※この作品はR-18です。

狩りゲー世界転生輪   作:時守 暦

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公衆無線LANだと、遅すぎてPSPのアップデートに使えない…。
何だよダウンロード時間120分って。
映画でも見て待ってろってか?
やはりどうにかして、自宅の無線を使えるようにしないと…。
もう諦めて無線LANルータ買おうかな…でも高いしな…。


MH世界3~奇行~
第21話


 

 

 

HR月ポポの姿焼き日

 

 

 例によってソロでハンターとして活動を始める…訳だが、その前にちょっと寄り道。

 前回臨時でパーティを組んだ、3人組に声をかけた。

 何となく巨人になりそうな感じがする、3人組の中心人物は、「これから毎日モンスターを駆逐しようぜ」みたいな事言って息巻いてたが、放置しておいたら前回と同じようにクック先生に当たり、下手するとあの世行きになるのが目に見えている。

 

 訓練所ではそれなりに付き合いがあった事もあり、話しかけても邪険にはされなかった。

 一応、あまり先を急がず防具をしっかり調えるよう忠告しておいたし、もし大型モンスターと戦う事になりそうだったら、俺もやってみたいんで声をかけてくれ…と頼んでおいた。

 どれだけ効果があるのかは、神のみぞ知る…と言ったところである。

 

 

 話は変わるが、今回のループでは訓練所の教官が面白い話を持ってきた。

 何でも、とある研究所(というとゴッドイーター世界を思い出すが、この世界にだってある)の職員が、自分達が作った新しい武器の性能テストをしてくれる人を探しているらしい。

 まさか?と思ったら…やっぱり来たよ、スラッシュアックス。

 他にも研究中の武器が何種類かあるらしいが、今回俺に来たのはスラッシュアックスだけだ。

 

 何で俺に、しかも今回に限って?と疑問に思ったところ、研究もテスター募集も前からずっとあったのだそうだ。

 しかし、幾ら研究を進めても実戦で使ってみなければ改良点は分からないし、そうなるとテスターが必要になる。

 だがテスター、つまりハンターとしては実戦で得体の知れない武器なんぞ使いたくない。

 つまりテスターをしてもらうには信用度、武器の信頼性が必要だ。

 しかし信頼性を高めるには…と堂々巡りになってしまう。

 

 だったら尚更、何故俺に?

 …苦い顔で、教官は「まだ新人だから、『事故』が起こってもそう珍しくないから」だそうだ。

 本当なら、こんな話を受けさせたくは無かったのね。

 でも何処かからの圧力がかかってきた、と。

 

 うーん、この世界でもやっぱりそういうのは在るのか。

 …ま、こっちとしては全く問題はない。

 本当に事故が起こってもデスワープするだけだし、そもそも信頼性云々を言うくらいなら、GE世界のマッド連中が作った杭君を(勝手に)使ってない。

 

 だからそんな心配しないでくれよ、教官。

 どっちにしろ、別の世界の戦闘スタイルをミックスして試していくのだから、そこに武器の種類が一つ増えたって大した差は無い。

 ついでに言うと、モンハン世界なら神機も正常に動くから、装備・スキルの選択幅が異常に広がっているのだ。

 どこから手を付けたらいいかすらわからない。

 

 

 …とりあえずの目標は、GE世界の黒爺猫討伐だな。

 ぶちのめす時には、アリサの仇と叫んでやろう。

 …多分、その時には生きてるアリサが横に居ると思うけどな。

 

 

 

 

HR月リオレウスの卵焼き日

 

 暫くソロで、かつスラッシュアックスを使って活動する事になった。

 スラッシュアックスのテスターを引き受ける代わり…と言ってはなんだが、他の武器を研究している施設への連絡先を教えてもらう。

 今回のループではスラッシュアックスのみになるが、次のループからはまた別の武器…例えば操虫棍…等のテスターを希望するのも悪くない。

 

 

