何となく討鬼伝ホームページを見てみたら、一日前に体験版が始まってた。くっ、何故当日に気付かなかったのか…。
しかし…なんと言うか、化けたなぁ。無印に比べると動きがスムーズになってる気がするし、鬼の手使ってジャンプも面白い。まだ使いこなせてないけど。
何よりオープンワールドがパネェ。続けていくうちにダレる可能性は否定できんけど、これは探索のし甲斐がありそうですな。むしろハンターの独壇場。
あと時継の声が意外w FFのビビみたいな格好だなー、とか思ってたから、普通の成人男性の声に割りとマジでビビッたw
とりあえず仕込鞭から使っていきます。
神無月グリルがまた使えなくなった…日
無い。
無いよ。
いやいやいや、無い無い無いってば。ねぇよいやホントに。何だよアレ。
あんなん厄介とは呼ばねぇよ。名前負けはよく聞く言葉だけど、名前の方が実物に負けてんじゃねーか。
という訳でデスワープです。
…こうまで呆然とするのも久しぶりだな…久々に本格的な自然の驚異って奴に対面しつつオダブツしたわ。あそこまでトンデモない事態に遭遇すると、もう怒りすら湧いてこない。しかも最終的には、微妙に熱血的なストーリー…と言うか、俺に似合わないポジションまで演じてしまった。具体的にはアレだ、弟子に希望を託して殿を務めて討ち死にする師匠とか、あーいうポジション。
あー、呆然としつつも、全力戦闘体勢だった俺のボディは、GE世界でいつも周囲に居るアラガミ達をさっさと片付けてしまった。と言うか、予想はしてたけど結局また同じところからなのね。前回シナリオクリアしたのに…。
今はちょっとでも気を落ち着けようと、適当な廃墟に入って日記を書いています。
毎回のようにするのであれば、ゴッドイーター達の集合場所に向かわなければならないんだが、今回はちょいと考えている事がある為、普段とは違うルートに進むつもりだ。
故に今回は上田さんとの合流は無し。
…話が逸れた。
えー、そもそもの始まりはと言うと、普段とはちょっと時間を変えて、明け方近くに飛行船を飛ばした事だ。俺もJUNも正宗も不思議と口を開く気にならず…今思うと、何かしらの予感を感じていたのかもしれない…夜明けの海のせいかなぁ、なんて暢気な事を思いつつ、飛行船を飛ばしていたものだ。実際、陽が昇る海を空から見たのは初めてだったし。
最初に異変に気付いたのはJUNだった。沖から少し離れた場所で、妙に大きな光が見える、と言い出したのだ。俺も確認してみたが、確かに居た。大きく、静かな光が、水面の下で動いている。
先日、漁師さんから聞いた話を思い出したのは、JUNも正宗も同じだっただろう。
あれは何なのか?ヤマクライが相変わらず、明け方でもフヨフヨと漂っているだけだった事もあり、俺達の好奇心はそっちに向いた。
実のところ、俺はアレがナで始まるバカでかい古龍だって事は想像がついていたんだが、実物を見た事があった訳でもないし、こっちはかなりの上空に居る。オボロゲに残っている記憶によると、雷を呼ぶとか水のブレスを吐くとかいう能力はなく、単純に巨体とタフさが脅威の、海中版ラオシャンロンみたいなモンスターだった筈だから、上空から見る分には問題ないだろうと思ったんだ。呼吸の為に大ジャンプする、なんて話も聞いたような気がするが…まぁ、砂クジラだって船を飛び越すような背面ジャンプするんだし、不思議ではないな。それを加味して、一定距離から近寄らないように光を観察しようとした。
それで気付いたのは、その光はゆっくりと移動しているという事だった。ゆっくりと言っても、それは上空の俺達からそう見えただけなので、実際はかなりの速度で動いているのは間違いなかっただろう。そのクセ、水面には波紋らしい波紋も立たないのだからおかしなものだ。
次に気付いた事は…光が進む先にヤマクライが居る、という事である。これはちょっと…いや、かなり慌てた。ヤマクライは空に居て、ナの龍は海中とは言え、古龍が2匹も居るのだ。万が一何らかの形でぶつかり合ったら、どんな被害が出るか。いつだったかのループで、狂竜ウィルスに感染したラオシャンロン2匹を争わせた時の光景が思い浮かぶ。
