と言うか、最近エロが矢鱈長くなって、中々話が書けません…。
いいからはよ進めろ!って方はご勘弁を。
追記
PCが起動しなくなったんで中の掃除をしてみたら、冷却ファンとCPUが埃でエラい事になってました。冷却ファンだけじゃなく、CPUまで外したのは初めてだった…。
上下の目印が無いから焦ったぜ。取りつける方向間違えて、「Windowsが正常に読み込まれません」なんて出たし。
これから暑くなりますし、熱暴走にはご注意を。
P3G月
マオと上級昇格のお祝い(意味深)をした後、ちゃっかり紛れていたミーシャから依頼が来た。
G級ハンターとしての依頼だ。と言っても、その実態は採取クエストに近いが。…流石にG級ハンターに依頼を出すとなると、資金的にも厳しいけども。
依頼内容は、団員の一人…いや、二人をG級領域に連れて行ってほしい、というもの。限りなくルール違反に近い事だが、クエストとして承認されているのを見ると、ギルドがOKを出したのだろう。
連れていくのは、ショーカとネリ。どっかで聞いた事あるなーと思ったら、狂走ラオシャンロンの時に砦に居た二人だ。直接会って話すのは、これが初めてだな。
またミーシャが女増やそうと企んでるのかと思ったが、どうやら別件らしい。純粋に、ショーカの勉強の為だそうな。
何でも、将来は医者になる事を考えている為、薬の原料になる植物の生態を見せてあげたいのだそうな。
…それは別にいいんだけどよ、それって劇物の扱いを教えようとしてるよな。G級領域に育ってる植物は、良くも悪くも色々な要素が強いからなぁ…。下手な人間に使うと、それこそ犬みたいにタマネギ中毒が…。
まぁ、知っておくだけなら害にはならないだろうし、G級素材は手に入れるのも一苦労だろうから、毒にも使えないだろうけどさ。
狩場に向かう途中、2人と色々話していたんだが、中々面白い嬢ちゃん達だった。
まずショーカは、モンスターを医療に使う事を考えているらしい。本人はまだまだ勉強不足で、子供の妄想同然…と言っていたが、モンスターの強い生命力を人間が取り込めば…具体的には喰えば、と思うと、確かに下手な薬より効きそうだと思う。
これについて何かいいアイデアは無いか、と聞かれて、優しさ振りまくタマちゃんことタマミツネの緑泡の事を話した。
ショーカもそれには興味を示したのだが、予想外に喰い付いてきたのはネリの方である。
「タマミツネ、ですか…。本物を見た事があるんですか?」
ん? ああ、ハンター訓練所に入る前にちょっとな。アイツに興味があるのか?
「あー、ネリちゃんはダンスが好きですから。ほら、タマミツネって『妖艶な舞』って言われるような動きをするんでしょ? 一度見てみたい、って言ってました」
「ちょっ、ショーカちゃん!」
あー…まぁ、確かに見ようによっては踊ってるように見えるね。特に泡・泡・大ジャンププレスの動きがな…。
でもあれは人間用の動きにすると、精々バク転側転宙返りを繰り返している程度に………む、ベースキャンプに移動! 何か来た!
「あ、はい!」「ショーカちゃん急いで、あとG級素材を勝手に持って帰るのはギルドナイト案件だから!」
…そういやそうだった。危うく俺もしょっぴかれる所だったわ。
とりあえず、来た相手はベルキュロス。舞雷竜と言うだけあって、雷が乱舞するねぇ。ライゼクスよりは厄介だったか。
『鳴き声がカワイイ』とはネリの談だが、そんなこと言ってる間に避難しなさい。
とにかくコイツ、逃げ足が速くて苦労した…。いや、戦術的に正しいとは思うけどね。
結構な頻度で範囲攻撃やら、雷とか飛び蹴りとか繰り出してるのに、一発も有効打無し、それどころか逆に所々で重い一撃を入れられ続けるとか、そりゃ逃げるわ。アイツが何度目かの逃走に入った時、俺ノーダメだったもの。回復してノーダメではなく、一発も攻撃を受けてないって意味で。
まぁ、見た目ほど楽に狩れてた訳じゃないんだけどな。
あの時の俺の動き…スタイルは、以前から考えていた新しいやり方だ。それこそ、極ノ型の一つとして申請してみようかと思う程、上手く?み合っていたやり方だ。
具体的には、MH世界のブシドースタイルを基本とし、ゴッドイーター式二段ジャンプやエリアルステップ中にもジャスト回避が出来るようにして(←ここの改良が死ぬほど難しかった)、更に討鬼伝世界の薙刀を使って万一の時は流転で流す。
この薙刀がまた強力でなぁ。ジャスト回避からの攻撃が超強力なのは他の武器でも共通なんだが、連舞状態でやると、その超強力な攻撃が複数個所に直撃するのだ。分かりやすく言うなら、大剣の溜め斬りが複数ヒットするようなもんだ。
