※この作品はR-18です。

狩りゲー世界転生輪   作:時守 暦

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スランプ、と言うか気力消失中?
モンハンにせよ進撃にせよ執筆にせよ、中途半場にエネルギーが尽きてどーにものめり込めません。
うーむ、ここまできてエターは避けたい。
現状、4~5話分はストックがあって、ノロノロと進んでいますが…そろそろデスワープを考えるべきか。

自画自賛になりますが、デスワープは割りといい塩梅のシステムではなかったかと思います。
展開に詰まったら、殆どの展開をリセットして再度書きなおせる。
そして次に始まるまでに、新しい展開を考えればいい。
…そんな甘えた見識だから、こんな風に詰まってるんですが。



ところで、討鬼伝2の情報が出ていますよね?
新しい攻撃方法とか色々興味がありますが、悩んでいる事が一つ。

新しい舞台は、マホロバの里って所なんですよ。


……ウタカタと響きが似てるからって、登場させちゃってるんですよ。
どうしよう。


第137話

ゲーム用PC月二日酔いで頭イテェ日

 

 

 

 

 

 し  ぶ   と     い   !!!!!

 

 

 やっぱ古龍クラスだったか。

 動きは鈍くて割と単純なんだが、頑丈すぎる。

 夜が明けちゃったよ…ほぼ一晩中戦ってた事になるな。

 

 というより、急所を徹底的に隠しやがって面倒クセェ。

 メッチャ時間がかかったが、イカ刺しみたいにしてやった。

 …スゲェ腹減ってるし、焼いて食ってみようかと本気で思った。

 ああ、ふくろ に入れておいたマズい携帯食料に感謝である。

 

 

 

 まぁ、戦ってみれば「ああ成程」と思う相手ではあったな。

 特にあの粘着液。

 固形物…骨が多く散らばっているこの場所では、自分でコントロールできるのならこれ以上無い程便利なものだろう。

 敵に投げつけて骨を付随させ、機動力を奪う事が出来る。

 それ以上に、自分の体中に何重にも骨を付着させ、手軽に鎧とする事もできる。

 事に、竜種の骨はとにかく頑丈だ…それこそ、ヘタな金属よりもずっと。

 殴りつける為の武器にするのも、体を覆う鎧とするのも理想的だろう。

 

 

 そして、結局あいつは双頭の竜などではなく、予想した通りに体一つ、腕が二つのモンスターだった。

 ちょっと思ってたのとは違うが。

 俺はこう…デカい体兼顔に、触手が二本ついているのを想像して……いやそれも間違っちゃいないんだが、アレだ、頭を後ろにして行動してるというのは予想外だったわ。

 

 ただなぁ…大型の古龍種としては、言っちゃ何だが…あんまり強くない。

 ただ只管にしぶといだけで。

 そりゃ、徹底的に守りを固めると言う戦略はアリだ。

 最後の方にブッパしてきたあの赤いビームも脅威と言えば脅威…まさかなぎ払ってくるとは思わなかった…だが、避けるのはそう難しくない。

 …もし、あの粘着液が、こっちの足と地面を縫いとめて動けなくするようなモノだったら、一撃死技の厄介なコンボができあがっていただろうが………足止め…バインド……ごん太ビーム…うっ、頭が…。

 

 

 

 どうも、基本的に敵を自分の巣に引きずりこんで、そこで仕留めるという生態のようだった。

 そして、自分のテリトリーの中で、双頭の竜…に見せかけた腕を本体と思い込ませ、戦って相手を弱らせる。

 腕だけならそこまで強くないから、獲物も逆に勝てると思い込み、体力はじわじわと削られていくって訳だ。

 

 だから素早く動く必要はない。

 むしろ、自分の正体を知られない為、動かない方がいいくらいだったんだろう。

 

 

 

 ま、そーいう戦術、俺には中々効き辛いんだけどね。

 何でかって?

 そりゃアンタ、霊力のおかげですよ。

 もっと言えば、ミタマスタイル「魂」のおかげですよ。

 

 攻撃した場所の破敵ノ法とかスゲェ効果覿面だった。

 アレ、目印さえつける事ができれば、その場所にほぼ直接攻撃が可能になるんだぞ? 

