とりあえずサムライの道は初日でクリア。
強者の道は…うーん、流石にキツい。
と言うか雑魚敵の攻撃で6割近く持っていかれるから、防御と生命力鍛えんと。
HR月
計画を思いついてから、はや数日。ぶっちゃけた話、進展は何もない。
狩りをしながら考えれば何か思いつくかと思ったけど、生憎とフロンティアで余所見しながら狩りなんぞ出来ない。何が起こるか分かったもんじゃないからだ。
今日だって、ダイミョウザザミがまさかのブーメランアタック…。部位破壊でハサミを叩き落してやったからって、それを武器にせんでもよかろうに…。ブーメランアタック以外にも、残ったハサミで切られたハサミを掴み、鈍器代わりに振り回してくるし…。
投げつけられたハサミはマジで凶器だった。質量大の上、切れ味だって下手な刃物よりずっと鋭い。ホームランしてピッチャー直撃を目論んだのだが、流石に無理だった。
…ので、飛んでくるハサミを側面から鷲掴みにし、力任せに投げ返した。…キャッチされた。そしてリリース。…10分間ほど、俺とカニの間でキャッチボールが成立した。
まぁ、モンスターの事は置いといて、何をするにしたって必要なのは、ハンターとしての実力と資金だ。暫くの間、狩り、金策と……忘れるところだったが、レジェンドラスタを始めとしたコネ作りを進めるとしよう。
レジェンドラスタ達の居場所を探してみたところ、これはアッサリと見つかった。有名人だし、それ以前に居場所を隠している訳ではない。流石に、何らかの依頼を受けて何処かに出張る時は秘密のようだが、基本的に自由に動いているようだ。
で、その普段の居場所なんだが…貸家が満タンのメゼポルタ広場だった。
あー、考えてみりゃ納得かな。交通の要所だから、どのメゼポルタ広場にも、他の土地にも移動がしやすい。あちこちから助けを求められるレジェンドラスタとしては、これ程便利な土地は無いだろう。
それに、貸家に空きがないのは、この人達も一因かな。有名人を一目見たいというミーハー心理に、有事の際に助けを求められる有力な相手が居る、と言うのは非常に安心感があるだろう。
さて、そうなると益々どうしたものか。接点が無いんだよな。何も、これからやりたい事にレジェンドラスタの協力が必須、という訳じゃないんだが……美人で強い人達との繋がりは、いくらあっても損にはならないからね。例え修羅場に直結してても。アクの強すぎる残念美人な人達でも。
とりあえず、あっちのメゼポルタ広場に活動拠点を造らん事には話にならん。
つぅ訳でサムネ夫妻、あっちの知り合いとやらに連絡を頼む。成功報酬は…マタタビと、この前釣ったカジキマグロと、体にピッタリ合うただの箱、どれがいい?
……報酬はいいから、あっちのアイルー達を頼むって………そういや人間不信なんだっけ。出来る限りの事はするが…それはそれとして、無理しなくてもいいから成功報酬は貰っておけ。我慢しまくってるの、尻尾で丸わかりだ。
むぅ…。別にアイルー達の性格に偏見は無いつもりだが、ちゃっかりしている事には定評があるのも事実。
そのアイルー…しかも、あの正宗の両親が、報酬を固辞してでも(結局受け取る事にしたようだが)『頼む』と頭を下げた。あっちのアイルー達に、一体何があるのやら。
ま、考えても仕方ないし、当事者でない相手から聞き出すのもナンだしな。とりあえず、今日も一狩行くか。
資金稼ぎに卵運搬クエやったけど、採取した時点でゆで卵状態になってて失敗したんですが。
テントウムシとかは、場合によっては自分で産んだ卵を食べてしまう事もあると聞いていてたが……そんな状況でまでグルメに拘るリオレイアが居るとは、侮れん…。
HR月
レジェンドラスタ達が居るメゼポルタ広場にやってきた。
サムネ夫妻がこっちのアイルーに話を通してくれたから、挨拶がてらやって来たんだが…どうにも、大分揉めたらしい。
こっちのアイルー達が困っている所に世話を焼いてやった貸しがあるから、と言っていたが、それを差し引いてもかなり頼み込んだとか。
それだけ人間不信が激しいって事か…。無理を通してくれたサムネ夫妻には、成功報酬を割り増ししておいた。
レジェンドラスタ達は……酒場に居たけど、話しかけても無駄だな、ありゃ。今の俺では、ちょっと腕の立つ…いや、フロンティアでは良くても平均程度のハンターにしか思われないだろう。
アラガミの事とか見抜かれて、「ちょっと気になる」くらいの印象は与えられるかもしれないが。
ま、今から無理に話しかける必要はないね。居るのは、まだ会った事のない人達ばかりだったし。野郎ばっかりだったし。
と言う訳で、サムネ夫妻から聞いていた場所を訪ねてみたんだが………何と言うか、洞窟? の先に湖…。空は見えるが、大きな木が茂っている。……なんか、木とその辺の岩にヴェールがかけてあるようだが…なんだありゃ?
