※この作品はR-18です。

狩りゲー世界転生輪   作:時守 暦

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第281話

NTD3DS月

 

 

 ミキを膝枕したまま一夜を明かした。夜中にドスファンゴとかリオレイアとかが走り回って騒がしかったけど、一睨みしたら逃げてったから問題ないよね。全く、ミキとアキャマ殿が起きるだろうが。

 …最初にベースキャンプ近くで爆走していたドスファンゴは、投げナイフだけで仕留めて朝ご飯として確保しました。

 

 朝っぱらから牡丹鍋というクッソ重いメニューだったが、二人ともよく食べますな。いや俺も食うけど。

 

 

 

 さて、それはそれとして狩り語りの時間である! エロ語りじゃないよ、狩り語りだよ。要するに、ミキとアキャマ殿の動きの品評会だな。

 

 

「お、お手柔らかに…」

 

 

 心配すんな、現状では特に問題ない。…下級なら、って前置きはつくが、下位ハンターの中盤くらいまでは特に苦戦も無しで行けるだろ。

 問題があるとすれば…ミキ、君の動きだ。仕方ない事ではあるんだけどね。

 

 以前にも言った通り、君は通常のハンターとは少し違う。強化された体の為、ハンターとしての訓練も従来よりも短い時間で終わってしまった。だから、ハンターとしての動きも完成してないし、アラガミ化した人間としての動きは全くできてない。

 極端な話、身体能力でゴリ押ししてるんだ。

 

 

「…はい…」

 

 

 ま、教えてくれる人も居なかったし、自力で研究できる程慣れてないんだし、それでここまでやれるって事が既に高評価なんだが…。ハンターとしての動きは、アキャマ殿や猟団に見てもらうといい。アラガミ化した人間の動きは……まだ教える必要はないか。組み合わせれば結構なシナジーがあるんだが、異なる技術を同時に覚えようとするのは難しい。すでに霊力修行中でもあるから、時間が足りない。

 

 

「お任せください! 自分に訓練を施した、ハードマン教官並の訓練を…訓練………を……う、うわぁぁぁん! 申し訳ありませんミキ殿ぉぉ! 自分、ミキ殿にあのような罵声やセクハラソングを歌わせるなんて、出来ないでありますぅぅぅ!!!」

 

 

 やっかまし! そこまでハードにせんでええわい! …いや、した方がいいのかな? まだハンターとしての活動と言うか、命のやり取りに躊躇いがあるようだし…。

 しかし何だな、意外といい動きするんだよな、ミキって。動作じゃなくて駆け引きや間合いの調整って意味だけど…ハンターとしての訓練も受けきってないだろうに。

 

 

「あ、それなら多分、実家で聞いていたあれこれのお陰じゃないかと。ハンターを支援する、と言うのが実家の家訓でしたから、その為に色々な逸話やお話が記録されているんです。…アキャマさん泣き止んで…」

 

 

 へぇ、値千金の薫陶を、言葉だけとは言え聞いてた訳か。…案外、ミキって支援よりも、直接ハンターする方が向いてんじゃね?

 …思い付きで言ってみたけど、割と真面目にアリかもな…。マキ嬢だって、見ず知らずのハンターを支援するより、カワイイ妹を応援する方が身が入るだろ。計画立案・援護担当のマキ嬢、資金や補給担当のお母さん、それを受けて現場に立つミキ。…結構いい構図だと思うよ?

 

 

「…そうかも…」

 

「それがいいであります! ずっと一緒にハンターであります! でも出来ればご家族とも仲良くしたいであります!」

 

 

 ま、そっちはマキ嬢のリアクション待ちだね。連絡が来たら、そっちにも知らせるよ。

 とりあえず、今日の所はこれで帰ろうか。

 

 …さっきの構図、お父さん居るとしたらどこになるかな…。

 

 

「ハンターだったらしいですし、私に訓練をつけてくれる先生になるんじゃないでしょうか」

 

 

 つまり、現状だと俺の立場か? まぁ、大した指導はしてないが…。

 

 

「年齢的に、勉強を教えてくれる親戚のお兄ちゃんポジでありますな。自分は、ミキ殿の…」

 

 

 ワンコでよかろ。

 

 

「犬じゃないであります!」

 

「あ、犬はもう実家で飼ってます。…心配してないかなぁ。散歩は大抵私と一緒だったし」

 

「…ミキ殿といつもお散歩……犬でもいいかも…」

 

 

 

 

NTD3DS月

 

 

 昨日はミキと一時間ばかり訓練して終了。うーん、何だか妙な事になっちゃってるよな、今更ながら。

 …考えてみれば、ミキのアラガミ化現象って色々不自然なんだよなぁ…。ゴッドイーター化にせよアラガミ化にせよ、普通は1時間もあれば完全に完了するものなんだが。

 ウェストライブ領から、俺に惹かれて遥々やって来たと言うのも推測にすぎない。そもそも、特異点モドキである俺に襲い掛かる理由があっただろうか? 特異点って、そーゆーもんじゃなかった気がするが…。

 

 まぁいいか。ミキの霊力は、本人は自覚して無さそうだが徐々に増えてきている。このペースなら、薬が尽きる前に霊力を会得できるだろう。

 マキ嬢の本心が聞けた為か、忠犬アキャマ殿を始めとしていい友人が周囲に揃っている為か、メンタル面も特に問題は無さそうだ。

 

 

 

 それはそれとして、意外な所から朗報が舞い込んできた。と言っても、俺には直接的な関係はない事だが。

 壊滅してしまったトゥルートの村と住民達についてだが、援助の申し出があったそうなのだ。村の立て直しと言う事ではなく、引き取り先を作って、そこで住み込みで働いてもらうと言う事だが、少なくともこれで衣食住は保証される。

 

 あの村の領主にはそんな余裕はなかったそうだが、一体どこから……と思ったら。

 

 

 何故にウェストライブ領から? 俺、政治的な問題とか貴族の面子とかよく分からんのだけど、これって他所の領地の問題に首突っ込んでる事になるんだよな? 問題にならんの?

 

 

「普通なら、良くも悪くも問題になるね。他所の問題に口を挟むのもそうだし、口を挟まれなければ支援が出来ないと言うのも、土地の主として問題だ。はっきり言えば、ウェストライブ領が他所の領地を意味もなく支援するとなると、それは領民から受け取った税を、全く関係の無い所に注ぎ込む事になりかねない。…が、今回はそうではないのさ」

 

 

 どういう事なんですか、毎度お馴染み意外と出番のあるエドワードさん!

