に染み渡る…。
なんとも至れりつくせりと言うか…好きになった相手には尽くすって言ってたけど、偽り無しかな…。
外を見れば既に真夜中。
ササユはまだ帰ってきていないようだし、ギルドでは騒ぎが続いているんだろうか。
そんな事を考えていたら、コノハが入ってきた。
「あ、起きた? 体、痛くない?」
痛くはないが…どうにも違和感があるな。
ああ、お粥ご馳走様。
何とか一心地ついた気分だわ。
「それはいいけどね…何だって古龍なんかと戦ったの。
塔を見に行くだけだって言ってたじゃない。
しかも思ったより帰ってくるの早いし。
…まぁ、帰って来ないよりずっといいけど」
何でも何も、襲われて逃げられなかっただけさね。
あ゛ー、思い返すとエラい目にあったぜ。
妙なモンスターと何度も戦ってるが、今回は特に別格だった…。
「伝説の嵐龍だものね。
生きて帰ってこれたのは奇跡よ。
…お風呂、入る?」
おう、入る入る。
ところでコノハ、今晩は遊んでいい?
「…本気?
体がガタガタなんじゃない?
お医者さんからも、絶対安静って言われてるわ」
だったら尚更、な。
前にラギアとタマミツネと戦って帰ってきた時の事、覚えてるだろ。
ヤッた方が回復早いんだよ、俺。
「…無理はしない事。
特に腰を激しく振ったりするのは駄目よ……できないでしょうけど…。
全部私達がシてあげるから、今日は大人しくオモ…マグロになってなさい」
今オモチャって言いかけたろ。
ま、今日はそれでいいさ。
とりあえず風呂入っていい?
それから、ササユが帰ってくるまでは土産話でもしようか。
「貴方が死に掛けた土産話って、悪趣味ね…。
いいわ、他に何かしてほしい事はある?
帰ってきた旦那さんを労うのは、現地妻の務めだものね。
あと、お風呂は沸くまでもうちょっとかかるから待ってて」
強いて言うなら、茶が飲みたいかな…。
ちょっと長湯するつもりだし。
「それくらいならお安い御用。
一緒に入るわよ。
お世話するから。
あ、エッチな意味じゃないわよ」
いいけど…今更遠慮するような仲でもなかろうに。
「…うん、でもやっぱり…辛いわ」
…?
辛い?
「…ちょっと、椅子に座ってくれる?」
いいけど…よっと。
ん?
コノハ、この手は何ぞ?
「…あれ」
座ったけど、こうでいいか?
「いいけど……あの、歩けるの?」
歩けるよ。
と言うか自分で歩いて帰ってきたじゃないか。
まだ違和感があるけど、リハビリすれば今までどおりに動けるだろ。
「……あ、あのヤブ医者…!
もう歩けない、みたいな事言ってたのに…!」
…あー、なんかしおらしいと思ったらそういう事か。
そんなに怒ってやるな。
実際、かなり重症だったのは事実だしな。
俺じゃなけりゃ動く事もできなかっただろうさ。
「……ま、まぁいいわ…無事だった事に怒るのもおかしな話だし。
とにかく…おかえりなさい」
そう言って、コノハは軽くキスをしてくれた。
「…ねぇ、まだ足は痛むのよね?」
まーな。
でも感覚はちゃんとあるし、しっかり動く。
爆弾抱え込んでる可能性は否定しきれんけど。
それが?
「じっとしててね」
お、おう?
そのまま跪いて、靴下も脱がせて……オヒョ!?
「ちゅっ……ん……んむっ…」
ちょっ、いきなり足舐めキタ!?
まだ風呂にも入ってない、一週間近く歩き詰めの足なのに!
「こうしたら、早く良くなるかと思って…。
…味、濃い…」
そりゃそうでしょうよ!
と言うか指の間に! 足の裏にヌルンとした感触が!
ああ、なんかエロい雰囲気じゃないのに興奮してしまう!
「本当は…ユクモ村に来た時に……はむ…やってあげようと、んむ…思ってたんだけどね…」
足を労うってか。
足に対して文字通りご足労ありがとうございますとか、ギャグにもなっとなんな。
「本気だもの、洒落じゃない……チュッ」
ああ、コノハがエロじゃなく、労い的な意味でやってくれているのは分かるのに、どうにも興奮してしまう!
