※この作品はR-18です。

狩りゲー世界転生輪   作:時守 暦

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今月末にはスターオーシャン5発売か…。
体験版でないかな。
そういやナルティメットストームにも興味あったし。
今は進撃の巨人をプレイ中。
うーむ、壁外調査を延々と繰り返さないとストーリーが進まないのは難点かな。
でもそれをしないと、多分ボリューム的に…。

MHXは一時停止状態です。
少なくとも外回りをあと1週させるつもりなので、10話分はありそうだなぁ…。

最近はサシャがお気に入り。
なんかエエわぁこの子。
アホの子っぽい、食いしん坊キャラ、ポニーテール。
割とツボです。
そして何より戦闘中の「かかってこい、アホォ!」の啖呵に惚れました。


第136話

 

ゲーム用PC月3月末に実家に帰省予定です日

 

 狂竜結晶を2個入手。

 合計3つ持ち歩いている。

 最初は流石に気分が悪くなったものの、今は何とか持ち直している。

 

 家に居る場合、ベッキーとイチャつく場合は身から離して体を安定させ、ドリスさんが居る場合は…お世話になるって名目の為、ベッドの近くに置いてうんうん魘されています。

 これって仮病かね。

 ドリスさんが嬉しそうだから、問題ないとは思うけど。

 

 

 それはともかく、のっぺらミタマ達の行動を意識しながら狩りをしたところ、予想外の効果がある事が判明した。

 まさかなーとは思ってたんだが、ミタマ達もそれぞれ狩りのスタイルを身につけているようなのだ。

 エリアルスタイル、ブシドースタイル、ストライカースタイルを。

 一体一体がそれしかできないのか、それとも単に別々のスタイルで行動しているだけなのかは、まだ判明していない。

 

 差し当たり今分かっている事は…そうだな、討鬼伝のゲームでもあったように、ミタマの装備は最大で3体までで、その内一体がメインを張る。

 これは俺も同じで、のっぺらミタマそれぞれに攻防迅癒魂隠空賭の8種類の属性を持たせているが、表立って影響が出るのはメインの一体だけだ。

 ちなみにそれぞれに得意な属性があったり、そもそも覚えているスキルが各世界のものだったりと、無個性の代名詞ともいえるノッペラボウにしては、妙に個性があったりするんだが、それは置いといて。

 

 その属性と同じように、メインを張っているのっぺらのスタイルで、俺自身のスタイルがパワーアップしたりするらしい。

 具体的には、俺とのっぺらがブシドーだと、ジャスト回避がしやすくなり、更に回避後のダッシュ距離が伸び…これが一番ありがたいんだが、何とダッシュの途中で軌道変更・再度ジャスト回避が可能となった。

 気付いた時には、我ながらどういう体の使い方してるんだと言いたくなったね。

 色々混ざっている俺のボディでなければ、確実に故障してたぞ………いやこの世界の上位連中なら、どうかわからんが。

 

 他にも、エリアル同士なら人類の夢・二段ジャンプが可能になる。

 ちなみに俺はゴッドイーターとして、バーストモードで何度もやってるからあんまり感動は無かった。

 どっちかと言うと、乗り攻撃している間にも、なんかこう…掴まっていられる感じというか。

 ガンガン殴ってる間に暴れられても、安定していられるんだよね。

 おかげで、腹が膨れてれば乗りバトルにはほぼ勝てるというチート状態。

 

 ストライカー同士なら、ラウンドフォースくらいならほぼ1分単位で打ち放題である。

 いやもう訳が分からんね。

 

 

 

 が、それよりある意味ヤバいのは、別々のスタイルをとっていた場合である。

 

 例えばエリアルスタイルをとっていた場合、前転は最大の武器を繰り出すための動作であるが、逆に最大の隙でもある。

 前転を細かく分割すれば、『前転』⇒『遠心力を上手く使ったジャンプ』⇒『着地』となる。

 上手くやればディノバルドの大回転切りだって踏みつけジャンプで回避できるが、その為に必要な予備動作『前転』『着地』は…つまりは「攻撃できない」「回避もできない」致命的な隙が、行動の前後に生まれる。