薙刀自体の火力はそう高くないが、この組み合わせは凶悪だ。
おまけに、通常回避・エリアルステップ・流転と、ジャスト回避を発動させられるタイミングが非常に多い上、大体の行動の隙は流転でキャンセルできる。
つまり、徹底した回避と、僅かな隙を狙った超火力攻撃のスタイル。通常時の攻撃の火力は低すぎるが、ノッてる状態だとガチでモンスターを瞬殺する事さえある。
勿論、繚乱の火力と手札だって凄まじい。ジャスト回避からの繚乱は、手数と攻撃範囲と火力を全て兼ね備えたバランスブレイカーとさえ言えるだろう。
……まぁ、今回のベルキュロスは割と相性がいい相手だったからマシだったが、そのバランスブレイカーを使って尚必死にならなきゃイカンのがフロンティアなんだが。
ついでに言うと、回避に重点を置いている為、割と紙装甲なのかこの動きの弱点である。
ちなみに、何でいきなりそのスタイルを試してみたかと言うと、ネリの嬢ちゃんがダンサー志望という話を聞いたからだ。
別に大した理由じゃないんだが、本当に優れた技術は流れるような動作や、舞うような優美さを持つ…と言うからな。順序が逆ではあるが、舞の動きを狩りに動作に反映させてみた訳だ。
結果は絶賛。ベルキュロスの脅威も忘れて見入ってしまった、とはネリの弁である。
時にモンスターの攻撃を紙一重で擦り抜け、時に宙を歩くようなステップ(と言うか普通にエリアルステップなんだが)、時に流転による回転受け流し(…まぁ、舞を元にした動きでもある訳だし)…。ネリにとっては、超高等なダンス技術のオンパレードに見えたらしい。
うーん…何と言うか、嬉し恥ずかし…な気分だな。強いとか狩りが上手いとかアレが凄いとか、そーゆーのとは別の褒め言葉だしな。
何より、男の子は一度は『踊るように戦う』事に憧れるものである。ちゅーにって言うな。
キラキラと、純粋過ぎてダメージが入りそうな視線にどう対応したもんかと思っていると、ショーカ嬢ちゃんが自己主張した。
「ネリちゃんのダンスだって凄いんです! 負けてないよ、ネリちゃん!」
「ショーカちゃん…。でも、確かに踊るのは好きだけど、本当にレベルが…」
「うん、この人の技術がスゴイっているのは私も分かる。でもやっぱり、ネリちゃんだってスゴイんです! だって、ネリちゃんが躍ると、とっても楽しそうで、引き込まれて……そして」
そして?
「ばるんばるんなんです(真顔)」
ほう、ばるんばるんか(真顔)
「ふぁっ!?」
ふむ…確かに着痩せするタイプだな。ちょっと野暮ったい普段着に見えるが、それがまたイイ。
パッと見て分かる程露出するでもなく、隠しきれないのでもなく、またそれなりに自覚もある…。密かに自信もあるが、誰かと張り合えと言われると気後れする。あまつさえ、普段は問題ないが、激しい動きをするとブラでは抑え込めん。よくぞここまで揃ったものよ。
「わかりますか」
わかりますとも。
…ふむ、このネリ嬢ちゃん、一見するとスレてないJKのように思える。清純派と言うにはちと弱いが、純朴、純粋と言う意味ならこれでもかという程当てはまる。
妙な言い方になるが、『俗な美しさ』という意味では最上級と言っていいだろう。
今まで何人も関係を持ってきたが、その中でも確かな一角と言っていいだろう。
まぁ、マオは太腿でミーシャは首筋といったよーに、ばるんばるんだけが重要なのでは無いが。
「…お話には聞いてましたけど、本当にそういう関係ないんですね。……ちなみに、おっぱいの感触を聞いても…」
ははははは、それは俺だけが知っていればいい事なのだよ。……まぁ、3Pする機会でもあれば、直接触れる事もあるかもしれんがね。
「そ、それは流石に遠慮し……。…………か、覚悟が決まれば…。…けど司教と呼んでもいいですか!?」
我々は皆、夢追い人。故に我らに上下の差など無い。
だが敬意と蔑視には法則は適用されん。君が呼びたいように呼び、好きな時に呼び方を変えるといい。
ネリ嬢ちゃんに大樽爆弾叩き込まれました。
まーなんだ、ダンスにせよ医者になるにせよ、下心抜きで手は貸すよ。君達みたいなのが育っていけば、フロンティアの未来だって明るい筈だから。
でもネリ嬢ちゃんのエロダンスは見たいなぁ…。最初は野暮ったい服着て、徐々にそれを脱いでいくような感じで。でも、最初から装飾沢山のヒモ衣装(と言うか水着?)なのも捨てがたい…。
熟す前の果実を、どう料理すべきかって問題だなぁ…。