ロリが足舐め奉仕してくれるとか、18禁なワードは全く入ってないのに何故こんなにエロいのか!
あ゛あ゛あ゛あ゛、感じてはいけない類の愉悦と興奮がッ……!
足裏は第二の心臓とか言うが、別の意味でドッキンドッキンしてきたぞ!
そのまま暫く両足を嘗め回され、理性が完全に蒸発しそうになったあたりで終了。
そのまま一緒に風呂に入った。
…我慢できたかって?
まぁナンだ、初日にササユ一人とヤッちゃってたから、その穴埋めって事でね。
PS4月やはりオンラインでやらねば厳しいか日
ふへぇ…昨晩はえがった…今までとは違った体験だった…。
セクロスしたというより、性的なものも含むマッサージを受けてる間に眠ってしまった、って感じだったな。
コノハが言ったように「今日は何もしなくていい」は文字通りで、こっちから責める事は全く無し、ただ只管に奉仕されていた感覚だった。
俺の上に跨る時も体重がかからないように配慮していたし、激しい興奮を煽るよりはとにかくリラックスさせるような囁きを繰り返される。
別の意味で新境地を開いた気分だ。
それはともかく、大・体・回・復!
昨晩診察してくれたらしいお医者さんが、俺の顔を見るなり激しく錯乱する程度には元気である。
完全回復まであと2日、好きにナニしていいならあと半日ってトコかな。
ま、流石に今日はナニも何もせずにダラダラ過ごすつもりだけど。
と言うのも、俺の体は思った以上にダメージを受けていたらしいのだ。
俺が寝ている間に、コノハが俺を医者に見せていたんだが…その診断書を、ササユと一緒に覗き込んだ。
絶句した。
ササユも悲壮な顔付きになり、「こんな重症人に、昨晩は何をさせてたの!」とコノハを睨みつけ、次いであれ?って表情をして、俺をまじまじと見た。
まぁそんな顔になるのも仕方ないわな。
診断書には色々書かれていたが、簡潔に纏めれば「日常生活をまともに送る為に、非常に長いリハビリが必要になる」って事だった。
なのに俺は平然と動いているしパコパコしても平気だし、これヤブ医者が診たんじゃないの?と思っても無理はあるまい。
俺としては、塔から帰ってくる間に感じた負担が、診断書に書かれている多くの事に一致していたんで、これがほぼ事実だと分かるんだが…というか、俺こんな状態で歩いて帰ってきたのか。
何処まで人間やめてんだろうな、俺。
と言うか、今回ループは腕が飛ぶは複雑骨折はするは、なんだか一生モノの大怪我が多いなぁ。
再生するからって、それを「激しく痛い」の一言で済ませているのは、慣れの問題なんだろうか。
それは置いといて…昨日のコノハの態度で、ちょっとこれからと今までに疑問が出た。
俺がどれ程重症なのか、診察結果を知ったコノハは、本気で俺を一生涯支えよう、と思ったそうだ。
俺がそれに値するようなオトコなのかはさて置いて、それだけの意思、覚悟に対して、俺は何か返せるのだろうか?
一方的に支えられる、奉仕される関係というのは、気分はいいかもしれないが…なんというか、健全ではないように思う。
だが、今の俺とコノハ達との関係はどうだ?
亭主関白なんて言葉もあるが、正直見ていてあまり気分のいい物ではなかった。
例え外で働いて日々の糧を得ていたとしても、その見返りに世話を焼かれているのであれば、それは対等の関係の筈。
一方的に奉仕を受け取るだけでいい筈が無い。
現地妻、それ自体はいい。
本人達も自認し、自ら申し出てくるくらいだし、俺が問題としようとしているところに倫理観は必要ない。
俺は外回りハンターとして、村にやってくる。
コノハとササユは、個人的に関係を持った人間として、俺の世話を焼いてくれる。
俺はハンターとして、ギルドから回された仕事をこなしたり、自分で仕事を見つけて狩りをしたりする。
コノハとササユは、ギルドの受付嬢として俺の…俺以外も…仕事を対応する。
俺は肉欲を満たし、霊力を補充しようと、コノハとササユの体を貪る。
そして、仕事が終われば俺はそれで去る。
…俺は、どこかでコノハとササユに…いや、今まで関係を持った相手に、何かを返していただろうか?