…湖周辺にある足跡は、アイルー一匹と…人間。ハンターじゃないな。これは細身の女性。歩き方は上品なようだが…うーん? ちゃんとした、貴族っぽいハイソな教育を受けた人の歩き方じゃないな。
人間不信と聞いていたが、アイルーはこの人間と寄り添うように歩いているようだ。例外なのか、偶然道が同じだっただけなのか、それとも…。
「…お前がサムネが言ってたハンターニャ?」
ん? アイルー…ここに住んでるアイルーか。名前はトッツィだったか?
ああ、そうだ。多くは求めないから、このメゼポルタ広場に居る間、宿を貸してほしい。対価が必要であれば準備する。
「対価なんかどうでもいいニャ。ハンターなんか信用できないニャ。…だけど世話になったサムネにあれだけ頼まれたら断れないニャ。ここに居るだけは許してやるから、ここから先には絶対に入るなニャ」
それだけ言うと、トッツィはフイと背を向けて、奥の方へ歩いて行ってしまった。
何ともまぁ…思った以上にとっつきにくそうだな。見た目、何となく宮司とか神官を連想させるような服を着ているが、トゲトゲしさが全く隠されていない。サムネが言ってた事も、そう大袈裟じゃなさそうだ。
しかし無理をしている気配もある。あくまで初見の印象(ただし内面観察術付)だから間違っている可能性もあるが、根っこが単純で楽天家なんだろう。アイルー本来の気質とも言える。
気を抜けばすぐに誰かに懐いてしまいそうなのを、理性で無理矢理とどめていると言うか…。
率直に言えば、とっかかりを作るだけなら、ちょっと親切にすればいいだけのようにも見える。しかし問題なのはその後だ。トッツィが抱えている問題を聞き出したとして、それを俺が対処できるか。
ちょっとやそっとの事なら、この辺のハンター達がどうにかしているだろう。そうなってないと言う事は、手出しできない事情があるか、或いはこの辺のハンターでもそうそう対処できない問題なのか…。
とりあえず、聞いてみない事には始まらないな。明日か、次に顔を合わせた時にでも話しかけてみるか。
…んぁ? 腹が減ってる? …ウスアジ食べたい? そういや、この前カジキマグロを釣り上げた時に一匹釣れたような………そんな目するなよ。ホレ食えよ…。
…これだけで「ひょっとしてイイ奴」なんて、チョロいぞオイ…。
まぁいいや。とりあえず今日はもう寝る。雑魚寝どころかその辺の土で寝る事になるけど、2~3日くらいなら問題は無い。茣蓙でも敷いておけば、ハンター式熟睡法には充分だ。
HR月
さて、折角こっちのメゼポルタ広場に来たんだから、こっちでも依頼を受けていかないとな。
トッツィも、中々頑固な所もあるようだから、賄賂…もとい、飯を要求された時に応えられるようにしておきたい。アイルーに貢ぐ日が来るとは…と思わなくもないが、これで信用が得られるなら安いものだ。
さて、こっちでの依頼を見てみたが…うーん、あっちのメゼポルタ広場とあまり変わらないな。
ま、丁度ハンターランクも上がったところだし、知らない奴に行ってみるか。そんじゃ、このパリアプリアってのを……うん? ギルドマスターからお話?
