やはり俺は無双が好きなんだな…結局のところ、このSSも基本は無双だし…。
ただいま、帰省&家族旅行中なので、暫くレス返しできないかもしれません。
29日まで、4日間隔で投稿予約はしています。
うーむ、書き溜めが尽きてしまった…。超重要シーンに手をかけすぎたか…。
HR月
デンナー、タマフリを習得。アラタマフリだけだけどね。ニギタマフリも出来なくはないんだが、特定のタイミングで勝手に術が発動するのは、まだタマフリの扱いに慣れないデンナーとしてはいただけない。暫く封印するつもりのようだ。
割と地味な効果だと思ったが、これが意外とバカにできない。アオキノコやドスマツタケはもちろんの事、深層ジメジやら厳選キノコ、果てはちょいと世界が違うんじゃないですかねぇと言いたくなるババコンガ所有のスーパーなキノコまで、あっという間に集めてしまった。
バッシの試験に必要だった混沌茸まである。…これ、売っぱらえば結構な額になるぞ。
更にデンナーの言によると、どうにもこのアラタマフリには先があると考えられる。ニギタマフリと合わせて発動すれば…スキル「茸食」が発動する…ような気がする、だそうだ。
それ、割と便利なスキルだけど、MHFにあったか? 俺も初めて知ったのは、ベルナ村に行ってからだったような。
分からなくはないが…モスの主食だし。装備のスキルになくても、モンスターに秘められた力を引っ張り出していると考えれば…いやでも確かモスフェイクに…?
まぁいいや。とにかく、最大の難関だった(と言うか対策を考えてなかった)タマフリ発動は成功したんだ。後は回復系のタマフリが発動する装備を見つければいい。
タマフリの事を抜きにしても、デンナーもそろそろ本格的にリハビリを始められるくらいには回復した。万全ではないが、後顧の憂いと言うか、果たさなければならない義理は果たしたと言えるだろう。
デンナーの現役時代の装備も残ってるから、霊力を鍛えつつ、それらを試していけばいい。
つまりは……俺がG級に挑むのに、何の問題も無くなったと言う事だ。
あとコーヅィの上級昇格にも。
順番としては俺が先になるんだが…どうにも、どんな試験を課すかで、ギルドで何やら揉めているらしい。
都合よく超大型のモンスターが襲ってくれば、それを試験にすると言う事も多かったようなのだが、既に2回…都合3匹も来てるんだよな。これ以上は流石に無いんじゃないか…と思うが、有り得るのがフロンティア。
真面目な話、防衛戦が月2回あるのはそれ程珍しくないらしいが、同時に2匹とかは初めての事だとか。これ以上防衛戦が続くようなら、やはり異変か、歌姫周辺の『何か』が影響しているんじゃないだろうか…。
いや、一番ありそうなのは俺が揉め事を呼び込んでるって可能性なんだけど。
で、ギルドの思惑としては、試験なんぞどうでもいいからさっさと昇格してほしい勢力と、内容はともかく試験は受けさせなければならない勢力、そして霊力なんていう胡散臭い力を奮うハンターをG級にはしたくない勢力がなんやかんややっているらしい。
最初の勢力はともかく、2番目と3番目の競り合いが激化しているとか。「だったら、とんでもなく難しい試験にすればいいじゃないか。それをクリアできれば、胡散臭くても許容すると言う事で」と言う結論に落ち着き始めているが、そのとんでもなく難しい試験をどうするか。
とんでもなく難しいと言っても、いきなりG級の中盤クラスみたいなのは却下。それは試験にかこつけて、殺しに行っているだけだ。最後の勢力も、胡散臭いと思うだけで俺を殺したいわけじゃないのね。…アラガミ化したら、どうにかなるか…ってところかな。
かと言って、上級のモンスターなら複数同時でも大体は何とかできるくらいの実力はついた。種類にもよるが、古龍複数が相手でもどうにかできると思う。
もう普通に、G級序盤の試験で妥協しろよ…。俺だってさっさと昇格したいんだよ…。ギルド長に「すまんのぉ…」とか頭下げられても、それこそ頭痛くなるだけだって…。
ま、愚痴ってても仕方ないんで、暇潰し…じゃなかった、真面目に狩りに精を出すとしますか。
嬉しい変化もあったしね。古参のタカリハンターに限らず、最近じゃ狩りに『付き合ってくれ』ではなく『指導してくれ』と言われる事も多くなってきた。ちゃんとした実績を出す事で人から評価され、タカリからマトモなハンターに復帰し始める団員が増えたのだ。
更に、霊力の扱いをちょっとずつでいいから教えてほしい…という者も。