…更に追加して言うなら、あの時は狂竜ウィルスに感染してて…現在のヤマクライも、狂竜ウィルスを撒き散らしているという事も思い出した。
…確か、ナの龍が暴れる理由って、角が片方だけ異常成長して視界を塞がれた苛立ちからだったような…狂竜ウィルスに感染した結果、そうなるのか?生態を狂わせるんだから、成長ホルモンとかも同時に狂わせてもおかしくはないか…。
しかし、仮に考えた通りだったとしても、現在では止める術は無い。ヤマクライさえ仕留められないこの飛行船の攻撃力では、ナの龍を…しかも水中の敵を仕留めるのは不可能に近かった。
なーんて事を考えつつ、傍観に徹するしかないなぁと思ってたんだけどよ…。
反対側の海…つまり厄海が、なんか様子がおかしかったんだよ…。元々、厄海近くは妙に赤くて(正直、赤潮という奴かと思いました)、遮るモノも無いのに薄暗く、いつでも空は曇っていた。でも、普段以上に不気味な雰囲気と気配が感じられていた。
ヤマクライはその厄海の端っこ付近にフヨフヨと浮いていた。そしてナの龍はそこへ向かっている訳で…当然、厄海にも近付いていた。
それが切っ掛けだったのかは分からない。ひょっとしたらナの龍が居合わせたのは単なる偶然で、ヤマクライが撒き散らす狂竜ウィルスが気に障った可能性もある。可能性だけで言うなら、実はヤマクライは古龍の目覚まし役であり、奴の活動に合わせて色々な連中が動き出すという可能性さえあった。
だからってさぁ、超ド級の古龍が鉢合わせする事ぁねぇじゃねぇかよぅ。
ナの龍はまだいいよ、噂以上のデカブツで、あの体でジャンプされたら飛行船にだって届きかねなかったけどさぁ。
何なんだよ、あのバカデカいミラボレアスみたいな奴。ナの龍並みにデカいミラボレアス。アレの近くの海、真っ赤に染まって蒸発してやがったぞ。
ナの龍もそれが不快だったのか、はたまた単なる縄張り意識なのかは知らんが…デカイミラボレアス、略してデカボレアスと目(?)が合うなりヤンキーみたいな勢いで戦闘に発展しやがって。
見たところ、自力は遥かにデカボレアスの方が上。
ナの龍の優位は、水中というステージと、デカボレアスより一回り大きな体だろうか。
どっちにしろ、そんな超を幾つ付けても足りないくらいのガチムチ巨体大質量が激しくうねってぶつかり合いくんずほぐれつクソミソやってりゃ、何が起こるかなんて考えなくても分かるだろう。
こんな所に居られるか!俺は帰るぞ!ていうか無事に帰してください頼むから!…実際、飛行船が墜落しなかったのは奇跡だと思う。 デカボレアスが吹いた火の玉がバカスカ流れ弾として飛んでくるは、下の海は大荒れだは、気がつけば何故かヤマクライがこっち目指して迫ってきてるし。
とにかく時間との勝負だった。正直言って勝ち目なんて無いレベルの勝負だったけど、何とかその段階では勝てたんだ。拠点としていた漁村に戻り、JUNをハンターギルドに駆け込ませ、俺と正宗は住民達を避難させる。
「とんでもない津波が来るぞ」って思いっきり叫んで。勿論、それなりに名の知れたハンターの俺がそう言ったからって、すぐに避難できる訳じゃないし、それ以前に信用されるとは思わない。超巨大モンスター2体+古龍1体が同時出現かつ大乱闘とか、誰が素直に信じられる? 最悪、ハンターの掟を破って剣を向けてでも避難させるつもりだった。
…しかし、幸か不幸か、あっと言う間に避難は終わった。その理由は、村人達も津波を予想していたからだった。
村に伝わる伝承に、深海をさまよう神の怒りについての記述がある…曰く、『大量の海水が突然引いた時は、高い丘の上に逃げるのだ。静けさのその後に大津波が来るであろう!』。
そして、今正にその通りに海水が一気に引いていったのだ。間違いなく、あの2頭の大喧嘩の為だと思う。
伝承を何処まで信じていたのかは分からないが、少なくとも俺達の言葉(と剣)と合わさって、それなり以上の説得力は生み出せたようだ。
何処か信じていない雰囲気を漂わせつつも、皆が避難を始めていた。
そして5分もしない内に、大パニックになりつつ高い丘、とにかく遠いところに逃げ出そうとし始めた。
何でかって?