何かやらかしたっけ、俺…。まだ活動すらしてない筈だが。
ギルドマスターと言えば、受付嬢達の近くに座っている竜人族の爺ちゃん。正確に言うと、ギルド支部(メゼポルタ広場毎に居るからね)のマスターなんだけど、どっちにしろ呼び出されるような覚えはない。少なくとも今回では。
なんだかなー…校長先生どころか社長に呼び出される気分だよ。こればっかりは何歳になっても心臓に悪いね。
まぁ、話自体はアッサリ終わったし、内容も悪い物じゃなかったけど。
見込みのありそうなハンターに直接教える、フロンティアに伝わる…いや、確立されたのは最近だって言ってたな…奥義のようなものらしい。
本来は上位ハンターになってから教えるのだが、俺の場合は何やら推薦があったとか何とか……誰だ? 今回はこっちに、俺を推薦するような関わりを持った奴は居ないぞ。
ちょっとキナ臭いものを感じなくもないが、とりあえず技は覚えるに越した事は無い。
曰く、超越秘儀・六華閃舞。
最初に聞かされた時は「大仰な名前だな」と思ったけど、超越と秘儀と六華閃舞はそれぞれ別物らしい。楽市と楽座かよ。ややこしいわ。
ちなみにその実態は……まず超越秘儀は、武器に宿る力を引き出してハンターの力を底上げする、と言うもの。超越はハンター自身に何かしらの付与効果を与え、秘儀は属性攻撃を強化する。
繰り返し使い、練度を高めないと充分な効果は望めないものの、手間をかけるだけの価値は保証する…とギルドマスターは言っていた。
対して、六華閃舞は超越化状態になって引き出された武器の力を使い、モンスターに大ダメージ+状態異常を起こすもの。
閃舞と言ってる割には、ミラボレアスの鱗すら平然と剥ぎ取る謎性能の剥ぎ取りナイフを、一刺しするだけなんだが…まぁ、ここら辺に色々コツと言うか文字通りの秘伝があるのだが、下手に漏らすとギルドナイトに闇系されてしまうらしいので秘密。
とにかく、充分な下準備を行っていれば、その一刺しでモンスターが麻痺したり凍ったり爆発したりするというものだ。普通に考えて有り得ない現象だけど、フロンティアもモンスターにもハンターにもそんな常識は通用しない。実に今更である。
要するに、モンスターを相手に北斗神拳する訳な。
この上に、更にレジェンドラスタ以上の力を付けたハンターの中には、秘伝開眼奥義なる大技を身に着けた者も居るらしいが…まぁ、これは話半分に聞いておくか。
ふーむ、ここへきて更に手数が増えるか。しかも色々応用が効きそうだな。話を聞いて、まず最初に引っ掛かった事は…『武器に宿る力を引き出す』という点だ。
そもそもからして、最終兵器鬼杭千切で使ったらどうなるか、という思いもあるが…一番気になるのは、その一歩手前だ。
鬼杭千切も、ゴッドイーターが使う神機である事には変わりない。そして、俺は未だに神機の全力を引き出す事に成功してない。…偶然出来ちゃった事は、2,3度あるが。
…そう、ブラッドレイジだ。
神機を持って超越秘儀を使ったら、ひょっとして任意で発動できるようになるんじゃないか? 今は発動には唯でさえ厳しい条件があるのに、それで発動する保証すらない状態だ。
もしもこれが実現したら、ある程度安定してブラッドレイジを発動させる事ができるようになる。しかも、聞くところによると、超越秘儀は繰り返し使う事によって、徐々に強力になっていくと言うではないか。
…凄まじい戦力アップになるな。
今すぐにでも試したいところだが、流石に場所は選ばなければ。フロンティアには大勢のハンターが居るからして、下手な狩場で使うと近所から誰かが見ていた、なんて事になりかねない。実際、クック先生を蹴りで叩き落した時には、それを何処からか見られていたからな。
…フロンティアなら、「そういう事もある」の一言で流されてしまう気もするが。
ふむ………ま、とりあえず今日の狩りに行っておくか。超越秘儀は戦力計算しない方向で。
ぶっつけ本番はロマンだが、現実の狩りに持ち込むべきではないからな。
…忘れてた。パリアプリアってゲロ竜だったっけ…。しかも、依頼内容(サブクエですな)が『パリアプリアに飲み込まれた○○の回収も頼みたい』だった為 もうエラい事になってしまった。ババコンガ亜種とどっちがマシかなぁ…。
HR月
3日ほどトッツィの居る広場に居座って、朝昼晩と気紛れに狩りを続けていたが、土産の魚のおかげか随分と態度が軟化してきたように思える。
何のつもりかよく分からんが、「一人でモノブロスの亜種って狩れるかニャ?」とか言ってきた。……あれって、基本的に一対一での狩猟じゃなかったっけ? いや、俺がMHFやってた頃の話だし、そもそも現実には……ああ、乱獲を抑える意味も兼ねて、複数人での討伐は厳禁とする、みたいな話も聞いた事があったな。
とりあえず、リクエストするなら行ってくるぞ。特に何を狩ろうって目標があった訳でもないし。
…と言って出てきたんだが、トッツィ、無理だわ。
「…やっぱりハンターなんてそんなモンニャ」
そりゃハンターやってる以上はそうだろう。そうでなくても、自然の法則にゃ逆らえんわ。
繁殖期に亜種は狩れん。
「…? 何を言ってるニャ。訳の分からない事を。…もうハンターなんて」
だってモノブロス亜種のクエスト、寒冷期にしかねーんだもの。ハンターやってる以上、ギルドのルールは無視したら、唆したお前ごと闇系されるし、それ以前に寒冷期しか目撃情報がねぇんだよ。
「え……そ、そうなのニャ? てっきり、他の亜種みたいに時期を問わずに出てきてるものと」
まー寒冷期は暫く先だから、気長に待ってくれぃ。見かけたらクエスト受けるから。
「う…うーん…これって逃げ…でも確かに居ないんじゃ…それを探し出してこそ…でもギルドナイト案件はヤバすぎニャ…」
ブツブツ言い始めたトッツィは置いといて…そろそろ一度、拠点があるメゼポルタ広場に戻るつもりだったが、もうちょっと居た方がよさそうだ。よく聞き取れないが、トッツィが言っているように逃げたと思われるのも癪だ。
それに……。
「…………」
視線を感じる。入口の方からだ。誰かは分からないけど…………って、おい、隠れてるつもりかソレで。鎧が太陽の光を反射しまくってるぞオイ。
金色の鎧…全身鎧だな。光の量からして、文字通り全身キンキラ……いや、兜だけ無いか?
