※この作品はR-18です。

狩りゲー世界転生輪   作:時守 暦

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第285話

NTD3DS月

 

 

 元気溌剌! モンモ〇ンシV! テンションとか体力とかボルテージがマックスの時、与える(快楽)ダメージが1.5倍になります。討鬼伝のスキル的に考えて。

 でも本家さんは日々胃痛に悩まされているので、滅多に発動しないんですよね。ゼロ魔〇ープ的に考えて。次の更新をお待ちしております。

 

 はふぅ…いやスバラシイ一夜でしたな。多分、物理的に言えば、俺が一人でベッドの上でアヘアヘ状態になって、虚空に…正確に言えば壁の風景画に向かって腰を振っていた、異様な光景でしかなかったと思うが。

 人外と交わったのは、いつ振りだったろうか…。まず思い浮かぶのはシオ。次いで、半分とは言え鬼の体になっていた千歳と虚海。後は…いつぞや夢で見た、日常的にもん娘に襲われる世界くらいだっただろうか。

 

 何と言うか、サキュバスとか雪女に吸い尽されて死に至るのって、こんな感じじゃないかなー。まぁ俺は普通に余裕でしたが。

 オカルト版真言立川流がなー、イマイチ通りが悪いのよ。初めての経験だった。

 相手に生命エネルギーと呼べるモノが少ない為か、循環させるエネルギーが上手く均衡を取らない。俺から吐き出すエネルギーばかりが多く、キヨさんから入ってくるエネルギーが少なく…。なんちゅーか、嬲り殺しにされてる気分でした。キヨさんからの攻撃はダメージ100、俺の行動は回復固定で99って感じで、1ずつ削られているような。

 ま、その1の差でお腹いっぱいを通り越してストマックブレイク状態にまで持ち込めたけどね。

 

 ん? キヨさんが俺と寝た理由? そらアレだよ、お決まりの存在し続ける為の生命エネルギーを確保する為のサムシングだよ。

 ちなみに、ウェストライブ家に風景画が運ばれてきて、付喪神としての形を得て以来、代々の男領主とか客人とかを、ちょいちょい摘まみ食いしていたとかナントカ。それに恥じないテクをお持ちでした。

 

 

 うん、でもアレだ、ぬるま湯で湯当たりしたようなと言うか、スローペースでゆっくり溶け合った一夜でした。

 途中から腹一杯になったキヨさんを、ポリネシアン的に可愛がったりしたけどね。おかげで、夜明け頃に完全に気を失って、実体化すらできなくなっちゃいました。代わりに風景画が異様に輝いて見えましたが。

 

 メイド長がそんなになったもんで、館の使用人の方々に迷惑かけちゃったな…。

 歓待してくれたんで、つい深酒に付き合ってもらってしまった為、と言う事で俺に非があるとしておいたけど。

 

 

 ふぅ…マキとミキがなー。フロンティアで色々遊び歩いてた(むしろあっちから俺の巣に飛び込んでくると言いたい)俺の風評を知ってたからさぁ、俺がキヨさんに何かしたんじゃないかって疑いがね…。疑いもクソも事実極まりないのですけども。

 てゆーか、むしろ昨晩の逢瀬を見られていたっぽいけども。親+姉妹の誰だったのかまでは特定できない。せめて、逢瀬の間のキヨの姿を目視で来ていた事を祈るばかりである。でないと、俺って虚空に向かってセクロスしていた、あらゆる意味でヤバい人でしかないし。

 

 

 にしてもアレだな。和風メイドと言うか、和服は着エロが素晴らしいな。こう、ボタンみたいな留め具も無い無防備なようでいて、分厚い生地に警戒されていて、それでいて一度気を許せば突っ込み放題の隙間がだな。

 あと服の乱れ方が、洋服とは一線を画す。

 

 

 

 

 まぁ、それはともかくとして、真面目な話だ。いやエロ以上に真面目かって言われると疑問だけどね。

 シキさんにアラガミ化の事を説明しなければならない。これで都合3度目だよメンドクセェ。まぁ、流石にそれだけ繰り返せば、質問を受けそうな所とか、要点を纏めるのも上手くなる。

 

 証拠も俺の体で充分だろ……と思っていたら。

 

 

「……………お、おはようございます…」

 

「…………ミキ…?」

 

「………………ミ、ミキが…大人になった…?」

 

 

