※この作品はR-18です。

狩りゲー世界転生輪   作:時守 暦

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また頭おかしいのに絡まれて、接客業が辛いです…。
暖かくなってきたし、何も考えずにバイクで一直線にダラダラ走ってみようかなぁ…。
EDFのダウンロードコンテンツとか、北斗が如くのトロコンとか、アサクリの続きとか、やりたいゲームは山ほどあるけど…。

最近、自分でもあんまり笑ってない自覚があります。
スカッとする程大笑い出来る事、何かないかな。
昔はドリフとかバカ殿様とか見て笑ってたんだけど。



追記
濡れ場を書く前に賢者タイムに入るもんじゃねーな…。


第347話

神呑月

 

 

 いやはや、昨日は目まぐるしい日だったわ。ミカとの話が終わった後も、続けざまにイベントが起きた。

 

 まずイベントその一。とうとう血の力の体得者がアイドルから出た。

 名前カエデ。一見するとミステリアスかつ涼し気な大人の女なのだが、ダジャレが大好きで飲兵衛、よく見たら何故かオッドアイ。

 そして中身が残念な25歳児である。

 

 何でこの子が? 割と優秀な生徒で、多少なりとも目覚めの兆候があったのは確かだが、もっと後に目覚めると思っていたんだが。

 そう思って、崩れ落ちて落ち込んでいるロミオに聞いてみたんだが…。

 

 

 うん、こりゃロミオでなくても、ブラッド隊なら崩れ落ちるわ。俺もちょっとダメージ受けた。

 

 

 目覚めの兆候は確かにあった。下地も充分出来上がっていたと言えるだろう。戦闘に耐えうる程の物が要求されてる訳じゃないから、ハードルは下がっているにしても。

 そこまで準備が整っているなら、後は切っ掛けとなる激しい感情の動きが必要だった訳だが…。

 

 

 

 

 

 2日間飲めなかった酒を一気した瞬間に、洪水のような勢いで溢れ出てきたとか何ですか。

 

 

 

 これが、修行して修行して修行して、その後に一杯の粥を食べて悟った、とかならまだ分かる。お釈迦様じゃないけども。

 でも、たった二日飲めなかっただけで! いや酒飲めない辛さは分かるけど! どんだけ好きなんだよ、手も震えてないのにアルコール依存症かよ!

 

 

 ハァ…。もうええわ。体得したのは間違いないんだから。体得させる為にレッスンを受けさせてたんだから、この結果におかしな所はない。

 ただ、体得はできたが、それで黒蛛病の治療や緩和に即使える…という訳ではなかった。

 これは俺にとっても計算外だ。ユノやタカネがやっているように、力を籠めて歌えばいいと思っていた。黒蛛病の治療に何より有効なのは、強い感情の動きだし、血の力はそれを助長する役割のもの。

 

 確かに効果はあった。だが、思っていた程の効果は出ない。むぅ、これはどうした事か…。

 カエデの力の性質が、そっち向けではない? 可能性はあるが…もっと違う理由がある気がする。

 

 …………酒飲ませながら歌わせてみっか? 少なくとも出力は増大しそうだ。

 ただ、アイドル業に真剣なのも確かだから、アルコール入れてステージに立てって言われてどう反応するか…。

 

 

 とりあえず、カエデの血の力については暫く様子見、研究、レッスンを続ける事になった。

 

 

 

 

 

 次のイベント。客が来た。俺個人を指名して。

 どっかのお偉いさんと言う訳ではない。ついでに言えば、今までのループを思い返しても、面識は一度もない子だ。

 正直な話、よく面会まで漕ぎつけられたなと思う。俺、フェンリルの職員扱いこそされてないけど、一応重要人物扱いだし。

 

 ちなみにその子がどうやって俺にアポを取りつけたのかと言うと、任務帰りのゴッドイーターに直接頼み込んだのだ。

 

 

 

 

 

 車の前に飛び出して。

 

 

 

 

 

 

 当たり屋かよ…。タクシーは体で止める物、とは言うが、マジでやるとは…。

 やられた方は堪ったもんじゃなかっただろう。「会わせてくれないのなら、ゴッドイーターが一般市民を轢き逃げしたと騒ぎ立てる」なんて脅迫されれば猶更だ。

 

 実際のところ、無視するのは簡単だったらしい。上記の脅迫も、小さな声で途切れ途切れに、ようやく主張した事だった。

 轢き逃げの噂は厄介だが、周囲に目撃者も多く、怪我がないのは一目瞭然。

 

 それでも言う通り、要求に従ったのは何故か?

 

 

 …名前も知らない、引退も近いゴッドイーターは、こう語った。

 

 

「目付きが、な。…ヒョロい体で、男と話すのも勇気を振り絞らにゃならん小娘だろう。荒事の経験だって、このご時世じゃ珍しいくらいに経験が無いのはすぐ分かった。体だって震えて、虚勢を張ってるのが見え見えだ。でもよう、ありゃ腹括った目だったぜ。ミッションの間に何度も見た。……ミッションに失敗して、グッチャグチャになった戦場で、自分の命使ってでも部隊の連中を生きて帰そうって、そういう奴らがする目付きだった。………あ? 別に、気圧されされたんでも、妙な共感を持った訳でもねぇよ。ただ、そういう奴を侮ってしっぺ返しを食らったアラガミを、同じくらい見てきたからな。放っておくと厄介な事になると思っただけだ」

 

 

 

 …その後、「今まで、ああいう面したヤツを助けられた試しがないからな」ともちょっと聞こえた。

 老兵(という程でもないが)の独白と本心はともかくとして、このゴッドイーターにそこまで言わせる覚悟を決めたヤツって、どんなヤツだ? それが俺に会いに来るって?

 

 

 

 ……お、女絡みの報復?

 

 

 

 内心、アサシンブレードをいつ放つべきか真面目に考えながら、護衛(という建前の監視人である事は言うまでもない)のアリサと一緒に、面会人のいる部屋までやってきたんだが………本当に、拍子抜けだった。

 あのゴッドイーターがあそこまで言うだけの眼光はあったが、それだけだ。

 部屋に入った俺にペコリと頭を下げ、立ち上がった少女。

 

 お守りのように古びた本を抱きしめた彼女は、フミカと名乗った。

 無茶な方法で面会を求めてきた割には温厚で、内向的そのものの外見の割には押しの強い彼女は、まず自分の行為を詫びて、本題に入った。

 

 その本題とは、黒蛛病の治療に関する事。

 簡潔に述べると…先日の赤い雨が降った時、彼女の親類が避難し損ねて感染してしまった。老齢で体力も無く、次に赤い雨が降ったら、タカネや…或いはユノの歌があっても耐えられるとは思えない

 黒蛛病の治療を待っている人が沢山いるのは承知している。

 だが、それでもどうかどうか、彼女の親類を先に治療してほしい…。

 

 

 

 

 …………女絡みの報復の方がマシだったな。

 

 

 言うまでも無いが…言いたくもないが、答えはノー。

 事情は誰にだってある。体力の無い者、幼い者から優先的に治療している。彼女の親類とやらは、体力の無い者に該当はするが、それでも順番待ちの患者が何十人も居るのだ。

 

 俺が、人数制限というリミッターを外してしまえばいい、とも思う。が、それをやると冗談抜きで俺が動けなくなる。

 一度に纏めて数人治療する事も出来て、負担自体も少ないとは言え……。

 エゴと言われようと私利私欲、冷酷と言われようと、それだけの為に自分を使う事は受け入れられない。

 

 一度は、誰にも見られないように影からこっそり治療する事も考えた。だが、現状で俺にしかできない治療である以上、あっという間に特定されてしまう。

 ………真面目に悩んだんだぞ、普段色に溺れた事ばっかやってる俺でも。

 

 

 悪いが…本当に悪いと思うし、ここまでやらかした覚悟は見上げたものだと思う。

 だが、君の親類を優先させる理由にはならない。

 

 

 

 

 …こう告げた時、その場で飛び掛かってくる事まで想定した。それくらいはやる、あの目付きは。

 

 しかし、意外にも彼女は冷静だった。

 

 

 

「そう…………です…か…。そうで…すね……………そこまで………は、予想……通り…です…」

 

 

 とりあえず、急がなくていいからゆっくり喋りなさい。

 …予想通り、だって?

