チューハイも嫌いじゃないしいろんな味があって楽しいけどさ、なんかこう悪酔いしやすい感じなんだよ…。
飲みなれてないってのもあるだろうけど…。
ちょっと上司と話をしましたが、朝5時に起きて8時出勤して21時まで仕事、帰ってすぐに寝るとか上に行く気が無くなるなぁ…。
もっと頑張れって言いたいんだろうけど、想像しただけでゲンナリ。
何を楽しみに生きてるんだ…。
養わなきゃいけない家族とか、そういうのがあればまたモチベーションも違うのかもしれませんが、出世すれば出世するだけ苦労するんじゃねぇ…。
逆に下っ端ほど苦労するんじゃ、みんな逃げだしてしまうでしょうけども。
あ、討鬼伝モノノフクリアしました。スマホゲーだから、エンディングが味気ないというのは偏見だろうか…。
しかしどうすっかな、討鬼伝編でのネタは確保できたし、やめてFGOにでも行くか?
アサシンクリードはコンプリートまで遠いけど、同じような作業の繰り返しで流石に飽きてきた。
まだ殆ど情報が出てないけど、ゴッドイーター3は…世界観大分変ってるみたいだなぁ。前ヒロインが殆ど登場しなくなりそうだ。
あとバイクがまだ来ない。
PS4月
はぁ…休暇は終わりか。仕事に戻る日か。憂鬱な月曜日か。この日記を書いてるのは木曜日だけど。
休みの終わりというのは、どうも勿体ないと言うか寝るのが惜しい気分になるよな。例え、フロンティアに戻る為に、また戦車を借りて行軍している間でも。
…尚、今回の戦車運転手はシキ。
その後ろで、俺とマキとキヨさんで思いっきりヌプヌプしまくっています。二人はこの後、領地に帰らないといけないからね。その分しっかり愛し合っておきましょう。
拠点があるメゼポルタ広場に戻って来たところ、結構な出迎えを受けた。殆どは、見慣れない鉄の馬車みたいなのがゾロゾロやってきたから何事かと思って見に来ただけだったが、フラウを筆頭としたレジェンドラスタが何人か居たという意味で、豪勢な出迎えだったと言える。
ちなみにそのフラウは、俺を見るなり飛びついてきました。マキとキヨさんとの情事の跡も始末できてないのに、スリスリされて頬キスまで…。
ハンターのアイドル(枠)がそんな事やらかしたもんで、メゼポルタ広場が阿鼻叫喚の渦に叩き込まれたが、まぁそれはいいや。
とにかく、無事に拠点に帰ってきて、明日から仕事に戻れるぞ、っていう状態にまでは戻す事ができた。団員達の状態は………うん、休みに飽きてむしろ仕事したくなってる奴が少数、彼氏彼女ゲットして心機一転し、真面目に生きようとしている奴、それに仕事面倒だなぁと思いつつも、しっかり準備している奴。
…もっと多いのが、もうすぐ始まる入魂祭(という名のモンスターハザード)で生き残れるよう、必死こいて対策練ってる奴らだな。
フロンティアで大規模なモンスターハザードとか、考えたくもねぇが…それが何度もあって、まだメゼポルタ広場や人の生存圏を維持できてるんだよな。つまりは、何とかしてきたって事か…。しかし、あまり楽観はできない。
ま、それはそれとして、帰って来た俺は、寝る前に一仕事しなければならない。いや仕事と言うかオタノシミなんだけど、バカンスで一緒に行けなかったレジェンドラスタの皆さんのお相手をね。
……まさか、それがあんな事になるとは…いや、よくよく考えなくても、予想はできた事だったけど。
事の起こりは、夜になって俺の家に、フラウやリア、ユウェルが集合した事。何の為に集合したかは、語るまでも無い。
最初は和気藹々状態だったんだよ。このメンバーで乱交するのも初めてじゃないし、楽しみ方だって覚えている。
