メロンちゃんが居るのはいい。スイカちゃんも居ていい。りんごだってバナナだって許す、ふたなり的な意味で。
なんでパセリちゃんは居ないんじゃ!
唐揚げに必須やぞ!
状況によっちゃ唐揚げ本体より美味しいぞ!
神変月気がつけばSRW発売間近日
支部長に呼び出された。昨日の榊博士の話のおかげで、ヤバイ予感がヒシヒシとしていたが、普通に特務の話だった。
ま、今更特務程度じゃどうこう言わんよ。まだ手に負える範囲だからな。
ただ、やっぱ観察されてるな…。最近何かと榊博士の所に顔を出してたし、特異点を匿うのに協力しているんじゃないか? という疑惑を持っているようだ。
勿論それは大当たりであり、支部長も薄々以上に勘付いているようだが…もしも違ったら、という事を考えると迂闊に踏み込めないようだ。下手に首を突っ込んで、万が一間違いだったら、そこから榊博士は何かしらの搦め手を使ってくるだろうからね。
ついでにノヴァの成長具合を聞いてみたんだが、完成するまでまだ暫くかかるそうな。…聞いといてなんだけど、信頼されてない俺に事実を教えるかは分からんね。
さて、特務の内容は、至って普通の黒爺猫2匹討伐。極東以外では出現と同時に、そこの支部が総力戦・決死戦な雰囲気に包まれるらしいが、極東では珍しくもない。流石にソロでやれる人は少ない(居ないとは言ってない)が、狩れるチームは結構いる。
…ま、想定してない乱入を含めて考えても、ヴァジュラ系の群れを一つ二つ潰す程度で終わるでしょ。シオのご飯にはちょっと足りないな。適当にその辺のを狩っていくか。
…どうにも、最近シオの食欲が増しているようで。アラガミが美味しくなって食い意地が刺激されているだけならいいんだが、やはり特異点として目覚めかけている兆候だろうか?
目覚められると、隠蔽するのも難しくなるな…。と言うか、考えてみれば支部長に対する隠蔽より、特異点の本能をどうにかする事を先に考えなければいけなかった。
本能の覚醒は、自然な事だ。抑えつければ、それだけシオに多大なストレスがかかるだろう。俺が性欲を押さえ込もうとするよーなもんだ。
どうすっかな…前ループじゃ霊力を使ってアレやコレやしてたけど、手段が18禁だった。俺が持つ手札の中では、オカルト版真言立川流が、他者の霊力を操作するのに最も有効であるのは紛れもない事実。それ無しで、あの時同様にシオを押さえ込めるかと言われると…正直無理だ。
アラガミという特性上、薬物やら冷凍睡眠やらで封印するのも無理だろう。 それ以前にソーマ達が許す筈が無い。
そんな事を考えつつ、オーダーと予想通りに黒爺猫2匹を中心にした群れをウマウマし、突っ込んできたクアドリガを解体してたんだが…………うん、このクアドリガ、変だね。そうですコイツが変なクアドリガです。
色が青というか堕天種なのはどうでもいい。
コイツ、体のあちこちから芽が出てんですけど。
……見たところ、ジャガイモの芽に似てるな。ただしデカい。
ジャガイモの芽や緑色に変色したところに毒があるのはよく知られている事だが、致死量は結構多い。一つ二つ程度じゃ、体調が悪くなっても死にはしないが……この芽だと、一つ分でも人間が食えば死ぬな。
アラガミだとどうだ?
………デッドリーベノムくらいにはなるかもしれん。
これはアレかな、「俺を食ったら死んでしまうぞ」的な、捕食者への対抗策なのか? しかしクアドリガは割りと強い種族だ。この手のやり方は、もっと弱い…食物連鎖の下の方に居る奴の手口……? いや、アラガミやモンスターにそんな事考えるだけ無駄か。
…いや、もっと恐ろしい可能性を思いついた。
今回のようなクアドリガが死んで融解した場合、この芽はどうなる? そのまま一緒に溶けてしまうのであればいい。が、何らかの形で地面に残り…そこで育ち始めたら? 出来上がるのが、単なるジャガイモならいい。ジャガイモのようなアラガミであれば、どうだ?