すぐそこの沖で、デカボレアスとナの龍(伝承によると、ナバルデウスというらしい…ようやく名前を思い出せた)が大暴れしてっからだよ。
遠くでやれよ!というか遠くでやってただろ!何で村の近くまで来てんの!
何だよあの覇気。あれだけデカい伝説級モンスター2体が暴れてるんだから、そりゃ迫力も桁外れだし、そもそも地響きがエライ事になってた。体験した事なかったけど、きっと震災ってこんな感じなんじゃないだろうか。それでも、家屋が問答無用で崩壊したりしない辺り、まだ優しいのかもしれんが…代わりに流れ弾が飛んでくるんだよなぁ。
揺れる大地、降り注ぐ流れ弾という名の炎、「ひぇぇぇ」「お助けぇぇぇ!」と叫びながら家財を纏めた風呂敷を担いで逃げ惑う村人(何処となく高橋○美子調の顔芸に見える)、そのバックで大乱闘する怪獣2体、更にその上にプカプカ浮いたままのヤマクライ…。
酷い絵だ。
唯一救い…と言うかザマァと思ったのは、高みの見物を決め込んでいた(ように見える)ヤマクライが、ナの龍のムーンサルトの直撃喰らって叩き落された事だな、うん。言い間違いでも書き間違いでもないぞ、ナの龍のムーンサルトだ、マジで。
ボディプレスのつもりなのかサマーソルトのつもりだったのかしらんが、マジでその場で飛び上がって1/2捻りやらかしやがった。それが丁度、真上に居たヤマクライに尻尾が直撃。哀れヤマクライは、それこそ蹴っ飛ばされたサッカーボールのように飛んでいきましたとさ。
村からの唯一の避難経路になッ!
更に、「雑魚は引っ込んでおれ!」と思ったのか単なる偶然なのか、デカボレアスが吐いた炎がヤマクライに直撃。それでくたばってくれれば良かったものを、飛べない+死なない+苦しいってレベルの損傷だったらしく。その場でジタバタと触腕を振り回し、何でもいいから吸い込もう大口を開き始めた。しかも狂竜ウィルスを滅多矢鱈に吐き散らしながら。更に何故か落雷まで発生し、パニックになった漁師のオヤジさんをミタマ『癒』の特殊効果でブン殴って沈静させた。ついでに言うなら、不気味な音まで響いてきた……二大怪獣を無視するように海岸の彼方に視線をやれば、明らかにヤバい感じで海が蠢いていた。もう津波がきやがるのか。
何だこれは! 何なのだこの不運は! 神は我々を一人も生かして帰さぬつもりか!
