地雷の匂いがするなぁ…。
でも世界樹の迷宮シリーズ自体は充分面白かった実績があるし、とりあえず買うつもりですが。
…それより前に、ダクソの全部の奴で心が折れるのが先だろうなぁ…。
久々にダクソ3プレイ中。
以前のデータではなくて、新しい奴です。
盾が使えるだけで、こんなに違うのか…。
前回は傭兵で初めて、20回以上死んだグンタを3~4回で撃破。
安定感が全然違う。
前はロスリックの高壁に突入する前に、必死こいて達人を倒して打ち刀を手に入れて、ずーっとそれ一本でやってたんだよな…。
今度は粗製戦士だか筋力戦士だかで進めてみようと思います。
神呑月
リカにミカの状態を聞いてみた。情報料よこせとばかりに、黙って指を三本立てられました。何処で覚えてきたんだ、そんな合図。オシオキとして5回。
息も絶え絶えになりながら、この天然小悪魔ロリっ子は素直に喋ってくれた。
曰く、相変わらず自分には優しいけど、ちょっと張り詰めている気がする、と。
間違いなく、ライブツアーの席獲得の為だろう。そして、それを決める為のライブはもう目前。
となると、やはり気になるのはリンとの仲だが…。
「別に誰かの悪口なんかは言ってなかったよ。あ、でもそのリンって人の事を話す時には、ちょっとだけ笑ってた気がする」
笑ってた、か…。親しい仲なのには変わりなさそうだ。或いは、ライバル意識や闘争心の現われか。
しかし、何だってミカはそこまでライブツアーの席に執着するんだろうか。アイドルとして、とんでもないチャンスである事は分かるが…。
「そんなのカンタンだよー。お姉ちゃん、開祖様の事大好きだもん。一緒に行きたいんだよ」
…そういう問題か? と言うか、そこまで好かれてるかなぁ…。
だって俺、初潮も来てない妹を、こうやってパコパコしてる性犯罪者だぞ? …お、今の締りは新しい動きだな。
「へへ、開祖様のところに行ってない時は、ナナと一緒に毎晩練習してるもん。お姉ちゃんが開祖様を好きな理由なんて、ないんじゃない? ただ、開祖様の事で頭が一杯なだけだよ、きっと」
人が人を好きになる理由なんて、そんなもんかな…。
と言うか、ミカもアレを浴びてるんだよな。俺がGE世界にデスワープしてきた時の、因果らしき物。リンは、あれを浴びてから、アレが何だったのか気になって頭から離れない…と言ってたけど。
他人に対する思い入れなんて、半分以上は思い込みと、「これにはそれだけの価値がある!」って自分で勝手に決めた結果だろうけども。
さて、ミカは後で直接会ってみるとして、リンは…密かに情報を仕入れられる相手が居ないんで、ダイレクトに行くしかない。
自主練してるだろうと当たりをつけて、開いている訓練室を探してみると…はい発見。
誰も居ない部屋の中で、ミュージックプレイヤーで音楽を慣らし、ダンスの練習をしているのを発見した。
滴る汗、体に張り付いたシャツが艶めかしい…と言いたいところだが…。
ほれ、エナドリ…もといスポドリ。ちょっと休め、リン。
「あ…ありがと…」
明らかにオーバーワークだ。アイドル関係のコーチの人達も、自主練くらい組み込んでスケジュールを作ってるだろうが、ちょいとやり過ぎだ。
「…こうでも、しないと……ミカには勝てそうにないし…」
無理に喋らなくていい。…おーい、前見えてるか? この指何本? 俺は誰?
「見えてる…畳んでるの入れて6本…貴方はかいじゃりすいぎょのじゅげむくん…」
あ か ん。
「ぱいぽぱいぽのしゅーりんがんしゅーりんがん…」
フン! …よし気絶(軽)。ったく、そこまで根詰めるなよ…。
…俺と一緒にライブツアーに来る為、なのかなぁ…。幾ら何でも、それは自意識過剰すぎると思うが…。
…あ、もう起きる。
「はっ!? こ、ここがイスタンブール!?」
極東だよ。どんな夢見てんだ。…いや、ライブツアーに行った夢か。頭の中が一色に染まり切ってるなぁ。
「…なんだ、夢か……。あ、コーチ…」
何故距離を取る? まぁいいけど。
「だって、汗が…。えっと、何でここに?」
何でって、最近気合入れまくってるみたいだから、ちょっと様子を見に来たんだよ。
頭が朦朧となるまで練習してるとは思わなかったけど。
「うっ…い、いや流石にいつもじゃない。今日はちょっと、上限を見誤ったけど…」
だといいんだが。…何でここまでする?
