※この作品はR-18です。

狩りゲー世界転生輪   作:時守 暦

155 / 611
ファークライもフォールアウトもアンチャも体験版無いんかいィ!
むぅ、どうする…やはり艦コレか。
それともいっそ、ガルパンにでも流れるか? ゲームとしての面白さは全く期待してないが。
ガルパンはいいぞ? シモネタとしてどこまで使えるかが重点なんだよこの場合!
ダクソも考えたが、死にゲーは…。
ソルサクは狩りゲーだから、討鬼伝2と被る。
それに、そろそろ討鬼伝2vita版体験版も出る筈…。


第155話

神無月仕事でミスが多いと泣きたくなるね、大人でも日

 

 

 さて、反省文以外は何事も無かったかのようにロミオを鍛えてレア博士とアイコンタクトでイチャついてラケル博士の無表情を気味悪がったりする。

 その一方で、メールを使ってリンドウさんとも連絡を取った。ヘタな事を書くとハッキングとかでバレる可能性もあるので、当たり障りの無い表現にしておいたが。

 

 結局、あの場に居たゴッドイーターは全員無事。ただし、やはりと言うべきか、アリサが昏睡になって目を覚まさないらしい。汚ッサンが主治医としてついているという事は、やっぱり何か投薬されたんだろう。新型同士の感応現象は期待できないし、最悪、いつぞやの討鬼伝世界で初穂にしたように、のっぺらミタマを送り込むか。

 

 汚ッサンを排除する為の裏工作も開始。事前の計画通り、アリサの主治医でありながらメンタルケア不足、そしてそれを隊長であるリンドウにも伝えていなかった事などを皮切りに、汚ッサンが隠蔽してきたアレやコレやの記録をリンドウさんに渡してある。上手いこと使って、支部長派の汚ッサンを遠ざけてくれ。後はこっちで始末するから。……いや、実際にはこんな事連絡してないよ? アリサの錯乱により主治医の言動に疑問を持ち、色々調べたんでそっちに送る、新型使いの主治医として不適格と言わざるを得ない…とメールに書いただけだよ。

 

 …ただ、リンドウさんには逆に俺が怪しいと思われちゃったみたいなんだけどね。アラガミ化の事はまだいいにしても、異様にいいタイミングで駆けつけた上、その元凶(と俺は言っている)の人間の汚点について、異様に素早く証拠付きで提示してくる。

 ナルホド、助けに行ったのも何かの陰謀の一環なんじゃないか、と思われたのね。まぁ間違ってはいないな。こうなる事は予測できていて、それへの対処を練りこんでいたんだし。

 まぁ、今回の件に関しては、リンドウさんは素直に俺の予想通りに動いてくれるようだ。この人にとっては既にアリサも部下、身内。それに妙な蟲がついている上、昏睡にする為の小細工までした疑いがあると来ては黙っていられる筈が無い。

 

 

 ともあれ、とりあえず汚ッサンはどれだけ低く見積もっても解任だろう。リンドウさんも、バカ正直に支部長に報告するのではなく、まずツバキさんを筆頭とした周囲に知らせようとしている。支部長が汚ッサンを強権で庇おうとしても、そうできないように。

 …そういえば、この時期の支部長はどっかに出張に行ってるんだっけか。だったら尚更、汚ッサンの排除は上手くいきそうだ。

 

 …排除? しまった、このままだと汚ッサン無傷のままどっか行っちゃうかもしんない。幾ら色々証拠を集めておいたとは言え死刑にはならないだろうし、表舞台から追放されたら裏に潜って暗躍を続ける可能性もある。この辺は、支部長が汚ッサンにまだ利用価値があるとして保護するか、それとも不要な事ばかり知っている用済みとして始末するか、微妙なところだが…どっちにしろ、確殺ではない。

 

 ツバキさんの権限で、異動…になるかな? 解雇になるかもしれんが…どっちにしろ、アナグラから居なくなるタイミングが分からない。妙な事を始める前に、始末しておきたい。私情私怨が入っているのは認める。

 

 

 あー、どうするかな…異動前に適当に暗殺するか? でもそうすると、前にも考えたようにアナグラ内部に殺人犯が…って事に。事故を装うか? だが憲兵さんは優秀なようだし、誤魔化しきれるか…。いや、問題なのは誤魔化しきれるかよりも冤罪を着せられる人が出る可能性か。

