※この作品はR-18です。

狩りゲー世界転生輪   作:時守 暦

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なんかホットメールにログインできない…。
他の人が使っている可能性があるとか出るし、セキュリティコード届かないし。
マイクロソフトのセキュリティ向上とからしいけど、なんと迷惑な…。
前からパスワードの変更を求められたりして鬱陶しかったけど、使うのアホらしくなってきました。

もんむすクエストは、序章の終わりまで到着。さて、すぐに進めるか、ちょっとレベルを上げるか、ダクソに特攻するか…。


第271話

P3G月

 

 

 さて、チルカを淫乱ドM底無しスキモノ愛奴にした後の事だが、とりあえず対アノルパティス用の装備作成が主な活動となった。

 まぁ、チルカのお陰でほぼ素材は集まってんだけどね。

 

 途中でルーディに捕まって、スタイリッシュボマーの型の研究に突き合わされたが。コイツ、二人で使うの前提の能力を作ってたが…一気に進化させてやがる…。

 威力や精度の上昇も半端ないが、それ以上に役割分担が洗練されている。ルーディが直接攻撃、もう一人が索敵やサポート、って感じで。

 

 こっちとしても非常に参考になった能力だが、それはそれとして素材はほぼ吹っ飛んでしまった。爆弾の威力も上がっておるのぅ…。

 

 

 

 それはそれでいいんだが、やっぱり最近、ギルドは俺に実績を積ませようとしていたようだ。

 どこからどう話が流れていったのか、『何でも屋』を営んでいるという話まで流れていた始末。これはレジェンドラスタのタイゾウさんから聞いた事だ。

 

 勿論、俺はそんなものを営んだ覚えはない。クエストであれば割と見境なく受けるが、あくまでオレはハンターである。…まぁ、『ちょっと困っているから助けてくれ』と言われれば、ハンターに関係ない事でも、多少は手を貸すが。

 幾らなんでもこれはおかしいと思い、アレコレ探りを入れていたんだが、ようやくその真意が分かった。いや、俺が突き止めたんじゃなくて、「なんじゃ、今頃になって気付いたんかい」とギルド長の方から話してくれたんですがね。

 

 

 『何でも屋』の噂はギルドにとっても予想外だったようだが、より多くのクエストをこなさせようとしていたのは認めた。

 その真意は、俺を穿龍根のテスターとして仕立て上げる事。

 

 穿龍根か…。話にチラッと聞いた事はあるな。非常に強力だがマイナーな武器で、未だにその使用法は確立されてない。

 G級を含めた何人かのテスターが運用して研究しているが、まだまだ完成とは言えないらしい。

 そこで、色々普通ではない動きと能力を持つ俺に穿龍根を持たせてみよう…という事だったとか。

 

 この話が出たのは、俺がフロンティアに来て間もない頃。クック先生を相手に、槍と言うかランスの新技を開発しようとしていた時、遠くで見られていたらしい。……と言う事は、あの時のアホな行動も見られていた訳で…うわぁ、恥ずかしい・

 ともかく、その時のハンターが何やらティンと来たらしく、名前も知らない俺をテスターとして推薦したのだそうな。

 

 それ以来、超越秘儀を段階をすっ飛ばして教えたり、ハンターランクが上がりやすいような依頼をこっそり回したり、ギルド内部でも評価に一筆加えたりと、色々根回しされていたとか。

 

 

 

 …そんなに前からだったのかよ…。間抜けだなぁ、全然気付かなかった…。

 

 

 

 で、実際のところ、俺はテスターとして認められるのか? 秘密で色々やられていたのは気に入らないが、それは気づかなかった自分が悪い。

 ……ほう、実績は充分に積んだが、最後の一線を越えるのにあと一押し…。

 

 

 …アノルパティスか?