下心抜きで手は貸す、とは言った。下心が無いとは言ってない。…ショーカがこっそり親指を立てたのが見えた。
静けさに包まれた月面基地。ここにはそれなりの数のアンドロイドが待機し、日夜地球奪還の為の職務に励んでいる。
効率的で無機質な機械である筈の彼らが住まうこの基地は、基本的に静かな場所だ。決して広いとは言えない基地だが、寡黙かつ速やかな行動を基本とするアンドロイド達は、無駄口を叩かない。人によっては静けさという大音量に押しつぶされそうになるかもしれないが、アンドロイド達にとってはこれが当然だ。
が、最近ではその中でも、特に静かな時間が作られる事がある。アンドロイド達が基地運営に必要な最低限を残して、司令官級も含め、一斉に自室に籠るのだ。
今も正にその時間。その中で、数少ない作業中のアンドロイドが、一心に端末に情報を打ち込んでいる。苛立ち、焦っているようにも見えるが、アンドロイド達は感情を持つ事は禁止されているので、単なる錯覚だろう。
さて、彼女……21O(オー)と識別されるアンドロイドが、何を打ち込んでいるのか見てみよう。
報告書
2B失踪について
超大型兵器の攻撃が決定された直後、突如音信不通となる。
脱走兵と認定されるも、その直後に救難信号を傍受。脱走兵としての認定は解かれ、2B救出作戦が決定される。
しかし、救難信号の発生源を特定する事が出来ず、信号の痕跡を辿る事となった。
特性のスキャナーを使用した追跡の結果、救難信号は2Bの部屋の一角から発信されている事が分かった。
そこには何もないが、解析の結果、特異な現象が発生している事が発覚した。その現象を『空間のねじれ』と仮称する。
空間のねじれは、触れると物理的な破損を齎す。実験として触れさせた資材が、捻くれ曲がった事から、直接的な接触は危険と判断される。
更なる実験により、最新式の防衛機能を備えた兵器でも、空間のねじれに耐えられない事が判明。
経緯は不明だが、どうやら空間のねじれの先はワームホールのように別の場所に通じていると推測される。空間のねじれの先を『あちら側』と呼称。
あちら側から届くのは、2Bの救難信号だけでなく、2Bが現在おかれている状況の映像信号もあった。あちら側の状況を知らせる為に、同行しているポッドが撮影し、送信している模様。これは月面基地内部の空間のねじれから送信されている事もあり、情報の遮断は非常に困難。閲覧しようとするなら、通信の受信をするだけで簡単にできてしまう。
ただし、月面基地からの信号を送信しても、全く返答・映像内での反応は見られない。原理は不明だが、空間のねじれは一方通行である模様。
人間(あくまで仮)が数えきれない程生存しており、過去の資料を遡っても存在していない生物達が闊歩している。
これらが虚構・偽造でない事は、空間のねじれを通してあちら側から流れ着く、様々な残骸が物証となっている。
映像によると、その中で2Bは現地協力者の元で活動しているらしい。
仮説であるが、2Bの失踪は自発的なものではなく、何らかの要因で発生した空間の捩じれを、何故か無傷で通り抜けてあちら側に流れ着いたものだと推定される。
原因・影響・仕組み、全て不明な現象であるが、あちら側が実在するのは間違いなく、人間の居住地として利用可能である事は間違いない。
また、あちら側の同現地協力者の保護下に、脱走兵であるA2の存在を確認。
危険度Sの破壊対象であるが、現状では破壊は難しく、またあちら側と行き来する手段がない以上、増援を送る事も不可能。逆に、これ以上のアンドロイドを破壊される可能性も低い為、必要以上の戦闘は非合理的。
対面時、2Bとの戦闘に発展しかけるも、現地協力者の仲介により、戦闘は回避される。2Bの状況下で、現地協力者を失う事は致命的と判断される。こちらから通信を送る事はできないが、2Bは最良の判断をしたと結論する。
今後の接触の為、2Bから送られてくる映像は全て記録する。
追記:月面人類会議より、映像記録の識別名称が決定。
人類最盛期の資料から名前を借りた映像データ『無知無知アンドロイドっ子の異世界課外授業シリーズ』Vol.1『私モ彼ニ穢サレタイ…』、Vol.2『ヨリ淫ニ、イキ狂ウ』、Vol.3『アンドロイドデモ、孕ミタイ』及びA2の映像記録(番外編扱い)『来テ。私デ遊ンデ』は、全アンドロイドからの再生数が瞬く間に最大閲覧数の記録を塗り替えている。尚、以下続刊。
…この名前が決定した後、司令官がなぜか頭を抱えてプログラムに異常とか言っていたけど、何かあったのだろうか?