 

 

「まずは、ウェストライブ領の家訓。これが、ハンターの支援にある事は知っているかな? 幸運…いや、不幸中の幸いな事に、あの村は将来有望なハンター…トゥルート君、だったかな? の故郷だ。その彼女は、現在は村の復興や村人の身の振り方の為、ハンター活動を休止している。ここで支援をすれば、後顧の憂いが無くなったトゥルート君はハンターとして復帰できるし、また将来の上級、或いはG級ハンターに恩が売れると言う訳さ」

 

 

 ……言ってる事は分かりますが……なんか、コジツケっぽくないですか?

 

 

「実際コジツケだからね。要するに、表の面子を擦り合わせ、裏の金銭のやり取りがあったのだよ。別に私腹を肥やした訳ではないよ。トゥルート君の村の領主とて、本当であれば村の復興はしたいし、ウェストライブ領からの支援も受け取りたかった。だが、表立って受け取るには面子や筋道の問題が邪魔をする。だから、適当に理由を付けてやったのさ」

 

 

 ウェストライブ領が金を出す理由は? 税の流出になるんでしょうに。ああ、人道的見地から、と言うのは無しで。

 

 

「勿論それもあるが……そこの話はもっと単純だよ」

 

「私とエドワードが、領主のシキに話を付けたと言うだけよ」

 

 

 …ティアラさん?

 

 

「別に大した事はしてないけどね。私は手紙を送っただけだし」

 

「君にとってはそうでも、ウェストライブ領主にとっては大違いだよ。レジェンドラスタ二人からの連名での支援要請。しかも、ティアラは現在進行形の大貴族な上、僕も没落したとはいえ、それなりに名の有る貴族だった。無視できると思うかい?」

 

 

 ムリダナ。

 

 

「ついでに言うと、ウェストライブ領主…と言うより、シキには貸しがあるんだ。ある意味借りだが。……実を言うと、僕の実家が没落した理由に、彼女の『やらかし』が一枚噛んでてね…。まぁ、もっと大きな理由はティアラの家だったんだけど」

 

「別にいいじゃない。今更貴族がどうのと言い出すつもりもないでしょ。大体あれは、そっちの家の自業自得よ」

 

「そうなんだが、多少は悪びれてほしいと思う事もあってだね…。いやまぁいいか。とにかくそういう訳さ」

 

 

 …ひょっとしなくても、俺の知人の為に動いてくれた…んですか?

 

 

「そうよ? 感謝しなさい。私がこんな事の為に動くなんて、滅多にないんだから。ま、エドワードに鬱陶しいくらいに頼み込まれたからだけどね」

 

「ま、手紙一つ二つで壊滅した村を支援できるなら、安いものさ。君は歌姫様を元気づけてくれた。彼女が歌う事には反対しているが、女性にあのような顔をさせたままでは、紳士の名が廃るよ。ついでに言うと…これで君は、ウェストライブ領主・シキに会いに行く理由を手に入れた事になる。君自身ではなく、支援を受けたトゥルート君の付き添いと言う事になるがね。知人が受けた恩を返す手伝いをする、とでも言えばいい。こうすると、トゥルート君は村の復興の支援を受ける事ができ、シキは僕に対する借りを一つ清算しつつも、出資と引き換えにG級ハンターの君と繋がりを作る事ができ、僕の懐は痛まない。君も新しい伝手を得る事ができる、という寸法さ」

 

 

 見事に丸く収めてくれちゃってまぁ…。

 …ありがとうございます。…人の縁は力だなぁ…。

 

 

「黄昏てるんじゃないわ。礼は形でするものよ。貴方達にはそれでよくても、私に対しては何の見返りも無かったんだからね。さぁ行くわよ!」

 

 

 はい?

 

 

「久々にピンとくるデザインのマフラーが出たのよ。すぐにでも手に入れないといけないわ」

 

 

 え、買うんすか? お返しするのは構いませんけど、金で手に入るならティアラさんが自分で買った方が早いのでは? 俺からの送られるのが重要、なんて問題でもないでしょうし。

 

 

「素材が足りないのよ。ロロ・ゴウガルフとレイ・ゴウガルフと、赤オーラを纏ったラージャンの素材が。何度も狩りに行くのは面倒だから、一度で済ませるわ」

 

 

 装備品扱いですかい。と言うか、なんだそのラージャンっぽいのの揃い踏み。特に最後の奴って、激昂どころか赤き金獅子じゃないですかヤダー!

 幾らなんでもキツいんですけど!?

 

 

「貴方がキツいで済む程度なら、私が居れば問題ないわ。確かにちょっと手間だから、クロエにも手伝うよう言いつけてるし、今日の夕方までには終わらせるわよ」

 

 

 

 

 

 追記 赤き金獅子どころかヴォージャンだった。ヴォージャンの素材だと使えそうにないから、と結局探してもう一体狩った。しぬかとおもった。

 

 

 

 

NTD3DS月

 

 

 レジェンドラスタ女性勢コンプリートまであと一人だよバカヤロォォ!!! …いやすっごいイイんですけどね。当面、修羅場になる気配もないしさ。

 ただ難点を言えば、ティアラとクロエとは殆ど接点無かったからなぁ…。お互いの事をよーく知り合って、好き合って体を重ねるんじゃなくて、その辺でナンパしたら最後までヤれちゃった状態と言うか…いやユウェルとかもそうだったんだけどね。これから知り合っていけばいいだけの話だし。

 

 ちなみに何でそんな事になったかっつーと……ほぼティアラの責任だと思いますマジで。

 元々レズっケがあるとは聞いていたが、よもやクロエを性的に狙っていたとは…。俺はそれに巻き込まれたと言うか、オカズと言うか道具と言うか竿役にされたんだけど、逆に乗っ取ってしまったと言いますか。

 

 まーなんだ、大連続ラージャン種の狩猟はクロエにとってもかなーりキツくて命の危機をビリビリと感じていたらしく、大分ムラっと来てたらしいのよ。それでも、俺には極力近寄らないようにしてたみたいだけどね。真面目ちゃんなレジェンドラスタと聞いていたが、それに違わぬ堅物っぷり。…まぁ、キメ台詞からのお属性開放突きをスカして、冷や汗垂らしたりするお茶目な一面もあったよーですが。

 で、俺を警戒し、ティアラにも妙なちょっかいを出さないようにと、俺に注視していたんだが………その分、背後で蠢いていたティアラには気づかなかったみたいでね?