貪るばかりで、誰かの為に何かしただろうか。
「貴方の傍に居られるだけで」とか、「気持ちいいから」とか、そういう事を言ってくれそうなのも何人か居るが……俺から誰かに意識して与えた、と言うのは覚えが無い。
与えると言うと上から目線のようにも感じるが。
恋人関係だって夫婦の関係だって愛人契約だって、何かしらの行為に対してリターンはあるものだと思う。
でも、俺から能動的に何かを返した事ってあったかなぁ…。
白くて濁ってるの以外で。
んじゃ、何を返せばいいんだ?
…モンスターの素材で作ったアクセサリーでも渡すか?
それとも食事にでも誘えばいいのか、奢りで。
酒でも送るか?
温泉旅行にでも誘うか……既にユクモ村が温泉街だよ。
でもそれってモノで釣ってるだけで、気持ちを返した事に…なる、のか?
こうやって悩んで行動する事が喜ばれる、なんて理屈で妥協するのもおかしな話…。
そんな事を考えてウンウン唸りながら村を散歩していたら、ふと気がつけばもう日が暮れていた。
イマイチ休んだ気がしない。
結局、お返しする方法も思いつかないままだったし…。
PS4月というかオンでのマナーがイマイチ分からん日
色々悩んだが、下半身で思考するナマモノである俺に夜を自重しろと言うのは、土台無理な話である。
うん、とりあえず夜のサービスで頑張る事にしました。
今までと何も変わらない?
それが何か?
いや、お返しの方法は考え続けるつもりだけどね。
差し当たり、オカルト版真言立川流の使い方を少し工夫して、散々楽しんだ翌日でも、女性側も気分爽快スッキリ気力満タン、寝不足にも悩まされないくらい健康的なテンションと体調を維持できるようにしてみた。
特に、昨日帰ってきた二人は、ギルドの騒動に対応していたからか、疲労困憊状態だったしな。
一昨日と同じように、俺を安静にしてヤろうとしていたんで、両方に負担が無いヤリ方に変えた。
スローな感じのね。
さて、コノハとササユの疲労の原因であるギルド騒動だが、何とか一段落はしたらしい。
残る問題は、アマツマガツチの討伐をどうするか、だ。
嵐を巻き起こす能力はまだ回復していないらしく、アマツが居る筈の霊峰には雲もかかっていない。
だがそこから移動した形跡も見えず、撃墜のリスクを犯してまで恐る恐る飛ばしてみた気球によると、霊峰の頂上付近でアマツが休んでいるのが確認されたそうだ。
…アマツの嵐が無くなっているところから、破壊した何処かの部位が嵐を司っているのではないか、という説も出ているが、それは置いておこう。
今のアマツマガツチは手負いの古龍。
だがその傷は、アマツマガツチの真骨頂である嵐すら維持不能になるレベルだ。
凶暴さは増しているかもしれないが、討伐するのにこれ以上のチャンスは無い。
その一方で、本当に嵐を操る力は喪失されているのか、現状はどこまで風を操れるのかという疑惑はある。
単に疲れた、負担になるから嵐を起こしてないだけで、外敵と遭遇すれば風を操る能力は行使できるのではないか?
…少なくとも、一般的な物理法則を無視して空を飛ぶ事はできてる訳だしな。
さて、そんな状態でも、とにかく大きくダメージを受けているのは確か。
また、そのダメージを与えた俺がいつまでもここに居ると、傷が癒えてから逆襲してくる危険がある。
厄介な事に、ここに俺が居なくても同じだ。
恐らくアマツは、今でも俺を知覚している。
何せここから遠く離れた塔に来た時、ピンポイントで狙ったように襲撃してきたのだ。
ユクモ村に居る時だって、当然感知できているだろう。
つまり、アマツはここを俺の巣だと考えて、荒らしにくる可能性もある。
更に言うなら、アマツの移動速度は明らかに飛行船以上。
俺が何処か遠くに逃げたとしても、追いついてくるのにそう時間はかかるまい。
つまり、俺の平穏の為にも村の為にも、今のうちにアマツを討伐しておかなきゃならない訳だ。
でも誰がやる?