 

 

「…………はい…。私……に、とっては……大事な……おじいちゃん、おばあちゃん………だけど…あなた…に、とっても…他の…人に、とっても……特別じゃ…ないから…。頼んでも…素直に、受け入れるとは………思ってない…です」

 

 

 …言い方はきついが、そういう事だな。社会的に重要な役割を担う人物だったり、或いはそう言った人物への伝手があれば、多少は話が違ったかもしれんが…。

 それで? 分かっていながらここまで来たんだ。何かしら、取引なり次善の策なり考えてきてるんだろ?

 それ次第では、話の方向を変えられなくもない。

 

 

「……はい…。色々…考えました……けど……方法は、一つだけ……です」

 

 

 聞こう。

 

 

 

「私が……治療法を、覚えます」

 

 

 ………話にならんぞ。そりゃ覚えることができるのであれば、君が誰をどれだけ治そうと自由だ。

 しかし、ブラッド隊も、葦原ユノ…はよく分からんが、アイドル達も(タカネは例外中の例外として)散々苦労して、ようやく一人血の力を使えるようになったばっかりだ。

 しかも俺がやってる治療法は、血の力の更に先にある技術で…。

 

 

「……抱いて…ください」

 

 

 

 

 

 

 

 

 は?

 

 

「…そうすれば……話に聞いた…血の力を、覚えられると…聞きました…。私のような、地味な女を……どうこうする気に、ならないでしょうけども…人助けだと思って…」

 

 

 いや…地味云々は置いといて…?

 

 ………アカン、これガチだ。覚悟決めた面してると思ってたが、こっち方面まで覚悟決めてやがる。

 と言うか、誰から聞いたんだ。確かにそういう近道的な覚え方もあるが、それを知ってるのは………。

 

 

 

 …そうか、やり方がバレた時に話を聞いて、来なくなった子達の誰かか…。ヨタ話、或いは愚痴として零したんだろうが…。

 面倒な噂ばら撒きやがって。口留めしとくべきだった…。これは俺のミスだなぁ。またジュリウスに怒られる…。

 

 つうか、お前さんそれでええんか。

 

 

「…私の安い体と…おじいちゃんと、おばあちゃん……どっちをとるか、考えるまでもありません」

 

 

 何気に流暢な口調で断言したな。それだけ決意は固いか。

 自分の処女と肉親の命か…。どれだけ迷ったのか知らないが、後者を選んだ訳だ。

 男の俺には想像できん天秤だな。…A.BEEさんとかに掘られるか、関係を持った誰かの命かって言われれば、俺も同じ結論に達するけど。

 

 

 腹を括った女を相手に、これ以上あれこれ言うのも無駄だな。

 この際やるのは構わんが、一つ問題がある。

 今日、俺が力の扱いを教えているアイドルの一人が、血の力を体得した。が、これが今一つ症状緩和に効果が無い。

 君が俺に抱かれて血の力に目覚めたとしても、それで治せるかすら定かじゃないぞ。

 

 

「現状…他に、方法は…ないです…。でしたら…それに賭けます。何でも…します」

 

 

 万が一でも、可能性があれば…か。

 黙って聞いていた、アリサが耳打ちする。

 

 

(実際のところ、彼女が血の力に目覚めたとして、治療できる可能性は?)

 

 

 0ではない、としか言えない。鬼の手による治療は難易度が高すぎるが、対象を問題のお爺さんお婆さんのみに限定すれば…そして、生来の素質や積み上げてきた訓練の有無を凌駕する程に強い決意を持っていれば、ワンチャン…かな。

 血の力、霊力を扱う時、何よりも重要なのは認識とイメージ、そして意志の強さ。それだけで何もかもを解決できる訳じゃないが、それさえあれば望みは残る。

 

 

「…そうですか。彼女の決意も堅いようですし…まずは情報が必要です。先日の雨で感染したと言う事は、症状自体はあまり深くないでしょう。今、隔離病棟に居ますね?」

 

「!」

 

「前提として話しておきますが、これは治療並びに、彼に抱かれて血の力を得る事を了承しての質問ではありません。あくまでこれは、持ち込まれた案件に対する応対の一環です。これで何かを変更したり優先したりする、特例となる訳ではありません」

 

「はい…!」

 

 

 そういう事にしておけ、って事か。実際、どれくらいの症状なのか、見て見ないとコメントもできない。

 部屋にあった端末で、病棟から情報を引き出そうとするアリサだが、フミカは何故か首を横に振った。

 

 

「お爺ちゃんとお婆ちゃんは……今、病棟には…居ません…」

 

「…どういう事です? 黒蛛病感染者は、接触感染の恐れが非常に大きい為、病棟に入る事が義務付けられているのに」

 

 

 ついでに言えば、病棟に入っている間は少ないとは言え病院食も出る。仕事しようにも何もできんから、三食昼寝付の生活が保障されると言うのに。

 働けない・生活費を稼げないという事でもあるので、退院した後が怖くもある。…そんな理由で、治療を拒否しようとする人も何人か居るらしい。赤い雨が近付いてきた時には地獄を見るハメになるが。

 

 

「フェンリルの世話には…ならないと、拒否する人も…珍しくありません…。それに…病棟も、もうこれ以上人を……受け入れるのは…難しくなりつつある…と聞きます…。お爺ちゃん達は…『病人を養うのもタダではない。 儂らのような先の短い年寄りよりも、若い子達に席を譲ってやりたい』と…」

 

「……どこの聖人ですか。いや、それで接触感染の危険がある状態で、町中に居られても困るのですが」

 

 

 …………ん? 聖人? それに、今のセリフは…。

 

 

「いえ…今は…町中ではなく…打ち捨てられた廃墟で…生活しています…。防壁の外…ですし、人に感染する恐れは…少ないかと…」

 

「…代わりにアラガミに襲われかねません…。すぐにでも人を派遣し、病棟へ強制的に……………? ん? ちょっと待ってくださいよ…」

 

 

 何やらアリサが顎に手を当てて考え始めた。

 …それはそれとしてフミカさん、その人達の写真とかある? 黒蛛病にかかる前のヤツでもいいから。

 

 

「はい…これです…」

 

 

 手に持っている小さな本から、写真を取り出した。栞にでもしているんだろうか? どっちかと言うと、お守りかもしれない。縋るように、ずっとあの本から手を離してなかったし。

 それはそれとして、この写真の人達…。

 

 

 

 やっぱりだ。ゲームシナリオでロミオを励ました、あの爺ちゃん婆ちゃんだ。

 マジかよ…。この人達、身寄りもないんじゃなかったの?

 

 …突っ込んだ事聞くけど、血の繋がりとかは?