 

 

 正直、二人の間でどんなやり取りがあって、コトに及んだのかは俺にも分からない。ティアラから「時間になったら、この部屋に来なさい」と言われて素直に向かったら、いきなり大股開きで御開帳してるクロエがね…。

 ティアラはその上で、クロエの足を掴んで固定してるし、入って来た俺を見て舌なめずりまでするし。あの舌のテカり具合からして、ディープキスとクンニまではやっていたようだ。

 

 

「駄目です、このようなこと…許されません、快楽目的でするような事では、増して将来を誓い合った伴侶でもないのに、ああっ!」とか喘いでいたクロエも、俺を目にするなり青褪めたが、ティアラの拘束を振りほどく事も出来ず。唯一自由になっている手で、女として一番大事な所を隠すのみ。手ブラならぬ手パンティ? さっさと出ていけ、とばかりに睨みつけられたが、赤らんだ顔では迫力もなにもありまセンな。

 

 

 色々な意味で目が離せなかったが、とりあえずティアラにどういうつもりか聞いてみた。…思いもよらぬチャンスが巡ってきたものの、不測の事態だったからクロエを貫通する為の『道具』が無い。それではクロエを喰う事はできても、画竜点睛を欠く。…だったら、自分以外を参加させるのは癪だが、本物を使えばいいじゃない…と言う事だった。

 何と言うか……本気っすかティアラサン?

 

 

「いいでしょう? 私の情事に侍れるのだから、感謝しなさい。…にしても、正直言って意外ね。聞いていた話の通りなら、四の五の言わずに襲い掛かってくると思ったのに」

 

 

 そりゃ、もう関係を結んでる相手や、あっちから誘ってくるならともかく、殆ど話した事もない相手をいきなり襲うような真似はしませんがな…。そりゃ、直立するのが難しいくらいにビンビン状態になってっけども。そういうゴッコ遊びならともかく、リアルの強姦は嫌いです。

 

 

「腰抜けですこと…。いいわ、こっちに来なさい。男のモノを相手にするのは初めてだけど、その気にさせてあげる」

 

 

 命令に従うのが当然、と思っているような口調に少々ムッとする。が、ここで誘惑に抗うような俺ではない。どう見ても同意の上ではないクロエではなく、自発的に何かしてくれるティアラなら問題はない。

 と言う訳で、クロエにも見える角度…大股開きしている部分の真ん前に立ち、オトコの武器をポロンと。

 

 

「へぇ、初めて見たけども粗末………そ……そ……?」

 

「…………(絶句)」

 

 

 二人とも、そそり立っている俺のを見てフリーズした。ま、無理もないよなぁ。日中は久々に本気で死を覚悟した事もあって、その反動で霊力とかオーラとか種の保存本能とかがマシマシだもの。ナニから妖気が立ち上って見えた、とは後のクロエの弁である。実際、妖気と言うか淫気と言うかドスケベオーラとか、そーゆーのが宿ってた気がする。

 

 

「……張り型って、本物より大きく作られてるんじゃないの?」

 

 

 いや別にそんな決まりは無いが。と言うか、普段ティアラが使ってるのより、俺の方がデカいって事かね?

 

 

「そ、そうね……。いいわ、ちょっと想像よりも危険な気配がするけども、火遊びにはそれくらいの方がいいわ。大きいだけなら、大した違いもないでしょう、うん」

 

 

 やる気ですな。と言うか目が片時もナニから離れようとしてないんですが。

 …この分なら大丈夫か。クロエさん?

 

 

「ひゅい!?」

 

 

 ティアラは上手い事ノックダウンさせるんで、クロエさんに被害が行かないようにしますわ。恥ずかしいでしょーけど、暫くは我慢してください。あと文句はティアラさんに言ってね。

 

 

「え、あ、はい…」

 

 

 …ちょっと残念そうに見えるのは気のせいか。…こんな事言うのもなんですが、参加したくなったら素直に言ってくださいよ。

 

 

「し、したくなる筈がないでしょう! 貴方達は常識やモラルと言うものを!」

 

 

 少なくともこの場で一番放り出してるのはティアラさんなんだよなぁ…。

 と言うか、これも趣味なのか? マジレスするけど、いくら道具が無いからって、それで他の男を連れ込むとか抵抗無いのん?

 

 

「別にないわね。それに、初めての試みではあるけど、こういうのもいい物よ。目の前で、私の命令に従う男に、狙っていた女が貫かれる…。私が蹂躙しているようで、なのに寝取られているようでもあって、本当に楽しいわ。でも、まずは具合を確かめないとね」

 

 

 …これが貴族特有の退廃的な趣向という奴なんだろうか。悪趣味で残酷で利己的で刹那的で快楽主義。これもうわかんねぇな。クロエさんが戦慄してるし。

 などと言っている間に、ティアラは俺のをシコシコし始めた。おお、極上品と思われる手袋の感触が何とも…。

 

 

「ふぅん…張り型とは違うのね。あちこちにデコボコがあるし、妙に熱いし、血が流れているのを感じるわ。私の手に反応して、変な動きをするみたいだし」

 

 

 事務的ではないけど、妙に冷静に言われると羞恥心が滾るな。

 好奇心旺盛な手つきと言うよりは、珍しいモノがあったからちょっとつついてみるような手付きだ。モルモットになったような気がして、ちょっとMな気分。

 

 尤も、それでやられっぱなしになるつもりもないけども。

 

 先端を爪先(手袋越しだから痛くはない)でツンツンしてこられると、ついつい我慢な液体が滲んでしまう。既に若干糸を引いているソレを拭い取り、ティアラはハナで笑ったように見えた。……が、彼女の余裕もそこまでである。

 唐突に脈絡も前フリもなく新技とか能力とか出して申し訳ないが、俺の体液はアレだ、媚薬的なナニかなのである! そりゃーもうタイマニン御用達レベルの。そんなモンに触れてりゃ、まともな気分じゃいられまい!

 

 

 

 …はい嘘です。むしろ納得されそうですが、一応嘘です。流石にタイマニンレベルには達してないよ。霊力を通い合わせた相手との体液交換でならともかく、指先で触れられただけでアヘアヘ状態になるような危険な物質は入ってないよ。

 まぁ、かなり条件が揃えば、やってやれない事はないと思うけども。

 

 

 

 そして今は、その条件が割と揃ってるんですよ。

 ほら見てみろ。首輪をつけられた珍獣を撫でるようだった手付きのティアラが、徐々に目付きが変わってきている。ああ、これは獲物に気付いた肉食獣の目だ。多分、今まで女の子同士でエロする時には、こんな風な目付きで主導権を握って、ユウェルの妹なのに「お姉さま」なんて呼ばれるようになる行為を行っていたんだろう。

 事実、手付きに熱が入りつつも、その態度は明らかに自分が上だと疑ってもいないようだった。

 

 しかし、その中に戸惑いが入り始める。自分の意思とは裏腹に、心と体がヒートアップするのを止められないんだろう。

 

 段々と呼吸が荒くなり、獲物を見据える視線が、徐々に極上の肉(フランクフルトかな)を前にオアズケを喰らった犬のように、悲し気で切なくなっていく。

 おやおや、どうしました?(フリーザ感) 好きに扱えばいいでしょう?

 

 

「何…何なの、この気持ち…。何でこんなに、これが愛しいの…。今までこんな事、一度も無かったのに…。これが男のモノ…?」

 

 

 普通の人のは、そんな気持ちにはならないでしょうな。俺のは色々鍛えてますから!

