※この作品はR-18です。

狩りゲー世界転生輪   作:時守 暦

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仁王第3段DLC、サムライの道はクリア。
うーむ、デカブツが鬱陶しい…。強い弱い以前に、画面が埋まって反応できないタイプだ。

ふむ、黒幕は逃げたか。隠しミッションで斬れるかと思ったが、残念。
或いは次回作や、次のDLCで…?

新難易度は仁王の道か…。納得のネーミングですな。

悟りの道の闇の再来でボコられまくって、ついヒートアップして握りしめたコントローラーがバキッと。
…むぅ、このカッとなる性格をどうにかせねば。


とりあえず、アサシンクリードオリジンズ予約しました。

大神PS4版は実家の妹が買うのでスルー。
EDF5が12月初め、モンスターハンターワールドが1月、北斗が如くが2月、ファークライが来年春。

他、EDF縦シューティングに、侵略者に負けた未来的なEDFも出るらしい。
うーん、ヤマモリ!


第298話

PS4月

 

 

 穿龍棍に限らず、武術が成長するには幾つかの要素が必要だと、俺は考えている。

 一つ目、肉体の成長。筋力と言うのは非常に重要な要素だ。武器を扱うにしろ、何かを持ち上げ受け止めるにせよ、直撃を喰らった時のダメージを軽減するにせよ、戦う時にこれ以上ない程に重要な役割を持つ。また、どんな時でも…それこそ、武器を手放したり、振るえなくなった状況でも、容易に使えると言うのもポイントだ。パニックに陥った時に最も有効に扱える武器は、特別な技術も道具も要らない筋肉である。

 ただ、これはどうやったって一朝一夕では鍛えられない。体に負荷をかけ、栄養素を取り、己の体に信仰とさえ言える信頼を寄せて、時間をかけて練り上げる。

 

 二つ目、技術。武術と言う概念の根幹をなす物だな。これは本人の資質や必死さにもよるが、上達の速さと期間は非常に違ってくる。

 しかし、これは一つ目の肉体の成長と背中合わせのものだ。肉体が足し算なら、技術は掛け算。元となる数値が1より少なければ、或いは掛け算の途中の数字に一つでも0が入っていれば、叩き出される数値は元の数値より下がってしまうだろう。

 練習し、型を繰り返す事で、動きに必要な部分に特に集中的に筋力をつける。

 格闘漫画で『あっという間に武術が上手くなった! この子は天才だ!』なんて演出をよく見るが、現実にそんな物が居ても、土台を欠いた欠陥品にしかならないだろう。技術だけ上手くなっても、体を適応させるにはもっと長い時間がかかる。

 

 

 三つ目、精神力。度胸とか頭脳とか集中力とか、そういうのをひっくるめた、言わば人体のソフトウェアだな。成長させるのが最も簡単で、最も厄介な代物だ。

 人の心は、素手で扱うには難物すぎる。放っておけば人生経験を積んで成長もするが、歪に育つことも多く、真っ直ぐすぎるのも問題で、そもそも正しい形という正解もない。

 

 

 

 …なんかちょっと妙な事語っちゃった気がするが、とにかく今の俺に出来るレベルアップは、上記の中では技術の習得のみである。

 肉体はほぼ完成の領域にある…まぁグラップラーとかヘラクレスとかあの辺のに比べると話にならんだろうが、普通の人間として考えれば、ハンターの体は余すところなく鍛え抜かれている。体を変化させようとすると、逆に不要な筋肉を落とす必要があるくらいだ。それをやると、穿龍棍以外の武器を使おうとする時に支障が出る。

 

 理性と直感を交互にフル活動させて戦い続けた結果、それなり以上に練度が上がったと自負している。

 だが、レイラがやっていたような、龍気を手足に纏わせて、霧散させずに何度も蹴りつける…のような技は未だに習得できていない。本格的に訓練を初めて、まだ3日程度しか経っていないのだから、そうそう覚えられる筈もないのだが。

 

 

 なんていうかなー。例えていうなら、大剣使ってるけど、貯め斬りのやり方が分かってない感じだ。押しと引きと、攻撃の隙に一撃入れるだけで戦ってるような…。それでも充分モンスターは狩れるが、最大効率を引き出しているとは言い辛い。

 とりあえず、理性と直感を交互にフル活動させるというスタイルで続けていくか。少なくとも練度は上がってきてるしな。

 

 

 

 

 

 さて、そんなこんなで夜になると、またしても夢が始まる。…日中には夢を見ないんだよなぁ。やっぱりこれ、感応現象じゃないか?

