※この作品はR-18です。

狩りゲー世界転生輪   作:時守 暦

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ちょっと実家でしんみり。
詳細は活動報告で。
興味ないといわれりゃそれまでだけども。



現在気になっているPS4ゲーム。
アサシンクリード (発売日が本社研修だよ!)
新世界樹の迷宮2 (多分アサクリに夢中)
ゴッドイーター2 (どちらかと言うとVita)
ドラゴンボールゼノバース (…DBは地雷も多いしな…)
東方projectファンシリーズ (…え、なに? どういう事なの?)
ペルソナ5 (情報はよ)

数え上げるとキリが無いが…龍が如く0もな…。
ギルティギアはマイキャラ(ヘタ)のジョニーもディズィー(人妻)も居ないから…あとポチョムキンはいつからああなった。


第32話

魔禍月ノヅチ・不浄の刺身日

 

 色々仕掛けたりしたが、とりあえず節分。

 挨拶回りとか面倒くさいな。

 豆(怪力の種とか古代豆)食って恵方撒き食って酒呑んで寝てりゃいいじゃないか。

 …最近、日本酒ばっかで飽きてきた。

 ビール呑みたい。

 集合して「鬼は外、福は内」とかやってらんね。

 

 …まぁ、鬼を祓うモノノフとしては、開祖であるムスヒノキミにも関連する追儺の日をおろそかにする訳にはいかん、と言うのも分からんではないが。

 

 

 それはそれとして、大攻勢が起こるとしたら今日、という予測の元、真昼間から日記を書いている。

 先ほど、挨拶回りの途中に橘花さんに願われて、里を一緒に回ったんだが…これってデートイベントなのかね?

 しかしそれらしいフラグなんぞ欠片も立っていなかったし、実際色っぽい展開も初々しいTo裸撫流もあざといラッキースケベも無かったぞ。

 

 里を見て回った後は、初穂と同じように何かよく分からないうちに勝手に納得していたんだが。

 で、その後で本部への緊急呼び出しと来た。

 

 

 …これから俺も本部に顔を出すんだが、まぁ愉快な話ではなかろうな。

 半ば俺が仕向けたようなものかもしれんが、例の結界の話か?

 確かゲームの中では、大攻勢の最中に結界が展開されてたような覚えがあったが……となると、やはりこれからだ。

 無事に乗り切れるといいが…。

 

 

 

 

魔禍月ワダツミの胃袋で冷蔵庫日

 

 

 なんとかなった。

 と言うより、想定していたよりも大分楽だった。

 

 結局、昨日の呼び出しは、結界の強化についてだった。

 それによって巫女の負担が増し、命を削るというのもゲームの通り。

 前回はこのイベント、無かったんだよな。

 

 と言うか秋水よ。

 そんな荒れるのが分かりきってる提案をしておいて、そこから続けざまに「そうも言っていられないようですよ」、俺一人が残った状態での襲撃に対して「やはり来ましたか」じゃねーよ。

 鬼がこのタイミングで襲撃してくるって分かってましたよー、って言ってるようなもんじゃないか。

 何故その辺の事を追求してないのだろうか…。

 

 まぁ、誰も追及しないなら後で俺が追及するまでだが。

 

 

 

 

 それはそれとして、その後の襲撃してきた鬼達との戦いも、多分ストーリーと大差なかった。

 雑魚を潰して、ミフチを斬って、その後の掃討戦。

 行きがけに橘花さんから結界子の欠片を持たされたんだが、あんまり意味なかったよーな気がする。

 

 …というかあの状況でも普段と変わらない笑みを浮かべて「お疲れ様です」という木綿さんの胆力がスゲェよ。

 鍛えればいい狩人になったろうに。

 

 

 雑魚はまぁ、雑魚だし、そう多くなかった。

 大型の敵は、精々がミフチ一体。

 ぶっちゃけ、もう何度も狩った状況である。

 やはり、前回あの状況をどうにかできなかったのは、速鳥が居なかった分、討ち取れなかった敵が増援として押し寄せてしまったからだろう。

 それに対して、今回はミフチ一体のみ。 

 イージーモードとルナティック、マストダイくらいの差がある。

 