 ほら、どうしました? 扱いてるだけで満足できないなら、もっと近くで触れてみればいい。男のを触るのは初めてでも、知識位はあるだろ?

 

 

「もっと…近く………」

 

 

 呆けたような目で、吸い寄せられるように先端に顔を近付ける。ゆっくりと口が開き、艶めかしい舌が這い出てきた。

 しかし、触れる直前で我に変えったように舌を引っ込め、距離を取る。

 

 

「…あ、貴方の相手なんて、手だけで充分よ。このまま出してしまいなさい。クロエにぶちまけさせようかと思ったけど…特別よ。私にかけさせてあげる」

 

 

 その真っ白な衣装に染みを作れるとは僥倖ですな。

 尤も、そういうティアラも、無関心を装っているつもりのようだが、惹きつけられてるのがバレバレだ。呼吸は浅く早いし、何よりも腰を落ち着かなげにモゾモゾと動かしている。

 

 手の動きを速め、射精を促される。充分我慢できる領域だが、ここは素直に出しておこう。何せ……。

 

 

 っと、イキます! 

 

 

「っ……!! …射精…本物を見るのは、初めてねぇ…」

 

 

 びちゃびちゃと、ティアラの胸元に着弾する子種。ティアラは明らかに、それを浴びた瞬間に強い愉悦を感じていた。

 立ち上る雌の芳香が一層強くなり、思考が鈍っているのが見て取れる。それもその筈。吐き出した精には、強い霊力を込めていた。言うまでもなく催淫効果を狙った霊力を。

 

 胸元を汚すソレは、ティアラにとっては初めて経験するオスの臭い。何よりも強い自己主張が、脳に直結した鼻孔に入り込む。服越しに肌から催淫作用が染み込み、更なる興奮を煽っている。

 

 胸の高鳴りを誤魔化すように、ティアラは自分の胸を揉みしだき始めた。いや、胸を揉むと言うよりは、糸を引いている精液を塗り広げようとしているかのようだ。

 その間にも、手で俺のを扱く事は忘れない。根本から一際強く締め付けられると、尿道に残っていた白い残滓が滲み出てきた。

 

 少し迷ったようなティアラは……その間に、白濁が一滴、下で呆けているクロエの顔に落ちていった……先端部分を拭い、熱に呆けた目で指先に舌を這わせる。

 

 

「苦い、わ…」

 

 

 女の蜜と同じようなもんですな。昂っていれば甘露、そうでなければ生臭い味。どうする? もっと欲しくなったなら、自分で絞り出せばうぉ!?

 

 

「絞り出す前に……まだ、ここに残っているわね? 吸い取ってあげるわ…!」

 

 

 とうとうティアラは余裕の表情を崩し(ボロボロだったが)て、自分から吸い付きにきた。口調こそまだ上から目線だが、ジャンキーのように俺の精を求めているのは顔を見れば分かる。

 初めてのフェラが、残りを吸い出すストロープレイたぁ高度だな。しかも、残った片手で自分の胸を、或いは股間を弄り回している。丁度、クロエの目の前で秘部を弄る形になるな。さっき堕ちた精が顔に着いたままのクロエは、魅入られたように目を離さない。

 

 竿に吸い付いたティアラは、初めてとは思えない口技で責め立ててくる。しかし、俺の…と言うより男のツボをついた舌の動きとはとても言えない。恐らく、今まで相手をした女の子達を相手に、ディルドーを付けさせて舐めるプレイのテクだろう。

 すぐに絞り出せるだろう、と思っていたティアラの表情は、殆どテクが通用せずに焦りが混じり始めた。さっきの残り汁で味を占めたのか、もっと寄越せと、焦りのあまりに強烈なバキューム。だが舌の動きが拙すぎる。

 

 ティアラは気づいているだろうか? 俺のに吸い付く事で、むしろ催淫効果が高まっている事に。欲求を満たそうと咥え込んでいるものの、むしろそれは欲望を煽るだけだ。

 このまま自分からどんどん深みに嵌っていき、懇願するまで焦らしてやるのも面白いが…生憎、今夜はまだクロエが残ってい……いやいやいや、本人が希望すればの話ダケドネ?

 

 まぁとにかく。ここはイニシアチブを取る為にも、能動的に動きます。具体的には。

 

 

 大胆さが足りない…こうするんだ!

 

 

「んんんンン!?」

 

 

 ティアラの頭を固定し、突っ込む! オカルト版真言立川流の秘術で、思いっきり突き込んでもムセないし息苦しくもならないオプション付きのイラマチオだ。慣れてきたら「その息苦しさがいい」という女も居るが、ティアラは初心者だし、性格的にこっちの方がよかろ。

 好き放題に、それこそ男の精を抜く穴のように扱われているにも関わらず、ティアラは抵抗しようとしない。それどころか、棒を責めるのに使っていた手が空いたとばかりに、大っぴらに自分の体を弄り始める始末。

 あまつさえ、気付けば上目遣いになって口を窄め、ヒョットコ顔で吸い付いている。

 

 一転した媚び顔の奉仕に、ムクムクと嗜虐心が湧き上がる。今度は…いや、今度もそれに抗う事すらせず、俺はティアラの喉奥に直接精を注ぎ込んだ。

 霊力云々を差し置いても、今のティアラにとっては、それは煮えたぎった石やマグマを体内に直接投入されたような感覚だったろう。ただし、肝心のティアラは核熱にも耐えうる火力発電所仕様である。精を飲み込んだティアラは、益々持って理性をかなぐり捨てたようだった。

 「狩猟生活は見た目」と公言し、スキルよりもデザインに拘り尽くして揃えた…本人の弁によれば、オーダーメイドでアレンジ品でもある…服を、掻き毟り引き千切るように投げ捨て、裸体を晒す。

 

 窓から差し込む月の光に照らされた彼女の肌は、野外で活動してるハンターなのが疑わしく成程に白く、足跡一つついてない雪景色、或いはどことなく雪女すら連想させた。

 しかし、よく見ればその雪原の肌に朱と明らかに異質な白い濁りが混じっている。朱は興奮によって紅潮した肌、濁りは言わずもがな俺の精。

 

 

 正面から手を伸ばして抱き寄せると、抵抗もせず体を預けてきた。…かと思えば、首筋に小さな痛み。抗議のつもりなのか、僅かに歯を立てられていた。

 頭を固定し、耳元で『これから男に犯される気分はどうだ』と囁いてやると、無言で僅かに体を強張らせた後、ナニの先端に自分の秘部を擦りつけてきた。無言の催促、いいね。

 

 両足を抱えて持ち上げ、抱っこの状態になる。腰の位置を調節して、後は腰を突き出すか、ティアラを支えている腕の力を抜けば、そのまま侵入できる体勢を保つ。

 初めての男を本能が欲しているのか、ナニの先端には愛液がとめどなく滴り落ちる。その直下には、やはりクロエ。ポタポタ落ちてくる、愛液とカウパーと精液の残滓、あとティアラの唾液が交じり合った液体で、胸元がビチャビチャになっていた。…呆けて口を開けているが、まるで受け止めようとしているように見えるのは気のせいだろうか?

