絶望のあまり、地球防衛軍に入隊してしまいました。
あと、PSストアでいっきが売ってたんで衝動買いを…。
討鬼伝2体験版、大分スキル上がりました。
後は五霊明神絡みと斑鳩の加護だな…アレ上げにくいです。
ま、一ヶ月以上あればその内上がるか…。
鬼返は、一人でミフチと戦ってたら割と頻繁に使ってきたんで、後は根気。
鬼葬も、鬼返すれば1~2回で共闘ゲージ全開になるんで、ミフチ一戦につき3回使える。
…ただ、どーも特定条件化で鬼返すると共闘ゲージがいきなり0になるんだよな…。
これってバグだよね?
パッチで修正されるよね?
一緒に鬼返での共闘ゲージ上少量も修正される気がするけど。
いやそれよりも問題は、発売までGE世界で粘らなきゃならんって事なんだが…。
神無月コタツをしまった部屋が広い日
今日も…と言うか昨晩も昨晩とて、アリサの夢の中でヒャッハータイム。ょぅι゛ょ鑑賞的な意味で。
いい加減目を覚ましてもいいとは思うんだけど、どうも目覚めの兆候以上には移らないらしい。何故?と考えてはみたが…理由は非情に単純だった。あくまで俺の考えが正しければ、だけどな。
確かに、俺は夜毎アリサの悪夢を晴らそうとトラウマの原因を夢の中で惨殺している。その成果か、一日毎に黒爺猫が弱くなってきているような気がする。
が、それはずっと眠り続けているアリサの、一日のうちのたった一度の夢でしかないのだ。
夢には諸説あるが、レム睡眠中に見る、情報の断片を集めた映像が夢だと言う。大体、90分のノンレム睡眠の後、10~20分のレム睡眠があると言われており…このレム睡眠中に少なくとも1回夢を見ると仮定すると、24時間÷約2時間で、1日のうちに12回夢を見る事になる訳だ。
対して、俺が夢の中でハッピーエンドを齎すのは一日に1回程度。昼寝したとしても精々2回。二度寝も入れれば3回か。それも、12回のうち、たったそれだけの夢を変えても、どれだけ影響が出るやら。
どうするかな…日中から昼寝しまくって、何とかアリサの夢に介入するか? でもレム睡眠・ノンレム睡眠のタイミングが合わなければ意味が無い。レム睡眠中、必ず夢を見る訳でもなさそうだし。
しかし、今の割合でも全く意味が無い訳ではなさそうだ。毎回黒爺猫を抹殺する毎に、ちょっとずつ変化が現れている。黒爺猫が徐々に弱くなるのもそうだが、ょぅι゛ょアリサがちょっとずつ育っているような…気がする。それに、こっちに向ける感情も……何と言うか、質が変わりつつあるような…。色恋系の慕情じゃなくて、どっちかと言うとピンチに駆けつけるヒーローを見るような視線を向けられているような。でもちょっと違う。…何か危険な気配がする、ような……? うーん、内面観察術を使おうにも、夢の中じゃイマイチ上手くできん。加えて、大人アリサ(まだ処女だけど)とょぅι゛ょアリサのギャップに惑わされて、正確に観察できない。
…どっちにしろ、他に方法は見つからないんだ。暫く続けてみるしかないか。
日常の生活では、相変わらずロミオが死に掛ける日々を送っている。最近じゃちょっと無茶振りする程度じゃガタガタ言わなくなってきたな。肝が据わってきたのはいいが、あまり良くない傾向だ。…面白くないって言ってるんじゃないよ、危機感が磨り減ってきてるって言ってるんだよ。原因の俺が言うのもなんだけど。
それは近い内に矯正するとして、極東の様子がイマイチ分からないのが痛いなぁ。ストーリーがどう進んでいるのか、全く分からない。ゲームの通りに進んでいれば、アリサは感応現象によってすぐに目を覚ましていただろうし、その後はリハビリ、リンドウさんMIAから死亡認定されて、サクヤさんを筆頭とした数人が疑問を持って…って流れだった。
しかしリンドウさんは無事だし、アリサは起きないし、あの時の黒爺猫は仕留めてるし、汚ッサンは既に喰われて死んでるし……。いや、リンドウさんは多分、今でも支部長の計画の裏を探っているだろう。話がどんな風に進むのか、今どれくらい進んでいるのかも分からない。
むぅ…全てを把握しようとするのは無理だな。最低限、把握しておかなければいけない内容はなんだ?