 

 急所っぽい場所はタカの目やら鬼ノ目やらで一目瞭然。

 地面に潜っている間も、どこに居るのかすぐ分かる。

 初見からして、霊力の流れやら何やらで正体もほぼ看破できた。

 

 そうなると、正面斬っての戦闘力は、然程脅威でもなかったよ。

 相手を上手く騙せれば、狩りの成功率はかなり高かっただろうが…。

 

 にしても、最後はちょっと慌てたな。

 ごん太ビームを連発してきやがって…。

 おまけに、最後は撃とうとしている直前にトドメをさしたからか、溜まってたエネルギーが暴発しやがって…崩落で埋まるかと思ったじゃないか。

 

 

 とにかく、コイツの厄介なところは、タフさと無限の鎧、そして一撃必殺ビーム。

 それさえどうにかできれば、そう難しくは無い。

 ゲームと違って、タイムリミットがある訳でもなし。

 実際の狩りだって、あまり長時間狩場に居続けるのは褒められたもんじゃないが、今回に限っては完全に襲われた側である。

 クエストの縛りなんかありゃしない。

 

 となると、後は長期戦による集中力の欠如、うっかりさえ無ければ…な。

 

 

 

 

 まー何はともあれ、あのデカブツが死んだ事は念入りに確かめた。

 実はゲリョスみたいに死んだフリしてて、飛行船で飛び立ったら後ろからドン、って事も無い。

 ここに居るモンスターも、こいつ一匹だけだった。

 

 後は飛行船を修理して帰るだけ。

 念の為、その間にも背後と足元は警戒しておくけどな。

 

 

 

 

ゲーム用PC月肩が痛かったけど暖めたら治るカンジ日

 

 

 幽霊を見るような目で見られました。

 いや、分かるけどね。

 飛行船撃墜されてるのに、平然と帰ってくるとかさ。

 何とか調査隊救出隊を送り込めないか、とアレコレ案を出し合っていたと言うのに、当の本人が平然としている。

 

 まぁ、その飛行船は思っていた以上にダメージを受けていた上、応急処置して無理して飛んだもんで、本格的に作り直した方が早い状態になってしまったが。

 

 で、そこへ来て飛行船撃墜現象の原因だった古龍っぽいのを退治しました、なんて話しになったもんだから、もう大騒ぎになっている。

 『やっぱりやらかしやがった!』ってどういう意味すか。

 …ああうん、行く先行く先で古龍級と遭遇しまくってたから、ベルナ村でも…って話ね。

 うん、否定できんw

 

 とりあえず、竜ノ墓場には大急ぎで調査隊が向かったようだ。

 最低限、俺が倒したデカブツ…オストガロアと名付けられた古龍を確認したいらしい。

 

 その後、夕刻くらいに最低限の報告が飛んできたんだが、オストガロアの死骸を無事確認できたそうだ。

 俺がつけた傷以外は目だった損傷も無かったらしく、サンプルという意味でも龍暦院が大興奮しているそうな。

 

 それに、死体に損傷が無かったという事は、恐らく竜ノ墓場にはアイツ以外のモンスターはほぼ居ないのだろう。

 死を迎える飛竜が飛んでくるかもしれないが。

 これまで危険すぎて踏み込めなかった領域まで進む事も検討されているらしい。

 

 

 

 

 まー龍暦院のアレコレは置いといて。

 ぶっちゃけ、狩った後のモンスターなんて素材以外には興味ないし。

 いや、ムナクソ悪くなる使い方をされてるなら、さすがに一言物申すけども。

 

 とにかく、村に戻ってからの話だ。

 飛行船撃墜の件に関しては、村の人達も知っていたらしく(多分、撃墜される所を誰かが目撃したんだろう)、よく無事で帰ってきたなと迎えられた。

 正宗は「死んだとは思ってニャかったけど、平然としてるのもどうかと思うニャ」なんて言ってた。

 まぁ、ツンデレ風に心配してくれたと思っておこう。 

 

 

 で、一番騒ぎそうなJUNなんだが…まぁ、無事だった事を喜んではくれたんだ。

 一目見るなり、飛びついてきた「よ”が”っ”だ”ぁ”~~!」って涙ながらに喜んでくれたし。

 ただ、その後がね…。

 いつものJUNなら、何だかんだでそのまま抱きついたままでいようとするか、ふっと我に返ってパッと離れようとする…と思う。

 が、今回のJUNは少しズビズビと鼻の音を鳴らして、普通に離れたんよ。

 

 …?