ここまで記入し、ターンとばかりに無意味に高い音でエンターキーが押される。
保存・アップロードした21Oは、それを見届けるのも惜しいとばかりに自室に向かった。
時計を見たが、そろそろ時間だ。急がなければ。
…月面であるこの基地に朝も夜もないが、2Bが居る所には朝も夜も四季(繁殖期とか寒冷期とかと呼ばれているらしいが)もある。そして、そろそろ夜になる時間である。
先日傍受した映像記録と時間経過によれば、間もなくあちら側は夜(映像であるが、初めて目にした現象であった)になる筈。更に、先日交えていた契約によれば、2B・A2共に『人類特有の妙に手が込んだ文化』を体験する事になっている筈。これを見逃すのは、情報管理を担当するオペレーターとして絶対に許可できない。あちら側では『絶許』と表現するらしい。文字だけで見れば絶対に許す、という意味に思えるのだが、これが人類の神秘であるか。
とにかく、本日のノルマは終わったので、ソソクサと自室に籠り、2Bから送られてくる映像を鑑賞する…場合によっては、現地協力者がしている行動を真似て、自分の胸や股等を撫でてみるのである。
…ところで、アンドロイドには不要と思われていた性交渉オプションの取り付けは可能だったろうか。既に予約満杯と聞いているし、中には男性型アンドロイドでありながら女性型義体に入る事を希望する者も居るようだし、やはり早い方がいいだろうか…。
………なんか妙な夢見たな。まぁ、いつもの妙な世界に飛ばされる夢に比べれば、単なる夢なんだからマシな方か? それとも、単なる夢じゃ妙な能力も得られないから、安眠が減っただけマイナスか?
まぁいいか。
あー……ところで俺、何してたんだっけ。頭がクラクラする…。
「飲みすぎだよー。全く、そんな呑み方するくらいなら、私達に構ってくれればいいのに」
フラウ…? ……に、ギルドマスターに、レジェンドラスタの面々…………。ああ、そういやなんか呼び出された…んだっけ?
悪いな…。
あ、水ありがとうリア。
「…本格的に調子が悪いのでは? 私もフラウも、昨晩あなたに付き合ってもらったばかりでしょうに」
「つ、つきあ……は、破廉恥でござるぅぅぅ「キースうるさいわ」げぁふぁ!?」
ああ、割と常識人なキースさんがナターシャさんの裏回し蹴りに!?
……で、なんだっけ。
「さん、なんて水臭いわね。ま、いいわ。この子のファッションセンス、中々いいモノ持ってるじゃない。……ツービー、だっけ?
「2Bです」
話の中心になってるのは、2本の武器を担いで、何故か眼帯で両目を覆っている銀髪のこの子。…何と言うか、責めたファッションスタイルをしていらっしゃる。成程、ナターシャさ…ナターシャに通じるものがあるな。
…あとさ、隣で浮いているナニカは何ぞ?
「ポッドです」
ポッドとは何ぞや。……ああいや今の質問無し。なんか長くなりそうだ。
で、結局なんだっけ。
「まだ寝惚けておるのかの? お主、この嬢ちゃんに心当たりはないかと聞いておるんじゃ」
心当たりって言われてもなぁ…。初対面だと思うし、さっきの会話でも……2Bはそう認めてたじゃないの。何で俺なのよ。
「先日、お主の所に似たような嬢ちゃんが入団したじゃろ。それに、この手の妙な訳の分からん物は、おんしのような訳の分からん力を使う者に任せるに限る」
訳が分からんナマモノなのは同意しますが、明らかに系統が別物なんですけどねぇ…。
と言うか、詳しい事が知りたいなら、当事者の2B嬢に聞けばいいだけでしょうに、何で俺まで呼び出されんの?
「尤もな言い分だが、これがどうにもうまく行かなくてね…。会話のリズムや焦点が非常に独特と言うか…君は何者だと聞いたら、『あんどろいど』です、と来たものだ」
…アンドロイド? この嬢ちゃんが?
「おや、分かるようだね」
へ?
「『あんどろいど』という言葉を知っているようだね?」
………あ。
…あーあー…そうか、そうだよな…ここでそんな言葉が広まってる訳ないか…。
アンドロイドってのは、ロボット…も分からんよな…。ほら、撃龍槍とか飛行船とか、ああいう装置をもっと凝縮して、人間に似せたカラクリ……かな。
「からくり? 人型の飛行船? この子が?」
「肯定。有知識者と認定。推奨。自己紹介からの協力要請。」
「わかっている。私はヨルハ部隊所属・ヨルハ二号B型。情報交換及び、各種援護を要請します」
「……と、この有様でね。どうにも唯者ではないし、このポッドとやらも我々の技術では理解できない高度な何かが使われているのは分かるんだが、今一つ会話が成立しないんだ」
あー……。アンドロイド…だとしたら…まぁ、うん、お約束だなぁ。
俺の予想が正しければ、この二人…二体?は非常に融通が利かない。会話するにしても、一つずつ擦り合わせしていかないと理解できないと思うぞ。
「それが分かると言う事は、お前さんを呼んで正解だったようだね。よく分からないが、意図せずやってきたこの地で難儀しているようだし、手を貸しておやり。…どうにも、放置しておくととんでもない事をやらかしそうだしね。強いよ、この子」
…まぁ…アンドロイドを作れる科学力で、部隊と来ればな…。用途にもよるが、戦闘力が高いのは間違いないか。
放っておいて、何らかの理由で生態系を乱されるとシャレにならん。
…ふむ。
ヨルハ2号へ、協力要請について詳細を詰めたい。
早々にこちらの要求を提示して悪いが、今まで君が居た環境と、この場所のルールはあらゆる意味で違うと思われる。その為、君が普段通りに行動するというのであれば、協力要請は断らざるを得ない。
「確認。協力する為の条件の提示」
…その前に聞いておきたいんだが、ヨルハ2号に指示を出してるのはポッドなのか…?