 夢の内容は……またセラブレスとミキ。ただし、ミキは通常モードに戻っている。

 セラブレスの様子を見る限り、警戒したり、荒れたりしている様子はない。ぐっすり眠っている。…昼間に狩りに行って、疲れているっぽいな。

 

 

「あ、パパ、おかえり………いらっしゃい?」

 

 

 どっちだろうな。まだ体は戻ってきてないし。

 …今朝はどうだったんだ? セラブレスの様子は?

 

 

「最初は慌ててたけど、夢だと思ったみたい。痕跡も無かったし、私も朝には通常モードに戻ってたし、誰だって自分が異常性癖だなんて思いたくないだろうしね。途中で出てきたパパだって、今は狩場に居るのを確認してるんだし」

 

 

 今更その程度で異常とは…。いやセラブレスにとっては初めての事なんだろうけども。

 ま、俺のアリバイは、セラブレス自身が確認してたから、猶更夢だと思った訳ね。

 

 しかし…今日も添い寝してるのか。仲がいいな。

 

 

「なんていうか…お姉ちゃんみたいで。あ、マキお姉ちゃんはお姉ちゃん何だけど、そのもう一つ上にお姉ちゃんが居たらこんな感じかなって。…添い寝はオネダリしたら、ちょっと迷って受けてくれたよ」

 

 

 それでもその年で添い寝するのは中々ないと思うぞ。ま、俺にとっては好都合だけども。

 では、今夜もオタノシミの時間にしましょうか。

 

 

「パパぁ、今日は先に私にしてよ。昨日はさぁこれから、って所で居なくなっちゃって…」

 

 

 あー悪い悪い。…そうだ、朝になったら、ミキの中に白くて大好きなのが残ってるか、確認しておいてくれ。このままセラブレスをヤッちゃった時、証拠が残るのか試してみたい」

 

 

「うん、わかった。それじゃ……ね?」

 

 

 淫蕩に笑い、パジャマのズボンを脱ぎ捨てるミキ。こうなる事を期待していた為か、下着は付けていなかったようだ。

 前戯も無しに突き込んでも、悦びの声だけを上げるミキ。セラブレスを起こさないよう、唇を塞いでの交わり。

 

 …その後は、すっかり出来上がったミキと一緒に、セラブレスの体を開発した。昨日は胸だったから、今度は首筋、脇、へその辺り、腕、足等、体の末端部分の性感を目覚めさせていく。

 うーん、リアクションが薄いのは欠点だけど、起こさないようにというスリルと背徳感が…。 

 

 

 

 

PS4月

 

 

 穿龍棍のレベルアップの為に狩場に籠ってるのか、セラブレスを開発する夢を見る為に狩場に籠ってるのか、段々分からなくなってきた。

 まぁ、やる事は同じな訳ですが。

 …むぅ、現状のやり方だと、レベルアップも頭打ちか? たった4日程度で『極めた!』なんて言い出す気はないが、違うやり方を模索する必要はあると思う。

 

 動きを分析し続けた結果、より高い火力を叩き出す為のアイデアは浮かんできた。一言で言えば……居合抜き? いや実際の居合じゃなくて、ゲームでよくある居合と言うか…。

 要するにアレだ、得物を収めて力を貯め、一気に爆発させるという、貯め斬りによく似た奴だ。実際の居合は、破壊力じゃなくて集中力とタイミングだけどな。

 

 得物の中で、刃ではなく力を走らせ加速させ、そして一気に振り抜く。デコピンの原理でもあるな。これを徹底的に、小刻みに行っていく。

 …言うは易し、行うは難し…だな。

 

 ま、それでもやるしかないんだけど。

 

 

 

 

 

 …そんな事を考えて、今日も今日とて訓練を続けていたら、予想外の来客があった。

 

 

 

 レイラ本人だ。

 

 

 

 

 …あっるぇ~? 何でここに居んの? 怪我は? プリズムとの話し合いは?

 

 

「怪我なんかもう治って、リハビリまで終わったよ。…話し合いは……まぁ、何だ。いやそれより、お前はお前で何やってるんだ。お師匠様の穿龍棍修復の素材を集める為に、狩りに行くんだろ」

 

 

 そりゃ行くつもりだけども。…お前さん、俺がトキシの武器を持つのを、納得してるのか?