 こっち見んな。いや俺何もしてねぇぞマジで。仮に如何わしい事を隠れてやったとしても、どうやったらこんな現象起こせるってのさ。

 

 …身長が、たった一晩で5cmくらい伸びて、スリーサイズも明らかにワンランク上のグラマラスタイプになってるんですが…。

 と言うか、言っちゃなんだが服のサイズが合ってないな。着られない事はないけど、へそとかチラチラ見えてるし…。

 

 

「…~~~!! き、着替えてきます! お姉ちゃん服貸して!」

 

「お、おう」

 

 

 ………。

 

「………どうなってるの」

 

 

 こっちが聞きたい。…と言いたいトコだが、ミキに何かあったとすれば、明らかにアラガミ細胞の仕業だよな…。

 また侵蝕が進んだ? でも薬を飲んだのは確認したし、侵蝕が進む時の飢餓感や発作は無かったようだし…。

 

 あー、この現象については俺も初めて見ましたけど、アレっすわ。ミキの体がおかしくなってる訳っすわ。

 これが、家出に関係してまして。

 

 

「…詳細は分かりませんが、予想以上にトチ狂ったお話のようですね…。いいでしょう、頭から疑う事はせずに、そういう事もある、と思って話を聞きます。

 

「…お待たせしました」

 

 

 おう、お帰り。…なんかマキが項垂れてるけど、スリーサイズで負けたか?

 

 

「うるさい。…と言うより、思ったより危険な現象かもしれん。ミキの右手の爪が、異様に鋭くなっている」

 

 

 右手?

 

 

「はい……これです」

 

 

 ……確かに…獣のような爪じゃないが、余程磨き上げないと、普通はこうはならん。何でまた…。

 右手なのは、ゴッドイーターの腕輪があるのが右手だから…でもミキのアラガミ化に腕輪は関係あるか?

 

 

「ミキ、体調におかしなところはありますか?」

 

「いえ…。でも、急に背が高くなったからか、何だか上手く動けません」

 

「重心の位置も、コンパスの長さも、明らかに変わったものな…」

 

「なら、まずは話を聞かせてもらいましょう。この現象にも心当たりはあるようですし」

 

 

 はいな。…と言う訳で、アラガミ化の説明をしました。

 ミキが失踪した日、倉庫にあった『ナニカ』が原因でアラガミ化が起こった疑いがある事。同族を求めた本能が、ミキの意思を無視してフロンティアまで導いた事。

 放っておくと酷い飢餓感に襲われ、発作を起こした挙句にモンスターに変わり果ててしまう事。

 証拠として、モンスターに変わった人間(?)がここに居る事。

 

 

「……そう。ミキにそんな事が…。………私は、本当に母親としては無能だったのね…」

 

 

 いや、これは予想しろって方が無理でしょ。…アホかと言いたくなる母親ではあったけど…。

 ズーン、と青い火の玉が見えるくらいに落ち込んで、シキは立ち上がってミキに近付いた。ギュッと抱きしめる。

 

 

「ごめんなさい、ミキ。貴方が不安に苦しんでいる間、私は見当違いの事ばかり考えて、傍に居てあげる事すらできなかった」

 

「お、お母さん…!」

 

 

 ウツクシイ光景だなー。

 ま、それはそれとして、ミキが突然こんな体になった原因が分からんな…。

 

 

「そうですねぇ、そのアラガミ細胞というのに原因があるのは間違いないと思いますが」

 

 

 あらキヨさん、おはようございます。

 

 

「はい、おは…いえ、おそようございます。寝過ごしてしまい、申し訳ございません」

 

「客の歓待の為に夜が遅くなったのだし、仕事の範疇です。キヨ、どのあたりから聞いていたんですか? ………あと……なんだかキラキラしているような…」

 

「アラガミ細胞、と言うのにミキ様が感染しているという辺りですよ、マキ様。キラキラ? よくわかりませんが、いい夢を見れたからではないでしょうか。シキ様との触れ合い中に申し訳ありませんが、ミキ様。何か心当たりはありますか?」

 

「え……うーん…。寝て起きたら、体が大きくなっていたとしか言いようがないんだけど」

 

 

 寝ている間に、か…。夜中に不自然に目が覚めたとか、妙に体が痛かったとか、そういう事は?

