※この作品はR-18です。

狩りゲー世界転生輪   作:時守 暦

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書いてる途中で、いろんな意味で主人公がウザッたくなってきました。
これでどうやって主人公を殺すかの思索にも、一層力が入るというものよ。


第22話

 

HR月ラオシャンロンの鱗で岩盤焼肉日

 

 現在、ラオシャンロンと交戦中。

 と言っても俺一人でやってる訳じゃなく、メゼポルタのハンターが総出で交代しながら攻撃を加えています。

 ラヴィエンテ戦をもっと小規模にしたような感じかな?

 

 今の俺は、本日2度目の食事&一休み中って訳。

 人によってはこの間に装備を変えたりもする…俺も最初はボウガン(に見せかけた神機銃形態)、次に太刀を試してみて、今度は弓のつもりだ。

 

 

 ラオシャンロンの発見から接触まで時間がなかった為、防衛壁も粗末な物しか作れていない。

 撃龍槍の設置は間に合わなかったし、バリスタだって無い。

 体当たり2発もあれば完全に瓦解されそうな防衛壁が突破されれば、メゼポルタはもう目の前だ。

 

 それは絶対に阻止しなければならない…と言っても、やれる事はもうやってるからなぁ。

 このまま続けるしかない。

 

 そうそう、3人組ハンター達に再会した。

 また前回と同じく3人がかりでヌヌ剣使ってるみたいだが、ちゃんと防御は整えているようだ。

 うむ、一言言っておいた甲斐があった。

 

 で、既にイャンクック先生に洗礼を受け、何とか乗り越えたらしい。

 ……誘ってくれって言っといたじゃんかよぅ、と恨めしげな目をしたら、何とビックリ。

 今は3人組ではなく4人組らしい。

 訓練所を卒業して間もなくして、4人目…馬面のハンターが仲間に加わったんだそうだ。

 ああ、既にパーティメンバーは限界な訳ね…。

 

 

 馬面の少年、この3人結構無鉄砲だから、抑え役を頼むよ。

 

 

 

 

 

 それはそれとして、新米ハンターの間で俺って結構有名らしい。

 訓練所の成績とか○○を狩った、とかじゃなくて、ほぼソロで活動している上、ランポスを足代わりにするは、ガノトトスを釣り上げるは、常識では考えられない事ばっかりやってる奇人として。

 …まぁ、確かにちょっと変わった事をやってる自覚はあるけどね。

 今日も今日とて、ハンター的には「無いわー」と言われているジャンプを使ってラオシャンロンの体を駆け上がり、開幕早々対巨龍爆弾を食わせてやった。

 しっかり素材もゲットしてきました。

 更に、予め貯めておいた神機のバレットをゼロ距離射撃でフルバースト……ラオシャンロンの背中に乗ってだから、誰かに見られる心配もありません。

 うーむ、相手がデカすぎるからか、イマイチ効いた気がせんな。

 

 あと、時間稼ぎという意味では太刀も結構有効だった。

 モンハン世界の太刀だけなら効果的では無さそうだが、生憎俺には討鬼伝仕込みのオカルトパワーがある。 

 刀傷を充分につけてやり、キンッ!と納刀して残心解放すれば、送り込んだオカルトパワーがラオシャンロンの動きを一瞬だけ止めてくれる。

 本当に一瞬だけなのだが、例えば片足だけに集中して刀傷を作り、そして歩く為に片足立ちになった所を、キンッと。

 上手いタイミングでやれば、バランスが崩れてダウンを取れる。

 …下に居ると普通にヤバいが。

 強走薬を使えば、スタミナも気にせず影残心も使い放題だ。

 

 訓練所の教官には、あまり見せないように…と言われちゃいるが、事が事だけにそうも言ってられんだろ。

 …上級ハンターとかがもっと居れば、隠したままで居られたんだろうが…生憎殆どが留守だった。

 

 

 

 馬面の少年が唖然としてて、3人組が「噂は本当だったんだな…」って顔してた。

 時に馬面の少年、この仲良し3人組と一緒に居て、疎外感とか覚えたりしないかね?