 うーむ、なんかもう汚ッサンとは言え人を始末する事に疑問も躊躇いも覚えないなぁ。…これが他の人が相手だったら、どうだろう? 身内や仲がよくなった人なら、俺も躊躇うし拒絶もする。…見ず知らずの、その辺を歩いているだけの通りすがりだっただろうだろうか。

 

 

 

 …ああ、まだ「冗談じゃない」と思えるな。思う程度だけど。

 

 

 

神無月酔っ払って昼寝して夜が眠れない日

 

 

 リンドウさんから連絡が入った。汚ッサンの解雇が決まるらしい。らしい、というのは……それだけで済むのか、って話かな。独房にでも放り込むのか、それとも文字通り解雇だけで終わりにするのか。

 フェンリルは企業であって、軍でもなければ司法機関でもないから、死刑なんて出来ないんだよなぁ…表立っては。

 

 裏ではヘタな違法研究所がドン引きするような行為だってやってるけどな! だって適合できなかったゴッドイーターの「介錯」なんて日常茶飯事だもんね。救えないよ。幸いにして、俺はやった事ないけどな…神機使いの成れの果てといわれている、スサノオなら屠った事はあるけど。

 

 

 それにしても、えらい早いな。昨日の今日だぞ? それだけ無茶をしたって事なのか、それとも汚ッサンがやってきた事が更に明るみに出てきたのか。

 

 

 それともアレか、昨日のラケル博士との研究・実験で、血の力の検証と称して霊力を高めつつ汚ッサンに呪詛を送っていたのが効いたのか。ガチ霊能力使いで、タマフリは人間に効果を向ければ冗談抜きで呪いみたいな効果が出る物もあるから、出来ない事はないぞ。ただ、モノノフの間でもその手の行為は御法度とされているので、ちゃんとした呪詛の知識がある訳じゃないが。

 ちなみに、それを見ていたラケル博士は各所センサーのモニターを見て首を傾げていた。本当に、俺の力をどう判断するか迷っているんだろうか。ラケル博士がそうだったとしても、その中身…操っているアラガミの意思がどうなのかは分からないが。

 

 

 

 で、ロミオにも同じようなセンサーを取り付けてる訳ですが……先日まで反応が無かったセンサーに、微弱ながら俺のと似たような反応があるんですが。

 

 

 

  ん?  

          んんん?

 

 

 

      んぬふぅぅぅ~~~?

 

 

 まさかのロミオ、血の力覚醒の前兆ですか? いや血の力じゃなくて霊力なのか? でも根っこが同じなのか…感応種が使っていた力が血の力だとすれば、限りなく近い代物ではあるんだが。

 そーなるとGE2ストーリーが…いや別に血の力があろうとブラッドアーツがあろうと死ぬ時は死ぬから、関係ないのか?

 

 と言うか、ロミオの血の力って何だったんだろうか? GE2では結局明らかにされんかったぞ。続編が出てソッチで追憶のロミオとして復活しそうだなー、とは思ってたが、俺がこのループに入る時にはそんな話は出てなかった。

 ……興味ある。興味あるぞ。スッゲー知りたい。

 

 

 …どーせ、デスワープしてしまえばストーリーだってリセットされるんだ。よし、このまま鍛えて目覚めさせるか!

 なぁに、最悪ロミオ死亡じゃなくて他の誰かを死亡って事に…いやいや、カワイイオンナノコが死ぬのはアカンな。ナナにだって、短い間だったが面識は(例によって一方的に)あるんだ。タヒるとしたらギルの役割か。

 ……いやいや、流石に不謹慎だって。幾ら現状では見ず知らずの他人もいいトコだって言っても、そんな理由で他人に死を押し付けちゃアカンでしょ。

 まーなるようになるわ。最悪、誰が死ぬとかブッチしてラケル博士をサクッと始末しよう。後から色んな人に仇として狙われそうだが、ゼヒもナシ。

 

 

 さて、そうと決まれば本格的にロミオに血の力と言うか霊力の扱いを叩き込むべきだが…まず大前提として、出力が足りない。ブラッドアーツにせよ血の力にせよ、それなり以上に強いエネルギーが必要だ。

 それを上げる方法としては…死の淵に瀕する、怪しげな儀式に頼る…のはアカンな。ちゃんとした訓練方法を身につけさせておかないと、歪な形に仕上がるだけだ。

 