……今居る世界じゃ神と呼ばれる相手を狩りまくってるからね、恨まれてもおかしくはないね。
ともあれ、周囲の山は既に流れ弾による火の海、唯一残っている通路はヤマクライに塞がれ、背後には「踏み潰される蟻の事など知らん」とばかりに暴れまわる巨獣が2匹。そんでもって更に津波の前兆。流石に俺も覚悟を決めたわ。…死ぬ覚悟じゃなくて、イチかバチか、村の連中とJUNと正宗を生かして帰す為に。
まずやらなければならない事は、退路を塞いでいるヤマクライの鎮圧。次に、背後から炎を無作為に振り撒くデカボレアスの誘引。更にナの龍……は海に帰しておけば多分積極的に襲ってくる事は無いから、津波の被害を抑える事、か。
本来なら、どれもハンター総がかりでやらなきゃならない作業である。特に津波を治めるとか、それもうハンターじゃなくて巫女とかの仕事だろ…人身御供にならなきゃならんだろうが。が、とにかくこの状況から皆で生き延びようと思うと、どうにかしてやらなきゃならん。
まずはヤマクライの鎮圧、並びに排除だが…まだ動いているとは言え、ヤマクライは大分弱っている。それも当たり前だろうか。体中が植物塗れでただでさえ火に弱そうなのに、喰らった炎はあのデカボレアス…どう見てもミラボレアスの超パワーアップバージョンだ。即死しなかったのが不思議で仕方ない。
無茶な話だが、俺はこれをJUNと正宗に任せる事にした。当然、本人達からは無茶だとブーイングが上がったが、結果的には引き受けた。周りの縋るような、無茶だという意見を非難するような声に押されたところもあっただろうが、そうしないと生き残れないというのは理解していた。
で、その一方で俺は……あの二大怪獣大決戦に乱入する。ミタマの挑発を使うなり、使ってなかった神機を解禁してバカスカブッパするなりすれば、多少は注意を惹けるだろう。
うん、恐怖で足が、電動マッサージ機並みに震えました。実際電マ代わりにした事もあるけど。正宗もJUNも、自分達にされた無茶振りを放り投げて絶叫するレベルで無謀だった。
が、やはりこれはやらなければならない。せめてデカボレアスだけでも引き付けないと、ヤマクライを排除しても炎が皆に直撃して、まとめてオダブツにだってなりかねない。…それに、上手いこと誘導できれば、流れ弾をヤマクライに直撃させてトドメを刺す事もできるかもしれん…まぁ、これに関してはJUNと正宗にも当たる可能性があるんで、あわよくばとしか考えてなかったが。
無茶だ無茶だ、せめてあの変な巨大タコをどうにかしてからにしろ…と色々言われたんだが、すぐ近くに炎が着弾した事で、反論は一気に沈静化した。実際、それまで当たってない事が奇跡以外の何者でもなかったんだし。
だが、実際にJUNと正宗では、死に掛けだとしても古龍を相手にするのは厳しい。なので、一発逆転の秘策を授けた。
JUNには、爆発力に今ひとつ欠ける(少なくともJUNの立ち回りでは)狩猟笛の狩り技を強化する為のオカルトアイテムを。原理自体は単純で、狩り技の音撃震と同時に音爆弾も投げつけ、更にそのオカルトアイテム…いつだったか夢を見て覚えた、咆哮に共鳴させて跳ね返す効果を持たせている…を一緒に投げる事で、音撃震の効果を何倍にも引き上げ、更に相手の三半規管とかを狂わせる攻撃方法を。
正宗には、先日思いついて早速作り出した、霊力の制御や変換をサポートする為のオカルトアイテム…お守りを。ハンターが使うようなお守りだと、祝詞とかを書き込む余白が足りないんで、首輪になってしまったが…。まぁネコだしな。
これが上手く行けば、正宗はこの土壇場で練習していた狩り技を成功させる事ができるだろう。しかもこの切羽詰った状況で、俺から託された技を覚える…なんだ、随分と熱血系じゃないか。だが、そういうノリの方が霊力の効果は高まるだろう。
もののついでだ、と思って、もう一つテコ入れしておいた。
