…討鬼伝に比べて速い!
ジャンプじゃなくてダッシュがしたいんだって!
アイテムのボタンはそれじゃない!
ガードコマンドが違うって!
…うん、狩りゲーではあっても完全に別系統だと認識しました。
HR月雌火竜の尾(逆鱗付き)の生姜焼き日
確かポッケ村に出てくる古龍っつったら、クシャルダオラ、ヤマツカミ、ナナテオ夫婦、ラオシャンロン、オオナヅチ、キリン、そしてミラトリオ。
…なんでアカムウカムが古龍じゃないのかはともかくとして、こいつらを探すのはどうするべきだろうか。
クシャとクトゥルフっぽい蛸はもう痕跡を見つけたからいいとして。
オオナヅチを探すのはまず無理だろう。
何せ透明になってるんだし、痕跡らしい痕跡を残しそうにない。
こいつらの中で比較的痕跡を残しそうな奴…。
まぁ筆頭はラオだよな。
こいつは痕跡がどうとかいうレベルじゃないが。
ミラボレアスは無理。
遭遇した時点で、痕跡も残さず吸収されるら……そういえば、アイツとやり合うのはシュレイド城とかいう場所だったよな。
何処にあるかだけでも調べてみるか。
その周辺で村が消えていた、なんて事になったらまず大当たりだろう…あまり考えたくないけども。
キリンは古龍にしては弱いのか、他の生物が逃げ出さない………ああ、そうか。
古龍が近付くと他のモンスターは一斉に逃げるから、そういうナワバリの大移動が起こってる所を探せばいいのか。
多分、ティガレックスが村の近くに出没したのもその為だろうし…。
上位認定区画のギリギリまで近付く事になりそうだが、明日からはこれで行こう。
HR月この天鱗をどう料理すべきか…日
前回の日記から、ちょっと間が空いた。
と言うのも、上位認定区画ギリギリで色々と観測していたからだ。
ベースキャンプに一週間近く篭りっきりなのは流石に辛かった。
ユクモ村なら温泉に浸かりたいところだが、生憎この村の温泉は村のド真ん中でしかも露天だ。
いやもう露天というか吹き曝しなので、入ろうとしたら公衆の面前でマッパにならねばならない。
なんだこの露出用露天風呂。
まぁ、どっちにしろ気温が低い為に、温泉の温度もあまり高くないのだが。
既に単なる池である。
それはともかく、やはりと言うべきか、モンスター達のナワバリ移動が始まっているようだ。
今回や雪山や火山をメインに調べていたのだが、上位認定区画から下位区画へ移ろうとするモンスターが多数確認された。
小型だけではなく、大型もだ。
…そうなると、下位区画に上位モンスターが居座るという恐ろしい話になってしまうのだが。
まぁ、上位区画の中でも弱い個体が流れてくるだろうから、ちょっとばかり初心者に厳しくなる程度で済む…とは思う。
当面、ナワバリ争いに敗れた傷も癒えてないだろうし。
それはともかくとして、これらを報告書にまとめ、古龍観測所に送った。
これで依頼は完了である。
古龍研究所が満足するかどうかはまた別の話だが、とりあえずメゼポルタに帰還する。
…そういや、調査にかかりっきりでユニスに手紙も書いてないな。
10日間……出立前に色々やって充分満足させていたが、禁断症状が出るか微妙な所だ。
自分で慰め…もとい鎮める方法も教えはしたが、どれだけ効果があるのか検証もしないとな。
明日の朝に出立する、と聞いて、村人達から幾らか餞別をもらった。
こういう感謝は有りがたい。
もう俺にできる事は無いが、なるべく早くG級ハンターが派遣されてくれますように。
とは言え、G級達も上位ハンター達も、今はあちこち古龍の調査の為に飛び回っているらしいしな…。
…最近メゼポルタにデカブツ襲撃が連続したから、そっちが優先されるかもしれない。
神無月鯖日
…デスワープ。
クソッタレが…。
流石に今回のは本気で頭に来たぞオイ。
と言うか俺が何処かから戻ってきたら、その度にメゼポルタが古龍に襲撃されてるってのはどういう巡りあわせだ。
これがフラグとか主人公力というものか?
