※この作品はR-18です。

狩りゲー世界転生輪   作:時守 暦

143 / 611
久々に心底やってられっかな気分…。
スタッフ複数名と店長のインフルに始まり、伝達の行き違いに勘違い・普段と違う特殊な作業・マナーの悪い客・上司からのダメ出しetcが全て一日に集結したような日でした。
どれか一つでもタイミングがずれてれば、そう悪くはならなかっただろうに…。
どーも帰省が終わってからツキが悪い。
なんか気晴らしかお払いに行かねば。

あと、ふと八つ当たりがしたくなって、その苛立ちを職場のPCに打ち込んでみた。
2chとかツィッターで荒ししてるような文章ができた…ちなみに全て平仮名。
自分でそれを書いてしまった事に福本キャラが『ぐにゃぁ』した時みたいな感覚を味わいました…マジで眩暈起きた。
ああいうのは止めにします、これでも一応自分の書く文章にプライド持ってるもんで…こんな愚痴書いてても持ってるもんで…。

スターオーシャン…うーん…微妙?
クエストをこなすのに広いマップを走り回るのはいいんだけど、ほぼ一本道だし。
仲間に入ったり外れたりはあるけど、最後までメンバーも固定っぽいしなぁ…。
クリエイションも、ほぼクエストをこなすのに使うくらい。
なんというか…幅が欲しい。
レベルによるゴリ押しだけでどうにかなってしまう。

まぁ、SOの本番は裏ダンジョンというのも定番ではあるけど。
そっちに期待していいのかな。


第143話

プレイステーションVR月焚き立ての白米と味噌汁がシミジミと美味い日

 

 

 ベッキーとの触れ合いもそこそこに、体調不良を無視して狩りに向かう。 と言うか狂ったモンスターが一時間につき2~3回の割合で村にカチコミかけてくるんで、引きずり込んで各個撃破。

 

 

 

 

 そこで色々考えるのを止めて戦ってた訳だが。

 

 

 

 

 日時の感覚が曖昧です。

 

 

 

 

 

 

 

 

プレイステーションVR月ネットでクレカが使えないと思ったら日

 

 

 

 

 プレイステーションVR月某日夕方、気がついたらジンオウガが目の前で倒れていた。

 

 

 プレイステーションVR月某日朝方、ゲネルセスタスを一体狩る。気がつけばアルセスタスの死体が山になっていた。濃汁塗れ。

 

 プレイステーションVR月某日昼間、ブラキオスの頭のデコを持って近所の川でヴォルガノス4匹を爆殺していた。いつブラキオスのデコを持ったのか記憶に無い。

 

 プレイステーションVR月朝方、ティガレックスがマジ泣きしながら近所にハプルポッカに食いついていた。どうも俺が「従わないと食うぞ」みたいなカンジで脅したらしいが、結局ハプルと死にかけだったティガは相打ちになったようだ。

 

 プレイステーションVR月夜中、我にかえるとイャンガルルガと金色ラージャンが地に伏している。

 

 プレイステーションVR月+2日黎明、いつの間にやら、封印していた筈の神機を持ち出し、イビルジョーをムシャムシャしていた。

 

 プレイステーションVR月+FA、緑色の大爆発を連発して荒野を作り出したような気がするが、場所が定かではない。

 

 プレイステーションVR月黄昏-5、ショウグンギザミを村にカニ鍋として提供したと聞かされた。

 

 プレイステーションVR月夜中-1、ナルガクルガと追いかけっこしていたらしい。我に帰って振り返ると同時に斬首。

 

 プレイステーションVR月昼間÷3、愛と勇気と怒りと憎悪を恨みと因縁を込めて俺の村を襲いやがったゴアだかシャガルだか分からんマガラに鬼杭千切3連発。

 

 プレイステーションVR月明け方×1.8、紫色のリオレイアの尻尾を縦に切る。

 

 プレイステーションVR月7.2Ver曙、ウルクススを崖から蹴り落とす。

 

 プレイステーションVR月AMENB、ベッキーにドン引きした上に抹殺対象認定一歩手前な顔をされた。

 

