※この作品はR-18です。

狩りゲー世界転生輪   作:時守 暦

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討鬼伝世界7
第192話


 

 

凶星月

 

 

 

 ………デスワープ…。

 そうか…そう来たか…確かにそっちは無警戒だったわ…アホか俺。

 だからさー、どんなに些細な事でも、しっかり注意して調査しとかんと、いつか足元を掬われるっていい加減理解しろよ…俺。そりゃ、全部が全部調べつくすなんて無理だろうけどさ、それでも警戒を怠るなって話だよ。

 まぁ、今回も例によって、警戒してても生き残れたか怪しいもんだったけど…。

 

 うぅむ、今思うと完全に罠だったな。ラケルてんてーの仕込み…ではなかったと思う。珍しく、表情が大きく変わるくらいに驚いてたし。

 だが、言われてみれば納得ではあるか。言われたというか、叩き込まれた思念を、デスワープ間際に読み取ったんだけど。

 

 

 

 そうだな、例によって例のごとく、デスワープ直後の状況整理と行こうか。異界の中で日記を書くのも、もう慣れたもんだわ。

 

 と言っても、今回は書く事はそう多くない。一言でいえば、ジュリウス奪還作戦に横槍が(盛大に)入った。コレだけだ。

 いやまぁ、特筆すべき事もあるんだけどね。

 

 

 事の始まりは、各種準備が終わり、ブラッド隊も腹を括って、後は突撃だけって辺りからか。

 赤い雨も降ってないし、アリサとレアが準備した飛行機? 爆撃機? シャトル? とにかく、乗り物にも特にトラブルは起きてない。パーツをパージしての『爆撃』の準備もオッケー、投下軌道の計算も完璧。

 フライアにも異常なし…。気になる事があるとすれば、フライア周辺のアラガミ達だろうか。感応種から寄植種まで、妙に騒がしかったが……今思うと、これがフラグだった。と言うか、モンスター達の様子がおかしいのは災厄の前触れだって、MH世界で散々身に染みただろうに。3年間月に居て鈍ったか?

 

 まーどっちにしろ、作戦を遅らせる事はできなかった。いつ終末捕食が発生してもおかしくない状況だし、そうでなくてもジュリウスの病状進行を逆算すれば、それこそ死んでいてもおかしくない時期だ。

 いっその事、パージされるパーツに俺もひっついて行って、フライア内部で大暴れしてはどうか…と提案してみたんだが、それは支部長に却下された。…なんか最近、妙に出張ってきますね。まぁいいけど。

 ともかく、本来なら現在のブラッド隊長はロミオだが、今回は臨時に俺が指揮を取れと命じられた。指揮系統が混乱する危険もあったが、それ以上に危険視されたのが、ラケルてんてーによる撹乱。口先三寸でナナやシエルを唆し、仲間割れを誘発される危険がある。

 ロミオならその辺も割り切れるだろうが、それでも徹底してラケルてんてーを『無視』できるのは俺…らしい。

 

 

 無視、ね。あぁはいはい、そういう事。会話もすんなって事ね。

 

 

 ブラッド隊は若干揉めたものの、ロミオは師匠である俺を認めて、ナナは『ママ』の旦那さん(?)って事で納得し、ギルはロミオが認めるならと譲歩、シエルは…まぁ、言うまでもないだろう。サツキとは違う方向で絶対服従状態だし。甘えてくるし。

 思いっきり公私混同してるけどな…。

 

 

 

 

 

 さて、そういう訳で作戦スタート。

 

 どういう計算をしたのか、空を飛んでいくナニカから落下した部品は、恐ろしいくらいの精度でフライアにジャストミート。どこまで狙ったのか分からないが、艦橋付近に一つ、足回り付近に二つ……あと庭園付近に一つ。ゲーム通りに進んでたら、ロミオの墓が潰れてたな。小規模な爆発とかも起きてたし。

 それと同時に、軍用車で俺とブラッド隊が突っ込んでいき、アラガミを2,3匹跳ね飛ばしつつフライアに取りつく。最初から開いている扉はあったが、どうせ罠な上に『爆撃』でルートが潰れていたっぽいので、適当な所に特製ブラッドバレット(シエル作)によって風穴を開けて突入。