人の手の届かない所で芽吹き、育ち、枯れて…種を落とす。その増殖速度は、今までのアラガミ以上なのではないか? 何せ、こいつらが変化した原因は恐らく、異様な成長速度を誇るMH世界の植物だ。
…こりゃ、とんでもない事になるかもしれない。
神変月長期休暇は8月以降になりそう日
昨日のクアドリガが溶ける前に写真を撮って、榊博士と支部長に見せてみた。
難しい顔をして考え込んでいる。とりあえず確認すべきは、この一体だけの現象だったのか、他にも同類が居るかだな。
仮に同類が居た場合、これ以上の繁殖を防ぐ為、周辺のアラガミを片っ端から狩りまくって…一般住民が未だに挑戦している、アラガミ防壁外の菜園をどうするかが問題だな。
今まで「これも試行錯誤」とか言って放置してたからなぁ…。エリック先輩の言う通り、禁止しておけばよかったか。
とりあえず、あの時のクアドリガの能力自体は、普通のものと大差なかったように思う。回収した素材も同じだ。
クアドリガや、ジャガイモの芽に限らず、それらしいアラガミを発見したら捕食は控え、報告するよう通達が出た。
流石にゴッドイーター達も戸惑っていたようだが、新種が産まれるのはそう珍しい事ではない。倒してはいけないとは言われてないんだし、食いつかなければいいだけの話、と受け入れられたようだ。リンクバーストができないのは、ちょいとキツいものがあるが。
ま、まだ一体しか確認されてないしね。
話は変わるが、シオがそろそろ本格的に「退屈」という感覚を覚え始めて、外に行きたがっているらしい。神機を作り出す事までやってのけて、「一緒にゴハンにいくぞ~」なんて言っている。
ゴハンだけなら取ってきてるでしょ、とアリサ言ってみたところ、「ハタラいてたべるゴハンがいい」なんて言い出したとか。おいおい、タダメシ程美味い物はないというのに…。
「ハタラかざるモノ、ゴハンはたべられない」ってサクヤもいってたぞ~…だそうな。もうここまで成長したか。
ちなみにコレを受けて、リンドウさんがちょっと苦い顔していたとか。…別に気にしなくてもいいでしょうに、アンタ充分すぎる程仕事してんだから。
しかし、どうしたものかね。支部長の視線もそろそろ厳しくなってきてるんで、あまり何度も外に出ようとすると、見つかってしまう可能性が高い。
外に出るなというのも可哀想だし、何よりガス抜きしないとストレスが暴発する危険が高い。
…一度外に出たら、暫く戻ってこない…のがやっぱり一番いい方法だろうか。それはそれでエイジス島を目にして、覚醒する危険が高まるな。
ノーリスクな方法なんか存在しない、か…。
だったら、こっそり出て戻るやり方が一番マシだ。言っちゃなんだが、もしも発見されてしまっても、それはアーク計画の進展に繋がるからな。俺の計画にはマイナスになるけど、終末捕食が暴発して何もかもオジャンになるよりはマシだ。
という訳で、俺はこの件に関してはノータッチ。アリサ達でどうにかしてください。
薄情? 支部長にシオを匿ってるんじゃないかって疑われてて、協力しようにもできないんだよ。他所で怪しい動きをして、注意を惹きつけるくらいやるから、後はソッチで頑張ってくれ。
レア博士と榊博士が協力すれば、アラガミの探知システムを一時的に誤魔化すくらい出来るでしょ。
よし、んじゃ任せた。
…レアには後でご褒美あげて、ご機嫌取りしとこ。アリサは…うん、今回はご褒美を手伝う方向で。
さて、そうなると俺は支部長の視線を釘付けにする! しないといけない訳だが…そうだな、支部長の警戒心を最も刺激するのは、やはりノヴァへのちょっかいか。