 プレイステーションVR月あべべべべ、闘技場でガララアジャラが自分から蝶ムスビになった。

 

 プレイステーションVR月-200、ベッキーから「ベッキーの穴卒業認定証」を貰う。以後、穴の所有権を認められるらしい。

 

 プレイステーションRX月BLACK、記憶が半分以上トン出る上に時系列も滅茶苦茶だからどの時なのか分からんが、不思議な事がおこっておじいちゃんが狂竜ウィルスを克服した。

 

 プレイステーションVR月

       雨風を具して参れ

       風を巻き、重ねて来たれ

       肉を食み甘を吸い忘るる事なかれ

       昔日に縹々とすすき野に啼く

       彼の時を想えい汝よ

       時は流れ逝きて留まること能はずとも、なお

       侍髪長くして長柄は隠形の型

       汝を幾重にも責め刻む

       曰く、これより汝が棲まふのは小さき箱

       以て現に出ること能はず日、なんか犬神みたいなの叩き切った。

       あとこのポエム何よ。

 

 プレイステーションVR月そろそろ我に返る、ドリスがベッキーの戦闘シーン見てしまったんだけどどうしよう。

 

 プレイステーションVR月G、何故か謎の青年と共闘している。…おい、持ってるそれ、山菜爺さんに貰ったHACHIKUと違うか?

 

 プレイステーションVR月nknk、気がつけば「旦那さん」と呼ばれる見知らぬサムシングを土下座して崇拝していた。気がついた後も崇拝し続けた。

 プレイステーションVR月RIDN、明らかにモンスターではないデカいメタリックなロボットをサイボーグっぽい人と一緒に切り刻んでいた。

 プレイステーションVR月Mikr、何処かのステージでバックダンサーとしてポーゥしていた。クルクルビシッ。踊れ踊れ。プレイステーションVR月過去視、どっかの施設で人造人間っぽいのが作られているのを目撃。プレイステーションVR月ヒラコー、明らかにヤバイ連中の狩り(?)に巻き込まれた。アレに比べりゃ古龍なんぞ…あ、でもG級やレジェンドは気に入られそうな気がする。プレイステーションVR月+2昼間、ドス系等の連中を積み上げる。プレイステーションVR月昼時、そんな事よりこんがり肉G食いたい。

 

 

 

 

 

 

 

 …あの、俺は一体ナニをしていたんでしょうか? 一番疑問なのが、ベッキーとエロエロしていた記憶が無い事なんですがね。

 結構な日時を狩りに費やしていたようなんだが、思い出せる記憶の時系列が曖昧で、具体的な日数が分からん。カレンダーを見ると3日程度しか経っていないようなんだが、どう考えてもそれだけで狩れる量じゃないんだよな…。

 

 あと、ドリスがベッキーの正体に勘付いたっぽいのが一番厄介な案件なんですが。

 

 

プレイステーションVR月名義を記入するところに、名前をイニシャルで入れていた日

 

 

 なんかいつの間にやらココット村周辺のモンスターはほぼ絶滅状態になっていた。一部の人間からは恐ろしいモノを見る目を向けられているが…そっちは別に問題ない。

 

 むしろドリスさんの方が心配だ。と言うか、どうやってこっちの村に来たんだ? 仕事はどうした。

 

 いや、別に迷惑がってる訳じゃないって泣くな泣くな!

 

 …予想通りというべきか、ベッキーが実はギルドナイト、或いはそうでなくても相当な実力者だと気付いて、少々不安定になっているようだ。だが想定していたレベルよりはずっとマシか。…やっぱ、ベッキーとも百合百合な肉体関係状態になってたのがいい方向に働いたんだろうか? 後は、ほかに甘えてくれる人間が居る…まぁ俺の事だが…事も。

 

 とりあえず、安全確保も一段落した事だし、今日は休暇も兼ねて甘え倒しますかね。どういう密度でどんな無茶をしたのか分からんが、ちょっと体がギシギシ言ってるし…。

 

 

 

 