 

 

 大当たり、ね。実績を積ませるのも、特定のモンスターを指定して狩らせるのも、結局は同じ目的だった訳か。

 どうやら、口にしてはいけないハンターこと、トキシに何やら関係しているようだが…。

 ああ、トキシと歌姫さんとの関係は大体察してるぞ。

 

 

 ほう……モノブロス、剛ナナ、そしてアノルパティスは、かつて歌姫サンの森が滅びた時、トキシが最後に戦ったモンスター。そして穿龍根こそが、トキシの扱った武器だった…と。

 テスターとしての試験に、最期に戦ったモンスターが名を連ねているのは、トキシと同等以上の実力でなければ、穿龍根は扱えないと判断されている訳だ。

 

 成程ねぇ…。まぁ、テスターやるのは構わんが……俺が穿龍根使い、ねぇ。

 いや俺はどうでもいいんだけどさ、歌姫サンが何か言い出さないかなーと。自分で言うのもなんだけど、ちょっと険悪な仲になってるんだが。

 仮に何か言われても、歌姫さんに口出しされるような筋ではないと思うが。

 

 

 …問題ない? 

 ……ああ、確かにそうだな。全く同じ武器ならともかく、武器種が同じだけで怒り狂ってたら、フロンティアでハンターなんかやってけないわ。

 

 

 そんじゃあ…アノルパティス、狩ってみましょうかね。

 

 

 

 

 

 

 おい、誰だよ歌姫サンに告げ口したの。

 

 

 

 

P3G月

 

 

 いきなり俺の家に押しかけてきた歌姫サン。アイルー3匹組が止めようとしているのにも関わらず、平然と引き摺って来た辺り、本当に体力派だったようだ。

 そんで、押しかけてきたはいいが、なんかもう色んな意味で支離滅裂だ。

 

 まぁ、分からんでもないがな。今の歌姫サンには劇薬すぎるだろう。

 そもそも、外に出るようになった歌姫サンは、洞窟に籠っていた頃と比べて随分と生き生きしているし、覇気も出てきた。

 良くも悪くも、トキシの死によって沈んでいた心境は変わりつつあるだろう。…それを、悲しみや思い出が薄れようとしている、と取るタイプだ。

 

 自分の想いが薄れようとしている事に動揺しているところに、今回の知らせだ。険悪な仲とは言え、アイルー達に何度も手を貸した恩人。それが、かつての…いや現在進行形か…彼女の思い人と同じモンスターに挑もうとしている。

 それだけなら、フロンティアでは珍しい事ではないが…何と、歌姫サンには、「ギルドが彼を、トキシの後継者にしようとしている」なんて話で伝わったらしい。

 

 

 そら狂乱もするわなぁ。大嫌いな俺が、惚れた男の跡を継ぐとか。もしも敗北してしまえば、トキシの死の二の舞…歌姫サンにとっては、癒えてないトラウマをストレートに抉られるようなものだ。考えるだけで怖気が走るだろう。

 

 実際、押しかけて喚き散らしたのも、俺をトキシの後継者として認めない…ではなく、危険だから止めてくれ、という懇願だった。

 ただし、「あんなのと戦うなど、馬鹿なんですか死ぬんですか!?」という罵声混じりだったが。

 ちなみにフロンティアではアノルパティスと戦って生きてる奴なんぞ、あんまり珍しくなかったりする。大体、穿龍根のテスターは同じモンスターを一通り屠っている訳だし。

 

 が、そんな事は歌姫サンには通じない。

 うん、この人情熱って言うか感情の人なのね。一歩間違えればヒステリックと言われそうだが、気に入らないから…じゃなくて、情の深さ故だな。

 今回はそれが、良くも悪くも暴走している。

 

 トキシの死というトラウマを連想させる状況、険悪ではあっても恩がある俺との関係、伝説のハンターと言われたトキシが敗北した相手なのがまた恐怖を煽っているんだろう。

 とは言え、なぁ…前にも考えた事だが、歌姫サンの都合なんだよな、それって。そりゃ、俺の命を心配して言ってるのも確かなんだが。

 

 

