※この作品はR-18です。

狩りゲー世界転生輪   作:時守 暦

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バイクの講習、何とか受かりました。
早い内に免許更新に行ってきます。

さて、肝心のバイクはどうするか…。
MTなのは確定として、練習目的のコスパ的には250ccのオフロードがいいと聞きました。
400㏄にも惹かれますが、それなら大型免許取った時に乗り換える方がいいかな…。
ホンダだのカワザキだのニンジャだの、今一分からない。
壊れた時のアフターサービスとか、何処で買うかも重要になりそうです。

とりあえず、一番近くにあるのはレッドバロンか…。
世話になった自動車学校とも何か関わりあるらしいし、行ってみようかな。



もしも投稿やレス返しが途切れたら、生存を祈ってください…。


第307話

 マキを一人だけ置いて外出した罰として、一日付き合えと命令された。まー無理もないわな。

 と言っても、特に何をする、という訳でもない。買い物はちょっと離れた村で出来るが、マキにとっては珍しい物がある訳じゃない。土産は買っておきたいが。

 クッソ真面目な性格上、視察と称してその辺を歩き回ったりもしたものの、実際には駄弁りながら散歩しただけだ。

 

 …やっぱ、どうも妙に安らぐな…。昨日、宴から少し離れて話し込んでた時もそうだったっけ。直後にセラブレスの孕ませ発言があったもんだから、落差が激しくてなぁ。

 

 

 …にしても……なんだ、その、上手い事褒め言葉が出てこない。責めた水着が、思った以上に似合っている。ビキニ(上は白、下は黒)に黒ジャケットとは…。

 しかも、乳袋が結構デカい…。元々スタイルがいいとは思っていたが、不自然ではない程度に寄せている事で、破壊力が増している。

 

 いやそーゆー視点からじゃなくて、純粋に綺麗だし可愛いと思ってるから褒めたいんだが、どーにも言葉が…。ううむ、これはアレか? 今更ながらに青春のトキメキ的な何かなのか? ぬぅ、浄化されてしまう。……尚、浄化されても5秒もすればまた煩悩が産まれてくるのでご安心ください。

 

 

「ところで、昨日戦車の砲撃の的にしろと言っていた島には、何があったんだ? あの時はつい頷いてしまったが、流石に理由もなく自然を破壊するのは、しっぺ返しが恐ろしいんだが」

 

 

 …やな事を思い出しちゃったなぁ…。しっぺ返しについては、放置した方が怖いとしか言いようがない。知りたければ、レイラかアキャマ殿にでも聞いてくれ。流石に信じられんと思うけどな…。

 

 

「??? まぁ、性能テストも必要だし、何処かを砲撃する必要はあったから構わんが。…あの島に一度泳いでいってみようかと思っていたんだが、止めた方がいいか?」

 

 

 止めろ。遠泳もバカンスも止めんが、あの島はヤメロ。もう危険はないと思うが…。

 まぁ、念には念を入れてだな。小型以上のモンスターならともかく、文字通りの蚊にまで注意祓うとか面倒ってレベルじゃないわ。

 

 ……ああでも、そうだな。領主代理とは言え、大多数の人間を束ねる身だし、偶には一人二人になってみたくなる時もあるか。

 そうだなぁ…。折角のバカンスなのに別荘の中ってのもつまらんし、船出すから適当な小島にでも行ってみるか? 問題のあの島以外にも、幾つかあるぞ。勿論、安全は確保してある。

 

 

「小島…。悪くないな。この辺の島は、食べ物も豊富と聞いている。パイナップルやマンゴーでもジュースにして、ハンモックでダラダラするのもいいかな」

 

 

 おーおー、随分とオープンになってるね。普段のキリッとした態度が幻のようだわ。

 

 

「滅多にないシチュエーションなんだし、私だって偶にはハメを外すさ。真面目一辺倒なだけでは、破裂すると散々お母様に叩き込まれたからな」

 

 

 ……(元旦那を反面教師にした発言かな?)

 ちなみに、家族達との触れ合いはいいのか?

 

 

「お母様とミキは、何やら急いで近くの村に向かったぞ。買い出しと言っていたが…。キヨさんはキヨさんで、『私は今はお腹いっぱいですから、マキ様の番ですね』なんて言って姿を消した」

 

 

 …なんつーか…意図は予想できるんだけど、結果的にハブられてない? ウェストライブの二人は、9割がた俺のせいだと言う自覚はあるが。

 まぁいいや…。とりあえず、近場の島行ってマッタリしよーか。浮輪、ハンモック、ビーチパラソルに…ジュースも持っていくか。

 

 

「必要そうな物は、予め準備してあるぞ。この手の準備作業は、作業の種類を問わずウェストライブ家の得意分野だ。さぁ行くぞ。船はゆったりマッタリ進ませろよ」

 

 

 はいはい。本来なら狩りに使う漁船を拝借し、海風に吹かれながら船出。

 偶然それを見かけていたコーヅィと嫁さんが、ハンカチ振って見送ってくれた。……コーヅィ、ちょっとお疲れっぽいな。後で精力剤でも差し入れしてやるか?