 

 まぁいいか。まずはティアラを貫かないと。既に歯を立てるのを辞めて、今か今かと挿入を待っている。では、ご期待に応えて…。

 

 

「っ………!! あ、あつ…ふと、い……!」

 

 

 濡れそぼった秘所を、一気に貫いた。今までのレズプレイで、ディルドーやバイブで貫かれた経験があるのだろう。膣内の柔らかさは、結構なものだ。だが緩くはない。乱暴にしても受け入れられるだけの経験があり、同時に鍛え上げた体が締まりを失わせない。

 ついでに言えば、今までのディルドーだと、男の熱も、射精の感触も、肌と膣内で触れ合う事によって互いの状態を読み取り、動きを合わせる事も知らなかったろう。つまり、ティアラの経験は真っ新に近い。

 極上の素材を目の前に出され、道具や環境も最高の物を揃えられた挙句、「貴方の好きなように加工していいのです」と言われた気分だ。

 

 オッケー、作り物のでの遊びで女の快楽を知ったつもりになっていたお嬢さんに、本物のオスとメスの悦びというものを叩き込んでやりましょう!

 

 

 尻を鷲掴みにして腰を固定し、荒々しくピストン運動。ティアラの体が跳ねる事に、胸が潰れて歪む素晴らしい感触も味わえる。何より良かったのは、耳元で吐き出されるあられもない声。既に初めてのオトコにのめり込み、快楽に溺れているのがよく分かる。

 小生意気な貴族サマをケダモノに変え、責めるも焦らすも自由自在な状態になっている事に愉悦を感じる。

 

 …が、俺の独壇場でいられたのはそこまでだった。ティアラの膣内……侮れん!

 「なんとなくやってたら」でレジェンドラスタに至ってしまったティアラの体は、どうやら体内まで狩人のようだった。この女の子宮は、罠だ。落とし穴、痺れ罠、或いはそれらを合わせた男を吸い尽す為の罠。そしてそこに至るまでの道は、まるでヒダヒダが釣り針の『返し』のようになっていて、進む時には何の抵抗もなく、歓迎するように蠢いているだけだが、引き抜こうとすると途端に絡みつき、締め付け、もっと奥へと誘惑してくる。

 尤も恐ろしいのは、それを振り切って引き抜こうとした時だ。男を逃がすまいとする本能が急激に締め付けを強め、ヒダを凶器へ変貌させる。特にカリ首へ連続で絡みついて来るヒダの感触は、正に魔性。ついついもう一度味わう為に、更に深く突き込んでしまいたくなる。

 行きはよいよい、帰りもイキそう。

 勿論、その誘惑に乗ってしまっても問題はない。むしろティアラは悦ぶだろう。だが、狩人とは罠を仕掛ける側であって、罠に進んで嵌る者ではない。…要は、女と交わって悦び合うのはいいけど、肉体にド嵌りしてテクも何も捨てるような真似は嫌だ、というだけだ。

 

 引き抜く時に急激に込み上げてくる射精感を、いつになく必死に堪えながら、ティアラの弱点を探っていく。…そう言えば、ティアラってユウェルの妹だよな…。

 入口の奥4cm、右側。

 

 

「あぅっ!」

 

 

 尻の骨の窪みから、少しだけ上を指先で掴む。

 

 

「いぃ…」

 

 

 背筋から首筋へのフェザータッチ。奥の壁は突かれるよりも先端で捏ね回す方が。左の脇腹、4番と6番。肩甲骨に沿って舌を這わせる。ストロークの緩急を、ユウェルが好むものと同じにして。

 

 

「っ……! あっ、あ゛っ!! な、何で弱いトコロが分かるの…!」

 

 

 うーん、姉妹だねぇ。尤も、全部同じじゃなくて、触れ方は変えた方がよさそうだが。

 弱い所も、大体は把握できた。もっと細かい所までしゃぶり尽くして調べたいが、それは今後の楽しみとしておこう。そろそろ、本格的に玩具になってもらおう。  

 

 ティアラの弱い場所、好む場所を集中的に攻撃しだす。

 

 

「………!!!!!!!」

 

 

 繰り返し突き込まれる快楽で、息を吐く事しかできない。声を出すだけの酸素も無くなり、突き上げられる度にガクガクと体を揺すり、それでももっと深くとでも言うように俺の腰に足を回して縋り付いて来る。

 いっそ哀れさすら感じる程の痴態だが、容赦はなしない。女は男で気持ちよくなるようにできていて、この穴はその為にあるんだ、と教え込むように、執拗にティアラを責め立てる。

 ティアラが絶頂する度に子宮の奥から、繰り返し熱い液体が噴き出してきて、ピストンする肉棒に何度もぶっかけられる。それを浴びた肉棒は更に張り切るので、ティアラの昂ぶりは留まる事を知らない。もう快楽拷問の領域だろう。

 

 そろそろティアラの意識も限界か。酸欠になりかけてるし、もう何度も意識が飛んでは突き起こされるのを繰り返している。

 頭の中もメチャクチャで、何も分からない状態だろうし…何より、俺もそろそろ限界だ。射精したくて堪らない。

 

 魔性の名器で昂ぶりに昂った精を、ティアラの最奥目掛けて全力で噴出する。

 

 

「っっっ、 っ! !! !!!!!」

 

 

 初めての本物の種付けの感触。それによってティアラの決定的な『ナニカ』が、最期の一辺まで粉砕された気がした。

 ま、退廃趣味の貴族としちゃ本望だろう? 自分自身が、何よりも壊れて滅茶苦茶にされたんだから。

 

 

 

 完全に気を失い、股座から僅かな精液を垂らすティアラ。どうやら、大部分の精液は逃がすまいとする子宮に捕まってしまったようだ。妊娠するかもね? …ま、いつも通りに避妊はカンペキなんだけども…この魔性の膣っぷりを考えると、無理矢理妊娠してもおかしくなさそうなんだよなぁ。

 

 

 

 

 

 さ・て・と。

 

 

 ガン見していたクロエさん? どうするかね?