まずはアリサの目覚め、及びその後の扱い。そして……そうだ、特異点の確保か。考えてみれば、今回の目的は特異点にとって代わって終末捕食をコントロールできるか実験する事だ。極端な話、それ以外は余分である。リンドウさんMIAを防ぐとか、アリサを起こすとか、この辺は俺が勝手に拘ってるだけ。某うっかりツインテール風に言えば、心の贅肉だと言える。
うむ…榊博士がシオを確保しているかどうか…そして対抗勢力である支部長がアナグラに帰ってきてないかを気にしておけばいいか。
神無月シモネタ入ると筆が進むのは仕様です日
日記つけるの、数日間が空いた。最近、レア博士が夕食後くらいから部屋に常駐しているもんで…日記つけるヒマがあったら、ついついイチャイチャと…。
決して欲望に流されただけではない、これは妹からNTRする為の正当な前準備だ。
…で、あの、アリサの夢の話なんですが…これちょっとヤバくないですかね。内容自体は相変わらずなんだよ。ただ、黒爺猫は下位ミッションレベルにまで弱くなっているし、ょぅι゛ょだったアリサは…そうだな、GE2時点のエリナよりもまだ少し幼い程度になっている。それでも充分ょぅι゛ょレベルだが。
じゃ、何がヤバいかって……ほら、黒爺猫、アリサの他に、二人ほど夢に出演者が居たじゃないか。そう、アリサの父母だ。相変わらず背後の黒爺猫に気付かず、アリサの名前を呼びながらフラフラフラフラ歩いているんだが……その、なんだ、顔がね。数回前から、段々雑になってきているのには気付いてたんだけどね。
今回、とうとうアリサ父の顔は、完全なへのへのもへじとなってしまいました。そして母の顔は、 (・ー・) ←こんな風になってしまっていた。
…え、何これ、どういう事なの? 単純に考えれば…アリサが、父母の顔を忘れていっている? そりゃ人間なんだし年月重ねれば、自然と風化していくのは分かるけど、コレはないだろ…。仲が良かった親の顔、忘れたり記憶の中で変化していたりしても、この雑さと言うか杜撰さは無いだろう。親父さんおふくろさん、草葉の陰からマジ泣きするぞ。
個人的な感情や感傷を押し付けていると言われればそれまでだが、アリサがそんな薄情な人間だとは思いたくない。…どんなに仲良くなっても、デスワープしたらハイソレマデヨをあっさり受け入れるようになった俺が言える事でもないが。
これは…夢に介入するのを止めた方がいいんだろうか? でもこうでもしないと起きないっぽいし…。
一方、アリサ以外の極東の様子は、日々是事も無し、といった按配のようだ。アラガミが急に強くなったりしないし、最近では腹が満ちてきた為か、居住区その他のフェンリルに対する不満も控えめになってきている。
リンドウさん達はと言うと、暗殺未遂が起こったあの日、何故複数のチームが同じ区画に居る事になったのか、何故黒爺猫達に包囲されるかまで気付けなかったのか、その辺りから調査を進めているらしい。でも多分無駄だ。だって、アレ、どーも支部長じゃなくて汚ッサンの独断だったぽいしな。何でそんな事をしでかしたのかは今でも分からんが、どれだけ追いかけたところで見つかるのは汚ッサンの死体の破片くらいだろう。もう黒爺猫に食われて、更にその黒爺猫は俺が狩ったんだし。
いつものループなら、支部長の計画を阻止する為に情報を渡しているんだが、生憎今回はあんまり首を突っ込まれちゃ困るんだよね。ノヴァが育ちきるまでは、邪魔をされたくはない。…いっそ、誤った情報をバラ撒いて霍乱するか? いや、リンドウさんあれでかなり鋭いから、俺の拙い霍乱じゃ逆に情報を与えるようなもんだ。
…そんな事を考えて日々を過ごしていたら、何故か上田ことエリックさんから連絡が来た。何事かと思ったら、俺と居住区一般人の菜園の事に関してだ。
えらい興味津々だったし、その内手伝わせてほしいとか、妹に見せてやりたいとか言い出すのは目に見えていたんだが、それとは別にちょっと問題になるかもしれない事が起きている、との連絡だった。何でも、育てた苗や種を、居住区の更に外…つまり防壁に守られていない土地にまでバラ撒いている人が居るらしい。
これはどう思うか、と聞かれたんだが……俺としては許容範囲だな、良くも悪くも。