 

 それはともかく、船乗りの歌とかビンクスの酒とか歌いながら、風に揺られてドンブラコ。ラム酒があればいいんだが……飲酒運転、駄目絶対。

 …隣でマキがワイン飲んでるけどな!

 

 

「偶の休暇なんだ、これくらい見逃せ。大体、ワインなんて水のようなものだ」

 

 

 それを言ったらビールも同じだよ。ったく…いいワイン飲みやがって。

 ……そろそろ到着だな。島で何かやりたい事とかあるか?

 

 

「洞窟とかあったら、探検してみたい。G級ハンターが居るんだ。モンスターからは守ってくれるよな?」

 

 

 

 

 

 

 ……まぁ、洞窟なんぞありませんでしたが。心躍るアドベンチャーがなくてちょっとガッカリしたマキだが、島はお気に召したようだ。

 う~ん、ゴゴモアとか居そうな島だね。まぁ、大型モンスターが潜むには少々どころじゃなく狭すぎるんで、実際には何もいなかったけど。

 

 適当な木にハンモックを吊るし、それに寝そべっているマキ。ハンモックの隣には、俺が適当に採って来た果実。………やっぱスタイルいいなぁ。寝そべってるのを見ると、本当にグラビア写真みたいだ。

 

 

 …しかし、気のせいかな? なんか微妙に緊張している気がする。…俺と二人きりだから? 襲われる的な意味で? ……どうだろう。マキからファーストキスをくれる程度には好意的だけど、俺の女関係の話も聞いてるだろうし…。

 …内面観察術で覗き込むか? いやしかし、あんまりホイホイ使うのはなぁ…。

 

 

「…………一ついいか?」

 

 

 ん、何ぞ? 釣りをしたいなら、やり方を教えるが?

 

 

「興味はあるが、ミミズがフルフル亜種を思い出させるからいい。…いや、別に襲われた事があるとかではないぞ。ただ、幼い頃にお母様から……お父様? が一度襲われてエラい目にあった事がある、と聞かされて…」

 

 

 野郎を丸呑みか…。(あの装備でよく生きてたな。こやし玉に救われたか?) で、どした?

 

 

「………その…今更なんだが」

 

 

 うんうん。

 

 

「…………サ、サンオイルを頼むっ!」

 

 

 

 

 

 

 なん……だと……?

 

 

「その、塗ってないのを忘れていて…。次期領主として、まだらに焼けた所を見せる訳にはいかないんだ」

 

 

 お、おう。………塗ってないのを忘れていて…でも島まで持ってきていたと。

 ……誘われてる? これって誘われてる?

 

 誘われてるよな、常識的に考えて。…しかしそれはそれとして、オイルはしっかり塗らねばならぬ。決して、合法的にローションぬるぬるが出来るからそっちを優先する訳ではない。

 ま、とりあえず任せとけ。ハンモックの上じゃ無理だから、浜辺にシートを敷くぞ。パラソルも準備おっけー。

 

 サンオイルは…。

 

 

「これだ」

 

 

 ……うむ…。初めて触ったが、中々ぬるぬるしているな。

 

 

「そりゃオイルだからな。…そ、それでは、頼む」

 

 

 横たわり………自分から背中の結び目を解く。スラッとした背筋が解放された。

 …そこまでするか。水着があったら、その分塗れないのも分かるが。

 

 そ、そんじゃ…背中から行くぞ。

 まずは少量を掌に垂らし、少々躊躇いながらも背に触れる。びくりと緊張したのが分かったが、それを自ら抑え込んだようだった。そりゃ緊張しない筈もないよな…。男にこんな所を触れられるのは初めてだろう。増して、少なからず好意を持っている相手の手だ。

 

 ここでいきなり過激な事をする訳にはいかんな。まずは真っ当にオイルを塗ろう。……手を出すにしても、いきなりアオカンはハードルが高いだろうし。

 

 

 オイルを塗り広げ、マキの体を探っていく。性的な意味ではない。いやそーゆー情報も読み取れるんだけど、今は体の状態をね。

 ふむ……一般人の範疇だが、流石に鍛えられてるな。体温が少し高い。まー場所が場所で、やってるコトがコトだから無理もないか。

 

 しかし……マキ、ひょっとして結構凝ってる?

 

 

「ん……ああ。実は、バカンスに参加する為に、超特急で仕事を終わらせてきたから…。慣れない仕事が急に増えたしな」

 

 

 ああ、領主代行…。このままじゃ辛かろう。オイルを塗るついでに、ちょいと解してやるとしますかね。

 マキ、ちょっと痛気持ちよくするからな。

 

 

「え? んっ………んん……」

 

 

 オカルト版真言立川流が無くても、人の体はよく知ってる。強すぎない程度に、肩や背筋、腰を揉んだりグリグリしたり。

 …そのつもりはなかったが、オイルのぬるぬるのせいでエッチぃ触り方になってしまったのは否定できない。 

 そしてマキも特に反抗しない。

 

 と言うか、声が色っぽいんですが。まだ性に関わるようなところには触れてない(存在そのものがエロいと言えなくも無いが)にも関わらず、呻き声と言うか反応と言うか…。

 触れられて感じているのではなく、単純にマッサージによる快感だろう。………ぬるぬるの事を考慮に入れなければな!