 

 

「……ふぇ」

 

 

 おお、完全に呆けとるな。淫気に当てられたのか、それとも単にオボコには過激すぎたからなのか、その視線はティアラの体液と俺の体液で泡立ち塗れとなっているナニに釘付けだ。

 クロエの拘束はとっくに解けているにも関わらず、逃げる事も止める事もしなかった時点で、彼女の欲望が何処にあるのか推察するのは容易だろう。

 

 かなり激しくして、ちょっと疲れた(という口実)ので、クロエの横に座り込む。クロエの視線は、相変わらず釘付けだ。

 こういうお堅いタイプを口説き落として、ダメ男にド嵌りしたダメンズ好きみたいにするのも滾るものがあるが…どうせだし、もう一捻り加えたい。こっちから落とすんじゃなくて、自分から堕ちにきてもらおうか。

 

 大きく伸びをして横たわると、クロエの反対側で眠っているティアラも合わせ、川の字状態。

 ティアラも大人しくなったし、一休みするわ。もし起き出しても、多分クロエじゃなくて俺にターゲットが移ってるから、もう大丈夫だと思うよ。

 

 

「……え? 休む……?」

 

 

 ん?

 

 

「あの…大丈夫なんですか? ティアラじゃなくて、その……どう見ても…」

 

 

 ギンギンに滾ってますな。まだまだ余裕ですが、ヤらなきゃ死んじゃう訳じゃないし。……ないよね? 幾ら俺でも。若干不安にならないでもないが、ヤらない時期もあったし。

 まぁ、放っておけば治まるか、寝てる間にティアラがイタズラするだけでしょ。気にしなくておk。ノットマインド。

 

 それだけ言って目を閉じる。ただし、ナニはやっぱりギンギンのまま。

 クロエに服を着ろとも、別の部屋に移った方がいいとも言わず。そんな事言って、我に返られたり、逃げられちゃったりしてもね。

 代わりに、寝たふりをしながらでも、ピクピク動かしている。クロエの視線が強くなり、呼吸がまた荒くなっているのを感じる。

 男の竿を使って、釣りをしている気分である。そして、釣られる魚はどうやら百戦錬磨とは程遠い、釣り針が見えている餌にホイホイ喰い付いてしまう稚魚であるらしい。ただし、体だけは随分と大きい。色んな意味で。特に男を狂わすおっぱいとお尻が。

 

 挑発するように揺らしていると、隣でモゾモゾ動く気配がして、顔を寄せられたのが分かった。キス…ではなく、どうやら本当に寝ているのか確認しているようだ。尤も、こんな寝たフリなんぞ普段なら当たり前のように看破できるだろうけども。

 興奮しているからなのか、それとも本当に寝ていて欲しいという願望に誤魔化されたのか、クロエは暫くした後、また動く。今度は後始末もしてないナニに、手を伸ばそうとしているようだ。

 

 触れる寸前で、手が前後する。どうやら最後に残った理性や良識というリミッターが、好奇心と欲望に溺れるのに歯止めをかけているらしい。カタブツ(表面上だろうけど)なだけあって耐えるねぇ。

 しかし、その自制はどうやっても無駄な努力である。彼女が真面目なのは、そうしなければ自分を律せないと自覚しているから。律しようとするのは、自分の中の衝動と欲望を自覚しているから。

 ずっと抑え込んで、目を逸らし続けてきたのだろう。無理もない。レジェンドラスタと言えど、年頃の少女。自分の中に、切っても切れない醜悪な……そう感じるだけで、珍しくも汚くもないのだろうが……肉欲が存在している事自体、我慢できないだろう。潔癖症とまでは言わないが、少しばかり自分を、人間を綺麗に美化しすぎていたんだろう。

 

 だがそれも終わりだ。目の前で見せつけられた、肉の交わりと芳香によって、クロエの中の偶像が破壊された。いや、『汚染された』と言うべきだろうか?

 『人間がするべきではない事』として漠然とイメージしていた行為が、『人間がする行為』に代わってしまった。他の実物を知らないから、あの激しい行為が基準の物となってしまう。

 

 そうなると、自分の肉欲と好奇心を抑えるのは難しい。貯めこんでいたモノが一気に噴き出し、自覚無しに彼女の認識を歪めていく。

 

 

 相手が殆ど話した事の無かった、目の前で他の女と馬鍬うような男であっても、その欲望に従う事は、おかしな事でも何でもないと。

 

 

 

 「本当にそうか?」という理性の声を、意図的にか無意識にか退けて、クロエはとうとうその指を俺のモノに絡ませた。

 

 

 

 途端、それだけで隣の女体がゾクゾクと体を震わせたのが分かった。無論、触れただけで性感が刺激される訳でもない。出来なくも無いが、そういう仕込は今は使ってない。

 では、何故こんな反応をしたのか? 理屈は非常に単純である。

 

 

 

 根が真面目で清い者程、一線を越えた時に感じる悪徳の愉悦は深いものになる。

 …『人間がする行為』にはなったけど、それは『インモラルな事ではない』と思うようになったのではないのだよ? 要するに、『やってもいいよ』と言われたものの、良心はまだ納得してないって事だ。…だからこそ、愉悦。 そう思うだろ? アンタも!!

 事実、クロエは初めて触れるオトコよりも、今まで「やってはいけない」と思い込んできた禁忌を破って背徳的な行為に没頭する事に興奮しているようだ。

 ナニに触れる手は上手くも優しくもないが、自分の中から湧き出る感情を抑え込もうとしているように、震えながら力を籠めるのを必死で止めているのがよく分かる。

 

 …これは、まだ女…と言うよりメスの快感ではない。クロエが感じているのは、禁忌を破り身を浸す事の背徳感でしかない。だが、これこそが彼女を犯すのに最も有効な猛毒である。

 …それに、拙い手付きでされるのも、もどかしい感じがあって悪くないしね。

 

 ナニをピクピクさせて無言の催促をすると、戸惑いながらも動きを早めたり、両手を使ってみたりする。しかし、それ以上は知識がないのか、或いは踏ん切りがつかないのか、過激な行動には出ない。少なくとも、さっきティアラのティアラのフェラは、目の前で見ていた筈だが。

 ただ、尿道に残っていた残滓が滲み出ると、それを掬ってマジマジと見つめていた。指先で少量の白濁を捏ね回してみると、あっという間に薄れてしまう。…が、気が付いたのだろう。自分が握ったナニに、ティアラの愛液と混じった精液が、沢山付着している事に。

 ナニを触る手を止め、じっと掌を見る。

 

 

 逡巡は意外と短かった。掌に、自分から舌を這わせる。その味をどう感じたのかは分からない。少なくとも美味と言えるようなものではなかっただろう。

 しかし、クロエはそれをもっと欲しくなったらしい。タガが外れたように一気に圧し掛かり、俺のモノに縋りつく。大きく口を開けて…念のために、防のタマフリを使っておいた…咥え込むと、技術も何もない暴力的なバキューム。互いを高めあう為ではない、ただ精の残滓を吸い出そうとするだけの吸引。