 …メンタル強いな。

 

 

 さて、メシも喰ったし、そろそろ休憩時間は終わりだ。

 ラオシャンロンの襲来は次ループからでも同様に起こるだろうし、今の内にしっかり対策を試しておかないとな。

 

 

 

HR月ガレオスの出汁日

 

 

 何とか撃退完了。

 ちょっとメゼポルタにも被害が出たようだが、あのレベルが相手でこれなら楽なもんだろう。

 俺としても、一人で撃退しろと言われるならともかく、集団戦で相手をする場合のセオリーもなんとか確立できた。

 

 が、それはそれとしてちょっと問題が出てきた。

 俺個人としての問題だ。

 

 ハンター達の前で色々とハッスルしすぎた為か、上位のハンター達に目を付けられたっぽい。

 曰く「戦力的な意味ではまだまだだが、汎用性と意外性がナイス」。

 

 

 …俺、これでもゴッドイーターパワーやらミタマパワーの恩恵を思い切り使っとるんじゃが…。

 

 

 

 だが、侮られての評価ではない。

 何人か上級ハンターの平均的レベルの人にも会ってみたが、こりゃ勝てない。

 ガチで強い。

 

 上位以上のハンターはバケモノか。

 他の世界でも強い奴は圧倒的に強い…例えばGE世界ならリンドウさん、討鬼伝世界なら相馬さん…が、この世界の人達はとにかく天上知らずだ。

 ゴッドイーターやモノノフ達と違い、特殊というかトリッキーな能力は持っていないが、基礎スペックとそれを使いこなす能力が段違いに高い。

 「上手い」だけでなく「強い」。

 

 そして何より、この世界にはありえない筈の現象を「意外性」の一言で済ませて受け入れる神経がスサマジイ。

 むしろマネしようとしてるんじゃなかろうか………特に教えなくても再現できそうなのが怖い。

 

 

 

 …もういっその事、戦い方の開発を上位ハンター達に預けてみるか? 

 考えてみりゃこの世界の戦い方や技だって進歩するんだし、MHFで言う「天の型」「嵐の型」だって比較的最近出来上がったものだろう(多分)

 となりゃ、「オカルトの型」……いやさ「魂の型」とかが出来上がってもおかしくない。

 

 それが広がった結果どうなるかは分からんが…いざとなったらデスワープで高飛びするまでだ。

 それにどうなるにしても、「オカルトパワーを使われ続けた結果、モンスター達が免疫を持った上に進化した」なんて事にはならないだろう………フラグ立った?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

HR月シェンガレオンの味噌煮込み日

 

 あれから暫く間が開いた。

 …まず最初に懺悔しておくが、すまないアリサ。

 2つの意味で。

 

 えー、まず最初の一つの失敗はだな。

 ……ユニスさんと仲良くなってしまいました………ええ、意味深的な方面で。。

 ん、誰だかわからない?

 MHFでは、ログインした直後の場所にある総合受付担当の、ショートカットで銀髪の人だよ。

 あとヴォルガノススキー。

 

 いやね、実は先日のラオシャンロン撃退の一件の後、メゼポルタ総出で宴会が開かれたんだわ。

 宴会というか慰安と言うか、報酬代わり、あと多少なりとも被害が出たので、その補填金を稼ぐ目的もあったんだろう。

 それが上手くいったかは定かではないが、とにかく俺はそれなりに撃退に貢献し、かつハンター達の前で色々荒業をやっていたので、一際目立っていたらしい。

 つまり、祭り上げるのには最適の位置にいた訳だ。

 

 まぁ、ハンターとして知名度があがるのは悪い事ではないし(度が過ぎなければね)、祭り上げると言ったって精々宴会の間だけだ。

 いい酒くれるし、色々と割引してくれるから、素直に祭り上げられた。

 

 で、一緒にラオシャンロンと戦ったハンター達も巻き込んで飲み比べとかやってたんだが……つい、ハッチャけすぎてしまったようだ。

 別に記憶が飛ぶほど呑んだ訳じゃない。

 ただ理性が半分ほど螺旋を描いて天に昇っていっただけだ……それはもう、亡者が成仏したかのようにウツクシイ軌跡を描きながら。

 