 

 

 まぁ、それはともかく……凝ってますねぇお客さん。ストレッチしてるか? 運動(意味深)するなら付き合うが。

 …よし、背中から腕足、その他細かい所まで一通り塗り終えた。名残惜しいが、これで終了…。おーい、起きろマキ。

 

 

「…ん? あぁ……眠ってしまってたか。すまん、予想外な方向に心地よくて…。さ、さぁ、続きを頼む」

 

 

 え。続きって、おま……

 

 

 

 マキが体制を変え、仰向けになった。

 仰向けになった。

 

 

 仰向けになった。

 

 

 

 

 

 そして、ビキニ水着は上だけ解いたままである。

 

 

 

 

 

 

 

 素晴らしき哉、トップレス。

 

 流石に恥ずかしいのか、シキやミキとの血筋を連想させる『たわわ』を腕で隠している。

 が、マキはもう一つの事に気付いてない。『下』は確かに水着で隠されているが、そこにうっすらとシミが出来ている事を。

 

 

 と言うか…もうこれは、誘う云々の状況じゃないよね? 覚悟完了しちゃってるよね?

 強引に抑え込んでいた俺のナニが、ビキビキビキと盛り上がる。あ、水着がヤバい。破れそう。ちょっともったいないけど、セーブセーブ。いきなり北斗神拳伝承者みたいに、盛り上がった肉で服が破けるみたいな演出してどーすんだ。しかも下半身のみ。控えめに言って変態です。しかもヤバイレベルの。

 

 

 脳内で、「ほぉぉぉぉーーー!」と叫ぶゲジゲジ眉毛がフルチンになるという放送停止映像を流し、暴走しそうになった愚息とテンションを強制制御。

 これは…四の五の言うのは、恥を掻かせるだけだな。

 

 

 で、では遠慮なく…。触るぞ?

 

 

「んっ…」

 

 

 すぐにでも胸に手が伸びそうになったが、気合いで堪えて首筋へ。サンオイルを塗るという建前で、首筋から顎の下にかけて軽く愛撫する。

 くすぐったそうなマキに、ゆっくり顔を近付けると、無言で目を閉じ、少しだけ唇を突き出した。そっと触れ合わせるだけのキスの後は、驚かせないように、ゆっくりと舌を唇に這わせる。

 お互いの鼻息が当たる距離で唇を付けては離し、少しずつ絡みを深くしていく。

 

 その間に、掌にはベッタリとサンオイルをつけ、マキのお臍付近を撫で回す。言うまでも無いが、既に日焼け止めが目的の量ではない。…と言うかこれオイルじゃなくてローションじゃないか…? 

 

 女性らしいスラッとしたお腹と、程よい弾力の腹筋を堪能しながら、マキの性感を丁寧に丁寧に刺激する。先程までのマッサージで、マキの何処が弱いのかは検討がついている。既にマキは、蜘蛛の糸に絡めとられた獲物そのものである。まぁ、どうやら本人が望んで絡めとられにきたようだが。

 じっくり溶かしてイタダキマス。

 

 指が体を這い回る感触にビクビク震えるマキ。先程までのマッサージとは、明らかに違う感覚を必死になって受け入れようとしている。

 ふーむ、大分敏感だな…。かといって自己開発した形跡もない。…生来、多感なタイプかな。多感症という程でもなさそうだが。

 肉体的にも精神的にも、エッチに興味津々の年頃のお嬢様、か。なんとも美味しい子だこと。

 

 

 指を滑らせる範囲を徐々に広げ、同時に口での愛撫もキス以上の事に進む。キスを中断した時、不安が混じった不満げな表情をされたが、マキの左脇腹の弱点を優しく擽ってやると、目を閉じてその感覚に浸り始める。

 俺はマキの耳元に唇を寄せ、マキの体がどんなに綺麗か、手触りがいいのか褒めながら、軽く甘噛み。

 

 舌先を耳に突き込んだ時は、流石に驚いたのか反射的に首を離そうとしたが、頭を固定して止める。柔道の関節技をかけるように複雑に絡み合いながら、負担をかけないように自由を奪い、マキの体勢を誘導していく。

 

 

「ちょっ、いきなりそれは…いくら何でも、マニアックな」

 

 

 いやいや、これくらい皆やってるよ。(ウチの連中には。あと風俗店とかでも珍しくはない)

 ま、恥ずかしいって言うなら、夢中になって恥ずかしいなんて思う余裕がなくなってからにしますよ、お嬢様?

 

 

「…辞めるとは言わないんだな…。と言うか……その、さっきから……恰好が…」

 

 

 俺の体に絡みつかれたマキは、相変わらず片手で胸元こそ隠しているものの、寝たままY字バランスでもしようとしてるんじゃないかと思う程に、大きく足を開いている。

 まぁ、開かせたまま動かしてやらないのは、絡みついている俺の足な訳ですが。

 俺達以外は誰も居ない無人島だからいいもの、誰かに見られたらマキは一生モノの恥ずかしい記憶を背負いこんでしまうだろう。………まぁ、数時間後にはもっと恥ずかしい恰好で、沢山の女の視線に晒されるだろうけどね。俺と関係を持った女の通過儀礼だね。

 

 