が。
旅行中にあった事を色々話していたんだが…忘れちゃいけないお話一つあったろ? 孕ませOKって話が。
勿論、フラウ達に黙っておこうなんて思ってない。セラブレスという新参者が第一人目で、ミーシャからもOKが出て、俺も…まぁ、色々考えなきゃならん事はあるが、OKしている。
簡潔に言おう。
フラウが見た事もないくらいに本気になった。
真顔で、声から遊びや冗談めいた雰囲気が消え、狩場でもここまで集中しねぇぞってくらいの気迫。
怒り狂ったミラボレアスに狙いを定められた時でさえ、ここまでじゃなかったぞ。
「今日! 今日絶対産むからね!」
と、問答無用で押し倒されました。流石に今日は産めねーよ、というツッコミをする暇すらない。
レジェンドラスタが一斉に産休を取るなんて事態にならないよう、希望者のみ、かつローテーションで…という話をしたところ、何が何でも最初は自分にする、と宣言。
バトルモードに入ったリアでさえ、フラウに逆らえない有様だった。
なんやかんやの話し合い+くじ引き+決闘+その他諸々により、その執念で見事一番手を勝ち取ったフラウだが…もしもこれでそれ以外の結果になってらと思うと、ちょっと恐ろしいな。
フラウあざとい子だけど、全体の和を乱さないままに、ちゃっかりオイシイポジションを持っていくタイプだ。しかし、今回ばかりはそれをかなぐり捨てて、内輪揉め上等で抜け駆けしかねなかったような気がする。
ま、とにもかくにも、その心配は無くなった訳だが……うん、その激情に応える為にも、鎮める為にも、ちょっと頑張っちゃうとしますかね。
そういう訳で、今日はフラウの総受け&全弾一番奥でナマ中出しの日でした。
PS4月
フラウが産休届をギルドに出したらしい。気が早いよ。
まーギルドの方じゃ、大騒ぎになってるみたいだね(他人事)
ま、今すぐにではないにしろ、レジェンドラスタの一角が不在になるんだからな。そりゃハンターギルドとしては問題視せざるを得ませんな。しかも、続けざまに同じ理由で、レジェンドラスタが半分以下になる可能性すらある。
フラウ自身は、「産んだらまた復帰するよ~」なんて言ってるけど…どうかねぇ。赤ん坊の世話もあるし、復帰できるかな。いや、当然俺だって子供の世話はするつもりだし、皆で面倒を見れば、フラウが仕事に行く時間くらい確保できるけど…母親になったフラウがどう出るやら。超がつく程、子供を溺愛しそうな気がする。それこそ、ハンターの仕事を放り出して、子供の世話につきっきりになるくらいに。
そうそう、ギルドとしては頭の痛い問題は、まだあった。
セラブレスが、暫くハンター活動を休止するらしいのだ。フロンティアにおいてはそう珍しくないが、それでも貴重なG級ハンターのセラブレス。彼女が活動休止する理由は……まぁ、言うまでもないよな。
まだ種付けして一週間も経ってないからハンター稼業に支障はないが、早めに出産の準備を整えたいのと、妊活術を一族に広める為、フロンティアから離れる事にしたらしい。
……どっか別の場所で産むつもり、らしい。宣言した通り、俺に父親としての役割を求める気はないようだ。
率直に言うが気に入らん。俺だって、自分の遺伝子を受け継いだ子供に対して、全く何も思わない訳じゃない。出産の立ち合いくらいしてやりたいし、子供を抱いてみたいとも思う。
…しかし、フロンティアから離れる事もできないのも、また事実。
単身赴任ってこんな気分なのかな…。それとも、夫が仕事を休めないから、実家に妻の面倒を見てもらってる感じ?