 という訳で、今までのような訓練とは違った方針にします。

 

 そう告げた時、ロミオは「やっと慣れてきたのに…」とボヤいていた。…まぁ、コウタやアリサ達にしたような本格派デスマーチ程じゃなかったが、順応できたのはスゴイと思うよ。スパルタだったのには違いないし。

 実際、体力作りと称して何度も何度も何度も何度も(中略)何度も何度もアラガミのド真ん中をトライアスロンさせたり、気配を消す術を教え込む為にコンゴウの背後を30分間尾行させたり、ビビりな性根をどうにかする為に誤射(故意)とかもやったからな。

 どれもロミオの危機意識をビンビンに刺激し、魂にも負荷を与える鍛え方だった。おかげでロミオの性格がちょっと変わってしまったような気がするが、問題はない。狩りをするに際して、楽天家な印象がなりを潜め、徹底的に準備し、無駄口一つ叩かずに効率厨みたいな戦い方をするようになっただけだからな。

 

 ま、とにかく、今後の訓練は今までのように死線を潜るものじゃない。むしろ「何もしない」事がメインになるだろう。…うん、しっかり疑わしげな目をしているな。以前なら「楽そうだな!」なんて言っていたろうに、いい塩梅にスレてくれそうだ。

 とりあえず基本。アグラ・メティテーションからである。別に胡坐じゃなくてもいいが、とにかく背筋を伸ばして心を落ち着けて、そのまま深呼吸を続けなさい。唾を飲むとかクシャミが出るとかは別にいいけど、それ以外は基本動くの禁止な。そして考えるのも禁止。頭をカラッポにしなさい。

 OK出すまで続けるように。

 

 

 

 …思っていた以上に、ロミオには向いてなかったようだ。5分も経たずにソワソワソワソワ。ええい、今までの訓練で、息を潜めてジッとアラガミを待つ事くらい何度もあっただろうが。

 

 

 

神無月信長のシェフに思いっきり麦茶零した…日

 

 連休になったんで、アナグラに戻る事にする。今回はダイヴ・インも使わず、普通に車で帰る。

 ……コクーンメイデンに3回くらい激突したけど、まぁ人間相手じゃないからいいよね。

 

 はー、しかしやっぱり極東支部は落ち着くなぁ。アラガミの強さ的な意味で。フライア周辺の連中は脆くてイカン。狩りを通り越して作業になりつつあったし、せめてこれくらいの強さがないと。つっても、まだまだ弱い奴が殆どだけどね。偶に「おっ、こいつ普通のアラガミじゃないな」と思うのが湧くけども。

 ロミオもこれくらいの基準の中で鍛えてやりたいもんだ。

 

 今回は色々やらなきゃいけない事があるんで、休日と言ってもゆっくりしているヒマが無いんだよな。

 まずは神機のメンテと異常の調査から始まって、リンドウさんを初めとした何人かに顔見世、汚ッサンを闇系して、可能ならアリサを目覚めさせて、更に農園の手入れをして。支部長はまだ出張から戻ってきていないからパス。一応、榊博士にも向こうでの事を報告しとかなきゃ。平日よりも忙しいんですがそれは。

 ま、文句言っても仕方ない。8割くらいは全部俺の個人的な都合の用事なんだから。

 

 まずはリッカさんの所に顔を出して神機を預け、同時に遺された神機をムシャムシャした為妙な機能がインストールされている事を相談。「またやらかしたの?」ってどーいう意味ですねん。いや、色々無茶な神機だって事は自覚してますけどね。

 と言うか、またしても未知の現象を前にして、目を輝かせているリッカさんも大概だと思います。尻尾がパタパタ揺れてるのが見え……あの、ちょっと興奮しすぎじゃないですかね? 目の色が変わってるし、なんか吐息もエロっぽく見えてきたんですが。

 

 …しかし、色々研究課題を提供してしまったけど、大丈夫かね? やる事多くなりすぎて、にっちもさっちも行かなくならん? ……はぁ、優先順位はつけているから大丈夫、と。

 まー無理せんといてくださいよ。今の俺の神機、一番詳しいのはリッカさんなんですから。

 

 

 続けてリンドウさんとサクヤさんが話している所に遭遇。出会い頭にとりあえず礼を言われた。いやいやお構いなく。

 ところで、結局汚ッサンはどうなって……ハイ? もう居ない? 辞表を置いて失踪した?