 ついでに言えば、マキがチラチラそっちに視線をやっているのは、2枚の水着越しとは言え、俺のナニがいきり立ちまくって、マキの大事な所にチョンチョン当たっているからだろう。無論、当ててんだよ。

 ふむ…。こっちばかり触るのもなんだな。

 マキもマッサージしてくれよ、コレを。

 

 

「え…。う………す、するのはいいんだけど、このままどうやって…」

 

 

 何、簡単さ。手を伸ばして触ってくれれうばいい。今、マキのおっぱいを隠している手でね。

 

 

 『見せろ』と『触れ』を同時に要求され、好奇心と恐怖感と羞恥心の間でぐらぐらしているマキは、気付いているだろうか? サンオイルでドロドロになった体が、どんどん触れ合って交じり合っていき、もう完全に触手に絡みつかれているのと同じような状態になっている事を。

 躊躇って時間をかければかける程、マキは囚われの身となっていく。

 

 

 

 …ちなみに、だ。これだけ好き勝手やれて、更には準備もできている。当然、オカルト版真言立川流の術をかけるのも余裕な訳で。

 

 

 

「っ……さ、触る…ぞ。……あんまり胸を見るな…」

 

 

 そんな事を言いながら手を伸ばしたマキ。数瞬躊躇って、先端に指を付けると…驚いたように腰を跳ねさせた。

 

 

「なっ、なん…これ…!? 私、触られて、ないのに…」

 

 

 何故って? そりゃーアレだよ。マキ自身が、触れられたような感触を感じたからだよ。

 言ってる事がよく分からない? …一言で言えば、感覚を接続したようなもんだ。ほら、好奇心と欲望に素直になって、もっと触ってみな。

 なぁに、恥ずかしがる事は無い。初めてのマキに、どうすれば男を悦ばせられるか実感させるためのサポートさ。

 

 ほら、こうするんだよ。

 

 

「いっ、あっ、あっ、あっあっぁっ」

 

 

 本来感じる筈の無い感触に突き動かされるように、マキの手が俺のモノに絡みつく。テクニックも何もない、ただ強く握って拙く上下に動かすだけの行為だが、そこにサンオイルと言うローションが加わっている。

 更に加えて、俺自身も露わになったマキの胸に手を伸ばし、オイルによって滑りを増した肌の表面を、思うさまに堪能した。

 

 胸を揉みしだかれ、耳を犯され、体を固定され、更には本来感じられない感覚に狂い、肉欲の味を急速に覚えていくマキ。

 全身から送り込まれる快感に夢中になっている。。

 

 堪えようと思えば幾らでも堪えられるが、拙い手技にあえて逆らわず、込み上げる射精の感覚に身を任せる。勿論、感覚をリンクさせている以上、それはマキにもフィードバックされていた。

 手を動かせば動かす程、急速に膨れ上がっていく未知の感覚に支配され、僅かに残った理性は『自分が男を悦ばせている』という充足感に満足し、あっという間に上り詰める。

 

 俺の射精に合わせ、マキの胸元を一際強く搾り上げてやると、全身を仰け反らせて痙攣した。発射された白濁が、マキの全身に降り注ぐ。精を浴びた体は、マグマでも浴びたかのように強い熱を感じているだろう。

 …それと同じ感触を、俺も感じていた。感覚がリンクしている以上、マキが感じている感触は俺にもフィードバックされるのも当然だ。自分の精の感触だと思うと、普通は忌避感があるのかもしれないが、生憎それは一切なかった。マキの感覚だからだろうか?

 

 

 荒い息を吐きながら、俺の体に絡みつかれたまま、グッタリとするマキ。嫌がっているのではない事は明らかだ。何せ、口元まで飛んだ白濁を、僅かとは言え自分から舐めとる程である。

 さて、本番の準備は既に充分と言えるが……このまま進めてしまっても、面白くない。と言うか、初体験でオーガズム決めさせたいので、準備が充分程度では足りない。だって俺の、処女には色んな意味でキツいし。

 

 もうちょっと絡み合いながら、色々やってみようか。

 最初の一発はちょっと舐めとる程度だったから…。

 体のあちこちを擦り合わせながら、シックスナインの体制に変えていく。ちなみにマキが上だ。

 

 …マキが上になっているのは、流石に組み敷かれてイラマチオされるのは苦しかろうという、極めて常識的な判断だ。判断なのだが…首にも背筋にも力が入らないマキの顔が、丁度ナニの上に倒れ込むような形になってんだよなぁ。むぅ、マキの頬ってばスベスベ。顔面にナニを擦りつけて汚すのいいよね。

 ほ~ら、早く体を立ち直らせないと、滲み出たお汁で顔がどんどんベタベタになっちゃうぞ?

 アンアン喘いでる暇は無いぞ? …勿論、俺はマキの足腰を固定し、舌先と指先で秘部から尻まで好き放題に堪能していますが何か? うむ、間違いなく処女の味…素晴らしいね。

 

 調子に乗り過ぎたか? と思いもしたが、むしろ逆。マキは体に力が入らない為か、逆に開き直って自分から肉棒に頬擦りをする。心底愛しい、と語っている表情は、まだ本番の味を知らない女がやっていいものではない。

 

 

「ああ、ひどい匂いだ…。生臭くて、強烈で、なんだか下腹にズンと来る…。悪いモノだ」

 

 

 モノ、じゃないだろぉ? これからマキを女にしてくれる、おちんぽ様って呼びな。

 

 

「おちんぽ様…。本当に、ひどい男だな、お前は」

 

 

 不意に、棒と袋が強く握り閉められる。ちょっ、力強すぎ強すぎ。棒はともかく袋はヤバい、タマが潰れちゃう。

 

 

「……お母様やミキも、コレを使って、そうやって辱めたのか」

 

 

 おぅ……気付いてた?