 

 

 突入したフライアの通路は、以前とは随分雰囲気が違った。当然と言えば当然か。今はもう人が全くと言っていい程居ないし、明るく空調が聞いていた筈の通路は、照明が消えて真っ暗で不気味な通路へと変貌している。…爆撃の為に照明が切れたのか、それともラケルてんてーがエコを気にして余計な電力を使ってなかったのかは定かではない。

 しかし雰囲気が変わっていたとしても、通路の構造まで変わる訳ではない。シャッターとか下りてても、ブチ破ればいいだけだしな。

 

 ブラッド隊は結構長い事フライアで暮らしていたし、事前に榊博士が何処からか調べてきた、フライアの設計図で地理は大体わかっている。ラケルてんてーが居るか、ジュリウスが居るとすれば、それは大きな広間、神機兵の廃棄施設、そして集中制御室のどれか。

 …ジュリウスが集中制御室とは考えづらい。と言う事は広間か廃棄場だが、廃棄場へのルートは遠い。広間行だな。

 通路内部にアラガミが居るでもなし、侵入事態はスムーズに進んだ。

 

 様子がおかしくなったのは、突入して5分くらいした頃か。降りていたシャッターを破って進んでいたのが、途中から「こっちに来い』とでも言うように、開き始めたのだ。

 どう見ても罠ですな。だが、完全な一本道なのでそっちに進むしかない。壁を打ち抜いてもよかったんだが……ゲームだと、ラケルてんてー(ホログラム)のすぐ近くにジュリウスも居たんだっけな。

 …行ってみるか。

 

 

 

 

 

 んで、進んだ先には、暗い部屋の中で、やたらデカい机を前に腰かけているラケルてんてー。…のホログラム。

 覚悟は決めていたつもりのようだったが、本人を見て流石に動揺するナナ、シエル…にロミオもか。まだまだ『訓練」が足らんかな。

 とりあえず。

 

 

 

「いらっしゃ BANG!! ……あらあら」

 

 

 発砲。命中するもスカ。

 よし、幻だな放っておいて次行くぞ。

 

 

「え、あ、あの、もうちょっとラケル先生と話とか」

 

 

 しない。必要ない。俺達がそのつもりでも、ラケルてんてーが『会話しない』。 

 ジュリウス、何処にいる! 聞こえてたら返事しろスットコドッコイ!

 

 

 ラケルてんてーのホログラムも、その前にある机のホログラムも無視して進み…机の映像の下に隠されていた地雷を打ち抜いて処理。中々コスい真似をするな。いい発想だ。

 

 

「ラケル先生…本当に、貴方は「ジュリウス、どっちだ!」……あなたは「答えないなら、力技で探し出すぞ!」…」

 

「本当に仕方のない人です。少しは空「てい」を読むという事を DOGAAAAN!! 

 

 

 あ、ホログラム消えた。まぁいいや、次々。

 

 

「ちょっ、教官いきなり何やってんすか!?」

 

 

 手榴弾。

 

 

「そうじゃなくて、いきなり何を…」

 

 

 話はしないって言ったろ。俺じゃなくて、ラケルてんてーがだ。

 何を言い出すつもりだったのか知らんが、どうでもいい事だよ。俺にとってもラケルてんてーにとってもな。

 

 

「おい…さすがに少しくらい話させた方がよかったんじゃないか? こう、話の流れと言うか…」

 

 

 妙な事を気にするなぁ、ギル。

 あのな、ラケルてんてーがもしもこの場で、「人類皆兄弟、あなた達も家族なのですから仲良くしましょう」とか、「まぁ、ジュリウスの治療法が見つかったのですね。ならば全面降伏してジュリウスをお渡しします」みたいな事言ったとして、信用できるとでも?

 

 …逆に、俺らがラケルてんてーが展開した論理を完全完璧完膚無きまでに論破したとしても、何の意味も無い。

 自分が言ってる事が正しいのかどうかなんて、アレにしてみりゃどうでもいいんだよ。『こうしなければならない』『こうでなければいけない』という最終的な形だけがあって、後はそれを実現する為の道具にすぎない。

 話をしたって時間を稼がせるだけにしかならん。いや、言葉をやり取りするだけで、その中に何も籠ってないんだから、『会話』が成立しないんだよ。音声が記録されたレコーダーを再生して、話をしているように見せかけているだけだ。

 

 

 相手は単なる狂った機械だと思え。

 

 

 

 

「…教官」

 

 

 ん?

