※この作品はR-18です。

狩りゲー世界転生輪   作:時守 暦

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EDF5の予約しました。
ダウンロード版と迷いましたが、発売当日に帰省する事になっている為、パッケージ版。
0時からやりたかったのですが、仕事であれば仕方ない。
仕事から帰って、受け取ってから新幹線行になりそうです。
ああ、いつも以上に移動時間が長く感じそうだ…。

と言うか、法事の為に実家に帰省するから、一層転勤のスケジュールがハードになるんだよなぁ…。
なんでこう、タイミング悪く色々重なるんだろう…。


追記 本日のバイクの教訓。

ギアを間違ってニュートラルにしたら、ローギアではなくセカンドギアに戻せ。
カーブの為に半クラ・足ブレーキしてる状態なら猶更。
失速するより、スピード出した方がコケにくい。
ヒヤッとしたぜ…。

そう考えると、左足はクラッチを下げる体勢じゃなくて、上げる体勢を維持した方がいいかなぁ。
スピードを落とすって意味では、足ブレーキと前輪ブレーキだけで充分すぎるくらいだし。

バイク購入時に「プロテクターをしてる人はあまり居ない」と言っていたが、それも納得。
付けるのが面倒な以上に、トイレ(大)の時困る。
膝に着けてるプロテクターのおかげで、途中までしかズボンが下せないし、和式便所でプロテクターしてると背中を丸める事もできない。
長距離ツーリングの時だけでええわ…。



第313話

ゲーム用PC月日

 

 入魂祭6日目。今日を入れてあと2日、か。いかんな、大分ポイントを引き離されてしまった。これがレイラの本気か。それとも他のハンター達が、それだけ精力的に動いているんだろうか?

 あまりよろしい傾向ではない。ウチの連中も、勝ち目が薄いと判断した為か、サボりに走ろうとする連中が出ている。

 

 昨晩の、ガルバダオラのポイントがデカかったかなぁ…。何とか討伐して、メゼポルタ広場の一部がエラい事になりながらも入魂手続きしたんだが、あそこに居た全員に、等分にポイントが割り振られたらしい。

 が、生憎と蒼組が多かったらしく、その分だけポイントがあっちに振り込まれてしまったのだ。

 

 ちなみに俺には、「よく生きていたで賞」として特別ポイントが与えられた。あまり嬉しくない。いやボーナスポイントは嬉しいんだが、1ポイントと補助券ってなぁ…。補助券は2枚で1ポイント分らしいけど、どうすりゃもう一枚貰えるんだよ。

 

 

 

 さて、ここらで一発逆転を…と思い、プリズムに相談した協力要請の結果であるが。

 

 

「謹んで協力させていただきます」

 

 

 お、おう。なんか妙に切羽詰まってると言うか、気迫が強いな。

 

 

「一晩考えましたが、私も色々と思う所が…。貴方との結婚については、モービンには反対されましたが」

 

 

 その言い方だと、トッツイとバッシには賛成されたのか。…まぁ、そこはいいとして。

 二つほど気になる事があるんだが。

 

 

 まず、結局俺との結婚を、了承したって事なのか?

 

 

「…細かい事を抜きにすれば、そうですね。無論、思う所が無いではないですが、私は……ええ、貴方を好いています。どのような形であれ、それは確かです」

 

 

 …そ、そうか。

 返答もせずに申し訳ないが、もう一つ…。

 

 

 

 なんか服、露出多くね?

 

 

 

「………に、似合いませんか?」

 

 

 

 似合うっつか、妙なエロスを感じるっつぅか…。

 素直に美人だな、とは思う。色気だけじゃなくて、活発な雰囲気も出てきたし。しかし、いきなりどうしたんだ? イメチェン?

 

 

「そんな所です。…恥知らずな事ですが、少々欲張りになってみようと思い立ちまして」

 

 

 よく分からんが、いい事……なのかな? まぁ、止める理由もないし。露出が増えたっつっても、GE世界の衣装や、この世界でも業の深い格好を幾つも見ている俺としては、ドン引きする程でもない。

 しかしプリズム自身は相当頑張ったらしく、羞恥に頬を染めている。

 …普段の衣装も、結構露出多いんだけどな…。今の服はヘソも見えてる、スリットが深くなっている、スカートが短い、背中もかなり開いている。

 歌姫衣装と言うよりは、その辺のラフな格好のおねーちゃんみたいだ。…実も蓋も無い事言うと、レイラの露出度の方が高い。

 

 が、普段そんな恰好をしないプリズムがそれを着ている、というのは中々に滾るものはあるな。

 

