よし、後は義経の最期のスキルだけで、一通りは覚えるな。レベル1のままの奴も多いけど。
いやー、これは期待が広がるなぁw
肩透かしも多いから油断はできんけど。
瘴気によるタイムアップには気をつけないと。気付かず鬼と戦ってて1度、安の領域の奥にある根の国とか桜通りに突っ込んでいってオダブツしました。
ふーん、何段か前の自動セーブからやり直せるようになってるのか。よく出来てるね。
…ところで、討鬼伝2の発売日、新作スパロボと同時なのよね…どっち優先しよう。
いや、それよりもPS4かvitaか…あのマップは大きな画面でやるべきだけど、持ち歩けないんだよな…。
第146話
神無月人間関係リセットにより、暫しエロ系等の描写ができない…日
いやぁ、思い返すと急展開と言うか怒涛の結末と言うか。どう見てもラスボス級の古龍2体に加え、地震雷火事オヤジ(鎮圧したけど)+津波とかどーしろっちゅうねん。ああ、そういやもう一匹ヤマクライまで居たっけな。という事は更に狂竜ウィルスも追加か。なんという地獄絵図。
うーむ…蹴ったとは言え、G級ハンター昇格の話が来て自惚れていたかな。端くれとは言え、そこまで至った俺なら大抵のモンスターには対応できる、と。…アレが大抵の、に収まるかは疑問だが…例えモンスター単体に対応できていたとしても、自然の胸囲に……そっちは何をどうやっても対抗する気にならないんで、脅威に対抗できないんじゃ意味がない。モンスターとは自然の一部であり、津波にせよ地震にせよ対抗できないという事は、同様にモンスターに抗しきれないという事。ハンターとしては未熟である。
……正宗とJUNは、無事に逃げ切れただろうか。考えてみれば、冗談抜きで逃げ場がないんだよな。伝承通りに、津波を避けようと高い丘に行こうとすれば、デカボレアスが撒き散らした炎による山火事でコンガリ…いや、コゲ肉になってしまうのがオチだし。地下に潜るか、走り続けるか…ハンターならともかく、一般人にはなぁ…。
ヤマクライを倒したところまでは確認できたが、どうも奴は断末魔に狂竜ウィルスを振り撒いていたようだし。一般人にせよハンターにせよ、あの状態でウィルスを克服するのは無理だろう。となると、炎によって体力が削られる中、ウィルスに犯された体で集団を纏めて逃げなければならない。一人でもパニックを起こせばそれが伝染していくだろうし、一体どれだけ距離を稼げただろうか。
ヘタをすると、通路の先にも何かしらの障害があって、そこで立ち往生してた可能性だってある。…正宗があの狩り技を上手く使えれば、大抵の障害物は退けられると思うが……長続きする技じゃないんだよな。それに、近隣のモンスター達も、突如現れたバケモノ共+山火事に追われて逃げ、JUN達と鉢合わせする可能性だってある。流石にその状況で襲ってくるほど物好きではないと思うが。
2大巨龍をひきつけている間に、どれだけ時間が経っただろうか。緊張感のおかげで、時間間隔が狂いまくっている。少しでも距離を稼いでいてほしい。
仮にある程度逃げられていたとしても、あの津波が問題だ。正確な高さは分からないが、俺を軽々と飲み込んで余りあるサイズだった。どう低く見積もっても2桁メートル級。……あれだけの津波が、どこまで浸水するか。正直な話、高台に上れないのであれば逃げ切れる可能性は……いや、そこはJUNと正宗を信じておこう。そうでなくても、山火事の後には雨が降るもの。逃げた先で雨が降り、山火事を消火してくれれば丘の上にも逃げる事ができるだろう。幸運と機転で、逃げ延びてくれただろうきっと。
