自分がミスしたのであっても、怒られても仕方なくても、言われっぱなしはストレスが溜まる…。
アカンところで妙なキレ方して、上司に歯向かってしまって割とヤバイ。
仮にクビとかになったら……今後の生活が心配だが、清々するかな。
もうすぐ妹の結婚式です。
それまでにはストレス解消しときたいなぁ。
神呑月
ライブ対決、当日! …対決だって思ってるのは、リンとミカだけかもしれないが。
町のあちこちに、一時的にテレビやラジオが置かれ、その隣にはポスターやら投票箱やら応援グッズやら。
…テレビはともかく、ポスターとかは最近じゃ珍しくないんだよなぁ。フェンリルが大々的に宣伝してる事もあって、極東地区の一角はどこぞのオタ街のような様相を呈している。
最近じゃ、アイドル目指して頑張る一般人も増えてきて、練習の為にカラオケボックスが作られたとか何とか。
仕事が増えて嬉しい悲鳴よ…とは、ペパロニの屋台で隣席した大工のにーちゃんの言である。ゲームでは資材不足でフェンリルと度々揉めていたようだが、この状態の極東なら、資材はかなりあるんだよな…。
ともあれ、ライブ自体はオーディションの時同様、防壁の外のステージで行われる。
…あの時は、赤カリギュラ…なのかナルガクルガモドキなのか微妙だけど、とりあえずアラガミが乱入してきたんだよな。
だってーのに、何でまた同じ場所でやるかね? そりゃゴッドイーター達も沢山配備して、同じ轍を踏まないようにはしてるが…。そしてあの時の被害を忘れた訳でもないだろうに、ライブの為に平然と防壁外まで出てくる極東市民達。流石と言うかなんというか…。
ちなみにライブの前売り券も、アッと今に売り切れたらしい。結構なお値段で、『乱入してきたアラガミに襲われても、一切文句はありません』なんて同意書まで付いてたにも関わらず。買う方も買う方だが、売る方も売る方である。
まーそんな有様だっただけあって、ライブ会場は熱狂の渦である。リンとミカはトリを務めるんで、今は所謂前座が頑張ってる所だ。
多分もう、客の方は血の力がどうだとか、完全に忘れてるなぁ。ただただアイドルに夢中になってるだけだわ、コレ。
で、俺はと言うと、ちゃっかりゴッドイーターとして警備に駆り出されていた。都合のいい時だけ、ゴッドイーターとして扱われてるな。
別に文句はないけどね。アルバイト扱いだけど、給料は出るし。
そして、今俺がどこにいると言うと………会場の中で一番高い照明の上で、ガイナ立ちしています。
…いや別にガイナな意味は無いんだけど。
普通なら思いっきり注目を集めるガイナ立ちだけど、誰しもステージに目を奪われているし、照明のおかげで逆光になってるしで、まず気付かれない。
何でそんな所に居るのかと言うと、単純にこっちの方がアラガミを見つけやすいからだ。遠くまで俯瞰できるし、いざとなったら狙撃も出来る。ついでに言えば、ファン達から暴走する奴が出てきたら、一気に飛び降りてエアアサシン…もとい、捕縛するのも簡単だ。
まぁ、今のところ、アラガミの襲撃も、ファンの暴走も起きてないけど。今回は、至極真っ当に終わる…かな? いやまだ油断はできない。
…ん、通信?
