※この作品はR-18です。

狩りゲー世界転生輪   作:時守 暦

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お待ちどうさまニーア外伝の後編(と書いて濡れ場と読む)だよ!
深夜のテンションで色々ブン投げながら書いたから、無茶苦茶なのは勘弁してね。


第272話+外伝22-2

P3G月

 

 

 色々と予想外のアクシデントがあったが、とりあえず穿龍棍のテスター試験は合格。俺が無事に戻って来たと聞いて、歌姫サンも一安心したそうだ。

 意外な事に、セラブレスの連絡先をゲットできた。色狂いで近寄りたくない奴、と思われていた筈なんだが…それだけ俺が、ハンターとして有用だと思ったんだろうか? それとも、興味があるのは異能の方か…。そういや、ガンランスの砲撃に、何か妙な力を感じたような……テンション上がりまくってたから、よく覚えてないな。

 

 まぁいいや。とりあえず、手に入った新しいオモチャ(フローラ…ではなく穿龍棍な)の確認だ。

 両手に持って振り回せる軽さ。その軽さ故に、自力でジャンプが出来るという優れ物。俺はエリアルスタイルという前例や、GE式二段ジャンプとかがあるからすぐに慣れたが、初めて使う人は戸惑いそうだ。

 何より驚いたのは、武器を出したまま走れる機構になっている事。例え軽い物であっても、荷物を持ったまま走るのがどれだけ難しいかは、誰だってすぐ分かるだろう。これまた、ゴッドイーターであれば出来なくもないが。

 

 更に、単なるトンファーかと思いきや、妙な機構が入っておるな。内部に力を蓄える性質、2つの形態で戦える性質、後は…これは穿龍棍の機構と言うより扱い方の問題だが、攻防一体となる動作もあるとか。所謂ガードポイントと言う奴か。

 使い方と機構を上手く合わせれば、空中で滞空して連続攻撃を浴びせる事もできる、と。

 

 

 …ここまではいい。問題はこの先。

 何度も耳にしていたように、穿龍棍の使い方はまだ未完成だ。穿龍棍は基本的に手数で責める武器なのだが、現状ではどうにも総合火力が物足りない。

 それを補う為、蹴りという動作を入れ込んで研究を進めているようなのだが…まだ足りない。手数は足りるようになっても、蹴りの威力が低いのだ。

 まぁ当然だよな。武器を使った一撃より、単なるキックの方が強いんだったら、武器が要らなくなってしまう。

 

 俺にしたって、蹴りを使うのは大体がサブと言うかサポートと言うか、距離を取りたい場合とか、蹴りを踏み台にして飛び上がりたい場合が殆どだ。ダメージ目当てで蹴りを使った事は、あまり無い。

 ハンターでありゴッドイーターでありモノノフでありアラガミであり(以下略)な俺でさえこうなのだから、G級とは言え普通のハンターがただ蹴るだけでは、ダメージにならないのは明白だろう。

 

 しかし、そこで諦めては面白くない。充分な成果を出していないと言う事は、それを改善すれば更なるパワーアップが見込めるという事なのだから。

 

 

 

 

 とは言え、なぁ…。そう簡単に改善案が出るのであれば、とっくにどうにかなっているのも事実。足に武器を付ける、穿龍棍の中の力で蹴りを強化する、急所を狙って蹴り穿つ、etc etc…。すぐ思いつけるような案は、大体試されているそうな。

 …そもそも、穿龍棍を使いこなす事ができたハンターは居るのか? という疑問については……答えはイエス。誰なのかまでは教えてもらえなかった。

 だったらその使い手に教えを請えばいい、と言ったんだが、もう亡くなっているのだそうだ。

 

 うーむ…。まぁ、これについてはゆっくりやっていくしかないか。

 テスターを請け負ったと言っても、コレしか使ってはいけない訳じゃない。狩りをしながら、閃きを得られる事を祈っておこう。

 

 

 

 差し当たり、次のターゲットは…再度アノルパティス。

 前回は暴走しまくったから、どう戦ったのかイマイチ覚えてないし、鬼杭千切に使うにせよ、俺が採り込むにせよ、もう一本くらいあの角が欲しい。

 

 …今回は…穿龍棍は無しだな。流石に使い慣れないどころか、使いこなせてない武器で、あんなモンにケンカを売るのはゴメンだ。

 

 

 

 そんな事を考えていたら、歌姫サンが訪ねてきた。お付きの3匹アイルーも一緒である。

 訪ねてきて、顔を見るなり、フゥと溜息…。何気に失礼だが、どうやら安堵の息のようだったので、大目に見る。

 

 アイルー3匹組と、サムネ夫妻は何やら話し込んでいるようだ。そういや、あいつら旧知の仲だったっけ。

 …ん? アイルー3匹組がえらく驚いてるが、何だ? トッツイとバッシだけならともかく、モービンまであんなに驚くって珍しいな。

 

 

 それはともかく。

 

 

「無事に戻られましたか…。何よりです。先日は、随分な醜態を晒しました」

 

 

 お構いなく。気持ちが分かるとまでは言わないが、心中察する程度には…狩人やってるつもりだよ。

 正直、自分がエラい事になるのは慣れちまったが、ユニスが居る街が燃えてる時とかの再現をされると、冷静でいられるとはとても思えないしな…。

 

 

「…そう、ですか。自分だけが、と思っていた訳ではありませんが、やはり私はずっと自分の世界に閉じ籠っていたのですね。自分だけの悲しみに…」

 

 

 何を言ってるのか想像はつくが、そこで自分だけの結論を出されると結局自分の世界に逆戻りじゃね?

 まーなんだ、とりあえず無事だったんだからそれで良し、って事にしとけや。そっから先の事は、まぁ追々な。トキシの後継者云々も、結局はガセだったんだし。

 

 

「ガセ? …しかし、ならばその武器は?」

 

 

 ん? コレ? 穿龍棍っつーて、まだ未完成だが強力な力とポテンシャルを秘めた一品…なんだが、どうにも今一使い方がな。

 これがどうかしたのか?