ああ畜生、皆にもっと話しでもしてくればよかったな。いつ理不尽な死が降りかかるか分からないのがハンターって仕事だけど、せめてもう一言二言くらい…。ポッケ村の3人はまだしも、ユクモ村とココット村では緊急事態、出稼ぎが決まって、ちゃんとした挨拶も無しに出発してしまったし。ベルナ村は……まぁ、JUNが帰って死に様を伝えてくれると信じておこう。そもそも、肉体関係を持った相手を明言する訳にもいかないし。
本当になぁ、珍しくオープンな形で多人数と関係持って、しかもほぼ軋轢もないというレアな状態だったのになぁ…。あんな機会、この後のループでもどれだけ訪れるか…。そう考えると、あの漁村を見捨ててでも逃げ延びればよかった、と後悔が湧いてきた。
さて、理不尽な展開に対する怒りの叫びとか苛立ちとか色々あるが、今回のループについて考えよう。まず、前回のループで終末捕食に触れて理解した事であるが、俺は特異点の代わりになれる…上手くいけば、という前提があるが。特異点モドキ、とでも名乗っておこうか。今回は、それを試してみようと思う。
具体的には、シオの代わりに特異点のポジションに収まり、終末捕食をコントロールするのだ。…ある意味、世界を巻き込んだ無謀な実験である。だが、これが上手く行けばシオを生贄にする必要もなくなり、終末捕食を発生させても被害を最小限に抑える事ができるようになる。事実上、理想的なハッピーエンドと言えるだろう。…まぁ、もし失敗してもアレだ、多分その時点でデスワープするし。…考えてみれば、俺が死ぬ事と責任を取る事、並びに発生する被害については全く関連性がないな。まぁ元が無責任な俺に、そんな事考えろと言われてもね。
その他、神機の調査をしなければならない。何時ぞや、剣術バルドと戦って謎のパワーアップを遂げた直後辺りから、色々な意味で神機の調子がおかしくなっていた。その為、デカボレアスとナの龍との乱闘でさえ使用していなかったんだが、コイツを調べてもらわなければ。ある意味、既に俺の体の一部でもあるんだし。
後は……例によって……えーと、オボログルマ? とにかく汚ッサンの始末か。殺すかどうかは状況次第で決めるとして、アリサの洗脳を解いて…あの性格もそのままにしておくと、後々面倒になりそうだから。それからシオの確保だな。俺を特異点代わりにする、という計画の性質上、シオを支部長に確保されては困る。リンドウさんの生存はどうする? …シオを俺が確保したら、その影響でどうなるか分からんな。暗殺計画も防ぐか、成功したように見せかけて潜ってもらうのが無難か。ついでに、次回以降のループで活用できるような情報も集めておきたい。
それらが全て一度に出来るルートは……つまり、支部長側に付くって事だ。以前から考えてはいたんだが、少なくとも、俺の頭じゃそれ以上の手が思いつかない。だが完全に支部長に味方するのではなく、榊博士にも手を貸し、シオを確保・隠蔽させておかなければいけない。
政治的…かどうかは微妙なところだが、かなりの綱渡りをする必要があるだろう。蝙蝠、変節漢と呼ばれるのはどうでもいいが…うーん、まぁやるだけやるか。困った事に、次の機会には困らない身だからな。
差し当たり、支部長と榊博士に接触する必要がある。どういうやり方にするか。二人の興味を惹くようなやり方で、かつ特異点モドキという胡散臭い存在を信じさせ、あっちから接触させて、更には俺の行動を阻害させない……。
………我ながら高望みしすぎじゃね? どれか要望を削る必要がある……なんて思いつつ、アラガミだらけの場所を抜けてアナグラ近くまでやってきたんだが、唐突にヒラメイタ! 料理漫画の主人公が、全然関係ない事を見て新アイデアをヒラメくが如くにヒラメイタ! 居住区近辺の監視カメラ見てヒラメイタ!