 

 

「…分かりません…。子供の頃から…お爺ちゃん……お婆ちゃんだと思っていましたが…両親も既に居ないので…確かめた事も…ないです」

 

 

 む、すまん。

 

 そうか…しかし、どうすっかなコレ。

 フミカさんを抱く云々は退けて考えるが、この人達はシナリオ登場人物だ。是非とも助けてやりたいが、損得勘定で考えると……困った事に、建前に使えそうなメリットすらない。

 お爺さんお婆さんは、ロミオが立ち直るのに重要な役割を果たした一般人だ。そう、一般人なのだ、心底。

 あの後、シナリオ上に登場する事は無い。ロミオの立ち直りイベントも、既に安定しているロミオに同じような事が起きるとは思えん。

 

 ゲームの見えてないシーンで、何かしら重要な事を…例えば、ロミオが死んで落ち込んでいたブラッド隊を励ましたとか、ジュリウスが敵対した事で動揺している所を、年の功で落ち着かせたとか、そういう可能性もあるが。

 或いは、GE2追加シナリオが出て、そっちで何か役割があった? …この方がまだ在りそうだな。GE2では追憶のジュリウスは居ても、追憶のロミオは居なかったような気がするし、これは追加シナリオへの布石だと言われた方がまだ納得できる。

 

 …そこは一旦置いておこう。個人的には助けたいが、それなりのメリットがやっぱり必要…。

 

 

「…一つ聞きますが、フミカさん。このお二人が黒蛛病に感染した事。今は廃墟に住んでいる事。これを知っている人はどれ程居ますか?」

 

「…私だけ…です…。赤い雨に打たれた後…二人とも、すぐに移動して……翌日に様子を見に行くと…蜘蛛の痣が出来ていました…」

 

「つまり…口封じはその3人だけで済むと」

 

 

 『口封じ』という物騒な響きの言葉に、フミカの目が見開かれ、次の瞬間にはギラギラした光が宿った。何をするつもりかは分からないが、徹底抗戦し、そして治療まで何がなんでも持っていくつもりなんだろう。

 

 が、お嬢さんちょっと落ち着きなさい。アリサは物騒な意味で言ってるんじゃないから。

 差し当たり、話は分かった。君が勝手に血の力を習得して、お爺さんお婆さんを治療すると言うのなら、俺は何も言わない。君が俺に何か言う必要すらない。

 

 ただ、そうだな。血の力を覚える為のアドバイスくらいはしよう。

 『今日は早く寝ろ』。

 

 それだけだ。

 

 

「……………………」

 

 

 わお、とても納得していない。

 当然か。女を武器にする覚悟までして乗り込んできて、結局治療の約束もさせられてないんだから。

 しかも、治療法確保のアドバイスは、意味不明もいいところ。

 

 が、今の君に一番必要な事は、間違いなくこれだ。

 確かに強い意志や決意は、血の力に大きな影響を与える。断固とした決断で進めば、下準備も無しに本当に治療の為の力も発現するかもしれん。

 

 だが同時に、追い詰められて作られた決意ほど脆い物もない。

 ここに来るまで、相当悩んだろう。強引な手段からもそれは伺えるし、目の下にも隈が出来てる。飯も殆ど食ってない。ついでに言えば、日ごろから健康的とは言えない生活を送ってたろう。

 

 俺に抱かれれば、血の力に一足飛びに目覚める事はできる。が、今の君に、それはまず不可能だ。

 好きでもない男に触れられなければならないという嫌悪に心が耐えられたとしても、体が耐えられない。率直に言えば、体力が少なすぎるんだ。

 

 

「忠告しておきますけど、『そういう行為』は体力勝負ですよ。ただでさえ慣れない行為で、慣れない動きをする上に、呼吸を整える暇すらありません。特にこの人、限界とか限度とか知らないくらいの絶倫です。体力と精神力と酸素をゴリゴリ削り取られて、あっという間に気絶するのが関の山です」

 

 

 そういう事だ。早い話が、今の君じゃ血の力獲得に必要な最低限の体力すらないって事だ。だから、まずは帰ってちゃんと飯食って、ぐっすり眠って、ついでに起きたらラジオ体操でもしろ。

 幸いにも、暫く赤い雨が降りそうな予報はない。

 面会に来た時には通すよう、話は通しておく。だから、今日はもう帰りな。

 頭と体を落ち着けて、もう一回考えて、それから来い。

 

 

 フミカさんは、暫く俺とアリサをじっと見つめていた。本当の事を言っているのか、見極めようとしているのだろう。

 気まずい沈黙の後、彼女は小さく溜息を吐いた。

 

 

「…分かりました。今日は帰ります…。……こちらから…お願いしておいて、このような…事を言うのは、失礼極まりない…のですが」

 

 

 うん?

 

 

「もし…適当な言葉で煙に巻いているだけで……お爺ちゃんとお婆ちゃんが死んだら……未来永劫…呪い、祟り続けます」

 

 

 …目がマジだ。

 立ち上がって頭を下げ、フミカさんは帰って行った。

 

 

「…ヤンデレの素質がありますね、彼女は。ちょっと背中にゾクッと来ました」

 

 

 そだね。嘘は言ってないけど、煙に巻いてるのは事実だから、猶更ね。

 あの子の体力が足りてないのは事実だけど、やろうと思えばそれをフォローする事はできる。ヤりながら互いの体力を回復・増幅するのは、オカルト版真言立川流の基礎の基礎だ。

 

 

「素直に抱かなかったのは、ちょっと意外ですね。…脱いだらスゴいタイプみたいですし。あれだけ追い詰められた目をされたら、萎えるのも分からないではないですが」

 

 

 それを蕩けさせる楽しみもあるっちゃあるが、あの手合いを甘く見るのは命取りだ。

 さて、それじゃ今晩決行しますか。

 

 

「一緒に行きますか? 誰にも気づかれずに行ける自信はありますよ。あなたから教わった、ステルス技術は錆びついていません。…現場でバリバリ使っている、カノン程ではありませんけど」

 

 

 いいよ。来てもらっても、やる事ないだろうしね。

 それより隠蔽工作とアリバイ作りを頼む。誰にも気づかれず、病気になった事を『無かった事』にするつもりだけど、念には念をね。

 

 

「その念から疑念を持たれる事も多いんですが…分かりました。早く終わらせて、帰ってきてくださいね」

 

 

 あいよ。夜のオタノシミの時間は削りたくないしな。んじゃ、ちょっくら行ってきまーす。

 

 

 

 

 

 と言う訳で、夜の闇に紛れて、家屋の屋根の上をホイホイ飛んでいきました。帰る途中のフミカを途中で見かけたが、誰かに襲われそうな場所は歩いてなかったので、そのまま放置。

 外壁まで辿り着き、例のお爺ちゃんお婆ちゃんが居ると思われる廃屋を探す。

 「若い子達に席を譲ってやりたい」「黒蛛病に感染したから、人のそばには居られない」と言っても、老齢の夫婦の足だ。外壁からそう遠い場所にまでは行けない筈。

 『筈』なんて言わずに、フミカさんから居場所を聞いておけばよかったなぁ、なんて思いつつ、気配を探る。

 

 特に山も谷もなく発見し、こっそり屋内を覗き込むと、二人は眠っているようだった。お年寄りの夜は早いな。

 鷹の目・鬼の目で注視すると、お爺さんは胸元付近、お婆さんは腰と足付近に異常な霊力が入り込んでいるのが分かった。

 鬼の手で吸い出し、治療完了。

 

 改めて考えると、本当にお手軽だな…俺にとっては、だけど。こんなに簡単に治せるのに、自分の都合の為だけにそれを制限していると思うと、申し訳なくなってくる。

 が、俺だってクサレイヅチや、終末捕食に備えなきゃならんのだ。うん、要するにクサレイヅチが悪い。そういう事にしておこう。

 