 

 

「それを持っていると言う事は、あの方の後継者というお話は真だったのでは…」

 

 

 ……? ごめん、話が見えない。

 あの方って、歌姫サンが言うって事はトキシか? トキシと穿龍棍に何か関係でも?

 

 

「関係も何も、あの方が持っていた穿龍棍が、正にその武器なのですが」

 

 

 …マジ?

 

 

「はい。何度か間近で拝見したので、間違いありません。その後、何度か強化されたようでしたが、出会ったばかりの頃はその後武器でした。最初は、所謂双剣だと思っていたのですが、取っ手の場所やこの……なんです、長さが変わる仕掛けの部分など、色々と細かいところに特徴が」

 

 

 後継者ねぇ。同じ武器を使っているって基準なら、もう何人か後継者居るよな。

 

 ……ちなみに、こいつを使った時のコツとか聞いてないか?

 

 

「いえ…あの方は、寡黙でストイックな方でしたので。実を言うと、ちゃんとお話しできたことも数える程で…私の想いも、完全に片思いでした」

 

 

 

 

 

 …ん? んんー?

 

 何か引っかかるような気もするが、それは置いといて。結局、何か用だったのか? アノルパティスと戦って、無事に帰って来たかの確認?

 

 

「ええ、そうです。…あの後、色々と嫌な考えが止まりませんでした。それだけに、大きな怪我もなく戻ってこられて、心底安堵しています…。これであの方の無念が晴れるとは思っていませんが、ありがとうございました」

 

 

 礼を言われる筋合いがあるのかどうか…。

 まぁ、礼は素直に受け取って「旦那さん、旦那さん」……サムネ夫、どした? ここはユクモ村でもポッケ村でも幻想郷でもないぞ?

 

 

「何の事だかよく分からニャいけど、相談があるニャ。歌姫さんにもニャ」

 

「私にも? 何でしょう」

 

「ボク達、休暇が欲しいニャ。だからその間、歌姫さんのアイルーから一匹、お付きのアイルーになってほしいのニャ」

 

 

 休暇…? 普通の休みなら交代制で取ってるし、二匹揃っての休みもちょくちょくあるよな。って事は、長期休暇? どれくらい? 1週間くらいなら、好きな時にやれるけど。

 

 

「2か月だニャ。二人揃ってが厳しければ、妻だけでもお休みにしてほしいニャ」

 

「2か月…? もしや…」

 

「ニャ。ニャハハハハ……旦那さんは、ネコマには会った事があったのニャ。妹になるか弟になるか分からないけど、出来れば知らせてあげたいニャぁ。末っ子だって気にしてたから、きっと喜ぶニャ」

 

 

 …? ……!? お、おめでたかよ!? そういう事なら無条件でオッケーだ。2か月でいいんだな? 育児休暇は要るか?

 と言うか、何を前触れもなく孕ませとんねん。

 

 

「ニャハハ、あれだけ毎晩、とっかえひっかえ隣でサカられたら、ボク達だってついつい影響受けちゃうニャ。毎日の掃除も、イヤでもソッチ方面を連想するニャ」

 

 

 う、なんかごめんね…。

 

 

「気にしなくていいニャ。お仕事だと割り切ってるし、消臭玉があれば楽なものニャ。その分お給料もいいし…。まぁ、最初はエラい人のお付きになったニャーと思ってたけど、今ではオスとして心底尊敬してるニャ」

 

「…………………毎晩…。とっかえ…」

 

 

 歌姫サン、何か言え…いややっぱり言うな。

 つーか、トッツイ達から一人って事だが、それ本猫達は承諾してるのか? あいつらが歌姫サンの所から離れるなんて、ちょっと想像できないんだが。

 

 

「構いませんニャ。ずっとと言う事ではニャいですし、サムネ夫妻には色々と恩があるニャ。フロンティアで暮らしていけるようになったのも、ハンターさんを紹介してくれたのも」

 

 

 そういや、始まりはそうだったね。こいつらから、くれぐれもヨロシクと頼まれたんだっけ…。

 

 

「そのような事が…。サムネ夫妻、私からもお礼申し上げます」

 

「気にしなくていいニャ。あの気紛れで後先考えずに突っ走る迷惑なムッスコとも付き合っていけるハンターさんみたいニャから、何とかなるんじゃニャいかニャーって思って、軽い気持ちで紹介しただけニャ」

 

 

 その割には、当時礼というかボーナスとして出したマタタビも固辞して頭まで下げて…いや、これは無粋か。

 にしても、ムッスコだと言うのに随分な言われ様だな、正宗。ハンターのルールも無視して、ジンオウガに殴り掛かるような奴には、妥当な評価だと思うが。

 

 で、実際どうなん、歌姫サン。サムネ夫妻の頼みとは言え、仕事に入ってくれるなら給料を出す用意があるが。

 

 

「私は構いません。恩を返す事にもなりますし、身重のアイルーを働かせる訳にはいきませんから」

 

 

 ふむ。家事はどれくらいできるんだ?

 

 

「専門家には及びませんが、問題なく生活できるくらいには。…私が引き籠っていた間、特にトッツィは身の回りの世話を全てやってくれましたから」

 

 

 大雑把で単純なトッツィにしては、意外というか何というか。流石にネコ飯のスキルは発動させられないようだが、そこまで求めるのも酷だろう。

 しかし、部屋のお付きだったサムネ夫妻はともかく、バイトに夜毎の乱交の跡を任せるのは、ちょっと気が引けるな…。夜遊びを控えるのは無理だから、どっか別の場所に出掛けてサカるかな…。

 

 

 

 とりあえず、サムネ妻は完全に休み。サムネ夫は、アイルー3匹組と交代制で部屋に付く事となった。単純に、拘束時間が1/4だし、丁度いいくらいだろう。

 育児休暇だが、有給扱いにして給料出そうかと思ったんだが…「それはまた別の機会にニャ」と言われてしまった。

 

 

 

 