 呑みまくって不必要なまでに陽気になったハンター達と騒いでいたら、ヒーローインタビューとか言いつつ何人かの女性が混ざってきて、これがまた最初っから出来上がっている方々で。

 酔っ払い同士の意味不明なテンションで意気投合して。

 そして宴会が終わりの時間に近付いたので、二次会三次会四次会……えーと、確か全員グロッキーになったのが7次会で、潰れたやつらを引きずりながら(途中で落っことして放置したりもしたが)9次会あたりまで続けたっけか…。

 いや9次会って言っても、別に場所を9回変えた訳じゃないし、普通に呑んでる最中でも「よーしこれから○次会だぞー」とか言ったら、何も変わらなくてもそういう事になっちゃったんだが。

 

 ともかく、潰れたり放置したりパーティメンバーが送っていったり、暗がりに連れ込まれてゲイっぽい声が聞こえてきたりしたが、気がつけば残っているのはユニス嬢と俺と……あと何人か居たような気がするが覚えてない。

 全員そろってもうベロンベロンだった訳だが、家に帰るのがめんどいとか言い出したユニス嬢をそのままお持ち帰りしてしまった訳だ。

 

 で、そのままお互い延々とバカ笑いしながらベッドに飛び込んで、プロレスごっこに至る。

 そのままアヤマチ。

 …で、俺は何を考えてたのか、馴染みのオネーチャン相手では上手くいかなかった、真言立川流っぽいテクを片っ端から試してみて……相手がリラックス(と言うか警戒心もなくなってた)状態だったのが良かったのか悪かったのか。

 見事にユニス嬢は、中毒状態になってしまったようだった。

 

 オネーチャンを相手に試した時は、「ちょっと気持ちよくなったら靡くなんて考えは相手を馬鹿にしてる」と思ったのだが、例外はあるのか…?

 

 

 アヤマチから始まるラブもあっていいとは思うが、何か洗脳したような気がヒシヒシと。

 いやそれよりも問題なのは、『中毒』状態だって事なのだ。

 俺のやり方が悪かったのか、上手く行き過ぎたのか、それともユニス嬢にそういう気質があったからなのか、暫くナニしないと禁断症状が出るらしい。

 先日なんぞユニス嬢が家に入りこんでいて、狩りから帰ってきたら即座に押し倒された。

 あの時の眼光は、モンスターよりも野獣していた。

 独特の喋り方のリズムも、切羽詰ったように早口になり、息も荒く力も強く、冗談抜きで捕食されるかと思った。

 まぁ、ナニが始まれば従順になったが…。

 

 

 

 すまぬアリサ。

 もうあの時のお前には会えそうにないが、浮気してしまった。

 …アリサの時も、まともな経緯を経たとは言いづらかったなぁ…。

 

 さて懺悔も済んだ事だし、気を改めてユニスの体を弄びますか。

 オカルトパワーも盛り込んだエロテクで触ったり煽ったりしてやると、実に素晴らしい反応が返ってくる。

 

 

 

 

 

 …あ、もう一つ懺悔が済んでなかったな。

 アリサ…いやそう言えばコウタもか。

 無理なペースの狩りにつき合わせて、本当にすまなかった。

 

 現在、上位のハンター達に誘われまくって、下位でまだティガも倒していないというのに、上級狩りに付き合わされています。

 出撃ペースはどうって事ない(俺にとっては)のだが、敵がマジで強い。

 硬いしタフだし火力高いし、上位ハンター達の援護があっても負けそうなレベルだ。

 

 この一週間で、上位イャンクック先生に始まり、ヒプノック、リオ夫婦、アクラ・ヴァシムにヴォルガノス、ベルキュロスとまでやりあった。

 どいつもこいつも奇襲だけじゃ倒せないくらいにタフだから、嫌でも真っ向勝負になってしまう。

 唯一の癒しは、採取クエストだったんだが……先生がフラフラ歩き回ってたんで気が休まらなかった。

 

 本当にすまない、アリサ、コウタ。

 俺にとっては普通にやれるミッションでも、お前達にとってはこんな苦行だったんだな……。

 

 

 

 ところで、このMH世界には元の世界と同じ宗教は無いようなのだが、似たような言葉は伝わっている。

 「神様は乗り越えられない試練は与えない」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 つまり、神はこう言っている。

 

 

 

 「大丈夫大丈夫。まだイケるまだイケる」と。

 

 

 

 

 

 さぁ張り切って、明日は初の大連続狩猟行くぜ!