ポッケ村と違い、ユクモ村にはそこそこの数のハンターが居るが、良くて上の中。
ハンターランク的にも実力的にも、アマツの相手が出来るようなハンターではない。
となると、やはり俺にお鉢が回ってくるんだが……どうもその辺で揉めているらしい。
コノハとササユは消極的な反対を主張しているようだ。
…また大怪我をして帰ってくるんじゃないかという心配と、ハンターの仕事はそういうものだという理解…か。
ギルドの大部分は、消極的な賛成。
アマツを手負いにした実績がある上、付近のハンターの中では頭一つ分飛びぬけた実力がある。
が、やはり本来のアマツの相手を任せられる程ではなく、もしもアマツの戦闘力が落ちていなかった場合、大した抵抗もできずに返り討ちにされる危険もある。
以上を踏まえた上で、俺の考えはというと…言うまでも無く、『やる』の一言である。
だってさっさと片付けないと、飛行船で移動できないし。
俺のケンカだ、なんて理屈を持ち出す気はないが、元々襲われたのも手負いにしたのも俺だ。
出来る事なら、最後までこの手でやってやりたい。
とは言え、確かに戦力不足ではあるんだよな。
このまま済し崩しに任されるにせよ、こっちから志願するにせよ、「これなら勝てる!」と思えるくらいの準備をしていかないと。
飛龍降臨弾は…もう使えないだろうな。
もう一発当てれば今度こそ仕留められそうではあるけど、あの威力は周囲に充分な霊力の残滓が残っていて、アマツの風を上手く利用できたからだ。
技の前提条件である環境すら作れないだろう。
となると……ふむ、今の俺でキまれば勝てると思える技…か。
神機は剣術バルドとの戦い以降、調子がおかしいからメテオの類は使えない。
霊力は使えるけど、古龍に致命的ダメージを与えるにはちょっと火力不足。
…一番可能性があるのは……狩り技、か。
ふむ……そういや、狩り技単体で使う事はあっても、そこに更に霊力を上乗せってのはやってなかったな。
よし、何処に何を組み合わせるか、少し考えてみるか。
PS4月誰かが作った集会所に入って、勝手にクエを決めるのはよくないよね?日
体調、完全回復!
種付けプレスだって余裕です!
プレスだけなら元々そんなに体の負担にはならないけど、やっぱこのプレイだと勢いが無いとね。
あと、受け手に負担がかからないようにするのは結構難易度が高い。
ちなみにコノハとササユからは、ヤり方を変えて以来、体が楽になったと好評です。
でも容赦なく責められてクタクタになるのも好きなようなので、翌日が休みの時は遠慮なしに責めています。
それはともかく、先日から考案が始まった霊力乗せの狩り技だが、考え始めて1日にしてはそこそこのモノが出来たと思う。
特に参考になったのは、太刀の狩り技だ。
練気解放円月斬り、桜花気刃斬。
どちらも使うと(当てると)気が高まり、その後の攻撃が強力になったり、気刃斬りが使い放題になったりする。
これを、霊力にも影響させる事はできないだろうか?というのが最初の考えだった。
何度か試してみたが、これは意外と簡単にできた。
霊力も気も、根っこが生命力という点では同じだからだろうか。
むしろ、経験則で積み上げられたMH式の狩り技よりも、気や霊力の流れを意識して、解放のタイミングや練り方を整えた分、従来のモノより強力な狩り技になった。
効果としては、元々の狩り技の効果に加え、練気解放円月斬りならタマフリ発動のインターバルが一定時間無くなり、桜花気刃斬は暫くタマフリの効果が高くなる。
ただ、両方とも従来の狩り技に比べ、効果が短くなっているという欠点もあるが…まぁ当然か。
10の力で気を強化していたのが、10の力で気と霊力を強化するのだ。
効果が半分になるのも、ある意味道理である。
続いて、完全に攻撃の為の狩り技なんだが…これが結構苦戦している。
前に戦った時、数える程だがこちらからの攻撃の直撃もあった。
だがそれがマトモに通じたとは思えない。
ぶっちゃけ殆どが弾かれた。
切れ味が足りない、威力が足りない、貫通力が足りない。
この内、最も対応しやすいのはどれか?