実物見せればいいんだよ。俺が人間からアラガミに変化する所を見せて、特異点モドキだと最初から名乗ればいい。
となると、必要な物は何だ? まずはカメラ…写真じゃなくて動画の方のカメラだな。撮影しなければ。これを手に入れるには…そうだな、居住区で適当に食べ物と交換すればいいか。次に必要なものは、撮影した動画を送る方法…これは問題ない。いつぞやのループでも使ったが、端末さえあれば、前ループの榊博士から貰ったID・パスワードでメールを送ればいい。他には………特にないな。
うむ、必要な道具は簡単に揃えられ、実行も簡単。実に素晴らしいね。
そんじゃ、とりあえず、カメラの確保に動きますかね。
居住区には簡単に入り込めたし、予定通りにカメラの確保もできた。しかしもう夜中なので、撮影は明日にします。
で、話は変わるんだが…MH世界であった出来事で、疑問点が2つ程。いや、疑問を持たないような事なんてあの世界には殆どないんだけど、
まず一つ目、津波に攫われて意識が無くなった後に見た、イヅチカナタの目の記憶だ。アイツと下手に接触すると因果を持っていかれて、何も思い出せなくなる。そういう意味では、実際に対面した挙句、実はあの触覚を一本ぐらい力尽くで引き千切っていたとしても、覚えてない事に疑問はない。ついでに、GE世界だって終末捕食の時に奴と遭遇したし、MH世界にも出てくるだろうな、とは思っていた。だが、あの妙に苦しげな目はなんだろう。さっき記述したように、触手を引き千切ったり小指に鬼千切(手甲)を打ち込んだりなんかヒゲっぽい角を剃刀でジョリジョリしていれば、苦しげなのも分かるが…違う気がするな。手にも足にも、奴に対して攻撃を加えたという感触が残ってない。
……出現した時に、ナの龍の圧し掛かりでも喰らったんだろうか? もしそうならば、次回ループでナの龍にお礼の供物でも捧げよう。
二つ目の疑問点は……のっぺらトリオだ。
昨日の日記にも書いてたんだが……デカボレアスとナの龍とやりあってる最中にな…こいつら、合体しやがったんだ。マジで。昨日の日記にも書いている。
まずはその結果から書いておこう。簡単に言えば超パワーアップ。
タマフリは3種類のミタマスタイルのモノを同時に使用できるし、何より凄まじかったのがストライカースタイル・エリアルスタイル・ブシドースタイルの融合。確かにね、こいつらそれぞれのスタイルを身につけたけど、ギルドスタイルだけはやってないなーとは思ってたんだよ。強いて言うなら、この3体が合体した時のがギルドスタイルになるんだろう。
特徴は…まず狩り技3つ装備可能、ストライカースタイル並みに狩り技もほぼ乱発できる、エリアル+ブシドーによりジャンプと回避も可能、それぞれのスタイルでないと体が上手くついてこなかったアクションも全てこなせる。分かりやすく言えば、ギルドスタイルでありながら、空中溜め切りやら鬼人無双斬りやらジャスト回避からの溜め3攻撃やら、全て使用可能という訳だ。体が半ばオートで動くんで、混乱して動きが止まる事もない。
あの大怪獣決戦の真っ只中で生き延びられたのは、確実にこれのおかげだろう。
…非常に癪だが、のっぺらトリオに感謝しよう。だが、これも簡単に使える訳ではないようだ。と言うか、そもそものっぺらトリオを俺がコントロールできている訳でもない。ぶっちゃけ、あのスーパーギルドスタイルを使えるかどうかは、のっぺらトリオの気紛れによるものだろう。それも、多分3体が全てOKを出さなければ使えないという、非常にレアな確立で。