 さて、今日はスラッシュアックスの特徴把握に費やした一日だった。

 ゲームとほぼ同じ能力を持っているようで、剣モードと斧モードの2種類があり、剣モードなら固定されているが瓶を使う事で特殊効果を発揮し、そして切り札である属性解放突き………俺が言えた事じゃないが、ネーミングセンスが無いというか語呂が悪いというか。

 生肉を貯めるついでに色々試してみたが、俺は特に斧モードのぶん回しと相性がいいようだ。

 ミタマにせよスキルにせよ、火力重視で選ぶ傾向があるし、一度相手を動けなくしてしまえば、大火力・スタミナ消費を抑えるスキルによって、一撃一撃がデカいのに延々と続く攻撃…という反則染みた攻撃が可能となる。

 

 一撃一撃を必殺…とまでは言わないまでも、クリティカルヒットに近い領域に押し上げる事が出来るスキル構成。

 

 

 

 

 

 成程、非常に強力だ。

 

 

 

 

 だが、これではいけない。

 確かに強力だろう。

 でも、これでは奇襲をかけて0か100かの一発勝負をしていた頃とまるで代わりが無い。

 ただ火力が上がっただけだ。

 

 

 ここから先を生き抜こうとするなら、この戦闘スタイルを根本的に変えなければならない。

 奇襲で、自分のリスクを徹底的に減らし、痛みや怪我を受けず、瞬時に敵を倒す……そんな『格下を殲滅するような』或いは『格上に何もさせないような』戦い方ではなく、『全てを同等と認めて全力を尽くせるような』。

 そんな戦い方を覚えなければ……いや、そういう世界に身を浸さなければならない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 だから『火事場』とか『力の解放』とか『ランナー』とか、アドレナリンが出るっぽいスキルを組み込もうと思う。

 テンション高くなれば侮りも恐れも消えるってもんよ。

 

 ん?

 覚悟とかそーいうのを決めるんじゃないかって?

 

 アホ言え。

 

 覚悟だか信念だか知らねーが、ちょっと心構えを変えたつもりになっただけで、何が変わるというのだ。

 大体心構えなんてものは日常生活をどう生きているかの象徴であって、心の強さを表すもんじゃない。

 腹をくくっただけで何かが変わると思うのは、青春時代の思い込みの名残にすぎない……すまん、自分でも何言ってるのかイマイチ分からなくなってきた。

 

 そんなオボロゲな物に解決策を求めるから、世界で勝っていけないんだよ。

 いや、世界で勝っていこうと思ったら、ある程度以上はそのオボロゲな物を形にせにゃならんのだろうが。

 

 どっちにせよ、俺程度のレベルじゃ求められる有効な解決策は、精神論じゃなくて物理論だ……或いは性進路か?

 エロい事考えてれば、なんか俺って上手く動けるみたいだしな。

 下半身的に考えれば、むしろ動きにくくなりそうなもんだが。

 

 

 

 

 ともあれ、暫くはスラッシュアックスと、各世界の戦闘スタイルを片っ端から混ぜてみるとしよう。

 

 

 

 

 

 

HR月ガノトトスのカルパッチョ日

 

 

 改めて思うが、ふくろが便利だ。

 それはもう、ゲームシステム的に考えれば反則と言ってもいいくらいに。

 

 何か知らんけど容量制限が無いし、明らかに袋の入り口よりも大きい鎧や武器も入れられる。

 つまり、予備の武器や鎧を持ち歩ける。

 安全な場所さえ確保できれば、装備を換装する事も出来る。

 弱点が違う相手に非常に有効である。

 

 いつだったか、『ふくろにはあまり頼らない方がいいかもしれない』なんて考えていたが、これは無理だ。

 依存症になってしまう。

 

 という訳で、一度のクエストで色々と武器を変えながら戦っています。

 新しく使い始めたスラッシュアックス、神機、討鬼伝世界の戦い方をミックスした太刀など、片っ端から実験中。

 

 

 …なんだな、モンハン世界のモンスターって、とにかくタフで力も強いんだけど、他の世界に比べると特殊効果に弱い感じがする。

 残心解放とか、不動金縛とかがよーく効くようだ。

 完全に物理的なモンスター達なので、オカルトパワーの類に弱いんだろうか?