 

 

「納得も何も、頼み込んだのはアタシだぞ? こっちから頼んでおいて、文句を言い出す筈がないだろう」

 

 

 …お師匠様の武器を、ヘタクソなハンターが使う事については?

 

 

「それは………まぁ、確かにいい気分はしないが。それでも、アタシはお前なら託せると思ったから頼んだんだ。目も当てられないようなヘタクソなら、最初からこんな事は言い出してない。…ん? お前、何か? ひょっとして、アタシが納得しないだろうと思って、狩場籠もりで修行なんか始めたのか?」

 

 

 

 …うん。

 

 

「……ま、まぁ…気持ちは嬉しいよ。いや本当に、お世辞抜きに。ありがとうな…」

 

 

 おう…。ま、そこそこレベルアップもしたと思うし、無駄じゃなかったと割り切りますか…。(半ば、セラブレスの夢を見る為に続けてたのもあるし)

 で、気持ちを切り替えていくけど、どうするんだ? これから素材集めか?

 

 

「ああ、そうなるな。幸い、イナガミは一か所に根を下ろしたら、中々移動する事がない古龍らしい。ちょっとくらい時間がかかっても、まだあそこにいるだろうさ。…あの村の人達には悪いけど」

 

 

 トゥルートの村か…。2度も古龍に接近されるとか、災難な村だなぁ…。

 仕留めたイナガミの素材、ある程度村に融通していいか? 迷惑料ってのもおかしいけども。

 

 

「アタシは別に構わないよ。重要なのはお師匠様の仇討ちだし、手伝ってもらった報酬と思えば…。それに、あいつの素材で作った道具なんか、使いたくもない」

 

 

 まぁ…そうかもな。ハンターとしては問題のある考え方かもしれないけど。

 さて、そんじゃ修復素材集めに出発しますか。丁度いいや。穿龍棍の使い方、レクチャーしてくれよ。

 

 

「別にいい…と言うか、アタシの為に穿龍棍を使いこなそうとしてくれてるんだし、それくらいは…。と言っても、事が事だからあんまり丁寧にはできないよ。見た所、他人から教えられなきゃいけない段階は抜け出してる。後は創意工夫と練磨だね」

 

 

 ふむ、レイラにそこまで言われるとは、特訓も無駄ではなかったようですな。

 んじゃ、一度メゼポルタ広場に戻って、準備を整えていきますか。

 

 覇種のテオ・テスカトルか…。さて、どんだけ手間がかかるかな。

 

 

 

 

PS4月

 

 

 一度拠点に戻りはしたものの、何もせずに狩場行。ちょっと時間を作って、パパと娘との触れ合い(という名の淫夢確認)をしたり、体が夜泣きしちゃう女の子達を慰めたりしたかったのだが…レイラの視線が痛かったので止めといた。今はレイラの事に全力を注ぐべき…。

 ミキとセラブレスに関しては、どうやら二人で訓練していたようだし、邪魔もできんか。昨晩は夢も見れなかったし、確認しておきたかったんだけどなぁ。

 

 さて、それはともかく覇種のテオである。

 

 

 

 

 大惨事やのう。

 

 

 

 いやね、一匹だけならまだいいのよ。でもさ、テオ・テスカトルを何匹も狩らなきゃいけないじゃん?

 で、あいつ一匹だけでもかなり広いナワバリを持ってる訳よ。…そのナワバリってね、群雄割拠する戦国時代もかくやってくらいに混ざりまくってて…。一匹倒したら、すぐにそのナワバリを奪い取ろうと、別のテオ・テスカトルが入り込んできてね?

