ぬああああん面倒臭い~!
入滅月
息吹の腕が大分回復してきた。これからリハビリに入るので、戦線復帰にはまだ時間がかかるが、むしろいい機会だと思ってより高みを目指すらしい。
…いつもの冗談めかした言い方だったが、本気だな。
まーあんな鬼が出てくるんじゃなぁ。また同じようなのと会うかもしれない、と言うのはモノノフにとって非常にリアルな恐怖だ。対抗策を得ようとするのも当然か。
それはそれとして、博士からまた手紙が届いた。…そういや、前に送られてきた手紙に返信してたっけな。
大した事書かなかったし、博士の事だから「そっちの状況に興味は無い。面白い素材があったら知らせればいい」くらいにしか考えてなさそうだったから、日記にも書いてなかった。
…で、手紙を開けてみて…また妙な設計図や資料、或いは上記のような「余計な事書くな」みたいな事が書かれてるかと思ったら…予想外の話題に喰い付いてきた。
「グウェンとは英国貴族イグニールド公爵アレックスの孫の、グウェンドリン・ウィルトシャーか?」と。
もしそうであるなら連れてこい、とも書かれている。
………誰? いやグウェンの事を言ってるんだろうとは思うけど、そんな名前だったっけ?
どこに黒子があるのかも知ってるのに、フルネームを知らないってどうかと思う。
ついでに言えば、博士がそんな名前と地位をフルで覚えているのも超意外。
前の手紙には何て書いたっけ…。確かこの辺に、書き損じて丸めた手紙が………あ、残ってた。
「英吉利のお偉いさん、アレックス卿の孫娘」と書いてある。
…間違い? 卿って、確かイギリスで言えば「ロード」とかその辺…領主って意味だっけ? いや、貴族だったら全員付けるんだっけ? それとも確か中国辺りでそういう言い方が、いや中国はこの際関係なくて。
家名につけるのか、名前につけるのか。そもそもミドルネームの有無の違いが分からんが、これは関係あるのだろうか。
…いやいや、問題はそこじゃない。アレックス卿とは書いたが、イグイグナンタラとかウィルナンタラは一言だって書いてない。
偶然…じゃないよな。と言うか、グウェンが持っている宝剣ネイリング(どう考えても疫病神な剣だと思う)の事まで書いてるんだから、もはや確定事項と言っていい。
すっかり忘れてたが、グウェンって人を訪ねて日本まで来たんだったな。なんつったか……カタカナで3文字の人を探していた。
白炎を呼び寄せるネイリングをどうにかしてほしい、って事だったが…もうそれは必要ないなぁ。叩き斬ったから。再起動もしそうにないし…。
連れてこいとはかかれているものの、その理由は全く書かれていないし、そもそも今のウタカタから戦力が抜けるのは非常にキツい。大型の鬼が殆ど見られない状況でも、だ。
…いや、だからこそか。今はナワバリに穴が開いた状態だ。今はそこに大型鬼が少数ずつ入り込んで狩られる、を繰り返しているが、遠くない内に確実に元通り、或いはそれ以上に強力な鬼達が入り浸るようになる。
博士の事だからちゃんと理由や考えがあるんだろうが、流石に連れていけねーよ。
しかし、連れてこいという理由の一つは想像できるな。と言うか、ある意味当然の帰結だったかもしれない。
基本的に表舞台に立たず、閉鎖的な一面を持ち続けるモノノフ達の中で、遠方…違う藩とかどころではなく、鎖国していた筈なのに海の向こう、更に大陸の西側にある国の貴族と交流があるモノノフなんぞ、何人いると言うのだ。
古代文明の遺産っぽいネイリングをどうにかできるかもしれない、という技術力もポイント。
グウェンが探しているのはまず間違いなく博士だろう。
と言う訳で、確証は無いが、尋ね人が見つかった訳だが……どうする、朝っぱらからイチモツにしゃぶりついているグウェン?