 実際、ベルナ村で各種スタイルを身につけ、エリアルスタイルを試そうとしたハンター達が最も苦労する点である。

 間合いを見切り損なって踏みつけ跳躍できず、その後の硬直時間に反撃を受ける。

 確実に跳躍できる距離まで踏み込んで前転したと思ったら、出の早い攻撃で逆撃を受ける。

 

 ブシドースタイルなら、単純なジャスト回避の失敗の一言で理解できるだろう。

 

 

 が、俺とメインのっぺらがブシドー・エリアルスタイルとなっていた場合、これが無くなる。

 前転の始まりと着地の際に攻撃を受ければ、一足飛びに回避…つまりジャスト回避からの反撃。

 ジャンプ中に物理攻撃を受ければ、それを足場として跳躍、そのまま乗り攻撃。

 どちらにも攻撃を受けなければ、すぐに体勢を戻して次の行動が可能。

 

 

 更に、どちらかがストライカースタイルであるなら、跳躍・或いはジャスト回避からの狩り技が劇的に効果が跳ね上がる。

 ちなみに狩り技は三つ装備可能。

 

 

 ジャスト回避からの桜花気円斬なら気が一気に全開(赤ゲージ)になったし、跳躍からの震怒竜怨恨斬なんぞ威力もそうだが、その出の早さが半端ない。

 それこそエリアル大剣の空中溜め切り並みの速さだった。

 ジャンプ⇒着地の時間で出せる震怒竜怨斬だぜ?

 受けたダメージを上乗せする事はできないけど、洒落になんねぇよ…。

 

 不死鳥の息吹とかも使ってみたんだが、強力すぎて食事スキルとかも消えるレベルだった…こりゃ攻撃専用だな。

 

 だが使いこなせれば、戦力が劇的に跳ね上がる。

 それこそ、開拓地に行っても一線でやって…・・・やって・・・・・・・

 

 

 

 

 フレーム回避できなきゃタヒねとか無理ゲーやん…そりゃブシドースタイルで多少はカバーできっけどさ…

 

 

 

 しかし、相変わらずのっぺらトリオはワケの分からない連中だ。

 今分かっているのは、どうもインターネットを通じて集まった、ゲームその他のアカウントの集合体であり、ある意味では俺の一部であるという事実くらい。

 一体どうして、こんな風に幾多のスキルを身につけ、そしてダイレクトに俺に影響できるのか。

 俺への影響については、俺自身も同類という事である程度納得できなくはないんだがなぁ…。

 

 

 

 

 

ゲーム用PC月MHXを続けるか、オーディンスフィアに走るか検討中日

 

 

 久しぶりに真面目にお仕事お仕事。

 いや、面白半分で狩りやった事なんかないんだけどね、テンションに任せてやった事ならともかく。

 

 まー新たに判明したのっぺら連中の性能テストも兼ねてやってたんだが…うーむ、獰猛化モンスターでも軽い軽い。

 俺の地力はともかく、スペックは一気に上昇してしまったようだ。

 とは言え、そういう風に強くなったのなら、弱点の大きさもまた跳ね上がる。

 脇を締めていかねばならんね、ワキを。

 

 

 つい先日、ベッキーのみならずドリスのワキも堪能した訳ですが。

 

 

 

 

 いやね、あんまり甘やかしてくれるもんだからつい……狂竜結晶の影響で寝る前に気分悪くなっちゃったんだけどさ、その時に膝枕してくれたのよ。

 ……で、どうせだからって…気分が悪すぎて判断基準が狂ったというか、むしろ正確になったと言うべきなんだろうか…。

 

 その、冗談で授乳プレイとか言ってみたらさ、OKされちゃって。

 その流れでついつい、ベッキーとのイチャイチャとは別にこっちが甘えるみたいにね…。

 ほら、ワンコとかネコとか、脇に顔突っ込んできたりしない?