 黒蛛病を治療した事、フミカ以外には、感染した事も治療された事も決して悟られない事。この2つを書いた置手紙を枕元に置き、さっさと帰る。

 周辺にアラガミの気配も無いので、パクッとやられる事は無いだろう。

 

 道すがら、二人の顔を思い返して感慨深くなった。

 あれがあの爺ちゃん婆ちゃんか…。寝顔だったけど、優しそうな顔してたなぁ。ちょっと達観しすぎじゃね? と思いもしたが、あれは…なんつぅか、『上手に老いた』って言うのかね。良くも悪くも、いつ死ぬ事も受け入れているような、坊さんみたいな印象があった。

 そりゃロミオも諭されますわ。本当の祖父祖母みたいに慕いますわ。天寿を全うしてほしいなぁ、ああいうお年寄りには。

 俺も老いるなら、ああなりたいが……無理だよなぁ、どう考えても色ボケした老害にしかなりそうにない。

 

 

 

 そんな事を考えながら、こっそりアナグラの自室に戻って来た。

 時間も時間だし、いつもであればレア達が俺の部屋に居る筈なんだが…誰も居ない。代わりに、俺が置いてきた置手紙にそっくりな手紙が机の上に……いや、そっくりではないわ。何故か『果たし状』と妙に達筆な字で書かれている。無論毛筆だ。この時代にどっから持ってきたのやら。

 

 無いとは思うが、絶縁状とか寝取られメールの類だったら、すぐデスワープして無かった事にし、次のループでやったヤツを暗殺しようと思いつつ開けてみると…

 

 

 

『本日のオシオキ。朝まで部屋から出ないように』

 

 

 とだけ書かれていた。

 …どういう事? オシオキされる理由は山のようにあるけど、今日は特に何もなかったと思うんだが。

 それに、部屋から出ない事がどんなオシオキになるんだ? トイレが無い部屋ならまだ分かるが、シャワーも風呂もついてる一等部屋だし。ちなみに追い炊き機能付き。超がつく凄腕のゴッドイーターに宛がわれる部屋です。リンドウさんとかね。俺はゴッドイーターとして扱われてる訳じゃないが、戦力的な意味では極東トップクラスだから、それはいいとして。

 

 …じゃあ、一日オアズケって事? そりゃ俺は、一日も我慢できずに、ヤれそうなアイドルに手を付ける甲斐性無しだけど、相手が居なければあんまりムラムラもしないし、オシオキになる程辛くはない。それともアレか、どっか別室でやってるレズプレイの音を流して、肝心の本番は見せないとかそういう趣向か?

 

 

 

 

 

 

 ………? 

 

 

 

 『相手が居なければ』あんまりムラムラしない。

 

 

 

 じゃあ

 

 

 

 相手が居たら?

 

 

 

 

 

 

「「おじゃましまーす!」」

 

「あ、これレア博士から預かった手紙」

 

 

 わーお。ここでナナとリカかよ…。

 手紙の内容は………『夢のおかげで完全にその気になってるから、責任とってあげなさい。二人には誘惑する為のアレコレを仕込んであるけど、限界まで耐えるように』。

 これはご褒美でオシオキだわ…。お膳立て整えられたけど、ヤッたらヤッたで次のオシオキのネタにされますわ…。

 

 

 

「? どしたの、おとーさん…じゃなかった、開祖様? ひょっとして、遊びに来たの迷惑だった?」

 

 

 いやそんな事はないけど。…と言うか、おとーさん?

 

 

「?」

 

「あーっと、リカ、リカ。ほら、あれだよ。覚えてないんだって」

 

「あ、そっか…。夢の中のお話だったもんね。じゃ、仕方ないよね…」

 

 

 あの、目に見えて落ち込まれると罪悪感が半端ないんで…。辞めてくれとはとても言えないから、思い出すのに協力してくれんかな。

 思い出せれば、何でそんな風に呼ばれるのかも理解できるから。

 

 

「そうだね! でも、どうやって…(チラッ)」

 

「あの夢の中で、いつもやっていた事って言うと…(チラッ)」

 

 

 いきなりそこに到達すんな! …あ、いや、覚えてるんじゃなくて、妙な想像したんでもなくて、そう言う事ばっかやってたって聞いてただけで……ああうんん、考えれば考えるだけアカンなコレ。

 と言うか、おとーさんってなぁ…。この子に言われると、ものすごーくヤバい事してる気がしてくる。

 

 

「じゃあ、リカのお姉ちゃんのミカさんに言われると?」

 

 

 ……パパって呼ばれると、明らかに如何わしい関係っぽいのに、むしろプラトニックっぽく感じる。不思議!

 つーか、二人とも夢の中の事を覚えてるのに、俺の部屋に来るって…危機感とか無いんか。

 

 

「危機感って言われても…。何が危険なの?」

 

 

 そりゃお前、面と向かってょぅι゛ょに言うとそれだけ事案になっちまう事でだな…。

 

 

「そう言われても…あの夢の中では、ずーっとそれをしながら生活してたんだもん。私にとっては、怖いものでもイヤな事でもなくて、物心ついた時からそれが当然なんだけど」

 

 

 おおう…ガチで洗脳か調教やん…。あ、オカルト版真言立川流はハナからそんなもんか。

 

 

「あ、でもちょっと違和感はあるかな。ナナがおっきいもん」

 

「そうだよねー。夢の中では、私とリカって同じくらいの背丈だったのに。急に自分だけ成長したみたい」

 

 

 ああ、それは無理もないかな。夢の中では、ほぼ一緒に育ったって聞いてるし…。むしろリカだけが成長してないみたいに思えるかもしれない。

 

 

 …自然に話している間に、いつの間にやら両隣のポジションを確保されてしまった。ベッドに3人で腰かけ、ナナは足をプラプラさせながら、リカは俺の腕に抱き着いて語っている。

 どうしよう、逃げ場すら無いよ。

 

 他愛無い会話をしながら、これからどうするべきか考える。俺の脳内に浮かんだ選択肢は…。

 

 

①エロしか頭にない俺は、突如開き直って二人を襲う。

②唐突にミナミ辺りがきて、3Pどころか4Pに雪崩れ込む。

③逃げられない。いつもの事である。

 

 

 

 

 

 絶望! 突き付けられた答えは③ッ! いつもの事なりッ!

 と言うかどれでも同じだ。

 いやいや、しかし待て待て。レアも言ってるみたいじゃないか。手を出すのは許すけど、出来る限り我慢しろって。即堕ち二コマじゃあるまいし、いきなり陥落してどーすんだ。

 

 

「? どしたの、開祖様? お腹痛いの? 擦る?」

 

 

 それは俺の腹を擦るんですかね、それとも『おっぱい揉む?』みたいなノリでリカのお腹を擦るんですかね。

 

 

「どっちでもいいよ。ほら」

 

 

 服をずり上げ、柔らかそうなお腹を見せるリカ。こういう無防備さが理性を削るんだよなぁ。

 

 

 

「じゃあ、私は…お腹でもいいけど、太腿とか触る? レア博士が言ってたけど、そういうの好きなんだよね、男の人って」

 

 

 俺は女の子の体なら、大体どこでも好きだけどな。…で、では、二人ともちょっとだけ…。

 

 

「「どーぞ♪」」

 

 

 右手と左手に、それぞれ違った感触が伝わって来た。ナナの内股に手を這わせると、スベスベした柔らかい感触。ゴッドイーターとして強化され、野生の獣のようにしなやかな体だと言うのに、こんなにも手触りがいいなんて。

 

 

「んっ…」

 

 