「教官、交代の時間っす。休憩に入ってください」
はいよー。誰もこっちに目を向けてないのを確認して、鬼疾風で大ジャンプ。ステージの外に降りる。
…ふむ、休憩はいいけど、何もする事が無いな。皆、流石に今は仕事中だ。休憩時間が被っている人も居ない。
…寝るにしても、微妙な時間だし…飯食ったら、リンとミカに会いに行ってみるか。もうすぐ出番みたいだしな。
一応関係者と言うかコーチ役なので、忍び込まなくても入っていく事は出来る。二人の控室は……気配はこっちだな。
ノックしてもしも~し。
「どうぞ」
はいお邪魔します。
「あれ、コーチ? 何でここに?」
「コーチ…? え、本当だ。今日は確か、警備の仕事じゃなかったの?」
休憩中だから、様子を見に来た。ふーむ、二人して落ち着いてんなー。
仲がギスギスしてたり、緊張して硬くなってんじゃないかと思ってたけど。
「そりゃね。切り替えができなきゃ、アイドルなんかやってられないって」
「そういう事。お互い、ライブツアーの事で意識してるのは否定しないけど、ステージにまで持ち込まないわよ」
ステージの外が心配な発言ですね。
…落ち着いてるように見えたが、二人はちょっと違う…か? ミカは自然体で構えているし、リンは静かに燃えている様子。この前、様子を見に行った時とほぼ同じか。
「ていうか、差し入れとか無い?」
こっちも仕事中だから文句ゆーな。と言うか、ステージ前に喰って大丈夫なのかよ。
「そこは程度の問題かな。でも、やっぱりコーチにもステージは見てほしかったな」
「それは同感。一発で虜になっちゃうのにね」
そりゃ楽しみだこと。…客としてではないけど、ライブは見れるよ。かなり近くで。具体的に言うと、高さ15メートルくらいのところで。
「高さ…?」
高さ。大体、4階くらいかな。
「微妙に遠くない…? いや、大きなライブステージ内の距離だと思えば、そうでも…?」
そこらへんの基準はよく分からんが、とりあえず俺的には歌もしっかり聞こえるし、やろうと思えば服の皺まで見分けられる距離だから問題ない。角度が限定されるのが玉に瑕だが。
まぁ、いつも通りなようで安心したよ。妙に気負って失敗するなんて、珍しい話でもないしな。
にしても…。
「…? どしたの?」
いや、陳腐な物言いになるけど……タイプは違うが、グッとくるなって。
つーか、ステージ衣装と言うよりは、どこぞの高校の制服に見えるな。まぁ、何気に華美な衣装だし、こんな制服が現実にあったら、ツッコミ間違いなしだけど。主に予算で。
「ああ、これ? 詳しい事は知らないけど、旧世界…アラガミが現れる前の世界の衣装を参考にしたのは確からしいよ」
「学校なんか行った事もなかったけど、私達は丁度それくらいの年齢だし、懐かしさとかで絶対に高評価になるからって」
…どっちかっつーと、女子校生というプレミアを付けようとしたんじゃないかって気がする。
ま、それを抜きにしても、ウケそうではあるが…。男は基本的に、揺れるスカートが気になる生物だし。それが制服ともなれば、猶更。
「トレーナー、オヤジくさいよ…」
男なんてこんなもんだ。リアルにオッサンの年齢から、中学生くらいのマセガキまで大して変わらんよ。
…ん? 誰か来る。
「あ、もうこんな時間か…。もう出番だね」
もう? …俺も休憩切り上げて、警備に回るか。警備しながら、見物させてもらうよ。
「ちょっと時間を持て余してたから、いい暇潰しになったわ。盛り上げていくよ~」
スタッフらしき人が来る前に、部屋を離れる。別に見られたって問題はない筈だが、なんとなく。
鬼疾風でジャンプ…して、ちょっと飛距離を間違えたので、鬼の手で調整。先程までと同じように、証明の上に潜む。
眼下では、ステージは大きく盛り上がっている。…熊本弁だが、特に問題はないようだ。ま、直接会って話すならともかく、歌詞の内容に疑問を持っても仕方ないわな。
観客達も、特に不自然な点はない。むぅ、アイドルが世に知られてから大して時間も経ってないだろうに、訓練されたファン達だ。
『…こちらジュリウス。ブラッド隊、聞こえるか』
はいはい、聞こえてますよー。
『ロミオ、聞こえている』
『ナナだよ!』
『ギルバートだ。問題なし』
『シエル、ジュリウスと同行しています』
『おかしな痕跡を見つけた。全員警戒しろ。他の警備隊には、別ルートから連絡済みだ』
『痕跡の内容は?』
『一言で言えば、小さな穴だ。アラガミが掘って出てきたと思われる…』
『この大きさなら、アバドンで間違いはないと思います。ですが、アバドンではつく筈の無い、爪痕のような痕跡があるのです』
爪痕…。アバドンか。
珍しいっちゃ珍しいアラガミだ。黒い球体のような体に、魚のようなヒレがついているだけのアラガミ。体内に貴重なコアを宿しており、倒せばそれまでアバドンが食って来たアラガミの素材と、何故かAチケットが手に入る。
何かに害を為したという報告は今のところないが、その正体や生体は謎に包まれている。
一説では、スサノオやグボロ・グボロとの関係も説かれているらしい。
が、少なくとも爪なんてものはなかったよな。
なんだ、今度はアバドンが、ミズチメモドキやリオみたいに進化したか?
厄介だな…。アイツは小さくてあちこちに隠れられるから、高所からの捜索も効果が薄い。
他に特徴は?