 アリサもコウタもかなり追い詰められてから飛躍的に腕が上がったからな。

 俺もこのパワーアップのチャンスを逃す手は無い。

 

 それに何より、限界ギリギリをつれまわされる側の感覚を味わったから、よりワンランク上のギリギリラインを見極められそうだ。

 ナニ?

 チキンレース?

 しくじったら即お陀仏?

 その通りですが何か?

 

 

 

 そろそろ自分でも疲れが高じてアドレナリンが過剰供給され始めているのが分かるからな!

 もうちょっと続ければ実に楽しいランナーズハイ気分が楽しめるだろう。

 

 

 

 

HR月尾晶蠍の爪揚げ日

 

 うーむ、狩りの腕は大分上がってきたと思うのだが、やはり上位ハンター達にしてみれば「そこそこ」止まりらしい。

 勿論、ミタマその他の恩恵を考慮に入れてもだ。

 

 この前、雪山をウロウロしている時にティガレックスを見かけたんだが……大きさからして下位だった……、ちょっと梃子摺る程度で普通に勝てるな。

 …いかんいかん、慢心こそ達治を殺す最大の敵だ。……達治誰だよ、タツジンだよ。

 

 

 

 上位の人達に連れ回されるのが一段落したので、久々に自宅で休憩中。

 ベッドでユニスが色々汚れたまま寝てるけど、まぁいいよね。

 連続狩猟でヴォルガノスを狩ったんで、鱗をお土産にしたら超喜んで色々サービスしてくれました。

 

 

 が、受付嬢のルール的には受け取る訳にはいかないらしい。

 確かに素材の横流しになるからな…。

 

 

 

 ちなみに下位ハンターを上位依頼に連れ出すのは、ルール的にギリギリセフトなのだそうな。

 …アウトでもなくセーフでもなくセフトな辺り、実にシビアである。

 

 

 それはそれとして、上位素材を管理したり、気付いた点をノートに纏めたりしている途中、一つおかしな事に気がついた。

 俺の中のミタマことノッペラボウが、なんか新しいスキルを覚えていた。

 

 …何故?

 ミタマの力を解放するには、樒さん…に限らず、巫女にアレコレやってもらわなきゃならない筈。

 それに該当する人物は心当たりが無い。

 まさか、モンスター達にそういう能力が……あったら多分、すぐ分かる。

 この世界のモンスターはオカルトパワーに弱いし、ミタマの力を解放できる程の『何か』を宿しているなら、斬った感触で感知できると思う。

 

 となると…自力?

 いやこの自力って、俺の力になるのか、それともノッペラボウの力になるのか微妙な所だ。

 どっちにしろ心当たりは無い。

 

 …いや待てよ、延々と連れ回される苦行の中で、精神がトランス状態にまで持ち込まれたとしたら、どうだ?

 オカルトパワーを発揮するのに、精神の集中は必須だ。

 トランス状態…というよりランナーズハイ状態は、極限の集中状態と言えない事も無い。

 それが切欠になって、ミタマの力が解放された…?

 

 

 

 

 …一見筋が通っているように見えなくもないが……微妙な所だ。

 

 

 

 

 それにもう一つ問題が。

 以前、ノッペラボウが覚えたスキルは、MH世界の回避距離だった。

 で、今回はと言うと…。

 

 

 

 

 剣の達人。

 

 

 

 

 …これ、GE世界のスキルだよな?