 昔知人が飼ってたワンコは、撫でろと言わんばかりに自分から腕の下に入り込んでたりしたのを見たけどな。

 アレと同じノリで。

 

 初日は最後までではなく手まで。

 ただし乳首はチュウチュウしました。

 なんちゅうか、オカルト版真言立川流も使ってない段階だったのに、物凄く恍惚とした顔してた。

 なんかハマっちゃったっぽい。

 

 んで、オパーイこと乳は出ても、文字通りの乳…母乳は出ないだろ?

 本当に出たらどんなに幸福かって想像しちゃったっぽい。

 で、その状況で、誘ってOKが出そうで、尚且つドリスさんが気を許している相手って言ったら…俺しか居ない訳で。

 

 気分が悪いせいにしながら、赤ちゃん言葉で吸い付いてみたらエライ事になった。

 膝枕されている状態で潮吹かれるとは…。

 いやぁ、オカルト版真言立川流しないエロは久しぶりだったなぁ。

 これはこれでイイもんだ。

 勿論、美女を俺の指先やナニの動き一つでアヒンアヒンヒィヒィと喘がせるのに飽きる訳じゃないがね。

 

 

 

 

 

 話を戻す。

 

 やはりと言うべきか、新たな技術を使っての狩りは、体に負担が大きいらしい。

 ハンターの中でも色々規格外な俺でさえ、翌日には体に痛みが走るし、一日に何度も狩りをする気分にはなれない。

 単純に、体よりも精神が慣れてないんだろうな。

 特に、ブシドー×エリアルのスタイルが。

 

 どちらか一つのスタイルに集中していればいいんだが、俺がイメージする動きと、モンスターの動きと、そして体の反射的な行動が食い違っている。

 簡単に言えば、乗り攻撃するつもりで前転したはいいが、距離が届かず反撃を受け、ジャスト回避になってしまった…と言う時、俺の認識では跳躍準備・反撃を受けている、なのに実際の体は反撃の為に走っている…。

 心と体がバラバラで、無駄が多すぎるんだ。

 こりゃ、ハンター秘伝の肉体操作法の精度を更に高めなければいけないな。

 それこそ、反射的にした行動でさえ、一切の無駄が出ないくらいに。

 

 習熟訓練も兼ねて狩りをするが、体が慣れるまでペースが落ちるのだけはどうしようもない。

 その分ハンターランクが上がるのも遅くなり、狂竜ウィルスの脅威も放置されるが…。

 

 …そういや昔、ペース云々を無視して延々と狩りをして、コウタやアリサの心を圧し折った事があったっけなぁ…。

 当時の二人か俺自身が今の俺を見たら、何自分だけ悠長な事やってんだって激怒されそうだ。

 

 だが休むが。

 休んでイチャイチャするが。

 

 

 

 

ゲーム用PC月オーディスフィアは評判いいみたいなんだけど日

 

 ドリスが俺とベッキーを見る目が、甘えん坊の子供を見る目になってるナリィ…。

 こんなデカい子供は…いや世界によっては居るかもしれんが。

 乳に吸い付くところを鑑みるに、子供っつうよりハイハイしはじめた赤ん坊かな?

 

 ちなみに赤ん坊は二人居る。

 

 というか、これって擬似近親…いやいやいや、言葉にすまい。

 単なるプレイだプレイ。

 

 

 

 ココット村に留まれる時間も、残り少なくなってきた。

 このままだと、シャガルマガラに挑めるだけのハンターランクに到達する事はできそうにない。

 のっぺらミタマ達のスタイルから意識を外し、従来のペースで狩りを続けても、だ。

 

 どうしたもんか…。

 相変わらずベッキーもレジェンドラスタもG級も動けない。

 俺がペナルティ覚悟で突撃するか?と思い始めた頃、村長から待ったをかけられた。

 