出来上がった作物及び種の一部は、それを育てた市民の報酬として渡している。所有権を既に譲渡しているのだから、そこから先にどうしようとその人間の勝手だ。取引に使うなり、食べるなり、植えて増やそうとするなり、好きにすればいい。やり方がわからないのなら、出来るところまで手を貸そう。
そうやって種を渡して広め続けていれば、当然土地が徐々に足りなくなってくる。何せMH世界産の、1~2日で育つような植物だから、それこそネズミ算並みの勢いでどんどん増えていく訳だ。で、植物ってのは土地の栄養を吸って育っていく訳で…。素人考えでも、「他の植物が無い所に植えれば、もっと立派に育つんじゃないか」という発想になってもおかしくはない。
だが、当然そんな都合のいい場所は無い。…居住区の中には。逆を言えば、外にはあるのだ。単にアラガミが居るのが問題なだけで。
無論、植物なんてレアな食べ物を、アラガミが見逃す筈も無い。全てを食べきるとも限らないが。実際に居住区の外で種を植えてみた人も居たそうだが、半分は芽吹いた直後に喰われ、残りの半分は実ってから喰われ、更に残りの半分は種の状態で掘り返されて喰われ、更に更に半分は植えようと外に出たところをアラガミに襲われて命からがら逃げ帰ってきたのだと言う。
ナルホド、エリックさんにしてみれば、これは見逃せない事だろう。以前のループでも言っていた「新しい輪」…世界の食料状況を一変させる可能性がある代物を、よりにもよってアラガミに食わせてどうするのか。文字通り、希望の種をアラガミに食わせているようなものだ。
が、俺としてはこれに対して逆の解釈をしたい。遅かれ早かれ、このままあの植物が蔓延していけば、土地はどんどん足りなくなってくる。当然、防壁の外に種を撒こうとする人間だって頻繁に出てくるだろう。また、俺から教わった方法だけでなく、独自の栽培法を生み出そうとする人間だって出てくる筈だ。これもその一つ、ある種の試金石だと俺は考える。
…それに、本当に居住区外で植物が育ち始めたら、それを喰ってアラガミ達が満足するかもしれないじゃないか、満腹かつ危険な状態でなければ、アラガミだってわざわざ防壁内部へ突入しようなんて考えなくなるだろう。
勿論、この理屈でエリックさんが納得した訳じゃない。これはあくまで同じ状況を別の解釈で見ただけで、欠点や懸念が消えた訳ではないのだから。例えば本当に居住区外壁近くで植物が育ち、それをアラガミが食べ始めた場合、そこにアラガミが集結する可能性がある。アラガミが集まれば、目的の植物を食べられるのは極一部。それ以外のアラガミは、空きっ腹と争奪戦に破れた体を引きずって、手負いの獣状態で居住区内部への侵入を図る可能性だってある。
何より、外へ出ようとする人間の危険性は、ゴッドイーターが狩りに行くよりもずっと高い。…俺に言わせれば、それは自分の選択の結果なんで、自己責任だが…エリックさんにしてみれば、一般市民を導くというノブレス・オブリージュの観点から、自ら危険に向かう人間を放置する事はできないのだろう。
話は平行線だった。見ているモノと立場が違いすぎ、互いに自説を曲げようとしなかったのだから、当然の結果だった。…次に話す時には、もう少し妥協点を探してみてもいいかもしれない。
まぁ、自己責任で試行錯誤の結果と言っても、それなりにノウハウを覚えた人間が死に掛けるのを見るのはな…。作業力という点から見ても、かなりの痛手になるのは確かだ。ちょっと視点が冷たすぎたか…。
神無月シモネタ入ると話が進まないのも仕様です日
…またアリサの夢の話から入るが…なんだ、その…父母が…薄い。いや、確かに居るのは居るんだよ。顔もあれ以上雑にはなってない。
が、体が透けている。
…繰り返す、体が透けている。
ついでに、黒爺猫は…弱くなってるだけじゃなくて、なんか小さくなり始めた。強い弱いという点で見れば、もうこれは狩りとさえ言えない。作業だ。或いはそれ以下だ。縦のモノを横にするような感覚で…いや、もう無造作に手を触れればズブズブと体に手が埋まり、適当に掻き回せば文字通り夢幻の如くに薄まって消えていく。
何時の間にやらアリサの父母も消えていて、黒爺猫が消えると同時にクローゼットからょぅι゛ょアリサが飛び出して抱きついてきて目が覚める。