アイドル業に熱心なのは結構だが、普段のレッスンも相当キツいだろ。その上で、何でここまでするのやら。
「…わからない?」
…………じっと見つめられた。相変わらず距離を取ったままだが、まっすぐ俺を見つめてくる。
なんだか浄化されそうだ…。
分かるっちゃ分かるが、何でそこまでされるのかが分からん。理由何ぞ求めても仕方ないとは思うけどな。
「まぁ…そう思われるのも分かる。多分、私もミカもあの時に浴びた赤い光が切っ掛けじゃないかな、と思ってるし」
当たり。
「理由も切っ掛けもどうでもいいよ。少なくとも、私は私が夢中になれる物を追いかけてるだけ。…誰とも何とも言わないけど」
割り切ってるねぇ…。夢中はいいけど、限度は弁えなよ。身を亡ぼすぞ。火に飛び込む夏の虫じゃねんだから。
「誰が虫よ、失礼な…。……ところで、今度のライブだけど…どっちが勝つと思う?」
ライブツアーの席を決める奴か。本人がそれを聞くか?
と言うか、『どっちが勝つ』って、もうリンかミカの二択かよ。
「そっちだって、すぐに相手がミカだって分かってるじゃない。…で、どう?」
…答えにくいな。どっちが勝ってもおかしくない…と言うより…………。
「……その黙り方は、何かあるって言ってるようなものだよ」
実際あるからな。勘付いているかもしれんが、どうやって勝敗を決めるのかを考えてみれば、不自然な点にも気づくだろ。
「上等だよ。何があろうと踏み越えてやる」
普段のクール(っぽく見える)表情とは裏腹に、不敵な笑みを浮かべるリン。
じわり、と血の力が滲み出る。意識している訳ではないし、力の量も僅かに漏れ出した、と言った程度。…これは…切っ掛け一つで化けるかもしれないな。
…ふむ。
そんじゃ、悪いけど今日はもう行くよ。ミカの様子も見ておかないと。
「ミカなら、多分歌の自主練中だと思うよ。…それじゃね」
自分を置いてミカの所へ行く、と聞き、ちょっと不機嫌になったように見える。
しかし、すぐに何処にいるかの情報が出る辺り、やっぱりリンも意識しているらしい。
ちょっと離れた訓練所、その2。
ミカはリンが言っていた通り、歌の練習をしていたようだ。過去形なのは、今は瞑想をしているから。
リン程じゃないが、かなり汗を掻いている。体力が尽きてきて、休憩がてらにやっているのだろう。
…薄っすらと、血の力が漏れ出している。意識しているかは微妙なところだ。こんな所まで、リンと同レベルか。
邪魔をするのもなんなので、気配を殺して部屋に入る。
悪趣味と言われても仕方ないが、目を閉じて微動だにしないミカを観察してみた。
…こうしていると、随分雰囲気が変わるものだ。
ギャルっぽい(自称、カリスマギャルだしな)雰囲気が消え、静かに集中する姿は、ちょっとした神聖さすら感じさせる。
深い呼吸に、口元には穏やかな笑み…無意識にアルカイックスマイルが浮かんでいた。リラックスできている証拠だ。
………いかん。いかんぞ。ついついやりたくなってしまうが、早朝バズーカごっこは禁止だ。
アレはマジでアカン。とっても面白いリアクションが期待できそうだが、今後の瞑想に差しさわりが出る。心静かに落ち着ける筈が、突然の驚きを脳が覚えてしまえば、それを警戒してリラックスしにくくなってしまう。トレーナーとして許可できん。
え、具体的にどういう行動をしたいかって? そりゃアレよ、指先でツン、よ。乳首を。…本気でいかんな。
そんな葛藤を繰り広げている間に、ミカはゆっくり目を開けた。…チッ。
「……あれ、教官…? どうしてここに?」
頑張ってるみたいだから、様子見に来ただけだよ。瞑想中に声をかけるのも躊躇われてな。
ふむ…意外と慌てないな。こういう場合、目を開けたら異性が間近にいて大慌て、が定番だろうに。
「あはは、かもしれないけど、瞑想した後って妙に気持ちが静かでさ。無関心になるんじゃないけど、テンションが上がりにくいんだよ」
ま、瞑想って元々そういうもんだしね。…しかし、俺が言うのもなんだが、今それをやって大丈夫なのか? ライブ対決の直前に、テンションをリセットするような事をして。
「それはそれ、これはこれ。ずーっと効果が続く訳じゃないしね。それに、テンションが上がらないって言うより、気持ちがどっしり構えられるって言った方が正確かも」
成程、動じなくなる訳ね。あくまで気分でしかないから、何かあったらすぐ吹っ飛ぶと思うけど。
ふーむ…しかし…根っこはともかく、何処まで行ってもリンと正反対だな、こりゃ。
「…なんでそこでリンが出てくるの?」
単純に、ライブツアーに参加できる可能性が一番高そうだから。ミカと並んでね。
真面目な話、今のミカと一番拮抗してるのが誰かと言われれば、そりゃ他ならぬリンだろ。
「まぁね。負けないけど」
おんなじ事言ってら。それくらいの気概は持って当然なんだろーけど…。
「負けたくない理由も、負けられない理由もお互い山ほどあるだろうしね。あたしは、そうだなぁ…リカを世界旅行に連れて行ってあげたいかな」
お、いいねぇ。このご時世に、姉妹で外国旅行なんか早々できないぞ。
あのちみっ子の事だし、案外GKNG支部を外国に作ってくるんじゃないか?