アテにはしない方がいいなぁ。あいつらの事だから、どーでもいい所でOKを出して、死にそうになってたら茶化してきて……まぁ、あの時みたいな周囲を巻き込んだド修羅場で、自分達も危険だと思って10回に1回くらいOK出してくれればいい方か。
と言うか、なんであんな真似ができるんだろうか。元が俺と同じ、いくつものインターネット関係のアカウントだと思えば、スライム同士が融合してキングススライムになったようなもんで…まぁ疑問はないけど。……ま、アレについて考えても仕方ないか。
うん、疑問は残るが考えるだけ無駄、止め止め。
神無月書き溜めが4万字分くらいあるんだけど、最近ちょっと不満日
さて、撮影開始である。適当に居住区を抜け出して、アラガミに邪魔されないように『掃除』して、カメラをセット。
…これって自画取りだよな。男がやっても色気がない事甚だしい…いや色気だされても男としては困るんだけど。だからって俺がアヘ顔Wピースやっても誰得…………微妙に喜びそうなのが何人か居たな…。
ともあれ、余計な事を色々と記録する気は無い。そもそもこのカメラ、性能が低くて音の録音もほぼ出来ないし、容量だって1分程度。余計な事をやってるヒマは無い。
…情報流出の可能性を考えると、顔を映すのは危険だな。腕だけでいいか。
という訳で、カメラのスイッチを入れ、急いで移動。そして変! 身!
これで良し。後はこの映像を送るだけ、と。
あー、でも釣り易いように文章考えないといけんのよな。タイトルは『特異点モドキより』でいいとして、何処でまっているかの場所と時間を書いて……そうそう本人に来てもらった方がいいよな。だったら、本人以外が来たら、終末捕食とアーク計画について色々吹き込むぞ、と書いて…。当方に協力の意思あり、と。まぁこんなモンか。
では送信。
さて、後は釣れる事を祈るばかり、か…。そんじゃ、時間になるまで何してるかな。前回ループの時のように、なんか農業の真似事でもやってるか?でも今からだと精々、田んぼを作る為の整地くらいだな。
農業か…前回はそのお蔭で、世界に対してとんでもない影響力を持ってしまったようなんだよなぁ…。食料革命一歩手前なくらいのレベルで。何故かアリサはゴッドイーター兼農家になろうとして、俺を師匠扱いしてくるし。
今回はどうする? …支部長側に付く、というルート選択の性質上、こっそり農園経営してても確実にバレるだろう。支部長は農園自体には興味はないと思うが、利用できるモノを利用しない程物好きな人じゃない。事に、アーク計画にせよイージス計画にせよ、世界中を駆け回って使用に耐えうる資材や宇宙船を掻き集めてる最中の筈なのだ。交換条件として天然モノの野菜の購入ルート、という条件がどれだけ効果があるのか…俺なんぞより、支部長の方がよっぽどよく分かっているだろう。
が、それで何か問題があるか…と言われると。特に無いんだな、コレが。俺にとっては、支部長に重要視されるようになり、多少の無理を聞いてもらえる(多分)という利点がある。支部長にとっては、先述したように交渉のいい手札になる。支部長が幾ら計画を進めても、肝心の特異点はこっちで抑えておけばいいし、特異点モドキの俺を使おうと言うのなら、そっちの方が好都合。
うん、やっぱり問題はないな。アリサがまた農家になろうとするんじゃないか、という思いはあるが……まぁ、その時には乳牛化でもさせるか…?