 

 と言うかだな。

 一つ、これまでにない利点があった。

 

 前回も気付いてなかったんだが、ミフチとやりあったのは里のすぐ傍。

 つい先日まで、結界に守られていた領域だ。

 その結界を壊して鬼達が攻め込んできた訳だが、つまりそこはまだあまり瘴気に汚染されていない場所なのだ。

 

 

 それがどうしたかって言うとだな。

 そこでならGE世界の神機が使えるんだよ。

 

 神機の中に巣食っている瘴気を定期的に祓ってやる必要があるが、それでもその威力は抜群だった。

 銃を使いつつミタマや神仏の力を借りる、モノノフ特有の戦い方にも慣れてきていたし、霊脈を狙撃してダメージを水増しするのもお手の物。

 

 …ミフチがダウンした瞬間に渾身・軍神招来かけて、霊脈に向かってオラクルバレット+霊力連射。

 更に霊脈に神機を押し付け、ゼロ距離からインパルスエッジとかやってみた。

 モノスゲー威力でした。

 あっという間にミフチの足が何本か削れとんだ。

 

 後は剣形態の神機で切りつける訳だが、ミフチの足は斬属性が弱点。

 これがもう剣の達人が乗るは、渾身軍神で攻撃力アップに100%会心が乗るはで、もう過去最高記録レベルの瞬殺劇だった。

 

 きもちえがったー。

 

 他の皆が駆けつけてくれている、と言われたが、むしろこっちから加勢に行く余裕すらあった。

 残念だったのは、折角造った各種トラップが日の目を見なかった事。

 

 …ま、こっちはこれからも狩りが続くんだし、機を見て使っていくとしましょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ああだがそれよりもナニよりも、敵の増援の可能性を考慮して、杭君をブッパできなかったのが何よりも口惜しい!

 アレさえ使えていれば、ミフチなんぞ余裕で粉微塵、開始3秒で任務成功、橘花さんには「モノノフって何なんでしょう」って目で見られていたに違いないのに!

 ああ、杭君を打ちたい撃ちたい討ちタイうちたいuちたいうううううううううううううう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 にしても…年に一度の休日であろうと、鬼が来れば容赦なく出動なんだよなぁ。

 ああ、仕事ってホント面倒くさい…。

 いやいや、仕事と思うから面倒なんだ。

 狩りだと思え。

 GE世界にでは毎日だったぞ。

 ルーデル閣下魂を宿すのだ!

 

 

 

 

 

堕陽月クエヤマの胃袋で生ごみ用ゴミ箱日

 

 大和のお頭が霊山に向かった。

 何をする気なのかよーわからんが……いやちょっと待て、これヤバくね?

 俺が正式なモノノフじゃない、そもそも登録自体されてないって事がバレるんじゃ……まぁ大丈夫か。

 仮にバレたとしても、この状況で貴重な戦力を削るようなマネはしないだろう。

 多分。

 

 ……木綿さんが大和のお頭の弁当を作るとき、にんじんをたっぷり入れようって提案したのがバレてなければな。

 

 

 

 と言うか、後の事を任せるって言われたって、俺に何をしろと。

 大和のお頭って、普段どんな仕事してるんだ?

 皆の纏め役、指揮官ってのは分かるんだが、普段は本部のド真ん中で腕を組んで一日中突っ立っているだけだ。

 …まぁ、指揮の方は桜花さんが引き受けてくれるらしいんで、俺は例によって敵を狩り続けるだけでいい訳だが。

 

 …大丈夫かね?