どうやら、デンナーが地味ながらも稼ぎに影響のある能力を発揮した事で、自分も…と思い始めたらしい。主体性が無いと思うべきか、目先の利益に釣られていると言うべきか、それとも有効そうな物を見つけたらすぐに取り込もうとする動きを褒めるべきか。
付きっ切りで監督する訳にもいかんから、その中のどれだけが習得できるか疑問だけどね。
…リンクバーストで霊力をブーストさせるの、やるべきかな…。でもあれ、ゴッドイーターでもない人体に使って影響がないのか、まだテストが不十分なんだよな。
なので、モンスターで試してみました。
正直に言おう。滅茶苦茶ビビった。リアルに最高に貧弱なモスが降臨するとは…。モンスターに秘められた可能性を垣間見た。
まぁ、試したモス全員じゃなく、最高に貧弱になったのは一匹だけだったが。
尤も、こっちが手を出すまでもなく、リンクバーストが切れる頃にはあっという間に死に体になっていたが。まぁ無理もないよなぁ。どう考えても、引っ張り出されたスペックに体がついていけない。それだけでなく、恐らくは霊力の使い過ぎによる枯渇…分かりやすく言えば栄養失調にさえなっていただろう。
短時間のパワーアップと引き換えに、急激に命を縮める…。ほぼ毒薬か麻薬だろコレ。相手がモンスターであっても使っていい物じゃないって。
そもそも、モスでさえこの結果である。下手なモンスターに撃ったら、それこそ何が起こるやら。クック先生の『本気』を垣間見れたりするのかもしれない。上位のモンスターがG級クラスになったりな。
…G級前のトレーニングとしては最適…か?
まぁ何にせよ、こりゃ人間相手にはホイホイ使えんわ。あの時のベリヰヌ、危なかったんだな…。
HR月
G級試験の話も来ないし、バルラガルの情報も無し。狩りは真剣にやってるが、やっぱり上位の依頼じゃ余裕をもってこなせるようになった為か、今一つ緊張感が足りない。そういう慢心こそが一番危険なのは身に染みているが。
ともあれ、なんかヒマなんで、ストライカーを訪ねてみた。
門前払い…はされなかった。むしろ、先日は申し訳ありませんと頭を下げられた。どうやら誤解は解けているらしい。
それはいいんだが、なんか随分と人数多くね? ストライカーってこんなに大きな集団だったの?
ミーシャ、そこんとこどうよ。
「それがここ最近で急激に団員が膨れ上がってね…。勿論、入団条件は以前と変わってないわ」
と言う事は、能力持ちが突然増えた? 或いは、隠すのを辞めた?
「どちらかと言うと後者。貴方、狂走ラオシャンロン戦でまたやらかしたじゃない。しかも、大勢に見える形で。…いろんな意味で、隠す気が無くなったらしくてね。どこから漏れたのか、私達が『同類』の集まりだってわかって寄って来たのよ」
そんな犬猫どころかタカリ連中みたいな言い方せんでも。そもそも、俺の能力見て同類だと思ったなら、こっちの方に来そうなもんだけどなー。
「元がタカリ集団って汚名がね…。大体、あんな大事引き起こすような人の傍に居て、無事にハンター出来ると思わないわよ普通」
…ぐぅの音も出ませんな。それで、俺と仲が良さそうなこっちの猟団に来たと?
「そこまであからさまに言うのは少数だけどね。酷評したくもなるじゃない? 貴方の猟団に行きたいけど、ちょっと怖いからこっちにします、なんて」
まぁ、ね…。でも、見たところ結構な戦力が揃っているようだが? 能力持ちばかりみたいだし、そうでなくてもかなりの強者の雰囲気を持ってるのが…今この瞬間にも結構いるぞ。
こっちを見てるな。…上か。
「上…と言う事は、アンナとルーディね。駆け出しとは思えないくらいに腕のいいハンターなんだけど、問題児なのよこれが…」
ああ、ミーシャが影を背負ってしまった。問題児とか胃痛と縁が深そうだもんなミーシャって。
…悪かったって、そんなに落ち込むな。
…話は変わるが、この前の宴会の時の事、覚えてるか?
「あー…途中までしか覚えてないわ。私もマオも、記憶が飛ぶような事はそうそう無いんだけど…。何かあった?」
お互い悪乗りして、あーんとかしたくらいだな。…あと、少々猥談を…。
「…………」
そんな顔するなよ。お互い酔っぱらってたし、結果的に一線を越えるどころかキスもオパーイも無かったわい。
「じゃあ逆に何があったと?」
…一番ハイレベルな奴で、膝の上に横抱きにして食べさせっこかな…。マオの場合は後ろから抱き着かれて、耳元で囁かれたりしたが。
宣言させてもらうが、役得でした!