「否定。本機は2Bをマスター認定する、追従支援機体」
さよか。2Bね…。うん、そう呼ばせてもらう。
では2B。協力要請の条件は、我々のコミュニティ…猟団の一員となる事だ。猟団長は俺なので、俺の部下と言う事になる。
無論、一時的な措置で構わない。外部からの出向者でもあるので、他者からの命令権限は無い。俺直属と言う事だな。
絶対服従になれ、という訳ではない。2Bの身に危害が及ぶ、ないし…所謂ロボット3原則に違反したり、理不尽な要求、或いは悪行に手を貸す事に繋がる命令に対しては拒否権はある。その場合、ここに居るギルドの面々、レジェンドラスタ、他の猟団チーム、何よりギルドナイト……分かりやすく言えば、憲兵に連絡する権利と手段が君には用意される。
ここまでで、何か質問は?
「はい。一つあります」
何ぞ。
「あなた方は人間ですか?」
……をい、どいういう意味だ。
そりゃ俺は色んな意味で人間止めてるし、ギルドマスターは竜人族だし、ここに居る他の猟団の連中は何かしら異能持ってるし、レジェンドラスタに至っては………。
あれ、胸張って人間だと言える人が居ないよ?
「ここに連れてこられるまで、あなた方と現地の生物との戦闘を目撃しました。異常に巨大な生物もそうですが、あなた方の身体能力は、我々が記録している人間の範疇を超えています。また、そちらの方は人間にはない身体的特徴を所持しています。あなた方は、機械生命体ではないのですか?」
少なくとも、体に機械埋め込んだ覚えはないな。…俺は、それ以外のものなら色々取り込んでるが。
とりあえず、俺達は人間だ。
俺達はそのつもりだし、この土地における人間の定義は逸脱してない。医学的にも、極めて鍛えられた人間の領域を出ていない。……あくまで、この土地の定義だけどな。
「了解しました。人間を守るのは、我々アンドロイドの任務です。貴方の配下となります」
しかし、機械で、生命体で、そいつらと戦ってるアンドロイドね。随分と物騒な場所から来たようだ。
情報交換は長くなるな。後で報告書提出でいいっすか?
「ああ、ゆっくりおやり。私達だと会話すら成立させられなかったからね」
…で、この場の面々は、何でこんなに集まってたんでしょうかね?
「そりゃ、貴方の新しい女が増えるんじゃないかと見物に来たに決まってるわ。食べちゃう時は呼んでね?」
ミーシャ……すっかりデバガメに嵌りやがって…。
さて。2Bとやらを猟団部屋に連れ帰り、話を聞く。
ちょっと時間がかかったが、裏技を発見してからは非常に話が早かった。…2B、アンドロイドと言うだけあって、頭の中にネットワーク接続機能があるらしい。
彼女が『バンカー』と呼ぶ、月面基地とやらとの交信は出来ないが、機能自体は生きている。
今でも、バンカーへ救難信号を送り続けているらしい。
また、彼女が居た世界からすると、このように人間が非常に多く活動しているのは、過去の映像でしか見られなかったもの。貴重な資料になりそうなので、映像を記録して送信もしている。…それも、バンカーとやらに届かなければ無駄になりそうだが。
ちょっと話が逸れたが、アレだ。ネットワーク接続機能があるのなら、今まではGE世界でしか使わなかったダイブ能力を使えばいい。そこから直接、2Bの情報を読み取ればいいだけだ。
…やってはみたが、あんまり気分のいいものじゃなかった。2Bが居た世界がディストピアっぽい場所だった…と言うのもそうだが、それ以上にこの情報のやりとりは、無味乾燥すぎる。本…いや、報告書を読んでる方がまだマシだな。
まぁ、とにかく彼女が置かれていた状況は、大体理解できた。
……理解できたんだが……仮にこれが何かのゲームで会った場合、彼女は…そもそも人間は……いやしかし、体が機械仕掛けで腕とかちぎれたらケーブルの集まりだったのは確かだし…うーむ。ま、遠い世界の話だ。
彼女がここに居るのだから、意外と近い世界の可能性はあるが、現状はデスワープと夢以外では世界の壁を超える事はできん。考えるだけ無駄だ。
…そんな訳で、猟団での彼女の生活が幕を開けた。
働かざるもの食うべからずと言うし、彼女自身も協力の対価として活動する事を望んだ為、ハンターとして扱う事となった。
訓練所をスキップして卒業し(あれくらいなら文字通りスキップしていてもクリアできる、とは本人の談。下手なハンターより強い)、ルーキーハンターとして働き始めた……のはいいんだが。
その前に、一騒動あった事は記しておかねばなるまい。
先日から、似たような経緯で俺の直属の配下って事になってるA2についてだ。…何? そんな奴の事は知らない?