『気になる点は幾つかある。まず、アバドンが出てきたと思われる穴に対して、ついている爪痕は明らかに大きい。それに、アバドンの物なのかはともかくとして、この爪痕…と言うよりは、足跡か? の大きさからして、かなりの重量の筈だ。足跡が残らない筈がないのに、片側の足跡しか見つからないんだ』
『アラガミがケンケンしたのかな?』
『デカブツがそんな真似したら、地響きくらいは起こるんじゃないか?』
『じゃあ、片足を失ったアラガミか? …明らかにバランスが崩れるから、残る痕跡はもっと多くなるよな…』
ロミオ、お前の『対話』で炙り出せないか?
『無理。相手がどこにいるか分かれば別だけど、広域にやるとステージにまで影響が出る。それに、反応したアラガミが暴れ出すかもしれない』
それはちょっとアカンな…。俺もそっちの捜索に加わるか?
『いや、お前はそこでステージの警護を頼む。いざと言う時、単体で戦って防衛できる確率が一番高いのはお前だ。勿論、高所からの見張りもな』
『戦って防衛って言うより、何かさせる前に一気に仕留めるサマが目に浮かぶ…』
分かってるじゃないか、ロミオ。何か進展があったら、こっちにも情報を回してくれ。じゃ、ボクシングを祈る。
『拳闘かよ』
一発で分かるギルもどうかと思う。さて、それはともかくどうしたものかな。この角度だと、やっぱり踊りも歌も今一楽しめない。上から覗き込む形なんで、乳の谷間が見えるのは嬉しいが、そーゆー気分じゃねーし。
…いや違う違う。アバドンモドキだ。アバドンでないとしても、何かが潜り込んでるのは間違いなさそうだ。
……多分、だけど…MH世界っぽく進化したヤツではない気がする。あいつら、基本的にとにかくデカイからな。オオナヅチみたいなのでもない限り、気配ですぐ分かるし、巨体で隠れるのも難しかろう。
んじゃ、鬼っぽく進化した奴ら? …どうだろうな。強力なヤツであれば、MH世界のモンスターよりもデカい奴だっているし。
じゃあ、小さいモンスターか鬼? GE世界にアバドンが居るなら、討鬼伝世界には鬼火・朧が居るが…これっぽく進化したのだとすると、爪跡の理由が分からない。
『こちらナナだよ。こっちもおかしな痕跡があった。…捕食後…かな?』
『捕食? 何を捕食してたんだ』
『鉄とかコンクリート…かな。廃墟の建物の一部が、不自然になくなってるの』
『アラガミが無機物を食べるなんて、珍しい話じゃないだろ』
『そうだけどー、何て言うか、こう…食べたんじゃなくて、引き千切って持って行ったような…気が……するんだけど…」
『気がする、ですか…。しかし、ナナの食への情熱はブラッドの中でも随一です。そのナナが、食べたにしてはおかしい、と感じたのなら、考慮すべきかもしれません』
シエル、その理屈と基準はおかしい気がするぞ。
しかし、食欲の塊の筈のアラガミが、食わずに何をするってんだ?
『……道具にする、とか?』
『それが事実だとしたら、恐ろしい話だな。道具を使うアラガミが何匹も現れたら…』
『ああ、人間の数少ない優位がひっくり返されかねん。…もう少し調べるぞ。散会せず、深追いもするな。…行くぞ、シエル』
『はい、ジュリウス』
…俺も動くべきか? …いや、様子を見よう。
ライブステージは既に佳境。大いに盛り上がりまくって。熱気で本当に火が付いているような気分になる。
逆に言えば、終了まであとちょっとだ。道具を使うアラガミは気になるが、この場での護衛を考えると、仕留められなくても構わない。無暗に動き回るより、ここで張っていた方がよさそうだ。
暫く、ブラッド隊だけでなく、他の部隊からも情報が飛び交った。同じような、不自然な痕跡が幾つか見つかる。
ただし、ちょっとずつ違った痕跡が。
最初にジュリウスとシエルが見つけたのは、爪痕…恐らくは右腕(或いは右前足)の爪痕だった。あちこちで見つかった痕跡は、爪痕ではなく足跡だったり、噛みついたと思われる跡だったり。
奇妙なのは、それらが全く別の場所で見つかる事。左足跡の周囲には左足跡の痕跡しかなく、右足跡の周囲にはやはり右足跡。噛みついた跡の周囲を調べても、やはり噛みついた跡だけで足跡も無い。
…どういう事だ? まるで、手足が全くバラバラの位置で動いているようじゃないか。いや、『まるで』ではなく、恐らくそれが正解なんだろう。問題なのは、何故そんな事になっているのか…だが…。