 撫で回されて感じてしまったのか、ナナは足で俺の手を締め付ける。が、それは柔らかくて暖かい感触に包まれるという事に他ならない。ちょっと指を動かすだけでも、ナナの足はピクピク震えていた。

 

 一方、リカの背中から手を回し、お腹に触れている方の手。こちらもスベスベで柔らかい。字面で言えばナナの内腿と同じ感じだが、実際の感触は全く違った。

 最初に感じたのは、『体温高いな』って事だ。皮膚の上から触れただけで、その下で内臓が脈打ってるのがよく分かる。…妙な意味じゃないぞ。体の元気さが感じ取れると言うか。

 ああ……マッサージしてあげたくなってきた。

 

 

「ふう…開祖様、くすぐったいよぉ…」

 

 

 もうちょっと我慢して…。うーん、こうしてると、なんか懐かしい気分になってくるような…。

 ……リカ、ちょっと抱えるぞ。

 

 

「ふぇ?」

 

 

 よいしょっと…。おお、思った通り、なんか馴染むな。

 リカを膝の上に乗せて、後ろから抱きしめるのが妙に落ち着く。

 

 

「あはは、何だかなつかしー…って言うのもおかしいかな。夢の中では、よくこうやって抱っこされてたよね。二人で開祖様の足に腰かけてさ」

 

「そうそう。そのまま本を読んでもらったり、お昼寝したりしたっけ。私ももう一度やってほしいけど…二人一緒に乗るには、私はちょっとサイズが大きくなり過ぎちゃったな」

 

 

 ……そっか。無意識にでも覚えてるのかな。

 ……でも、なんかこう…モゾモゾするような…?

 

 

「こうしてほしいからじゃない? よっと…」

 

 

 リカが腰をモゾモゾ動かす。……薄い尻の感触が、足に伝わってくる。

 これは、アレか? 『当ててんのよ』の尻版か? 確かに好きな遊びだが、それで辛抱堪らなくなる程では…?

 

 ……あ、あれ? もう?

 

 

「あ、おちんちんが大きくなってきた」

 

 

 リカってばどこでそんなセリフ! …夢の中の俺か。

 と言うか、いっつもコレやってたのか夢の中の俺!

 

 ああ、リカの腰がぐりぐり動いて、大きくなったナニの先端に尻が擦りつけられる!

 

 

「リカってそれが得意だよね。私はどっちかって言うと、お尻で挟む方が好きだったけど。お母さんのお尻とサンドイッチしたりすると、すっごい悦んでたよね」

 

 

 尻コキと来た! しかも親子で!

 あっ、ちょっ、リカの尻の擦れ具合が強くなってきた? ヤキモチでも焼いたのか? …それとも、俺のナニがどんどん大きくなってるから、擦れやすくなってるだけか。

 

 いかん、我慢はできるけど、このままだと我慢汁でパンツの中が湿ってしまう。

 

 

「リカ、ちょっと腰緩めて…はい、ごかいちょ~。うーん、手と指が大きくなってるから、夢の中よりもやりやすいや」

 

 

 ナナが異様に慣れた手付きで、リカの股の下にある俺のナニを引っ張り出した。親指と人差し指でチャックを下し、小指で社会の窓を開け、中指と薬指でサワサワしながら棒を取り出す名人芸だ。

 どれだけ同じ事を繰り返せば、こんなに手際がよくなるのやら。

 

 

「んしょっと…じゃあナナ、こっちにお願い」

 

「うん。…男の人って、変な趣味してるよね~。ホットパンツの裾から、パンティの下に潜り込ませるのが好きとか」

 

 

 え、俺そんな事してたの?

 

 

「うん。夢の中では毎日してたよ。まだ子供だったから、挿れられない代わりだったんだろうけど」

 

「ホンバンは、おかーさんのセンバイトッキョだったもんね。早く大きくなりたいな、ってずっと思ってた。…ナナ一人だけ大きくなっちゃったけど」

 

「えへへ、抜け駆けゴメン! でも、大丈夫だよ。リカと一緒なら、『オトナ』にしてくれるって、この前言質取ったから」

 

 

 やっぱ覚えてやがったか…。それで、今日は二人で押しかけて来たのな。

 

 

「うん! ……ねぇ、迷惑だったかな。もし本当にダメだったら……すっごく辛いけど、諦めるから…」

 

 

 そこで二人揃って泣きそうになるなよ…。迷惑かけられたのは、俺じゃなくてお前らだろ…。それも、人生が滅茶苦茶になっちまうような、とんでもない迷惑を。

 分かってるよ。最初っから、断るとか拒絶するなんて、選択肢すらないんだ。

 

 お袋さんにどれだけ呪われるか、考えたくもないが…二人そろって、ちゃんと面倒見るよ。

 

 

「「やった♪」」

 

 

 ハイタッチをする二人。本当に姉妹か親友みたいだな。

 そんな事を考えていたら、リカが感激したように飛びついてキスをしてくる。あっという間に、幼く小さな舌が滑り込んできた。その間にも、ナナの手は俺のナニに絡みついて離れようとしない。

 二人の口も指も、幼い性格と外見とは裏腹に、下手な熟練娼婦よりも淫靡で背徳的な技術を発揮してくる。

 

 それも当然か。この二人にとっては、(現実にはともかく)物心ついた頃から、日常的に行って来た事なのだ。恐らくは、「一番楽しいアソビ」として。

 好きこそものの上手なれの言葉の通り、毎日毎日趣向を凝らし、楽しんで続けていれば、これくらいはできるようになる。

 

 更に言えば、こうやって俺を気持ちよくさせる事は、二人にとっては媚びる手段でもあったんだろう。お母さんだけが出来る『本番』。それを、どうにかして自分達にも体験させてくれないか、と。

 『いつかオトナにしてもらおうね』ではなく、すぐに『オトナ』にしてもらう為。

 弄り回している肉棒を見る目で、すぐに分かる。これは、長年オアズケされていたエサにようやくありつける、飢えた獣の目だ。

 

 

 とは言え、流石に今のまま本番はキツい。特にリカが、サイズ的に。一緒に『オトナ』にしてやる為に、ちょっと準備をしないとな。

 

 抱き着いているリカに押し倒されるように、後ろに倒れ込む。充分大きくなったモノが天井を向く。おお、とナナが感嘆の声を上げるのが聞こえた。

 

 

「こ、こんなの私に入るのかな…」

 

「ちょっとナナ…そういう事言うのヤメテよー。ナナできついんだったら、私はもっと厳しいんだから。あっ、でも今更しないのは無しね!」

 

 

 分かってる分かってる。ちゃんと下準備すれば、ナナにもリカにも入るからね~。

 それじゃ、準備するから、リカ、反対になって。

 

 

「こう?」

 

 

 器用に俺の体の上で、くるりと反転する。ナナの股間が、丁度俺の目の前に来た。

 小悪魔JCに似つかわしい、ストライプのパンツが見える。…尤も、お漏らししたんじゃないかというくらいにベチャベチャだったが。

 

 

「わっ、目の前で見ると、相変わらずすっごい…」

 

「いやらしい匂いもするよね。でも、私達にとってはすっごく落ち着くニオイ…。お父さんの匂いかな?」

 

 

 ちんちんの匂いはお父さんの匂いとは言いません。いやお父さんなら誰だってちんちんついてるから、ある意味間違ってはいないけど。

 スリスリとくすぐったい感触がする。どうやら、二人でナニに頬ずりしているらしい。

 