 大体、危険だ何だって言ってたらハンターなんかできやしない。モンスターに関する危険度なら、歌姫サンより俺の方がよく知ってる。

 その上で狩ると決めたのだから、どうこう言われる筋合いはない………が、んな事言っても納得しないよな。理屈じゃなくて、感情で止めてるんだから。

 

 

 はて、どうしたものか…このまま無視して行ってもいいんだが。

 

 

 

「…歌姫様、ここは行かせてみてはどうかニャ?」

 

「モービン! あなたは何故そんな事を!」

 

「これまで、この人は幾つもの難関を潜り抜けてきたニャ。トッツイとバッシが言い出したアレとかコレとか、それとは関係ない狂走ラオシャンロンなんて無茶苦茶な代物までニャ。…トキシは死んだニャ。アノルパティスに、たった一人で立ち向かってニャ…」

 

「ですから! それを繰り返すような事は、あってはならないと!」

 

「だけどニャ! それはトキシが一人で戦ったからニャ! トキシを一人で戦わせちまったからニャ! …オレはずっと思ってたニャ。あの時、オレ達の一匹だけでも戦いについて行っていたら、もっと違った結果があったんじゃニャいかと」

 

「モービン…でも、あの時のオイラ達は…」

 

「ああ、歌姫様と共に逃げるのが限界だったニャ。もしもの話に意味なんてニャい。だけど、それでも思わずにはいられないのニャ。トキシはどんなモンスターだって、一人で倒してしまっていたニャ。オレ達もずっとそれが当たり前で、一緒に戦うなんて考えもしなかったニャ。そのツケが、最悪の瞬間に回って来たのニャ」

 

 

 …フロンティアのモンスター相手に、オトモアイルーが居ても…いや、そうでもないか。

 アイルーの生存能力は、ハンターなんぞじゃ足元にも及ばん。オトモじゃなくて、何度でも復活するオトリとしてウロチョロしてるだけでも、大分違うものな。

 ただ、それで結果がいい方に変わったかはまた別の話だがな。

 

 

「わかってるニャ。一緒に戦えたところで、死体が一つ増えただけかもしれないニャ。…当時と比べると、狩りのやり方や装備も随分進歩したし、この人はかなり特殊なハンターだから、トキシとどっちが強いとは言いきれないニャ。でも、明らかにトキシよりも勝っている点が一つあるニャ」

 

「それは…?」

 

「仲間がいる事ニャ。ハンター同志の絆があるニャ!」

 

 

 …ま、言わんとする事は分かるな。ゲームのフロンティアは、基本的に4人パーティが前提だし。事にG級を1人とか、廃人レベルじゃないと拷問だろ…。

 ちなみにその絆は、大体が肉欲とかタカリ相手とか、打算絡みである。例外は、恩義でついてきているコーヅィくらいかな…。

 

 

「しかし…」

 

 

 それでもまだ渋る歌姫サン。まー、絆があるったって、それだけで勝てるようなら苦労はないわな。

 

 

「…歌姫様、オイラもモービンに賛成ですニャ。あのおそろろろろろろしししししししししししいアカムトルムムムムムムムさえ退けたこの方なら、きっと帰ってこられますニャ」

 

「ふるえすぎですばっしですがわたしもそうおもいますにゃあのるぱてぃすをとうばつしたはんたーのれいもありますにゃ」

 

 

 

 …トラウマ、まだ治ってなかったか。まぁ自業自得だが。

 ま、結局のところ、狩りに行くのは決まってんだけどね。もうクエスト受けてるし。

 

 

 結局のところ、歌姫サンは渋々と…納得できた訳ではないだろうが、帰って行った。胸中では、疑念と後悔が渦巻いている事だろう。

 本当にこの時点で引き下がってよかったのか。殴り掛かってでも止めるべきではなかったのか。お付きのアイルー達に止められたとは言え、それで引き下がる程に自分の意思は弱かったのだろうか。

 

 確かに喚くだけ喚いて、割とあっさり引き下がったようだが、それは期待の裏返しだろう。引き籠って存分に欝っていた心境から、外に出て元気になって「ひょっとしたら」と前向きになりつつある。