 

 

 

 それはそれとして、ミックスした戦い方についてちょっと問題がある。

 今のハンターランクくらいの相手なら、そんな大した事じゃない…と言うより、今の俺なら道具と身体のスペックでゴリ押しで充分勝てる。

 だが、正直な話、スペックに振り回されているのが現状だ。

 

 武器や戦闘スタイルの選択肢が非常に増えており、またゲームのシステム的な制限も無いに等しい為、思いついた行動の殆どは武器やスキルの組み合わせで実現できる。

 モンハンの大剣を持ってジャンプする事も、相手の体を蹴って更に飛ぶ事も、大量の爆弾で一気に爆発する事も、ランスの盾を構えながらボウガン撃つ事だってできる。

 

 …はっきり言うが、こんがらがっています。

 戦闘スタイルの模索が、完全に手探りでやっていくしかない。

 何かモデルや指針になる物があればいいんだがな…。

 

 

 

 

HR月アオアシラの掌スープ日

 

 クック先生にお参りに行ってきた。

 かなり楽に狩れるようになってきているが、先生を粗略に扱うなど許されぬ。

 狩った後の最敬礼は既に恒例行事となっています。

 

 それはそれとして、クック先生との戦いの間に閃いた。

 と言うより教えてもらったのだ。

 

 「どういう戦闘スタイルを作るか」で考えるから悩むのだ。

 「何を相手にするか」で考えて、それに適した戦闘スタイルを作り上げるのだ。

 これはスキル構成を考える上での基本だったが、俺は見事にそれを忘れていた。

 

 狩りの間に言われたような気がしたのだ……「お前は何を狩る為にそのスキルを作り上げたのだ!?」って。

 流石先生!

 一味違うね。

 

 

 さて、クック先生の授業を無駄にしない為にも、改めて考えねばなるまい。

 現状、目標としているのは黒爺猫の討伐だ。

 確かゲームでは、奴の弱点属性は「神」となっていた。

 モンハン世界には無い属性だ。

 強いて言うなら「龍」が近いのか?

 

 それから物理攻撃では斬撃が比較的効きやすく、銃撃は……貫通属性だったか。

 こっちの攻撃の殆どを弾くマントは、破壊した後だと貫通銃撃にやたら弱くなっていた記憶がある。

 

 …杭君の攻撃属性は何だろうか?

 パイルバンカー……杭を突き刺している訳だから貫通だと思うんだが。

 となると、前回にあの一撃で仕留めきれなかったのは、杭君の威力が落ちていただけでなく、マントに阻まれたという可能性もある。

 …どうだったっけ……無我夢中で杭君を押し付けて引き金を引いたから、イマイチ記憶にない。

 

 杭君にもリベンジの機会をあげたいところだし、その辺から考えてみよう。

 …結局杭君に拘る辺り、ロマンを捨てきれない。

 

 

 

 

 

 まず杭君の威力を100%発揮できる体勢にしなければならない。

 よくよく考えると、プリプリザエモン・ヴィジュアル系(本格的に名前が思い出せない)も周囲に多数居る訳だし、そっちも考えないと。

 黒爺猫を一撃必殺できたとしても、杭君の反動で動けなくなってちゃ逃げ出す事もできなくなる。

 

 つまり、杭君の反動を軽減しなければならない。

 …できそうなのは……GE世界スキルのノックバック軽減。

 ミタマスタイル「防」の天岩戸。

 スーパーアーマーで考えると、モンハン世界は鬼人化もあり……ああ、でもあれはヌヌ剣の技だしな。

 神機は片手じゃ持ちきれないから、ヌヌ剣は重量的にキツい。

 他の装備でもやってやれない事はないが、あそこまでの効果は期待できない。

 

 黒爺猫達の動きを止めるのはどうする?

