※この作品はR-18です。

狩りゲー世界転生輪   作:時守 暦

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気になっているタイトルー。
世界樹の迷宮Ⅴ。
スターオーシャン(考えてみれば発売間近だ!)。
ギルティギア。
ペルソナ。
スパロボ。
ナルト(発売済み)
オーディンスフィア。
討鬼伝2。

…今年は色々あるなぁ!


追記
職場で上司に言われたのですが、文章を書く時は。で改行するのではなく、文章の内容で改行するそうです。
確かに小学生の時に習った覚えがあるのですが、内容で分けるってのが苦手なんですよね…だから。で常に改行、内容が変わるときには一行分開けるという形式をとっていました。
ですが、他の尊敬する作者様方の書き方を見ても、確かにそのように書かれています。
という訳で、ちょっと書き方変えてみました。
この書き方が続くかどうかは分かりませんガ。


-追記の追記 3/27-

色々な方からご指摘をいただいたので、とりあえず句読点の後のスペースを消しました。
あと1~2回くらいはこの形式で試してみようと思います。


第140話

ゲーム用PC月現在実家に帰省中日

 

 

 飛行船の風防、改良完了。と言っても、実地テストはこれからやらなければならないんだが。正直言って不安である。

 

 空を飛ぶという事自体、この世界の人間にとっては滅多に無い事なのだ。当然、空の上と地上との環境の差だって、充分研究されている訳ではない。そもそもからして、航空力学云々を平然と無視して飛行するモンスターだらけなんだし、真っ当な法則があるのかも怪しいな。

 

 

 だからカティ、今回は君を連れてはいけません。そ、そんな顔したってダメなんだからね! 危ないからダメです! 俺が守ってくれるとかそーいう事じゃないでしょ! 真の護身は、危険に近付かない事なんだからねっ!

 

 

 

 …ふぅ、要らんところで精神的ダメージを負ってしまった。妙に無垢な目を向けてきおって…やはり中身も幼いんだろうか。

 

 ともあれ、再度飛行船実験である。

 

 

 

 前回良好だったバァルカン!等の運行は、今回も問題なし。微調整したと言ってたから、そこまで違いは無いだろう。

 

 肝心の風防も…まぁ、問題は無さそうだ。随分と様変わりしている。全面がガラスなのは変わりないが、これは仕方ないか。カメラの類が無い以上、上空では前後左右を目視するしか無い。金属類で覆ってしまえば、頑丈さは上がっても周囲が見えなくなってしまう。

 ただ普通に飛行するだけなら問題ないだろうが、今の飛行船は空中でモンスターに襲われた時の事を想定して改造されている。機動力・旋回力共に、飛行船よりモンスターの方が圧倒的に上だ。これで視界まで塞がれたら、それこそどうしようもなくなってしまう。

 

 さて、前回問題だった大型回転衝角だが……多分成功、だと思う。この短期間で何をどう改造したのか、回転させても船体のバランスはそこまで崩れなかったし、風防も割れなかった。ただ、金属疲労(金属じゃないが)の問題で複数回使うと、やはり故障の可能性が非常に高いらしい。

 

 …まぁ、そこはあんまり考えなくてもいいと思うけどな。何せモンスターに体当たりする運用方法なんだ。どんなに精密にして、耐ショック機能をつけたとしても、故障は免れないだろう。

 

 

 

 テストはとりあえず、無事終了。現在は隠れた故障が無いか、技術者達があちこち調べまわっている。

 

 …うーん、俺としては…オート機能を付けられないかな、と思うんだが。何せ基本的に、ずっと操縦席に居ないといけない訳だから、一人じゃバルカンの照準すら合わせられないのだ。暫くの間なら、操縦席から離れても問題ないくらいの自動運転機能が欲しい。

 

 …それがあれば、空の上でエロい事もしやすくなるしね。

 

 

 

 ま、高望みってレベルじゃないがね、今の段階だと。

 船体の傾きを感知するセンサー、周囲の風に上手く対応できる翼、その他諸々は試作すらできていない段階だ。オート機能は、もっとカラクリ技術が発達しないと無理だろう。かつての世界で、PCや電子機器を駆使して尚誤動作が出るような作業を、木組みのカラクリでやらせようったって無茶な話よ。

 

 

 