切れ味は却下だ。
装備を急にいい物にしなければ、目に見える程の効果は期待できない。
スキルを使って、弾かれなくなったり切れ味を少しよくしたりは出来るが、そこまでだ。
威力……出来るならやってる。
貫通力………貫通弾か。
考えてみりゃ、貫通弾はゲームでも古龍の体すらブチ抜くんだよな。
それはゲームシステム内の話に限定されるとしても、貫通力という一点において、近接武器よりもガンナー武器の方が圧倒的に高いのは確かだ。
神機のドリルでも使えば別かもしれんが、今はマトモに運用できるか怪しい状態だし。
ふーむ、しかし貫通弾を使うとなるとガンナー装備か。
しかも単なる貫通弾ではない、もう一捻り必要だ。
狩り技に霊力を乗せ、更にもう一工夫欲しい。
何か無いか、何か…。
ゼロ距離射撃、速射、片手剣のように薬で属性追加、相手の口の中に捻じ込んで………お?
口じゃなくて…体の中に捻じ込んで…。
つまり抉るように突くべし突くべし突くべし、しかる後に………でもそれってつまりは……いや、だからこそ発展させられる…か?
ふむ、この手の夢を見るのも、何だか久しぶりだな。
今回はまた、いつも以上に唐突と言うか見も蓋もないと言うか。
何せ視界に写るのは、どこまで続くか分からない砂漠、砂嵐、そして妙に綺麗な夜空のみ。
砂漠の夜は冷えるからな…無駄に星がよく見える。
差し当たり、幸運にも暑さ無効、寒さ無効の装備をしているのですぐに凍える事も、熱気に当てられて何もしない内に乙る事はない。
が、こうまで何も無いんじゃなぁ…。
辺り一面、あるのは砂だけ。
動物や虫の気配も殆ど無い。
とにかく食料を確保するか、目的地を作らないと、彷徨った挙句に何がなんだか分からない内に目が覚めてしまう。
とは言え、こうもまともな目印になる物が無いんじゃな…。
砂の丘の形だって、強風が吹けばあっという間に……お?
流れ星だ。
随分とデカい…箒星って奴か?
いや、それにしては妙に大きいし移動が早い………!?
轟音、爆発。
…落ちた?
箒星落ちた?
…とりあえず、あっちに行ってみるか。
隕石の塊とかあるかもしれん。
納品ボックスが無いから、採取しても移動が遅くなるだけだけど。
隕石が落ちたと思しき方向に向かって進んでいる内に、なにやら建物の残骸を発見した。
完全に砂に埋もれて朽ちてしまっている。
あちこちに点在しているが、拠点として使えそうなものは無さそうだ。
…で、この廃墟でバッタリ会った………ひ、人?
人、だよな?
二本足に二本の手。
民族衣装と思しきマントとマフラー。
そして真っ黒な、仮面のような顔。
造詣は人間なのに、何と言うか……物凄くデフォルメされているように見えるが…。
あっちも戸惑っているんだと思う。
バッタリ会った時、咄嗟に飛びのいて距離をとり、お互いに様子を伺っている。
…?
「ζ」
…………?
「ζ」
………………(汗)
…は、話しかけられているみたいだが、サッパリ分からん。
今までどの世界に行っても(夢の中でも)こんな事は無かったのに。
ジェスチャーか……ある程度文明的な共通点がないと、通じそうに無いな。
肩を竦めて「やれやれ」で通じるか?