 

 …これは、どう見るべきかな。失踪…転属とかではなく失踪。しかも退社(?)の許可を得る事なく、姿を消している。

 俺以外の人間から闇系されたか? 色々と証拠や過去の所業が湧き出ているし、恨みを持った誰かが行動した可能性もある。しかし、アナグラ内部で証拠を残さないようにして処理できるだろうか。俺でも難しい。

 やはり自分の身に危険が及ぶ、或いは支部長から用無しと判断されるのに気付いて、口封じ去れる前に自分から逃げたのか。

 …厄介な事になったな。タカの目で追えるといいんだが。

 

 

 汚ッサンの手掛かりを探すのも兼ねて、昏睡状態のアリサの見舞いに。汚ッサンが失踪している今なら、のっぺらミタマを使わなくても目覚めさせる事が出来るかもしれない。自分から失踪したとするなら、アリサへの投薬も一度やったきりだろう。続けての投薬が無いなら、今アリサの中にある薬品の効果を取り除けばいいだけの事。

 …精神的な事が要因で目覚めないようなら、やっぱりのっぺらトリオの出番になるが。

 それにしても、アリサの口封じが投薬で済んだのは本当に幸運だった。もう自分の手から離れるのだから、と殺していた可能性だってあるのだ。…アリサ催眠をかけられていた記憶はないし、憲兵に追われるリスクを増やす事は無いと思ったのかもしれないが。

 

 …とりあえず、ミタマスタイル「癒」でアリサにチョップとかしてみる。殴って状態異常が治るってどういう理屈だろうね、本当に。

 だが残念、これだけでは目覚めない。癒特化の手当とか女神ノ社強化・快癒とかも使ってみたが、イマイチ。ただ、タマフリ・変若水だけは手応えがあったように思う。流石、体力気力に状態異常、果ては戦闘不能まで回復する究極業だ。

 何度か繰り返せば、目覚めさせる事ができそうだ。

 

 変若水を使えるだけ使って回復させた後は、汚ッサンの手掛かり探し。医務室を初め、汚ッサンが割り当てられていた部屋に侵入して家捜し、更に部屋にあったターミナルにダイヴ・インしてデータまで漁る。

 …ダメだな、ロクな記録が無い。それこそムナクソの悪くなるような記録も。…処分して行ったのか、それとも最初から記録に残していないのか。

 カルテはあったが、ドイツ語っぽいから読めない。

 

 しかし、何とか足がかりは追えそうだ。タカの目を使えば、非情に薄いが足跡とか痕跡が見える。かなり焦って移動したようだ。何者かに襲われた形跡は無いが…やはり自分から逃げたのか。

 進路からして、真っ直ぐに車庫に向かっている。車庫に来ると、そのままシャッターを開けて車で逃走。

 車庫の前は車の轍が多くあったので、流石にタカの目でもどれが目的の車かすぐには分からない。監視カメラがあったので、記録を探る。

 

 …特定完了。後は走って追いかける。

 車に搭載されている筈のカーナビを中継として、ダイヴインで追いかける事も考えたが、流石にどの車が目当てのものなのか分からないから却下。

 

 どうも、あまり多くの荷物を抱えていった訳ではない…つまり食料とかも無かったようなので、移動先はそう遠くではないだろう。後は、なるべく多くの痕跡が残っている事を祈るのみ。

 追いついた後は、今度こそ闇系のお仕事の時間だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 人外の脚力で追いかける事、3時間ほど。

 痕跡は思っていたよりも早く見つかった。

 

 ぶっ壊された車が。

 

 

 

 さぁ、闇系の仕事のお時間であった(過去形)

 なんつーか、俺が手を下すまでもなかったよ。

 念のために周囲を探してみたが、食い遺しらしき白衣の残骸とか、あと指とかあった。

 

 

 

 南無南無。汚ッサンを喰ったアラガミが、食中りしてなきゃいいんだが。ちなみに、何の因果か因縁か、喰ったのは黒爺猫だった。しかも、俺が先日仕留め損ねた羽がある奴だ。

 何故にこんな所に黒爺猫が居たのか? …思うに、俺から受けたダメージを回復させようと、何処かに潜伏していたんだろう。リンドウさん暗殺の場所と、あまり離れてはいなかったからな。