 と言うか、なんか気がつけばシャガルマガラをブチのめしてしまっていたんだが。

 これってどうなの? いつも間にやら元凶を仕留めてしまっていたわけだが。

 

 

 正直色々とモノ申したい。前ループ時の因縁(一方的だが)の相手なんだから、もうちょっと盛り上がりがほしいっつーか。無意識ながらも渾身の鬼杭千切を叩き込んでいたようだから、その辺はグッジョブだ俺。感情に任せて3発連続で叩き込んだから、体が壊れかけてたけどな。

 

 

 他にも言いたい事は、何でこいつ半分黒くて半分白いんだ、とか。…ん~、前ループで俺の村襲ってきたのコイツかな…特徴は似てるんだけど、でもアイツは全身が白と言うか黄色っぽかったし…。

 

 どっちにしろ、この近辺の狂竜ウィルスの被害の元は多分コイツ。そこから更に、あの妙なヤマツカミが被害を増幅させてたんだと思うが。

 

 

 だが、元凶が居なくなったからと言って、振り撒かれたウィルスが無くなる筈もなく。まぁ、これ以上狂竜ウィルスがばら撒かれないのは朗報か。

 

 近辺の『消毒』は出来るところまではやった。

 モンスターもほぼ狩り尽くしたようだし、デカい狂竜結晶の類もほぼ回収した。残りは草木などに付着している狂竜ウィルスだが、これはそこまで強い効果は無いだろう。量を食べればモンスターは狂竜ウィルスに感染するかもしれないが、多分それだけの量を摂取する前に、気分が悪くなって吐くと思う。

 

 村の近場ではないモンスターで、感染している者は徐々に少なくなっていくだろう。狂竜症で真っ当な行動ができなくなったモンスターがいつまでも生きていける程、食物連鎖は甘くない。 力尽きた感染者を喰らって、蟲毒の要領でトンでもないモンスターが出来上がる可能性も、無いではないが。

 一体二体だけなら、この村のハンターで充分対処が可能だろう。今回の壊滅的な被害は、大量のモンスターが一度に暴れだした事によるものだしな。

 

 いやー、しかしこうして考えると、村長が仕掛けたハンターを増やす策が見事に大当たりしてんだな。獰猛化したモンスター達の素材でハンターを集め、またモンスターと戦わせる事で大きくレベルアップを計る。その結果、村には被害甚大なるも、死者重傷者は極めて少なく、迅速な安全確保に成功した。生き残ったハンター達も、一皮剥けたようだった。

 

 村の被害に関しては、村長はむしろ笑っていた…懐かしい、と。

 昔はモンスターの襲撃で、こんな風に壊滅する村があったものだ、と。それは笑う部分じゃないと思うんだが…「なぁに、かつてのように0から始めるだけよ! いや、人は揃っておるから0ではないのう!」だそうだ。爺さんになってもまだまだ元気なお人である。

 

 

 まぁ、この調子なら遠からず、村は再興されるだろう。前より暮らしやすい村にしてやろう、と息巻いているハンターだって居たしな。俺としても、短い間だが協力を惜しむつもりはない。一番役に立てる方法は、飛行船を使ってあちこちから資材を運び込んでくる事だと思うけどな。

 

 

 

 

 

 

 さて、真面目な話はこれくらいにして…。

 

 精神がちょっと不安定気味なドリスを安定させる為、「プリンたべたーい! ケーキたべたーい!!」と年甲斐もなく駄々っ子みたいな真似しているベッキーと一緒に、ドリスに甘えるかな。…俺の場合は「お酒飲ませて~」かな。

 

 

 

プレイステーションVR月ややこしい真似をしおって…日

 

 二人がかりでドリスに甘えたおかげで、ドリスは何とか安定してきた。たった一晩で安定するってのも、どうも安いと言えば安いと言うか…。

 いや、これはベッキーとドリスがそれなり以上の信頼関係を築いてきたから、なのかもしれない。例え、ベッキーが自分の想像を超えた実力者で、「手間のかかる目が離せない先輩」というイメージが幻だったとしても………ベッキーの私生活では手間がかかるのは間違いない、と。