 別に問題はないんだが、なんかいつものイメージと違うな…と思ってたら、帰り道でふと聞かれた。

 

 

「外回り先で、色々な人と仲良くなったって本当?」と。

 

 

 ああ、まぁそりゃ仲良くなりましたよ。

 色んな意味で。

 現地妻に限らず(←この辺は言葉にしてないよ)、色々な人と意気投合したり、逆に嫌いあったりもしたけど。

 

 

 そしたら

 

 

「男としてどうかと思うよ…」

 

 

 って物凄いジト目を貰った。

 ちょっと距離が離れた気がした。

 

 …どーも外回り先で現地妻何人も作った事に対して言ってるっぽいが、何故に知っている?

 というか、女装が悪いとは言わんが、男としてどうかとはJUNに対しても言えると思う。

 そもそも女性を好きになるのか、男性しか好きにならないのか、未だに分からん奴である。

 

 

 …ただ、どーも俺に対する慕情は消えたっぽいなぁ。

 去り際に、ベシッと手紙の束(未開封)を思いっきり俺の顔面に叩き付けて行った。

 

 

「ハンターとしては尊敬するけど、彼氏にはしたくないタイプだね。

 何でこんなにモテるんだろ…」

 

 

 とブツブツ言いながら(ちょっと肩を落として)歩いていってしまった。

 …要するに、この手紙…シャーリー、フラウさん、フローラさん、コノハ、ササユ…ひょっとしたら明日くらいには、ベッキーとドリスも増えるかもしれない…を元にして、俺の女事情を察した訳か。

 外回りしている間でも、手紙はベルナ村にしか届かないからなぁ……下手に外回り先を宛先にすると、入れ違いで届かなくなる可能性もあるし。

 こっちから送るのは問題ないんだが。

 

 それにしても、随分溜まったもんだ。

 返事できない、帰るまでは読む事もできないって知ってる筈なのに、よく何通も書けるものだ。

 

 中身こそ見られてないが、浮気者の携帯電話のメールを覗き込んだ気分なのかな。

 

 イメージが崩れたとか、そんな感じなのかな。

 …まぁ、ハンターとしては尊敬するって言ってたし、迫られる事(酒入り)も無くなったと思うし、結果的には良かったのかな。

 

 

 

PC用ゲーム月肩の下に湯たんぽだと寝にくい日

 

 

 予想通り、ベッキーとドリスからの手紙が来た。

 返信するのも大変だが、無視するようじゃ信義に悖る。

 飛行船が撃墜されたという報を聞いているかもしれないし、無事だと伝えておかないとな。

 

 

 JUNとはそこそこの距離を置いて、まぁいい友人?先輩?としての関係に落ち着いたと思う。

 一緒に正宗の訓練を見に行ったりもしているが…その前に、JUNの狩りはどうなっているんだ?

 と思ったら、何とか課題だった感覚もモノにし、ハンターとしての仕事を本格的に再開しているらしい。

 強化が途切れなくなった事で手数も増え、順調に大型との戦いもこなしていっているとか。

 ほうほう、大したもんだ。

 まぁ村のクエストだから基本はソロでの活動になるか、手伝いが必要なら言ってくれ。

 

 

 次に正宗の訓練なんだが、相変わらずエリアルスタイル(ライダースタイル?)に磨きがかかっていた。

 最近では、敵の攻撃を瞬時に地面に潜って回避し、後ろに回って一気に背中に駆け上がるという芸当まで覚えたそうだ。

 中々興味深い…。

 最近では遅れがちだった座学…調合などの勉強もイヤイヤながら進めているらしく、それが終われば卒業までは実地訓練のみになるらしい。

 

 

 …という事は、霊力の扱いを教える時間が無いではないか。

 瞑想とかはチョコチョコやってたらしく、霊力の量自体は悪くないが…どうするかな。

 霊力関係はあんまり真面目にやりそうにないし、諦めるか?