ついでに言えば、アリサは一定から成長しなくなったようだ。どう言い繕っても、子供以上とは評せない程度の年齢だな。てっきり、あのまま育って現実のアリサに追いついた辺りで目が覚めるんじゃないかと思ってたんだが…。
なんだろなー、ヤバい何かが進行中のような気がする。いや、それよりもどうやって目を覚まさせるかだよ。
…これ以上考えても新しい発見は出来そうに無かったんで、榊博士に相談してみた。最近こんな夢を見続けている、新型同士の感応現象かもしれない…という事で。
とりあえず相談には乗ってもらえた。が、感応現象だと言う点にはNOと返答が返ってくる。曰く、あの現象は理論上でしかないが、当人同士の直接的な接触が必要な上、互いに一定以上の適合率が必要なのだそうだ。アリサはともかく、俺はそれを満たしていない。…神機は既に体の一部状態になってるんだけどなぁ…。
だた、アリサの夢と俺の夢の関わりに関しては信じてもらえた。眠っているアリサの脳波を測定しているらしいが、それが度々乱れる事があるらしい。つまり夢を見ている、と。その乱れ具合が、最近変化を続けていたのだそうだ。少なくとも、繰り返し見ている夢の中で、何かが変わりつつあるのは間違いないだろう、と。
感応現象ではなく、俺の使っている妙な力が関係しているのではないか? と考えていたらしい。正直、コジツケの理論だったから、あまりアテにはしてなかったらしいが。
さて、肝心の夢の内容の変化だが、一応納得のいく仮説はもらえた。ただ、夢のメカニズム自体がまだ解明されきってはいないので、どこまで行っても仮説止まりではあるんだが。
まず、アリサが一定以上成長しなくなった事について。これは、アリサの認識によるものだと考えられる。刻み込まれているトラウマは、「子供の頃に、自分の軽率な行動のせいで両親が食い殺され、自分も食われそうになった」だ。この一番最初の部分に注目。「子供の頃に」。勿論、トラウマ自体は育ってからも持ち続けていたんだろうが、「その時、その場所にいた自分は子供である」という認識がある。
つまり、あの夢の中のアリサは、アリサ的に「子供」だと認識している限界ギリギリの年齢って事だ。「少女」が、「大人」の自分が…より正確に言うなら、多少なりとも分別を持ち、或いはゴッドイーターとして戦う力を手に入れている自分があそこに居たのでは、トラウマの状況が成り立たない。
で、父親母親の顔が雑になっている事について。これについては、榊博士は二つの仮説を出した。一つは、「あれは私の父さんと母さんじゃない、別の人だ」と思い込もうとしている事。…まぁ、自分のせいで父母が死んでそれを繰り返し見せ付けられるなんぞ、下手な拷問よりよっぽどキツい。今までトラウマを汚ッサンに弄り回されてたんだから尚更だ。他人のせいにしてでも逃避を計るのも、無理もないと言えば無理もないか。
で、二つ目の説。夢の中で繰り返し、俺が父母を助け続けた為、現実にあった過去と夢の区別が曖昧になってきて、「父さんも母さんもあそこには居なかった」と思い始めている可能性。前説と似てはいるが、微妙に違う…と榊博士は言っている。父母があの場所に居ないのなら、残るのはアリサ本人・黒爺猫・そして俺のみ。夢の中から父母という存在が退場し、役割分担に変化が現れる。生贄と、生贄を食らう悪魔と、それを見せつけられるアリサ…という構図から、悪魔と、悪魔に狙われるヒロインと、悪魔を打ち払うヒーローに。
…どう、なんだろうなぁ。どっちも、「あそこで父さんも母さんも死んでない」と思い込もうとしているようではあるが…。
気になる事は多くあるが、肝心な「どうすれば目覚めると思うか」を聞いたところ、幾つかの前提条件が整っているとして、と前置きを入れてから語られる。夢を壊してしまえばいいのだ、と博士は言う。
どんな形にせよ、トラウマに関わる夢の中に閉じ込められているから、アリサは目覚めない(という仮説である)。ならば夢が文字通り単なる夢、情報の断片、支離滅裂でワケの分からない代物に成り果ててしまうか。或いは夢がトラウマとはまるで関係のないモノになってしまえば…恐らく?