 そんなこんなで、サムネ夫妻のオメデタという予想外の案件に流されて、トキシは穿龍棍の話をするのを忘れてしまった。

 帰り際、歌姫サンは「…ここ、貴方の家だったのですね」なんて、すっごい今更な事を呟いていた。

 まぁ、知らずに新聞配達で配ってたものね。

 

 

 

 

 

P3G月

 

 

 早速トッツィが、サムネ夫の代わりに家に入った。と言っても、現状だとそう大した仕事がある訳でもない。昨晩は他所で遊んで、部屋も汚れてないからな。

 

 …でも、ちょっと問題かもなぁ。今までは(日記に書いてはいかなったが)夜毎夜毎に火遊びしに来る女達が居て、先に誰かがお邪魔してる事はあっても、その時は複数人プレイに参加させればよかっただけで、そもそも『留守です』ってパターンは狩りに行っている時以外は無かった。

 だから多少人数が増えても、破綻せずに上手く回っていた訳で。

 

 『遊び』に来たら、『旦那さんニャら〇〇の所へ夜這いに行ったニャ』という事態が続けば、そりゃ面白くもないだろう。……先客が居るという事態が面白いかと言われるとアレだが。

 …でも夜這いプレイはいいなぁ…。

 

 

 ふーむ、関係を持った人全員に、事前に「参加するなら今日は〇〇に集合ね」と連絡できる方法があればいいんだが。いやそれで解決……できなくもないんだよな…。

 ストライカーの猟団部屋の一室をヤリ部屋に……駄目だ、ミーシャなら何とか口説けそうだが、マオから拳が飛んできそうだ。

 やっぱり、暫く夜は誰かの部屋を渡り歩くかな…。

 

 …完全に人間のクズみたいな考えになってるな。とりあえずこの問題は後回しだ。悶々とした状態で考えてもロクな事にならん。

 

 

 

 

 差し当たり、本当は昨日行くつもりだったアノルパティスに行きますか。独りじゃ辛いし、レジェンドラスタの誰かに頼もう。

 

 

 

 

 …あれ、ナターシャさんにとっ捕まりましたよ? いつもの酒場に顔を出したら、どういう訳だが酒に超強い筈のナターシャさんが、空ジョッキ片手に突伏してたんで、気になってたんだが…まさか、近くを通ると同時に首根っこを掴まれ(動きが見えなかった…まだ弱いって事だなぁ、俺…)て連れ出された。

 

 一体何事ぞ…。

 とりあえず、アノルパティスの狩りには付き合ってくれるようだが。

 

 

 

 

 狩場につくまで、色々と愚痴に付き合わされたんだが……何というか、そのごめんなさい?

 

 俺か? 俺が悪いのか? そりゃ俺が悪いんだろうけども。

 色々と認めたくないから、言葉を濁していたようだが………はっきり言うが、以前のループで散々絡み合ったり理解しあったり(…理解、し合ってたよな?)した俺と、内面観察術の前にはマルッとお見通しである。

 

 

 

 

 率直に言うが、レジェンドラスタの中で「最後の一人」になりそうで、危機感マシマシなんだそーな。

 

 

 

 何の最後かって、そりゃナニだよ。『女になる』って意味のアレだよ。

 …一応言っておくが、レジェンドラスタの『女の中で』最後になりそうって意味だからな。いや、男性達はそれぞれ経験があるっぽいんだけど、ケツに突っ込まれた経験はない(筈だ)から。…でもキースさんの話を聞いてると、故郷の方では衆道の概念もあるし、狩りで滾った奴らがホモォ…な展開になる事もあるらしいが…。

 

 …いやいや、汚い絵面についての想像は止めて。

 

 

 現状、俺が関係を持っていないのは、ナターシャさん(今回はね)、ティアラさん…あと、何だっけ、チルカからちょっと話を聞いた程度の……クロ……クロス? クロエ? さん。ああ、あと1人増えるかもしれないって話ではあったな。

 ちなみに、見た所ティアラさんは………うーん…女になっているのか居ないのか…。どうやら経験自体はありそうなんだが…。

 姉のユウェルがチラッと零したんだが、どうにも百合系の趣味があるっぽくて………要するにアレだ、男と寝た経験はないが、女性とならヤッた経験があるっぽい?

 

 同性とヤッた経験だけなら、フロンティアじゃ珍しくはないんだがな…趣味に目覚めるまで行くのはな…。大体はその場しのぎの相手として、一夜の過ち(複数形)にするらしいんだが。

 

 

 色々な周囲の雑音はすっ飛ばすが、要するに『先輩』である自分だけ、ヤッた事が無いと言うのを気にしているようだ。いつぞやのループでも、それをからかわれて逆ギレ(?)して俺を押し倒す程度には気にしてたもんなぁ。

 先輩って言われてるだけあって、少なくともフラウやフローラさんより歳う……いや何でもない。ナターシャも充分若いよ? いやお世辞抜きで。

 その年齢なら、未経験なのも『貞淑』って表現がぴったり……え、違う?

 

 年齢が問題じゃない? 後輩に追い抜かれるのが、先輩として威厳の危機? いや、それこそそんな事気にしても仕方ないと思うけどね。

 極端な話、突っ走れば10歳前半でも経験する奴は経験するし、操を立てて一生守り切る人も居るし。後者は極端すぎるにしても、真面目に巡り合わせと………ああはいはい、分かった分かったわかりましたって。

 

 ナターシャさんを抱きたくないとか、そんな事ある訳がないでしょうが。男だったら、特殊な性癖を持ってない限り一度は抱いてみたいセクシー美女ですよ、本当に。

 

 

 

 ああ、証明しろと言うなら、今すぐにでもするさ。まだアノルパティスに遭遇してないけど、狩りの事なんぞ放り出して今すぐ犯すさ。

 言ったな? 言っちゃったな?