 むぅ、流石始まりのハンター。

 俺の焦りもお見通しか。

 

 

 そして既に村長は、対策を打っていた。

 おお…そんな方法が。

 予想外だった。

 亀の甲より年の功だね。

 ベッキーもビックリ。

 

 

 

 村長の対策というのは、『村にハンターを集める事』だった。

 一人じゃシャガルマガラに襲われた時に対抗できないから、数を集めようって訳ね。

 狩猟するなら4人が基本的な最大人数だが、それも場合によっては…例えば向こうから襲い掛かってきた時には仕方ない。

 

 

 最近の獰猛化現象や狂竜化により、モンスター達自身も強くなり、それに伴って素材の価値や効果等が跳ね上がっているのだ。

 例えば市場に流れるイャンクック先生の素材だが、牙一つとっても獰猛化した素材は非常に鋭く強靭。

 これを素材に武器を作れば、同じ剣でも全く違う強さの剣が出来上がる。

 

 勿論、その素材を手に入れるまでの難易度も桁外れなんだが…。

 村長は、この獰猛化した素材をウリにして、ハンターをココット村に集めようとしているのだ。

 

 新しい武器、新しい素材、新しいモンスター、新しい現象。

 これほどハンターの心を擽るものはない。

 堅実なハンターだって居るが、そいつらだって程度の差はあれ強い好奇心は持っている。

 

 ことに、先ほどの先生を例に出せば、ある程度腕の立つ奴らから見れば、先生討伐は然程難しい事ではない。

 獰猛化していると聞いても、「所詮はイャンクック」と考えてしまう者も多いだろう。

 そういう者達から見れば、獰猛化モンスターは美味しい相手にしか見えないだろう。

 

 実際は、下位から上位、上位からG級へ上がった直後くらいのつもりでいかないといけないが。

 油断してるとポックリ逝ってしまうだろう。

 その辺は、ココット村に以前から滞在しているハンター達と同行させてフォローするつもりのようだ。

 

 

 シャガルマガラ相手に充分なハンターが集まるかは分からないが、中には腕利きだって居るだろう。

 加えて、ココット村の宣伝にもなる。

 一石二鳥とはこの事よ、と高笑いしてたが…作戦は素晴らしいと思うが、そーいう態度辞めろよ、フラグに思えてくるだろ。

 

 

 

 

ゲーム用PC月PS4でやるゲームかな…とも思う日

 

 

 今更なんだが、ベッキーとドリスはいつまでココット村に居られるんだ?

 ドリスは…有給も溜まっているので、俺が村から去るまで、或いはベッキーがミナガルデに帰るまでは居るつもりらしい。

 ではそのベッキーはと言うと…経過はどうあれ、既にココット村のルームサービス(対象限定で性的なもの含む)として就職してしまっているので、当分ミナガルデに戻るつもりはない…というのが建前。

 実際は、ギルドからの指令で、『ギルドナイトはどこに居てもいいが、指示があるまで移動を禁ずる』と言われてしまったらしい。

 例の、シャガルマガラを放置してでも備えなければならない『何か』対策の為か。

 

 更に、これは確定情報ではないのだが、ギルドナイト・レジェンドラスタだけでなく、一部のG級ハンターの移動さえも、一時的に禁じようとしている動きがあるらしい。

 あくまでまだ未確定だが。

 

 うーむ…微妙に胡散臭く思っていたが、ギルドナイトの移動さえ禁止する程に切羽詰っているのか。

 信憑性を帯びてきたな。 

 

 ともあれ、ベッキーは当分ココット村に居る事になりそうだ。

 …最悪、シャガルマガラが村に襲撃をかけてきても、何とかなりそうではあるな。

 

 

 ちなみに、村長がやっているハンター集めはそこそこ順調らしい。

 …タチの悪いハンターが居たら、ベッキーが闇系するんじゃなかろうか?