 

 もうちょっとジロジロ見てみたいところだが、プリズムも一杯一杯のようだし、この辺にしとくか。

 ま、とりあえず…いきなり仕事の話に戻って悪いが、一曲頼む。内容は任せるよ。

 古龍を誘き寄せるような歌でも、俺の力を引き出すような歌でも、或いは特別な力なんかない、純粋な歌でも構わない。

 

 一曲やってくれ。

 

 

「ええ。それでは……そうですね、折角このような服なのですし…アップテンポで行かせてもらいましょう。どうぞ、ご清聴くださいませ」

 

 

 

 

 …プリズムが歌ったのは、題名は知らないがかなり情熱的な恋の歌だった。どれくらい情熱的かと言うと、もしもこの歌詞の半分くらいでも実行したら、それはもう熱烈なストーカーかメンヘラ認定されるだろう程には。

 …突然のイメチェン、欲張りになる宣言、そしてこの選曲。…自意識過剰じゃなさそうだが…ショッキングな事に気付いたと言ってたが、多分それ関係だよな。一体何なんだろうか。

 

 

 

 

 何にせよ、プリズムの歌の効果は相変わらず凄い。特殊な力云々じゃなくても、こう、活力が滾ってくるな。

 …しかも幸運まで招き寄せるっぽい。

 公開されていなかった、ボーナス対象のモンスターを呼び寄せてくれたようだ。

 

 

 

 まさかソロでエルゼリオンを相手にするハメになるとは思わなかったけどな!

 

 

 コイツもコイツでおかしくなってるっぽかったけど。まぁ、こいつ生態自体がおかしいよなぁ、絶対。完全にフレイザードじゃねぇか…。

 いつぞやのアカムウカムみたいに氷炎結界呪法こそ無かったが……とうとう使ってきやがったよ。極大消滅呪文、メドローア…もどき。

 

 しかも、使い方が明らかに頭おかしい。

 

 本家…と言うか漫画のメドローアは、ご存知の通り両手に炎・氷を出し、融合させ、それを大弓を引くような動きで狙いをつけて発射する。消耗も大きいが、最も問題だったのは『隙が大きすぎる』って事だ。

 これを克服したら、どうなるだろう? 致死とはいかないかもしれないが、防御不能の攻撃が、アホみたいな手数と小回りで飛んでくるとしたら?

 

 しかも、やり方はこうだ。

 エルゼリオンは氷のブレスと炎のビーム、その両方を使いこなす訳だが……まず、どっちか一方をブッパする。全力ではない。全力ではない代わりに、その効果と言うか余韻、余波が少しでも長く残るように。

 続けて、もう一方の攻撃を、その余韻の所に叩き込む。結果、メドローアになる。

 

 

 …え、言ってる意味が分からない? 空中に留まってる火の玉に、氷を投げつけてメドローアもどきにしたって事だよ。最初の一発を避けられたのは、直感と幸運がキンクリさんも同情する程にブラックサービス残業してくれたからに他ならない。

 氷のブレスを避けきれそうになかったんで、防御しようとしたら…その瞬間、同時に炎のブレスが飛んできて。

 予知夢のように自分の体が消え去るのが見えて、気が付けば大ダメージを負いながらも横に避けていた。元居た場所を、氷でも炎でもない真っ白な閃光が駆け抜けていったときは、何が何だか分からなかったよ。後ろにあった大岩が、触れれば切れそうなくらいに滑らかな断面を見せていたっけな。

 

 あれはちょっと、どうやったって耐えれる気も防げる気もしない。本気でデスワープするところだったぜ…。

 

 

 とは言え、それだけであれば、左程の脅威じゃない。確かに一撃死のプレッシャーはあるが、そんなもん、フロンティアではいつもの事だ。2つのブレスを合わせるという予備動作が必要な以上、むしろ避けやすい部類だ。

 …まさかリアル弾幕ごっこをやるハメになるとは。

 

 やった事自体は、先程と同じ。だが、エルゼリオンは炎のビームを小出しにすると言う戦術を見せた。…まぁ、見た感じ、あまり恰好よくはなかったが。口の中に大量の水を含んで、プップッと飛ばしているような。

 が、その行為の結果がシャレにならない。

 

 当然の事ながら、いくら氷と炎をぶつけたからって、それですべてを消滅させるような物騒なエネルギーになる訳じゃない。理屈はサッパリ分からないが、他に何かしらの条件がある訳だ。

 それを逆に利用した。

 氷にせよ炎にせよ、余韻をバラ撒いて。んで、そこに追撃の一手。

 …エルゼリオンなら、(理屈はともかく)何処でその条件が揃うのか分かるのだろう。対して、俺は分からない。

 

 つまり…飛んでくる炎や氷、ついでに言えばあいつの牙やら爪やらが、いつメドローアに化けるか分からないんだよぉぉぉ!!