 

 

「幾らなんでも、あからさますぎる。最初はまさかと思ったがな。たった一晩で、お母様もミキも、キヨさんも態度が豹変したし、今朝だって大勢の女性と一緒に、別のコテージから出てきただろう。その中にお母様とミキが居たのもしっかり見たぞ」

 

 

 あー…。朝、俺をピンポイントで見つけたんじゃなくて、団体で居た時から監視してたのね。

 しかし、よくそれで俺を誘う気になったな。

 

 

「例え母と妹が相手であっても、西住流に後退は無い! 女癖の悪さについては、以前から聞いていたからな…。正直、思う所が全くなかったとは言わないが…」

 

 

 ウェストライブだろ。何処の世界の話しとんじゃ。

 とは言え、いい覚悟だ。感動的だな。決して無意味ではない。だって俺が嬉しいから。

 

 だがそれはそれとして、おちんぽ様とタマタマ様を手荒く扱った罰を与えねばならぬ。ていっ。

 

 

「んぃ!?」

 

 

 表面だけを弄っていた秘部と尻に、指先を少しだけ潜り込ませる。それだけでも、驚いたマキの体が硬直するには充分すぎた。

 その隙を突いて、握られていた部分を引っ張り出し、上下逆転する。今度は逆に開かれたマキの口に突き込んだ。

 

 初めてだと言うのに、強制的に男の味を突き付けられるマキ。驚きこそしているが、拒もうとはしていない。どんな行為でも受け入れるつもりのようだ。現に、マキが苦しくないよう配慮しているとは言え、上から抑えつけられてイラマチオされているにも関わらず、反抗する気配は一切無い。

 成程、ウェストライブに後退は無いと言うのは伊達ではなさそうだ。

 であるならば、後退どころかアクセルを踏んでやるべきだろう。何、オカルト版真言立川流にかかれば、イラマチオで感じさせる事など造作もないわ。と言う訳で、ほ~れぃ。

 

 

「ンッ!? んっ、ふむ、んっ、んっ、んんっ…!」

 

 

 小刻みに棒で、喉を小突いてやる。最初こそ驚いたようだが、息苦しさもなく、それどころか快感すら感じ、マキが言う「下腹にズンと来る」臭いの為か、逆に自分からもっと奥まで迎え入れようとする始末。

 それと同時に、俺はマキの下半身を弄り回し、迎え入れさせるための準備を進める。

 

 

 マキの体は初めて触るが、それでもどういう動きを好むのか、大体分かる。シキ、ミキ(通常モード)、ミキ(アラガミモード)というよく似た体の持ち主を、3人も抱いているからか。

 実際、マキの弱点は二人と非常に似通っていた。似通っているようで、確かに違う……。3人並べて味比べしても、確かに分かるくらいには。

 今からその時の事を楽しみにしていると、自分だけを見ろとでも言いたいのか、或いは単に慣れてきて反撃のチャンスを見つけただけか、一際強いバキューム。昂っていた事もあり、不意を打たれて堪えきれなかった。

 

 

 

「んんんっ……!」

 

 

 

 マキの中に、直接吐き出される欲望の白。喉の奥で撒き散らされ、強制的に注ぎ込まれるソレは、マキにどんな感触を与えただろうか。そこまでは感覚リンクさせてないから分からないが、どうやら不快ではなかったらしい。

 夢に惚けているような目で、乱れた息のままに倒れ込む。……少しだけ見えた、唇を舐め挙げる舌が艶めかしい。

 

 

 さて、もう少しマキの体で遊びたいとは思うが、いい加減本番に進めねば。このままだと、マキの意識が完全に吹き飛び、初体験の記憶も残らないくらいに消耗させてしまいかねない。

 マキの体の上から退き、正常位の体制に戻る。靄がかかったような目のマキも、これから自分が何をされるのか気付いたのか、少しだけ表情に理性が戻った。

 

 

「……………(クイ)」

 

 

 無言で、僅かに股が開かれる。来い、と命じていると言うよりは、「来てほしい」って表情だね。実にベネ。

 股の間に俺の体を差し込み、マキの体の上に寝そべるように体を倒す。

 軽いキスをして、挿れるよと宣言してやれば、抱き着いてしがみつかれた。ついつい体が逃げてしまいそうだから、そうさせないように…かな? まぁ、逃げられるだけの力が、腰に残っている訳でもないのだが。

 

 ぐっと腰を圧し込めば、まだ誰も迎え入れた事の無い媚肉が全力で締め付けて歓迎してくれた。今まで何人も女の初めてを奪ってきたが、この抵抗の強さはその中でも上位に入るだろう。それでもズブズブと侵入していけるのは、しがみついたマキの腰が逃げようとしないからだ。西…もとい、ウェストライブに後退の文字は無いと言うのは本気らしい。

 

 

「っ~~~……! い、痛くはないが、変な感じだ…」

 

 

 まだ気持ちよくはない?