 ………それも狙いか。

 悪貨は良貨を駆逐すると言うが、タチの悪いハンターってのは始末に負えんからなぁ…。

 腕が悪いだけならまだしも、詐欺染みた行為をする奴だって居る。

 名門と呼ばれる訓練所卒業生なら、洗脳染みたレベルでその手の行為をしないように刷り込まれているんだが、全部の訓練所がそうな訳じゃないし。

 

 そういや、今まで俺ってそういう連中と遭遇した事無いな。

 話には聞いた事あるんだけどな。

 狩りの報酬を独り占めしようとするとか、或いは討伐には殆ど参加せずに分け前だけ持っていこうとする、所謂寄生・タカリとか。

 …ボッチだからか、色事の相手は沢山居たけど。

 

 

 

 村長と相談して、更に対策を追加してみてはどうか、と持ちかけてみた。

 ココット村に、バリスタなどの兵器を取り付けるのだ。

 前にギルドマスター(お飾り)やってた頃の経験でもあるが、モンスターが村へ襲撃してくるのは、決して珍しい事ではない。

 そんな時の為に、柵を造り、堀を造り、色々な手段で防衛策を練っていた。

 最も、小型モンスターや妙なゾンビ達相手ならともかく、襲ってきたシャガルマガラ相手では全く意味が無かったが。

 

 とは言え、バリスタはデカブツ古龍にだって効くくらいだし、シャガルマガラにも有効の筈。

 運用に金はかかるかもしれないが、あって損は無いだろう。

 ハンターが多く集まる村になるのだから、使い手が居ないって事も無い筈だ。

 

 ただ、やっぱり管理は厳重にしないとなぁ…。

 暴発して誰かに直撃とか洒落にならん。

 

 

 

 その他は、いつも通りに狩りを続けていた。

 やっぱり、出発までにシャガルマガラ討伐可能なハンターランクに到達するのは難しい。

 任せるしかないんだろうか・・・。

 

 

 

ゲーム用PC月2次元アクションを否定する気はありませんが日

 

 

 とうとうタイムアップ。

 シャガルマガラの討伐ならず、だ。

 狂竜結晶を幾つか拾い集めて、大分耐性もついてきたっぽいのに…。

 

 最近は昼間の『遊び』は控えて、結構真面目に狩りをしてたのになぁ。

 日頃の行いが返ってきた、と思うべきなんだろうか。

 今までイチャついてた時間を狩りに当ててれば、目標ハンターランクに到達できていた筈。

 

 

 しかし、文句言っても仕方ない。

 ルールはルール。

 ヘタな事をしてしまえば、ベッキーが心を鬼にして俺を狩るような事態になってしまう。

 そんな欝ルート御免蒙る。

 

 この後、ベッキーとドリスがどうなるかも心配だが…まぁ、大丈夫か。

 母子プレイは男が居なくても出来るし。

 言うまでもないがドリスが母親役だ。

 

 

 幸いと言うべきか、狂竜結晶はギルドに提出せずに持っていていいらしい。

 モノが割りと危険物なんで、清算アイテム扱いにしようという話も進んでいるようだが、施行はまだである。

 狂竜結晶が無くなると、徐々に耐性が消えていく可能性も考えられる。

 なるべく手元に置いておくとしよう。

 逆に狂竜ウィルス中毒にならない程度にね。

 

 

 

 昨晩は、暫く会えなくなるって事で、3人ともとにかく甘々というか、甘えたというか甘えられたというか…正気に戻れば、サッカリンよりも甘い夜だったと思う。

 激しさとかより、精神的な充足感を追求した感じだったな。

 …知られたら死にたくなるような内容だってあったけどさ。

 まさかドリスが本気でオムツとかガラガラとかおしゃぶりとか買って来るとは思ってなかった…まぁ、本人に先に使わせたけど。 

 

 