 なんか表情に影があるというか…まぁ、どう考えてもこの間の結界騒動の時、橘花さんと揉めたのが原因だと思うが。

 「私は…神垣の巫女なのよ」って一言だけ言って去っていったが。

 

 橘花さんも橘花さんで、なんか前よりも若干表情が硬い。

 桜花と揉めたからか、それとも…それだけ結界の維持が負担になっているのか。

 ちょっと愚痴を聞いてきた。(本人には愚痴のつもりはないかもしれんが)

 

 

 ところで、今日も那木さん成分を補給した。

 説明を聞き流し、適当な所で質問を挟みながら視姦するのもいい加減慣れてきた。

 そろそろ見るだけじゃなく触ったり舐めたりニオイを嗅いだりしたいところだが、それは脳内だけにとどめておこう。

 

 …最近よく那木さんの説明を聞いている(ように周囲からは見えている)ので、同情の視線で見られているようだ。

 

 

 

 

堕陽月アメノカガトリでクリスマスチキン日

 

 物見隊が襲撃を受けたので、那木さんと一緒に救援に行ってきた。 

 相手、雑魚鬼ばっかりなんじゃが…。

 確かにそこそこ数は居たけど、こいつらに襲われてヤバイって、物見隊は一般人と大差ないんだろうか?

 まぁ、エース級のモノノフがそうそう居ないってのは分かるが。

 

 それと、物見隊の負傷者の手当てをする時に、那木さんから昔の話を聞いた。

 医者として働いていた時期もあったが、友人の手術に失敗して、それ以来他者の傷の手当をしようとすると手が震えるようになった、と。

 

 

 

 

 

 …凄惨な過去に茶々を入れるようでなんだが、それならタマフリの女神ノ社なり武神ノ砦なり使えばいんじゃね?

 少なくとも今回は、手術が必要な怪我人は居なかったんだし。

 何なら薬だけ作ってもいい訳だし。

 

 

 

 

 

 

 そう言ったら、目を丸くして「きょ、驚天動地の発想にございます…」と言っていた。

 いや、アンタ普通に戦ってる途中で使ってるじゃないか。

 

 そんな訳で、手当てを手伝ってた訳だが……今度は襲撃と来た。

 上から襲撃?

 ああはいはい、ヒノマガドリだね。

 

 

 里に仕掛けておいた投石器が火を噴くぜ。

 …ダメージは与えられたが、流れ弾の石…もとい岩が民家に幾つか穴を開けた。

 頭下げて回って、修理した。

 

 

 

 橘花さんが倒れた?

 …ちょっと洒落になりそうにないので、モンハン式元気ドリンコを飲ませておいた。

 体力消耗はこれで誤魔化せるだろう。

 狂走薬の方にしようかと思ったが、アレはアドレナリンバリバリで疲れが気にならなくなるだけで、実際は体に負担かかるしな。

 

 

 そして今回も異界の外での戦いだったから、神機が使い放題だった。

 ゼロ距離射撃気持ちいい。

 

 桜花達に見られて、その銃は何だ?と聞かれたが、死んだ知り合いが造った秘密兵器だと言っておいた。

 

 

 

 

堕陽月ナキサワの唐揚げ日

 

 

 橘花さんが倒れたのは、心臓に負担がかかった為らしい。

 で、その特効薬にキツネ草とやらが必要だと。

 …それって美味しい?

 

 

 …ああそう、マズイのね。

 良薬だからね。

 

 

 それはともかく、那木さんが橘花さんの治療に当たっていいのか悩んでいたので、ちょっと発破をかけてみた。

 ゲームでは何と声をかけたか覚えてない(というか一言二言で悩みやトラウマが晴れれば苦労は無い)ので、オリジナルで言ってみる。

 

 

 

 つまり、「死んで元々」と。

 

 

 いくらなんでもそれは酷すぎます、とチョップを食らった。

 流石に不謹慎すぎたか。

 

 でも事実は事実、このまま放っておけばまず間違いなく死んでしまう。

 それなら正しい診察が出来ている自信がなくても、とにかく動いたほうがマシ…とは割り切ってくれたらしい。

 