 

 

「………………よ、よく分からん…。ただ、何だか…疼く…」

 

 

 ははっ、ならその疼きを沈めて、もっと変な感じにしてやらないとな。普通、初めての女はナカよりも、ココとかココとか、外の方が感じやすいんだが…ほら、どうだ?

 

 

「っ! そ、そこは、敏感な…っ!!!!」

 

 

 敏感だから触ってるんだよ? 怖がる必要はない。ただ気持ちよくなればいい。

 だから、「そこ」なんてわかりにくい言い方をせずに、もっとイヤらしい言葉で言ってみな。お手本を利かせてやろうか? さぁ、マキが一番好きなのは何処かな?

 おまんこ? プッシー? クリトリス? アナル? 子宮?

 

 一番欲しいのはどれだ?

 ちんぽ、ザーメン、キンタマ、ペニス、オトコ、オス汁?

 

 

「っ、わ、私は、私…は……」

 

 

 卑猥な突き上げと共に、耳元から囁かれる卑語。確実に心も体も蝕んでいるであろうソレを受けながらも、マキは呟く。

 

 

「私が…一番好きで、一番欲しいのは……君、だよ…」

 

 

 可愛い事言ってくれるね。ゾクッと来たよ…。

 で、それはそれとして、今一番欲しいのは、俺の何処かな?

 

 

「あ、あぅ……」

 

 

 小刻みな動きでマキの中を解しながら、意地でも言わせてやろうと、甘い性の味を送り込み続ける。心は恥ずかしがっていようと、マキの体は確実にそれを覚え込んでいた。

 どんどん中は柔らかく熱くなり、本人の意思を超えて昂ぶる体。それに溺れそうになるのを堪えているのは、恥ずかしさの為か、或いは倫理観が捨てきれないのか。

 尤も、そうであっても手の中で転がされるオモチャでしかないのだが。

 

 

「…………が……」

 

 

 もう一回。

 

 

「…………うぅ…」

 

 

 そんな目をしないで。ちゃんと聞こえるように言えたら、ご褒美をあげよう。こんなのとかね?

 

 見つけたマキの弱点を軽くこすり上げてやると、それだけでもどかしくて堪らないとばかりに首を振り、より強く抱き着いて来る。甘く注がれる刺激で、マキの中の致命的な『何か』が溶けていくのが分かる。

 流されまいとする抵抗も、もう形だけのものになっていた。

 

 さぁマキ、もう一回言ってみろ。今、一番欲しいのは、俺の何処?

 

 

 

「………が……き、君の、君の子種が欲しい! 私の中に、君の精液を注ぎ込んでくれ! 君との子供が欲しいんだ!」

 

 

 よっしゃ孕ませルートな! シキより先にハラボテにしてくれる!

 よく言えましたご褒美です、ただしエッチぃのでオシオキです!

 

 弱点でない所も開発して、全部弱点にする勢いでヤッッッッてヤるぜぇ!

 

 

 マキの望みをかなえてやるとばかりに、すっかり蕩け切った腰を鷲掴みにし、子宮までの道を強引に抉じ開ける。

 悲鳴ではなく嬌声が響き、マキの膣が強烈に収縮する。拙いながらも男を吸い取る為の動きは、確かに俺にも悦びを与えてくれた。

 

 …そして、俺がそれを感じていると言う事は、マキにもそのフィードバックが与えられていると言う事だ。貫かれながら貫く感覚に襲われ、強制的にそれに慣らされる。戸惑いが消え、理性も消え、ただ悦楽を享受する本能のみ。

 それでもノウハウやテクニックはまるで無いので、ただ抱き着いて締め付けるだけになっているが、それも問題ない。マキのどこをどう弄れば、どんな反応をするのか。それを逆算して、俺好みの締め付けになるように調整してやればいい。……調教しているとも言う。

 

 

「あっ、はっ、はぅ、お、おなかっ、あつい、 、  、つらぬかれぇ…!」

 

 

 呂律が回ってないマキの唇に吸い付きながら、体中を撫で回す。挿れている時と、そうでないときの反応は全く違う。体の奥を貫く棒が一本、あるかないかで何もかもが変わる。

 そしてその棒は、着実にマキの中心…子宮に向かって突き進んでいた。対して、マキの子宮は少しでも妊娠の確率を高めようとするかのように、或いはもっと快楽を感じられるように、自分から貫かれる位置に降りてきている。物理的にも、妊娠的な意味でも。

 

 

 腹を大きく膨らませたマキの姿をイメージしながら、ありったけの精を解き放つ。昨晩は大乱交を朝まで行っていたと言うのに、既に自分でも呆れる程の精が吐き出された。

 

 

「っっっっ……は、あぁぁぁぁ……」

 

 

 白濁を注ぎ込まれたマキは、言葉も出せずに崩れ落ちた。俺に絡みついていた腕も脱力し、必死で呼吸を整えようとしている。

 それでも唇を落とせば、躊躇いなく舌を絡み付かせてくるのだから健気なものだ。

 お腹を撫でてやると、その手に重ねるようにしてマキの手が置かれた。

 

 

「……でき……た、かな…」

 

 

 さぁな。ただ、先人曰く、「沢山すると出来やすい」らしいぞ。俺もまだまだマキの中で元気だし…もう一回、いっておこうか!

