試行錯誤しつつ思い出しつつ討鬼伝やってます。
無限討伐任務ェ…。
第30話
凶星月ダイマエンの唐揚げ日
丸一日かかって、ようやく家が片付いた。
と言うか、置いてあった諸々の品の中に、外の世界(つまりオオマガトキで沈む前の世界)の物が幾つかあったような。
CDコンポとか、電源もCDもない状況じゃ使い物にならないから、そのまま捨てたけど。
他にも、厳重に管理されている筈の、鬼の体の一部が出てきたり、ハク(金)が出てきたり、何故か瑞々しい状態の果実が出てきたり…なんだろうな、この果物。
妙に強い霊力を感じるんだが。
桜花さんに聞いてみたら、「ひょっとしたら、神木に生っていた実じゃないのか?」との事。
…いやいや、アレってかなり前から枯れてる状態では?
そういえば、あの社の掃除もやり直しか。
狩りをするのは苦しくはないが、こういう地味な作業のやり直しは結構心に来るなぁ…。
ともあれ、幸運にも今日は襲撃は無かった。
この片付けを毎回やるのか…流石に面倒だな。
何かこう、一気に片付けられる裏技は無いもんか。
要らない物を全部持ち出して燃やす、埋める、或いはふくろの中に入れてしまう…いや、ふくろの中は無しだな。
なんとなく、中で得体の知れない何かが化学変化おこすような気がする。
他に空いてる家は無いらしいし…はぁ、仕方ないか。
それはともかく、暫くは小物の鬼達の襲撃続き。
桜花さんと一緒に行動し、初穂と息吹と会い、ミフチとやり合う。
その後は富岳の兄さんと那木さんと顔合わせして、カゼキリの狩りか。
俺をどれくらい警戒しているかによって、多少会う順番が変化するかもしれないが、別に問題は無い。
数で来られない限り、このレベルの鬼にはそうそう負けないしな。
さて、明日は里の皆への顔合わせだ。
凶星月オンモラビの氷のカキ氷日
顔合わせ。
事前に「新しいモノノフが来る」という話が通ってなかったので、ちょっと怪訝な顔をされたが、概ね問題なく終わった。
その後に襲撃があったが、まぁガキだったし、語る程の事でもないだろう。
問題があったのは、樒さんだ。
…あのミステリアスさと上乳と肩やうなじは確かに問題だが、そっち方面の話ではない。
樒さんは、ゲームであった通りにミタマ達の声がよく聞こえるらしい。
ミタマ達が楽しそうにしているのが好きなので、どんどん連れてきてほしい…と主人公に頼んでいた覚えがあるが、その反面、ミタマ達が騒ぎすぎて夜に眠れなくなるという中々の苦労人だ。
しかし、俺は複数のミタマを宿す事はできない……のっぺらトリオは三体一組扱いでいいだろ……ので、そういう事は言われない…と思っていたのだが。
挨拶周りに行った時、眉を顰められてこう言われた。
「あなた、随分と沢山のミタマと一緒にいるのね」と。
しかも、
「沢山居すぎて、何を言っているのか分からないわ…。
真夏の蝉の中に居るみたい」
…どゆこと?
のっぺらトリオを3人と数えるにしても、そんな風に例えられる程の数じゃないだろう。
確かにたった3人とは思えないほどのウザさを見せるが。
そもそも、のっぺらトリオは声なんか全く出してない…いや、これについては俺が聞こえてないだけという可能性もあるのだが。
モノノフとしての適正が低いので、自分のミタマがどんな物なのか分からない、調べてくれませんか…と言ったら、1000ハクを取られた。
まぁいいけどさ、それくらい…。
調査の結果、通常のミタマとはあらゆる意味で違う、としか分からなかった。
…まぁ、種族からして違いますが。
しかも巫女さんのお世話にもなってないのに、2度ほど勝手に力を解放しましたが。
更に言うなら分裂なんて離れ業までやりやがったが。
結局、のっぺらトリオに関しては、今後も研究してくれるらしい。
樒さん自身も、今まで見た事の無いミタマに興味があるらしいので、ハクは要らないそうだ。
そして更に告げられたのが、俺が感知できてないミタマが、俺の傍に何体か居るらしい、という事だ。
…ミタマって、人に宿るもんじゃないのか?