遠まわしに言ってクソ喰らえだ。
しかも今回は防衛に失敗したらしく、被害が……ユニスも行方不明と聞いて、つい頭に血が昇って特攻を掛けてしまった。
…今度の相手はデカブツではなく、ルコディオラ…確か伝承では、光る粉塵とか呼ばれてたっけ。
デカブツ襲来が続いた為、どうやら砦の増設をしていたようなのだが、それが裏目に出たらしい。
MHFでの登場シーンよろしく、遠方から滑空して襲来し、砦を素通りしてメゼポルタに乱入、大暴れ。
…これは流石に防ぎようがない。
しかもメゼポルタのハンター達にとっても、ルコは初めて見る相手だった。
上位ハンターが何人か居れば話は違ったかもしれないが、それこそ他の古龍に対応する為にあちこち飛び回っている。
で、有効な反撃をするどころか、防衛陣を組む前に大暴れされてあの有様という訳だ。
…にしても、頭に血が昇って突撃するとは…。
自分自身でも意外だった。
ユニスが死んだと決まった訳ではなかったし、仮に死が確定したとしても、俺としてはそこで激昂するよりも割り切って被害を減らす方向に動くと思っていたんだが。
だって俺だし。
人としてどうかと思うような、恋人を精々ペット程度にしか感じない外道だし。
………逆か?
恋人が死ぬよりもペットが害される方がキレるのか?
そもそも、そんなにユニスが気に入っていたのか?
それとも、滅茶苦茶になったメゼポルタが?
……いずれにせよ、もうどうしようもできない事だ。
デスワープしてしまった以上、またMH世界に戻っても全てがやり直し。
ユニスも生きているし、メゼポルタも壊滅はしてない。
今度は阻止できるように動くとしよう。
…こうやって即座に割り切れる辺りが、人としてどうかと思う点なんだが。
さて、それはそれとして。
今回は苛立ちのままにオウガテイル達を虐殺して、そのままゴッドイーター達に合流。(上田さんも居たヨ!)
宛がわれた部屋で日記を書いています。
今回は、特に何も考えてない。
ユニスとの蜜月(ただし微妙に冷戦状態)に舞い上がってて、今後の事なんて考えてなかったからなぁ。
まぁ無難に、前回同様違法研究所の生き残り云々で潜り込むとしますか。
るこでぃおらはハメころす、これかくてい。
神無月秋刀魚日
前回同様、適当な素材を渡してみたら榊博士から接触が来た。
…だから要人がスラム一歩手前の場所を一人で出歩くなというのに。
さて、ゴッドイーターになるまでの経緯はほぼ前回と同じだから省くが、今回はやってもらわなければならない事がある。
この世界で作られ、黒爺猫に一発カマして以降出番が無かった杭君のメンテナンスだ。
アリサの仇(この世界ではまだ生きてるけど)を取る為、黒爺猫にも大ダメージを与えられる最大攻撃力と言えば、相変わらずこの杭君なのは間違いない。
違法研究所で研究されていたが、抜け出すときにティン!と来たのでかっぱらってきた…と称して、メンテを頼む。
アッサリ引き受けてくれたが……えらく素直に通ったな。
何か企んでるのか?
…あの博士は常時あんな顔なんで、確信が持てない。
そういえば、今回のループではアラガミ化抑制剤が切れなかったな。
期間で言えば、今までで最高記録だったんだが…やはり美味いモノか瘴気がアラガミ化を抑制しているのか。
とは言え、大分少なくなってきたのも事実。
今回の世界で補充しておくとしよう。
さてそれはともかく出撃だ。
無断で。
神無月リュウグウノツノガイ日
久々にリンクバーストしたけど、イイもんだなー。
MH世界で上位中盤にある程度慣れた為か、不意打ちに拘らなくても下位のアラガミなら普通に屠れるようになっていた。
これでリンクバーストの高揚感も合間って、無双状態です。
先ほど榊博士に呼び出され、明日からゴッドイーターとして正式に登録され、任務を受けられるようになる…と伝えられたのはいいんだが。
予想もしてないタイミングでイベントがあった。
そう、角を曲がるときにツバキさんとぶつかってラッキースケベ…な訳がない。
ツバキさん…もとい雨宮教官程になると、曲がり角では無意識に気配を探ったり、誰か来ているようなら突き合わないようペースを調節するようなのだ。
これ、当時は気付かなかったけど前々回のループで見てた。
んじゃ何があったのかと言うと…榊博士に、直に問い詰められたのだ。
杭君のメンテナンスをしている時に気がついたんだけど、と前置きされて。
「これは何処の『僕』が作った作品だい?」
と。
いやもう素で聞き返しましたよ。
トボけるとかそう言う次元じゃなくて、博士が何を言っているのか本当に分からなかった。
間の抜けた声を返す俺に、博士は淡々と説明した。
どうも、メンテの為に預けた杭君が悪かったらしい。
一流の技術者は、設計を見ればそれを作った者の事が分かる、みたいな話を聞いた事があるが…そういう話じゃなかった。
このGE世界の技術者の伝統として、作った物に技師の名前を刻んでおく、というのがあるらしい。
技師なりの自己主張なのか、それとも何かあった時に製作者を特定する為の処置なのかはともかくとして…。
杭君にも、その例に漏れず何人かの名前が刻んであったそうだ。
ただし目に見える外側ではなく、内部の中枢付近の部品に、フルネームで、日付までつけてキッチリと。
…そりゃ不審に思われるわ。
刻んである名前は全て極東支部の実在の人間。
日付は数ヶ月分とは言え未来の日付。
刻んである部分はそう簡単に手出しできるような部分じゃない。
イタズラにしては大掛かりすぎる上手が込みすぎている。
オマケに、榊博士は完全に確信を持っていたらしい。
「技術者の矜持にかけて断言しよう。
これは確かに『僕達』が作ったものだ。
設計の思想も、フレームに残る細かいクセも、ついでに刻まれた名前の筆跡も、全てが確かに僕達のものだ。
だが、僕はこれを作った覚えは無い。
それも当然かな?