 更に、遠出して空になったナワバリに、別のテオ・テスカトルが入り込み、旦那の留守に何をする気だとナナ・テスカトリが怒り、ナワバリ争いから帰って来たテオ・テスカトルが乱入し、負けて逃げるテオ・テスカトルを勝った方が追いかけて……。

 

 

 

 …うーん、下手にモンスターを狩ると、こういう生態系の大混乱が起きるんだなぁ。と言うか、古龍種なのに数が多いぞ。それだけの数を狩らなきゃいけないんだから、そういう意味では助かるが…。

 最終的にはとある砂漠にテオもナナも、別の狩場でレジェンドラスタ達が狩ろうとしていた個体も、下は下位から上は覇種まで、更には特異個体と思われる奴まで集結し、狩場が文字通りの灼熱地獄と化す有様だった。

 ギルドでは昨日の夜の事を、『火の7時間』なんて呼んでいるらしい。7日間でなくてよかったですな。7日も続いていたら、冗談抜きで巨神兵が暴れたような惨状になったかもしれん。

 

 一匹一匹が放つ熱量が合わさり、夜中の砂漠が火山よりも高温になり、炎の輝きに沈んだ砂漠は、遠くからは太陽でも降りてきたんじゃないかと噂されたらしい。

 一番酷かったのはアレだよなぁ…。殆どのテオ・ナナが一斉に羽ばたき、粉塵を撒き散らした飽和爆破。しかも特異個体や覇種が、それに合わせて炎の竜巻を起こす、空中で超大爆発を起こす、それらが合わさってよく分からん現象が起きて、あっちこっちでプラズマ化っぽい現象まで…。

 

 この業界とフロンティアが長いレジェンドラスタ達も、あんな現象は見た事がなかったそうだ。そもそも、テオとナナが至近距離で行動していたり、何十匹も群れる事なんてまずあり得ない。

 …そう言った場合にのみ実行される、特殊な生態がアレだったのかもしれない。ほら、クジャクが羽を広げてメスにアピールしたり、フラミンゴが群れて集団でお見合いするような感じの。……あの大惨事がお見合いとか、迷惑極まりないな。その現象を引き起こすきっかけになった、俺達が言う事じゃないが。

 

 

 朝になって改めて眺めてみると、砂漠が砂漠じゃない……こう、マグマみたいになってたり、砂丘の断面とかクレーターの中心部がガラス化していたりと、酷い有様だった。

 俺も含め、レジェンドラスタ達が全員無事で帰ってこれたのが不思議でならない。

 

 …フラウに言わせると、「流石に疲れたね~」の一言で片づけられてしまったが。しかもまだ余裕があったっぽい。レジェンドラスタとは、どこまで高みにいるのか…。

 まぁ、汗まみれ、火傷を始めとして負傷多数、髪型なんかも乱れまくった状態では、「大変だったし、ご褒美欲しいな♪」なんて展開に持ち込むのも億劫だったらしい。広場に戻ると、さっさと風呂に入って寝てしまった。

 

 

 

 とりあえず…予想外の大参事が起きたものの、この一晩で素材は大分集まった。それでもまだ足りないと胃のが、あの穿龍棍作成の鬼畜具合をよく表している。

 それはそれとして、飯・風呂・睡眠(夢でセラブレスのお股をprprしまくった。ナカでイく感覚を、体はどんどん覚えて行っている)でサッパリしたら、夜中に目が覚めてしまった。

 

 メゼポルタ広場は、夜中でも基本的に騒がしい。夕方から狩りに出て戻って来たハンター、夜中から朝にかけて狩りに行くハンター、夜通し宴会する猟団など、活気が嫌という程溢れている。

 今、俺達が休んでいるのは、そういう喧噪から少しばかり離れた、レジェンドラスタやG級ハンターが時折使う、別荘のような宿だ。静かで落ち着いていて、建物や装飾も上品…なんだろう。今一分からないが、まぁこの雰囲気は嫌いではない。

 

 

 中途半端な時間に目が覚めたしそのまま寝るのも何だったので、散歩でも行こうかと思ったら、レイラが窓際でボケっとしながら酒飲んでいた。

 …むぅ、結構絵になる姿だが……そのウサミミは一体なんじゃろなぁ…。

 まぁいいや。

 

 うっす。

 

 

 

「……ああ、お前か。昨晩はえらい騒ぎだったな…。怪我はいいのか? 結構火傷してたろ」

 

 

 炭化してる訳でもなかったから、回復自体は早かったよ。ハンターだしな。

 そんで? こんなトコで、何をしんみりしてんだよ。

 

 

「……ハンターの事について考えてた。一狩行こう『ぜ』って奴の事を」

 

 

 その言い方に拘らなくてもいいと思うが…。で?