いやぁ、それが俺もすっかり忘れててなぁ。俺が受けたクエストに行ったら、そこでボロボロの状態でモンスターを狩ってたA2と遭遇。当然の事ながら、許可も無しにモンスターを狩るのは密猟として重罪である。
どうしたものかと思ったが、そのまま憲兵に突き出すのも何だし、そもそも自我領域がどうのこうのとか意味不明なウワゴト言ってたし、連れ帰って休ませてみた訳だ。まぁ、ギルドへの報告はしておいたが。
まさかアンドロイドだとは思わなかった……。いや確かに、タンクトップから見える肌には幾つも継ぎ目みたいなのが入ってたし、兆候はあったんだが。つーか、タンクトップどころか、最初は人工皮膚が敗れて中身が見えて、それが服(と言うか下着)に見えてただけだったんだよなぁ。
ちなみに、長期間メンテナンスを受けたりデフラグを行っていなかった為、色々限界の状態だったそうな。ま、そうでもなければ、あの程度のモンスターにA2が負ける理由もないしね。まぁ、相手がベルキュロスで、攻撃がEMC効果を発揮してたのはアカンと思うが。
事情を聞いて、密猟に関しては正当防衛だった事、そして異邦人なのでルールを全く知らなかった事を理由に放免。
ただし、放置しておくと色々問題が起きそうな為、拾ってきた俺が面倒を見ろ…と言う事になった。
ちなみに、接触当時は「機械生命体憎し」「私の事なんてどうでもいいから、機械生命体を狩り尽くす」「私に命令するな」スタイルだった彼女が、割と俺の命令に従っている理由は、下記の物だと思う。
ここで暮らすようになって、最初にクエストを受けた時の感想なんだが……上級クエストで「レベル99のイノシシかと思った」が彼女の感想である。
…上級のドスファンゴ程度でそんな事言ってたら、この世界渡って行けんでぇ…。実際、割と心が折れたっぽいし。
……なんでこんな濃い奴忘れてたんだろうな、俺。
まぁ、とにかく…この二人が会った時、一触即発になりかけた訳だ。二人が同郷というのは予想していたが、まさかA2が指名手配されていたとは。
A2も、故郷…彼女達の世界とは全く別の地であるここで、追手と遭遇するとは完全に予想外だったらしい。
危うく戦闘開始となりかけたが、上官命令で何とか沈静。こいつらが暴れ出したら、猟団部屋ごと吹っ飛びそうだ。
俺が鎮圧に出るとするなら、下手するとアラガミ化もしなけりゃならんしな。
暫く様子を見ておかなきゃならんか、と思っていたが…意外とそうでもなかった。
A2には自分から戦いを仕掛ける理由は無いし、2Bは一人で戦うのは危険であり、上官である俺にも禁止されている。お互い、警戒はしても戦闘にまでは発展する傾向は無い。むしろ、狩りの場においては協力する事さえあったくらいだ。
…ただ、2BはA2に対して疑問を持っているようだ。何故ここに居るのか、どうやってこの世界に来たのか…ではない。その辺は初日に情報交換させたが、全く進展は無かった。
何故A2が指名手配されるに至ったのか……どうして裏切ったのか…も、違う。
2Bが疑問に思っているのは、A2と俺の距離だろう。分かりやすく言え?
まぁ、簡潔に表現すれば……A2は俺にベッタリなのだ。狩りの際の役割分担で離れる事はあるが、それ以外は必ずと言っていいほど、手が触れられるくらいに近い場所に居る。飯時も、散歩の時も、風呂入る時も、寝る時も、他の女と一緒の時も、トイレの時は…流石に扉の前で待機させてるけど。
随分丸くなったなぁ。どーも、元々温和な性格で、色んな意味で過酷な環境や、過去の因縁なんかに晒され続けてトゲトゲしい性格になってたみたいだ。
それを各種サポートが充実した環境に放り込めば、嫌でも丸くなるってものだ。猛毒の蜜で溺死させたよーなもんかな。
本人は、部隊長(猟団長だけど)の護衛の為と言っているが、明らかにそれだけではないのは、2Bの目にも明らかである。
だって、「待て」をしたらすっごい悲しそうな顔で、トボトボ離れていくんだもの。
アンドロイドは感情を持つ事を禁止されている…とは2Bの言だが、それって感情自体はあるって言ってるのと同じだし、そもそも脱走兵となったA2がそっちのルールに従うとも思えんわな。
ちなみに、『よし』をしたら、目にも止まらない勢いで近付いてくる。尚、本人はそそくさと、何気なく近付いているつもりらしい。
2B曰く『粒子化している』だそうだが…何処のガンダムだ。
「はっきり言うが、それを一瞬とは言え生身でやっているお前の方が非常識だからな」
…アンドロイドに常識を解かれる俺って…。いや、それより俺ってそんな事してたの?