 

 …いやいや待て待て、一つ妙案が浮かんだ。

 そもそもだな、霊力関係の練習をあまり真面目にやりそうにないのは、胡散臭い…言い換えれば効果があるのか分からない、と思っているからだ。

 そしてその状態で練習しても、マイナス方面のイメージに霊力が引っ張られ、更に訓練効率が落ちる悪循環。

 効果がある、やれる、やってやる!と思わせればいい。

 

 幸いな事に、それに適したエサが一つある。

 

 

 狩り技だ。

 見た目は派手で効果も高く、派手好き、見栄えがいい物が好きな正宗としては、是非とも使いたい技だろう。

 

 

 だが専用の技がない。

 まだまだ発展途上の技術という事もあり、人間用の狩り技しか開発されていないのだ。

 よし、ここは一丁、知恵を絞ってみるか。

 

 ニャンターの武器…正宗が主に使うのは、剥ぎ取りナイフの剣。

 爆弾に笛、罠。

 ブーメランはあまり得意ではない。

 

 この中で霊力を比較的簡単に応用できそうなのは…やはり剣と笛か。

 さて、どんな技にするかね。

 差し当たり、正宗には「霊力の練習をちゃんとやってれば、専用の狩り技を作ってやる」って言っておいた。

 メッチャ張り切ってた。

 

 

 

 追記

 

 龍暦院前の集会所に顔を出したら、なんか妙に視線を感じるんですが。

 しかも殆どが女からのものだ。

 熱っぽい視線だったり、侮蔑っぽい視線だったり、値踏みするような視線だったり、妙にネットリした視線だったり。

 何事?

 オストガロアを討伐したハンター、って事で注目を浴びてる…だけじゃなさそうなんだが。

 

 

 集会所のオババ様から、意味深な事を言われた。

 楽しんでおいで、だそうな。

 

 

 

PC用ゲーム月枕の下にクッションを置くべきか日

 

 

 朝起きたら、借家のポストに手紙が入っていた。

 差出人不明。

 警戒しながら中を見てみたら、何か招待状のようだった。

 ただし内容は要約すると、「三日後、この招待状をお持ちの上、集会所受付にお越しください」のみ。

 自分が何処の誰であるとか、何の用件があるとか、一切書かれていない。

 

 切手が貼られてないから、直接投函したのか? 

 

 鷹の目で追ってみたところ、多分…だけど、投函したのはベルナ村の受付嬢のようだった。

 招待状を見せて聞いてみたが、トボけられる。

 というより、知ってはいるが自分からは口に出せない、という類のものらしい。

 そして、招待状は他人に見せてはいけないものだとか。

 …そういう事は招待状に書いておけよ……書いたら怪しさが増すだけか。

 

 まさか「騙して悪いな」系…?と思っていたら、慌てて受付嬢は「危険なものではない」「むしろ、一部の特殊なハンター以外にとっても利益があると思われる」「アナタなら喜んで引き受ける筈」と付け加えた。

 一部の特殊なハンター以外にとって、と言われてもなぁ…。あんまり信用ならんのじゃが…。

 まぁ好奇心もあるし、行ってみるか?  

 

 差し当たり、今日から暫くは飛行船修理の為の素材を求めて、駆け回らなけりゃならんのだ。

 息抜きの一つとでも思っておくとしよう。

 

 

 そうそう、飛行船撃墜現象の事だが、龍暦院はまだ警戒を緩めていない。

 全国の飛行船撃墜現象が収まった訳ではないからだ。

 ベルナ村付近の撃墜はオストガロアによるものだったとしても、全てがそうだとは限らない。

 クシャやレウス夫妻だって居るかもしれないし、飛行能力と獰猛さで言えばココット村のライゼクスだってやりそうだ。

 

 なので、飛行船の修理のついでに色々と機能を付け足そうとしているようだ。

 真っ先に超大型回転衝角を取り付けようとしている辺り、龍暦院の方々も中々わかっているようだ。

 まぁ、空中で一番手軽かつ確実に使える攻撃方法ではあるもんな。

 

 おかげで、必要になる素材が随分増えそうだが…。

 

 

 

 

 

 

 …招待状…招待状……鬼畜クエ…ラージャン二体……双 獅 激 天………うっ、頭が…。

 

 

ゲーム用PC月とりあえず風呂に入って温まる日

 

 

 招待状に記載されていた当日だ。

 念の為、完全装備(神機は無し)を着込んで他にも色々と準備中。

 