 だが、いくら俺の射精量が普通より多いと言っても、その残りだけでは大した量ではないはっきり言えば、さっきの手の動きで滲んだのが最後だ。

 それが分からないのか、クロエはいっそ必死さすら感じるバキュームを繰り返す。ちょっと痛みも伴うが、これも中々。

 

 

 暫く、残滓を絞り出そうと試みていたクロエだが、もう残っていないと分かると……俺の体を揺すって来た。

 

 

「起きて…起きてください。お願いですから。…起きて」

 

 

 …ま、寝たふりするのもこの辺までか。如何にも今起きましたよ、と言わんばかりの(ヘタクソな)芝居をして伸びをする。

 …どしたの? 人が寝てるのに…。

 

 

「ごめんなさい…。でも、我慢できないんです。こんなのいけないのに…こんな、事…!」

 

 

 いけないんなら、やらなきゃいんじゃね? 俺もまだ眠いし…。

 と言うか、さっきから何で俺のナニを弄ってんのさ…。隣に異性の体があるだけで我慢できないような痴女じゃあるまいし。

 

 

「そんな事、言わないでください…言わないで…」

 

 

 半泣きになっているクロエだが、まだまだ容赦しない。自分から全部吹っ切るまでは焦らしに焦らす。

 下半身を弄り回す手の感触に昂ぶりながら、あくまで乗り気しない態度を保つ。 

 

 

「欲しくて仕方ないんです…。こんな事、一度も無かったのに、触りたくて、弄ってほしくて仕方ないんです。あの白いのを飲み干したくて、頭がおかしくなりそうなの!お願い、おかしな事だって自分でもわかってるけど、ティアラさんにした事、私にもしてください」

 

 

 もうおかしくなってんでしょ、寝てる男に自分からこんな事してんだから…。いっそ、もっとおかしくなっちまえば? 案外、一周してマトモに戻るかもしれないし。

 …いや、やっぱ訂正だな。こんな事言われて興奮してるような変態が、何周してもマトモに戻るとは思えないわ。

 

 

「っ、ひどい……。でも、どうして…背筋がゾクゾクする…。どうしてこんな事に…!」

 

 

 強いて言うなら、ティアラに狙われたからじゃね? ま、元々変態だったから、そんな風になってるんだろうけど。案外、ティアラもそれを見抜いて仕掛けてきたのかもな。

 幾ら見た目が好くてもなぁ…。中身がそんな変態じゃ病気貰いそうじゃね? 締まりも悪そうだし。

 

 

「わ、私は処女だから! 病気を貰うような事、した事ないから! オナニーだって、殆どした事ないの!」

 

 

 (本格的に必死になってきた…頃合いかな)

 初めてなのに逆夜這いみたいな事して、そんな必死になるってどれだけ抱かれたいんだよ…引くわぁ…。

 …もう眠いし、本格的に面倒になってきたから、使いたけりゃ勝手に使えよ。

 

 

「! あ、ありがとうございます! …でも、その、実はどうすればいいのか…」

 

 

 やれやれ…じゃ、やり方だけ教えてやるよ。ただし、それで俺がその気になるかは別の話だ。精々創意工夫して、卑猥な誘い方を考えるんだな。

 

 必死にブンブン首を縦に振るクロエに、とても処女にやらせるようなやり方ではない奉仕を教え込む。先端から根本はもちろん、タマや蟻の門渡りの弄り方まで。必死過ぎて少々急きすぎだが、随分と熱心に奉仕するものだ。この分だと、いきなり『俺のケツを舐めろ』とか言っても文字通りに従ったかもしれない。

 尊厳も何もかなぐり捨てて奉仕し、時折上目遣いで様子を伺ってくるクロエに、いかにも余裕、退屈凌ぎと言った表情で見下ろす俺。

 クロエは知識もロクにないオボコとは思えない勢いで、必死でしゃぶりついてくる。開けた胸を押し付け、あちこちにキスの雨を降らし、時に躊躇いながらも歯形さえつけようとする。…尤も、半分以上は俺の入れ知恵と言うか誘導なんだけど。

 

 こんな態度をとっていれば、女として相手にされていないと思って怒り狂うか嘆くかのどちらかだろうが、クロエはそれすらない。ただ、爆発してしまった願望に向かって一直線に走るだけだ。

 フラウが言ってたのがよく分かるな。ツボさえ抑えてしまえば、こんなにからかい甲斐のある女は居ない。

 

 しかし、流石レジェンドラスタと言うべきか、生物の反応を読み取るのはお手の物なのか。徐々に俺のイイ所を把握し、興味なさげな態度が芝居ではないか?と気付きつつあるようだ。

 気付かれたとしても、そのまま誘導できる自信はあるが……この際だから、この状態のまま行こう。

 

 クロエの奉仕を止めさせると、不安げな顔で見上げてくる。今にも『手を離せ、もうやめろ』と言われると思ったのか、ナニを握る手に力がこもる。

 

 このまままだるっこしい事ばかりしても、時間がかかって寝るのが遅くなるだけだ。望み通り精液で気絶させてやるから、朝までトンじまえ。

 

 そう言いながらも、自分から動く事はしない。クロエの足と腰を操って体勢を変え、俺に跨る騎乗位にまで持っていく。既にクロエの股は処女とは思えない程にドロドロとしたぬめりと臭気を放っており、底なし沼を思わせる。

 後は、力を抜いて腰を下ろせば奥の奥まで突き込まれる。

 オアズケを解かれた犬のように、今にも咥え込もうとしていたクロエを、胸を乳牛にするように絞り上げて止め、囁く。

 

 

 本当にいいのかな? これはインモラルな事だろう?

 

 

 今更ながらに正気に戻らせるような一言に、クロエは思わず凍り付く。乳房を跡が残るように絞り上げながら、霊力を込めた囁きで脳髄を蝕んでいく。

 

 

 俺はクロエをどうこうしたいとは、一言も言ってない。女を抱くなら、ティアラと同意の上でヤれるしね。

 なんでクロエは俺に跨ろうとしてるんだ? 大事な大事な、旦那様にとっておくべき処女だろう? 一時の、思い合っている訳でもない男に、ただ気持ちよくなる事だけを目当てに喰われてしまってもいいんだな?

 

 

 

「あ……あ、あぁぁ…」

 

 

 欲望と、戻って来た良識の間で揺れ動き、引き攣った顔のクロエ。今更ながらに自分の行為を認識し、涙すら溢れてきた。だが、その葛藤の行く末は見えている。

 どんなに精神が躊躇っていても、腰は卑猥に動いて、先端を秘部に擦りつけようとしているのだ。

 

 涙を流しながらも止められない自分の浅ましさを恥じるように、しかしその背徳に興奮を覚えている。一度覚えてしまった背徳の味、禁忌を破る愉悦は、ドラッグよりもタチが悪い。

 ここから先、俺からクロエを貫く事も、止める事もしない。最後の一線は、自分の意思で超えさせる。だからこそ、クロエは最高のカタルシスを体感できるだろう。

 

 

 最後に一つ、クロエは大きく唾を呑んで、涙を流して懇願した。

 

 

「…いい、です……。どんなに悪い事でも、だからこそ今この場で、貴方に汚されたいんです! 貴方のこれで、私を貫いて欲しいんです! 私を、私を使ってください!」

 

 

 んー、恋人も愛人もセフレも一杯いるけど?