…ともあれ、ギルドではフラウの代わりになる、レジェンドラスタ代理を探しているようだ。
言うまでも無いが、俺はその候補には入ってない。実力云々よりも、元凶になった俺を誰が推薦すると言うのか。
以前に考案されていた、レジェンドラスタの統括役と言うのも、今回の件で完全にダメになったようだ。正常な判断ですな。俺を統括役なんぞにしたら、あっという間に全員孕んで、レジェンドラスタが男だけになってしまう。
今と変わらない? 今は順番に孕ませようとしてるでしょ。
が、それはそれとして入魂祭である。今はまだ登録祭の段階だが、メゼポルタ広場を行き交う人々は、確実に増えて行っている。
明らかにフロンティアの外からきた人が沢山いた。行商人が忙しなく屋台のスペースを確保しようとし、初めてフロンティアにやってきたハンター達が物珍し気に広場を見物する。
それに、祭りに参加するハンター達が、続々と受付に集っていた。
我らが猟団(話に聞いた『我らの団』ではなく、俺達の猟団って意味で)も登録を行い、問題なく参加できるようになった。
ちなみに、猟団の連中の殆どは、入魂祭自体には初参加らしい。意外だなーと思ってたが、参加したくても出来なかったんだな。危険度が跳ね上がるから、そんな危ない時期のクエストには以下ないって事もあるが、そもそも一定ランク以上の猟団でないと参加できないのね。
ウチの連中、元タカリばっかりだしなぁ…。入れてくれるような猟団、まず無いわ。
…一応、ウチの連中が入魂祭でどうするか、注意しておかないとな。クエストに行かないのはいいが、それで仕事をしなくていい訳じゃない。別の事をやってもらわないと。
しかし、祭りっつってもこの段階だとまだヒマだなぁ。クエストも普段と同じ物しかないし、狩場の様子を見てきたけど、モンスターの大繁殖や暴走の兆候も無い。本当に入魂祭が行われるのか、不安になるくらいだ。
祭りの始まりまで、まだ時間がある。どうしようかな…と思っていたら、レイラにバッタリ会った。
おーす。あれ、レジェンドラスタも入魂祭って参加できんの?
「おう、おはようさん。参加自体は自由だぞ。ただ、報酬がレジェンドラスタにとっては必要のない物ばかりだから、あんまり参加しないけど。私も興味は無かったんだが、入魂祭の時期はモンスターがえらい事になるって話だからな。鍛錬に丁度いいかと思って参加してみる」
鍛錬第一は相変わらずか。紅? 蒼?
「蒼。お前は?」
紅。確か、同盟を組んでる猟団は、同じチームになるんだよな。実際、ストライカーとパンツァー猟団は紅だったし。
と言うか、レイラって猟団に所属してたの?
「猟団っつーか…うんまぁ、猟団…なのかなぁ。ライダーって連中を知ってるか?」
ライダー………変身する奴? 俺も一時期、仮面ライダーアラガミなんて自称してたけど。
「…何の話だ? ライダーってのは、私達ハンターとは違うルールで生きてる奴らで、モンスターを飼いならしてる連中だ。私がイナガミの居る場所へ向かった時に、ナルガクルガの背に乗せて送ってもらったんだが」
…ああ、そういやそんな話あったな。普段は辺境で隠れ住んでるって聞いたが、何であんな時に限って居合わせるのかと…。
「伝説の邪龍出現について、ハンターギルドと話し合いに来てたらしいぞ。あいつらにとっても、ミラボレアスの出現は他人事じゃないからな。…ともかく、普段は隠れ里から出てこない連中だが、折角フロンティアに来たんだから観光して行こうって話になったらしくてな」
入魂祭に参加するのも、その一環って訳と。で、顔見知りだったレイラもそれに便乗したのね。
「そういう事だ。ま、あいつらはモンスターと一緒に戦う連中だから、実際に狩りをするのは無理だろうけど…。他のハンターに見られたら大事になりかねないし、そもそも正式なハンターじゃないから、クエストだって受けられない。文字通りの空気参戦と言うか、参加記念だな」
ま、それが悪いとは言わないけどね。しかし、ボッチのお前がよくもまぁ…。
「うっさい。…あいつらには貸しがあったからな。まぁ、ライダー連中からも『何かあったのかお前?』みたいな目を向けられたが」
いい事じゃねーの、人付き合いできるようになってんだから。
話は変わるが、トキシの墓参りはどうする? いつ行く?