樒さんに聞いてみたら、前例はあるそうだ。
と言うより、モノノフ達は大抵、自分の武器にミタマを宿している事から分かるように、ミタマは人体ではなく物質に宿る事もできるらしい。
それに、鬼に食われる危険度は高いが、肉体に宿らずミタマだけで存在できない事もない…ぶっちゃけ幽霊以外の何者でもないが。
そんな状態のミタマが、俺の周りに幾つか居るらしい。
武器だけではなく、防具や、俺が普段持ち歩いている色々な物に宿っているとか…。
…ちょっと待てよ、てぇ事は何か。
アレとかアレとかアレとか、濡れ場から黒歴史まで色々見られ続けているって事か!?
嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼ああああ嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
落ち着いた。
見られちまったもんは仕方ない。
濡れ場する時は、誰かに見せ付けているプレイと割り切って考えよう。
……祟り殺されねーよな、俺…。
にしても、妙な話だ。
ゲームの主人公は、数多のミタマを宿す力を持っているからこそ、見込まれて、ムスヒの君となったのだと思っていたが。
その力の無い俺に、何故憑いてくるんだろう?
いや待て、憑いてきているのが、ゲーム同様のミタマとは限らない。
案外、英雄ではなくのっぺらトリオ同様、妖怪のミタマかもしれないし。
一体どういうミタマが集まっているのか、これも調べてもらう必要がありそうだ。
それに、もしも集まっているミタマ達に力を借りる事ができれば、強い助けになるだろう。
ちなみに、集まっているミタマ達よりも、のっぺらトリオの方が万倍うるさい…との事だった。
解せぬ。
凶星月アメノカガトリの鶏スープ日
鬼の襲撃を適当にいなしつつ、前回同様息吹と初穂と顔合わせした。
「霊山の連中の連絡不備だったって? 振り回されて大変だな」って同情されましたが、うん、思いっきりウソなんだスマヌ。
雑魚狩り自体には、そんなに語るべき事はない。
コンビを組んでいく事もあれば、一人で行く事もある。
だが、幾つか収穫もあった。
今まで、異界の中では瘴気の為に全く動作しなかった神機が、僅かではあるが動いているようなのだ。
完全に作動している訳じゃなくて、こう、形態変化させようとすると、一部が動いて一部が引き攣ってピクピクするんだけど、結局変化できないままって感じで。
多分、GE世界で神機やパイルバンカーに討鬼伝世界の素材を混ぜたのが効いているんだろう。
榊博士も言っていたが、このまま素材を混ぜ続けたり、アラガミ細胞と瘴気を含んだ物を食べさせ続ければ、神機が進化して異界の中でも正常に使えるようになるかもしれない。
アラガミ素材はふくろの中にタップリ詰め込んでいるので、後はこの世界の素材集めだな。
狩り続けていたら、「何でそんなに長時間、異界に潜っていられるの?」と初穂に聞かれた。
瘴気を体の中に残す訓練法を伝えようかと思ったが、前回はそれで大和のお頭に怒られたからな。
ノーコメントノーコメント。
それとすっかり忘れていたが、ウタカタの里には、銃の使い方も伝わっているらしい。
キカヌキの里では、堅悟さんは使い方を知らなかったし、実物も持ってなかった。
銃はMH世界・GE世界でも応用が効きそうな使い方だし、覚えておいて損は無い。
銃使いが居ないので、大和のお頭から指導だけ受ける事になるが…ま、一丁覚えてみますかね。
凶星月ドリュウの串焼き日
銃の指導を受けた。
討鬼伝極で追加された武器だったので、どんな物かと思ってたが…なんというか、弾の種類と使い道を覚えないと話になりそうにない。
しかし、結構面白いな、コレ。
基本的に狩りのスタイルは剣士側だったが、ガンナーの楽しみにも目覚めた気がする。
と言うか、この世界の銃、他の2つの世界に比べて、明らかに射程が長い。
雅の領域で、対岸に居る餓鬼を打ち抜く事だって出来た。
連射力でこそ劣るが、このリーチを上手く使えば、GE世界ハイドアタックによる攻撃→距離が離れているので気付かれない→またハイドアタックというチクチク削る戦法も出来るかもしれない。
その他、相手の体に流れる霊脈を霊視して、そこを打ち抜くことでダメージを増加させる…。
これは多分、討鬼伝世界以外の敵にも有効だ。
やり方は簡単、鬼の眼を軽い感じで使うだけ。
体力消耗も殆どないし、初見の相手でも相手の弱点を明確に視認できる。
地味に便利、地味に火力を底上げできそうな技術だ。
最終的には、GE世界の銃…連射力ならコイツが随一…を使って霊脈にゼロ距離連射したり、MH世界のライトボウガンで速射にも適用できるだろう。
それと、榴弾投擲…爆弾を投げて、打ち抜いて爆発させる技(微妙に難しい)だが、この発想は無かったな。
榴弾を打ち抜く弾の種類で効果が変わる。
例えばMH世界の氷結弾を打ち抜いたりすれば?