 

 ああ、男の性欲舐めるなよ。今すぐに

 

 

 

 

 

 くうきよめ、つのざめやろう

 

 




外伝22の続きです。
ニーアオートマタ編その2。


 2Bに、霊力を見せてほしい、と頼まれた。別に見せるのは構わない。習得している人はそう多くないが、俺達が異能持ちだと言うのはメゼポルタ広場では有名な話だ。
 不可解、と言われたが、とりあえずそういう力が存在しているのは認めたようだ。アンドロイドと言う割には、割と頭が柔らかいね。

 A2も同じような疑問を持っていたし、その時の事を例に出そう。
 あれは、A2がメンテ不足で動けなくなったのを治そうとした時の事だ。



 現状、アンドロイドに使った例はA2しかないし、これはあくまで俺の持論…根拠がある訳じゃないから、妄想と言われても文句は言えない話だが…霊力と言うのは、万物に宿る『反応しあう力』だ。
 生物に強く宿るが、無機物にも宿らない訳じゃない。
 そうだな、例えて言うなら磁力のようなものだ。磁力そのものを手に取って触れる事はできないが、確かにそこに力はある。そして、同じ極同志を近付ければ、自然と反発しあう。それと同じ事が起こっている。

 霊力だけでは、物質に干渉する事はできない。目には見えるが、幻のようなものだ。が、これに意思が乗ると『磁力』が付く。反発する代わりに、乗せられた意思の通りになる、って事だな。
 
 

 だから例えば…まずはこう、何も意思を載せてない霊力を棒状にして、このように体に触れさせる。


「…それで…?」


 …で、意思をオン! 霊力巡回をさせる為に、まずはとっても気持ちよくな~れ~!


「っ!? なっ、体、がっ、ノイズ…! ウィルス…じゃない…! これは、何…これが…霊力…!?」


 おーい、エラく驚いているけど、今からその反応じゃ色々保たんぞ。体内に流し込んでいる霊力の量もまだ微小だし、そもそも手にふれさせてるだけだし。
 これを、イヤらし…もとい、癒しの意思を込めて送り続ければ、徐々に体は回復していくという訳だ。


「だ、だったら、初めからそうっ…こんな、ノイズ、何の…為に…!」


 だから、霊力をより強く多く送り込む為だってば。…かなり長くメンテしてないみたいだし、これかなりゆっくりやらないと、万全の状態まで戻せそうにないな…。


「よ、よせ、私は、こんな情報は知らない…!」


 治る可能性があるならなんでもいいから、ってゆーたのお前やん。初めての体験や感覚になる、とも忠告しておいたし。
 
 さて…とは言え、俺も実際に持ってるナニじゃなく、霊力で作ったナニだけでアンドロイドをよがらせる、と言うのは初めてなんでな。まぁ、多少加減を間違えても、致命的な事にならないのは保証するよ。
 やっぱり実弾使えないと、イマイチ霊力も意思も伝え辛いしな…。

 じゃ、続けていくぞ。あ、霊力循環の為の作業として、キスとか愛撫とか色々するけど、暴れんなよー。暴れんなよー。
 手の先から腕へ、腕から肩へ、脇へ、胸元へ、首筋へ。霊力を込めた手のフェザータッチで、A2は怯えるように身悶える。

 ふむ…機械だから不感症なのかと思ったが、逆に凄い敏感だな。成程、本来は無い機能や情報を、受け流す事も上手く処理する事もできないのか。ま、好都合だな。無反応より、こっちの方が滾る。
 よーし、調子に乗ってもっと愛撫しちゃうぞ。

 まだ人工皮膚が破れたままの胸元に手を這わせ、丁度手に収まるくらいの程よい大きさの胸を揉みしだく。それだけでも堪らないらしく、逃れようとするA2。
 はっはっは、平時ならともかく、ベッドの上で寝ころんだ状態で、俺から逃げられるとでも?
 むしろ、胸を掴まれたまま体を捻った事で、ぐにぐにと形が変わって実にいい感触。

 ふむ…乳首…は無いか。人工皮膚が回復すれば出来るのかな? いずれにせよ、吸い付けないのはちょっと残念だ。
 胸を捏ね回す手はそのままに、口で愛撫を始める。首筋にキスをして、胸元に向かって舌を這わせ、今度は脇の下へ。…むぅ、わかっちゃいたが、脇の下も汗の味はしないな。
 脇の下を嘗め回されても羞恥の表情はなく、ただ本来なら感じる筈のない感覚に戸惑い悶えるばかり。羞恥攻めや焦らしプレイはまだ無理かな。


「んっ…くぅ、やめ、やめろ…やめて…」


 本格的に体が弛緩してきたのか、逃げようとする動きも弱弱しい。普段のA2の口調とは違う、気弱な懇願。目元に僅かに滲む水。
 本来なら罪悪感を持たせる筈のそれらも、ベッドの上では獣欲を掻き立てるスパイスにしかならない。

 だいじょうぶだいじょうぶやさしくするから、なんて釣りあがった口を隠そうともせずに囁きながら、愛撫を下に。
 乳首やヘソが無い時点で予想はできていたが、やはり女性器の感触はない。小さな穴があるにはあるが…多分おしっこの穴だなコレ。とりあえず、弄り回そう。


「だめだ、そんなとこさわるなぁ…」


 そう言いながらも、快楽に流されかけているのは表情を見れば分かる。排泄用の穴を触られるのも、戸惑いはしても恥ずかしくはないか。
 アンドロイドは水からエネルギーを生成できるから、ってそれ以外摂取しようとしないんだよな、A2って。文字通りキレイな水だから、弄り回してお漏らしさせてインニョするのもアリっちゃアリだ。

 そんな事を考えながら、A2の股間に顔を埋める。文字通りツルツル、入れるべき穴も無いが、ここが他の場所以上に敏感なのは間違いない。腰は人間の体の中心。…性的な意味ではなく、重心、体の基幹という意味でね? そこは体の中心であるが故に、大きく動かすのが難しいところでもある。
 つまり、ココを抑えて快楽を送り込めば、逃げる事も、体を捻って快楽を受け流す事もできないって事だ。

 事実、好き放題に嘗め回されているA2は、もう連続絶頂しているんじゃないかというくらいに体を痙攣させ、両足と手で俺の頭を押さえ込んでいる。自覚しての事ではないだろう。ただ縋り付くものが他にないだけだ。


 ふむ、しかしどーしたものかな。A2の状態回復自体は出来ていると思う。俺とA2との間で循環する霊力が、A2の内部を癒していっているのが感じられる。
 それはいいんだが、俺の方のモヤモヤがな…。突っ込めないのは残念だが、無い物は仕方ない。射精するだけなら、素股、尻コキ、フェラ、手コキと色々手段はある。…フェラと手コキは、今のA2じゃ無理だな。ヘロヘロ状態になっている上、まだ快楽に怯えが残っている。
 でもなー、どうせだからA2も徹底的に感じさせて、同時に射精したい。回復効果も、それが一番効果が高い。ような気がする。
 そうなるとやっぱり挿入したい…。


 …ふむ、待てよ。オカルト版真言立川流中伝に、丁度いい術があったような…。
 なるほど、こういう時の為の術だったのか。こんなの使うくらいなら、直接突っ込むから意味ないなーとか思っていたが…よし!