「んっ……一度は、訪ねないといけないが、まだ、ウタカタから離れられないだろう?」
離れられないのは俺のナニからじゃないですかね。にしても、一刻近く延々とタマばっか舐め続けるとは、通な事をしますな。
後は指先で、先っちょから漏れた汁を塗り広げるだけとは…もどかしさと心地よさと、先端にちょっとだけ鋭くてヌルヌルした感覚…焦らされるのもいいもんだなぁ。
「そうだな…だから、一緒にマホロバの里まで、来てほしい…。ふふ、この中にあの白いのが詰まっているんだな…。早く私の中に注がれたいと熱くなってるぞ」
抱かれ続けたいから一緒に来てくれとは、また剛毅だな。
しかし、そうなると那木や初穂がどうするかなぁ。紅月はマホロバの里出身だから、里帰り扱いでよさそうだけど。
「揉めるだろうが、床で話をつければ…いいかな。そろそろ、私も我慢できなくなってきた…朝の一番搾り、私が貰うぞ」
このまま口で最後まででも良かったけど、起こしに来てくれた時は好きにさせてるから仕方ないか。
隣で寝てる紅月が起きないようにやった方がいいぞ。俺的には起きても問題ないけど、下手したら一発目は横取りされるかもしれないし。
「ああ…んっ……んん…!」
グウェンはスカートと下着だけ放り出し、朝日を浴びながら俺のモノを咥え込んでくる。
おお…上半身だけ見ると、早朝の女大生って感じで爽やかなのに、下半身とのギャップが素晴らしいね。口を両手で抑えて、声を出さないようにしているのもポイントだ。二人きり(紅月は寝ているので除外)なのは珍しいから、じっくり楽しみたいんだろうか。
「っぅ…いつもより、大きい…」
グウェンが時間をかけて、たっぷりマッサージしてくれたからな。棒だけじゃなく、タマもいつもより大きくなってる気がするぞ。
音を立てない為か、上下のピストンではなく、左右のグラインドを中心に動き始めるグウェン。裸じゃないから、腰の括れが見えないのがちと残念。
直接的に扱き上げる行為ではないので急速な昂ぶりは無いが、自分の好きな部分に誘導しようとするグウェンは実に煽情的だ。俺を使って自慰をしているような構図でもあるが、それもまた良し。
…今度起こしに来る時は、何か衣装を纏って来るように言っておくべきかな。
延々とタマと先端だけ責められて高ぶっていた為か、起きたばかりで体がまだ半覚醒状態だからか、催してくるのは存外早かった。………ただし、白い方じゃなくて、水を飲んだら出したくなる方だが。
どうしよっかな。男の体は、両方同時に出すようにはできてないんだよな。ついでに言えば、「にょ」を我慢してると射精も遠のいてしまう訳で。
…まぁ、オカルト版真言立川流には、「にょ」を我慢したまま射精する技もある訳ですが。何でそんなモンが、と思っていたが、こういう時の為だったのね。
「んっんっ、ん…どうかしたか?」
いや、何でも無い。
「うん……んん、いつもとちょっと違う感じが……あ」
ヒラメイタ!みたいな顔をするグウェン。ただし、明らかに顔がエロい事を考えている。
「いいぞ。そのまま両方とも、中に出してくれ」
おいおい…。朝っぱらから無茶な事言い出したな。
「私も貴方の前で、何度か我慢できずに出してしまった。かけてしまった事もあるし、これでお相子と言うやつだ」
新たな試みに興奮を覚えたのか、グラインドを辞めて、ピストンに切り替えるグウェン。
いいのか?と聞きはしたものの、了承を得ているなら躊躇う理由も無い。衛生上の問題? オカルト版真言立川流の神秘だよ。まぁ、念の為俺もグウェンも洗浄はするが。
じゃあ、遠慮なく。
「んっ……っ、っっ…来る…来てる…! あっ……おしっこも…」
容赦なくぶちまけられた粘液と液体を子宮で感じながら、グウェンが体を硬直させて痙攣する。目を閉じて深い恍惚に溺れる様からは、嫌悪感など一辺たりとも見られない。
「ふぅ……新感覚…」
新感覚はいいけど、朝っぱらから特殊プレイするなぁ…今日もエロい一日になりそうだ。
「おはようございます。…まずは朝風呂でしょうか?」
「ああ、おはよう紅月殿。そうだな、お互いに洗わないと」
洗いっことな。素晴らしいね。だが、グウェンは割と真面目に奥の奥まで洗浄しておく必要があるんで、紅月手伝って。
奥の壁を目視できるくらいに広げて洗浄するから。
「紅月殿と那木殿が『教材』になった時のような事をするのか? …激しい事になるな♪」
生憎と、朝だからそこまで派手にはやれないよ。
「そうなのか…ちょっと物足りないから、楽しみにしていたんだが。夜まで楽しみはとっておこう」