氷結弾は貫通弾と同じ飛び方をするので、一ヒットの威力が低い傾向にある。
なので体の小さな相手、薄い相手には不向きだったが…これを、貫通ではなく爆発によるダメージに変える事ができる。
戦術の幅、弱点をつける幅が広がった訳だ。
まだまだ研究が必要だが、これは非常に大きいと言える。
ああ、そういえばヘビィボウガンには、圧縮リロードなんてのもあったよな。
アレを榴弾に使えば、更に威力が増すのではないか?
夢が広がるな。
凶星月ワダツミの姿焼き日
初穂の任務を手伝った。
まぁ雑魚ばっかりで、銃の練習も兼ねて遠くからチクチク撃ってばかりだったので、大した怪我もない。
ちょっと眼精疲労な気分だが。
ただ、初穂にはセコく見えたらしく、「男らしくないわね」って言われてしまった。
勝手に言ってろ……だが、確かに現状ではそう言われても仕方ない事しかしていない。
安全領域から、近付かず、殆ど移動もせずに撃ってるだけなんだから。
うむ、フラストレーションが溜まる。
と言うかやっぱり剣士装備が好きだ、撃つより斬りたい。
斬りつつ撃ちたい。
という訳で、ちょっくら狩りに行ってきます。
確か前回でもゲームストーリーでも、ミフチが俺達の後を追って来た筈。
今回は後ろに気を配っていたが、そんな気配は無かった。
しかし近くまで来ている事は確かな筈。
ちょっとぶった斬ってきます。
なに、一人前と認められてないモノノフは戦えないし任務を受けられない?
知らんな。
俺は哨戒任務の途中で偶然ミフチにブチ当たり、結界に閉じ込められて逃げられなくなっただけだ。
凶星月ツチカツギの海亀スープ日
快勝快勝。
だが半人前が一人で勝手に任務に行くなと激怒されてしまった。
欲求不満が溜まってたねん、しゃあないねん…なんて言ったら、それこそどんな罰を受けるか分からないから殊勝にしてたが。
しかし切欠はどうあれ、ミフチに勝てるんだからとりあえず一人前、という扱いになった。
…初穂がちょっと焦ってるっぽいな。
良くない傾向だ。
うーん、やっぱり放置しとくと危ないよなぁ。
自分でやっといてなんだけど、後から来たやつに追い越されるって精神的にかなりダメージくるし。
泣くのがイヤなら歩けとは言うが、足元見ずに走ってちゃコケて崖から転落するだけだ。
実力的には……言っちゃなんだが、大和のお頭が言うように初穂は半人前、よくて2/3人前ってトコか。
ちょっとした切欠で、一人前への壁を突破もするし、逆に転げ落ちてオジャンにもなる、危険な領域にある。
ぶーときゃんぷはじまるよ~~~。
凶星月クナトサエの陸亀サラダ日
意外と早く折れた。
いや、心じゃなくて初穂の体の方が。
別に再起不能になったとかじゃない。
単に異界の瘴気で行動限界を超えられなかっただけだ。
そーかー、ブートキャンプにはそれが邪魔だったな。
俺と同じように瘴気に慣れるにしても、すぐに効果が出る訳じゃない。
それに狩っているのも雑魚ばかりだし、効果は今ひとつか。
ならば対人戦でブートキャンプだ。
人間相手は俺も殆ど経験がないから、色々といい経験になるだろう。
さて、一部期待している部分がないとは言わないが、ここで注意。
アリサと同じ徹を踏んではいけない。
具体的に言うと、心折・酒・ベッドイン。
ベッドが無くて敷布団だけど。
それはそれとして、初穂のブートキャンプ帰りに神垣の巫女……橘花に会った。
天狐も一緒だ。
今度は鍋の具として見ないよう、日々腹を満たしていた効果もあって、ちゃんと懐いてくれた。
家に居着いている……メシとか何をやればいいのかな。
酒飲ませても大丈夫なんだろうか?