 さて、飛行船の改良も一段落し、また外回りの時期だ。今回はどんなモンスターと遭遇する事になるやら。技術者チームからは、「新機能使って空で戦ってこい」なんて言われたけどな…。

 

 

 

 

ゲーム用PC月感想返しは次回にまた日

 

 

 外回り中。現在、寄り道しつつポッケ村へ移動中。

 

 カティがついてきたがってたんだが、何とか却下した。懐いているとかじゃなくて、商売の話だったから却下するのに苦労したわ…。

 

 前にも書いたが、アイルー同志の交換留学とか真面目に考えているからな。それが成功すればオトモのレベルも上がるだろうし、サポート行動や術も増える。

 ついでに、失敗しても俺には何のデメリットも無い。ぶっちゃけ、断る理由は無いんだよな。むしろ、本当に飛行船の捜査員としてオトモを育ててくれるなら、真面目にありがたいくらいだ。

 

 じゃあ何で却下したかって? 俺の理性と下半身と倫理観が信用できないからに決まってるだろ。

 

 

 そうでなくても、ここんトコ行く先行く先で妙なモンスターやら古龍やらに襲われまくっているのだ。更に、これから行くポッケ村の足元には大災厄が潜んでいる。

 いつ目覚めるのか戦々恐々している場所に、あんな子連れていけるもんか。何かあったら自責の念で切腹しちまう。次のループに行くだkだけど。

 

 

 

 

 

 

 

 そしてやっぱり出たよォ!

 銀火竜がさァ!

 

 

 バァルカンなんて効きやしねぇよ! 体当たりなんて機動力が違いすぎるよ! カティ連れて来なくて本当に良かった! メビウス1とか相手にしてる気分だったよ! FOX2! FOX2!

 

 最初の一当てを軽症で乗り切れたの、ホンマ奇跡だわ…。何よりも、初撃が炎のブレスでなかったのが助かった。引火して大爆発とか御免蒙る。

 深刻なダメージを負ったフリをして不時着して、そこから先は地上戦。

 

 いやもう通常種に比べて硬いのなんのって。しかも、使ってた武器がこの前見つけた凄く風化した大剣から作ったエピタフプレートだったからな…。飛竜のクセして龍属性効かないんだよな、あいつら。せめてテスカの方ならよかったのに。

 

 最終的には、久々に自分からアラガミ化しての連続サンダーウェイブが決め手だった。忘れがちだけど、アラガミ化した状態だと炎氷雷の属性攻撃を素で使えるんだよね。水とか龍は、変身前の装備が必要だけど。

 

 

 

 はー、しかし何でこんな所に希少種が居たのやら。金も一緒だったら、確実に詰んでいた。

 

 こいつら、ゲームだと基本的に塔の秘境に生息してるんだよな。ひょっとして、この近辺にもあるんだろうか。ポッケ村にも塔はあったが、そこからここまで飛んできたとは考えにくい。

 

 うぅむ…これも異変の一種なんだろうか?

 

 

 

 と言うか、そもそもコイツ、本当にMH世界の生き物だろうか。

 なんつーか……霊力への抵抗力が滅茶苦茶高かったんだけど。タマフリの連昇を初めとして、金縛りやら弱体化やらの効果がひどく薄かった。それこそ、ヘタな鬼より抵抗力が強いんじゃないかってくらいに。

 

 これが希少種の普通なんだろうか? それとも、今まで何度も遭遇した異常な能力を持った希少種中の珍種なんだろうか。

 

 希少種は……そうだ、塔の秘境、つまり根元で生息していたのなら、塔に残っている霊力に晒され続けたとしてもおかしくない。それで抵抗力を得て、或いは適応した結果が希少種…とは考えられないだろうか。つまり、珍種じゃなくて、希少種としてはこれが通常。

 

 この推測が正解かは分からないが、多分近い内に金火竜ともやりあうハメになるだろうし、霊力は効果薄しと考えておいた方が良さそうだ。

 飛行船のメンテがあるので、今日はここまで。

 

 

 

 

ゲーム用PC月帰省の最終日が、ひい婆ちゃんの命日でした。何年目かなぁ日

 

 

 幸い、飛行船のダメージは小さなものだった。攻撃力は今回は使えなかったが、防御力を色々強化してたのは無駄ではなかったようだ。

 

 この近辺で銀火竜が生息していた形跡が無いか調べてみたかったのだが、こんな所に飛行船を置いておいたら、それこそ興味を惹かれたモンスターに何をされるか分かったものではない。実際、ランポスの群れが一度寄ってきたが、殺気で追い払った。……久しぶりに鳴き声で交渉した方が良かったかもしれないな、平和的に。

 

 

 さて、金火竜に教われないか、警戒しながら空を飛んでいたんで、ちょっと遅くなってしまったが、ポッケ村に到着。

 

 やっほー、シャーリー久しぶり。元気だった? 皆とケンカしてない? 欲求不満?