「ブシドースタイル、と呼んでいる動きをしている時、一瞬だけ粒子化しているな。そう言えば、エリアルスタイルでも…」
マジか…。確かに、ディノバルドの大回転斬りすら回避できる神の如き回避力だとは思ってたが…。体術だけで粒子化するとか、ハンターってしゅごい。
人間にそのような機能は無かった筈、と首を傾げる2Bもカワイイです。
まぁとにかくだな、何かA2が俺に異様に懐いている事に疑問を持っている訳だ。無理もないよなぁ。A2は、2Bの立場から見れば、危険極まりない裏切者、或いはテロリストだ。
そんな人物が、本来は縁もゆかりもない俺に、こうまで従順に付き従ってれば、何かあると思うのは当然だろう。
…と言う訳なんだが、実際その辺どうなんだ、A2。
「…お前がそれを私に聞くか? 私にあのような事をして、逆らえない体にしたのはお前だろう。機械生命体を狩ろうにも、帰還の手段が分からずに途方にくれていたのは事実だが」
「…? ハッキングによる命令権の上書きですか?」
「………いや、そういう事ではなく…。ある意味はそれで正しいのだが…」
…………ああ、はいはい、俺のいつものパターンね。ちょっと寝惚けてたから、今一思い出せなかったが。
「理解できません。明確な説明を求めます」
「確認。臨時上官の評価・傾向などの情報を求める」
「評価か…。信頼できるかはともかく、キレ者なのは確かだな。私との僅かな会話から、我々の世界の状況をあっという間に把握し、瞬く間にヨルハ計画の最重要機密まで行きついた。『アンドロイドには悪意が足りん』だとさ……。胸糞悪い話だが、全ての手掛かりが一致するのも事実だ。そのシナリオを組んだ奴に対しては、『悪意はあるが余計な捻りが多いから気付かれる』だとさ」
「最重要機密…?」
「…自分で考えろ。『悪意において悪魔に勝る、だからこそ人間』…か。よく言ったものだよ。尤も、今回やらかしたのは人間ではないようだがな」
「要請。猟団長に情報の提示を求める」
知らない方がいいんじゃねーの?
或いは、もう全て知っているか、だな。なぁ、最新鋭機体の、一番最初にロールアウトした2Bさんよ。…最初からそのつもりだったのかは分からんが、抑止力を、と考えるのも分かるわな。
ん? いや、これは今思いついた事だよ? 的中してるのかは知らんがね。
どの道ここでは意味のない情報だし、向こうに戻れた時に口封じされちゃ堪らんだろ。どうしても知りたきゃ、向こうに戻ってから自分で調べな。粛清されないように気を付けながら。
…まぁ、実際大した話じゃないんだけどな。ディストピアでありそうなストーリーを幾つか繋ぎ合わせてみただけで。
月面基地とやらに居る人類が、内紛もせずに何十年以上も大人しくしてる、アンドロイド達に対しても中身のないメッセージを送ってくるだけで、神プレイも自滅するような命令も無いって時点で、ほぼ確定事項だったけどさ…。
まぁいいや。話を戻して……A2が俺に従っている理由だ「従っているのではない! 世話になっている義理を還しているだけだ!」ハイハイ、どっちでもいいよ、いいからちゃんと傍に居な。
…A2、説明任せる。気まずい云々以前に、アンドロイドにも伝わる説明の仕方が思いつかん。
「心得た。…2B、少し付き合え。『先輩』として、色々教えてやろう」
なんか心なしか、ウキウキしているように見えるA2。今まで先輩ぶれる相手も居なかったし、ソッチ系の知識も豊富かつ経験値が多い(ほぼ俺が詰ませたんだが)人ばかりだったからな。おねーさんぶって、猥談できるのが楽しいのだろうか。
…一応、様子は見ておくか。ここの所大丈夫だったが、また戦闘に突入するかもしれん。
コソコソ近付いてみると、既に話はそれなりに進んでいるようだった。
「…と、私達は毎晩そのような行為を行っていて…」
「非合理的です。アンドロイドにそのような行為は必要なく、人間としても生殖には繋がりません。仮に貴方が子供を産める人間であったとしても、そのような行為は効率的とは言えません」
「ああ、確かにそうだ。だが、これが人間の神秘と言う奴でな。非効率的な事を時に行う事で、新たな発見をしたり、非効率的な筈の行為が逆に効率的になったり、非効率を『楽しむ』という事ができるのだ。具体的に言えば、私が『夜』の行為に混じる事で、同衾する人間の女性が異様に張り切って、孕もうとして様々な行為をだな…。どうやら、私達アンドロイドにも、似たような部分が多少はあるらしい。例えば、水からエネルギーを生成する事が出来る我々だが、人間が口にするような料理を取り込んで、その感想を持つ事もできる。燃料濾過フィルターに負担はかかるが、その分狩りに対する意欲が増した。暖かい湯に浸かる事で、表面の汚れを落とし、時には熱膨張による体の噛み合いが変わる事もある」
「理解できません」
「こればかりは、実践しなければ理解できないだろうな…。うむ…よし、一つ重要な情報を教えてやろう。これはお前にとっても、非常に大きな意味を持つ事だ」
「…………」
「彼に抱かれると」
「………………」
「全身のオーバーホールを受けたような状態になる。もっとわかりやすく言えば、あらゆる点で『最良』の状態になるのさ」
「……理解できません。人間にも我々にもそのような機能はなく、この土地の人間にはアンドロイドの義体をメンテナンスできるような技術力は無い筈です」
俺にも理解できません。
え、何、そんな効果あったの? 最初は回復の為の施術として抱いたけど、人工皮膚の再生とかまでは俺も知らんかったよ? てっきり、A2の体に備わっている自然回復による結果だと思ってた。
そりゃA2を始めて抱いた後は、妙に元気になってたり、ツヤツヤテカテカしてたり、モヤがかかったようだった視線が妙に矢鱈とハッキリしてたりした気がするけど。
あれって、色々な意味で追い詰められていた(そりゃ捨て石部隊から脱走兵扱いならね…)状態から、色んな事を余裕をもってできる状態になったリソースによる結果じゃないの?