 

 

「でしたら、穴で結構です! 貴方が動かなくてもいい、愛されてなくてもいい、都合のい時に欲望を処理する為の道具でいいから! …ああ、もう我慢できない!」

 

 

 叫ぶように声を絞り出し、クロエはとうとう腰を下ろした。自分から勢いよく迎え入れ、処女膜が破れる感触に身悶えする。

 理性も良識も振り切って、男を咥え込んだその表情には、恍惚しか残っていなかった。

 

 程なくして、拙い腰つきで上下運動を初め、本能で俺から精を搾り取ろうとする。俺はそれを冷めたような目で見ているが……正直な事を言うと、余裕はない。

 これはまた…レジェンドラスタの中でも、特に名器だな…! ティアラの罠のような膣とは違い、逆に迎え入れた欲棒に体全体で奉仕するかのような。入れた瞬間から一斉に複雑なヒダが絡みつき、余すところなく愛撫してくる。生真面目なクロエの性格をそのまま反映したかのような締め付けと絡み付き。…これは…ハンターボディであっても、長く耐えられるようなもんじゃないぞ…!

 

 俺のポーカーフェイスに気付いてるのかいないのか、クロエは正体を無くして男を貪る行為に溺れている。…しかし、このままだとクロエがイケそうにないな。背徳の愉悦で痛みを忘れているとは言え、膣は全くと言っていいほど開発されてない。オナニーすら殆どしてないのは事実のようだ。

 …このままイかされるのも癪だな。そろそろオカルト版真言立川流を使うかね?

 まぁでも、その前に……このケツに一発!

 

 

「ひっ!? な、何を…」

 

 

 何をじゃねーよ。都合のいい道具でいいとか言っておきながら、俺のモノ使ってオナってる淫乱には尻叩きの刑じゃ。ったく、暇潰しくらいにはなるかと思ってたが、初めての女に魅せる体位とか期待するのが間違いだったな。

 そろそろ眠くなってきたし、出すモノ出して終わりにしよか。お前に任せてたんじゃどれだけ時間がかかるか分からんから、特別に俺が動いてやるよ。

 

 ほら、セックスってのはこうやるんだよ!

 

 

「いっ! ぁ、はっ、あ、あっ!」

 

 

 内心、本格的にイカされそうで焦ってんだけどね。と言うか罵声を浴びせる度に物理的にキュンキュンするから、また締め付けが…。

 下からの突き上げに、クロエは舌を突き出して喘ぐ。最奥まで捻じ込んでやると、仰け反って痙攣するように歓喜した。

 

 ああ、そうそう、その締め付けはイイぞ…! その調子で奉仕しろ! あん? 感じすぎて辛い? 道具なんだから我慢しな。大体、そういう扱い受けて悦んでるのは他ならぬクロエだろうが。口元、ヒィヒィ言いながら吊り上がってっぞ。

 

 

 …っ! 締め付けがまた…ヒダが逆立って…! っ、出すぞ、受け止めろ!

 

 

「~~~~~~~~!!!!」

 

 

 肺の中の最後の空気を出し切って、クロエはか細い歓喜の悲鳴を上げる。クロエの中で解放した白濁が、子宮にゴクゴクと呑まれていく。更に、残った汁まで押し出そうとするように、締め付けがゆっくりゆっくり移動する。おお…イッた後の敏感なナニをマッサージされてる気分。

 倒れ込んでくるクロエを受け止めぞんざいに横たえる。朦朧としているのがすぐに分かる顔付だったが、まだまだ元気なナニを目の前に突き出してやると、迷わず口を付け、残滓を吸い出そうとした。…しかし、やっぱり消耗しすぎた為かバキュームが弱いな。まぁ、精液がこう、じんわり滲むような射精の快感も悪くないが。

 

 甘噛みしてくるクロエの口からナニを引き抜くと、まだ追いかけようとするクロエを優しく押して、ベッドに押し付ける。

 ほら、無理するな。初めてだったんだから、ペース配分も分からなかったろ。

 

 

「……ぁ…はい…いえ、大丈夫…です。伊達にレジェンドラスタじゃありません…」

 

 

 …おお、もう息が落ち着いてきた。スゲェな…。ふぅん、これならもうちょっと長く嬲ってもよかったかね? 初めてで善がり泣きしながら、もう許してと懇願されるのを更に蹂躙するとか。

 

 

「…っ……そ、それは…? あの……私は、ただの穴…では…? それも、相手をするの面倒な…」

 

 

 んにゃ? いい女だよ、クロエは。美人でナイスバディ、締りもいいし。性格というか性癖がアブノーマルだけど、俺もそういうの好きだしね。

 罵ってたのは単に、クロエがそーゆーのが好きみたいだから。実際、興奮しただろう? こんな事をやっちゃいけない、尊厳を自分から捨てるなんて、と頭に過ぎる度に、ゾクゾクして。

 

 

「それは……」

 

 

 否定できないだろ。自分の新しい一面、発掘しちゃったもんなぁ。…それに、いくら性癖にマッチしてるとは言え、初めてでちょっとやり過ぎたかな。

 

 

「…はい。その、元よりあまり自信があった身ではありませんが…女としてのプライドが…。………本当に、そう思ってくれているのなら…証拠を見せてください」

 

 

 今度は優しく? 勿論オッケー。

 ただし……その後、今度は寝てるティアラにイタズラしてもらうからね?

 

 

「………まぁ、元々最初に襲ってきたのはティアラさんでしたし…正当な報復と言う事で」

 

 

 ハイ決まり。(実はもう起きてこっそりこっちを見てるけどね!)

 じゃ、今度は優しく…。

 

 

 

 

 

 

 …ド嵌りしたようだ。乱暴にした後に、一転して優しい言葉をかけるって明らかにジゴロの手口だよなぁ…。

 ま、イタズラしようとしたティアラに逆にとっ捕まって、2人がかりで犯されても悦んでたからいいか。

 

 

 さて、背徳の愉悦に目覚めさせたはいいが、どう仕込んだものか。浮気に始まる破滅に至る行為はさせないとして、アブノーマルでインモラルな行為……。………よし、今度の夜はお披露目も兼ねてサバト形式でやってみよう。クロエは生贄役で。

 

 

 

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