…おお、ミーシャの頭から湯気が。…ボソッと『勿体ない』って聞こえたぞ。
ふむ、しかしこの分だと本当にあの時の記憶は吹っ飛んでいるようだな。猥談の刺激が強すぎたか? かなーり過激に語ったからな。何せフラウはレジェンドラスタだけあって、体の頑丈さ・タフさで言えば今まで関係を持った相手の中でもトップクラス。張り合えるのはナターシャさんやフローラさんくらい。
…まぁ、何だ、この際だから飲み直しに行かないか? 折角一緒に飲んだのに、全然記憶に残ってないのは少々寂しいものがあるし。
下心? 無いとは言わんが……それ以前にヒマなんだよ…。気合入れて行くくらい強い相手は居ないし、G級の為の準備は出来るトコまでやってるし、デンナーの治療も自力でやれる目途が立ったし、最近じゃ猟団員達もそこそこ腕上げてきてるしよぉ…。 ひーまーだ。ひーまーだ。か~ま~え~~!!
ド突かれたけど、一緒に狩りに行ってくれるミーシャさんは本当にいい人だと思いますまる
ま、ミーシャだけじゃないんだけどね。一緒にマオも来た。そして大分上の方で、「私が行く、本当に空を飛べるならやり方を聞き出してやる」「いや私だ」と殴り合っている音がしたが、まぁどうでもいいだろう。結局ミーシャとマオの3人で来たし。…しかし随分ヒートアップしてたみたいだな。
「それに関してはすまん、私とベリヰヌのせいだ。以前、空中浮遊した事があったろう。それをあの二人の前で語ってしまったら、大いに喰い付いてきてな…。元より、フロンティアの中でも飛び上がっての奇襲に定評があったから、興味が止まらないらしい」
「私は生では見てないけど、狂走ラオシャンロンの時に宙を高速移動していたのは見たからね。他のメンバーも語ったおかげで、あの二人はえらい事になったものねぇ…。今回だって、見つけた瞬間飛び掛かってこなかったのは奇跡みたいなものよ」
モンスターより狂暴だと思ったけど、ハンターより凶暴だって言った方が正しいかな?
しかし、今回マオがついて来るとは…。結構付き合いもあるし、彼女の事だから「助けられた恩を返そう」と思っててもおかしくはないが、先日のマオの語りを思うと、どうにも勘ぐってしまうな。少なからず俺を異性として意識していると言うし、確かにそういう素振りはある。
そんな二人に挟まれていると……柄にもなく、ラブコメ物の登場人物になってしまったような気がしてくる。…仮に俺がそれに登場するとしたら、まず間違いなくそのウ=ス異本の方だろうが。
「それで…デンナー殿が、能力…タマフリとやらを会得した、と聞いたが? どんな能力…と聞いてもいいのかな」
手の内を晒すように要求するのはマナー違反だが、まぁいいんじゃないか、今は。マオ達の能力とはちょっと違ってな、装備に宿った力を使って能力を発動させるんだ。
ちなみにコレ、前の宴会での二人からもらったアイデアなんだが…覚えてるか?
「「全く」」
…随分一遍に記憶が飛んだようで(それだけショックだったのか?)
技術的にはそう難しくないんだが、装備に宿ったモンスターの魂を捻じ伏せられるかがキモだな。胆力勝負と霊力勝負を足したようなものか。
「ふむ…今一ピンとこないが、試してみたくはあるな。危険はあるか?」
それなりに。今のマオやミーシャだと厳しいんじゃないかな…。霊力の扱いは段々よくなってきてるようだし、マオは特に力が強いみたいだが。…随分、気を入れて訓練したみたいだな?
「………………ま、まぁな」
「? どうかした、マオ? それにしてもいつの間にそんな訓練を…。普段はいつもと変わらない生活だったと思うけど」
「あーなんだ、寝る前に……その、毎晩…。自己流ではあるんだがその…」
…何だ? マオの様子がおかしいな。あんまり自己流ばっかりなのは関心できんが、それでもここまで霊力が増しているんだし、随分鍛錬したろうに。それをまるで恥ずかしがるような…………。
特に霊力が強いのは、目……じゃない? 丹田……と言うよりは………股……。
あ。
そういや、マオが最初に霊力を自覚したのは、俺の囁きの術によって…だったか。つまり、マオにとって霊力とは、本人曰く今まで感じた事もなかった快楽と陶酔感に密接に結びついてる訳で…。
…結果的に鍛錬になっているとは言え、その実態は毎晩毎晩霊力を使った…………いや、言葉にすまい。情けというものもある。下手な事言ったら「おいは恥ずかしか!」とか言って割腹しかねん。或いはチェスト関ケ原。
やるならそーいう雰囲気になってから、言葉攻めに使おう。
…ん? 反対側の道から誰か来る。あのキンキラ鎧は……エドワードさん?