「流石に信じられんか。無理もない。私も最初はそうだったし、上官である奴からの要請に従って抱かれただけだ」
あの、立場と弱みに付け込んで強姦したような言い方は止めてくれませんかね。色々無理した限界が来て動けなくなって、治る手段があるなら何でもいいから…って言ったのはアンタでしょ。
まぁ、それでアンドロイドを抱く事にした俺も俺だが。と言うか、マジで…。
「そうだな…」
む、衣擦れの音。A2の体は隅から隅まで(仕組みはともかく)味わったが、つい覗いてみたくなる。
「…どうだ、私の体を見て、何か思う事は無いか?」
心の目で見ておりますが、相変わらずお綺麗なカラダでござんす。
「同じヨルハ型の義体。損傷及び欠損も認められず。義体システム、オールグリーン。………オールグリーン? メンテナンスも受けてないのに? エネルギー源は水から生成できるから、まだ納得できますが」
「言っただろう、彼に抱かれる事で、各種オーバーホールを受けたような状態となる、と。義体に残っていたストレスも解消され、破れていた人工皮膚は再生すらした」
「有り得ない…。ヨルハ型モデルは自己修復能力があるけど、それは内部の破損や任務に支障のある機能に関してのみで…」
「無論、誰にでも出来る芸当ではない。『霊力』と呼ばれる、現状では彼だけが使いこなせている力によるものだ」
「確認。霊力。旧世界の人間が信仰していた、幽霊・精霊等に触れる力。しかし、そのような存在は確認されず、解明もされなかった為、虚構の存在と判断される」
「私達にとっては、そうだったろう。この世界ではどうだ? 現に、人間とは思えないほどの怪力や頑丈さを持つハンターや、明らかに生物学的におかしい進化を遂げた獣が蔓延している。人間とて、自らの全てを解明していた訳ではない…そうだ。それに、こちらに来て分かったのだが…どうも、人間というのは変化が著しい生物のようだ。昨日できなかった事が、今日も出来ないとは限らない」
「…………」
…使ってる俺でも、今一よく分からん力だしなぁ…。
「どうにも理解できん力だが、どうやらこれはある程度物質に干渉する事ができるらしい。その影響を受けた物質は何らかの変化を起こす。私の人工皮膚はそれで再生されていき、関節その他の負担も消え、内部も何やら引っ掻き回された挙句にメンテされている訳だ。…ちなみに、その反応が起こっている間、非常に強い快感に襲われるが」
「アンドロイドに快感は」
「ある。強烈な打撃や、活動に支障がある傷を不快と感じるだろう。ならば、その逆に良好な状態へ移行する事で、快を感じる事もある。視覚系統や操作系統の障害を回復した時の爽快感を、もっと強くしたようなものだ。……まぁ、お前もやれ、と言っている訳ではない。ただ、今後メンテナンスが長期間できない可能性を考えると、一つの手段として覚えておく事だ」
「…もう一つ疑問がある。貴方は、人間で言う性向を行う事で、体が回復すると言った。だが、我々にそのような機能は搭載されてない。人間で言う生殖器が無いのに、どうやって性交渉をする?」
「ああ、それはだな…」
…うん、大丈夫そうだな。ガールズトークに興味もあるが、これ以上ここに居ると見つかりそうな気もするし。
ソソクサと逃げますか。
しかし、A2も随分穏やかになったなぁ。最初にこっちに来た頃は、機械生命体を殲滅できないって苛々しまくってたのに。帰れない事がそれに拍車をかけてたっけな。
昔の戦友とのアレコレとか、色々あったみたいだし、多分チャンスがあれば向こうに戻ろうと考えてるんだろうが……流石にそこまでは縛れないな。俺はあくまで一時的な上官だし。
…しかし、機械生命体ね…。今までモンスター・鬼・神・人と狩ってきたけど、機械は専門外だなぁ。
機械を相手にするような狩りゲー、何かあったかな…。EDF…は狩りじゃないし……自由闘争…なんだ、洋ゲーに『地平線』とかゆーのがあったような…。まぁ、今から出来る訳じゃないから、思い出しても意味ないけどネ!
ん? 濡れ場?
また今度(具体的にはリアルで11日くらい)な!
ニーアオートマタ編。