一人酒も嫌いじゃないが、二人で飲むのも好きだ。
秋水に聞いてみよう。
…そうだった、そういや橘花だけじゃなくて、秋水にも注意しておかないとイカンのだった。
しかし真面目な話、秋水と話すのは情報が欲しい時くらいだ。
仕事中だと割り切っているのか、秋水は私語をまるで漏らさない。
…いつ休んでいるのか、真面目に心配になる。
いつも何かの書類や書物に眼を通しているし、朝から晩まで受付所の定位置に居るし、アンタ腰悪くしても知らないよ?と言うか“ぢ”になってるだろってレベルである。
…それだけ心の壁が厚いって事か。
尚更、何かしらの接触が必要だ。
俺に利用価値を見出すだけにせよ、或いは他の何かを見出すにせよ。
橘花と秋水の二人が、結界を躊躇わず張るに値する価値をつけねばならない。
…こうやって、打算で動いている人間が、そんな人望を持てるかどうかは別として、ね。
凶星月ゴウエンマ食ってクールー病日
初穂を適度に叩きのめしつつ、鬼をバカスカ打ち抜く日々。
…なんか楽しくなってきた。
ジーナさんの言う、生と死の交流ってこういう事か?
それはそれとして、この天狐、何処から来たんだろうな。
服飾とかしてる時点で、どう見ても野良じゃない。
いくら天狐が賢いからって、帽子やら袋やらはその手じゃ作れんだろうに。
…それとも、村人と物々交換でもしてんだろうか?
「お前は何処から来たんだ?」って聞いても、理解はしてるっぽいが答えてくれない。
キュイキュイ鳴き真似してれば、ある程度は意思疎通もできるが…。
任務に行く時に連れて行った事があるんだが、案外使える。
流石に戦力的な意味ではないが、(多分)野生の動物だけあって、植物とかの素材を見つけるのがやたら上手い。
負けてられんだろ、ハンター的に考えて…とか思って採取しまくってたら、医療班と顔なじみになってしまった。
普通のモノノフじゃ見つけにくい薬草とかでも、ハンターでもある俺なら話は別だ。
異界に長時間潜っていられるから、長く広く探索できるしね。
それはそれとして、明日は新たな任務。
前回と同じと考えれば、巨乳手付かず未亡人モノノフと、お気遣いの紳士さんだろう。
…さて、巨乳手付かず未亡人モノノフの谷間を目に焼き付けるため、今から瞑想しておくか。
禊でもいいかもしれない。
凶星月オカミヌシのこんがり肉日
禊程度じゃ俺の煩悩は流せませんでした。
矢鱈冷たい水に浸かるだけになっちゃったよ。
さて、今日の狩りのお相手は予想通りカゼキリ。
今ひとつ馴染みきらない銃スタイルのおかげで少々梃子摺ったが、普通に勝った。
黒爺猫に比べりゃ、範囲攻撃もそう広くないし、楽な部類だ。
これが上位に行くと、鬼の範囲攻撃も広く…というか酷くなっていくので、かなり洒落にならない事態になってくるが。
と言うかだな。
那木さんが来てないってどういう事よ!?
討鬼伝のお色気担当(多分自覚無し)が…俺の癒しが……!
精神的な意味でも、ダメージ的な意味でも癒しがないぞ。
那木さんの変わりに来たのは、何故か速鳥だった。
別に嫌いじゃないよ?
ニンジャ好きだし。
ゲームでも高所攻撃に不動金縛りに秘針に、かなり使えるキャラだった。
お気遣いの紳士の赤熱化攻撃とのダブル弱体で、ナイスコンビネーションだったし。
だが那木さんと比べると、どちらが優先すべきか語るまでもあるまい。
この怒りをカゼキリにぶつけ、ついでに帰りに単独行動して見かけたクエヤマを単騎撃破。
…ま、デカいだけの雑魚だからね、アイツ。
怒りのぶつけどころとしてはちょうど良かった。
また単身でムチャをするなと怒られた。
うるせぇ、俺の乳返せ。(那木さんの乳です)
凶星月浄土の蓮華のてんぷら日
なんか知らんが、速鳥に付きまとわれている。
ニンジャを使って俺の身辺調査か?と思ったのだが、どうやら違うっぽい。
仮にも凄腕(だよね?)のニンジャが行う尾行じゃないぞ、コレ。
何かと強い視線は感じるし、そもそも姿を見せるのも忌避している感じはないし、気のせいか勘違いでなければ、むしろ憧憬の念さえ感じるんだが。
うーむ、分からん。
…考えても分からないなら、考えないのがいいだろう。
むしろ先に考えなきゃならんのは、秋水と橘花にどうやって接触するか。
そして那木さんの谷間ゲフンゲフン、今はそっち方面は無しだ。
友好的な関係を築くに当たって、信頼を培う方法は二つ。
一つは劇的なイベントを通じて…言い方はどうかと思うが、所謂吊り橋効果で一気に信頼を築き上げる。