…通じた…ようだ。
ジェスチャー全般が通じるかは分からないが、とにかく今回は「言葉が通じない」というのは伝わったらしい。
一応、俺の顔を指差して名前を名乗ってみたが、発音できないようだ。
さっきから何度か響かせている、言葉だか鳴き声だか分からない音しか出てこない。
とりあえず、友好の証として…こんがり肉とクーラードリンクを渡してみるか。
ちょっとだけ切り取って口をつけて、ほれ食え飲め。
…通じたっぽい。
そして友好的だというのも理解してくれたようだ。
お互いに、色々とジェスチャーで語り合ってみたのだが、どうもこの人は遠くに見える山に行こうとしているらしい。
そこに何があるのか知らないが、まぁ一緒に行ってみようかな。
さっき落ちた隕石を見に行ったところで、何があるとは限らないし。
この名前も知らない同行者だが、何だか知らないがこの辺の事をよく知っているかのように、迷い無く行動する。
朽ち果てた建物のところに行って、何か声を発したと思ったら、そこにあったモニュメントが何やら反応した。
何かが動いて、建物の中に閉じ込められていた………ぬ、布? が空を飛んでいく。
そして何故か同行者のマフラーが長くなった。
…ワケが分からないのですが。
しかし、本人も何やら戸惑っているようだ。
この辺の事を知っているかのように行動していたにも関わらず、自分がそれを何故知っているのか、戸惑っている…ように見える。
相変わらず言葉がさっぱり分からないから、そんな雰囲気ってだけだが。
しかし、あのマフラーすごいな。
理屈はよく分からないが、空を飛べるらしい。
是非とも欲しいところだが……拒否された。
まぁ当然か。
空を飛んでる布を何枚か捕まえて、上手く利用できないかと思ったんだが、捕まえたらそのまま程なくして動かなくなってしまった。
それに向かって同行者が、例のよく分からない声を出すと、光りだして動き出す。
…よく分からんが、とりあえず俺には無理って事のようだ。
道の途中が鉄柵やら何やらで塞がれているところがあったが、これまた同行者の声が解決した。
鉄柵の近くにある棒に向かって声を上げると、途端に棒が光りだして、壁画が現れて……なんか幻影が見えるんですが。
同行者を3倍くらい縦に長くしたような人影が。
ソイツは同行者の顔を見た後、何故か俺を見て首を傾げていた。
…よく分からんが、疑問を持った時の行動は同じのようだ。
そのまま進み、壁画と幻影との遭遇を繰り返す事数度。
大都市だったと思われる遺跡を抜け、邪魔になっている柵を同行者の声であけたり、俺が力で抉じ開けたり。
段々と同行者の目的地である山が近付いてきた。
ここまでの流れも、まるで同行者は知っていたかのように動き、その度に戸惑うような表情(相変わらず仮面に見えるが)を見せている。
…うーん?
今度は地下道へ潜る。
既に同行者のマフラーは、それマフラーじゃないだろって言いたくなるくらい長く伸びている。
しかし、このマフラーの光度合いによって空を飛んでいられる時間が変わってくるのだから、これも文句は言えそうに無い。
そして、光が失われた場合、同行者の声によって輝きが戻ってくる。
どうやらこのマフラー、幻影に遭遇する時にある棒と同じ原理を使っているらしい。
…声をあげると作動する、となると……共鳴か?
仮にそうだとすると、同行者の声は普通の声ではないんだろう。
この装置を起動させる為に特化した声であり、俺達のように音を連ねて言葉を表現するものではないらしい。
意味を理解できないのも仕方ないか。
…そういう風にコイツが調整されているのか、それとも種族単位でこうなのかは分からないが。
それはともかく、地下道を進んでいる内に、妙なモンスター(?)と出くわした。
普段は石造に擬態しているようで、俺達を見つけると空を飛んで襲ってきた。
一言で言うなら…空飛ぶムカデ?
付け加えれば、頭の部分からサーチライトっぽいのが出ている。
どうやら、この光に当たると、俺はどうともないが、同行者のマフラーが短くなってしまうらしい。
とりあえず、上手いこと避けて進む。
…ふむ、どうにも不自然な生物だ。
光でマフラーが短くなる事もそうだが、あの巨体を維持するだけの食料を何処から得ていたのか。
何故、一匹だけ地下道に居たのか。
近くまで寄ってこられたが、俺達を食おうとするでもなく、あのライトを同行者に向けるばかり。
…ひょっとしてマフラーを捕食ているのか?