そこまで語って、確定した情報が無いから、これ以上は推測もできないと断言された。確かに、現段階でも推測や仮定を何重にも重ねている状態だしね。
ふーむ、しかしどうしたものか。確かに、俺が一人で考える手段よりも、ずっと説得力があった。支離滅裂にするだけなら、のっぺらミタマに好きにさせりゃいい、という点がまた酷い…やる気は無いが。
夢をぶっ壊す、ねぇ…文字通り建物ごとぶっ飛ばそうとしてみるとか? 或いは……そうか、前提条件を壊せばいいのか。「子供の頃の自分があそこに居る」「父母が目の前で食い殺される」「黒爺猫に食われそうになる」…この3つを、トラウマの夢の前提条件としよう。黒爺猫はさっさと始末できるようになっているから、これはクリア。父母は…理由は不明だが、消えかけているので多分クリア。となると、あそこに子供の自分が居るって事を覆せばいいのか。…それつまり成長させろって事やん。夢の中のアリサ、ょぅι゛ょから成長せんやん。どうせぇと。
…流れぶった切って悪いが、今度はロミオの話だ。
相変わらず、霊力は順調に成長を続けている。調子がいい時に限定すれば、ブラッドアーツっぽいものを放とうとする時、僅かだが光が目視されるようになってきている。
ただし、赤い光に限らず、時には青かったり緑だったりする事もある。…これまたレア博士やラケル博士が首を傾げていた。光の色自体はそこまで重要ではない筈だが、今まで積み上げてきた理論に間違いがあったのなら、そこは調べて修正しないといけない。
血の力そのものや、ブラッドアーツを会得する事はできていないが、ロミオは焦ってはいない。コレまでの訓練で、それなりに自信がついてきているんだろう。これで周囲に血の力を扱える人が何人も居れば、劣等感から焦り始めるだろうが。
とは言え、このまま霊力だけ上がり続けて、血の力もブラッドアーツも目覚めないってのもな…。折角鍛えたんだから、しっかり目覚めさせてやりたい。そしてロミオの血の力を知りたい。
という訳で、ガン首揃えてミーティングとかやってみた。ロミオは少々居心地が悪そうだったが、君に関する話題なんだから仕方ない。
色々意見が交わされたものの、第一人者のラケル博士曰く、やはり強い感情の爆発が必要だと思われる…らしい。それも何でもいいのではなく、断固とした決意を伴った感情でなければならない。…なんか曖昧な話だけど…。
ブラッドアーツに関しては、やはりロミオがどのような物にするか決めかねているのが最大の原因と目される。考えるのを止めれば、多分特殊な効果を持たせようとしない限り、すぐにでもブラッドアーツを使えるようになるだろう。が、それは考えるのを止め、更に特殊効果への未練も捨てなければならない。如何に、今後のブラッドへフィードバックする為の研究・調査であるとは言え、ここで強引に方向性を決めるのはよろしくない。よって、ここは見送り。
…やっぱ血の力の発現を優先するのか…。ちなみにロミオ、お前最近感情を爆発させた事ってある?
…ああそう、「死んでたまるか」ね。大袈裟だな、あの程度で。…「うん、今になって思うと俺もそう思う」か。まー一般人からゴッドイーターになったばかりの神経だと、そう感じるのも無理ないかな。
…こんな会話を、レア博士が沈痛な面持ちで「ないわー」と呟きながら聞いていた。
しかし、実際に死ぬ死なないは別として、「死んでたまるか」は感情の爆発としては最も大きなものだろう。それで目覚めなかったって事は、断固たる決意とやらが足りない、か…。
どうしたものかと相談していたが、ラケル博士から(意外にもと言うべきだろうか)マトモな問い掛けが。
「…ロミオ、アナタにはやりたい事はありますか?」
「はっ? や、やりたい事ですか?」
「そうです。どんな事でも構いません。それを成し遂げなければ、死んでも死ねない。これを遺したまでは死ねない。誰かを助けたい。その為であれば、命を使い尽くす事も厭わない。そんな…夢はありますか?」
「夢……俺は…」
「獣であれば、子を残す事。多くの人であれば、享楽し名を残す事。アラガミであれば…」
この星を食い尽くす事。
…一瞬だけ、ラケル博士の目が俺に向く。余計な事を嘴ってしまった…半ば挑発だったけど。
「それこそが、アナタの血の力を目覚めさせる切っ掛けになるでしょう。アナタに、そんな夢はありますか?」