 こりゃ、責任重大かな…。ここで乙るくらいならまだしも、デスワープした日にゃ今度こそ歌姫サンは立ち直れなくなりそうだ。

 

 

 …ここで「俺には何の関係もない事だけど」と言うのは、ちょっと何だよな…。実際、他人が勝手に俺の狩りの結果を気にしてるだけで、そこに責任も何らかの因果関係も生じないんだよなぁ…。

 

 

 

 さて、そろそろアノルパティスを狩りに行くか。

 今回は、公式ではないが狩猟試験と言う事で、フローラさんが来てくれる事になっている。単なる試験監督者ではなく、レジェンドラスタとしての役割も兼ねてだ。

 残りの2人は…キースさんと、アノルパティスを狩る必要があった偶然知り合ったG級ハンター・セラブレス。ガンランス使い。

 

 …全身鎧で性別も分からないセラブレスだが、なんか極上美人のニオイがします。お近づきになりたいところだが、今後も縁があれば…だな。

 セラブレスも俺の事は知っているようだが、異能持ちの事より、女癖が非常に悪いという事の方が印象に残っているらしく、あまり近付かせてもらえなかった。ま、自業自得だから仕方ない。

 

 

 

 

 …話が逸れた。肝心のアノルパティスだが………すまん、半分以上記憶が飛んでいる。

 狩ったよ? ちゃんと狩ったし勝ったんだよ? フローラさんからは、試験の合格も言い渡された。

 

 ただね…。あの角を一目見た瞬間、テンションが上がりまくっちゃってさぁ…。セラブレスがドン引きするくらい、執拗に角を角を角を角を角角角角角角角角角を殴りまくっていたそうな。ちなみにキースさんは「負けておれぬ!」とばかりに超張り切って滅多切り。

 

 

 

 

 いやぁ、ある意味ヒトメボレだわ。何よあの角。…鼻? 一繋ぎの大秘宝のアーロン思い出したわ。そういや両方サメっぽいよね。

 

 

 

 

 

 あの角を認識した瞬間、神の啓示が下って来たわ。「汝、あの角を圧し折ってチェーンソーを造れ」って。いや、伊達に暴鋸竜なんて呼ばれてないね。実に御立派な角でした。

 

 

 

 

 

 神をもバラバラに出来るような、超スゴい奴だといいね。

 尤も、フロンティアにはいくつかチェーンソーみたいな武器もあるんだけども。工房の試作型の奴とか。

 

 あの角で作る武器は、大体トゲトゲではあっても、チェーンソーのようにはならないらしい。そりゃそーだよな。角自体、突起が動くような仕組みにはなってないし。工房に持ち込んでも、「情熱とアイデアは買うが、素人の思い付きで実現できるようなモンじゃあねぇ」と却下される。

 

 

 ……が、ここでちょっと頭を捻ってみた。

 思った通りに使えなかったからと言って、あの角を死蔵するのは惜しい。何と言うか、ロマンがある角だ。もっと何かに使えないか。出来れば回転させたい。

 

 

 …そう思っていた時、二つの使い道を思いついた。

 一つ目。触鬼の力で取り込んで、体の一部にする。どう変化するかは分からないが、トゲトゲした悪役っぽい姿になるかもしれない。…仮面ライダーアラガミも、あんまり味方役には見えないデザインだが。

 二つ目。ここの所、全く使っていなかった鬼杭千切の強化に使う。

 

 …正直言えば、二つ目に使いたい。この角、G級でも特に強力なモンスターの素材だけあって、ポテンシャルが段違いだ。具体的にどう使えるかはともかくとして、上手く組み込めば貫通力や殺傷力は各段に上昇すると思う。

 問題は、そんな開発スキルは俺には無いって事だが…今度デスワープすれば、GE世界だ。そこで何とか弄って貰えないだろうか…。

 しかし、それだとこのフロンティアでの強化には使えないって事になるんだよね。一番強化が必要なフロンティアなのに…。

 