 因果は回るらしい…まだ出来上がってない筈の因果も含めて。

 

 

 幸運な事に…と言うべきか、羽付きの黒爺猫はこの場で仕留められた。前回負わせた傷も癒えていなかったようだが、それを考えても不調だったような…。

 …やっぱり汚ッサン喰って食中りでも起こしたんだろうか。そういや、汚ッサンの部屋から漁った資料の中に「アラガミに喰われない、嫌われるニオイ」とかいうのがあったような……喰われなかったとしても、不快と判断されりゃ潰される事もあるし、そもそも瀕死状態で獲物を狩る力がなければ嫌いなモノでも食べるわな。それが毒になったのか、それともやっぱり汚ッサン自体が毒だったのか。

 とりあえず、珍しい個体だったんで、羽だけ剥ぎ取りして持って帰った。

 

 

 はー、しかしナンだな…俺もいい加減外道になってるけど、あの汚ッサンだけはどんな残酷な方法で殺っても心が悼まない気がするな。アイツにも色々あって、ある意味では時代の被害者なのかもしれんが……こうまで心置きなく闇系できる人間も珍しい。…絶対悪より嫌われてるだろうなぁ…いや6さんの事ではなくて。

 ま、潰すのはいいけど(だって生かしておいてもロクな事にならないし)、全く関係の無い事まで「コイツのせいだ。だから潰してもいい」と思わないようにしないとな。嫌いな奴個人に全ての責がある、と考えたくなるのは山々だが。

 

 

 

 

 

神無月暫くPS4で体験版漁ってみるか日

 

 ロミオの鍛え方を考えてたらふと思ったんだが、GE2のストーリーどうなるんだろうな? いや、ロミオが生き残るとかそーいう事じゃなくて、GE2主人公には「喚起」なんて能力があって、キャラクター達の血の力はそれを呼び水として覚醒していた筈。

 …でも、前のループでナナが能力暴走させたりしてたな。安定していなかったとは言え、あれは別に喚起の力を受けた訳じゃないだろう。

 仮に喚起がない状態でストーリー通りに進んだとして、血の力を使えるようになるのは何人か。例えばギルの血の力に目覚めた状況だけど、極端な話、やった事は因縁にケリをつけただけで、言っちゃ何だがこの世界ではよくある事だ。にも関わらず、ギルは特別な力に覚醒している。

 普通のゴッドイーターには無い、特別なPナンタラ因子の為…と言われればそれまでだが。

 

 そもそも、喚起の力自体プレイヤーにとってはあるのか無いのかよく分からん代物だったしな。何かしら、特別な条件を満たした時に発動するナニカがあればよかったんだろうが…それだとリンクサポートと被るな。

 ……ん?

 

 あるのか、無いのか分からない? それでも「ある」と思いこんで……思い込み。プラシーボ効果。

 

 

 よし、ロミオにアレ渡しておこう。菜園の警備にも使い、MH世界では正宗にも渡した霊力付きのサポート具。血の力の目覚めをサポートするものだ、とでも言っておこう。

 外見は、祝詞を刻まなければいけないんだが…それを分析される可能性があるな。可能な限りものものしく、そして胡散臭くいこう。それでもロミオが霊力を感じ取れるようになれば、サポート具に何かしらの力が宿っているのに気付く筈。そうなれば、後は鰯の頭も信心からって奴だ。

 

 

 

 さて、それは置いといてだ。

 何とかアリサを目覚めさせたい。投薬が無くなったんだから放っておけば目を覚ますかもしれんが、どうにもそれじゃ座りが悪いと言うか。以前、昏睡状態になったままのアリサを放置して(起こす手段が無かったんだけど)他のオンナとイチャついった負い目もある。あの時はジーナさんだったっけか。

 繰り返し変若水を使ってるんだが、どうにも一定以上回復する気配が無い。薬物はほぼ浄化と言うか、分解されていると思うんだが…。

 

 やはり精神的な何かががあるのだろうか。催眠暗示をかけられた…みたいな状況でも、ただそれだけで眠り続ける事になるとは思えないし、そもそも暗示だけでそうできるなら、投薬なんて証拠の残る真似は余計だろう。

 

 

 