この刻まれた日付は未来のものだ。
僕は未来に…数ヶ月内にこの子を作るんだろうか?」
…こんな感じでジーッと見つめられながら淡々と語られました。
かーなり怖かった。
で、どうしたかと言うと……とうとうやっちゃいました。
別世界の事も加えて、デスワープの事、多少なら未来の事が分かるのも話してしまった。
…よもや打ち明ける人第一号がこの細目マッドとは………ヒロインが相手ならまだ格好がつくのに。
流石に榊博士も一度には事態を飲み込めなかったらしく、暫く情報の整理をしたいと言っていた。
また近い内に呼び出しがくるだろう。
それまでに、相談したい事柄を纏めておくか。
出撃しながらな!
ひゃっはーーーー!
帰ってきたら復旧済みだったが、停電があったらしい。
神無月鮪日
うむ、やはりこの世界に来ると出撃が捗る。
この如何にも世紀末な世界のせいか?…2071年だが。
それともやっぱり神機がアラガミ食わせろと叫んでいるのだろうか。
突然登録された謎のゴッドイーターが、アホみたいな出撃率を叩き出し、日々それを更新し続けていると評判になっています。
MH世界の上位に揉まれたからなー、もう下位依頼の相手は大抵狩れるぞ。
しかも今の俺には、ミタマスキル『剣の達人」付きだ。
弱点を付けない敵になると苦しくなるが、ミッションに出現する相手は説明文を読めば大体分かる。
しかも下位のミッションなら、相反するような属性持ちはまず出てこない。
…うん、ただでさえ短時間で片付いていた任務が、更に短縮されましたよ。
最近はハンター式熟睡法の改良に成功して、半分寝ながら戦うという荒業も会得しました。
眠りつつ狩りをしているので、後はメシさえ食えれば延々と狩りを続けられるぜ。
相手が雑魚だから出来る事だけどな……居眠りハント、駄目ゼッタイ。
……ハタから見たら、ダメージ受けた端から超速度で回復するという制御ユニット・プラーナを凶悪にしたような感じになってるんだろうなー。
代わりに受けるダメージが3倍になるけど。
それはそれとして、榊博士に相談したい事を纏めてみた。
①このデスワープからの脱出法…流石に博士でも、現在あるだけの情報では解決できそうにない。
②杭君のパワーアップ&メンテナンス方法
③神機の装備に関するアレコレ
現状、こんな所かな。
③は色々ありすぎて、どういう手順で相談するかが問題だが。
とりあえず、神機の近接武器を、他の世界のものにできないかを相談してみよう。
神機は銃形態は強力だが、近接武器は他の世界の物に比べるとどうにも貧弱なんだよなぁ。
ん?
神機の近接武器を、他の世界のに……って事は例えば討鬼伝世界の手甲を神機にできれば、アラガミをオラオラできる訳か。
いいね。
神と名の付く相手を拳で殴る。
14歳くらいの少年が喜びそうなシチュエーションだ。
そして俺も大好きだ。
榊博士から呼び出しが来た。
情報の整理が終わったらしい。
明日の話がどうなるか、こればかりはやってみなければ分からない。
神無月鯛日
結論から言うと、全面的な協力を得られた。
マジで!?と思うだろうが、事実だ。
…ただ、俺の事は支部長にも知られてしまっているらしい。
一体何故?と思ったら、あのマッド早速杭君の試し打ちしてやがった。
なるほど、この間の停電はソレか。
それが切欠で、支部長にも俺の事を知られてしまったと…。
…「デスワープとやらがあるからいいじゃないか」ってそういう問題じゃねーだろ!