 よーするに、「掃除できない先輩」だった訳ね…。まぁ、確かにハンターともなれば、私生活での家事はルームサービスがやってくれるけどさ。

 

 …あれ、でもベッキーってルームサービスとして俺に近付いてきたよな………ま、まぁいいか。実はコッソリ裏でアイルーに仕事させてたのだとしても、気にしなければ…。

 

 

 

 ま、それはともかく、日中は元気に村の再建を手伝っています。村長を初めとしたお偉いさん方は、何処に何を作るのかを話し合い、俺や一般ハンターみたいな脳筋は、とりあえずボロボロになった建物を解体して資材にしたり、荒れまくった地面を整地したりしている。ピッケルが意外と手に馴染むな…。

 時間さえあれば、このままクラフターを目指してみるのも面白いかもしれない。ひょっとしたら、時々見る夢のおかげで、唐突にそっち系の能力に目覚めてしまうかもしれないが。

 

 

 

プレイステーションVR月いや、他人に使われないように対策してるのは分かるけど日

 

 

 …よく分からんが、なんかスゲェイヤな予感がする。

 

 夢に出てきた、黒いのと赤いのと白いのが襲ってきそうな気がする。しかしそのような兆候も無い訳で…いやいや、レジェンドラスタやギルドナイトが移動を制限されているのが兆候では?

 

 

 …とにかくアレだ、悶々とした不安を抱えたまま数日間ほど土木作業やってた訳だが、ふと思い出した。ここに来る時に空中戦やったヤマツカミ、結局どうなったんだ?

 

 近場に居たハンターに聞いてみると、やはりあの狂竜ウィルスを纏ったヤマツカミは、禁足地に居たらしい。 そいつが飛び立つと同時に、猛烈な量の狂竜ウィルスが振り撒かれ、後はココット村壊滅寸前のシーンまで一直線。

 何故突然目覚め、ココット村に向かう俺を目指したかのように近寄ってきたかは謎だが、今は奴がどうしているかの方が問題だ。

 

 アイツはまだ、狂竜ウィルスを体に溜め込んでいる筈。海の方へ流れていくから問題ないだろう、と思っていたが、考えてみれば何処か別の場所で再度休眠に入る可能性もある。そうなったら、またしても地脈を通して狂竜ウィルスが振り撒かれるかもしれない。或いは、海にボチャンとおっこちて、その近辺をウィルスで汚染する可能性だってあった。

 

 …追撃かけた方がよかったかな。でもそうなると、ココット村を放置する事になってしまうし。

 

 

 どっちにしろ、アイツを放置するのは危険すぎる。ギルドに報告するのも忘れてた…。

 と思っていたら、ドリスは既に情報を持っていた。どうやら、ギルドの方もあのヤマツカミの行方には注目しており、他のヤマツカミと区別をつける為に「ヤマクライ」という名を与えているらしい。

 

 肝心の行方はと言うと…海の上をフラフラしているのだとか。山を食うのに、何故に海に出るのやら。山彦海彦に習って、ヤマクライじゃなくウミツカミとでも名付けた方が良かったんじゃなかろうか。

 

 

 しかし、どうしたものかな。海の上…海面ではなく、文字通り海の上空。

 正直、ちょっと手が出せない。飛行船使って戦おうにも、正直火力が足りないし。船を出したって、上空には手が届かない。

 

 どっかに着陸しないと、手が出せないなぁ…。と言うか、海で一体何をやってるんだろうか?

 

 詳しい場所を教えてもらったが、直近の港はモガの村。もう少し距離が離れた場所に、タンジアの港がある。

 

 全く方向は違うが、距離だけで言えば次に近いのがベルナ村近くの港だな。

 

 

 うーん、ベルナ村に被害…出るかな。地形や季節による風向きを考えても、狂竜ウィルスがベルナ村付近に流される可能性は低そうだし…海流だってそれは同じ事だ。

 いや知ってるトコだけが被害にあわなきゃいいとか、そういうつもりじゃないんだが。

 

 

 

 

 …でもなぁ、こうしてイヤな予感がしてる真っ最中に、あからさまに危険なアイツを思い出してるんだし…。なぁんかあるよな…お約束的に考えて。

 