 閃光玉、スタングレネード、トラップ、不動金縛に……そういや虎剣作ってたな。

 ああ、別に一人でやる必要は無いのか。

 何人か別の人もいるだろうから、先に渡しておいて…問題は閃光玉が他の人の視界まで焼かないかって事か。

 

 

 武器や道具は置いといて、アレを相手にどういうスタイルで戦う?

 相手は恐らく上位の黒爺猫。

 攻撃力は、あの時点では反則モノと思った方がいい。

 例えミタマスタイルの「防」や 防御力を上げるスキルを大盛りにしていたとしてもどれだけ耐えられるか。

 となると、相手の攻撃を全て避けるくらいで考えて、なるべく短時間で倒せるやり方………。

 

 

 

 

 

 結局奇襲じゃないか。

 

 

 

 

 

 

 

HR月古代魚の塩焼き日

 

 

 煮詰まった。

 考えてみれば、最近戦闘スタイルの模索で狩りばっかりしてたな。

 ちょっと気分転換に行って来よう。

 

 

 

 

 ふふふふ、この世界で気分転換と言えば、狩り、酒とメシ、そして異性!

 狩りばっかりしてて貯蓄も結構溜まってるし、豪遊するべ。

 

 そして最後には、馴染み(一方的に)のオネーチャンとゆっくりと…。

 うむ、討鬼伝世界で読み込んだ、真言立川流(ガチオカルト版)を実践する時が来た!

 今までは客としか見られていなかったが、これで口説き落とせれば……!

 

 あの解説書には雰囲気の作り方とか、エロい事以外のマニュアルもしっかり乗っていたし、慣れればイイ線いけると思うのだよ!

 さー、何はともあれ酒だ酒だ!

 ホピ酒じゃない、偶には高級でレアな酒を飲みに行くぞ。

 

 

 

 

 

 

 

HR月ダイミョウザザミのカニ鍋日

 

 

 うむ、堪能した堪能した。

 いい酒ってのは素人にも分かるものなんだなー。

 思いっきりメシ喰って、前後不覚一歩手前になるまで呑みまくった。

 

 まー随分とスッキリしたもんだ。

 …オネーチャンについては、ちょいとショックだったけど。

 ちゃんとしたお相手いるらしいわ……それ以上突っ込んだ事は聞かなかったが。

 

 やっぱ俄仕込みのエロテクで人を口説ける訳がないね。

 エロゲじゃあるまいし。

 

 いや、あの真言立川流のあの解説書が嘘っぱちだったって事じゃないんだ。

 ただ熟練度の問題もあるし、そもそも「ちょっと気持ち良くしてやれば、それで靡いてくれるだろう」なんて考えは人を馬鹿にしているにも程がある。 

 そっち方面で堕とすなら、もっとドップリ漬けないとね。

 

 そもそもからして、あの解説書によると気持ちよさ=興奮、つまり精神状態の高揚が基本である。

 指先の技術やら腰の動きやらは小細工で、それ以上に気持ちよくさせようと思ったら、相手の性癖を引き出して満たすのが基本だ。

 そしてあのオネーチャンは仕事でそれを満たす側、俺は満たされる為に行ってる側だ。

 感情的な一線を越えられないのも納得である。

 

 

 とは言え、知ってると知らないでは結構な差が出た。

 オネーチャンの反応も結構違ったし。

 うーむ、従順なアリサで試してみたかった…。

 

 

 ま、オネーチャンとはビジネスライクに行きますか。

 よー考えたら、源氏名も覚えとらん。

 要するに、初めての相手だったって程度の思い入れしかなかったんだ。

 うん、そーいう事にしとこう。

 

 

 

 

HR月ホーミング生肉の香草焼き日

 

 

 さて、色々スッキリしたところで、黒爺猫討伐に関する構想を、ゲリョスを狩りながら考える。

 …死んだフリが意外に厄介だ。

 ゲームと違って本当に倒れてるのか分からない。

 まぁ、そういう時は遠距離から砲撃しまくってる俺ですが。 

 

 

 とりあえず、ブチ抜くべきは脳天だ。

 アラガミと言えども、文字通り脳みそ爆砕されては活動できないだろう…修復可能かは別として。

 そういやあいつ、結合崩壊したら頭が結構脆くなったな…うん、こいつで行こう。

 

 

 モンハン世界で、同じような相手は居ないだろうか?