「…無自覚にやりそうだね、あの子。あの子が支部を作るなら、私はファンクラブでも作ってこようかな」
カラカラ笑うミカは、自然体に見えた。かと言って闘志や負けん気が無い訳じゃない。
うーん……こりゃ、本当に勝負の行方が予想できんな。二人で血の力に目覚めてくれるのが一番嬉しいんだけど。できれば、二人でデュエットしたら効果が跳ね上がる的な合体技に。
…今日はどうする? まだ続けるのか?
「今日はもう上がりかな…。あ、どうせだったらご飯に付き合ってよ。リカも喜ぶだろうし」
いいよー。
…あれ、大丈夫かな…。ミカに隠れて、リカがこっそりイタズラしてくる未来が見えるよ?
つーか、リカと関係を持った事、気付いてないのか? いや気付いてなくても、リカが俺に迫ってるって事は知ってるし…普通、引き剥がそうとするんじゃね?
「…言っとくけど、変な事したら叩き出すからね」
あ、これ気付いてないわ。かりすまぎゃるには男女の機微が分からないのか、それともリカが巧妙に隠してるだけなのか。…後者だな、多分。
この後、『多分今もリンはレッスン続けてるんだろうな』と思いながら、3人で飯食った。
予想通り、リカはエッチぃイタズラしかけてきたけど、ミカは気付かなかったようだ。
神呑月
ライブ対決が明日に迫っている。
のはいいんだが、ちょっと揉め事中。ライブツアー中の俺の護衛の事だ。
シエルやナナはブラッドチームだし、他に戦闘力の高いゴッドイーターで、割と自由に動けるのはアリサくらいだ。だから、あれこれ議論してはいるが、アリサが来ると思ってたんだが…。
「支部長。私の耳がおかしくなったか、支部長の比喩を理解し損ねたようなので、もう一度繰り返してください」
「君の耳は変調しておらず、私は比喩なぞ用いていない。彼の護衛は、各国のゴッドイーターに任される事になった」
「どうして!?」
落ち着けアリサ。支部長相手に喰ってかかっても面倒なだけだぞ。
俺が言うのもなんだけど、アリサが行きたがってるのは、私的な感情によるものだから、拒否や反論する根拠にはできん。
とは言え、理由は効かせてほしいですね。俺に護衛が必要だって言うのは、支部長も同意してた筈です。戦闘力よりも、世間に対するポーズ的な意味でしたけど。
「本当に君が言えた事ではないな。はっきり言えば、面子の問題だ。世間に対するポーズとして、君に護衛が必要なのは確かだ。だが、そのポーズが必要なのは我々だけではない。ついでに言えば、君に必要なのは護衛よりも監視だろう」
「…つまり、ライブツアー先の各国のポーズが必要だと」
「各国『に』対するポーズ、と言った方が正しいな。極東支部から、彼の護衛として君を出すつもりではあった。だが、その場合、ライブツアー先の国のゴッドイーターを信頼していない、と取られる」
『我が国に居る間は、我々のゴッドイーターが護衛するので、極東からの派遣は不要』ってか?
随分な言い草ですね。ライブツアーと銘打ってはいますけど、黒蛛病治療・軽減の為の医療行為、或いはその指導みたいなもんでしょう。それを与えておきながら、あっちの面子を優先する理由はあるんですか?