 しかし、仮に地面の上で対峙したとしたら、そこまで強い相手だろうか。

 確かに古龍特有のアホみたいなタフさはあるだろうし、ゲームでも吸い込みからのムシャムシャはかなりの脅威だったが、それ以外は…あんまり動きも素早くない。普通のハンターの行動速度でも、対応さえ間違わなければ避けるのはそう難しくなかった。素早さで言えば、ハンターの一段二段上に居るゴッドイーターである俺なら、回避はそう難しくないと思う。

 

 

 

 

 が、考えてみりゃそれ以前の問題だった。あの濃度の狂竜ウィルスを浴びて、動ける自信が無い。

 

 今、ココット村に居る時でさえ、気を抜けばリバースしそうになるんだよな…。結構耐性がついてきていたのに、この有様だ。狩りしてる時は割りと平気だったんだけど。

 

 と言うか、なんかずーっと狂竜ウィルスの中に居た為か、任意で感染状態になれるようになってしまったっぽい。俺だけじゃなく、ベッキーも似たような事が出来るようになっていた。狂竜身、と名付けていたようだが…自分から感染状態になるのか?と思っていたが、ベッキークラスになるとこれも洒落にならない事になるようだ。

 

 知っての通り、狂竜ウィルスは敵を攻撃し続ける事で克服できる。克服すると狂撃化状態になり、身体能力やら何やらが上がる訳だが……ギルドナイトがこれをやると、どうなると思う?

 レジェンドラスタのキースさんでさえ、敵の攻撃を摺り足で避けて、錬気常にマックス状態から反撃なんて珍しくもないのだ。ギルドナイトが使うと、一度発動させて狂撃化状態になったらそのまま強化維持余裕。狂撃化状態中に意識を集中し、再度狂竜身を発動させ、そのまま克服して戦闘続行…。

 

 いやはや、流石ギルドナイトというべきか…。ただでさえ高い攻撃力が、文字通り狂ったように跳ね上がる。

 

 

 

 しかし、こうして考えると、以前に教えてもらった減るブラザーズの狂竜ウィルス克服法は間違っている事になるな。モンスターから適度な距離を保ち、ウィルスの濃度に合わせて動きながら体を慣れさせる…というのが、あの二人の理論だった。

 

 が、自分から狂竜ウィルスに感染しつつも、狂竜ウィルスとは全く関係の無い相手を攻撃し続ける事で、克服できてしまう。…恐らくだが、狂竜ウィルスという理性を狂わせる存在に干渉されながらも、それを抑え込んで適切な行動を取り続けられるか…がキモなんだろう。精神力だけの問題ではなく、体もちゃんと自分の管理下に置き続けなければならないんだろう。そういう意味では、相手を注意深く観察して距離を保つ、という減るブラザーズの方法も間違ってはいないな。

 

 

 

 

 だがそれはつまり、俺にとっては最悪の結論という事である。

 だってそうだろう?

 

 夜に二人きりないし三人きりになれば、あっと言う間に理性が飛ぶ俺だぞ? 自分を管理下に置き続けるとかできる訳ないじゃん。セクロスが上手い奴は要するに興奮をコントロールするのが上手い奴、というのが俺の見解だが、それは来るべき瞬間に備えて興奮を圧縮するって意味でしかないのよね。その時になったら、コントロールとかブン投げて野獣、いや狂竜になるに決まってるじゃん。

 

 

 

 …とにかく、俺がこの村に居られる時間は、体質的にも揉め事的にもそう長くはなさそうだ。せっかく再度訪れてくれたドリスには悪いけど、近い内に出発しなければならない。そんな予感がする。

 

 景気の悪い話になるが、恐らく本格的にデスワープが迫っているんだと思う。今回の嫌な予感もそうだが、とにかく霊感的にビリビリとヤバい気配を感じている。正直な話、ベッキーを援軍として連れて行きたい。それくらいに危険な相手が迫っているっぽい。

 

 最初から弱気、負ける気で戦う気はないが、今までの例を考えるとなぁ…。女絡みで死ぬか、唐突にアホみたいな状況に放り込まれて対応しきれず死ぬか、なんだよな…。

 

 

 

 

 …また前と同じようにバイオハザって、関係を持った女全員が狩りに来るとか…ないよね?