 練習台にしたいんだが。

 近そうなのと言えば……牙獣種辺りかな?

 雷とかはともかく、四速歩行で飛び掛ってきたり、猫パンチしたりするし。

 

 

 

 …ぬぅ、リフレッシュしたからか、妙なイタズラ心が沸いてきた。

 考えてみれば、前回は色々遊んでたんだよな……ガノトトスを釣り上げようとしたり。

 うし、何かできないか探してみよう。

 

 

 

 

 さし当たって、ドスランポスを足代わりにしてみた。

 ジャンプ力は高いが、脚力はイマイチ。

 鳴き声で交渉すれば、意外とイケるもんだ……タツジン級の鳴き真似と、相手より確実に強いというプレッシャーが必須だが。

 

 

 

 

HR月ランポスの姿焼き日

 

 

 ちょっと変わった依頼を受けた。

 潮島の生態調査だ。

 なんでもこの島、最近見つかった場所らしく、危険はそう多く無さそうなのだが、どんな生物が居るのか不明らしい。

 

 …潮島っつーたら、確か……ゲームでは洞窟があるだけの小さな島だったっけ?

 マングローブみたいな木が沢山あって、ド突くと虫の巣が落ちてきて…触れると毒になったな。

 

 あそこのモンスターと言えば、確かゴゴモア…跳緋獣か。

 デカいカニみたいなのも居た気がするが、アレはMHF的に一度しかやってないからよー覚えとらん。

 あいつ、なんかオーラを纏ってパワーアップしたっけな。

 記憶によると、子連れであり、その子供に害が成されたら怒ってパワーアップするんだっけ。

 

 …子供か。

 別に狩る事自体には躊躇いはないんだが、生態系への影響の方が不安だな。

 潮島は大きな島じゃないし、もしゴゴモアが島の主として君臨していたとするなら、跡継ぎの有無は島の今後を分ける。

 カチ合ったとしても、戦闘は避けたいところだ。

 

 記憶に残るイメージによると、そう好戦的な相手じゃないと思う。

 無論、ゲームでのイメージは想像以上の産物にはならないし、そもそも野生の中で生きている以上、好戦的以前に命がけの戦いの日々は当たり前な訳だが。

 少なくとも、ラージャンみたいに超攻撃的生物という訳じゃなかろう。

 子供を殺された事によって、穏やかな心を持ちながら以下略とかに目覚めてれば別だが。

 

 もしそんなん居たら勝てる気がせんわ。

 ラージャン以上に某野菜ネーミング一族だわ。

 

 真面目な話、潮島には今のところ人間の手が入っていない。

 ベースキャンプだってまだ作ってないレベルだし、勿論農作物だの建物だのだって無い。

 無理に人間の生息範囲に数えなくてもいい場所だ。

 わざわざ恨みを買いにいく必要は無い。

 ……ご飯として狩って喰うのは、恨みを買う範囲にないよな?

 

 

 

 

HR月跳緋獣のレバ刺し日

 

 潮島。

 なんちゅうか、イメージよりも高低差が大きい。

 木の根が好き勝手に育っている事もあり、平らな地面が殆ど見えない。

 ここだけなのか、これが潮島の平均的な状態なのか…。

 

 

 それはともかくとして、調査の一環として木に登った。

 木を叩くと落っこちてくる虫の巣がどんなモノなのか調べるつもりだったが……それよりも先に、立派な木の蔦が目の前にぶら下がっているわけで。

 ならばやらない訳にはいくまい。

 

 

 

 

 あー、ごほんごほん。

 

 

 

 

 あ~~~~あぁ~~~~~~~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ターザンしてたら、同じように移動してた跳緋獣と目があった。