古来、武将に限らず人は何かしらの切っ掛けで、度々名前を変えていた。それが如何なる意味を持つかは置いといて、一つの区切りであるというのは示せるだろう。俺もそれにあやからせてもらう事にした…俺の名前じゃないがね。
新しい名前を付ける事で『今までの自分とは一味違う』と実感させて、思い込み…プラシーボ効果による霊力の強化を図る。
作ったオカルトアイテムをJUNと正宗に渡し、さぁこれから怪獣大決戦乱入だぁ、というところで、振り返って正宗に伝える。半分以上その場のノリでの発言だったけど、確かこんな感じだったような。
「おぅ正宗、こいつ(オカルトアイテム。名前はまだ無い)のついでだ。ニャンターの訓練生として俺の弟子になった時みたいに、新しく名前をくれてやる」
「ちょ、ちょっと待つニャ! 名前が変わるのはリングネームみたいなもんニャからいいけど、なんか死亡フラグのカホリが漂ってるニャ!」
「そりゃあのデカボレアスが吐いた炎で燃えてるカホリじゃねーか? ともかく、ここから生き延びれば、お前は初陣も負け戦も経験した、名実共に一人前だ。ハンターランク1だとしても、俺が認めてやる。だからって訳じゃないが…正直、俺がこの名前を名付けるのも、お前が名付けられるのも、身の程知らずってレベルじゃないがな。お前もこうなれ、って願いを篭めて名付ける」
「……」
「俺が知ってる中で、一番強いネコの名前だ。生きて帰れたら……いや、自分で自分を誇れるくらいのニャンターになったらでもいい。その時からお前はこう名乗れ」
ブータ。
ブータニアス・ヌマ・ニコラ。
数え切れない程の竜を屠った、最強のネコの神様の名前だ。
願わくば、かの戦神の加護をこのバカ弟子が受けられますように。
「さて、餞別終わり! 行け! 皆を守って生き延びろ!」
「ちょっ、餞別とか言うニャ! もう会えないみたいニャ!」
「言葉の綾だっつーの! はよ行け!」
それだけ言って、俺は相変わらず暴れている怪獣に向かって走り出した。
背中で霊力が膨れ上がり、正宗…まだ正宗でいいだろ…の雄叫びが、それに続くJUNの鬨の声が聞こえた。
何となくだけど、正宗から発せられる霊力の感触は『青』だったような気がする。
さて、多分生き延びられるだろうあいつらは置いといて、怪獣どもとやりあう羽目になった(自分の選択の結果だが)俺はと言うと…言うまでも無いだろうが、生き地獄を見た。単なる地獄じゃないのは、俺が死んでも死なないからでしかない。
近付くだけでも危険だし、デカボレアスが発する熱気だけで溶岩に触れてるような気分になるは、GE式ジャンプがなければ何もできずに乙るどころかタヒっていただろう。GE式ジャンプの見せ場? 飛べば震動回避できるんだよ。
まー、震動を回避できたからって、あの巨体が激しく動き回ってぶつかりあったり振り回されたり押し倒されたりする際の、押し潰し攻撃が最大の脅威だったって点には変わりないけどな。一度攻撃(本体にそのつもりは無いだろうが)を回避しても、もう一体の行動で追撃が入るし、時には転倒した片方のデカブツをもう一方のデカブツが蹴っ飛ばしたり咥えてブン投げたりして、もうしっちゃかめっちゃか。ゲーム的に言えば、多分フィールドの何処に居ても3秒に1回のペースで即死級攻撃を回避しなければならないとか、そーいう次元だったと思う。フレーム回避できなきゃリアルにタヒねとかマジマゾゲーの領域である。
ミタマの挑発が効かなかったら、無意味に近付いて無意味に逃げ回ってるだけの、何だかよく分からないミジンコみたいになってたろーな。挑発ホントに神性能。普段はあんまり使わないけど………まぁ、ソロ狩りばっかだからな…ヘイト管理とか考えないし。
ところでさ、何かの格闘漫画で見た覚えがあるんだけど、野生の獣2匹の戦いに部外者が突如乱入したら、2匹はその時だけ協力して部外者を排除する、って話があったんだよ。それが事実かどうかは知らないけど、少なくとも今この場では現実になったよ。