 

 

「さ、流石に休ませ……ぁん♪」

 

 

 

 

 

 

 抜かずの三発くらい余裕です。やろうと思えば10回でもいけるけど、時間が無いので途中で切り上げました。

 

 

 

 

 

 帰りの船の中で、マキは眠ってしまった。まー無理もないよな。むしろ、起きた後にも足腰立つか不安なくらいだ。

 無事に陸まで戻ると、ミキがニヤニヤと乙女がするべきではない笑み(今更だが)を浮かべて出迎えてくれた。

 

 

「パパ、おかえりー。…お姉ちゃん、上手くやった?」

 

 

 勿論。と言うか、予想してた……いや、嗾けたのか。

 

 

「結果的にはね。…お姉ちゃん、私とお母さんの事に気付いて、家族会議だって呼び出して………まぁその、色々聞かれたんで、お母さんと二人して焚きつけてね?」

 

 

 ナチュラルに姉を生贄にするなぁ…。まぁ今更だけど。

 

 

「別に生贄じゃないもん。お姉ちゃんも幸せになるから、全然問題ないもん。……倫理? 常識? 理論は知ってた」

 

 

 過去形な。

 まぁ、それはともかく、別荘に連れて行かないとな。まだ色々と跡が残ってるし。

 

 シキは風呂の用意?

 

 

「うん。多分、お姉ちゃんは倒れるか動けなくなって戻ってくるだろうから、って。まー誰でも予想できるよね。私はお姉ちゃんの世話をするけど、パパはどうする?」

 

 

 んー、抱いた女の後始末を、他の女に任せてフラフラと…ってのは幾らなんでも無責任が過ぎるな。俺もマキの世話を…。

 

 

「あ、それはお母さんからストップかかってる。絶対『お世話』じゃ終わらないし……私もお姉ちゃんから色々聞きたいし。何よりちょっとだけ一人にしておいて、思い出してジタバタ悶えるところを影から見たいですハイ」

 

 

 弄る気満々じゃねーか。まぁ、絶対に寝てる間にイタズラするから、それは反論できんけど。

 

 

「ま、朝は私達がお姉ちゃんに色々聞かれたんだし、逆襲もいいでしょ? ノロケるんだと思えば、お姉ちゃんだって嫌がらないだろうし」

 

 

 身内に下ネタ話すのを嫌がらないとか、それはそれで問題である。いやそうなった最大の原因は俺なんだけど、この一家に多大な素質があったのは否定できないと思う。

 まぁいいか…。

 どうせ、夜は夜でマキのお披露目になるんだし。ああ、シキも孕ませてやらんとな。

 

 

「も……って事は、ひょっとしてお姉ちゃん…」

 

 

 本人に聞け。さて、そろそろ飯の時間だし、今日もバーベキューの準備しますかね。

 ミキ達の飯はどうする?

 

 

「今日はお姉ちゃんの話を聞きながら、4人だけで食べるよ。……ところで、キヨさんが食べた物って、何処に消えてるんだろうね?」

 

 

 さぁ…。案外、分解されて本体の絵の塗料とかになってるんじゃないか? んじゃ、また後でな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 …マキの事は気になるが、とりあえず飯の準備だ。…精のつくもの、差し入れしてやるべきかなぁ。いやでもそれって、色んな意味で意図が透けて見えるね。どっちにしろ、夜には2戦目が待っている訳ですが。

 今日のメニューは何だったかな。最初に狩りまくったモンスターの肉を、毎日使っているんだが……昨日はガノトトスとラギアクルスだったか。今日は……ドスファンゴとダイミョウザザミか。…焼肉より鍋の方がいいかな?

 

 

「団長、すみません団長」

 

 

 ん? コーヅィ? …………今朝見かけた時も思ったが、ちょっと…。

 

 

「言わないでください……。まぁ、なんです…歳を顧みろと言われると辛いものがありますが…やっぱり古女房はいいものです」

 

 

 お、おう…。新しい女房増やしまくってる俺には、耳が痛いな。

 で、いきなりどうした? 古女房とよろしくやってりゃよかろうに。

 

 

「ええまぁ、私はそれでいいんですが…他の若い子達がね。幸いと言うべきか、ほらあのG級の…セラブレスさんが連れてきた人達と…我々の猟団の何人かがくっついたらしいんですよ」

 

 

 ほう、そりゃめでたいな。破局せずに仲が進んでくれる事を祈るばかりだ。

 

 

「まぁ…それでハンターを引退します…なんて事になったら…ちょっと困りますけどね。何なら事務員として…残ってもらうのもありですが」

 

 

 あー、それいいかも。セラブレスの一族は、大体は小役人なんだとさ。しかも真面目なタイプの。経理を引き受けてもらうには丁度いいね。

 

 

「ええ…。あーと、少し話が逸れましたが…まぁ…そういう子達が上手く行くことを祈って…ちょっと下世話な世話をやいてみようかな、と思うんですよ」

 

 