……いや、今回はなるべくそういうの考えない方がいいかもな。俺がやろうとしている事…終末捕食のコントロールは、最終的には支部長は勿論、顔馴染みの人達全員を敵に回す可能性が高い。そうなったら俺も辛いし…深い仲になった相手が居るなら、その人も辛いだろう。…あまり、躊躇う理由になってしまうものを作らない方がいい。
ただし、流れでそうなってしまった場合は仕方ないってスタンスで一つ。
神無月投稿する時には、執筆してから時間が経ってるので、自分の中での新鮮味が薄れる日
取引完了。今回は、支部長直属のゴッドイーターって事になった。
もうちょっと詳細を書いておくが…指定した時間と場所に現れたのは、支部長本人と榊博士という、極東支部の2トップだった。ただし、流石に護衛がついている…遠距離から。スナイパーのようだった。無力化すべきか悩んだが、要は変身シーンさえ見られなければいいのだ。場所を上手く変えて、死角になるように調整して対応した。
話した内容は…まぁ、どうって事は無い。俺が特異点モドキという事と、その証明の為の変身。それからアーク計画や終末捕食について何を知っているのかという事、後は今後の待遇の話か。
多分、二人にとって俺はまだ、『自称特異点モドキ』でしかないんだろう。二人とも特異点がどういうモノかは知識にあっても、実物を見た事がある訳じゃない。俺がアラガミに変身できる人間なのか、人間に変身しているアラガミなのかも分からないし、仮に本当に特異点モドキだったとしても、終末捕食を起こすカギになるのかすら分からない。
要するに、俺を本物かどうか断じる事はできないので、確保して検査・実験する、というのが結論だった訳だ。本物であればそれで良し、偽者であれば精々捨て駒になってもらう、かね。そういう判断でもなければ、俺の素性すら問わないって事はないだろう。
…榊博士の実験台とか、聞いただけで背筋に悪寒が走るが…今回ばかりは仕方ない。
さて、暫くは実験に協力という名目で、任務も無しになりそうだが…まぁ、ヒマを見て狩りに出ますかね。その前に神機の検査してもらわにゃならんけど。
で、その神機の検査なんだが……榊博士は(俺を実験台にするので)忙しく、他の技術者に任せたそうだ。…リッカさんだったんだけど、偶然なんだろうか。
…ま、偶然か故意か必然かは置いといて。そんなリッカさんが神機をちょっと検査して出てきた第一声がコレだ。
「君、こんなの持ってて平気なの? そもそも持てるの?」
…え、何? 普通に持てますけど、そんなにヤバい事になってたの?
実際に手に持ってみせたら、唖然としていた。持っただけでソレですか。正直、話を聞くのが怖かったが…そうも言ってられん。
で、リッカさん曰く、
「神機は人工的に調整されたアラガミだって事は知ってるよね。偏食因子があるから人間を食べようとはしないんだけど、それでも下手に手に取ったら浸食されちゃう。そうならない為の予防策として、神機には幾つも安全装置…というより拘束具が組み込まれているんだ。これがあると、神機の力は格段に落ちちゃうんだけど…安全性には変えられないよね。もしもこれが無い状態だと、適正のあるゴッドイーターでさえ逆に浸食されてしまうんだから。
で、問題はここから。君が平然と手に取ってた神機だけど…うん、まだ使い手が見つかってない筈の新型とか色々気になる事はあるんだけどさ、それ以前にこの拘束具が完ッ全に壊れきってるんだよ。こんなの、手に取った瞬間にアラガミ化確定だよ? 何で無事で居られるのさ…」
…ま、まぁ、もうアラガミ化コントロールできるし。それ以前にある意味俺の体の一部だし。
しかし何ですな、その理屈で行くと、俺の神機はもっとパワーが出てる筈なのでは? 新型ではあるけど、溜め込めるオラクルとかはそんなに旧式と変わりないと思うんですが。
「…一番重要な安全性じゃなくて、最初に気にするところがそこ? 理由が分からないけど、使えちゃう、っていうのが一番怖いんだよ…いつ誤動作したり、突然動かなくなるか分からないんだからさ。
推測だけどさ、この神機、最初は普通に拘束具とかも使われてたみたい。それがいきなり無くなったとして…いきなり全部の力を扱える訳がないじゃない。人間だってそうでしょ。何ヶ月も寝たきりだった人が、病気が治ったらすぐに走り回れるかって話だよ。
それよりも、どうして拘束具がこんなに壊れてるのか、心当たりは無い?」
と言われてもな…どんな壊れ方してんの?