 ベッキーが俺を狩りにきたら、生き残れる気がしないんですが。あとコノハとササユが裏から手を回したら………ガクガクブルブル

 

 

 

プレイステーションVR月とりあえず、ようやく某ブログが読める日

 

 

 予想通りと言うべきか、ギルドから出立するように要請があった。ココット村の惨状を放置して行くのは気が咎めるが、村長達は「いいから行ってこい」と送り出してくれました。…ただ、なんか取引の結果っぽかったけどね。

 

 と言うのも、今回はベルナ村に早く返って来いって事ではなく、ちょっと別の場所に行ってきてくれ、という事だった。それを引き受けてくれれば、ココット村に対して復興の為の資金や人材を優先的に出す。

 俺としても願ったり叶ったりではあるな。俺一人が慣れない作業に協力するより、他の仕事に従事する代わりに専門家を寄越してくれるなら、明らかにそっちの方が効率がいいだろう。

 

 で、その他の仕事というのも気になっている事だった。即ち、ヤマツカミ改めヤマクライの追跡。

 

 何せ今は海上をフラフラしているらしいので、まともな追跡の手段が飛行船くらいしか無い。船を使って追おうにも、海流が邪魔して上手く進めないそうだ。 

 そこで、現在は唯一と言っていい、戦闘能力を備えた飛行船を持つ俺に話しが回ってきた、と。龍暦院にも既に話を通しているらしく、そちらからの許可も下りていた。

 

 そういや報告はしてなかったが、実際ヤマクライと空中戦してるしな…。正直、あまりやりあいたいとは思わないが。

 

 

 

 ともあれ、断る理由は無い。これ以上ココット村に居ると、狂竜ウィルスの耐性も限界を超えてしまいそうだ。

 『折角だからもう少しゆっくりしていけば』というベッキーと、『仕事なんだから文句言わない、それより詳しい話を聞かせてもらうよ先輩』と内心は残念そうなドリスを置いて出発。

 

 

 …改めて指令書を読んでみたところ、今回の拠点となるのはベルナ村近くの港…ああ、JUNと一緒にベルナ村に来た時の港だな。そこにJUNと正宗が来るので、合流して調査に当たるように、との事だった。

 

 

 

 …あの二人が来る? 何で?

 いや、そりゃ確かに正宗は…そろそろ訓練所を卒業してもおかしくない時期だと思うが。元々、体力は下手なハンターよりも高かったし。

 

 JUNも村のクエストで大型モンスターを相手にする事もできるようになってたから、そろそろ冒険してみようってのも分かるが。俺に対するご執心が復活…じゃなさそうだな。

 

 でも、それでいきなり大型古龍の相手というのは…いや別に戦うと決まってる訳じゃないし、戦うにしても飛行船での戦いになりそうだけど。

 

 

 

 ふむ、しかし正宗か…。そういや、アイツ用に狩り技作ってやる、って約束していたような。

 一応アイデアは、あるにはあるが…実現できんのかな。ニャンターの能力がどれくらいのものか分からないから、どこまで筋力とか骨格とか要求していいのか分からないんだよなぁ…。

 

 それに、狩り技を作るだけじゃ意味がない。実際に運用可能で、ダメージにせよ特殊効果にせよ何かしらのメリットがあって、出来れば正宗好みの派手なヤツ。意図してつけた名前じゃないが、伊達政宗よろしく派手好きになりやがったからなぁ…。

 

 ま、実際に会って、どれくらいの事ができるようになったのか確認してから決めますかね。今のままじゃ、幾ら考えても机上の空論である。

 

 

 

プレイステーションVR月カレーか飲み屋かジャンクフードかで悩んでいる

 

 港に到着。JUNと正宗は既に到着し、拠点作り(と言っても生活スペースの掃除程度だが)を行っていた。初めて飛行船に乗れる!と騒いでいる二人だが…うーん、なんつーか、一肌剥けた顔しているような…。