どうにもアレの生態が説明できない。
…まぁ、とにかく現状では敵だな。
動きは大体見切ったし、今度あったら撃退してやろう。
その後、遺跡の中を泳いだり同行者に掴まって飛んだりよじ登ったりして、何とか通過。
壁画の内容も、大分ストーリーがわかって来た。
…その後のオチも。
で、それが同行者にどう繋がるかって疑問もあるが…このまま進めば分かるか。
それはいいんだが、遺跡を抜けたら雪山ってなによ?
遺跡に入ってそんなに距離を進んでないだろうに、何故に砂漠から雪山…。
まぁいいけどな。
ホレ、ホットドリンクあるから飲め。
雪に覆われた遺跡を進み…またさっきの空飛ぶムカデが出た。
同行者は隠れてやり過ごそうとしたが……ハンターとして、モンスターにやられっぱなしなのは許容できん!
という訳で、適当な建物に登り、近付いてきたところで……跳躍、エネミーステップ!
背中にライドオン!
後は順調に乗り攻撃して、地面に叩き落しました。
同行者が唖然として見ていた。
叩き落したはいいが、同行者と離れ離れになってしまった。
うーむ、渓谷近くでやるのは無謀だったか。
まぁお互い声をあげて無事は確認できたし、とりあえず先に進むかな。
先に進んでいると、同行者が残したモノらしい目印が幾つか発見された。
明らかに俺と一緒に居る時より、移動ペースが速いな。
まぁ、空も飛べない、例の声も出せない俺を引っ張って進んでいたんだから、当然と言えば当然か。
さて、ホットドリンクが切れて凍えてなければいいが。
同行者の形跡を追っている内に、また壁画を発見した。
その周囲をタカの目を使ってみてみたが……随分と、沢山の足跡があるようだった。
形跡から推測される、足跡の主の体型はどれも似通っている…いや、ソックリとさえ言っていい程だ。
まるで、同じ人物が何度も何度も同じ場所を巡回しているように。
そして、同行者が今まで何度も見せてきた、既視感に戸惑う様子。
どうにも……気に入らんね。
ああ、とにかく気に入らない。
どんな理由と背景があるのか知らないが、理由も自覚もなく、何度も何度も繰り返させられているというのが、何よりも気に入らない。
俺はそんな状況に、理由は分からずとも自覚を持って、馴染んで楽しみを見つけているが、あの同行者はどうなんだ。
この世界にあるモノは、砂、雪、モンスターと遺跡、後は精々幻影。
こんな状況に一人っきりで放り出されて、アイツは楽しみの一つでも見つけられているのか。
そう考えると、この状況が酷く腹立たしいものに思えてくる。
…だからと言って、何ができるかって話だけどな。
何か一つやってやりたい。
やらかしてやりたい。
…とにかく、同行者を見つけなければ。
割とアッサリ見つかった。
しかも結構とんでもない状況で。
いや、俺にしてみりゃいつもの事だったんだけど、あいつにとっては初体験なんだろうなぁ…。
あのムカデのモンスターを乗り回すとか。
さっき俺が奴を叩き落したのを見て思いついたんだろう。
どうやったのか知らないが、ムカデの上に掴まって、振り落とされないように踏ん張っている。
しかも、あのよく分からない声を何度も何度も浴びせていた…攻撃のつもりか?
聞いて、いや効いてる…のかな?
…お、ムカデが体勢崩した。
あれは…咆哮をあげようとしたのか?
アイツに口なんてあったっけ?