「出来れば今からでも行きたいが…遅くなっても入魂祭までには戻ってこれる。…ライダー達に頼むから、ナルガクルガに乗る事になるが」
別に構わんよ。祭りの準備も終わってるし、モンスターに騎乗するのもやった事あるから問題ない。…あの時はその辺のランポスと、肉を使って取引したっけな。
プリズムの方はどうなんだ。
「そっちも問題ないな。基本的に、朝の新聞配達以外は用事が無い奴だし。最近じゃ歌姫としての活動を再開してるけど、まだ定期的にコンサートを開ける程じゃない。モンスターに乗るのは、座を付ける事で解決できた」
んじゃ、さっさと行くか。猟団の皆には、ちょっと出かけてすぐ戻る、とだけ言ってくるわ。
ふむ…。
まさかナルガクルガじゃなくて、ミドガロンに乗る事になるとは夢にも思わなんだわ。
瞬間最大速度が、ナルガクルガの数倍はあるぞコイツ…。どうやって手名付けたんだ。しかも2頭。
聞いた所によると、本来ライダーはモンスターが幼い頃から人間と共に生きる事を教え込み、絆石なるアイテムを使ってようやくモンスターに言う事を聞かせられるそうだが…コイツもそうなのかね?
ミドガロンは、伴侶を失ったカム・オルガロンが長く生きた結果だと言われているが…。
…人に育てられたカム・オルガロンは、人を伴侶として認識した…? その伴侶が居なくなった結果、ミドガロンに?
或いは、野生のミドガロンが、ライダーに失った伴侶を重ねて見ている?
……想像が過ぎるな。ライダー側にも色々あるみたいだし、詮索するのも良くないか。
とりあえず、ジェットコースターに初めて乗った子供みたいになってる、プリズム……は、到着するまで寝かせておいた方が良さそうだ。
流石ミドガロンと言うべきか、レイラの想定よりも更に早いペースでトキシの墓に到着。
森の近くの小高い丘の上。見晴らしはいいが、逆を言えば雨風を遮る物も無い。
丘の上からは、一度は派手に燃焼したらしい森がよく見えた。多分、あの辺りがレイラ達が居た里なんだろう。…と言う事は、あの森は古龍の住処って事だよな…。
ミドガロンの主であるライダー達に待っていてもらい、レイラの案内の元、丘の上の小さな……………なぁ、レイラ。
「何だ?」
この土饅頭が墓?
「…そうだよ」
「土饅頭なのは仕方ありません。そうそう手入れをしに来れる場所でもありませんし、位牌を置いていても、あっという間に崩れてしまうでしょう」
…でもよ……この土饅頭に幾つもくっつけられてる、なんかこう…よく分からない、ゴミ…は言い過ぎにしても、正気度を削りそうな飾りつけは何だ?
「花だよ! 造花のつもりなんだよ! 仕方ないだろ、元々不器用なんだし、頑丈に作ろうとしたら素材から集めなきゃいけないし、そういうのに限って扱いが難しすぎるんだよ! 上手くできても、数日もすりゃクシャクシャだよ!」
そら仕方ないのも分かるが、言っちゃ悪いけどこれなら何も無しの方が良かったんじゃないか…? トキシが涅槃で魘されてるんじゃなかろうか…。
まぁ、他人事だからこんな事言えてるのは自覚してるし、謎の装飾についてはこの辺にしよう。
…しかし、これだとお供えもできないな。
「食べ物ならすぐに痛んだり、虫が集ってきたり、最悪匂いにつられたモンスターがやってきますからね。レイラの選択が、最良の物だったのは確かだと思います。…出来栄えについても、私がどうこう言えるものではありませんし。……ともあれ…」
プリズムはゆっくり進み出て、土饅頭の前に膝をついた。
「……お久しぶりでございます、トキシ様…。貴方に救われておきながら、貴方に会いに来ようともしなかった不義理…どうかお許しください」
まるで本当にトキシがそこに居るかのように…いや、プリズムには本当にトキシが見えているのかもしれない…懺悔の言葉を口にする。
「私は今、フロンティアでまた歌い始めています。…レイラから、私の歌の正体を聞きました。貴方の命を奪った、罪深い歌ですが…それでも、望んでくれる方々が居るのです。私の歌が、ハンターの力になるのだと。決意するまで、多くの方に迷惑を振り撒きました。贖罪ではありませんが、私は出来る限りの事をやっていこうと思います」
…これ、俺が聞いてていいのかな。プリズムにしろレイラにしろトキシにしろ、聞くなとは言わないだろうが…なんつぅか、ヤボだな。聞いていいのか、なんて思う事自体が。