やりすぎると始末しにかかってきそうだが、幸いにして建前はある。終末捕食を行う為の実験。提案しては却下されていたが、繰り返し提案し、エイジス島付近をウロチョロしてれば注目してくれるだろう、多分。
神変月GERのエピソード、スゲェ書きづらい日
エイジス島近辺でウロチョロし、前回に入り込んだ時の記憶や、そこかしこに見られる窓・搬入口の類から、中のマップを作っている。
結構入り組んでるんだよな、ここ…。その上、複数人のゴッドイーターが暴れられるような場所は殆ど無い。
正直、ここが文字通りアラガミの攻撃を完全に防げる場所…エイジス計画が達成されたとして、俺はここに住みたいとは思わない。狭いし、空も見えそうにないし。
…ま、こんな事言ってられるのは、俺がこの世界の人達に比べ、アラガミに対してそこそこのアドバンテージがあるからだろう。ロクな抵抗手段も無い人達にしてみれば、ちょっと狭いだけでアラガミが居ないのであれば、そっちの方が余程好ましく思うだろう。
予想通り、支部長もこっちを警戒し始めたようだ。俺が支部長に信頼されてない、というのを自覚し始めたのに勘付いたのか(ややこしい表現だ)、俺がノヴァのところまで強行突入する可能性も考えているらしい。実際、一度は企んだ。
これでアナグラ内部への目がどれだけ逸れてくれるかは分からないが、多少は効果があると思う…思いたい。
ところで、最近レアがちょっとアリサに嫉妬しているっぽい。当然…というのもおかしな話だが、俺の事で。母親が娘に対し、父親(俺だ)の事で嫉妬する…よく聞く話ではあるが、業が深いな。どっちも肉体関係アリだから、特に。
そして嫉妬の内容は、肉体的な事と言うか精神的な事と言うか。ぶっちゃけ、感応現象の夢の中での事だ。同じ夢を見ているという、「特別な繋がり」が羨ましいらしい。
夢の内容も、アリサが話したらしい……父母を食われた夢の事も、それがどう変化していったのかも、最後の最後でヒーロー役だった俺がアグネェェェッス!を呼ばれるような行為に走った事も、更にその後色々話したりしていた挙句、夢の中でアリサ(ょぅι゛ょ)を何度も抱いていた事も。
…時期的に言って、完全に浮気を黙っていた事になるので、一発頬を張られました。軽いほうだね。討鬼伝世界の那木さんだったら、文字通り至当の最中でも矢を射掛けてくるからね、それくらいが当然の反応なんだろうけど。
で、それはそれとして、夢の中でヤッてる事に興味津々。現実でイタした後も、実はこっそり夢の中で続きをやる事もあるんで、それが特に羨ましいようだ。…ま、そういう風に考えるように仕込んだしね。
特に興味がるのは、アリサがょぅι゛ょになり、更に何度でも処女喪失OKと言う部分。
自分もその年代になりたいのか?と思ったら、「アリサがそれくらいの年齢になれば、本当に母娘みたいに見える」と言う答えが帰ってきた。どんだけ母性本能持て余してるんだ。持て余しまくって溢れ出ているじゃないか。
……夢の中で溢れ出ると、母乳になりそうだ。
しかし、残念ながら感応現象だからなぁ。ゴッドイーターじゃないレアには夢を見せられない……?
…いや、これ実際は感応現象じゃなかったわ。色々な意味で認めたくない事実だから忘却してたけど、のっぺらトリオが夢に入り込ませてるんだったな。
そうなると…どうなんだろ。のっぺらが俺の制御を受け付けるかって話は置いといて。
アリサとの夢は、のっぺらトリオが俺の一部をアリサの中に送り込んでいる状態だ。「一部」だけを送り込む事が出来るのは、俺が電子情報を集合体だからだろう。普通の人間は、そんな事やったら多分…廃人?