 一際強く霊力を吹き込み、エビゾリになってから崩れ落ちたA2を、四つん這いにさせる。「まだ続けるのか」と無言で、涙目状態で振り返ったが、お尻をペチペチ叩くと諦めたように俯いてしまった。


 さて…まず、股間に霊力を集めます。ナニが滾ったままですが、注意しないといけないのは、ナニに霊力を込めるのではなく、霊力で棒を作る事です。おちんちんが2本生えているよーな状態にしましょう。
 そして…肉棒はA2の太腿で素股し、霊力の棒の方をA2の股間に突き立てる! と同時に、「もっと気持ちよくな~れ」を発動!


「はっ、あ、かはっ、あ…!」


 目を見開いて、体を硬直させるA2。本来なら自分に存在しない筈の機関を使った感覚。感覚を受け流して処理する事ができないA2にとっては、どれ程の衝撃だったろう。
 更にそれを前後してやれば、もうA2のリソースは体内の感覚に全て集中する。端的に言えば夢中になっているって事だ。

 これぞオカルト版真言立川流、倉宇座強姦の術。物質を透過する霊力の性質を利用し、貫通。その後霊力に快楽の為の意思を付与する事で、女性器が無い相手をレイプする事が出来るのだ。クラウザー様マジリスペクト。流石に東京タワーはまだ無理だが、タンバリンくらいなら俺でも出来るぞ。
 ちなみに物理的に貫通する訳ではないので、処女を処女のままレイプする事もできるぞ。痛みもなく、与えるのは性感だけだ。割と真面目にマジカルチンポである。

 と言う訳で、どんどん行くぞー。A2、これも治療の為だから、頑張って受けんしゃい。
 腰を掴んで、バックで思いっきりピストン運動を繰り返す。


「あっ、あっ、あ、あぁ、だめ、こわれる、へんになる、いしきりょういきに、へんなばぐが」


 へぇ、もうイキそうになってるのか。
 アンドロイドでも、女と同じだな? もっと感じろ。初めてでも連続絶頂するんだよ。本来存在しない穴を抉られて、女の子と同じ声をあげてメスイキしろ! ほら、ほらほらほら、イけ、イけイけイけイけイけ!


「~~~~~!!!!」


 体を硬直させるA2。同時に、引き抜いて出した精が背中に着弾する。それが追い打ちになったのか、またビクンと体が震えた。


「あ……あつい…せなか…」


 精液の温度なんて、本当はぬるいくらいだけどな。その熱さを忘れないように…さぁ、もう一回イこうか。

 






 …と、A2の初体験はこんな塩梅だったなぁ。ちなみに、暴れるなとゆーたにも関わらず、キスの時に噛みついてきたけど、ヘロヘロ状態になってて甘噛みにしかならなかった。
 ちなみにバーサーカーモードとやらを発動したが、それでもヘロヘロだ。むしろ多感症状態になったな。いやー、ちょっと動くだけでヒィヒィ言うA2は実に可愛かった。


「なるほど…。……ポッド、A2をもう少し強く押さえ込んで。武器も取り上げて」

「~~~!!!~~~~~!!!!!」


 うーん、A2も恥ずかしいって感情を覚えたなぁ。うんうん、遊び甲斐があっていい傾向だ。


「い、いい傾向だじゃない! 何でそんな事まで話すんだ!」

「A2は初めから上手く性行為をこなし、猟団長を満足させたと言うのは」


 満足したのは否定せんが、見栄ですな。最初の頃は怯えまくって奉仕もできなかったし。


 で、どったのよ2B。いきなりナニの情報収集なんか初めて。…何、抱かれたくなった訳? そんな好感度を上げるよーなイベント、無かったと思うんだが。


「現状、帰還の目途が一考に立たない以上、メンテナンス手段の確保は急務。その為、情報収集が必要だっただけ。A2の抵抗感や、行為による感覚に興味はない。……が、一つ分かった事がある」


 ほう。


「貴方が霊力と呼ぶその力は、我々にとっては電子ドラッグに近い。しかも、極めて悪質な」


 …言いおるわ…。しかも普通に否定できねぇ…。それで人生狂った奴を何人増産したことか…。


「その力に触れると、力の使用者が望む幻覚を見せられる。ハッキングによる、感覚の操作と判断。しかし、A2を診断する限り、後遺症自体はないと判断される」


 おい、診断っていつしたんだ。いくらA2が以前に比べて大人しくなってるとは言え、素直に受けるとは思えないんだが。


「先日、猟団長がA2を撫で回して…名称『猫可愛がり』で眠った後に診断した」

「!!!!~~~!!!!!!!~~!~!~!~」


 見られていた事にA2が色んな意味で大慌てだが、むしろもっと追撃していいぞ。
 ああ2B、ついでだからA2を完封できる人類が生み出した関節技を教えてやろう。その名も「恥ずかし固め」と言ってな…まぁ、今度図解にして見せてやる。


「うああああ! 余計な事を言うな猟団長のアホー! こんな所に居られるか、私は狩りに行くぞ!」


 あ、バーサーカーモードでポッドを振りほどいて飛び出していった。狩りに行くのはいいが、ちゃんと道具は準備していけよー。
 あと、人格がヒジョーに丸くなったり、俺の都合のいい女になったりするのは後遺症にカウントされないんだろうか…。
 そんで?