 ……詳しく。

 

 

「はい。…とは言え、大した事じゃないんですが…所謂デートコースをセッティングしようかと思いまして。以前に一緒に仕事をしたハンターに話を聞いた事があるのですが…この近くには珍しい現象が起きる島があるんです…新月の夜にだけ起きる現象で…海水が引いて島までの道が出来ると言う」

 

 

 ……それ、珍しいか? 狩場で毎晩起きてないか? いや、あれは逆に島までの道が無くなるのか。まぁ泳いで行ける距離だけど。

 しかし、何故に新月…。

 

 

「潮の満ち引きは月と連動していると言いますし…その関係じゃないでは…? それはともかく、珍しいのはここからです。新月の夜…その島の中にいると…不思議な光の粒が降ってくる事があるそうなんです。ですが…それを見た者は、その時島に居る者だけ…。外から見ても…何も起きているように見えない…」

 

 

 光の粒、ねぇ…。

 

 

 …一つ聞くが、それは『降ってくる』んだな?  空に『昇っていく』ではなくて?

 

 

「は? は、はぁ…。私も…随分前に聞いただけなのですが…少なくとも、『降ってくる』と言っていたのは確かです。『まるで光る雪のように』……と言っていたのを…覚えていますから」

 

 

 …そうか。ならいい。話を続けてくれ。

 ……イヅチ…じゃないかな。あいつが居るなら、光が昇っていくし…。

 

 

「えー…その光景は、とても綺麗で、『一度見たら忘れられない』と言われたそうです…。ハンターとして考えれば…何かしらの異変の前兆や…モンスターの仕業を疑うべきなのでしょうが…それらしい痕跡も、何もないとか」

 

 

 ふむ…。しかし、それならシキ達が知らない筈がないと思うんだが。島までの道はともかく、そういう現象があると言うのは…。

 

 

「調べて…ガセだと思ったのかもしれません…。さっきも言いましたが、『降ってくる事がある』ですから…毎回起こるとは限りません。また…島の外からでは…それが起きていたとしても、見えません…。その現象が起こったと主張するのは…その島に居た数人のみ…」

 

 

 成程、そりゃガセかフカシだと思うだろうな。前にここの掃討を引き受けていた猟団の連中も、一度は調べたんだろうし。

 で? その非常に怪しい情報で、どうしようと?

 

 

「現象の是非はともかく……肝試しくらいには…使えるのではないかと…。もしもそういう現象に遭遇したなら…恐らくは思い出にはなると…思います。それならそれで…調査の必要は…ありますが」

 

 

 肝試しか…。悪くないね。驚く方に回っても、驚かす方に回っても。

 ああ、今回驚かされる方は、新しくくっついた連中か。精々ビビらせてやらんとな!

 

 しかし、コーヅィにしちゃ茶目っ気のある相談だこと

 

 

「はは……いやその、女房と出会った切っ掛けが…肝試しだったもので…。若い者を応援してやれと…女房が張り切ってるんです」

 

 

 尻に敷かれとるのぅ。いい敷かれ方のようだが。

 よし、そんじゃ一丁やりますか! しかし強制参加は良くないな。あくまで自発的に、釣られた形で参加してもらわんと。そして後悔してもらわんと。

 

 

「何をする気ですか…。あくまで若人への応援…そう、これは…応援…! ぶち壊しにしてしまうなど…論外ッ…!」

 

 

 冗談冗談、怒るなって。

 やるとしたら、飯…と宴会芸大会の後、腹がこなれてからだな。今のうちに何か仕掛けるか?

 定番はコンニャクだが、この時期だと嫌な塩梅にヌルくなるな…。釣り針でも中に仕込んでおくか。

 

 

「何を釣る気ですか…。仕込んでおいても、喰い付くようなハンターは…………何人かいますね…。危険なので…却下…!」

 

 

 ちぇっ。

 

 

 

 

 

 

 

 危険なトラップはともかく、事前調査と仕掛けは大事だ。飯の準備は他の皆に任せ、俺はコーヅィと共に船で件の島へやってきた。

 …ふむ、小さな島だな。歩いて回っても、10分かかるまい。

 それでいて木々は多く、見通しが悪い。足元注意の必要はあるが、返って好都合な島だな。隠れる場所や仕掛けを作れる場所が多くあって、前の人が見えない。

 

 念入りに調べてみたが、モンスターが居る気配はない。……それはそれで不思議だな。何もない島ではあるが、寝床としては適しているだろうに…。

 ついでに言えば、イヅチも居そうになかった。光が降ってくるという現象に会ってないから断定はできないが、少なくとも俺がブチ切れはしなかった。

 

 

 うーむ………どう仕掛けてくれようか。何人か配置する場所は決めたが、今一つなぁ…。決め手に欠けるなぁ。

 念仏垂れ流しても、ここの連中に南無阿弥陀仏なんて意味通じないから、不気味な呪文にしか………あれ、それって雰囲気作るには充分って事じゃね?

 

 考えてみりゃ、ここにはレコーダーみたいに音を記録したり再生したりできるモノは無いんだから、仕掛けておけば『風に乗って不気味な呪文が…』みたいに、本気で驚かせられるかもしれん。

 

 うむ、漲って来たw

 

 

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