 

 

「なかったと思います。……あ、でも何だかおかしな夢を見たような…気がするんだけど、思い出せないなぁ…」

 

 

 まぁ夢なんてそんなもんよね。ふぅむ……体の突然の変化、か。アラガミ細胞の性質からして、何かをするのに効率的な体や構造を学習し、摸倣したんだと思うが…。

 大人の体になった方がやりやすい事? 力仕事か? ハンターとして、体格を完成させた方がいいってのは分かるが。

 

 

「早く大人になりたかったんじゃないですか、ミキ様?」

 

「それは別に………別、に…」

 

 

 突然、ミキはキヨさんと俺を何度か見比べた。…目がグルグル渦巻きになっていく。何事?

 

 

 

「…原因の追究は、これ以上話が進みそうにありませんね。では、対策はあるのですか?」

 

 

 俺のアラガミ化と同じような現象だとすれば、細胞が活性化した状態だからこうなっているのであって、沈静化すれば元の姿に戻ると思う。ただ、それをコントロールできるかが問題だ。

 

 

「その為に必要なのが、貴方が使う異能の力、と言う訳ですか…。不確かな力に頼りたくはないのですが、他に手が無いのなら仕方ありません。…習得にどれくらいかかりますか?」

 

 

 本人次第。今までも訓練してるけど、まだコントロールできるレベルとは思えん。

 …ただ、昨日の話で、色々と蟠りが解消したろうからなぁ…。一気に進展するかもしれない。

 

 

「どちらにせよ、指導の為にここに留まってほしいのですが…」

 

 

 俺も猟団長としての立場があるから無理。本人も希望してるみたいだし、ミキをフロンティアに連れていくのは?

 

 

「それは領主としても母としても許容できません」

 

「私もですねぇ。折角、蟠りなく母子一緒に居られるようになったのですし、暫くは家に居た方がよいかと。私も、指導の為に逗留していただきたいですわ」

 

 

 キヨさんの場合、指導っつーか食事(エネルギー補給)の為のような気がするが…。

 

 

「私は…またみんなとハンターやりたい…です」

 

「…それ自体は、この際何も言いません。引き留めたくはありますが、ミキがそちらの方が居心地がいいと言うなら………それは私の不徳からくるもの。どの面下げて束縛できますか。ですが、それでも母として言いますが、貴方は正式なハンターとしての訓練を受けたのではないでしょう。聞けば、そのアラガミとやらの力により、半ば以上スキップして訓練所を卒業したとか」

 

「うっ…」

 

 

 そこは反論できんなぁ…。動きも度胸も悪くはないが、ミキはやはりハンターとしては不完全なのは否定できない。

 

 

「では、ちゃんとした訓練を受けてからなら、構わないと?」

 

「…遺憾ながら。どうやら、マキもミキの味方をするつもりのようですしね。せめてそれまでの間は、家に居なさい」

 

 

 うーん…。確かに筋は通っている。家出じゃなく、ちゃんとした職に手を付けて自立するのであれば、って事か…。

 しかし、結局は霊力の会得、アラガミ化のコントロールが障害になってくる訳で。

 

 

「…あ。そう言えば、すぐに会得する方法があるって言ってませんでした?」

 

 

 あるっちゃあるし、地味に修行して目覚めさせるより、そうやって目覚めさせた女の方が多いけどさぁ…。その、キズモノになるよ? お手付き的な意味で。

 

 

「却下」

 

「却下だ」

 

「それはちょっと…でも、放っておくと命の危険があるんですよね?」

 

「キヨさん! ええい、こうなれば君を拘束してでも逗留させれば…」

 

「あ、それ無理だよ。G級ハンターでも中堅以上の実力者を、私達が止められると思うの、お姉ちゃん。下手に拘束すると、冗談抜きでギルドとの関係が危ない事になるんじゃない?」

 

「ぐ…しかし、ミキの為なら!」

 

「止めてってば…」

 

 

 

 ああでもない、こうでもないと話がループして進まないなぁ。気が付けばもう夕方だよ…。

 ミキ、取り敢えず今日の修行やっておこう。体が変わった事で、何か変化があるかもしれない。

 それに、普段どんな訓練をしているのか見ておいた方が、マキ達も安心できるだろう。

 

 

 

 

 

 

 …と言う訳で、訓練したんですが……わお、予想外の大進歩。今までの苦労が何だったのかと思うくらいに、ミキはアッサリと霊力を自覚し、放出まで出来るようになってしまった。