暫く、プリズムの独白は止まりそうにない。ずっと貯めこんできた言葉を、一つ一つ口にしている。
どうしようかな、と思っていたら、後ろから肩を叩かれた。振り返れば、レイラが「静かに」のジェスチャーをしながら、俺を引っ張ろうとしている。
…どした? プリズムの声が聞こえない程度に離れ(と言っても、ちょっと集中すれば丸聞こえになる程度だが)る。勿論、周囲への警戒は怠ってない。最悪、古龍がプリズムを狙ってきたとしても、充分対処できる範囲だ。
「あー…幾つか聞きたい事がある。普通ならこんな事を正面から聞かないんだろうけど、私はこういうやり方しか知らないんでな。お前、アイツの事をどう思ってる?」
アイツって…プリズム? どうと言われても……。
「…嫌いか? あいつが引き籠ってた頃、相当やり合ったって聞いたが」
あー…豚呼ばわりしたのは、多分トラウマになってるだろうな。当時のプリズムは、とても好意的に見れたもんじゃなかったが…今はそうでもないよ。
引き籠ってた殻から出て、何かしようとしてるんだ。あんまり上手い事言えないし、クサいセリフ言うのは敬遠したいんだが……まぁ、命の輝きとか、人間力とか、そう言うのがどんどん育つ時期だろうしな。そりゃ目も惹かれるよ。
と言うか、俺としてはレイラがプリズムをどう思っているかの方が心配なんだが。
「アタシ? アタシは……少なくとも嫌ってはいないな。蟠りも、解消されてはいないけど、『それはそれ』と思えるようになったし」
だったら、どうしてプリズムを姉と呼ばないんだ? 一度や二度は呼んだのを聞いた事はあるが、それ以降は全く呼んでない。
「………それは…。いや、大した事じゃないんだ。姉と認めてないとかじゃなくて…気恥ずかしいと言うか…違和感があると言うか…」
しどろもどろのレイラ。…隔意があるとかでないなら、別に首を突っ込む気はしないが。姉妹だからって絶対にベッタリ仲良くしてなきゃならん訳でもないし、距離を取った方が上手くいく関係もあるし。
親がいきなり再婚して、唐突にできた姉を姉と思えるかって話でもあるし。
で、聞きたい事ってそれだけか?
「え? あーいや…あと何だっけ……そうだ、それじゃ、アタシの事はどう思ってる?」
ホント、正面切って本人が聞く事じゃねーな。
改めて言われてもコメントに困るが……そうだな、信頼している。コミュ力を除いて。…ていうかホントに無いわー。昔の俺の方がまだマシとか、本当にないわー。
「うっせぇ! どうにかしようとしとるわ! …信頼、信頼か…」
レイラは暫くブツブツ言っていたが、何やら得心がいったのか、一つ頷いた。
「三つ目、これで最後だ。お前は、アイツにどう思われている…と思う?」
プリズムが俺をどう思っているか…。………恩人くらいじゃねーの? 第一印象も限りなく悪かったし。今では嫌われてはいないけど、それ以上はどうなのか、よく分からんな。
「そういう認識か…。成程…」
一人で納得せずに、一対どういうつもりか教えてほしいんだが。
「…………今回の入魂祭、アタシは蒼、お前は紅。一つ、勝負をしてもらう」
勝負? …入魂祭で別チームになった以上、勝敗は嫌でもつくだろうが…具体的には?
「細かい事は言わない。どっちのチームが勝つのか賭けるだけだ。そして、もしお前が勝ったら……」
…勝ったら?
「……………あいつと結婚しろ」
は?
いやいや、本人の意思を無視して何言ってんだよ。お互いそういう感情は(多分)無いって言ってるだろ。
つか、トキシの墓の前で何言ってんだ。元恋人…ではないにしろ、それなり以上の仲だった相手の墓の前で寝取れ発言って何だよ。…考えてみりゃ、先だった旦那の墓前に報告に行くのって、寝取り宣言なんじゃ…。
いやいや、そういう話をしてんじゃない。
大体、俺の女関係がどんな有様になってるのか知ってるだろ。いきなり結婚とか、あいつらだって黙ってないし、それに俺は…。
「うるさい。別に他の連中と縁を切れとは言わない。ただ、アイツの近くに、目に見える形の繋がりを持って居てやれって事だ。お師匠様の死から立ち直ったように見えても、傷はきっと残ってる。…それを癒せるのは、多分お前だけだ」
…俺がそんな御大層な人間なのかは置いとくとしても、だ。
どっちにしろ、本人の意思を無視してるんじゃ意味ないだろ。仮に俺がプリズムの立場だったとして、浮気しまくる夫なんてゴメンだぞ?