「エドワード? レジェンドラスタのエドワードさん? 狩りの帰りかしら」
「だろうな。…しかし、他にハンターの姿が見えないが…」
あちらも俺達に気が付いたらしく…と言うより、多分俺達より先に気が付いてただろうけど…ガーグァ車を止めて声をかけてきた。…よく見れば、お助けアイルーどころか運転手のアイルーすら居ない。
「やぁ、久しぶりだね、凄まじき戦士よ。フラウやリアでなくてがっかりしたかい?」
((凄まじき…?))
その呼び方止めーや…。エドワードさんも元気そうで何より。…一人で狩りに行ってたんですか?
「ああ。レジェンドラスタであっても、自分の都合で狩りもするさ。…と言うより、レジェンドラスタだからこそ、なんだけどね…」
ハハッと自嘲するように笑うエドワードさん。どういう事ですかい?
「…考えてもみたまえ。レジェンドラスタが契約するのに必要な報酬は幾らだね?」
報酬…。色々例外やコースはあった筈だけど、異世界の通貨で千エンちょっと…だっけ?
「つまる所いくらだね? この世界に流通している通貨にして」
………あ。
「…異世界のお金なんて、この世界で通じる筈がないだろう? 雇われて狩りに行く時は、報酬の大部分は雇人に支払われるし、我々に入ってくる報酬は竜の涙の1割足らずだよ」
……何でレジェンドラスタなんてやってんの? エドワードさんが自己都合で狩りに行くようになれば、満足な生活が出来るだろうに。
「僕にも色々あるのさ。もう没落している実家がやらかしたりね…」
ひょっとして赤フンなのも安酒呑んでばかりなのも、単に無い袖は振れないって話?
「ま、そうなるね。…元は、だけど。昔の生活よりも性に合ってるみたいでね。今となっては、これが素さ」
……(と言う事は露出のケがあるのは元々か)
「同じレジェンドラスタでも、生活ぶりは様々だよ。副業をやってる人も居るし……。そうそう、一つ忠告しておかなければいけない事があったんだ。…いや、アイルー達の事じゃない。それもあるけど、それとはまた別だ。…近いうちに、リアがそっちに襲撃をかけるかもしれない」
「ちょ、それはどういう…? 彼が何かしたと言うのなら、それはギルドナイトの領分の筈。何故レジェンドラスタが?」
あー…まぁその、何だかんだあって半分モンスター認定されてるからじゃないかなぁ…。前の宴会の時だって、ちょっと斬りかかられたの…は覚えてる?
それも記憶から飛んでるのね…鬼の手の事は覚えてるのに。…ひょっとして記憶から飛んでるのって、リアとフラウ絡みの事限定なのか…?
それはともかく、何でまたリアが。
「要するに遊び相手が居なくて欲求不満なのさ。…例の噂の真偽はさておくとしても、君は…いや、君達は、かな…僕たちから見ても、非常に興味深い。狩りの腕そのものは、まだまだ未熟だが…僕らの知らない力、まだ見た事のない『何か』を持っている」
「「………」」
「フラウとリアは既に、君が言う霊力を会得しているから、猶更だろうね。…おっと失礼。そこまで踏み込む気はないよ。ま、とにかくだ。君はリアに『面白い友人』認定されているのさ。何をするか分からない、何が飛び出すか分からない、そして飛び出したナニカは自分にも出来るようになるかもしれない。接触しようと言うには、充分な理由だろう。……襲撃という形になるのはともかくとして」
ほんとソレな。…まぁ、欲求不満と言うなら、解消につきあってやりいいだけか。
「さて…そろそろ僕は行くが、いつも通りに忠告はしておこう。君も、もうあのアイルー達に入れ込むのは止める事だ。立て続けに現れる古龍や異常なモンスター達。何かあるというのは、君ももう否定できないだろう」
まぁ…ね。それでも、ここまで来たんだから、出来る限りの事はやるさ。…歌姫サンも泣きっぱなしでいられると、正直気が滅入る。
「そうか…。そこまでもう辿り着いたのか。ならば、僕がこれ以上言う事は無い。これまで通り、僕の忠告など無視して、思うがままに進みたまえ」
それだけ言うと、エドワードさんはガーグァ車を駆って走り出した。…認めてもらった…のかねぇ? いや、認めたとしても推奨はしないんだろうけど。
やっぱり、トキシと歌姫の間で何があったのか、知ってるぽいしなぁ…。
いや、それも気になるが、問題は…。
「…さて、リア殿とフラウ殿が、霊力を既に会得していると聞いたが」
「どういう事をしたのか、説明してもらいましょうか」
……どうすべぇ…。