「極めて危険ですが、ウィルスではなくハッキングの類ならセルフチェックで対応できます。猟団長にメンテナンスを依頼します。ですが、私はA2のようにはなりません」


 ふむ…。了承した。A2にしたって、俺が意図してこうした訳じゃないんだが、そこはどうでもいいか。
 とりあえず、こういう場合には、この宣言をするのが風習だ。


「アンドロイドに風習は関係ありません。…ですが、現地協力者と円滑な関係を築く為に有効なコミュニケーションと認めます。では宣言を。『霊力なんかに、絶対に負けない!』」

 
 

 …と、A2が飛び出していってからは、こんな塩梅だったなぁ。
 ん、実際の2Bの初体験? みりゃ分かるだろ。

 ベッドの上で、股間をスリスリされて動けなくなってるのが見えるだろ。ちなみに、普段着からスカートだけ剥ぎ取った状態です。


「あ……あ……あ、は…」

「報告。アへ顔」


 ポッド、この程度じゃアヘ顔とは言わない。これは精々惚け顔だ。


「訂正。惚け顔。データ収集の為、画像を保存」


 …やめてやれと言うべきか、むしろ推奨すべきか…。
 にしても、セルフチェックで対応できるんじゃなかったのかね。


「その方法、私が試してない筈ないだろう。全く効果が無かったぞ。余裕が無くて起動させるのも一苦労だし、起動させても…その、感覚にリソースが奪われて、セルフチェックの動き自体が遅すぎる。そもそも、AI自体に異常が発生している訳ではないから、多分何も検知できないぞ」


 ふーん。えい、爪先でコリコリ。おお、ビクッて跳ねた。いい反応するなぁ。この子も自称不感症の敏感肌だわ。
 突き出されている舌に、唾液が絡みついている。唾液の粘度を見る限り、かなりの興奮状態だな。…アンドロイドの構造が、どこまで人間と同じなのかは分からんが、とりあえずこれについてはA2も同じだったし。


「ポ……イ……イ…」

「推奨。明確な発言」

「あー、多分「ポッド、バイタルチェックを」だ。無駄だと分からないのかな」


 分かってないか、分かってるけど抵抗しているつもりかのどっちかだな。
 もう遅いと思うけどなー。だって、さっきから2Bの腰、クネクネ動いて『もっと引っ掻いて』って主張してるもの。そんで実際に弄ってやると、「あ゛~」って嬉しそうに喘ぐし。


 んー……なぁ2B、バイタルチェックがしたいなら、手を止めようか? 想定外の事態で辛いんだろう?
 …お、太腿のいい感触。離れないでとばかりに挟みに来たな。
 体は正直だねぇ。…アンドロイドの場合、プログラムが正直なのかな。

 ま、ご褒美に、もうちょっと霊力強くして…イメージ的には、クリを優しく毛筆で撫でてる感じで。


「~~~~!!!!!」

「警告。誤作動により、貯蔵している水が噴き出す可能性」


 文字通り綺麗な水だから、全く問題はない。…ああ、このレオタードが濡れるかもしれないか。じゃあ、ちょっとずらして……続行。ほれ、漏らせ漏らせ。俺とA2の前で、嬉ションしてみな。

 ……おお、綺麗な虹がかかったな。ポッド、ついでだから撮影しといて。


「猟団長からの要請。了承」

「……猟団長、私も何かしていいか?」


 ん? …ん、いいよ。A2って、今まで乱交に混ざっても優位に立ててなかったもんな。タチを務めてみるのもいいだろ。
 そんじゃ、股はA2に譲って、俺は胸とかを弄りますかね。霊力はココらへんに残しておくから、弄れば2Bに感覚が行くぞ。


「了解した。…2B、気分はどうだ? 『私はこんな事にはならない』と言っておきながら、言葉も出せないくらいに感じさせられて。ほら、何とか言ってみろ」


 嘲りながら、A2はスラリとした足を延ばし、今まで俺が弄り回していた2Bの股間を踏みつけた。流石にブーツを脱いでの事だが、高慢クールビューティっぽい外見(実態はともかく)もあって、M奴隷を責める女王様のように見える。
 アンドロイドにとっても屈辱的な行為だからか、それとも単に刺激が弱まったので逃げ出そうとしただけなのか、2Bがもがき始める。

 はーい、怖い事なんてないからね、何にも考えずに気持ちよくなっちゃおうね。ほら、絶対にいかがわしい目的で開けられている服の穴から侵入して、おっぱいモミモミ、乳首もコリコリ。
 体が治ったA2で散々実験したからな。おっぱいと乳首で、感度の差があるのも確認済みよ。
 基本はおっぱい、時々何かしようとしたら乳首をピンッと。


「あ~あ~言ってても、ずっとこのままだぞ。ごしゅ…猟団長は、女の方から強請らせるのが大好きだからな。頑張って、『A2のように犯してほしい』とでも言ってみたらどうだ?」


 おうおう、A2も責めるのが楽しくて仕方ないらしい。目付きが明らかにドロッとしとる。
 2Bも段々、頭が本格的にマヒってきたようだな。悶え方が、明らかに逃げようとする動きから、もっと強い刺激を求める動きに変わっている。どんな動きをすれば乳首ピーンをされるのか、この状況でも学習するとは…。

 にしても、2Bのおっぱいはいい感触だな。大きさは丁度掌に収まるサイズ、生物特有の温度こそ無いが、手触りとハリは圧巻だ。内部が機械だと分かっていても…いやそれはそれで味が…。


 さて、2Bも性感という文化に汚染できたようだし、そろそろヤっちゃおうかね? さてどうするか…。
 A2の時は素股だったが、2Bは…うん、レオタードに潜り込ませての尻コキにしよう。
 そうなると、自然とうつ伏せになるから、A2の足でグリグリが出来なくなるな…。よし。