 

 …歓迎のキスと同時に地獄突きを食らった。元気そうね。だが欲求は不満していると見た。

 

 

「…やっぱり、女だけだとね…」

 

 

 とボソッと呟いたの、聞こえたぞ。俺が居ない間は、フローラさんやフラウさんと百合百合していたらしい。そう仕込んだのは俺だけど。

 

 

 ともあれ、今のところポッケ村は平和そのものらしい。

 ティガレックスもガムートも村の近くからは居なくなり、獰猛化するモンスターも特に出現していない。

 

 

 そして地下に眠るウカムもそのままである。

 

 いい加減、レジェンドラスタの二人も「もう起きないんじゃないか?」とダレてきている節があるそうだ。まぁ、一日中アレの前に居座ってる訳にもいかないし、そういう結論に流れるのも分からんではないが。少し前に僅かだが変化があり、二人とも気を引き締めなおしているらしい。

 

 

 普通であれば、多忙なレジェンドラスタがこのように長期間、平和な村に居る事はない。例え潜在的な脅威があっても。

 しかし、ベッキーもそうだったが、現在はギルドからレジェンドラスタ及びギルドナイトの移動禁止令が出されている。コレ幸いと二人して村に留まっている訳だが、何か情報は入ってきていないだろうか。

 

 ギルドナイトやレジェンドラスタの移動を制限する程の脅威…。地下のウカム、ではないと思う。危険度は非常に高いが、全区域のギルドナイトを制止させる理由にはならない。そこれそ、フラウさんとフローラさんで充分だと思うが。

 

 

 

 ところで、あっちこっちでの女関係についての制裁は無しデスカ? 家のドアを開けたら、サルカニ合戦の臼よろしく対巨竜爆弾(大樽爆弾Gの二倍以上の威力デス)までは覚悟してたんだけど。

 

 

「ああ……うん、まぁその、思うところは色々あったけど。ミナガルデのベッキーさんは………オブラートに包んで言うけど、型破りな受付嬢として色々有名人だったし。特にベルナ村のは…」

 

 

 知ってるのか…。(そしてベッキーの正体は知られてないな) すまん、ベルナ村に関しては口止めされてたから書かなかった。

 普段とは違った意味で後ろ暗かったし……ソッチ系の店に行ったみたいで。

 

 

「コノハさんとササユさんの手紙でね。どうもあの二人も、アナタが目を付けられるのを狙って情報を流したみたいだし…何考えてるのかしら」

 

 

 …(多分、どっちにしろ目を付けられると思って、俺を庇う為に情報を流したな…あのロリ双子、どこまで尽くす気だ…)。

 

 

「相手が不特定多数というのはどうかと思うけど、ギルドの事情と言うのも分かるから…。この村だと、そういう秘密のサバトは無いわ。職員で集まっての宴会くらいね」

 

 

 なんだ無いのか。…ま、シャーリーがそんなのに参加するのはイヤだしな。

 

 

「自分は参加しておいて、都合がいいわね。ま、それはそれとして…ちょっと仕事の話なんだけど」

 

 

 仕事。………話を聞いて思った。

 とうとう来たか、と。

 

 

 ベッキーの話と言うのは、俺の『昇格』の話だった。現在、外回りという特殊な形を取っているとは言え、扱いは上級ハンター。その状態で、色々と規格外の相手(初めて聞いた時、シャーリーは卒倒しそうになったそうな)を狩っていた俺である。もういいんじゃないか、という話がチラホラ出ていたようだ。

 

 

 即ち、G級ハンターへの昇格。段階的には、2段ほどすっ飛ばしての形になるが。

 

 

 

 やっとここまで来たか、という思いと共に、俺程度が、という認識もある。勿論、G級ハンターだってピンキリである。特に、同じG級でもポッケ村でのG級と、開拓地でのG級はまるで重みが違う。

 

 今の俺がG級になったとしても、ポッケ村基準でのキリにギリギリ当たるかどうか。ここから更に自分を高みに登らせなければ、G級では生き延びられないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 だが受けぬ。

 昇格ナシ!