 そうしているだけで、二人がどんどん欲情しているのが分かる。足を動かし、ナナの股座に指先を当ててみれば、やっぱりビショ濡れ。

 直接触ってほしい、と言わんばかりに、ナナはズボンのファスナーを下げる。さっきのお返しとばかりにズボンの足を侵入させ、親指でまだ誰も触れた事のない(夢の中はともかく)秘部を嬲り始める。

 

 

「んっ…あぅ…あ、そこ好き…。もっとぉ…」

 

 

 足に自分から秘部を擦りつけながら、ナナは体を伸ばした。湧き上がる性感を堪えながら、ワガママボディで一際目を引く乳房で俺のモノを挟み込む。

 

 

「パイズリってゆーんでしょ…? するのは初めてだけど…」

 

「あっ、それ私じゃまだ出来ないのに! むぅ……さきっちょ貰うからね!」

 

 

 柔らかい感触が肉棒の胴部分を包み、同時に小さく熱い穴が先端を咥え込む。二人がかりでパイズリフェラとは、どれだけコンビネーションが上手いのだろうか。

 二人とも好き勝手に動いているように見えて、その実俺を気持ちよくさせる事が最優先。互いの動きを邪魔せず、むしろ急所を交互に責めてくるような動き。

 

 こ、これは…堪らん…! 奉仕の練度で言えば、アリサ並だこの二人…!

 射精を堪えているのを悟られたのか、我慢するなとばかりに動きがより激しくなる。

 

 

「ねぇねぇ、早く出して? 足でおまんこ弄られて、私もう我慢できない…。何で耐えようとしてるの? ずーっとこのおちんぽと遊んできたんだから、弱い所とか好き舐め方とか、全部知ってるんだもの。耐えようとしたって無駄だよ? いっつも我慢なんてせずに好きな時に私達にぶっかけして、元気なままお母さんを犯してたじゃん。今度は私達だよ?」

 

「んっ、んんっ、んぅ~!」

 

 

 ちょっ、ナナのセリフも、ロリの吸引もシャレにならん…イかされる!?

 う、おっ…!

 

 

 

「んんんっ!!! ん、は、出たぁ♪」

 

「ひゃっ! 熱い…臭い…ああ、やっぱりこれ、いいなぁ…」

 

 

 好物の匂いを嗅ぎつけた動物のように、顔にかかった白濁をうっとりとして拭い取る。互いの顔を舐めあい、残滓をふき取るのにも抵抗が無いようだ。

 …何と言うか、毛繕いをしあう犬猫のように見えてきた。ネコだな。タチもイケるようだが。

 

 

 気持ちよかったが、イかされるだけなのはちょっとプライドが傷つくな。

 ミニスカの下でビショ濡れになり、既に下着の体を為してないパンティを剥ぎ取り、リカの股間にむしゃぶりつく。

 

 

「やぁん、やっといつもみたいになってきた♪」

 

 

 抵抗すらせず、舌と口の愛撫を受け入れるリカ。彼女達にとっては、これくらいされるのがいつもの事らしい。

 未成熟な膣に思いっきり舌を突き込んでやれば、そこにあるのは処女特有の抵抗感と、初潮も来てないだろうに興奮して男を歓迎するメスガキの味。この俺をして、ここまで幼い子が相手なのは初めてだ。…シオの実年齢は、イマイチ分からんし。

 セックスの事しか考えられなくなったメスガキを愛撫で喘がせていると、パイズリを終えたナナが抗議するように纏わりついてきた。

 自分も忘れるな、と言いたいらしい。

 

 リカの体の隙間に自分の体を捻じ込むようにして、俺の体に吸い付いて来る。硬くなった乳首を、体温以上に熱く感じる舌でクリクリと愛撫してきた。軽く歯を立てられた時は、ついつい体をビクンと痙攣させてしまった。それがまた、リカの膣を無作為に抉り回したようだが。

 

 

「んっ…お母さんのおっぱいに吸い付いてるみたい…」

 

 

 立場的にはお父さんなのにね。じゃあ、今度は逆にお父さんが娘のおっぱいをチュッチュしましょうか。

 ほら、ナナ。こっち来な。

 リカは今度は、ナナと遊んであげな。上手にナナをイかせられたら、先にリカをオトナにしてあげるから。

 

 

「ホント!? えへへ、ゴメンねナナ~」

 

「んっ、だめぇ…私が先だもん…体は大人になってるから、私が先だもん…あっ、あっ、ぁ、吸うの強いぃぃ」

 

 

 二人でのレズ行為も慣れたもの。リカは容赦なく、ナナの弱点を責めていく。お互い、急所は知り尽くしているのだろう。

 と言うか、責めの動きに俺と同じ癖がかなり見られる。仕込んだのは俺…と言うより、散々俺にヒィヒィ言わされている間に、自然と覚えたんだろう。これが雀百まで踊り忘れず、という奴か。

 

 ただ、やはり処女なだけはあって…と言うのもおかしいが、膣内への愛撫は少々ぎこちない。

 夢の中での体と、現実での体とのギャップもあるんだろう。

 

 それでも、俺に乳首を弄ばれ、リカに秘部を嘗め回されるナナにとっては、とても耐えられるような責め苦ではなかったようだ。

 必死で唇を噛み、全身に力を入れて、仰向けに仰け反って快楽を堪えようとするナナ。だが、はっきり言って無駄な足掻きだ。その足掻きを見るのが楽しいんだが。

 何せ、リカには『上手にイかせたら大人にしてやる』とは言ったものの、時間制限の類は全く付けていないのだから。ナナがイくまで、俺とリカの執拗な攻めは続くのだ。

 

 ま、ハタから見ていて、無駄な足掻きほど愉悦できるもんは無いのですが。…いや訂正。もっと愉悦できる物は沢山あるな。上手く行ってると思いつつ破滅への道一直線とか、大どんでん返しとか。

 

 

 ともあれ、そんな状況であっても、ナナは俺の手と舌には抵抗しようとしない。夢の中で幼い頃から愛撫され続けた為か、無条件に受け入れるクセでもついているんだろう。

 なもんだから、どれだけ我慢しようとしても、ナナの口撃を避けようとしても、俺の指先一つでそれを突き崩され、できた隙にリカが容赦なく付け込んで、どんどんナナを昂らせていく。

 

 

「ねぇねぇナナ、どこでイキたい? どんな風にイかされたい? やっぱりおまんこ? そこは開祖様のおちんちんでイきたいから、おっぱい? 今ならキスでもイけるよね。おもらししちゃうくらい、思いっきりイキたくない?」

 

 

 イッちゃったら最初はリカに入れるからなー。ほれ、こいつが一番に欲しければ我慢するんだ。

 

 

「あっあっ、おちんちん擦り付けるの、ダメ…本当に、ダメ…! イ、イッちゃう…!

 

 

 なんとナナは、リカの愛撫でも俺の指でもなく、ワレメに俺の先端を軽く擦り付けられて限界を迎えようとしていた。刺激としては強いものではないから、精神的な要因がトドメになったんだろう。

 それだけ、俺の肉棒を受け入れる事を、長年待ち望んでいたのだ。

 いやらしさといじらしさで理性が吹き飛びそうになったが、勝負は勝負。(最初から勝ち目のないルールだったが)

 

 ほーれ、スリスリクチュクチュ。

 

 

「あっ、だめ、だめだめだめ、むり、だめ、いきたいいきたくないいきたいいきたいいくいくイクイクイクッ!!!」

 

 

 

 何とか堪えようとしているナナだが、どんどん目が混濁していき、我慢しようと自分に言い聞かせる言葉さえ、肉欲に飲み込まれていく。

 最後に肉棒の鈴口を、ナナの一番敏感な小マメに添えてやると、最期の抵抗とばかりに口を押えて仰け反った。

 絶頂の声を抑えきれず、痙攣を抑えきれず、全身に力が入り…脱力する。 

 

 

「あ、あ、あぁぁぅぅ……い、いかされちゃったよぉ…」

 

 

 可愛かったぞー、ナナ。後になっちゃうけど、しっかり可愛がってやるからな。ちょっと休んでなさい。

 

 …と言う訳でリカが一番乗りになりましたー。

 

 

 

「やったね! …私的に、お姉ちゃんが一番上のお姉ちゃんで、ナナが二番目のお姉ちゃんなんだけど、一番下の私が一番乗り!」

 

 

 あ、ミカが処女なのは知ってたのね。知ったかぶってたけど、やっぱバレバレ?