一部じゃなくても、人間の意識を肉体から切り離して移動させる…完全に幽体離脱だ。霊力が使えて、ソッチ系の術を使える人間でも、そうそう使わない方がいい類の術だ。
レアに夢を見せる事は…うん、アリサと同じ要領で出来るかもしれない。でも3人で同じ夢を見るのは難しいか…。
のっぺら云々は省いて、「感応現象だから」でレアに結論を伝えると、非情に残念そうだった。
「3人でなら、現実でやればいいじゃないですか」とはアリサの弁だが、夢の中という完全に二人きりの時間を壊したくないようにも見える。
俺としても、どうせヤるなら現実がいいな。夢の中は夢の中で、ちょっと有り得ない事が出来てるから、捨て難いとは思うけど。
…レア、ゴッドイーターになろうかなとか止めてちょーだい。失敗したら死ぬんだし、成功しても戦って死ぬ人が多すぎるんだから。
と言うか、ロミオと同じ訓練する?
…うん、それが賢明。
…レアがゴッドイーターになったら、オカルト版真言立川流で霊的に強化しまくって、ロミオより先に強制的にブラッドアーツ覚醒させてみようかと思ってました。
神変月艦コレの外伝書いてはみる日
俺に妙な事をされると面倒になると思ったのか、支部長はエイジス島の立ち入り許可をくれた。ただし、支部長か、支部長が指名した一部の人間と一緒に行動する事が条件だ。
ノヴァも…触れる事は許されてないが、見学までなら。
ふむ、確かに記憶にある物より小さいし、独特の威圧感も薄い。
うーん、呼び覚ませるかの実験はダメですかね? ダメですか。まぁ確かに、未完成のノヴァを刺激したら何が起きるか分からないし。
しかし、改めて見るとシュールな光景だ。予備知識無しで見ると、でっかい女性の顔だけが天井からぶら下がっているというか生えているようにしか見えない。
なんでアラガミが人間の顔に進化するんだろうか。人工的に作ったからか? …食った物をコピーする性質だと言うなら、人間を食わせたのか?
…そういや、支部長の奥さんとも何かしら関係があると聞いたが…。
まさかと思って目をやると、やれやれと頭を振られた。
「何を考えたのか予想はつくが、私も妻を…例え遺体であってもアラガミに食わせるような神経は持ってないよ。この顔にも…どういう訳だか、確かに妻の面影はあるがね」
…失礼しました。ま、そこまでの神経持ってりゃ、次の世界にも行こうとするでしょうな。
「君は私が死ぬつもりだと?」
実際そうでしょう? 支部長は最終的には自分の筋を通さずにはいられない人間だ。
自分の罪を清算するのに、『この世界』の終わり以上に似合いの場所は無い。
「そうだとして、何か問題でもあるかね」
別にないっすな、俺には。
ただ、俺にも経験談を語れる程度には、ロクでもない人生ってモノを送ってまして。思った場所で死ねると思わない方がいいっすよ。
悪徳の報いなのか、天だか運命だかアラヤだかがまだ生きろって言ってるのか知らないが、命ってな妙な形で続きます。アーク計画が上手く行こうが行くまいが、支部長は…まぁ、続きを想定しといた方がいいと思いますね。
「…無論、己の命を無碍にする気はないさ。だが、アーク計画の成就こそが我が悲願。今後の身の振り方を考える余力があれば、計画に注ぎ込むよ」
…ま、いいですけどね。
実際、ゲームのシナリオ通りに進めばアルダーノヴァになって倒されるし。前回ループじゃ実際そうなった。
だが、今回は違う。そうはさせない。
それは俺の役目だ。
いや、別に倒されるつもりは無いよ? 敵対したら、むしろ片っ端から張り倒して、その上でアリサを陵辱したりするよ多分。
だが、終末捕食の乗っ取りと制御が上手くいけば、支部長が死ぬ事は(多分)無い。その後、支部長はどうするか?