 

 

「そこまで俺、徹底できないっす…。でもやる事はやりますから」

 

 

 ならいい。…皆も納得できなくていいから、一旦下がれ。

 この先の扉とか壁とか床とか、手榴弾で適当にブチ破るから。

 

 

 

 

 …こんな塩梅で、ラケルてんてーのよく分からない会話イベントをキャンセル(火力)し、フライアを盛大にぶっ壊しつつ進んでいた訳だ。

 後ろでロミオを初めとしたブラッド達が、「そこまでせんでも」みたいな顔をしていたが…知らんな。悪いけど、今の俺はラケルてんてー同様の、目的が達成できればいいマシーンだ。そういう気分だ。多分、シエルがポロリしてくれたら速攻でいつものノリに戻ってしまうが。

 

 

 さて、そうやって進んで、フライアの修理費とか請求されないよなーって思い始めた頃だ。とうとう、フライアの…何処だかよく分からなくなってしまったが、とにかく広場に出た。

 広場の奥には、ラケルてんてー(本体)と、ろりらけるてんてー(ホログラム。平仮名で書きましょう)と、そしてなんかよく分からない植物の集まり…だか繭だかよく分からないっぽいの。

 はい、どう見てもゲームにあったあのシーンですね。終末捕食が来るぞー!

 

 …すまんジュリウス、お前を助けられなかったのを悔いると同時に、お前のケツを掘らなくてもよさそうだからホッとした。

 

 

 

 

 そんな事を考えた、天罰だったんだろーか。いきなり空気が変わった。ジュリウスが繭から出てこようとした時だと思うが…原因は多分、それじゃない。それ以上にキツくて、雑多で……そうだ、いつだったかロミオに、『血の力は声の一種』って説明した事があったけど、その理屈で言えば大騒ぎする暴徒が突然何百も出現したような印象だった。

 明確に感じ取ったのは俺とラケルてんてーだったと思うけど、ブラッド隊も、多分目覚めかけていたジュリウスも、不穏な気配を感じたと思う。

 

 そんで、その後は撤退するどころか、指示を飛ばす暇すらなかった。

 壁を隔てた向こうから…恐らくはフライアの外から、ひょっとしたらフライア内部に残っていた神機兵からも、強烈極まりない血の力が叩きつけられたのだ。どれくらい強烈かって、不意を突かれたとはいえ、俺がアラガミ化する事すらできなかったくらい。腕切られた時とかも、無意識に変身してたんだが…その暇もなかったか。

 

 

 

 

 

 何が何だか分からなかったが、冷静になって考察し、叩きつけられた血の力から読み取った情報…思い出すだけで頭痛くなるが…を総括すると、ある程度背景は見えてくる。

 こりゃラケルてんてーも予想外だったろうな…。

 

 

 膨れ上がり、爆発した血の力は、数えるのも億劫なほどのアラガミから発されていた。それこそ、感応種だけじゃなく、寄植種、恐らくはドが付くくらいノーマルのアラガミからさえ。

 血の力って要するに意思の力だからね。微小なモノなら普通のアラガミでも人間でも持ってるし、それが幾つも集まれば結構な力になるのさー。…それこそ、キーが居たとは言え、終末捕食を押し返して拮抗してのけるくらいにね。

 

 

 お分かりだろうか?

 ゲームでは人間側が終末捕食に対抗する為に取った手段、今回は終末捕食が起きた時の対策として考えていた方法を、そっくりそのままアラガミに使われたのだ。

 人がユノの歌を媒介にして、或いは必死に終末捕食に抗う姿を見て、ようやく集まり昂ぶり共振した血の力。それと同程度…なのかは知らないが、少なくとも俺を抵抗の間もなく吹き飛ばすくらいの破壊力を実現できた訳だ。

 

 皮肉な話もあったもんである。アラガミが人間と同じ手法をとった、と言うのもそうだが、アラガミはロクな媒介も使わず、意思統一してのけた。

 

 

 

 