 

 

「うん、夢で開祖様とエッチする前から。具体的な内容は全然知らなかったから、『オトナっぽい事してるフリしてるんだろうな』って思ってたくらいだけど」

 

 

 むぅ、ミカってばかなり本気でポンコツよのぉ。外面はいいし、度胸も頭も大したものなんだが、キャラ付けを間違えたとしか思えん。

 

 

「でもお姉ちゃんはそれがいい!」

 

 

 よく分かってるな。さて、お待ちかねの、大人になる瞬間だぞ。

 ちゃんとナナにも見てもらおうな。

 

 

 

「うん…ナナ、見て。ナナよりもずっとちっちゃい、夢の中と全然変わってない、キツキツのココに、開祖様のおちんちんが入ってくるトコロ…」

 

 

 姉妹(のような相手)に自分の記念の瞬間を見てもらいたいのか、それとも単に自慢したいのか。リカは自ら股を広げ、本人の申告通りに小さくキツい入り口を広げて見せる。

 こんなトコに俺のモノを突っ込んだら大惨事不可避だろうが、そこはオカルト版真言立川流。破瓜の血以外は一切流さず、奥まで突っ込めます。流石に全開状態は、慣れさせてからでないと危険だが。

 

 

「んっ……んっ、んん~~~~っ」

 

 

 リカ、痛むか?

 

 

「痛い…のに、痛くないの…。ジンジンして、熱くって、それが広がってきて、お腹に溜まって…あっ、今先っぽが奥に当たった?」

 

 

 残念、それよりも奥がある。今先っちょが当たってるのは処女膜だよ。これを破って、リカはオトナになるんだ。

 

 

「え~、でもおかーさんは、破ってジュブジュブして、せーえきナカダシしてもらってオトナになるんだって言ってたよ」

 

 

 間違っちゃいないが、その理屈で行くと妊娠してようやくオトナ扱いって事になりかねないからな。まずはここまででオトナって事にしとけ。

 ほら、ナナ。見ろよ見ろよ~。妹の大事な所に、おとーさんのが入っていくぞ~。

 

 

「あぁ……う、うわぁ…んっ…」

 

「あー、ナナったらコレをみながらオナニーするんだ? いいなぁ、ナナの時は私もしようかなぁ」

 

 

 そんな体力が残ってればな。ほぉら、一生に一度の瞬間だ。しっかり魂にまで刻んで、来世まで覚えておけよ…。

 はい、貫通っ…!

 

 

「いっ……!! ……~~~~~!!!」

 

 

 流石に痛むのか、リカは大きく顔を歪め、浅い息を繰り返す。涙も出ているが……痛みからでないのは確かだった。

 意外だったのは、リカの内部だ。ただ只管キツく熱く、抵抗も強い。それだけでも十分すぎる程に気持ちよく、暫く腰を振れば射精に至るには充分なくらいだ。

 だが、肝心のリカの反応は、思っていた程ではない。これだけ体が開発されていれば、初めてでも突き込めばヒィヒィ感じそうだったが……。

 

 

 …そうか、こっちの性感は全く未開発なのか。夢の中の経験がフィードバックされるのだとしても、本番には一度も至ってなかった。処女膜よりも手前は、手マン等で経験しているだろうが、そこから奥は本当に初めてだったんだろう。

 先程までと違い、奥まで迎え入れての奉仕は全く勝手が分からないらしく、ただ呼吸に合わせて絞めるのみ。

 

 ちょいと予想外だが…悪くはないな。何だかんだで二人を開発した記憶はないから、勝手に調理された料理だけがいきなり出されてきたようなものだった。その最後の仕上げを俺がやるのだと思えば、これも楽しいものだ。

 

 

 

 うん…よし。リカ、それじゃ一番オトナな悦び方を教えてやろう。

 

 

「い、一番、オトナ…?」

 

 

 お赤飯もまだなのにオトナになっちゃった悪い子は、徹底的に子宮、ボルチオでオシオキだ!

 赤ちゃん作る機能もまだ整ってないうちからねちっこく開発していったら、将来どうなるだろうな。赤ちゃんがお腹の中で動くだけでも気持ちよくなっちゃうかもしれないぞ~。

 

 

 

「す、少なくとも赤ちゃんにおっぱい吸われたら、つい気持ちよくなっちゃいそうな気が…あっあぁ、奥、奥に来てるぅ」

 

 

 名残惜しいが、リカの幼い体で長い行為は体力的に耐えられない。

 ピストンをせず、一番奥にグラインドで先端を押し付ける。柔らかいような硬いような独特の感触が先端に伝わって来た。

 そんな責め方をしていれば、肉棒の一番敏感な部分…先端、鈴口に集中的に刺激が訪れる。

 

 リカの体力が限界だから、と言い訳をして、俺は我慢をする事なく、幼すぎる胎内に思いっきり白濁をぶちまけた。

 

 

「あっ、き、きたっ、いつものせーえきより、ずっと熱いのっ!」

 

 

 そりゃ敏感なトコロだもんねぇ。しかも締まりが良過ぎて、ホースの先端を潰して水を出したみたいに、勢いが2割増しくらいになってるっぽい。射精感で何となく分かる。

 

 息も絶え絶えになったリカのナカからズボッと抜くと、早速ブローバックが溢れてきたようだった。と言うか、まだ入り口が開いたままになっている。

 

 

「あぁ…勿体ない…。リカ、舐めていい? …聞いてないか。それにしても、お母さんとの時は、もっと長く入れてたような…」

 

 

 そりゃ、相手と体調によって好ましいペースとか時間は違うからな。

 さ、待たせたな、ナナ。今度はナナがオトナになる番だぞ。

 

 

「う、うん…でも、むしろちょっと怖くなってきたような…」

 

 

 怖がってもだーめ。最初に俺に『誘引』を使って来たのはナナだぞ? それに、リカと一緒にオトナになるって約束だったんだしな。

 大体、リカの中の精液を啜りながらオナニーし続けて、怖いなんて言っても説得力が無いよ。

 

 

「あはは……じゃ、じゃあ今度こそ……ね、リカ、今度は私のを見ててね…」

 

 

 リカよりもっと過激な事をやってやろうとでも思っているのか、ナナはリカの上に覆いかぶさった。シックスナインの体勢で、リカの真上にナナの秘部が来て、俺に尻を突き出している形になる。

 

 

「ね? 初めては、こうやって後ろからがいいなって、ずっと思ってたの…。抑えつけられるとレイプっぽいし、お母さんが好きな恰好だったから」

 

 

 いい話…なのか? と言うか、レイプOKを引っ張るなぁ。

 それ以前に、ロストバージンしたばかりの妹の目の前で、大事な所を開いて、自分がレイプされる瞬間を嬉々として見せ付けようとしている姉。

 これもうわかんねぇな。わかんねぇけど、とりあえずアブノーマルなシチュエーションに、オニンニンはギンギンだ。後ろ目に見ているナナが、怯えながらうっとりするくらいに。