 

 

「…なんか、物凄くあっさり覚えたな。苦労するという話ではなかったのか?」

 

「実際、今日まで殆ど力を感じ取れなかったんだけど…。なんだか、今朝から体の活力がどんどん湧いてきてる感じがするの」

 

 

 …あー、成程な。ミキのその成長したボディが、俺のアラガミ化と同じ現象だとするなら、そりゃ物凄い勢いでパワーアップしてる筈だもんな。

 元の体じゃ1しか出てなかった霊力が、いきなり10にも20にもなれば感知くらいは出来るだろうさ。

 

 

「と言う事は、ミキはキズモノにならなくていいんだな?」

 

 

 重要なのはここからだから、何とも言えないな。アラガミ細胞をコントロールする感覚を覚えなけりゃならん。

 …あ、ミキ、霊力放出を止めて。それ、生命エネルギーみたいなもんだから、放出し続けるとぶっ倒れるよ。

 

 

「あ、はい……言われてみれば、何だかしんどいような…」

 

「ふむ…解決とは言わないまでも進展はありましたし、今日はもう休みなさい。私も、昨日今日と手を付けていなかった政務が溜まっています。…終わった後に、様子を見に行きますから、ちゃんと寝ているように。寝付けないようなら、子守歌くらいは歌えます」

 

「…うん、お願い、お母さん…」

 

 

 急速に眠くなってきたミキを、キヨさんが連れて行った。ふむ…ミキの垂れ流されてる霊力を吸収してたな。

 と言うか……ミキがああなったのって、キヨさんが何かやったっぽいね。俺から吸い取った霊力を、寝ているミキに突っ込んだんじゃないだろうか。それが切っ掛けで、アラガミ細胞がブーストして、あの変身。

 まぁ、これは今夜にでも問い詰めてみるかね。ミキの異常も、俺が説明する前から知ってた節があるし…。

 

 

 

 

 で、夜。

 昨日と同じ部屋で、キヨさんを呼び出して話を聞く。

 

 なぁキヨさん、昨晩ミキに霊力送ったのって、キヨさんだろ。何でまたそんな事を?

 

 

「元気があれば何でもできる、って言うじゃないですか。ミキ様の体に何かが起きているのは私も分かりましたから、とにかく基礎体力を上げようと思って、生命エネルギーをこっそりお渡ししたんですよ」

 

 

 まぁ、生命力が満ち溢れてれば、大抵の病気は放っておいても治るから、気持ちは分からなくもないが。にしても、どうやって力を渡したんだ? 昼までぐっすりだったろうに。

 

 

「ふふっ、これでも結構長く生きてる付喪神ですから。この家の中の事であれば大体わかりますし、エネルギーを遠隔で送るのもそんなに難しくないんですよ。…でも、多分その時にミキ様が夢を見ちゃったんでしょうねぇ。スッゴい事していただいてる真っ最中に送りましたから」

 

 

 ピンクのエネルギーが、寝ている間に襲い掛かって来た訳ですな。淫夢も見るだろうなぁ…。

 ん、と言う事はアレか? ミキのアラガミ細胞は、その夢でより効率的(と言うかいやらしい)エッチをする為の体の構造を学んで、実践したって事かな。

 

 …あ、ところで、館の中の事なら、大体分かるって? 昨晩、お楽しみの最中に誰か覗いてたみたいなんだが。

 

 

「それは…すみません、ちょっと分からないですね。私も意識が貴方に集中してましたし…。ミキ様ではないですよ。エネルギーを送る為に、部屋で寝ているのは確認しましたから。……あら? ミキ様がこちらに向かってますわ」

 

 

 ミキが? …まぁ、色々あったしな。話でもしたいんだろう。

 ああそうそう、最後に聞いておくけど、ミキのお父さんってどんな人だったんだ?

 

 

「さぁ…私も見た事は無いんですよ。何せ私は基本的に、館周辺から離れられませんし、シキ様が帰っていらした時にはもう別れていたので。それじゃ、私は失礼しますね。またいつでも呼んでください」

 

 

 スーッと透明になって消えるキヨさん。…でも、本体がこの部屋の絵だからなぁ…。どっか行ってるように見えて、実はここに居るんだよなぁ。

 程なくして、ノックがされてミキの声がした。いいよ、入っておいで。

 

 

 

 

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