「そうだね…簡単に言えば虫食いだらけ? それだけじゃなくて、こう…内側から侵食された様な、或いは自壊したような…」
…浸食、ねぇ。何でも食べるアラガミが逆に侵食された挙句、それで自由の身か。笑えない話だこと。
「大人しくしててくれる分だけ、笑えるかもね。それにしても面白いなぁ…ねぇ、検査以外でも色々データとってもいい? と言うかデータを取らないと修理や調整もできなんだけど」
別に構わんけど、何がそんなに面白い訳? データって何の?
「そりゃあ色々だよ。拘束具も無いのに暴れだす訳でもない、その上100%の力を出せる神機なんて、空前絶後の話だよ! わっかんないかなぁ、このとんでもない状態が! そうだね…うん、分かりやすい例で話そうか。
ほら、捕食形態ってあるでしょ。あの形態は、そうは見えないかもしれないけど、拘束されている状態なんだ。本来の…拘束されていない状態に比べれば、噛み付く力だってずっと弱いし、正面にしか噛みつけない。何でかって言うと、神機の中のアラガミに余計な動作をさせない為なんだ。変な動きをしたら神機の制御部分に影響が出る可能性だってあるし、それが原因で拘束具が壊れちゃって、使い手を侵食する可能性だってある。でもね、君が使っているこの神機みたいに、拘束具が無い、更に侵食の危険が無いのであれば…」
…捕食の力を思いっきり使える、つまりもっと威力のある噛み付き攻撃ができる?
「それに加えて、噛み付き方の自由度も上がるかもね。今は地面に立って正面にしか捕食できないけど、例えば口をもっと伸ばしてリーチを長くしたり、空中で噛み付き攻撃を仕掛けたり…そうだね、アラガミバレットを多く確保したりできるようになるんじゃないかな?
ま、あくまで可能性の話だけどね」
ほほう…それは素晴らしいな。戦術の自由度が全く違う。という事は、例えば擦れ違い様にバクッと食いついて食い逃げするとか、噛んだらすぐに後ろに下がるとか、そういう事もできるようになってくる訳か。
「可能性だって。…ただ、できる確立は凄く高いと思うよ。神機だってアラガミの一種だし、食べた物の性質を真似て進化する事が出来るかもしれない。その辺の事をさせないようにしていたのも、拘束具の役割なんだからね」
それが無くなっている、俺の神機なら…って事か。
…あ、そうだ。だったらついでに考えてほしいんだが、神機の力を全力で振るわせるにはどうすればいいと思う?
「うん? それは…どういう意味合いで?」
前に一度、神機を使っている時(アラガミ状態だったけど)に致命傷を受けた事があって…その時、いきなり超パワーアップしたんだよ。今思うと、あれが切っ掛けで拘束具が壊れて、普段以上の力が出たんじゃないか…と思うんだが。実際、神機の調子がおかしいと感じ始めたのはそれからだ。
「実物を見ない事には、なんとも言えないなぁ…。でも、致命傷を受けて…か。アラガミだって生き物なんだから、確かに火事場の馬鹿力みたいなのを発揮できる可能性はあるかも…。それによって拘束が壊れたなら…ああ、でもあの壊れ方はそんな感じじゃなかったしなぁ…。
……とりあえず、一度全体的にオーバーホールしてみるね。拘束は…うん、このまま無しの方向で」
助かる。
ま、なんだ、俺って一応支部長直属って事になってるから、色々と言えない事も出てくるけどさ、なるべく仲良くやっていこうか。
書き溜め分をいくらか放出しようか悩んでます。
料理も小説も、作りたてを味わってもらった方が嬉しいのかな。
しかし、それでは忙しい時やゲームに熱中している時の保険が…うむむ。
あと、プレビューを見返して思う。
○○月○○日の前に、日付が切り替わるという意味で何か記号でも入れるべきかな…。