 一人で考えていてもラチが開かないので、榊博士に相談に行ってみた。

 だが原因は不明。昏睡状態に陥る原因は多岐にわたり、確実に効く方法を見つけ出すとなると、それこそ風邪の特効薬を作るのと同じくらい難しいらしい。肉体的には異常が無い…先日まであった筈の薬の影響すら抜けているようなので(無論俺の仕業だとバレていた)、後はアリサ次第…いや、目を覚ますのを待つしかない。

 「君がいつもの妙な力で、目を覚まさせられるというなら別だけど」と挑発するように言われたが…それをやってダメだったんだよ。

 …やはり、のっぺらミタマを送り込むしかないのだろうか。それで上手く起きなかったら、送り込んだのっぺらが原因でアリサが延々と魘され続ける事に…。3日以内に起きなければ、もしもその後目覚めたとしても精神的に無事じゃない気がする。

 

 何が何でも、ここで自分がどうにかしなければいけない…訳じゃない。でもそうしたい。功名心、自意識過剰と言ってしまえばそれまでだが、それは俺が拘っている事でもある。こういう拘りが、繰り返しループする俺の精神を繋ぎ止めている………ような気がしなくも無い。ぶっちゃけ、無くなったら無くなったで惰性のままに生きていけるとは思うけど。

 

 

 でも実際、時間も確実な手段も無いんだよな…今日の夜にはフライアまで帰らないといけない。無論、帰ったところでダイヴイン能力を使えば、一気にこっちに戻ってこられるけど、医務室付近って監視カメラ思いっきり動いているんだよな…。アリサに何かしようと思ったらカメラに写らなければいけない。…ぶっ壊せばいいか。

 ……ふむ、ダイヴインか。

 

 …人間の意識とかって、結局のところ電気信号によって作られているモノなんだよな。インターネットアカウントの集合体であるのっぺらミタマを初穂の夢の中に送り込めた事も、その証明の一つになるか。

 

 

 つまるところ…俺が直接、精神の中に入り込む事も可能? これも一種の感応現象と考えられるかもしれない。

 いやでもそれは……流石に…。この際俺自身の危険は除外して考えるけど、精神の中に異物が入る訳だろ。そもそも人間(?)一人分が脳ミソの中に入るって出来るのか? 物理的には…不可能だな。でも俺はのっぺらと同様の情報集合体だから……入る事自体は可能? 問題は脳の容量か。人間の脳は全体の3割も使われてはいないと言うけど、そもそも俺一人分を送り込んだとして、情報量的にはどれくらいのサイズになるのか。のっぺらミタマは入り込めた…のっぺらは俺の全体の何割だ? あの時初穂に潜り込んだのは3体全員だったが…俺自身は?

 う~む、迂闊に試せない…ヘタをすると、精神そのものが俺の情報に圧迫されて砕け散るか、或いは逆に俺が異物として排除されるか…。

 

 …ぬぅ、汚ッサンが居れば実験台に出来たのにな。考えてみりゃ、イヤガラセするだけならのっぺらミタマを取り憑かせて放置するという手もあったか。勝手にノイローゼになってくれたかもしれない。

 他に実験できそうなのは………居るな、ラケル博士が。しかし、アラガミに意識を乗っ取られて自我ってモノがロクにないラケル博士を使って実験したとしても、それを基準に考えていいものか。

 その辺の一般人で実験するのも気が引けるし、フェンリル関係者だからと言って絡んでくる奴も、人体実験にOK出す程の罪があるかと言えば首を横に振る。…菜園を荒らさなければな。

 

 流石にぶっつけ本番は危険すぎるし、暫くはこのままにするしかないのか…無念。

 

 

 

 

 

 後ろ髪引かれる思いだったが、サクヤさんとかにアリサを頼む、と念押ししてフライアへ出発。

 リンドウさん暗殺の切っ掛けになりかえたアリサだったが、汚ッサンの所業が明るみに出ているから、そう酷い扱いは受けないだろう。…偏見の目で見られる事はあるかもしれんが…。何せ今までが今までだったし。

 

 何とか起こす方法を見つけよう、と思いつつ、本日は就寝。

 

 

 

 




他に気になるのは……。
ペルソナ5(発売日決定!)
PSO2
遊戯王(冬)
スパロボ
世界樹の迷宮
他に何かあったかなぁ…。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。