 

 後日のパワーアップに使えば、確定ではないが切り札が超強化されるかもしれない。ただし、間もなくやってくるであろう苦境には役に立たない。

 今すぐのパワーアップに使えば、どんな効果が出るかは分からないが、とりあえず即効性はある。

 

 

 どちらにすべきか……悩みに悩んで、単純な解決方法を思いついた。

 

 もう一体狩ればいいじゃない。まぁ、今回はテンション上がりまくってて記憶が飛んで、それでもかなりのダメージを受けたようなので、もう一回やるとなると厳しいが…。今度はレジェンドラスタ2人がかりに出来るかどうか…。セラブレスさんも一緒に来てくれるか分からないし。

 

 

 

 

 

 ところで、何で俺はフローラさんを組み敷いてアヒンアヒン言わせてるんだろうか?

 

 

 

 

P3G月

 

 

 そもそも、最近の俺って…いや最近じゃなくても、狩りに行った後って大体誰かとヤッている。帰ってきてからではなく、大抵は帰り道でヤッて、更に帰ってからもヤる。

 G級領域についてこれるのは、現状だとレジェンドラスタくらいだから、帰り道での相手はかなり限定されるが。

 

 だからって、相手が居ない状態だからナンパしよう…なんて事は考えた事も無い。

 実際、今日…いや昨日だって、帰り道の共用セーフハウスでさっさと寝床についた。キースさんとフローラさんは「雑魚寝でいい」と言っていたが、セラブレスは「お前と一緒の部屋で寝たいとは思わん」と言って個室へ。

 他にも個室に空きはあったので、わざわざ雑魚寝するのもどうよ…と言う事になり、結局全員個室で寝た筈だった。

 

 誓って言うが、俺は昨晩、特にナニかする気はなかったんだ。

 フローラとは前のループで関係を持ったとは言え、今のループでは殆ど接点は無かった。彼女と一つの屋根の下で眠る事で、全く何も思い出さなかったと言えばウソになる。

 でも部屋は離れてたし、フローラも…一応警戒はしていたっぽい。

 

 

 

 

 …ただ、どうやら夜中にトイレに起き出した時、バッタリ会ったらしく……そのままフラフラと二人そろって寝惚けて、同じベッドに入り込んだよーだ。

 繰り返して言うが、その気はなかったぞ、本当に。…ただ、寝床で隣に女体があると、意識しなくてもいつの間にやら弄り回している習性があると言うか……。それに、一度は関係を持った事のある相手だと言うのがそれに拍車をかけたらしい。

 どこをどう触れれば悦ぶのか、指とか舌とかが覚えてるもんだから、フローラもあっという間にトロトロ状態に…。

 

 トイレの後、寝床に潜り込んで(なーんか柔らかくていい感触がするなぁ)なんて思ってた記憶が夢現にあるが、多分その時点で揉んだり摘まんだりしてたんだろう。

 抱き心地のいい枕のベストポジションを見つけようとモソモソして……俺はそのつもりでも、体はヤるのに一番適した態勢をとろうとしてたんだろう……、ふと我に返ってみると……既に半裸のフローラが、「ふにゃぁ…」なんて言いながら呆けた目でこっちを見てました。

 

 …で、俺はそれをよりにもよって、以前のループの時の夢だと思ってしまった。…「夢なら好き勝手ヤッていいよねー」と思うのは、もう言うまでもないだろう。

 かつての事とは言え、勝手知ったる女の体、しかも既に半ば以上出来上がっている状態である。そら、フローラをド嵌りさせるくらい朝飯前だったわ。

 

 

 夢ではない事に気付いたのは、ある筈の無い処女膜を突き破った時。それも含めて夢なのかなぁ、と思ってたんだが、破瓜の痛みで、背中に爪が突き立てられて、ようやく気付いた。

 

 

 

 混乱したよ、最初は。ナンデ!? 手を出すつもりなかったのにエロナンデ!?