何にせよ、あの感じは…同行者が放った声が、ムカデが発しようとした何らかの波長に共鳴して跳ね返したらしい。
…ふむ。
まぁ何にせよ、ムカデは同行者によって叩き落された。
乗り攻撃は始めてだったろうに、見事なもんだ。
俺に気付いた同行者が駆け寄ってくる。
「ζ」
うん、分からない。
でも再会を喜ぶよりも先に、「ホットドリンクくれ」って言ってるのは分かったよ。
俺が抱いた苛立ちも知らずに、再会した同行者と進んでいく。
もう頂上が近い。
…が、吹雪が強いな。
まぁ、俺は平気だけど。
スキル発動しているし、ホットドリンクまだ余りがあるし。
龍風圧に比べれば、この程度の吹雪なんぞどうって事ない。
同行者の前に立って、雪から庇いながら進む。
同行者に繰り返しホットドリンクを渡しながら、ちょっとずつ。
暫くすると壁に行き当たった。
どうも、この壁の上に上らなければならないようだ。
まぁ、余裕。
恐竜の卵持って平然と上り下りするハンター舐めんな。
同行者担いでたって朝飯前だぜ。
…何だか同行者が妙にハシャいでいる気がするな。
初めての場所に遊びに来た子供みたいだ。
壁を登りきった辺りで、吹雪は一端止んだ。
少し休みたいところだったが、また吹雪いてくると同行者を護るのも厳しい。
何だか知らんがマフラーも極端に短くなっており、寒さを凌ぐのも難しそうだ。
幸い、頂上はもうすぐそこだ。
一気に上ってしまおう。
あっ
と言う間に到着。
あの吹雪が最後の難関だったな。
ある程度の高さまで上り詰めてしまうと、雪山の寒さがウソのように暖かくなった。
と言うか頂上に至っては草が生い茂って花まで咲いているとかなんやねん。
しかし、ここまで来たはいいが、こっからどうするのん?
そう思って同行者を見ていたら、随分と嬉しそうに歩いていき……なんだこりゃ、石碑?
いや、もっと違う素材だ。
それに向かって同行者がいつもの声を出す。
…白くてデカいのがワラワラと出てきた。
何やら同行者と遣り取りしているようだが………こいつらか?
こいつらが、同行者をこんな苦行に押し込めてんのか?
叩き斬ったろか。
今持っている得物は剥ぎ取り用ナイフくらいだが、それならアサシン式に急所を一突きするか、拳でやるか、霊力を使うまで。
かなり本気で白くてデカい連中を仕留める算段を始めていたら、同行者が振り返った。
ついナイフを隠す。
駆け寄ってきて、何やら「ζ」「ζ」「ζ」「ζ」「ζ」と連続して話しかけてくる。
すまん…感謝する、と言ってるのは分かるんだが、それ以外はサッパリだ。
…ん、あ…?
なに?
誰か来る?
目を向ければ、俺達が昇ってきた山の反対側から、同行者と同じような格好の人(今更だけど、人でいいよな)が飛んでくるのが見えた。
同行者によく似ているが、明らかに防寒目的ではない、ファッションだとしたら履き違えを通り越して拗らせたにも程があるくらい長いマフラーが見える。
そいつが俺達と同じ場所に辿り着いて、同行者と見詰め合って近付いて…何やら互いに声をかけている。
……あれ、これってナニ、お互いヒトメボレ的な流れなの?
俺、色々な意味で置いてけぼりなんですけど。
そんな事を考えていたら、急に視界が白く染まっていく。
白いだけではなく、高く高く。
体が白い光になって、星になろうとしているかのように昇っていくのに気がついた。
最後に見えたのは、同行者が俺に向かって特大の声を張上げる所だった。
ふと目を覚ます。
やれやれ、よく分からん夢だったな。
思い返せばイライラして白いのを仕留めようとか思ってたが、あいつが置かれていた状況も俺の予測でしかなかったんだよな。
…まぁ、あの繰り返し(だと思う)の世界で、多少なりとも変化が現れていればいいんだけど。
多分、従来であれば、何とかあの最後の場所に辿り着いた同行者は、最後に俺がなったように白い光に包まれて…また流れ星として砂漠に落下し、雪山を目指すのだろう。
最後やってきた同行者によく似た人と一緒に居られるのなら、多分何かが変わったんじゃないだろうか。
さて、それはともかく、夢を見たら大抵、その後何か能力が使えるようになってたけど…。
あの便利な布は…無いか。
じゃあ…こっちか。
「ζ」
…綺麗な声(音?)が出せるようになったもんだ。
相変わらず意味は全く分からないが。
さて、コイツが出来るんだったら……ちょいと練習してみるか。
後日、モンスターの咆哮に合わせて「ζ」を使い共鳴させて、その衝撃を纏めて叩き返すと言う荒業を取得してしまいました。
ただしタイミングを誤れば、共鳴でパワーアップした咆哮が全部自分に襲ってきて、ティガレックスの咆哮を受けたみたいに吹っ飛ばされます。
外伝 風の旅ビト編