…ふむ、真っ当な助言…ではあるんだろうが。この場においては、逆効果になったようだな。
母親と思っているラケル博士から問われた事で、立派な夢を持たなければならない、と思って萎縮しているようだ。
別に難しく考える必要はないぞ。誰かの為とか、そんな事は考えなくていい。むしろ、個人的な欲求の方が、断固とした決意とやらには繋がり易い。どんな下世話な物でもいい。それこそ、誰かを見返したいとか、チヤホヤされたいとか、何なら誰かの仇を討ちたいとか、そんなのでもいいんだ。
ホレ、なんかあるなら言うてみい。無ければ無いで構わんが。
「…教官にも、そんな夢があるんですか?」
目覚めた当時は無かったな。今は…まぁあるが。
このデスワープを抜け出すって夢と。
会議の最中でも、後ろから尻を撫で回されて呼吸が荒くなりかけているレア博士を、徹底的に躾けたいって夢が。
ちなみにレア博士に日中からセクハラするのはこれが初めてではない。夜の過激なアレや、休日が揃った時に部屋に篭って朝から晩までに段々順応してきた(つまり味を占めてきて)結果、新たなステップに進んでいる。特にお気に入りなのは、「日常」を感じさせる場所でのプレイかな。日常っつーても、レア博士の場合研究所が日常なんだけど。多分、日頃からラケル博士に抑圧されていた反動だろうなぁ。いつもと同じ場所に居るのに、ラケル博士から解放されてスゴイ事やってる、って気分が最高なんだと思う。この前も、隣に座って食事している時に、こっそりフトモモ撫で回したら、逆に手を延ばしてきてサワサワと…なんて事もあったっけ。片手で食事する事になるんで、サンドイッチを注文するのが合図になってます。
次の目標は、机の下に潜り込ませてのご奉仕かな。服を着せたままか、全て剥くかは考え中。
…唐突なエロ語りはともかくとして、だ。
それを聞いたロミオは考え込んで、一つの質問を出した。
「それは…ひょっとして、この前飯奢ってくれた時のアレだったり…」
…似たようなもんだな。
そう返すと、ロミオは暫し唸って、俺に手招きをした。何だ何だと近付いてみれば、部屋の隅っこに連れて行かれ、「黙っておいてくださいよ、絶対に! 絶対だからね! これはフリじゃないからね!」と、小声でフリそのものの念押し。
何ぞ、と思ってみれば。
「教官に教わったアレに嵌りきっちゃう前に、一人でいいからカワイイオンナノコと付き合ってイチャイチャして童貞卒業したいです…! 一人でスるのが人生で一番気持ちよかっただなんて、生まれ変わっても後悔しか出来ないッ…!」
……な、なんかその、すまん。
※↑は小声。↓は叫び。
が、足りない! 足ぁりないぞ!
「ふぁっ!?」
どんな夢や希望であれ構わない、とは言った! 言ったが! 堂々と語れないのなら、それは夢に非ず!
そう、お前のその意思を、血の力覚醒の足掛かりとするならば! 貴様に足りないものは!
情熱思想理念頭脳気品優雅さ詭弁! そして何よりもォォォォォーーー!
開き直りが足りない!
例え生みの親の前であろうと、さっきの意志を全力で恥じる事なく絶叫できる程でなければ、血の力覚醒の切っ掛けにはならん!
「いや幾らなんでもそれはちょっと駄目な人間というか羞恥心や人間としての尊厳までは捨てたくないし!
と言うか最後の聞こえたぞ! 詭弁が足りないってナンだよ詭弁って!」
建前とも言う! これを上手く使いこなす事によって、人生にメリハリがついたり、面倒事を敬遠できたり、上手いこと美味しい目にありつけたりするのだッ!
※↑この辺まで叫び
ちなみにさっきのを建前使ってマイルドにするとだな、こんな按配になる訳だ。
「こんな世の中だから、本当に好きな人と巡り合って、二人で一緒に生活する喜び満喫したい。未来に残す子供を作れれば最上」と。
これなら堂々と語れるだろう。
「む……た、確かに…これが詭弁、もとい建前…」
ま、詭弁で誤魔化すようじゃ、開き直りが足らんがな。
「じゃあダメじゃねーか!」
マジギレしたロミオと、首を絞めあったりした。後ろで見ていた小声は聞き取れてなかったと思う)レア博士に慌てて止められたが、男同士のシンパシー的な問題だから、と引き下がらせました。…首を絞められても平然と喋ってる? そりゃロミオの締め方下手だもん。人間を絞殺しようとすると、こんな感じで……あ。
ロミオが落ちたので、今日は終了。ものっそい説教食らった。