 二人で出撃して、キツネ草自体は実にアッサリと見つかった。

 残り少なくなっていたようだが、ハンターにかかればこんなものよ。

 クエヤマが出てきたけど、もうアレについては上位でもない限り語る事もないな…。

 タマハミ状態で腹に口が開いてたから、桜花さんが作ったオニギリモドキを放り込んだくらいか。

 …アレを看病の為と称して、病床の橘花さんに食わせようとしていたのだと考えると、肝が冷える。

 

 なんか妙なタイミングで大和のお頭が戻ってきたが、それはまぁいい。

 さて、何はともあれ、キツネ草と那木さんのおかげで、橘花さんの様態は落ち着いた。

 那木さんも嬉し涙を流して、ストーリー的に考えればこれでトラウマも多少は拭えたかな?

 

 

 …で、イイハナシダナー的シーンだってのに、なんでまた大量に敵が襲ってくるかね?

 敵の陣営と時期を考えると、ひょっとして前回の大攻勢はコイツか?

 てっきり、この間のミフチを狩ったのがそれだと思ってたんだが…。

 

 まぁいいや。

 今回は負けん!と意気込んで出撃し。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 以前仕掛けた罠に、敵の群れが勝手にかかって半壊していた。

 

 

 

 

 …うん、元々大攻勢の為に仕掛けた罠だったし、結果オーライ!

 火薬とか薬品の量が多すぎてちょっと地形が変わったが、問題ないよね。

 久々に汚ねぇけどデカい花火あげてスッキリしたわ。

 

 今となっては、周りの皆からの「アブねえ奴…」という視線も既に快感。

 ただ、爆死していく鬼達を眺める表情を見られなかったのは正直助かった。

 白目剥いて誰得レベルの恍惚としたアヘ顔していた自覚がある。

 もうちょっと近くで見ていたら、興奮のあまりオニンニンから白いシーシー通り越して血尿すら出ていたかもしれん。

 

 

 

 別にいいじゃないか。

 労せずして勝てるんだし。

 爆弾の爆発音に驚いて、昏睡してた橘花さんも飛び起きたんだし。

 

 起きた橘花さんはすぐに結界を張りなおしたので、ヒノマガドリが呼び寄せる雑魚鬼に侵入される恐れも消えた。

 後は片手片足が吹っ飛んだヒノマガドリを狩るだけの、簡単なお仕事でした。

 

 

 

 

 

 

 

堕陽月タケイクサの脳(珍味)日

 

 何とか一段落、かな。

 当初の目的だった、大攻勢の乗り切りも完了した。

 那木さんを見て( ゚∀゚)o彡°( ゚∀゚)o彡°もやった。

 

 

 うん、これでいつデスワープしても……いや良くねーよ。

 やはり今回の成功の鍵は、レギュラーキャラが全員揃っていた事と、秋水に俺の利用価値を示しておいた事、そして何より火薬の量だろう。

 ……ふぅ、思い出しただけで賢者モードに突入してしまいそうになる。

 このやり方…特に火薬の量…ならば、次回からも大攻勢を防ぐ事ができそうだ。

 

 となると、次の展開についてだが…実を言うと、あまり覚えていなかったりする。

 この後はアレだ、一人一人に焦点を当てた話が展開されたと思うのだが…どういう順番で、どんな話の流れだったか思い出せない。

 

 …覚えているのはただ一つ。

 

 

 

 

 「毎度毎度、『お前なら大丈夫だ、後は任せた』なんて言いつつ単身出撃してんじゃねぇ』って事だ。

 

 

 そう、確かゲームのストーリーでは、なんか因縁がある相手とか状況が出てきて、それに対して誰かが一人で先走る、なんてのが繰り返されていたような気がする。

 …ふむ、対策をかけておくか。

 

 

 単身無断出撃は厳罰に処す、とか。

 

 

 ……いや駄目だ。

 これだと俺も迂闊に狩りにいけなくなる……バレなきゃいいのか。

 うん、単身無断出撃したら、色々実験台にしたり秋水に引き渡したり、そーいう制度を定めてみよう。

 大和のお頭に提案してくる。

 