 

 

「確かに、凄い効果だとは思ったよ。少なくとも、アタシ一人じゃ昨晩のナナテオ祭りを乗り切るのは不可能だった。素材だって、アタシ一人で集めてた頃よりもずっと早く集まってる。群れなきゃやれない奴は弱い奴だけだって思ってたけど、そんな事も無い。アンタも、ティアラやエドワード達も、セラブレスも…お前の娘の、ミキ、だっけ? あの子でさえ一方的に頼ってくるんじゃなくて、それぞれの役割をこなして、皆で狩りをしてるって実感がある。一人でやる方がずっと難しい筈なのに、一人でやるよりずっと手応えがあるっつーか…」

 

 

 

 充実感がある?

 

 

「そう、それだ。…まぁ、鬱陶しいって思う事もあるけどよ。アタシが要らないって思ってた、数の力、誰かと力を合わせるって事が、存外馬鹿にできないもんだってのはよくわかったよ。でもな…」

 

 

 

 でも? …レイラは手元にあった達人ビールを一気飲みして、ドンと机に叩きつけた。おい馬鹿ヤメロ、備品は大事に扱え。

 

 

「あ、スマン…。話を戻すが、力を合わせて…ってのがハンターに必要な事であるのは、よく分かった。だけども………」

 

 

 

 

 

 

「昨晩のアレは、お前らが力を合わせて、同時に何匹ものテオ・テスカトルを追ったから起こった惨劇じゃないのか!?」

 

 

 

 

 ……①俺とレイラで、覇種のテオ・テスカトルを討伐。

 ②各地で同様に、レジェンドラスタに追い立てられたテオ・テスカトルと、開いたナワバリを狙ってテオ・テスカトルがご対面。

 ③更に連鎖的に、あっちこっちのテオ・テスカトルが動き出して大集合。

 

 

 

 

 ……そ、そういう見方もある…かな?

 

 

「かな、じゃねぇよ…。やっぱハンターは一人でやるべきか…」

 

 

 いやいやいや、今回のは集団で同じ種を、同時に乱獲したのがアカンかったのよきっと。

 いつもだったらレジェンドラスタが同じ狩りを同時にするなんてまず無いし、そう気にする事でもないって。いや確かに、何も考えずに乱獲したのはまずかったけど! 普通のハンターは、生態系の維持まで考えて狩るからね!

 まぁ、そういう意味で昨晩はハンター失格だったのは否定できないが。

 

 

 少なくとも、イナガミを狩る時には考えなくていいんじゃないか? 討伐するのはイナガミ一匹、特定の個体のみ。

 イナガミにしてみりゃ、一対一で狩られるのと、一対四で狩られるの、大して変わりやしないだろ。

 

 

「どっちにしても狩られるんだし、その理屈は分かるけどな。…しかし、一対四か。アタシ、お前と、後二人はどうするか…」

 

 

 

 赤の他人はいかんな。やっぱり見知った顔で信頼できるハンターの方が、連携もやりやすい。出来れば、今からでもパーティを組んで、連携の練度も高めたいが…。

 前衛が二人いるんだから、単純に考えれば遠距離攻撃役が一人、援護役が一人。

 援護役として特に強力なのは、狩猟笛かな。

 

 

「チルカか…。なら、ガンナーは……ユウェル、ティアラ、ナターシャ…………ティアラだな」

 

 

 その心は?

 

 

「大した事じゃない。単純に、話した事が他と比べて多いってだけだ。まぁ、素直に手伝ってくれるとは限らないが」

 

 

 気紛れで気難しい奴だからな。まぁ、そこは最悪、俺がティアラの『遊び』に付き合うなり、レイラが何でも言う事聞くとか言っとけば手伝ってくれるだろ。

 ところで……ひょっとして…話した回数が多いって、イナガミに返り討ちにあった時の会話の分だけ…?

 

 

「流石にそこまで全く会話が無かった訳じゃねぇよ! レジェンドラスタとして就任した当時は、歓迎の宴会だってされそうになったんだからな!」

 

 

 …その歓迎会、参加したか?

 

 

「………そんな事をしている暇があったら、少しでも鍛えたいって言って断った…」

 

 

 ボッチを拗らせすぎだタワケ。トキシはその辺の機微とか教えてくれんかったのか…? そういやトキシも、いつも一人だったって言ってたな。

 いやもうボッチ通り越して社会的なマナーと言う物がだな…。

 ここまで手伝ってくれる皆に感謝しろよ、っとに…。

 

 

 

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