 さて、別れの挨拶もそこそこに…だって長引かせると、ベッキーがマジ泣きしそうだったから…俺はココット村を出発した。

 何人かまた見送りに来てくれたのが嬉しかったな。

 今度こそ飛行船に乗る許可を取ってきてくれ、という減るブラザーズ。

 正宗の様子を気にかけ、土産もくれた村長。

 偶にはマカ錬金の壷も利用してください、という14代目…すまん、すっかり忘れていた。

 ちゅーか、言っちゃなんだがあまり実用性ハイなんでもないです泣かない泣かない。

 

 

 ま、そんな感じでベルナ村に向けて出発した俺だった。

 飛行船で飛んでいる時、禁足地と思われる場所を遠目に見ていたが……さすがに何も見えない。

 雲…いや、霧?がかかっているようだ。

 

 高さが高さだし、雲がかるのは不思議な事ではないが…いや、そもそもシャガルマガラに霧を操るような能力なんてあるのか?

 まさか、狂竜ウィルスの濃度が異常に濃くなって霧に見える、なんて……もしそうだったら、俺が身につけた程度の耐性なんて、無いに等しいだろう。

 更に言うなら、そのような濃度のウィルス…リンプンを振り撒く事事態が異常である。

 

 まさかシャガルマガラも獰猛化してんじゃなかろうな…或いは自分の狂竜ウィルスで自分が感染したりとか?

 有りそうなのが非常にイヤな所だ。

 これは…無責任な事を言うようだが、討伐可能にならなくて助かったかもしれないな。

 全ては推測だが。

 

 

 

 

 

 

 

 そんな事を考えながら飛行船を飛ばし、ベルナ村まであと2時間くらいになった時に気が付いた。

 

 

 

 よくよく考えてみれば、禁足地に居るのがシャガルマガラであるとは確認できていなかった。

 狂竜ウィルスの発生地点である、としかされていなかったのだ。

 

 

 

 

 

 つまり、あそこに居るのはゴアマガラだと主張しておけば、クエスト受付は充分可能だったんじゃなかろうか?

 

 

 

 

 …まぁ、今更か。

 

 

 

 

ゲーム用PC月値段に見合うかは微妙…日

 

 

 さて、色々あってベルナ村に帰っていく訳だが、エラい目にあった。

 というか会っている。

 

 というのも、昨日の最後に浮かんだ考えを、器用にも飛行船の上で日記にスラスラと書き綴った直後くらいの事である。

 ものスゲー悪寒がした。

 咄嗟に飛行船を傾けた。

 あまりにも慌てていたんで、ほぼ墜落確定なくらいに体勢が崩れたんだが、結果的には正解だったようだ。

 

 すぐ隣を、スターライトブレイカー…いや、ジェノサイドブレイバーかと思うようなごん太の赤い光線が走り抜けていった。

 掠った訳でもないのに、飛行船の部品が幾つかオシャカになり、吹っ飛んでいったよ。

 

 

 

 そこから無事、不時着できたのは幸運以外の何者でもなかっただろう。

 

 …ただ、我ながらどうしてさっきの光線の発射地点近くに下りてしまったのやら。

 まぁ、それも多分首謀者の狙い通り、計算ずくではあったんだろう。

 でなければ、遥か遠い空を飛んでいるモノを撃墜して、何の意味があるだろうか。

 首謀者…まず間違いなくモンスター…の大雑把な行動原理は三つ。

 増える事、縄張りを維持する事、そして食う事。

 

 光線の発射地点は、俺が不時着した場所よりも更に深い穴の中。

 どんなバケモノか知らないが、空が縄張りという事はないだろう。

 

 飛行船を撃墜しても、繁殖に繋がるとは思えない。

 

 という事は、狙いは俺を食う事だ。

 遠い場所で俺を叩き落して、その後この場所に辿り着くまで計算していたんだろう。

 …飛行船を相手にそれが出来る程、何度も繰り返している…つまり、ベルナ村付近の飛行船撃墜の主犯である可能性が高い訳だ。

 

 