「そうですね。朝は私達の思うようにさせてくださいますから、色々と試す事は出来るのですが、やはり夜に愛でられる時ほど満たされないのが欠点で…」
「朝は楽しいけど、夜は凄いよな。こう、何が何だか分からなくなるくらいに興奮して気持ちよくなって、思い返すと凄い事に…」
はいはい、猥談は洗浄の後。風呂が沸いたぞ。紅月だって、昨日は後始末もせずに失神してそのままだったんだから。
………まぁ、どーせ風呂の中でもナニかするだろうけど…。
入滅月
最近初穂が、ナカに出された白いのを啜ったり啜られたりするのにハマっている件について。
…味がお気に召したのかしら? ラブなジュースのブレンドが特に。
のっけからのエロ語りは一言で終わらせるとして、異界の鬼達の増え方が、思ったより早い。大型中型を見つけ次第片っ端から狩っているのだが、入り込んでくる数が徐々に増えつつある。
このままだと、あと一月もしない内に、異界は鬼達の天下に戻ってしまうだろう。…そうなれば、大型鬼討伐直後の滾りをその場で注ぎ込む事はできなくなるなぁ。
周囲に殆ど敵が居ないから、安心してエロに集中できていたのに。青姦は既に仕込んでたけど、異界でってのは中々できない経験なんだが。
なぁ那木、どう思う? …イッた直後で聞いてないか。まぁしゃーない。
さて、放って冷静になってから散策してみるが、以前の異界と違う点が一つある。マガツミカド(下半身)が暴れ回った痕跡が、全く無くなっていると言う事だ。
流石に異界も地割れや砕けた岩が、勝手にみるみる内に直っていく筈も…筈も………。どこからともなく飛ばされる岩石。ボディプレスや足踏みで出来た穴やひび割れが、その行動が終われば即元通りになっている。…ゲームの中の話だったが…。
…とにかくアレだ、一抹の不安はあるが、ゲームと違って壊れたモノが即元通りになったりはしないのだ。異界であってもそれは例外ではなく、穴や岩石が風化するのには結構な時間がかかる。
それが無くなっていると言う事は、異界の流動が活発になっているんだろう。妙なものが流れてきたり、そこにあった土地自体がどっかに行ってしまったり。そのクセ、そこにいる鬼達は変わらないのだからおかしなものだ。
しかし、そうなると………つまり今まで見つからなかった素材があるかもしれないって事だ!
スバラシイ! 実際、パコッてる間に目についた変な形の石を拾ってみたら、ネチョネチョしたので汚れていた(エロ関係の粘液ではなく泥だ)が、軽く洗ってみるだけで宝石みたいなものに変わった。
持って帰って調べてもらうが、籠っている力的に考えて、上級素材よりも更に上。極級、とでも呼べばいいだろうか。
これが一件だけなら偶然で済ます事も出来ただろうが、同様に強い力が籠った素材が幾つも見つかった。哨戒から戻り、タタラさんと清磨の所に持ち込んだら狂喜乱舞してたな。清磨だけじゃなく、タタラさんまでだ。おーい、そんな踊りして腰は大丈夫か?
まぁ強い武器防具を作れる素材が見つかるのはいい事なんだが…確か討鬼伝のゲームって、続編が出るって話だったよな。もう遠い昔の事に感じられるが。
続編って事はつまり、それだけ装備の強さが上がり、敵の強さは更に上がっている筈で。当然、その準備の為の素材だって出てくる。
…これ、つまりそういう事じゃね? 俺の知らないシナリオに突入して、異界で拾える素材もそれに対応するように変化した?
いや、異界の変化はランダムだし、シナリオに呼応するようにと言うのは……しかし完全にランダムかと言われると証明に困る…。
いやいや、問題はそこじゃない。ここに流れ込んできた鬼達は、ここにある物を喰らって力に変える。ここで拾える素材が強くなったって事は、それだけ鬼もパワーアップするって事で。今はまだここに鬼が戻ってきて、それほど時間が経ってないから目に見えた変化が無いだけだ。
つまりは、新シナリオ突入・新しい鬼・新しい敵・見知っているけど更に強い敵の出現は、ほぼ確定したって事だ。
やれやれ…俺一人ならwktkするだけなんだけど、里の戦力が落ちているこの時期に、と言うのは勘弁してほしいな…。
まぁ、強敵と戦った後の方が、滾りは強いもんだし……お互い生き残って、楽しむとしましょうか。
入滅月
紅月に着せる衣装(紅月曰く『恥ずかしさで死んでしまいそうな』)をどれにするか悩み、本人が嫌がっているので着るか着ないかを布団の中の話し合いで決めていたその日、ホロウが家にやってきた。