 

 

 

「…でしょうねぇ。あーあ、残念。久しぶりにG級受付嬢としての仕事が出来るかと思ったのに」

 

 

 本音は?

 

 

「G級になれば、女にだらしない態度への制裁として、色々鬼畜クエストを押し付けられるのが一つ。…今はG級ハンターへの移動制限も出てきたから、G級に昇格すれば当分ここで独占できるかなーっていうのが一つ」

 

 

 …前半と後半の更に後半は置いとくが、ギルドナイトやレジェンドラスタだけでなく、G級ハンターまで移動制限が出たのか…。以前にココット村で話を聞いてたから、念の為に昇格せずにいようと思ったけど、大当たりか。こりゃ相当な事だぞ。

 

 

「そうね…G級ハンターは凄いけど、立場で言えば一介のハンター。その行動を制限する権限は、ギルドにだって無いわ。つまりは、越権行為をして、更にはG級ハンターの反感を買ってでも推し進めなければならない何かがあるか…。

 

 或いは、自分の権限の範囲を把握してないおバカさんが、ギルドの上部に座っているか、ね」

 

 

 強すぎる力を管理できるとアピールして悦に浸るってか? 後者は無いんじゃないかなー。あんまりアホな真似してやがったら、それこそギルドナイト案件で闇系だしさ。…そっちの方が、よっぽど良かったけども。

 

 

「私としてはどっちもどっちね。目前に迫る正体不明の物理的脅威か、アッパラパーな上司が出す指示に振り回されて、現場が大混乱するか。どっちにしろ、危険な目に会うのはハンターよ」

 

 

 ハンターがしくじったら、他の皆も危険だけどね…。で、情報は降りてきてないのか?

 

 

「それが全く…。それなりに情報網は持ってるんだけど、ガチガチにガードを固めてるみたい。

 そもそも2段階飛ばしてのG級昇格なんて、異例を通り越してとてもじゃないけど認められないわ。クラスが上がるという事は、それだけ危険度が増すという事。

 それをすっ飛ばして昇格させるという事は……ひょっとしたら、アナタにG級の枷を嵌めようとしたのかも?」

 

 

 

 どうだろうな…俺をムリヤリ戦力として組み込もうとしている? ふぅむ……更に、受付嬢にさえ、教える事ができない脅威…か。

 

 

 あまり考えたくはないが、何匹か心当たりはあるよな。黒いのとか赤いのとか白いのとか。

 

 話を蹴ったとは言え、G級まで来ちゃったもんなぁ…出てきてもおかしくはないんだよなぁ…。

 

 

 

 

 

プレイステーションVR月ひい婆ちゃんと犬、両方墓参りいってきます日

 

 

 新しい月に突入。今回はえらく長く続くものだ。

 

 それはそれとして、昨日は実に楽しかった。

 フラウさんは顔を見るなり、「待ってたんだよー!」と飛びついてきて全く離れなかったし、フローラさんも何だかんだで手を取ったりしてスキンシップを求めてきた。

 うーん、こうして触れ合ってみると…やっぱ強いな、俺より数段。

 そんな二人に擦寄られるって、なんか凄い優越感…。

 

 しかも…こうまで近寄られるとさ、やっぱニオイが分かるんだよ。

 二人ともクエストを受けてきた帰りだったんで、汗も少しは掻いてたんだが……メスのニオイもしたなぁ。発情しているメスのニオイが。二人も欲求不満だったのかえ?

 

 返答はフラウさんのおっぱい顔面押し付けと、フローラさんのヒップの感触でした。

 

 

 シャーリーはそんな二人を見て苦笑していた。

 俺が居ない間に、本当に仲良くなったんだなぁ…。本当に、前回来た時には感じられなかった、3人の間の……なんちゅうの、繋がりみたいなのがよく分かる。夜な夜な3人で遊んで、お互いに情が移ったんだろうか。

 

 

 

 結局、3人纏めて欲求不満を解消させてあげた訳ですが…うーん、ちょっと妬けるかな。

 3人とも、前に来た時とはこう…ちょっとテクとか感度とかが上がってるよ。コンビネーションに至っては、それこそジェットストリームアタックを実現できそうなくらいに見事な連携だった。