 実際、「こいつは大丈夫」と思ってガードしようとしたら、着弾直前に突然メドローア化して、片手剣の盾が溶けちまったからなぁ…。あのメドローアもどきがあと2cm大きければ、俺の頬から肩にかけて消えない傷が出来ていただろう。

 モノがメドローアじゃ、海波斬みたいにぶった切る事もできん。いつどこに発生するか分からないメドローアを警戒しながら、戦い続けるしかなかった。

 

 

 何とか対処できるようになったのは、鬼の目・鷹の目のおかげだ。ホント、情報を得られる系のスキルは重要だわ。

 この目を使っても、メドローア化の条件はさっぱり分からなかったが、発生の前の予兆だけは見切る事ができた。この目で見ていると、炎と氷がぶつかりあった瞬間、こう……なんか、渦を巻くような、対消滅でもしているかのような、妙なエフェクトが見えるのだ。エフェクトって言うか…………ちぇ、チェレンコフ光? …マジだったら、ある意味メドローアより危ないな。

 

 

 しかし、予兆が分かっても、避けられるかどうかは別の話だよなぁ…。何とか追い詰めて、あと一手…ってところになったら、変身するとは。いや多分、怒り状態の一種なんだろうけど。

 爆発的に跳ね上がった出力を、強引に収めたと思ったら……回転しながら大爆発した。

 全方位に2丁のマシンガンの弾を振りまくように、炎と氷が入り乱れる。メドローアも入り乱れる。

 流石にそれでメドローア化の条件を満たすのは厳しいのか、割合事態は低かったが…どっちにしろ、脅威なんてものじゃない。単なる炎と氷でも、一撃必殺に近い威力が出るのだ。しかも、足場にだってその影響は出る。滑る、燃える、溶けて濡れる、反作用ボムが派生する、時々地面がメドローア化する。

 

 どうしろっちゅーんじゃ、こんなもの。

 

 それに対して、俺が咄嗟にとった行動は…はっきり言えばヤケクソだったなぁ。神機を取り出し、喰い付いた瞬間にメドローア化しない事を祈りながら、その辺の炎・氷をガブっと。そしてアラガミバレットにして、ガンガン撃ち返す。

 そしてそれが切っ掛けにになって巻き起こる、滑る、燃える、溶けて濡れる、反作用ボム、メドローア化。

 もう、お互いにシッチャカメッチャカっすわ。お互いに向かって時々メドローアが飛んでいき、避けた先で反作用ボムが爆発し、ふっとばされたお陰で弾幕の包囲から放り出され、着地際を狙い打たれ…。

 

 

 そして最後の決め手になったのは…運……とは言いたくないから、エルゼリオンの過剰な闘争心だったと思う。

 逃げればよかったのだ、あの弾幕に紛れて。そうすれば、俺は追えるだけの余力も無かったし、痕跡だってあの弾幕が掻き消してくれただろう。

 

 だと言うのに、あのエルゼリオンは、弾幕の中を突っ切ってきた。確かに、必殺の戦術ではあっただろう。爆発で視界を奪い、弾幕で逃げ場を断ち、あのスピードで強襲をかければ、捌ける者はまず居ない。

 事実、煙の向こうで蒼と紅の光が不穏な動きをしているのに気付いても、俺は体勢を立て直す暇すら確保できなかった。

 

 …そんなエルゼリオンは……俺に襲い掛かって来た瞬間、丁度俺の目の前に発生したメドローアに、自ら突っ込んでしまった。

 俺が迎撃で撃ったアラガミバレットによるメドローアだったのか、エルゼリオンが振りまいた弾幕が偶然交差して出来上がったのかは分からない。

 

 ただ、俺が九死に一生を得て、エルゼリオンは死に捕まった。一か八かの大博打で、漫画の主人公みたいに勝ちきれなかった。むしろ勝てる方が珍しい。それだけの話だった。

 

 

 

 

 …ちなみに、戦いが終わった後の狩場は酷い事になっていた。もうあっちこっち穴ポコだらけよ。底が見えない小さな穴とか、明らかにヤバい部分がくりぬかれた崖とか。爆発だけじゃなくて、消滅呪文が振り撒かれたからね。仕方ないね。