アーク計画は、世界各地から使える宇宙船を集め、助ける人間をたった1,000人にまで絞込み…とにかく世界中を巻き込んだ、壮大すぎる計画だ。壮大であり、犠牲は更に大きい。
その計画を、支部長はどれだけの人間に教え、協力させているだろうか?
自分が死ぬ、世界の9割9部以上が死ぬと知って、尚計画に乗れるような人間は…限られる。
一つは、それでアラガミの居ない世界が訪れるなら、と断ぜられるキチガイの類。
もう一つは、自分さえ助かれば、世界がほぼ死に絶えても構わないという人間の鑑のような連中だ。
後者を責められるかどうかはともかくとして、そんな連中に限って何かしらの実権を握り、尚且つ支部長が「アナタ(老害)を生き残る1人にしよう」などと言う口約束を信じてしまう。
で、それがコケた上、選ばれる約束だったと言うのに宇宙船に乗れる1,000人に招かれなかった、とくればどうなるか。
自分を蔑ろにした支部長を責めにかかるのは、間違いないだろう。
俺としては、そんな連中よりも支部長が上に立っててくれる方が、余程信頼できる。…信用はしないが。
まー、要するに、俺の計画が上手く行った後も、支部長が上に立っててくれる方が都合がいいって事だ。榊博士だって、支部長としての仕事よりも研究の方が好きだろうしね。
この人なら、アーク計画失敗という重荷を背負っても、世間からの圧力に全力で抵抗して勝ってくれると期待している。
失敗させるのは俺だがな!
それはさておき、どうしたものか。エイジス島に立ち入り、ノヴァの姿を見ようとするのは、特異点探しに全力を尽くさせない為の行為だった。
しかし、入って目にするところまで正式にOKが出てしまい、これ以上コソコソしても支部長は見向きもしないだろう。
じゃあ、調子に乗ってノヴァに触れようとしてみる?
…強引すぎるな。確かに支部長も気にはするだろうが、「何故そこまで触れようとするのか」に気付かれかねない。確かに実験という建前もあるが。
他に支部長の目を逸らす方法…。
そうか、特異点モドキを新しく出すというのはどうだろう? 俺のような変身できるアラガミではなく、今まで見つかってないような異常なアラガミ。「こいつは特異点ではないか?」と思わせるようなアラガミ。
普通なら、そんなアラガミなんてそうそう出てくる筈もないのだが、俺には一つ手段がある。
霊力をばら撒き、感応種モドキを育て上げるという方法が。
しかし言うまでもなく、この方法は諸刃の剣…俺自身にとってではなく、恐らく人類にとって。
感応種が相手では、同じ霊力…血の力を持つ者がいなければ戦えない。神機が動きを止めてしまう。
そして、現在その力を体得しているのは、俺と…ロミオが目覚めかけているだけだ。もしもこんな状況で感応種を育てるような真似をすれば…そしてそれが広まるような事があれば、それこそあっと言う間に人類は詰んでしまってもおかしくない。アーク計画さえ実行不能な程に。
流石にリスクとメリットが釣り合わない。
他に方法を考えないと…。
神変月自分で性欲処理すると、エロを書く気力が失せる日
支部長の目を逸らす為という事もあり、中々シオに会いに行けない。今どんな様子なのかは、アリサやレアを通じて教えてもらっている程度だ。
厄介な事に、やはり特異点として覚醒しつつあったらしい。ゴハン確保の狩りの間に、エイジス島を見てボーッとして、その後に僅かながら体に模様が浮かんでいたとか。
その時はソーマの呼びかけで正気に戻ったようだが、もう長く保ちそうにない。早急に手を打たないと。
とは言え、幾らサカキエモンとは言え特異点の本能を抑える装置なんて作れる筈も無いし、シオ暴発前に終末捕食を俺が起こしてやろうにも、肝心のノヴァがまだ未完成。
差し当たりやれる事と言えば、ノヴァを完成させるための材料をちょっとでも多く持ってくるくらいか。
しかし、あとどれくらい必要なのかね? と言うより、そもそもノヴァ完成をどうやって判断すればいいのやら。
以前見たものよりも小さいから、まだ未完成と思っていたんだが…そもそもどれくらいのペースで育つんだろう?