ミタマ挑発が効きすぎた。そーだね、挑発ってどの敵に使うかを選べないもんね。ランポスやオウガテイルみたいに、鳴き真似で挑発している訳じゃないもんね。
…お察しの通り、デカボレアスの炎とナの龍の叩き潰しの嵐を見舞われました。防のミタマをフル活用して凌いだはいいものの、その時点で本格的に目障りな奴と認識されたらしく、明確に狙いがこっちを向いてしまった。我ながらよく生きてたもんである…。
とりあえず、当初の狙い通り、デカボレアスの炎を引き付ける事はできた。回避のついでに背後を見てみれば、その時丁度えらく大きな音がして、蠢いていたヤマクライが力尽きたところが見えた。JUNの使った特性音撃震か…上手くいったみたいだな。目論み通り、流れ弾も向こうには行ってない。よし、後は全員が逃げ切るまで粘って撤退だな。
さて、人目も無くなったし、2体から同時に狙われ始めて余裕も無くなったしで、アラガミ化も解禁。時折反撃したり、何時の間にやらできるようになっていた腕ウニョーン伸ばしで怪獣達の体を飛びまわったり、ふと気がつけばのっぺらミタマが三位一体合体でパワーアップしやがったり。まぁ、何とか小細工使って挑発を繰り返しつつ、何とか生き延びていた。
……繰り返し挑発を使い続けた為か、こっちからはろくなダメージも与えられてないのに2匹ともいきなり怒り状態になった時はマジでビビッたけどな!
まぁ、それが切っ掛けでナの龍は非常に不利な状態に陥った訳だが。ミラボレアス系等のお約束、怒ると硬化状態…デカボレアスも例外ではなかったようだ。相変わらず俺に狙いを定めつつも、振り回される手足や尾がお互いにベシバシ当たってダメージを蓄積させていたようなのだが、それが片方だけ硬化によりほぼノーダメ状態になった。つまりデカボレアスのナの龍の間で、徐々に残り体力に差がつき始めた訳だ。
そして挑発と怒りの効果が切れ、疲労状態になったと思われるナの龍は、形勢不利と見たのかデカボレアスから離れ、海(夕日ではないが、周囲の炎によって真っ赤に見える…)に帰って行った。二度と来るな。
さて、残ったデカボレアスだが………率直に言って勝てる気が全くしない。アラガミ化の制限時間も、以前に比べれば長くなっているが、激戦(俺にとっては)を経た為か、もうカラータイマーが点滅している気分だ。制限時間が何分か明確に決まってないけど。
正直ちょっと心が折れそうだったが、雄叫びを上げて気合を入れなおす。同時にデカボレアスも吼えたが、この時ばかりは俺の気迫の方が強かっただろうきっと。
ちなみに叫んだ内容は景気よく、かつまだ戦えるという意味で
「まだまだ行けるぜメルツェェェェル!」
である。特に意味は無い。神機が使えれば、ガドリング形態にしたものを…。
しかしまぁ、さっきまでに比べればやりやすくなったのも(多分)事実。超大型で暴れまわる奴が、片方だけでも居なくなってくれたのだ。超強力なバケモノが相手とは言え、後は1対1で、何とか撃退するなり逃げ道を見つけるなりして……と考えていた時だった。
ドドドドドド、とJOJOの効果音のような…いや、もっと物騒かつ危険な感じの地響きが聞こえてきた。壮絶にイヤな予感を伴いながら、海を見てみると…。
めがっさデカい津波が押し寄せてきましたとさ。その向こうで、海に帰ったと思ったナの龍が水面立ちするイルカのようにこっちを見てた。…お前か、お前が置き土産に起こした津波か!? それともお前とデカボレアスが大暴れしたからその余波か!?
…何れにせよ、流石に目の前にアホみたいな高さの津波が迫ってちゃ、咄嗟の対応も間に合わない。津波に飲まれたのか、或いはそっちに気を取られた隙にデカボレアスにド突かれたのか。
何れにせよ、俺の意識はそこで途絶え、気がつけばGE世界でオウガテイルを始末していた。すまん、全く行けなかった様だぜメルツェル。
それと…僅かに記憶に残っているんだが、憎きイヅチカナタと目をあわせたような………また出てきやがったのか?しかし、気のせいか妙に苦しげだったような……。単なる夢なのか?