と怒ったら、ここでまさかのマッドからの常識人的指摘が入った。
続きがあるからと言って、死を前提に考えている俺が言う事じゃない、と。
……まぁ、確かにそうだ。
明確な「終わり」ではないとは言え、死は死だ。
それを平然と受け入れて、それまでの積み重ねがリセットされても平然としていられる俺は、自覚できる程度にはイカれている。
それが順応の結果だと言う事を差し引いてもだ。
まぁいい、バレてしまったものは仕方ない。
俺が大なり小なりイカれているのも、とうの昔に自覚はあった。
ここからどうするかを考えよう。
俺が未来の知識を持っている…ひいてはアーク計画の概要を知っているというのは、支部長も承知の上だ。
普通なら速攻で消されそうなものだが、幾つかの条件と引き換えに榊博士が取り成してくれたらしい。
即ち、「今回のループで計画の邪魔をしない事」。
…リンドウさんの事もシオの事も、全く関与せず黙ってみていろ、という訳だ。
さもなくば、榊博士からの協力は一切打ち切られる。
「我々にとっては最初で最後の1回だが、どうせお前にとっては、何度もある繰り返しの内の一度にすぎない。安いものだろう?」という訳だ。
反吐が出るね。
特に俺の、ループを前提としたイカれた考え方を正確に突いてくるところが。
だが現状、これを呑むしかない。
もうアラガミ化抑制剤も残り少なく、体の中の瘴気だけではアラガミ化を抑えきれそうにない。
感覚で分かる。
この契約の元で、今回はどれだけ動けるか…。
……黒爺猫をブッ○スつもりだったが、これって契約の範囲に入るかな?
微妙なところだ。
さて、それはそれとして後で考えるとして。
今までの悩みだった幾つかの事案を、榊博士は簡単に解決してくれた。
やっぱ頭良くて地位があって技術的にイカれてる人は違うね。
嫉妬する気も起きないや………ところでこの人、性欲とかあるんだろうか?
生物学的に反応はしても、欲望とか別の次元で考えてる節がアチコチに見えるんだが。
解決してくれた事案その①だが、まず杭君。
これは技術者達の有志を募ってメンテナンス&改造中。
出所は適当に誤魔化したそうだが、例の技術者が大ハッスルして改良中らしい。
誰を代表者にするか決める為に設計図を渡し、読み解く速度を競わせていたらしいんだが……「この思想は俺にそっくりだ!」とか言って、あんにゃろうは一両日どころか3時間で全てを把握してきやがったらしい。
…まぁ、世界は違えど設計者本人だし、設計図を読み解かせようとしたらある意味当然の帰結かもしれないが……うーん、この情熱……いや、もうここまできたらこう呼ぶべきだ。
その欲望!素晴らしいッ!!と。
いやもうホントそれくらいしか言えねーレベルだよ…。
アンタ=前回本人の意思を引き継ぐ、いやもう凌駕すべく物凄い勢いで改良しまくっているらしい。
前回も、前々回のあの人の意思を引き継いで、設計図以上の実物を作ってた人だったが……今回も前回以上の代物を作ってくれそうだ。
多分次のループでもその次のループでもその次の次の次の次の以下略でも、脳汁ダダ漏れにしてでもその前の回を越える代物を作ろうとする人種だ。
頼むから、威力よりもメンテナンス性とか撃った後も動けるような方向で改良してくれよ。
まぁ威力だけ叩き上げても、それはそれでロマン力が上がるので構わんが。
次に解決してくれたのは、神機の近接武器の扱いだ。
他の世界に比べるとどうにも貧弱でドリルとかチェーンソーとかその辺の機械機械した昨日を盛り込まないと他の世界では使えそうになかったんだが。
これを解決するには、2通りの方法があった。
一つは今まで俺も考えていたように、他世界の武器をアラガミ素材と混ぜ合わせて、新たな武器を作る事。
これなら神機に、近接武器の刀身が侵食される事はない。
そしてもう一つの解決方法は、近接武器のナカゴを保護する為のカバーを作る事。
なるほど、言われてみればアッと驚いてしまうほど簡単だった。
刀身を一つ一つ作ろうとすると材料も必要だし、何よりGE世界でしか研究も変更もできない。
しかし、刀身を差し込む部分だけを作ればどうか?