 

 イチャコラネチョネチョしながら切磋琢磨したんだろうなぁ。

 外回りの性質上、そして他にも何人も現地妻を抱えているから、接する事のできない時間が増えるのはどうしようもないんだが…。やっぱり、俺が居ない間に3人で仲良く(意味そのまま)していると思うと、どうにもヤキモチが…。

 

 

 身勝手極まりない話ではあるが、3人ともヤキモチ妬かれるのを嬉しがってくれてるみたいだからいいか。嫉妬と小さな苛立ちに任せて、実に激しい夜にしてしまいました。

 

 

 

 

 さて、仕事の話になるが、レジェンドラスタの二人は、俺がG級昇格を蹴った事を聞いて落胆していた。移動できなくなるから仕方ないって事も理解してはくれたけど。

 

 んで、二人が今でも見張っている地下のウカムであるが、最近少し異変が見られたそうだ。

 氷の中で大きくなったり小さくなったりを繰り返す、本来ウカムには無い角。この角の伸縮ペースが、少し速くなっている。更に時折ではあるが、角の色が不規則に変わる事さえあるそうだ。

 

 それが起こったのは約一週間前。その現象は、半日程で収まったそうだ。目覚めの前兆、だろうか?

 

 

 

 正直、村ごとさっさと避難させたい気持ちで一杯である。

 しかし、もしも本当にウカムが目覚めたのであれば、レジェンドラスタも、俺も戦わなければならないだろう。ポッケ村だけではない。異能持ちのウカムが暴れまわるとなると、それこそこの近辺一帯に壊滅的な被害が出るだろう。

 何百年も眠り続けていたのだから、空腹だって相当なモノの筈。この辺からグラビモスとかが絶滅してしまってもおかしくはない。

 

 

 

 

 という訳で、俺もちょっとウカムの様子を見に行ってみたんだが……うーん? なんかこう…確かに今までとあまり変わらない状態になってるみたいだが…引っかかる感覚があるというか…。

 

 

 

 

 

 あ

 

 

 

 

 こいつ、狂竜ウィルス持ってやがる。

 ココット村付近で獰猛化したモンスターを狩り続けている間に、狂竜ウィルスに感染しているモンスターを何となく区別できるようになってたんだが…氷越しではっきりしないが、多分コイツウィルス持ってやがる。…でも狂竜症は発生していない、ような…?

 

 それをフローラさんとフラウさんに話してみたが、流石に俄かには信じ難いとの事だった。ウカムは古龍じゃないし、そういう意味では狂竜ウィルスに感染しても不思議は無い。

 が、何でコイツが感染してんだ?

 

 狂竜ウィルスの正体は、ゴアやらシャガラやらのリンプンだ。文字通りのウィルスじゃないし、仮にコイツに偶然ひっついていたリンプンが纏めて氷漬けになっているなら、まぁ分からんでもない。凍っている今でも、死滅せずにウィルス(リンプン)は健在だ。

 しかし、本当に前から感染していたのか? どうにもそこが、霊勘的な部分に引っかかる。

 

 なんつぅか…今まで感じていた狂竜ウィルスとは、何となくカンジが違う気がするんだよな。

 どんな風にと言われると言葉に詰まるし、「耐性を得たからでは?」或いは「感染しているのがウカム(特異個体)だからでは?」そもそも「氷漬けになってんだから、他のウィルスと同じ状態の筈が無い」と言われると反論できない。

 

 レジェンドラスタのお二人も、霊力に関しては分からないし、流石に氷漬け状態で狂竜ウィルスに感染しているかなんか判断できない。だったらどうして俺が感知できるんだって話に

 

 

 

 

 

 そこじゃね、突破口。

 

 

 何で俺だけ、狂竜ウィルスを感知できるのか。俺だけがこの感覚を、明確に認識しているから。つまり、俺が感知している狂竜ウィルスは、何らかの霊力的な要素がある?