 目を真ん丸に見開いてガン見されてた。

 

 気まずいってもんじゃなかった。

 

 

 

 

 とりあえず、予想通り好戦的な奴では無さそうだ。

 お腹も満腹だったようだし、子供に何かした訳ではない。

 お互いを警戒しつつ、あ~~あぁ~~~~で遊んでいた(俺は一応調査の為だ!)が、互いに殆ど干渉しなかった。

 

 残念ながら、鳴き真似スキルではまだコミュニケーションが取れなかった。

 もっと鳴き声をよく聞いて分析しないと。

 

 

 

HR月ドスガレオスのみそ焼き日

 

 珍しい植物のサンプルを幾つかと、跳緋獣の抜け毛や生態に関するメモ。

 島の地図に、魚や木の実。

 一日で調べられる事はこれくらいか。

 

 つかず離れずの距離でゴゴモアを監視してたら、親ゴゴモアの上に乗っているココモアにジッと見つめられていた。

 試しに手を振ったりしていたら、マネして手を振り返してきた。

 美味そ、もといカワイイ…。

 

 …ふむ、猿と同じように、モノマネする習性がありそうだ。

 

 餌付けできないかと思ったが、流石に在る程度接近するとゴゴモアに威嚇される。

 もっと時間が必要そうだ。

 

 だがもう調査の時間は終わり。

 戻らねばならない。

 

 

 

 …折角こんなプライベートビーチみたいな場所に来てるんだから、泳ぎたかった…。

 まぁ安全が確保されてない海で、素っ裸で泳いでた日にゃーロアルドスとかに食いつかれてデスワープがオチだが。

 

 島から出て行く時に、ゴゴモアがひっそりと林の中から見送ってくれた。

 …手を振っている子供はともかく、親のほうは「結局あいつは何だったんだ?」とか考えてそうだったが。

 

 

 

 

 危険度がどれくらいか分からなかった為、報酬は出来高性だった。

 ま、そこそこかな…。

 

 

 

 

HR月フルフルの霜降り肉ステーキ日

 

 メゼポルタに帰ってきたら、大騒動になっていた。

 いきなりラオシャンロン襲来とか、どうなってんの。

 

 何でも、近所の火山から突如出現したらしく、既にメゼポルタに接近を許してしまっているらしい。

 専門家によると、ラオシャンロンは非常に寿命が長く、それに比例するように休眠期間も長い為、恐らくメゼポルタが出来る前から埋まっていたものと思われるそうだ。

 …住民やハンターにしてみれば、んな事ぁいいから対処法を教えろ、てな話だったが。

 

 

 と言うか、半ば忘れかけてたけど、これってアレか?

 前回俺が体験した地震の原因か?

 

 あの辺でラオシャンロンが埋まって休眠してて、そろそろ起きるか~って頃に火薬岩をドカンドカン言わせてたのが目覚まし代わりになってしまったのか?

 どんだけの確率だよ…。

 

 と言うか、火山で埋まって休眠ってどうなの?

 溶岩とか大丈夫なん?

 上手く溶岩さえ避けていられれば、地熱で暖かそうな寝床ですね。

 

 

 それはともかく、とにかくラオシャンロンを撃退せにゃならぬ。

 歩くスピードは遅いし、寝起きでハラが減ってるのか、その辺の岩とか食べながら進んでいるようだが…何故かメゼポルタに一直線コース。

 やはり本体の動きは鈍いから、チクチクやってりゃ死ぬ事はないと思うが、メゼポルタに被害が出る前に食い止められるかが問題だ。

 ガンナーの武器もそれなりに揃えているが、ゲームとリアルは違うしな…。

 

 弓を使って討鬼伝スタイルミックスで行くべきか、ボウガンに見せかけた神機を使うべきか。

 …いいや、どっちも持っていっちゃえ。

 

 




実家の犬が寝たきり寸前…。
もういつお迎えが来てもおかしくない年齢です。
…11月ごろに一度帰って、撫でてやりたいな…。
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