 …まぁ、意思統一の内容としては、比較的簡単…いや逆にそうでもないのか? 少なくとも人間だったら、本音を曝け出せと言われれば殆どの人間が異口同音、或いは表現が違っても同じ中身を全力で叫ぶだろう。尤も、それを同時に、同じ対象に向けるのは難しいだろうが。

 散々勿体ぶったが、アラガミ達の血の力から伝わってきた内容は、下記の通りである。

 

 

 

 

『終末捕食とかマジ迷惑。俺らを巻き込まずに死に晒せ』。

 

 

 

 ……ぶっちゃけすぎ? いやでもマジでこんな塩梅なんだよね。

 アラガミ達の数が多すぎるからか、ブレと言うか残響というかエコーみたいなのがかかって非常に読み取りづらかったが、意思表示だけは物凄い勢いで流れ込んできた。

 耳元で大音量を延々と掻き鳴らされた気分だ。

 

 

 一体どうしてこんな事になったのか? 推測もあるが、大体は間違っていないと思う。

 そもそもの切っ掛けは、赤い雨と寄植種だ。赤い雨は特異点候補を探し出す為の地球のシステムだが、ならば赤い雨に濡れたアラガミはどうなるだろうか。特異点となれる程の素質は珍しいだろうが、それでも病状の進行に耐えたり、或いは赤い雨に籠った力を取り込むことが出来るアラガミは少なくないだろう。つまりはそれが感応種。

 一方、寄植種はMH世界の植物と融合(?)した新たなアラガミだと言える。そして、感応種である事と、寄植種である事は矛盾しない。恐らくは両立する。

 

 ただ、両方の特徴を持ったハイブリッドは非常に少ないだろうな。寄植種自体が極東にしか存在してない事に加え、寄植種は栄養を体の植物に吸い取られている為、体力が低い傾向があった。更に、木々が赤い雨に濡れれば、血の力がそれに染み込んでくる…つまり強力な黒蛛病の症状(に近い病状)が現れるだろう。要するに、寄植種は普通のアラガミより、赤い雨に対する耐性が低い訳だ。

 だが、それさえ乗り越えてしまえば、寄植種かつ感応種であるアラガミは出現してしまう。

 

 そして、恐らくだが寄植種であり感応種であるアラガミは、その花粉を通して感応種を増やす能力を持っている。

 フライア近辺に、異様に感応種が多かったのも、ゴッドイーターが花粉症になる程花粉が舞っていたのも、恐らくこの為だ。

 

 そうやって感応種が増えていく間に、比較的素質の高いアラガミが一匹、ないし二匹出てきた。こいつらは、素質故かそれとも野生の本能か、或いはアラガミとしてインプットされている本能によってか、終末捕食の存在を知る。

 そして、それを実現させようとしている、ラケルてんてーの『中身』についても気付いたのかもしれない。

 

 

 

 しかし、しかしだ。

 考えてみればいい。

 

 例えば、ここに大量のネズミが居たとしよう。有名な、レミングってネズミだ。数が増えすぎると、集団自殺をするってネズミ。尤も、これは単なるデマと言うか都市伝説で、その話の原因になった映像は単なるヤラセだったらしいが。

 まー仮にレミングが本当にそのような習性を持っていたとする。そして実際に数が増えすぎたとして………自分から望んで自殺を図るだろうか?

 そんな筈はないだろう。その理屈が通るなら、地球を食い潰しつつある人間が、『自分から』数を減らす事になる。……戦争で死んだとか、人生に絶望して自殺したとかではなく、ただ数が増えすぎたから、繁栄し過ぎたから。

 

 

 誰だって死にたくなんかない。アラガミだってそれは同じだ。

 

 

 してみると、世界の全てを食い尽くし、生命を再分配する…と言われている終末捕食は、アラガミ達にとってはどんなモノなんだろうか?