こんな特徴的な恰好…ハンターなら装備もあるにはあるが、これは…。
とりあえず、狩りに行くと言ってトッツィの洞窟から出て。
…何か用でもありますか、レジェンドラスタさん。
「ああ、態々すまないね。…僕がレジェンドラスタと言う事を知ってるのかい」
フンドシ露出狂…もとい、エドワードさんか。いつぞやのループ以来…。
そりゃ、何度かラスタ酒場で見かけましたし。キンキラキンで特徴的だし。
「それは嘘だね。これでも僕は、人との縁を大切にしているんだ。たった一度であろうと、僕が居る間に酒場を訪れた人なら、一度でも顔を合わせた人なら全て覚えている。断言するが、その中に君は居ない」
…マジか。ラスタ云々とは別次元で凄いな。
「同時に、君がそうやって何かを誤魔化す為、嘘をついたと言う事も断言できてしまう訳だ。…だが、それは今はいい。君はこれからも、あのアイルーに手を貸す気かね?」
手を貸すっていうか…まぁ、出来る事があるならしてやらんでもない、って程度だが。今まで頼まれたのも、精々が飯とか、モノブロス亜種を狩ってきてほしい、とかだし。
「ふむ、この時期にモノブロス亜種が出たという話は聞いた事が…いや、確か以前には……どちらにせよ、クレストでないのに狩りをするのはご法度だね。…いや、今重要なのはそこではない」
今後も頼まれたらやるのか、って事? まぁ…サムネ夫妻からも頼まれてるし、経緯と本猫の態度はどうあれ宿を借りてる身。一飯はないけど、一宿の義理がある。
狩りに行く時、リクエストを受けたらちょっと優先してみるくらい、おかしな事ではないと思いますが?
「ハンターとしての本業のついで、と言う事か。それならば…いや、そうでなくても、僕に君の行動を止める権利は、確かにない。だが、メゼポルタの為に言わせてもらう。この先、彼らに深入りするのは止めたまえ」
…彼、ら? トッツィ以外にも誰かいると?
「む? なんだ、まだ会っていないのか。…いや、これ以上僕から語る事は止そう。僕が君に言う事があるとしたら、先程と同じ事だけだ。彼らに深入りするのは止めたまえ。…君に、いや、このフロンティア全域に災厄が襲い掛かってくる前に」
それだけ告げると、エドワードさんは踵を返して去って行ってしまった。
…災厄? この世界で災厄っつったら、古龍か、或いは津波や地震のような大規模災害だろうが…。でも古龍だと、レジェンドラスタ達に加えてキチ○イ級廃人がチラホラ居るこのフロンティアで、そこまで恐ろしいもんか? いや、古龍は確かに強力だし、フロンティアの古龍は別格な可能性もあるけども。俺の知らないとんでもない古龍が居てもおかしくないけども。
んじゃ災害? それこそ意味が分からない。たった一匹のアイルーに手を貸したところで、何がどうなって自然災害が起きるというのだ。
むむぅ……。前ループで少し一緒だっただけだが、エドワードさんは責任感がある人だ。虚言を吐くとは思えない。と言う事は、何かしらの根拠があるんだろう。
だが、エドワードさんが言うような災厄が訪れるとは思えないのも事実。
…トッツィに聞く…のは悪手だよな。自分が原因で災厄が起こるだなんて、誰が認めると言うのか。ようやく(まだ会って一週間も経ってないが)チラホラと無駄口を叩く程度には気を許してきたと言うのに、ここで「お前は疫病神なのか?」とか聞いてみろ。へそを曲げるどころか、それこそ人間不信にトドメを刺してしまいそうだ。
結局のところ、思ったように行動するしかないか。忠告は受けるが、それをどうするかは俺次第。
今から祈っておく事があるとすれば、本当に何かしらの事態が起こりそうな時、それに気づいた時には手遅れでない事だけ。
さしあたっては、あまり友好的ではないとしても、エドワードさんと繋がりが出来た事を喜んでおきますかね。…今日は露出も無かったし。それだけ真剣だったって事かな。
モノ亜種のクエストに関しては、この世界ではそうだったという事でお願いします。
調べるだけ調べたんですが、クエスト詳細が分からん…。