 確か…集会所で研究員が言ってた、発見された場所か。

 竜ノ墓場、と名付けられていた。

 

 …ここに、双頭の竜が居た、って言ってたよな…。

 さっきの光線の首謀者だとしたら、まず間違いなく古龍の類だろう。

 つまり、前準備無し、事前情報もほぼ無しの状態で、古龍と真っ向勝負せにゃならんのか…。

 

 

 飛行船を飛ばして逃げたいところだが、思ったよりダメージは大きい。

 この分だと、フラフラしながら飛ばす…というより滑空するのが精一杯だ。

 ベルナ村まで辿り着けるか怪しいし、何より今度空中で狙い打たれたら、絶対に避けられない。

 

 修理するにも素材が足りん。

 つまりは、この辺一帯を探して使えそうなモノを探さなきゃならんという事だ。

 

 下降りたら絶対襲われるよな…。

 でもこの辺には使えそうなモノは何も無い。

 

 やれやれ、えらい不運と言うべきなのか、それとも定められていた事なのか。

 元々、飛行船の撃墜現象の囮も兼ねての外回り、って事だったからな。

 いつこうなっても、おかしくなかったのかもしれない。

 

 

 ま、ここは前向きに考えるとしましょうか。

 ここで首謀者を討ち取れれば…或いは討ち取れなくても情報を持ち帰れれば、ベルナ村近辺の飛行船の安全は確保できるんだ、と。

 

 

 そうと決まれば、準備だ準備。

 大した物資は無いが、戦力分析は多少でも出来る。

 

 

 まずは先ほどの赤いビーム。

 A.BEEさんも満足しそうなくらいにごん太だったが、流石に連射は効かないと思う。

 遠距離の獲物を仕留める為のものだと考えれば、精密性は高いだろうし、放ってから多少の操作はできるかもしれないが。

 …いや、油断は禁物だ。

 もしも目的の古龍に、外付けの『何か』……例えばエネルギーパック的なもの……がついていたら、それを使い捨てにして連射も可能かもしれない。

 要観察。

 

 

 以前に聞いた「双頭の竜」という点は?

 その時、俺は腕か何かを擬態させた、一体の生物ではないか、と考えた。

 …さっきのごん太ビームも、その裏付けになるかもしれない。

 

 例えばあのビームを竜の口から吐き出されるブレスだとして、アレほどの大きさの光線を放つとすれば、どれ程の発射口…文字通り竜の口の大きさになるだろうか。

 ラオシャンロン級の大きさで、ようやく放てるくらいだろう。

 もしも双頭の竜とやらの大きさが、相応のモノでなかった場合、発射口は竜の口ではない別の場所。

 急所があるとすれば、その辺りか。

 

 

 竜ノ墓場という場所に住んでいる事事態も見逃せない。

 この場所に適応したから住んでいるのか、或いは出て行けないからここに馴染むしかなかったのかは知らないが。

 竜の骨だらけと聞いたこの場所で、獲物を捕らえ喰らう為に、何らかの知恵をつけている事だろう。

 それが双頭の竜に化けるという擬態なのか、或いはもっと別の何かなのかは分からないが。

 

 

 

 さて、戦術分析もこれくらいか。

 時間は敵の味方だ。

 あまりマゴついていると、空腹のあまり戦う気力さえなくなってしまいそうだ。

 助けが来るのは、あまり期待できない。

 竜ノ墓場は危険すぎて調査が殆ど進んでない状態の筈だし、二次遭難の可能性が高い為、救出隊は組めないだろう。

 龍暦院の決定に背いてでも助けに来てくれそうなのは……JUNくらいかな。

 でもJUNじゃ下の古龍との戦いに巻き込まれたら死ぬな。

 

 

 

 ま、グダグダ言うのはこれくらいにして…そろそろ行きますかね。

 

 

 

 

 

 




リアルで2度も50分以上かけて3乙させてくれやがったあのヤロウには、なるべく残酷な死をプレゼントしてやりたいところである。
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