 フローラさんも普通に受け入れてるし!

 

 ……でも考えてみりゃ、いつぞやのループでも俺やキースさんをオカズにして盛り上がってたのを聞いてしまった事があったような…。そういや、あの時はかなりノリノリでモーションかけてきてたな。

 フラウと一緒に関係を持った時だって、流されたとは言え最初から好感触だったような…。

 

 

 …意外と、俺ってフローラさんの好みのタイプだったり…? そんな事があるんだろうか…。肉欲で絡んだ経験は多々あるけど、あっちからのアプローチを受けた事ってあんまりないから分からない。

 

 

 

 ま、取り敢えず、容赦なくナニしましたが。フローラは声が大きいタイプだけど、ここでそんな声出させたら確実に気付かれる。キスだけじゃなく、その辺にあったタオルを猿轡代わりに使って声を封じました。

 処女を相手にやる事じゃない? 本人がメッチャ夢中になって、悦んでるからオッケー……いやでもこれって、媚薬使ってレイプして相手がイけば無罪って理論だよな…。

 

 どっちにしろ、お互い寝惚けていたとは言え、ハタから見れば俺が夜這いをかけて、眠っているフローラを傷物にしたようにしか見えないのは事実。ここは一つ、フローラ自身に合意の上である事を宣言してもらわなければなるまい。

 …そんな正当化と言うか、ドツボと言うか、まぁとにかくそんな理屈でフローラを陥落させました。

 

 

 口は塞いでいるから、善がり声を聞けなかったのは残念だったが、その分体が語ってくれたなぁ。

 フローラの落とし方は、今回は小細工無しの真っ向勝負。…いや状況が既に小細工と言うか八百長試合そのものなんだが、とにかくナニにモノを言わせました。

 焦らすとかフェザータッチとか、そういう事をせずに、精力で正面撃破です。

 

 幸い、処女貫通時の痛みもすぐに和らぎ(オカルト版真言立川流をすぐに使ったからね)、激しく動いても大丈夫な体になったから、これ幸いと突いて突いて突いて突いて突いて射精して突いて突いて突いて突いて射精して突いて。

 知り尽くしている弱点を責めに責めて、耳元でフローラ好みの甘い囁きを流し込んで…と、一晩で染め上げましたとも。

 

 ちなみに、以下が朝日が昇って来た頃の会話です。

 イかせて、引っこ抜いて顔にぶっかけた後。

 

 

 

「~~!! …あっ…あぁ……ナカに欲しかったのに…」

 

 

 欲しいんだったら、もう一回その気にさせてみれば? 朝は近いとは言え、まだ時間はあるぞ。

 

 

「はい……じっとしててくださいね…んっ…」

 

 

 ドロドロになっている体を起こし、見せ付けるように口を開け、そのまま俺のにしゃぶりついて…。初めてでディープスロートに挑戦とかスゲェな。

 勿論、超が付く程その気になったのは言うまでもない。

 

 

 

 …その後、消臭玉を使いまくり、シーツは始末し、シャワーを浴びて痕跡は何とか消したが、気付かれるよなぁコレ…。キースさんはこの手の事に鈍そうだから、意外と気付かないかもしれないが…。

 セラブレスは確実に気付いていた。おはようと挨拶したら、射抜かれんばかりの物凄いガン付けをもらった。

 …そうね、今確認したら、思いっきり隣の部屋でイタしてたもんね。しかも、セラブレスの顔は赤いし、目が充血してるしで、どうやら音が聞こえていたらしい。安眠妨害してスマヌ。

 

 で、肝心の被害者であるフローラさんはと言うと………ケロッとしていた。それこそ、俺への怒りも「メッ」で済ます程度には。

 あのー、加害者の俺が言うのもなんですけど、それでいいんですか…。そりゃ確かに、面倒な事にならないようにと、合意の上と証言させられる程度には染め上げたと思うけども。

 

 

「えっ、でもおことの……ンンッ、男の人って、そういうものじゃないんですか?」

 

 

 いや、そういう物と言われると、全面否定はできないが、『そういうもの』で操を散らされるとか…………え? お爺ちゃんの教え?