支部長に資料を見せてもらったんだが、育ち方もイマイチ分からん。ノヴァ自体は特殊なアラガミではないらしく、元は一匹のアラガミに食いに食わせた結果、今のような姿に成長しているらしい。
…ずーっと眠りっぱなしな訳だから、食っちゃ寝食っちゃ寝してたのと同じ訳で。…つまりコレ、育ってるんじゃなくて太ってんじゃね? フォアグラ用のガチョウのようだ。
いや、どっちかと言うと意識不明で点滴打たれたままの病人か?
まーどっちでもいいが、支部長は何やら焦っているようだった。
勿論、表面に出すような人じゃない。むしろ内面観察術でも、中々内心を読み取る事ができないのだが…それだけ強い焦りがあるんだろう。
無理も無いと言えば無理も無い。シオ…特異点はいつ覚醒するか分からないのだ。終末捕食の脅威を誰より認識している支部長にしてみれば、某青タヌキの地球破壊爆弾が、残り時間の分からないタイマー付きで作動しているようなものだろう。
事実、シオは既に覚醒の予兆を見せている。
…ゲームの話になるが、仮にシオが支部長に見つからず、そのままアナグラで育っていたとしても、言っちゃ悪いが榊博士が言うような本能の制御に成功するとは思えない。もっと時間があれば話は別だったろうが。
とにもかくにも、早くノヴァを完成させ、少しでも早くアーク計画を…俺を使ったアーク計画を決断させなければいけない。
これだけ焦っているのであれば、本命の特異点に見切りをつけ、特異点モドキの俺を使用させるのも不可能じゃないだろう…問題はそれがシオの覚醒に間に合うかどうか。
堂々巡りにしかならんな。とりあえず、ノヴァの材料狩ってこようか。
支部長から指定されてた奴が何匹か居たな。まずはそいつらからだ。
…そういや、羽の生える黒爺猫も、この前みつけた芽が生えてる奴も、サンプルが欲しいからもってこいって言われたな。
その他、俺も聞いた事が無いアラガミに、アバドン何十匹分…。
前者は極東には居ないアラガミだったり、単純にゲームにも出てきてないアラガミが居てもおかしくないから、別にいいんだが。
アバドンはなぁ…出てくるかどうかは運次第だもんなぁ。と言うか、GE無印にアバドンって出たっけ? GE2からじゃなかっただろうか。
まぁ、探せと言われりゃ探しますけどね。とりあえず、近所に居ると思われるアラガミから狩りにいきますか。
という訳で、何故かエリックさんと出撃です。
いつもだったらアリサ達と出撃なんだけど、シオが「みんなでゴハン」したいからって付いて行ってしまった。むぅ、嫁を娘に取られた気分。…あれ、父親を娘に取られるような状況なら、俺とアリサとレアでいつもやってたな。
以前、「壁の外に植物を植える事をどう思うか」と話し合って、意見が分かれたりもしたが、この人結構紳士だからな。別段気まずくなったりはしなかった。
その分、妹自慢が鬱陶しかったが。
そういや、GE2でエリナがゴッドイーターになっているのは、エリックさんの敵討ちとかも理由の一つだよな。生きてるけど…このままだと、エリナはゴッドイーターにならなかったりするんだろうか?
…ま、今更だな。ロミオだって、このまま行けば死ぬのか怪しいくらいだし。エリナがゴッドイーターにならなくても、別に問題はない。
むしろ、ストーリーがどう変化するのか楽しみなくらいだ。
とりあえず、今日は特筆すべき収穫は無い。シオのゴハンとノヴァのエサ、充分確保はできたし、まぁいいか。
エリックさんが狩った量を見返して冷や汗掻いてたけど。