 

 尻を掴んで広げ、上半身全体で圧し掛かるように密着すると、ナナの色っぽい吐息が漏れる。

 一気に貫いたリカとは逆に、ゆっくりゆっくり体重をかける。指と舌に慣れた膣の肉を割り広げ、その先にある処女膜へ到達する。

 

 これまたゆっくりと圧力をかけ、膜が破られていく感触をナナによ~く理解させる。

 流石に痛みはあるのか、歯を食いしばり、ベッド(リカの足の間だ)に顔を埋めて声を堪える。処女膜を引き千切る、独特の感触。

 

 …あ、あと1センチ進んだら完全に突き破るな。ほら、ナナ。一生に一度の瞬間だ。リカも見てるし、よ~く覚えておけよ。

 ベッドに顔を埋めたまま、何度も首を縦に振るナナ。

 

 

 

 …最後の1センチを突き出し、ナナの奥に突入した瞬間だった。

 

 

 

「!っ 、あっ、あぁぁぁ!?」

 

 

 突然ナナが堪え切れない嬌声を上げる。その理由は明らかだった。

 誰も触れた事が無かった筈のナナの奥は、性感として開発され尽くしていたのだ。一突き…いや、ほんの少し動くだけで、神経に直接電流を流し込まれたかのように悶え狂うナナ。それこそ、秘部の真下で呆然とガン見しているリカに、潮でもぶっかけてしまいそうなレベルだ。

 リカと同様、膜の手前だけはある程度経験あり、奥は真っ新だと思っていたので、完全に予想が外れた。

 

 しかし、処女だったのは確かの筈。夢の中で、実は本番を行っていたとも考え辛い。一体何故?

 疑問に思ったが、答えはナナ自身が出してくれた。

 

 

「こっ、これっ、お、思い出した! お母さん! お母さんの感覚ぅぅ!!!」

 

 

 お母さん? 夢の中で抱いていたという、ナナのお母さん。

 ……あ。ひょっとして、夢の中のナナのお母さんと感覚が繋がっていた? …と言うより、自覚なくナナがお母さん役になっていた、と言う事か? 知らない間に、別人として抱かれていたと。

 まぁ、夢の中の自分が、現実の自分ソックリとは限らないし、全く知らない人、或いは知人に成り代わる事だってあり得るのが夢だ。そう不思議な事じゃないか。

 毎回…じゃないよな。多分、時々でしかなかったんだろうが、それでも何年分もの夢だったようだし、それなりに経験はあると言うかフィードバックされてる訳か。

 

 

 何にせよ…これなら、多少派手に動いても大丈夫そうだ。

 知っているのに初めて経験する快楽に怯えるナナ。それとは裏腹に、膣内は入り込んできたオスを全力で貪っている。

 夢の中での性行為が、体に染みついているんだろう。処女とは思えない膣のうねり、動き。どこをどうすれば俺が悦ぶのか、勝手に体が対応している感じだ。

 それでナナ自身も感じてしまっているので、ある意味暴走しているようなものか。

 

 

 声も形にならない程に感じているのに、ナナの腰とナカは好き勝手に動き回る。……いや、好き勝手に、じゃないな。

 俺の乱暴なピストンを受け止める為の動きだ。腰と腰のぶつかり合いを一番強く受け止められて、出入りする肉棒が一番好きな所に直撃するように誘導する動き。

 

 あー………なんだろ。

 この感覚、知ってるような…。うん、そもそもナナが欲しがってる所が何となく分かるのは何で? そりゃ、そういう弱点を見つけるのは基本だけど、それはもうちょっと時間をかけ、じっくり反応を見ながら探していくものだ。極めて短時間で探り当てる事もできるが。

 しかし、今回のコレはちょっと違う。まるで最初からナナの弱点を知っているようだ。

 

 …ようだ、じゃないな。うん、確かに知ってる。チンコが知っている。そして頭が思い出してきた。

 夢の中で何をヤッていたのか。ナナの母親と、そうだと思っていたナナ自身を、どうやって弄んでいたのか。そう、あの時のナナ母の好きだった動きは…コレだ!

 

 

「っ! か、おか、おかぁさ…! こっ、これっ、これすきぃ…!」

 

 

 「初めてはバックからがいい」と言っていたのも、母親(で抱かれた時の)影響だったんだろう。両腕を引っ張って仰け反らせ、容赦なく尻と腰を打ち付け合う。

 逃れる事のできない体勢で一方的に貫かれ、嬲られるのがナナ母の趣味だった。…あくまで夢の中の話だし、あれもナナの潜在的願望が投影されてたんだろうなぁ。

 

 男の味をあっという間に覚え、十年以上貫かれ犯され続けた記憶が、ナナのナカにあっという間に馴染んでいく。

 俺に奉仕する為に暴走していた体を制御する方法を思い出し、一息つく………訳がなかった。

 

 幼い頃から性的に可愛がられ、時にはナナ母として抱かれ続けたナナが、ここでブレーキをかける筈もない。壊れてもいいからと言わんばかりに、少しでも強く深い絶頂を追い求める。

 既にイキッ放しで痙攣し続ける体を無理矢理動かし、ただ只管に貫かれる性感を貪り続ける。

 どんなビッチよりも性欲に素直な、浅ましさを通り越して一種の神聖ささえ感じられる姿。

 

 それに俺も急速に昂ってきた。

 『このまま孕ませてしまえば、どんなに気持ちよくなれるだろう』

 MH世界で覚えた、女を孕ませる幸福感を思い出して、ついついそんな考えが沸いて来る。

 

 

 

 っ、イクぞナナ! 現実では初めての中出しだ、受け止めろ!

 

 

「きてっ、きてきてきて! あっ、ああぁぁぁい、イク~~~~~!!!」

 

 

 ただでさえ残り少ないであろう酸素を振り絞って紡ぎ出された、ヨロコビと懇願の声。

 それと同時に溜まりに溜まった衝動を解き放つと、ナナの膣からプシュッと音が、その下から「わぷっ」と声がした。どうやら潮を吹き、リカに直撃したらしい。

 噴き出した潮とは逆に、精液はナナの奥の奥に、それこそ吸い取られ飲み干されるように注ぎ込まれていく。

 絶頂で総毛だったナナは、背筋をピンと反り返らせて天を仰いで叫び、そして脱力した。

 

 必死で呼吸を整える姿。何もかもをオーガズムの為に注ぎ込み、体力の一欠片も残ってはいないだろう。

 

 

「むぅ~……開祖様、ズルイ…。ナナだけナカでこんなに感じちゃって…。悔しいから啜っちゃお」

 

 

 ナナの下でじっとしていたリカが、不満げにナナの秘部に吸い付いた。小さく声を上げるナナだが、動く事はできないらしい。

 反応らしい反応もしないナナに、更に不満を貯め込むリカ。

 

 まー落ち着け落ち着け。ナナには夢の中での経験があったんだから、仕方ない。リカにもあったけど、ナナ母になって抱かれるのは経験してなかったろ。

 

 

「それが一番ズルイよぉ。一人だけオトナになっちゃってさ…」

 

 

 そうブツブツ言いなさんな。ほら、それだけ喋れるんだから、体力も大分回復したろ。

 お望み通り、ナカでしっかり感じられるように開発を続けてやるから。ああ、でも一番重要なのはボルチオだからな?

 

 

「うん! ずっと自分で弄ってたから、準備は出来てるよ! ナナ…もう一回、見ててね?」

 

 

 

 ……この後、交互に貫かれては見せ合いっこして夜が更けていく。

 

 

 

 

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