珍しいな、ホロウが俺に用事なんて。同じイヅチを追っている仲と考えれば、もうちょっと絡んでもよさそうなものだが…里に来てからのこいつは、狩りの時以外は大体飯食ってるからなぁ…。俺は俺でエロに忙しいし。
とにかくちょっと待て、紅月を寝かせてから行く。悪いが外での話になるぞ。
「構いません。代わりに」
団子程度ならいいぞ。数量限定だけどな。
ちなみに言うまでもないと思うが、紅月との話し合いは彼女の無条件全面降伏にて終了し、それこそ何を着せるか真剣に悩む事になった。とりあえず、ファッションショーやらせてから、どの服でヤるか決めよう。
…ホロウの話は、案外真面目なものだった。そして、先日の俺の予測…新シナリオの裏付けをするモノでもあった。
曰く、「千歳から接触があった」と。
接触と言っても、直接ではない。里に飛んできた鳥が、千歳…と言うか虚海からの遣いであったらしいのだ。尤も、鳥が明言(?)したのではない。ホロウの通訳で曰く、「ヒトと鬼が混じったようなのから、キラキラ光る髪の人間が居るか確かめてくるように頼まれた」だそうな。…鳥にとって、人間の名前を覚えるのは難しい事らしい。
確かに、意思疎通程度ならともかく、動物と話せるような人間は殆ど居ないし、半分鬼と化しているのも虚海の特徴。まず間違いないだろう。
探しに探した「翡翠の仮面」……何だっけ、とにかく翡翠のナンタラが、唐突に自分に関係ない所に出現していると聞いて、ガセだろうと思いつつも調べてみた、ってとこか。
鳥は霊山の方からやってきたらしく、今はホロウの家で文字通り羽を休めているとの事。…捕まえて唐揚げにしようとか、考えてないよな?
「…少しは考えましたが、流石に言葉を交わした相手を食べるのは自重します」
…アブねぇヤツ…。
まぁいい。とりあえず、ホロウの名を売って虚海を誘き寄せる作戦は有効か。遠からず、あっちからウタカタに来るだろう。
穏便にやってくるかは…あまり期待できんな。あの悪人気取り、妙な事をやらかすぞ、絶対。
ホロウ、もし直接会う事があったら、何とか説得を頼む。
「私も千歳と戦いたいとは思いません。口先はご飯を食べる以外にはあまり使わないのですが、善処します」
…こいつ、会った時からこんなに腹ペコキャラだったっけ? 確かにその片鱗はあったが、なんか悪化しているような…。
…それはいいとして、やっぱり虚海の説得がどうなるかが一番の鍵だ。
考えてみりゃ、虚海ほどキャラが立ってる奴が、シナリオに無関係の人間とも思いづらい。俺が全く知らない討鬼伝続編のシナリオに深く関わると思っていいだろう。
…あれ、でもそうすると、そのお姉ちゃんであり、この時代で巡り合ったホロウもシナリオ関係者っぽいな。んで、そのホロウはクサレイヅチを追ってる……。………ひょっとして、討鬼伝続編のラスボスって、クソイヅチか?
…考えても仕方ない事か。そうであろうとなかろうと、アレを始末するのは変わりない。シナリオ通りに進むとは限らないが、最終的にアレとカチ合えるシーンが保証されてると思えば、悪い事ではないな。
さて説得の方に考えを戻すが、ホロウには虚海を元の時代に送り返す力は無いとの事。
…藁にも縋る思いで探し続けた希望が、本当に単なる藁だったとしたら、その衝撃と絶望はどれ程になるか。怒りと失意のあまり、虚海が敵に回ってしまうかもしれん。
以前に会った時にも、ヤケッパチ一歩手前の雰囲気はあったし…。上手く懐柔できれば、俺の知らないシナリオの大部分が無害化されるかもしれん。逆に、本来なら味方に付く筈なのに、敵に回ってしまう可能性もある。…こりゃ考えても仕方ないね。
「…一つ、いいでしょうか。貴方は虚海とどのような関係でしたか?」
どう…って言われても…。今まで2回の繰り返しで遭遇して…。
「失礼、質問の仕方が悪かった。例えば、虚海の秘密を知っている…秘密でなくても、普通は知らない事を知っていますか?」
ああ、そりゃ幾つかあるな。具体的には言わんけど。
「…ならば何とかなると思います。虚海と接触する際に、貴方も来てください」
俺も? …まぁ、いいけど…。何時になるか分からんだろ?
「ええ。ですので、いつでも動けるようにしてください」
難しい事言うなぁ…。モノノフなら当然と言えば当然なんだけど。エロの邪魔が入るかもしれんのはいただけんな。まぁ、そんな事言ってる場合じゃないけど。
差し当たり、今のうちにたっぷりヤり溜めしておくとしますか。…貯めるではなく、実際は発散なんだが、俺の生態からして溜めるの方が正しい気がする。