 

 

 

 

 ところで、橘花が訪ねてきた。

 命を救っていただいたお礼…と言ってたが、それはいいから男の家に一人で上がりこむなと。

 …いやまぁ、それだけ信用してくれてるんだと思うことにしたが。

 

 で、またちょっと愚痴と言うか本心を聞いた。

 本当は神垣の巫女の力が忌まわしかった、自分だけ命を捨てるような宿命を呪っていたと。

 …まぁ、実際キッツい役目だわな。

 でも文字通り生死を賭して斬った貼ったしてるモノノフになれば、自分で道を切り開いていけるという理論はどうかと。

 

 大抵は切り開けなくてデスるしな。

 

 

 なんかそんな事を話していたら、驚いたような顔をされ、次いで納得したような笑顔。

 俺の会話に何を見出したかは知らんが、琴線に触れたのであれば何よりだ。

 

 

 でもあんまり溜め込むのもよくないので、気晴らしの方法を幾つか教えてみた。

 日向ぼっことかでもいいし、釣りでもいい。

 金を賭けなきゃ、博打だっていいだろう。

 流石に狩りは教えなかったが、興味津々のようだ。

 

 …総じて、何と言うか『巫女っぽくない事』に興味が強いらしい。

 これはまだ巫女の力と立場を受け入れて切れてないからなのか……まぁ、命を削る役職を受け入れろって方がムチャな話だが。

 

 巫女っぽくない事ねぇ………。

 

 

 

 

 やっぱ神垣の巫女は処女じゃないとあかんのかな? 

 

 

 

 

 

堕陽月マフウの手羽先日

 

 大和のお頭から新しく指示が出た。

 鬼の指揮官の居場所を探る為、ミタマに残った残留思念を辿る、らしい。

 

 …辿るのはいいんだけど、どうやってミタマを連れてくるんだ?

 本来主人公が居る位置に、俺が居る。

 俺は複数のミタマを宿せないから、鬼を討ってミタマを解放したとしても、そのまま連れて行かれてしまうのがオチだ。

 

 なので、樒さんに協力要請を出した。

 樒さんはモノノフではないが、ミタマについては専門家だ。

 ミタマを繋ぎとめる事は不可能ではないらしい。

 つまりは暫く護衛任務、という事になるな。

 

 

 …で、俺が隊長?

 マジで?

 …微妙に不安そうな顔を向けられとるんじゃが。

 

 

 

 

 里の周辺の罠?

 そりゃ仕掛けなおしたよ。

 今度は火力を抑えて、捕縛→急所をスナイプをコンセプトにして。

 

 だって罠は有効だって証明されたじゃないか、この間の大攻勢で。

 使える物は使わなくてどうする。

 

 それに敵が罠かにかかって勝手にくたばっているのを見れば、「どやぁ…」って顔にもなるじゃないか。

 相手が同じ人間ならまだしも、決定的に相容れない鬼が相手なんだし。

 

 

 

 …若干妙な顔をされたが、そういう発想が出来るから、一時隊長を任せてみるのだ、だそうな。

 まぁ、確かにモノノフは罠とか全然使ってなかったみたいだしな。

 新しい戦術が出てくるかもしれない、という期待(と不安)があるって事か。

 

 そういう事ならやってみましょう。

 ハンター仕込みの狩りの技術、見せてあげましょうか。

 

 

 

堕陽月インカルラのつくね日

 

 ミタマ奪還作戦中。

 樒さんを連れて異界に潜る訳だが、流石に樒さんは長時間活動できない。

 瘴気にそこまで耐えられないらしい。

 だからどの討伐も、速攻任務並みのスピードでこなさなければならない。

 

 別に問題ないけどね。

 トラップで捕縛+専制ダメージ、ついで動けなくなった敵をフルボッコだからそれこそ速攻で終わる。

 

 