 

 

 

 

 いや、この際GE世界のスキルなのはいい。

 最初に回避距離を覚えた時点で、成長したら討鬼伝世界以外のスキルを覚えるかもしれない、と言うのは予測されていた事だ。

 

 だが、このスキル…正直言って、使いどころが難しい。

 この効果は(ゲーム基準で考えれば)「近接武器での攻撃時にヒットエフェクトによってダメージが増減する」。

 つまり、打撃攻撃を与えた際、クリティカルヒットなら効果倍増、それなら効果半減。

 

 慣れたプレイヤー…もといハンターであれば、成程強力だろう。

 だが未知の相手ではどうか?

 弱点が全く分からない相手を討伐しに行く場合は?

 持っていく装備が運良く相手の弱点をつける物ならいいが、そうでなければ勝利の可能性は一気に低くなる。

 

 それだけではない。

 現状の接近戦用装備だと、例えばバサルモスのような相手をする場合はどうだ。

 全身が非常に堅く、一定以上の切れ味を持った武器でなければ弾かれる。

 一部の攻撃なら、弾かれずに武器を振り切る事もできるのだが、それにしたって急所に当たった事にはならない。

 バサルモスの場合、弱点である胸を露出させるには、その外殻を破壊しなければならない訳だが……ここで剣の達人のリスクである、「急所意外に当てたら効果半減」が響いてくる。

 ただでさえ堅い外殻を、弱体化補正が入る攻撃で破壊せねばならないのだ。

 

 或いは、明確な弱点が無い相手であったら?

 

 

 使えないとは言わないが、極端なスキルだ。

 ……ミタマのスキルって、オンオフできないんだよなぁ…。

 

 代わりに、弱点を明確に突ける相手への攻撃力、殲滅力は一気に跳ね上がったと言っていいだろう。

 具体的な効果はこれから検証する必要があるが、使いこなせば途方も無いプラスになるのは間違いないだろう。

 

 上手い活用方

 

 

 

 

 

 

 

     ユニスが起きて、続きを誘っているのでこれまで

 

 

 

 

 

 

HR月ロアルドスの竜田揚げ日

 

 弱点が無いなら、弱点を作ればいいじゃない。

 

 

 

 …それが出来るなら苦労はしねぇよ。

 弱点とは言わないまでも討鬼伝世界には幾つか相手の防御力をダウンさせる技があるから、これを試してみたんだが…駄目か。

 手甲の赤熱化と、ミタマ隠スタイルの秘針を試してみたのだが、剣の達人の効果範囲には含まれないようだった。

 

 ただ、弱点を突けた時の効果は本当に凄まじい。

 モンハン世界だと、物理的に明確な弱点を持っている相手は珍しいので、属性攻撃で弱点を突く事になるが…この前なんか、大剣の溜め斬り一発でレウスのシッポが千切れとんだ。

 そこまで強力な武器使ってた訳じゃないのに。

 

 …あれ、でも待てよ?

 GEのゲームシステム的な話になるけど、あのゲームのクリティカルヒットは確率じゃなくて、「何処にどの属性を当てたか」で決まっていたような気がする。

 武器にも会心率なんてステータスは無かったし、そもそもクリティカルヒットが確率で発生すると言うなら、剣の達人は会心率が桁外れに高確率でないと、とても使い物にならないだろう。

 今まで何の疑問もなく、3つの世界のクリティカルヒットを混同していたが…ひょっとしなくても、別物?

 

 

 …ちょっと試してみよう。

 ミタマスタイル「攻」の軍神招来を使えば、全ての攻撃がクリティカルヒットになる。

 これが剣の達人にどう影響されるか…。

 

 もしも、GE世界で言うクリティカルヒットが、他2つの世界のクリティカルヒットと別物だった場合…。

 GE世界的クリティカルヒット(つまり弱点攻撃)×他2つ世界のクリティカルヒット(軍神招来による、100%の会心率)×剣の達人というコンボも可能かもしれない。

 

 

 

 

HR月ユニス嬢の女体盛り日

 

 

 ユニスの連休が近いので、この際だから何処かに遊びに行く事になった。

 やはり泊りがけがいいかな?