無論、取り付け取り外しが簡単かつ手荒く扱っても壊れないようなそんな絶妙な機能は必要になってくるだろう。
しかし成功すれば、神機一つでどの刀身にも対応できるような代物が出来上がる。
…まぁ、神機に差し込んで使うような刀身じゃなけりゃ使えないけどね。
…あれ、そうなるとGE2のスピアーとかハンマーとかどうやって使ってたんだ?
アレはどう見ても神機に接続されちゃいないだろう……コードとかで繋いでるにしても、あれだけ振り回せば体に絡まるのは避けられない。
あの辺を応用できれば、手甲型神機とかも実現できそうなんだが…。
………調べたいところだが、あれはまだ時期的に考えて開発されてない。
様子見だな。
更に、別の世界でリンクバーストできない点まで簡単に解決してくれた。
リンクバーストは、そもそも神機がアラガミ…自分と同種の細胞を喰らう事で活性化する現象だ。
レベル2、レベル3のリンクバーストともなると別の理屈が必要になってくるらしいが、この点については置いておこう。
要するに、神機に“生きた”アラガミ細胞を食わせればいいのだ。
単なるアラガミの素材を喰わせようとした事は、何度かあった。
だが食いはするがリンクバーストは発動しない。
何故かというと、その細胞が既に死んで、活動を止めているから。
アラガミ以外の素材に至っては、その場で吐き出す始末だ。
“生きた”細胞というのは…まぁ細かい定義を除くし、俺が元居た世界の定義とは異なると思うが、アラガミ細胞の場合は他者を取り込もうとする事だ。
そして神機は、生きたアラガミ細胞のみを喰らうよう調整されている。
死んでいるアラガミ細胞を、神機は喰わない。
この辺を、神機の武器としての技術に応用しているらしいのだが、その辺はまぁいい。
とにかく、生きたアラガミ細胞を食わせればいい。
それはまだ活動しているアラガミからしか確保できないのだが、ここへ来て常識外の素材がそれを覆した。
いや、常識外ではなく、文字通り世界の外の素材と言うべきか。
討鬼伝世界の、物理法則を無視した素材が。
榊博士が取った手法は単純なものだった。
討鬼伝世界の素材と、アラガミの素材を混ぜ合わせる。
そして食わせる。
それだけだ。
詳しい理屈は聞いてないが、「この世の物ではありえない」系の素材を混ぜ合わせると、アラガミ素材が異様な反応を示すらしい。
恐らく、討鬼伝世界の素材の性質がアラガミ素材に伝染しているのだろう、と言われているが、この辺の検証は定かではない。
例えば、討鬼伝世界のカゼキリから取れる素材の「風塵」。
金色の粉塵を巻き上げて、ずっと吹き続けるつむじ風………想像しづらいだろうが、小さな風の玉っぽい何かの周りを、金色の塵が回っているものだ………を、GE世界の適当な素材に混ぜ合わせる。
すると、その素材は何もしなくてもずっと微小な風を吐き出し続ける素材になり、なおかつアラガミ細胞は活性化を始めるのだ。
…オカルトパワー全般を、所謂「気」…生命力のようなものだと仮定するなら、素材を混ぜ合わせた事で気が伝播し、それによってアラガミ細胞が活動を始める…という事も考えられる。
理屈はともかくとして、死んだ筈のアラガミ細胞は、討鬼伝世界の素材によって活性化される。
これを神機に食わせてやると、リンクバーストの出来上がりという訳だ。
更に付け加えると、これによって異世界の素材を神機に食わせる事が可能となった。
これを喰わせ続けていれば、神機がそれらの素材に適合し、何らかの形に進化する事も……例えばアラガミとは関係ない相手を喰らう事でリンクバーストするようになる可能性も考えられるらしい。
まぁ、これに関しては「ひょっとしたら」というレベルだ。
それより、そこまで神機が進化した場合、既存の神機と同じ扱い…例えばメンテナンスとか…でいいのかという問題も発生する。
そこに至るまでのデータが残っているならともかく、デスワープしたらそれらのデータは全てオジャンだ。
何らかの形で保存しておく必要がある。
いつかある分岐点。
↓
おや? ミタマ・のっぺらぼうのようすが……!
=>そのまま見ている
BBBBBBBB