 

 

 

 

 …答えは人間と同じだ。例えそれが最初から定められていた役割だったとしても、アラガミ一体一体にとっては『死』の末路。はっきり言ってしまえば世界の終わりである。

 

 そんなモン、黙って見ていられる筈がないだろう。出来る事があるか、狂乱せずにいられるかはともかくとして。

 そして、幸か不幸か、その終末捕食の切っ掛けは目に見える形で現れた。フライアという鉄の檻の中だったが、明確に形になった。それを見て、何匹かのアラガミは、それを排除してしまえばいいと思った。

 …それを可能にする方法を見つけ出した。

 

 寄植種によって感応種を増やし、その力でフライアごと消し飛ばすという方法を。

 そして、アラガミ達が声を揃えて俺達にぶつけてきた意思が、上記の『巻き込むな』だった訳だ。

 

 

 

 うーん、ラケルてんてー相手に、世界の命運を決める戦いやろうと思ったら、思いっきり足元を掬われたなぁ…。

 最近、デスワープする時は理不尽なまでにデカい強敵というか障害に当たってばかりだったから、小物が集まって力を合わせてくるってのは想定外だった。雑魚でも数が揃えば危ない、と言うのは狩りの基本だってのにな。あー、俺もまだまだ未熟だわ…

 

 

 

 

 

 …にしても…またアリサやレアを泣かせちまったかな…。3年間放り出しておいて、半年足らずの付き合いか……はは……はぁ…。

 他にもロミオの元カノの事とか、色々やっておきたい事はあったし。

 ああでも、フライアごと吹っ飛ばされたんだったら、ブラッド隊もまず間違いなく…。

 

 

 

 

 

 …いやちょっと待て、それも色々アレだけど、それ以上にご主人様が居なくなったサツキがヤバくないか? ユノが上手く女主人になってくれるといいんだが。

 

 

 

 

 

凶星月

 

 

 

 さて、暫し落ち込んだ事だし、とりあえず異界を抜けんとな。

 …しかし、なんか妙だな…。何か忘れているというか、抜けているというか。それに何より気分が悪い。体調的なものじゃなくて、心理的に色々引きずっている感覚と言うか。

 まぁ、一回死んだ上、心残りが山ほどある状態で、そんなに平然としてられる方がおかしい、と言われればそれまでなんだが……でも今までデスワープ直後って、大体そんな感じだったしな。

 

 今回に限って、妙に気分が晴れない。

 まぁ、気分がそうでも、最低限体は動くから、問題ないと言えば問題ないんだが。

 

 

 

 それにしても、今回の異界はまた妙に瘴気が深いし、色々流動しているように見える。…前にもこんな事があったな。

 確かあの時は…そうだ、キカヌキの里だったかマホロバの里だったかに出たっけな。しかもゲームストーリー開始の数年前、だったか。

 思えば何度もループしたが、異界から抜けた時に時間がズレていたのはあの一回きりだったっけな。

 

 

 …ひょっとして、今回も? うーん、どうなんだろ。

 まぁ異界から抜けてみりゃ分かるかな。そもそも異界の中の『今』はアテにならんからなぁ。

 仮にゲームストーリー開始前に出たとして、それって時間を遡ってるのかね。それとも、異界の『今』がものすごーく昔で、時間を飛び越えるのに対象の誤差が出てるだけなのかね。実は『今』がゲームストーリーから100年くらい前で、99年を飛び越えてウタカタに出てるか、98年でキカヌキに出たのかって。

 

 

 …にしても…はぁ、足取りが重い…。気が付けば八つ当たりに何匹か大物狩ってたし。

 でもね、ダメなんだ…。

 

 狩りをしている時はね、雑魚モンスターに邪魔されるのはこの際何も言わんから、真摯で、なんというか命と対峙していなきゃあダメなんだ。最大4人(ラヴィエンテ戦除く)で真剣で情熱的で…。

 

 

 

 

 でも鬼だからいっか。自然の生態系をメチャクチャに汚染してるし。まぁ、こいつらだって命ではあるだろうから、狩る時は真剣に狩るに越した事はないが。この辺はハンターとしての職業意識かな。八つ当たりに狩っちまうなんて、俺もまだまだ意識が低い。

 

 

 

 

 




はい、そういう訳でようやっと討鬼伝世界に突入です。
討鬼伝2が発売されてから、丸2か月くらいかかりましたね遅くなってマジすんません。
突入記念と言う訳ではありませんが、次回はちょっと長いです。
色々とね、丁度いい区切りが無かったんですよ…。

現在、P5やりつつ執筆中。
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