 

 …いや、ユニス……ヴォルガノスを見に行きたいって、狩りでもないのに狩猟区に入れないから。

 水族館にも居ないって。

 大体この世界の水族館、水族館というよりは中が見える生簀じゃないか。

 

 でも、海に行くっていうのはいいかもなー。

 ユニスの水着も拝めるし、この前の潮島では全く泳げなかったし。

 ちゃんと安全が確保されている海でなら、思いっきり泳いでみたい。

 ……そういえば、3つの世界で泳げる海があるのって、多分この世界だけだよな。

 そのクセ、GE世界では水着とか売ってるんだから妙なものだ。

 ………プレイ用か?

 

 ユニスも、最後に海に行ったのは随分前らしい。 

 …泳ぐよりも釣りの方が好きらしいが、まぁそれならそれで構わない。

 水着が拝めなくても、のんびり釣竿を垂らすのもいいだろう。

 普段は採取クエストで釣りをする事はあっても、常に回りに気を張ってるし。

 

 よし、今から旅館の予約だ!

 温泉もあれば尚良し!

 

 …なぬ?

 海の近辺の旅館に温泉は無い?

 いやでも探せば…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ユニスが言った通り、温泉のある旅館は無かった。 

 代わりに、ユニスおススメの旅館に泊まる事になった。

 手続きは、事務仕事ついでにユニスがやっておいてくれるらしい。

 

 よく旅館の名前まで覚えてたなーと歓心したら、「受付嬢は……伊達じゃない…?」と何故か疑問系で胸を張られた。

 ……最近、ちょっと育ってきてるような気が…。

 それはともかく、流石は受付嬢。

 この世界の受付嬢は、幅広い知識と教養が必要とされる人気職だと聞いていたが…事実だったらしい。

 ちょっとユニスを見直した。

 

 

 

HR月モスのトンカツ日

 

 遊びに行く約束がフラグでデスワ~~~……してないよ!

 しそうになったけどしてないよ!

 いや、モンスターに襲われたんじゃなくて、運搬中に大樽爆弾Gが落下しそうになったのだから洒落にならない。

 一発くらいなら耐えられると思うが、連鎖したらミタマ「防」でも防ぎ切れそうにない。

 

 ふー、危なかった。

 昨日、ミタマ「賭」の実験でおみくじ大凶が出たのがやばかったか?

 

 狩りそのものは順調に終わった。

 今日の相手はガノトトス。

 

 …うん、アレだな。

 コイツは近接武器で狩ろうとしちゃアカンわ。

 今までは距離を取って遠距離から貫通弾で狩っていたので楽だったが、接近戦となると意外と厄介だ。

 巨体だから攻撃力高いしタフだし、何よりあの瞬発力は何だ。

 本当に水棲生物なのかアイツ?

 水の中では、普段は足なんぞ殆ど使わないだろうに……使わない部位は退化するもんだぞ。

 

 地上で戦った時、よもや本当に亜空間タックルを使うとは思わなかった。

 一瞬本気でナニが起きたか分からなかったよ。

 短距離とは言え、視認すら難しい速度で間合いを詰めてのタックル。

 こんなおっそろしい技持ってたとは…。

 

 唯一の救いは、超速度で間合いをつめた後、実際にタックルする前に速度を落とす事だろうか。

 多分、あの速度のままでタックルしたら、止められずに確実に転倒してしまうからだろう…。

 そのまま行けば、転倒する代わりに殆どのハンターを一撃必殺できる、とんでもない攻撃が出来上がってしまうが。

 

 とにかく、ガノトトスとやり合う時には遠距離確定。

 どうしても接近戦でやるなら、あのタックルに対して何か防衛策を設けねばなるまい。

 

 

 

 

 

 さて、そんな小難しい話は後回しにして、明日から旅行だ!

 海だ! 水着だ釣りだ!

 勿論夜はシッポリと!

 

 ユニスも今日は自宅に帰って旅行の準備をしているし、こっちも色々と準備がある。

 …夜に使う為のアレやコレやを密かに持っていかねばな。

 

 

 

 

 

 まぁ状況によっては昼にも使うが。

 街中で。

 

 

 

 と言うか、人間の欲望って業が深いな…科学技術なんぞロクに発達してない世界なのに、R-18御用達のアレやコレやはしっかり作られてるんだから…。

 

 

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