「お前はその浮気しまくる状態で、人間関係を維持してるだろ。それと同じ事をすればいい。そんでもって、他の女と同じように口説き落とせ。納得させられるだろ? お前の手管なら。少なくとも、アイツがお前に対してそれなり以上に好意的なのは確かだ。…多分、お師匠様を除けば、男としてはよくも悪くもトップだろうさ」
む、むぅ…そりゃ体で説得するのは得意だし、夫婦と言うのは愛情より慣れ、と聞いた事はあるが。
「大体、お前は放置しておくと、いつまでも結婚する未来が見えん。関係者と言うか犠牲者を増やしながら、ズルズル歳喰っていくようにしか思えないんだが?」
うぐ…そりゃ、状況が状況だから結婚してもな…。デスワープで全てご破算になるし…。
いや、既に関係を持った皆に不義理な真似をしたい訳じゃないし、無責任な事もしたくないとは思うが。
「とにかく、お前ら二人でくっつけば、お互いに足りないところが上手く噛み合うと思うんだ」
うーん…納得いかないし、そうとも思えないが、とりあえずレイラが俺とプリズムの事を考えて、そんな事を言い出したのは分かった。
正直、策としては下の下だと思うが…。
「そんで……も、もしもアタシが勝ったら…………あ、アタシの婿になれ!」
待て待て待てぇい! ちょっとそれは本気で聞き捨てならんぞ! いやお前に含むモノがあるんじゃなくて、俺とプリズムをくっつけようとしてたんじゃないんかい!
別にレイラが相手で不満がどうとかは言わないが、何がしたいんだお前は!
「うるさい、私にも色々あるんだよ! 自分でも矛盾してると思うけど、そうしたいと思っちまったんだから仕方ないだろ!」
大体、勝負って言っても、半分以上俺達と関係ない所で決まるじゃねーか! たった一人で入魂祭の結果をひっくり返せるとでも!?
「それを含めて勝負、賭けだって言ってんの! お前も腕を上げてきたけど、一対一で真っ向勝負したらまだ確実にアタシが勝つだろうが!」
ぐっ、屈辱的だけど事実だから言い返せん…。
「…さっきから、何を騒いでいるのですか? 墓前だと言うのに」
「あ……と、とにかくそういう事だからな! 私はちょっと用事を済ませて帰るから、二人とも先にメゼポルタ広場に戻っててくれ!」
「あ、ちょっと」
どひゅーん、とレイラは何処かに突っ走って行ってしまった。
先に戻れって…まぁ、2組のライダーが居るから、片方に二人乗り(ライダーも含め3人乗り)で帰って、もう一組には待っててもらえばいいだろうけど…なんか気まずいと言うか…。
「…何なのですか、本当に」
いや…なんつーかその…。
これ、流石に本人に言っておくべきだよな…。このまま勝手に話が進んで、気が付けばプリズムと俺が結婚するなんて話になってたら、本人にとってもシャレにならんだろ。
実は……(説明省略)。
「……そ、そうですか…あの子が…。しかも、私とあなたが…」
間。
…あの、顔を真っ赤にして、視線を逸らして硬直されても困るのですが。
「……い、いえ…あまりに…予想外の事でしたもので…」
……と、とりあえず帰ろうか。トキシの墓前でする話じゃねーわコレ…。
墓参りはもういいのか?
「…そうですね。語り尽くせぬ思いはありますが、今日はこれでいいのだと思います。レイラは…」
用事済ませて戻るって言ってたし、大丈夫だろ。
…ライダーさん、そういう訳で、片方は暫く待ってもらってていいか? …そっか、ありがとう。
…帰り道、気まずいなんてもんじゃなかった。ライダーさんという第三者が居るとは言え、あんな話をした直後に、密着してミドガロンの上でじっと座っている…。時々プリズムが、こっちをチラチラ見るのが…。
………確かにレイラが言う通り、考えていたよりも悪く思われている訳じゃないようだが……どうすんだコレ…。