 ところで、この3日間ほど、ハンターの仕事が矢鱈忙しいと、JUNが何やらボヤいていた。

 珍しい…いつもだったら村の皆の為、とか言ってガンガン仕事して、文句どころか輝かんばかりの笑顔を振り撒いているというのに。

 

 何でも、この3日間、採取依頼・納品依頼が異常に多いのだそうだ。

 一度のクエストで片付けられるものも多くあるので、そこまで酷い負担にはなっていないが、やらなければいけない事が山積みになっていれば、誰だってゲンナリするもんだ。

 加えて言えば、それらのクエストは依頼主不明。

 村のクエストであれば、大抵は依頼主が分かるし、JUNはその人との触れ合いをエネルギー源にしているような節がある。

 しかし採取した素材が誰に渡るのか、どう使われるのか、今回は全く不明。

 誰かの役に立った、という実感が無い為か、JUNはイマイチ集中できないようだった。

 それでもしっかり採取はしていたし、遭遇したモンスターはキッチリ仕留めたようだが。

 

 

 …そういえば、村の受付嬢や一部の女性が、妙に忙しなく動き回っていた気がする。

 JUNが受けていた大量の採取依頼と関係があるのだろうか。

 確かに、それだけの依頼をこなされれば、忙しくもなるだろうが。

 

 

 

 さて、準備が終わり、招待状に書かれていた通り、集会所受付に来た訳だが……なんか、妙に人が少ないな。

 いや、受付嬢とか、ストアの店員さんとかはちゃんと居るんだけど。

 

 受付嬢に事情を話し、招待状を見せたところ、心得たと言わんばかりに頷かれた。

 そして、事情を話すからテントの中に入って欲しいと言う。

 …つまり、他人に聞かれたくない系?

 まさか人が少ないのって、人払いとかした?

 …いやでも何人かは居るしな…。

 

 

 

 さて、話された内容だが…言っちゃ何だが、どうにも筋が通らない内容だった。

 矛盾しているとかじゃない。

 怪しくはあるが。

 

 

 えーとな、まず招待状についてなんだが…招待状と銘打ってはあるものの、実際は協力要請だったそうな。

 つまり、アナタが必要です、助けてくださいって言う。

 

 じゃあ何に協力すればいいのか、と聞くと、それはその時になるまで話せない。

 しかも協力するに当たり、形式的なものではあるが試験を受けなければならないらしい。

 クエストと言う形で。

 しかもソロの上位…これに関してはいつもの事だから、どうでもいいが。

 

 更に言うなら、報酬も秘密。

 金銀財宝だろうが石ころだろうが文句は受け付けない。

 その報酬を放棄するなら協力要請も拒絶できるが、別の報酬が支払われる事もないし、結果に関わらず一切口を噤んでもらう、という内容だ。

 

 

 …別に、協力求めてんだから何もかも白状しろよ、とは言わんけどさぁ…幾らなんでもこりゃ無いだろ。 

 報酬については…まぁ、どんな仕事でも望んだ報酬が帰ってくるとは限らないから、そこは多少目を瞑るとして。

 

 …というか、「報酬は秘密」に加えて、「報酬を放棄するなら協力要請も拒絶できる」というのがな。

 それってつまり、『報酬の内容を知らされた後で』『協力するかどうかを選べる』って事なんだよな。

 つまり、報酬を知らされるのは、最初の試験クエストの後か。

 或いは、報酬=協力、という図式が成り立っているか、だ。

 

 

 …正直な話、マトモに考えれば受ける奴は居ないだろう。

 真っ当な仕事じゃない、下手をすると違法行為の気配すらする。

 しかし、俺はむしろ好奇心すら沸いてきた。

 ベルナ村の受付嬢も、俺ならまず間違いなく喜ぶって言ってたし。

 

 仮に荒事になったとしても、アラガミ化まで持ち出せばそうそう負けは無い、G級・レジェンド級・ギルドナイト級でもなければ逃げるくらいは出来るだろう。

 それに、俺は一応オストガロアを倒した龍暦院の筆頭ハンターみたいに扱われてるから、不審死とかあれば必ず調査が入る筈。

 自分から死にに行くような真似はしないだろう。

 

 

 

 

 以上がクエストを受けた理由である。

 決して、ストッキングに包まれた魅惑の脚線美、しかも足を組み替えるところに見とれていて、ウッカリ受けてしまった訳ではない。

 

 

 

 

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