 で、任務が終わったら、最近は橘花(呼び捨てでOkと許可貰った)に色々と遊びを教えている。

 意外とお転婆というか、運動神経は無いけど結構行動力がある。

 …かくれんぼの為に、ハンターの隠密技術を教え込もうとしているんだが…意外と筋が良かった。

 これをある程度身につけられれば、コッソリ抜け出して護衛無しで里をフラフラする事もできるだろう。

 

 …技術の出所は秘密にしておくよう頼んだ。

 桜花さんに「橘花に何を教え込んでいる!?」とか斬られたくないしね。

 

 それはともかく、新しい鬼の発見情報。

 那木さんとお気遣いの紳士と俺のトリオ。

 久々のチームな気がするね。

 

 ストーリー的に考えれば、多分コイツを倒せば新しいミタマが手に入るし、ストーリーも進行するだろう。

 どんな奴だったっけな…出発前に、秋水に資料を見せてもらおう。

 

 

 そうそう、那木さんも随分と明るくなった。

 いや元々暗くはなかったんだけど、医者としての再起の道が見えてきた為か、いっそう朗らかに笑うようになった。

 …主に説明中に。

 

 

 

堕陽月餓鬼の角で爪楊枝日

 

 

 敵はツチカツギだった。

 改めて見ると思うが、どうやってコイツは雪原を泳ぎ回ってるんだ?

 MH世界でも、砂の中を泳ぐ奴は居ても…………いや、堅いはずの地面を平然と掘り返して突き進んでくる奴も居るし、今更か。

 

 で、仕留めたと思った後、まだ生きてたツチカツギに不意を撃たれそうになったんで、那木さんを庇った訳ですが。

 

 

 あのー、那木サン?

 そこまで介抱せんでも、俺あれくらいは普通に平気ですよ?

 危うく心臓を貫かれるところだった?

 いやまぁその、咄嗟に庇っちゃったのは否定しませんけどね?

 急所は外して受けたし、そうでなくてもちゃんと防御体制とってたし、そもそもミタマ『防』スタイルだったし。

 

 

 ちょっと派手に血が出て頭が揺れただけで、ダメージ殆ど無いんですが。

 …はい、お医者様の言う事を聞いてじっとしてます。

 ルーデル閣下魂が疼かない限りは。

 閣下の魂が騒いでしまえば、例え那木=サンの乳であろうと止められぬぅ!

 

 はい静かにしてます。

 

 

 

 …まぁ、安静にしてるのはいいんですが、真面目に過保護すぎでは?

 それだけ不安と言うか、それこそ自分を庇った誰かがその為に死んでしまうってのは色々な意味で負担なのは分かりますが。

 …俺だって、一度庇われた為にそいつが死んじゃったからなぁ…具体的には、黒爺猫の電撃から俺を庇ってアリサが。

 思い出したら腹立ってきたんで、次のGE世界ではナマス斬りにしてやろう。

 杭君使って一撃で楽になるようなマネはさせねぇよ。 

 

 

 にしても…これってアレか?

 アレ的な意味で脈在りと思っていいんだろうか?

 明らかに、医者としてではなく個人的な感情が混じった介抱のような気がするんだが。

 触診とかしてる時も、度々女の顔になりかけてるんじゃが。

 

 

 

 

 

 

 

 押し倒してみるか?

 どうせ捻じ切られてもデスループするだけだし…。

 

 

 

 

 

 いやいや、流石にそれはちょっと。

 色々溜まってるからって、性犯罪者にはなりたくないよ。

 半ば今更のような気もするが。

 

 ま、仮にナニカするにせよ、現状じゃ無理だわ。

 毎日橘花が見舞いに…遊びに?…来るからな。

 ちなみに最近は花札に嵌っている。

 キリッとした顔で「はなみざけです!」とか言ってるが、それは盃じゃなくて菊のカス札だ。

 

 

 




…どうせ終わりが殆ど見えてないんだし、新しいゲームを買ったり体験版で気に入ったりしたゲームをみつける度、番外編(基本夢オチ)を挟んで1つか2つスキルだけクロスさせるのはどうだろう。
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