 A2、ベッドの下から道具取って。この前、A2がナターシャに使った奴。


「ナターシャに…ああ、あれか。しかし2Bには入れる場所が無いぞ?」


 上にはある。


「……これが人類の業と言う奴か…。我々アンドロイドでは、とても考えつかん…」


 なんかブツブツ言いつつも、ゴソゴソと道具を取り出し、いそいそと取り付ける。ちなみにブツはディルドー。双頭ではなく、前だけある奴だ。
 俺が二本差しプレイに散々使いまくったためか、特に何もしない内から女をよがらせる為の霊力が宿っている一品だ。

 ソレを認識しているのかいないのか、荒い息をついている2Bを四つん這いにさせ、後ろからナニを宛がう。
 2Bには生殖機能は無いが、これまでの責めから、更にとんでもない事になると察しているのだろう。何とか四肢を踏ん張って立ち上がろうとするが、出来る筈もない。逃げられる筈もない。


 それじゃ、2B…覚悟はいいな? これもオーバーホールの為だからな! 是非もないよネ!
 高く突き出された、レオタードに覆われた尻を鷲掴みにし、食い込んでいるレオタードの下に棒を潜らせる。
 同時に、A2は2Bの顔を掴んで持ち上げ、腰に装着されたディルドーを眼前に突き付けた。歯を食いしばって、口を犯されるのを防ごうとする2Bだが……。

 そーれ、インサート!(霊力)


「っ、ぁ…! んぐっ!」


 俺が腰を前に突き出すと、実体を持たない霊力が2Bの股間に捻じ込まれ、そこから送り込まれる快楽という情報によって、2Bの動きが完全に止まる。
 抵抗ができなくなった一瞬を逃さず、A2はディルドーを2Bの喉まで押し込んだ。

 上から下から貫かれ、本来なら感じられない感覚を送り込まれる2B。
 快感の為か、尻がローターでも仕込んでいるかのように震えまくる。おお、2Bの尻の感触もいいし、スベスベレオタードが先端に擦れて……。これは堪らん…!


 好き放題に腰を使ってやると、A2も悶える2Bに嗜虐心を刺激されたのか、歪んだ笑みで2Bにイラマチオを繰り返している。人間相手なら傷をつける危険がある行為でも、アンドロイドの頑丈さなら話は別だ。遠慮はいらんとばかりに、オナホを犯すように腰をフルA2。
 初体験だと言うのに、逃れようもない快感と霊力を延々と注ぎ込まれる2Bは、もう理性…正常なプログラムを失ったかのように、痙攣を繰り返す。どう見ても壊れる一歩手前だが、まだ大丈夫。A2を散々抱いて、この程度ならまだ余裕って分かってるからね!

 とは言え、ここでフリーズされても面白くない。本格的に高ぶってきたし、そろそろ一発出しておこうかね。
 スパートをかけると、A2も察したのか、ディルドーを口から引き抜いた。頭を離したので、2Bは尻を掴まれたまま倒れ込む。
 塞がれていた口が開き、そこから漏れ出てくるのは言葉にならない機械音声混じりの喘ぎ声だけ。

 機械音声が、高い音だけしか聞こえなくなってきた。そろそろ…出すぞ!



 うっ


 レオタードの下で、びちゃびちゃと白い粘液が吐き出される。剛直を引き抜くと、白い衣装にじんわりとシミが広がっていった。


「あ………あつ、い…」

「ふふふ、なんだもうダウンか? だが…猟団長はまだまだ元気だぞ」


 俺のナニに手を伸ばしながら、A2は2Bの背中に出来たシミに舌を伸ばす。背筋の熱を奪い取られるかのような感覚に、2Bは小さく震えた。

 さて……これからどうしようかな。俺はまだ何度でもできるけど。
 A2もコイツを欲しがってるし…。2Bに無理をさせ続けるのもな。

 なぁ、どうだ2B? 休んで、本当にオーバーホールされた状態になっているのか、確かめてみるか?


「……………」


 息も絶え絶え、まだ四つん這いのままの2Bは………。


「…………(クイ)」


 無言で、もう一度尻を突き出し、両足を広げて見せた。悪いな、A2。今夜の出番は、まだ先だ。
 この後、無茶苦茶ドロドロにした。どのくらいって? 2Bが「変態! 変態! 変態人間!」って指さして大騒ぎするくらいだよ。






 翌日。
 2Bもひよこのように、俺の後をついてくる事になった。じーっと見つめてみると、ちょっと視線を逸らし、その後チラチラこっちの様子を見るのがカワイイ。
 A2とイチャイチャしてみると、自分も…と言わんばかりにじーっと見てくるのもカワイイ。

 …ただ、ちょっと色ボケしてるっぽいけど…まぁいいよね!
 

 
 




 





「起きろ。…起きろ。いつまで寝ている」


 …んぁ? A2? 2B?


「…何の暗号だ」


 え…。……デンナー? あれ、ここは…俺は確か…採取依頼に出て、魚釣って焼いて食おうと…。


「夢の話か? 偶には男連中で呑もう、と言い出したのはお前だろうに。他の連中はもう引き上げたぞ」


 ………ああ、そうか、いつもの夢か…。えらいリアルで長い夢だったな。
 悪い悪い、今日はもう帰るわ。二日酔いにならなきゃいいが。


「大して飲んでないから大丈夫だろう。お前にしては珍しく潰れたな…。まぁ、気を漬けて帰れよ」



 …そのまま、猟団部屋を出てマイルームに向かう。
 うーむ…本当に夢だったのかな。いつもの夢…なんだろうか。それにしては、今回は別の世界に行くのではなく、別の世界からこの世界にやって来たという変わり種だったが。猟団の連中が、二人の事を覚えてないって事は、夢だったんだろうなぁやっぱり。猟団内でも、加工屋でも有名だったからな。あの服にインスピレーションを刺激される、って。

 夢だったとしても、どうも落ち着かんな。最近はいつも、二人が後ろをアヒルみたいについて来てたからなぁ。
 にしても、中途半端なトコで目が覚めたもんだ。釣ったキレアジ焼いてたんだし、食ってから起きたかった…。あの二人の感想も欲しかったし。

 うーむ………マイルームに帰ってはきたものの…。
 夜毎の人形遊び(アンドロイドに対する蔑称になりそうだが、本人達がオモチャ扱いを望んだので)も出来なくなったし、ちゃんと寝られるかな。誰かの所に泊まりに行くか?