 

 正宗は訓練所を卒業して、これからニャンターという夢に向かって本格的に踏み出そうとしている訳だから、分からんでもない。

 ちなみに、訓練所で仲良くなったハンターとは別々の道を歩む事になったらしい。

 正宗がニャンターになろうとしているように、あの時の青年は主に海で活動するハンターになりたいらしい。…つまり水中戦にチャレンジか。それは俺も興味あるが…。

 「オスは自分で立って歩いていくもんニャ」って無駄にダンディな事言いやがった。

 

 

 それに対してJUNは……なんだ、その…男になったと言うか、女になった…のか…?

 アレだ、初陣(意味深な方)を終えた男は色々な意味で成長すると言われているが、それなのか? 番を作ってヤッちゃったのか? でもそれって男? 女?

 いやいやどっちであっても、道具を使えばタチもネコも勤める事はできるし…。

 

 

 

 そんな事を考えてたら、「失礼な考えの気配がする」と言われて狩猟笛でブン殴られた。おい、人に武器を向けるのは御法度やがな。まぁクエスト中とか終わった後には、皆して武器から爆弾から向けまくってるけども。

 

 …で、結局恋人が出来たとかじゃなくて、故郷の両親に会いに行ったらしい。大型モンスターも狩れるようになって、ようやく錦を飾れる、と。

 

 どういう会話が成されたのか興味はあるが…流石にそこまで突っ込むのも失礼か。以前のJUNだったら自分から(両親に紹介する為に)話してくれたかもしれない。

 まー、いい顔するようになったから、悪い結果にはならなかったんだろう。それで充分だね。

 

 

 という事は、ベルナ村の皆さんのアタックは不発なのかね? 試しに誰かと付き合ってみるとか、考えないのか?と聞いてみたら、「私は君みたいに、沢山の人と気軽に付き合ったり、浮気したりしたくないの。本当に好きな人と、一生添い遂げるんだもんね」だそうだ。はっはっは、こやつ言いおる。

 だが色々な意味で相手に不自由する可能性が高い事も忘れるなよ。ゆっくり選んでたら、賞味期限切れって事も考えられ……イタタタナンカココロガイタイ

 

 ところで、現地妻って公認状態なんだけど、浮気に分類されるんだろうか。

 

 

 

 

 さて、二人の成長の成果だが…予想通りと言うべきか、予想以上と思うべきか。

 JUNは色々自信がついた為なのか、大胆な動きや判断もできるようになり、同時に臆病さも失っていない。ソロでの狩り、集団戦でのサポート兼アタッカーとして考えれば、理想的なバランスだろう…まだまだ経験が足りてないようだから、判断ミスが非常に多いが。

 更に、最近では狩り技を一つ会得した。音撃震と呼ばれるソレは、龍暦院の訓練所でも研究されていた技だ。完成していたのか……いやまだシステム的に言えば音撃震Ⅰらしいけど。

 

 

 正宗が得意なのは、挑発と隠形。

 アイルーだからな…人間に比べると、モンスターの目に留まりにくいんだろう。挑発(+メラルーを彷彿とさせるかっぱらい)でモンスターを怒らせて惹き付け、地面に潜って隠れる。見失ったところに、背後や足元から強襲して乗り体勢に移行、一気にダウンを奪ってしまう。

 エリアルスタイルだかライダースタイルだかに磨きがかかってるな…。ただ、やはり元が非力なアイルーの為、ダメージを与えづらいのも事実。

 見たところ、霊力の扱いの訓練もしっかりこなしていたようだ。…むぅ、やっぱり狩り技、作ってやらんとな…。

 

 攻撃力を飛躍的に高める技か、それとも一発の攻撃だが回転が早い技か…。正宗とも話して、少し考えてみるか。

 

 

 とりあえず、二人(一人と一匹)には暫く、飛行船に乗る際の注意事項とか教え込まないといけないな。何かの切っ掛けで、以前のように風防が割れたりしたらエライ事になる。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。