「あるのだ、愚かしい事に。…それに、ライブツアーに関しては正式な対価が約束されている。故に、これは対等な取引だ。どちらに対しても恩義はなく、借りも貸しも発生しない」
この人が言う、『対等な取引』ほど怪しい物は…いやあるな。榊博士の『大丈夫だよ』とか。
理由はともかくとして…そもそも護衛って誰ですか。俺の知ってるゴッドイーター?
「一部はな。後で資料を渡しておこう」
「むぅ……有給使ってついていけば…」
「君とレア君の有給はもう残っていない筈だが?」
俺が月から戻って来たと知った時に、使い果たしたのね…。
ナナとシエルは?
「正式にフェンリルに所属して、まだ半年も経ってないから、有給無いんですよ」
あ、そう…訓練期間を含めれば、結構長いだろうに…。ああ、そっちはマグノリア・コンパス所属扱いなのか。
「何れにせよ、極東としても無用に戦力を割く訳にはいかん。このライブツアーには、君をラケル博士の陰謀から遠ざける意味もあるが、同時にそれはラケル博士がフリーになる事も意味している。彼女が何か仕掛けてくるとすれば、間違いなくライブツアーで君が居ない間だ」
「それを言われると反論できませんね…。護衛している間に致命的な手を打たれると本末転倒ですし…」
「そういう事だ。では、この話は終わりとする。君達の個人的な事情については、当人同士で話し合ってくれたまえ」
…うーん、正直ちょっと予想外だし、残念だな。
「そうですね…。でも、『あっちこっちで女に手を出し放題だぜヒャッハー!』とか考えてません?」
流石にそれは無い。全く無いとは言わんが、それよりも一緒に海外旅行できないのが残念だな。
ライブツアー先にはロシアも含まれてるし、アリサの故郷を案内してほしかった…。
「気持ちは嬉しいですけど、行き先は大分離れてますね。……あれ」
どした?
「いえ、このドイツの護衛のゴッドイーター…」
……アネット・ケーニッヒ? この子確か…ゲームシナリオにも居た、縞パンちゃんか。
「縞パンはともかくとして、私の知り合いです。…話した事ありましたっけ? 月の貴方を迎えに行く為に色々奔走していた頃、ドイツ支部でちょっと。…私を先輩って慕ってくれてたんですけど……その、ちょっと限度が…」
ああ、お姉さま的な慕い方だったのね。そういや、いつだったかそれっぽい話を聞いた覚えが…。
ゲームシナリオ的には、どうだったかな…。追加シナリオに居たのは覚えてるが、重要な立ち位置に居ただろうか? いやそれ以前に、仮に何かの役割があったとしても、それは極東での話だ。ドイツ支部じゃない。
彼女に何かあるのか?
「ある、と言うか…突っかかってくるかもしれないな、と。まぁその、慕われてた訳なんですが、その私とママに同時に手を出した鬼畜の癖に、月まで迎えに行こうとする程熱烈な相手…って認識でしょうから…。実際、何でそんな奴の為にそこまでするんだ、みたいな事を言われた事もありますし」
それは…なぁ。せめて二股の所がなければ、反発も少なかったかもしれんが…。
「それはそれで、私が嫌です。ママと私のどっちかが、貴方と離れてる事になりますから。まぁ、滅多な事はしてこないと思いますけど…気をつけてくださいね。人間、思い詰めるととんでもない事をやらかしますし…」
思い詰めなくても、とんでもない事ばっかやってる人間に囲まれてたから大丈夫…だと思う。うん、レジェンドラスタが酔っぱらって始めた殴り合いに巻き込まれたのに比べれば、どうって事ないだろう。ハンマーでブン殴られてもダメージは無い。システム的に考えて。
しかし…俺の問題は一旦置いておくとして、そっちは大丈夫なのか? 欲求不満的な意味で。
「3年間待ち続けたのに比べれば、どうって事はありません。私とママとで解消するのも慣れたものです。…今一つ物足りないですけど」
シエル達は?
「そっちも私達が満足…満足一歩手前くらいにはしておきます。一番怖いのは、ミナミですかね…」
余計な事考えないように、徹底的にヤッておくか…。
そういや、新テクニックのお披露目、まだしてなかったな。ようやく充分に制御できるようになってきたし、ツアーの直前にやってみるか。
「………な、何が出来るように…なったんです?」
触手。スライム。
…顔を赤らめ、何を想像したのか頭を抱えて(ちょっと嬉しそうに)悶え始めたアリサを連れて、部屋まで戻った。