 

 考えてみりゃ、何でも取り込んで自己増殖する蝕鬼の触媒すら取り込んでいる俺の体が、物質を取り込むだけで変調するなんておかしな話だ。

 狂竜ウィルス全てがそうなのか、それとも極一部の狂竜ウィルスがそうなのか…。とにかく、霊力と狂竜ウィルスには何かしらの関連性がありそうだ。

 

 

 

 

 …しかし、何でもかんでも霊力霊力と繰り返して関連を疑うのもどうかと思うが…。実際、関連ありそうだもんなぁ。

 あのウカムにしたって、元々霊力で出来ていると思われる角があったところに加えて、狂竜ウィルス。

 

 しかもコレを言い出したら、前のループの時から今回まで、行く先行く先で何度狂竜ウィルスと出くわしたか。何処に行っても何をやってても、狂竜ウィルス狂竜ウィルス霊力狂竜ウィルス。本当に、トコトン祟ってくれるものだ。

 

 

 

プレイステーションVR月あと日中から飲み食いしまくってダラダラもする日

 

 

 先日思いついた、狂竜ウィルスが霊力と関係があるという説が当たりだとして(半ば確信を持ってはいるが)。それがどうしてウカムに感染しているんだろうか。

 

 霊力とは、個人個人が持つ生命力の具現だ。色々例外はあるが、その辺はこの際考えまい。

 

 で、基本的に霊力を操れるのは、それを生み出した当人だけだ。

 例え話になるが、攻撃的な霊力を他人の体に打ち込めば、それは毒となってその者を蝕むだろう。が、その霊力がいつまでも存在する事は無い。どんどん消耗し、やがては消え去ってしまうのだ。

 

 同じ事が、ウカムと狂竜ウィルスにも言える。ウカムに狂竜ウィルスを生み出す力は無い。つまり、狂竜ウィルスは他者から感染させられた霊力なのだ。

 であれば、何百年と眠り続ける間、それが消えずに残り続ける事があるだろうか?

 

 答えは否、だ。冷凍保存されていても、だ。

 

 

 

 つまり…あの狂竜ウィルスは最近感染した。何処からか流れ込んできた狂竜ウィルスが、ウカムの体に入り込んでいる。

 

 一体どこから?

 

 

 

 仮説はある。霊力=狂竜ウィルスの図式が成り立つのであれば、世界各地どこに行っても影響を与える方法はある。

 

 地脈だ。龍脈、龍穴、パワースポット、地面の断層、地面の下を流れるナニカ、フォッサ・マグネ。………マグナ、だったっけ?

 

 大地を巡る霊力は、その筋を辿って循環している。

 そこに何らかの理由で狂竜ウィルス=霊力が紛れ込めば? …その霊力の流れの先に居る、ウカムに入り込んでいってもおかしくない。

 

 ん、という事は、ウカムは外から流れてくる霊力を溜め込んでいるのか?

 …それを生命力なり、栄養代わりなりに使っているのであれば、何百年と冷凍冬眠していてもあんなに迫力に溢れている理由にも説明がつく。ウカムの近くにあるあの遺跡は、龍脈の力を使って何か儀式をやってたっぽいから、場所的にも不自然は無いしな。

 

 

 

 だが、この説にも穴はある。

 仮に龍脈に狂竜ウィルスが紛れ込んだとしても、それがどこまで生き延びられるだろうか? 大地に流れる霊力は、人間のソレとは比較する気にもならない程に広大で強力で膨大だ。

 大海に墨汁を一瓶放り投げたようなものだ。あっと言う間に拡散して薄くなり、その色さえ無くなってしまう。龍脈に流されながらも狂竜ウィルスとしての情報と形を保ち、あまつさえ古龍並みの飛竜に感染するとなると、元の狂竜ウィルスは一体どれほど強力なのだろうか。

 

 少なくとも、ココット村に居ると認識していたシャガルorゴアの比ではない。もしもそれ程に強い狂竜ウィルスを保持しているのなら、その被害はあんなものではないだろう。

 俺なんか、耐性を付けるどころかココット村で暮らす事すらできなくなってしまったかもしれない。

 

 

 

 

 …この仮説を信じて、龍脈の流れを辿ってみるべきか? あんまりソッチ方面の感知力は高い方じゃないが、龍脈の流れは基本的に山脈の尾根に沿っている。それを辿ってみて、その先で狂竜ウィルスと思しき被害…或いはモンスターの獰猛化が発生していれば、そこに何かがある可能性は高い。

 ふむ…とりあえず地図を見てみるか。

 

 

 

 

 




…実家から戻ったら、暫くヘルシー料理にしないと…。
焼き魚ってヘルシーなのかな。
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