 

 

「はい。男の人は幾つになってもポケットモンスターで遊ぶのが大好きで、それを抑えられない生き物だから、ちょっとしたオイタ程度は大目に見てあげなさい、って」

 

 

 そりゃポケモンもポケットモンスター(隠語)も大好きだけどさ。これどう見てもオイタじゃ済まないと思うんだけど…。

 

 

「でも、お爺ちゃんはよくこういうオイタをしようとして、怒られてましたよ?」

 

 

 老いてもお盛んなお爺ちゃんですな。

 

 

「ええ、元気一杯です! よくフラウさんとかチルカさんにオイタをしようとしては怒られて、『慰めてくれぇ!』って飛びついてきました。そういう時、胸を触ろうとしたり、足を触ろうとするのが困りものですね。オイタは駄目ですよ」

 

 

 …………あの、不躾な事を聞くけど、血は繋がってるんだよね?

 

 

「はい。私のお師匠様でもあるんです。…それが何か?」

 

 

 冗談半分(だよな?)とは言え、実の孫娘にその仕打ち…。なんかイヤな予感がするな。

 すまんけどフローラさん、そのお爺ちゃんが男とはどーゆーものだと言ってたのか、ちょっと聞かせてくれません?

 

 

「…フローラって呼んでくれれば、いいですよ? 昨日はあんなに優しく呼んでくれたのに、他人行儀じゃないですか」

 

 

 ええんかな…。まぁ、本人がいいと言ってるんだし、いいか。

 それじゃフローラ、聞かせてくれ。

 

 

「ええ。そうですね…まずは……」

 

 

 

 

 

 ………結論。その爺さんアカンっす。少し離れた席で、俺達を無視するように朝食食べてたセラブレスが、逆様に地面に突き刺さるくらいには。

 

 フラウやチルカをデートに誘うとか、セクハラしようとすると言うのは…まぁ、大目に見よう。キッパリと断られているようだし、セクハラもカウンターを喰らって逃げ帰るのがオチだったようだ。

 関係を持った女に対し、そういう真似をされるとかなりイラッと来るが、それも割愛する。

 

 でもな、男としてそれが正常だと教え込むのはちょっと…。少しエピソードを聞いただけでも、この爺さん問題だらけである。昔は超一流のハンターで、今でも知る人ぞ知る…って有名人らしいんだが、言動が…。

 これ、孫娘のフローラさえ、性的に狙われてるんじゃないかとマジで思うくらい。

 と言うか、これって明らかに「都合のいい女」を作る為の洗脳じゃ……いやでもいくら何でも……しかし、俺みたいな色狂い・色欲外道が他に居ないとも限らんし…。

 

 

 考えてみりゃ、フローラの貞操観念って、常識的な程度に堅いようで、実際はユルユルなんだよな…。以前に関係を持った時だって、フラウと一緒にだった。場の勢いで流されたとも言えるが、そもそも流される程度の警戒心しか持ってないと来た。

 …考えすぎならいいんだが、これ、どうにも爺さんが意図的にそう仕向けた節が…。いつかフローラにガチで手出しする為、色々と妙な事を教え込んでいたようにしか…。

 

 穿ちすぎ…か? いやでも…。実際、半強姦な事をされたのに、このアッサリとした反応は…。流石に天然でも、そうそうこんな風には…。

 

 

 

 

 ……うん、考えるの止めた! 一応、爺さんには気をつけるよう、フローラには強く言っておく。

 

 

「大丈夫ですよ。お爺ちゃんが色々おかしいって事は、流石にもう分かってますから」

 

 

 おかしいって分かってても、その教えを殆ど疑ってない時点で安心できないんだよなぁ…。

 …………よし、俺以外に触られるのは気持ち悪い、或いは満足できないからノーセンキューって考えるように仕込もうか。

 

 

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