 ……あれ? ベッド脇に……女物のブーツ。……2Bが履いてたやつだな。…別にニオイなんて嗅いでないぞ、素材が特徴的だからすぐわかっただけだぞ。それに、アンドロイド達は発汗機能とか無いから、ニオイも籠ったりしないし。
 …やっぱ、単なる夢じゃなかったか。ふーむ……あっち側に戻っていった…んだろうか? 新しいパターンだからちょっと分からんな。…まぁ、今までの夢だって訳が分からなかったが。



 …数日後。



「よ、ヨルハ部隊オペレーター担当の9Oです! 趣味は映像記録鑑賞、夢は地球に実際に降りて色々な物を見る事でした! お話は2Bさんから伺っています! あと、A2さんは行方不明ですが、無事に活動しているのは確認されているのでご心配なく!」


 ……いつの間に夢に入ったのかな…。


「あ、あと、この日の為に性交渉機能がある義体に変更してきたので、以前のお二人ではできなかった挿入もオッケーです!」


 ………はい?
 …この後、二人にしたプレイが映像として送られていた事とか、それが貴重な人類の記録として(エロ関係を特に重点的に)保護・閲覧されている事とか、2Bが半狂乱になってその記録を消そうとしている事とか(A2が行方不明なのって、コレで飛び出したからじゃなかろうか…)、アンドロイド達がいつか自分も呼び出された日の為に女性用の性交渉可能な義体を手に入れようと予約が一杯だとか、その為の専用義体の開発希望がアンドロイド達から集まっているとか、どっからどう影響したのか最近の機械生命体は「ダイスキ!ダイスキ!」と重なり合いながら腰を振る動作をするようになったとか、一部のアンドロイド(…同胞殺し…か?)から俺がメシアの如く崇められているだとか、色々衝撃的だった。
 先日確認された、アダムとイヴなる機械生命体達は、腐女子大歓喜のホモホモしいお耽美ワールド(インサート有)を展開しているものの、他者に興味を示さず脅威度は低いだとかなんとか。


 しかし、見事にアンドロイドがセクサロイド希望になってますねぇ…。まぁ、今度2BやA2が来た時には、挿入可能な体になっている事を願っておこう。


「はい、戻れたら司令部に伝え、2Bさん・A2さん両名の義体改造希望は最優先するよう提案しておきます! 猟団長からの希望であれば、無下に却下される事はないと思いますよ」


 ……追い打ちかな…。

 尚、彼女が(お望み通り挿入までして)夢が終わった後にも、度々同じような現象が起こった事を追記しておく。9Oは『私達より先に本番なんて…』と、2Bに睨まれたとかナントカ。

 基地の司令官とやらがやってきた時は、流石にマズいんじゃないかなーとは思ったが…。
 まぁ、これ幸いと今後予想されるヤバゲな展開とその対応策、脱走した裏切者と言われていたアンドロイド達の有効活用を吹き込んで唆したけど。後に来たアンドロイドの話では、本当に時間式のバックドアが見つかって大騒ぎになったとかなんとか。
 指揮官機からの伝言で、「このような決定をされるのなら、ヨルハ部隊がそれに従う理由はない。幸い、我々は本当の人間と接触し、その指揮下に組み込まれた。そちらの所属が本当の立場とする」なんて事を言われて、知らない間に部隊のトップとしての立場になってしまった。

 それ以上にヤバかったのは、2Bと色々話をした後の「お前はウチの猟団の2Bであって、他の部隊の何かではない」宣言の後の2Bの反応とか。双子アンドロイドが来た時に話をした後のガチ号泣とか、な。
 何て言ったっけな、あの時…酒がかなり入ってたしな…。確か…。


「私は許す。私が愛す。私が貫き私が罰する。私の許しに抗う者は一人も居ない。
 罪悪感を植え付けられた者で許されない者は一人も居ない。
 身を粉にして尽した。
 過ち、後悔した君達を俺が招く。俺に付き従い、俺と共に歩み、俺に寄り添え。
 贖罪を。罪を忘れず、罰を忘れず、俺に懺悔せよ。
 俺は軽く薄く、あらゆる悲嘆を受け流す。
 嘆くなかれ。
 過ちには是正を、意識無き絶望には未来を、嘆きには安らぎを、過去の罪には未来を。
 安寧は俺の元に。お前の罪に精を注ぎ洗い流そう。
 未来はその中でこそ与えられる。
 許しはここに。抱きしめる俺が誓う。
 その魂に祝福を」


 …なんでこんな事言ったんだろうな。いや、本心ではあるんだけど。



追記。夢がかなったとか言って、超好奇心前回の9Oは、2BとA2のケンカより面倒くさかったと言っておく。


ニーア・アンドロイド編その2。
ちなみに、感情を禁じ得ない2Bちゃん状態になってしまったとかナントカ。


 尚、この世界線での9S。
①『N』OT START
「え、2B? 映像…もとい、聞いた事はありますが、直接会った事はありませんね」
 そもそも出会わず。

②BREAK HEAR『T』
「私は…猟団長の所に帰るんだ…! 私は猟団の2Bだ………※型なんかじゃない…!」
 出会うも2Bが先にご主人様を見つけていた為、ハートブレイク。しかし自覚無し。この時、ちょっとネトラレ趣味に目覚めかけるが、その感情が何のか理解できてない。その後、別の女性型アンドロイドとの出会いにより立ち直る。尚、そのアンドロイドがモンハン世界に来るかは不明。

③T『R』ANCE SEX
「さて、準備はこれでOK。後は向こうに辿り着くように祈るだけっと…」知的好奇心と流行に従い、TSする。
 モンハン世界に来れるか、中身が男性モデルでもOKなのかはお釈迦様でも分からない。だって管轄外の世界だから。
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