 …あ、土砂崩れ…。オレシラネ。

 

 

 

 

ゲーム用PC月

 

 

 ディスフィロアなんて大物に出くわしましたけど、私は元気です。何アレ。何で2日も続けて、炎と氷を操るようなバケモノにぶつかるの? と言うか、あの炎と氷と爪牙のコンビネーションは、まるで氷炎隻影陣…。

 コイツの狩りについてはそのうち述べさせてもらうとして、これもボーナス対象だった。

 

 …まさかと思って調べてみたが……どうにも、ゴウガルフ連中のように、蒼と紅、或いは対になっている何かが、何らかの形組み合わさっているモンスター(或いはクエスト)が、ボーナス対象となっているようだ。基準が曖昧だし、今回だけなのか毎回なのかは分からないけど…。

 

 しかし、紅組青組は大分差が縮まって来たな。それでもまだ、俺達が負けているが。

 うーん、エルゼリオン・ティスフィロアのボーナスが入っても、全体から見れば雀の涙…か。結局、人海戦術が一番有効なんだな。

 皮肉な事に、俺一人よりも、猟団のハンター達がせっせと(負けが見えてからは、ダレながらやってたが)採取をこなした方が、入魂数は上である。人数が人数だから、当たり前だけど…。

 

 

 しかし、泣いても笑っても入魂祭りは今日で終了。

 どうなる事やら。紅勝て蒼勝てどっちも負けろってね。

 

 結局、レイラの姿は見えない。…やっぱり狩場籠りしてるのかな…。でも入魂手続きが…。

 まぁ、いいか。考えてる暇があったら、魂稼がないと負けてしまう。

 

 さて、今日はどうするか。紅蒼系を狩るのはいいが、そうそうクエストも無い。プリズムのバフ(幸運)に望みを託して、適当に狩場をブラつくか。

 いや、聞いた話によると、最終日にはシークレットクエストだがボーナスクエストだかが追加されるらしい。そいつを待って狩りに出るか。

 

 …待ちの姿勢は性に合わんな。ただでさえ負けてるんだから、積極的に動かないと。

 よし、ゴウガルフかオルガロンをターゲットに行ってみようか。あいつら大抵2体同時に行動してるから、単純に考えてポイント取得率が倍だからな。

 

 

 

 

 

 

 結論。ゴウガルフ『か』オルガロンじゃなくて、ゴウガルフ『と』オルガロンになりました。

 よもや4対1とは、この狩人の目を持ってしても見抜けなかった。

 

 いやぁ、本当に地獄だったわあ。ゴウガルフの攻撃で磁力やられになって動きが鈍ったところを狙って、オルガロン達の猛スピードの攻撃が飛んでくる。

 しかも、ゴウガルフならではのコンビネーション攻撃を、真似たのか教え込んだのか、オルガロン達まで使ってくるのだ。無論、ゴウガルフ1体と、オルガロン1体の連携技もあり。

 コンビネーションのいいモンスターって、本当に危険度高すぎやわ…。

 

 犬・猿ときたら、後は雉だけど……来なくてよかった。

 

 

 ふぅ…結局、デカいポイントにはなったけど、逆転できる程ではなかったな。無理に戦おうとせずに、さっさと退いて別の獲物を探すべきだった。

 フロンティアに来てから、加速度的に腕は上がったと思うけど、逆にこういう部分が退化しちまったかなぁ…。なまじ力があるだけに、大抵の事はちょっとした準備と、後はゴリ押しでどうにかなる。が、長い目で見れば、むしろデメリット満載。以前までの俺なら、こりゃアカンと思ったら退いて………退いて……………ないな。意地張って戦って重傷を負ったり、デスワープしたり。

 でも、やっぱりリスク管理とか、経費意識とかは、以前の方が強かったと思う。

 

 …どっちにしろ丼勘定だろ、と言われると反論できないが。

 

 

 

 はー、しかし…こりゃ入魂祭、勝ち負け決まっちまったなぁ。俺が入れたポイントを加算しても、ちょっと追いつけない。

 今日の昼頃に、ボーナスクエストが発表され、紅も蒼も揃ってそれに突撃していた。俺も行ければよかったんだが……流石にちょっと体力が…。もう既に日も沈み、今から狩場に向かっても、とても間に合いそうにない。

 俺の入魂祭はここまでか…。残念。

 

 

 …うん、プリズムのとこに行っておくか。手を貸してくれたのに、結局負けてしまったからな。

 

 

 

 

 

 

 

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