しかし、これは劇薬を投与するのと同じような行為である上、所詮は一時的な信頼だ。
普段の付き合いの中でボロが出て、あっという間に幻滅されてしまう可能性も高い。
もう一つのやり方は、日常のちょっとした事の積み重ねで、じっくりと信頼を築いていく。
平穏な生活の中であるなら、こっちが順当な方法と言えるだろう。
だが当然ながらこの方法は時間もかかるし、一定以上の信頼を得ようと思うと途端に難しくなる。
後者の方法で信頼を築きつつ、前者で壁を突破する…というのがストーリー的に考えて王道か。
しかし繰り返すが、残念ながら時間がない。
時期的に考えて、大和の頭がそろそろ攻撃に転じようとする頃だ。
ゲームでも前回でも、それを逆に利用された……利用できる程の戦力と頭が、敵側に揃っている。
やってられんね。
煮詰まってきた。
ちょいと気分転換するか…。
禊にでも行ってくる。
天狐も誘ってみよう。
凶星月『この世の物ではありえない』系の素材のごった煮日
禊しても、水辺でパチャパチャ遊んでいる天狐を眺めるくらいしかなかった。
集中しただけで妙案が浮かぶなら、誰だって瞑想の達人になろうとするさ。
そしてどうでもいい事に気付く。
…速鳥のヤツ、俺の家に住み着いた天狐をみたいから死力を尽くして任務を終わらせてきやがったな…。
あいつ、すっかり忘れてたが病的な天狐スキーだったっけ。
どこの誰から聞いたのか知らないが、天狐の為に鬼を瞬殺したであろうその根性には頭が下がる。
…で、俺を付回してると思ったのは、天狐を見つめてただけだったのか。
道理で大和のお頭や桜花さんの目が生暖かいと思ったよ。
そして時折感じる憧憬の視線は、多分キュイキュイ鳴き真似して天狐と意思疎通っぽい事をしている俺への憧憬だ。
おかげで速鳥からは好意的に見られているようだが…妙なところで妙な形に役に立つな、このハンターの基礎スキル…。
はーぁ、それにしてもちょっと肌寒いな。
流石に夕方から丑三つ時まで禊してれば、風邪も引きそうになるか。
まぁ単に半分寝てただけだが。
ここは一つ、最後に残ったMH世界のホットドリンクでも飲んで暖ま
これクーラードリンクじゃん。
雪原を彷徨ってる時に寒さ対策として呑んでたけど、これクーラードリンクじゃん。
道理で異常に寒い筈だよ。
クソッ、初心者ハンターみたいな失敗して、しかもそれにまるで気付いていなかったとは……また黒歴史を量産してしまった。
それを日記に書くあたり黒歴史以外の何者でもないが、まぁ愚痴だって何だって言葉や文章にすると発散できるからな。
うん、これは正常な自己防衛本能だ。
以上、簡潔、問題なし。
…それはともかくとして、一人で禊するのも退屈だな。
いっそ滝の水が逆流するくらいのイベントでもお
逆流 逆流 遡る デスワープ いやそれは置いといて いやそれこそが 逆行?
あった。
秋水をこっち側に引きずり込む取っ掛かり。
確か秋水は、8年前のオオマガドキで見捨てられた北の地の仲間達を助ける為、時間を逆行する術を探していた筈。
そして主人公をその実行部隊の一員としたいと考えていた。
それが実行可能なのかは置いといて、俺には秋水を引き付ける、何よりも重要な要素を持っている。
即ち、デスワープ。
一回死ぬたびに別の世界に移動するが、移動した先の場所と時間軸は常に同じ。
つまり俺は限定的ながらも時間を遡っているのだ。
原因も理屈も全く不明、解明できると言うなら俺が教えてほしいくらいだ。
これを研究すれば、或いは?
では、秋水に信じさせる方法は?
簡単なのがあるな。
この先秋水が、陰陽方の間者としてどのような方策を取ろうとしているか、言い当てる。
そしてそれを「かつて俺が経験してきた事の一つ」だから知っていると言うのだ。
別世界の素材や技術も見せれば、合わせ技で信憑性は出てくると思う。
ゲームのように、秋水から信頼を寄せられる事は無くなるだろう。
だが構わない。
俺にとって重要なのは、絆を結ぶ事ではなく、このループから死なずに脱出する手段を確保する事だ。
その為に、ストーリーを確実にクリアできる道筋を…可能な限り、心や精神、絆という不確定要素の強い要素ではなく、単純で確実な、誰がやっても同じ結果を求められるであろう道筋を探し出す。
途中で何度か死んでも、誰に見限られても、望んだ結果が得られるなら構わない。
コタツや毛布を出すために洗濯して干してたら雨が降った。
夜だったから寝てて全く気付かなかった。
やっぱり昼間に干さないとな…。
あと討鬼伝世界の敵は食えそうなやつが居なくて困る。