更に。
『…こちら防衛班β、痕跡が途絶えた』
『遊撃班γ、同じく。最後に残ったのは、穴…だな。防衛班β、そっちには無いか?』
『少なくとも、目に見える所には無い。しかし、この辺は瓦礫による死角が多すぎるから、断言はできない』
『観測班より伝令。他のチームも、追っていた痕跡が、穴を最後に途絶えたそうです。潜って逃げた、と見るべきだな』
地面に潜った…か。アバドンにせよオウガテイルにせよ、小型のアラガミが地面から現れるのは珍しくない。逃げる時も…まぁ、そうだな。
問題は、潜った後、何処に出てくるか。一番ありそうなのは、やはりこのステージだろう。今正にサビの部分を熱唱しているリンとミカを狙うか、熱狂している観客のド真ん中に出てきて大きな被害を振りまくか…。
何れにせよ、現れるなら先制攻撃と言うか暗殺あるのみ。出てきた瞬間、スナイプしてくれる。
ライブ終了まで待機していたが、結局、何も起こらなかった。
不完全燃焼。
神産月
新しい月に突入した。いやぁ、ライブの後片付けと月末月初の作業が同時進行で忙しかったのなんのって。
リンとミカに会った時、ちゃんと見てくれたかと聞かれたんだが……トラブル対処で、途中からは聞けてなかったと言ったらブーたれた。
ちゃんと見るように、と映像データを貰った。
ま、これは後で見るとして…。
ライブ中に見つかった、謎の痕跡の事だ。何か手掛かりはないか、技術班が総出で監視カメラの映像データを総浚いしたらしい。
が、全く手掛かり無し。カメラに移るのは、警戒中のゴッドイーターのみ。
「こうまで手掛かりがないと、逆にそれが手掛かりになるな。明らかに、カメラの場所と角度を把握し、それらを避けて行動している。
しかし、アラガミにそんな事が出来るのか? 人間であれば分かる。カメラの設置場所は機密事項だったが、そうセキュリティレベルの高い情報ではないし、何よりカメラのカモフラージュにはそう力を割いてなかったから、注意深く見れば発見する事はできるだろう。全てを発見とは言わないまでも、移動に必要な場所のみのカメラを発見できれば…2,3個見落としがあったとしても、幸運で映らず乗り切れた…と考える事はできる。
だが相手はアラガミ。知能はあるが、人の言葉は通じないし、コミュニケーションも取れない。つまり飼いならす事もできはしない。仮に人間の中に裏切者が居て、そいつがカメラの場所を知ったとしても、どうやってアラガミにそれを避けさせる?
いや、そもそも何故アラガミの姿を隠した? 相手がアバドンだと言うのは憶測にすぎないが、出てきたらしい穴を調べれば、100%とは言わないまでも容易に確定できる。珍しいアラガミで、その生態も分かっていないが、姿形を視られた程度で不都合はない筈。
…隠したと言う事は、見られる事に不都合がある? だが誰に?
待てよ、そもそも俺達が発見した、アバドンにはそぐわない痕跡は? 通常のアバドンではないのか、或いはアバドンの痕跡こそがブラフで、他にアラガミが居たのか。
確かに、あの後アラガミと遭遇したが………………………………………………………………ぬ、ぬぅ…」
長文乙。
…おいロミオ、ありゃ一体なんだ。考えを口に出すにしても程があんだろ。いつものジュリウスなら、考え事するにしても沈思黙考するだろうに。
しかも最後、なんか表情を歪めてるし。嬉しそうだなオイ。
「あー、放っておいてやってください。浮かれてるんすよ…。それであんだけ頭が回るようになるんだから、安いもんです」
その言い方だと、普段のジュリウスがあまり何も考えてないように聞こえるが…まぁ、ピクニック隊長だしな…。
で、結局何があったん?
「アイドルの子と、ちょっといい感じになってるっぽいです。一応様子見てましたけど、ジュリウス一人が舞い上がってるんじゃなくて、本当にいい感じに。昨日のライブの後、撤収する時にその子がアラガミに襲われそうになったんだけど、それを颯爽と助けに入ったのが切っ掛けで」
絵面的にはよく合うな。見た目、王子様か貴公子か着飾った騎士みたいなやつだし。そのアラガミって?
「デミウルゴス。あの謎の痕跡とは、似てるようで全然違いますね。で、その子がまたグイグイ押してくるタイプの子で、もう連絡先の交換までしてるみたいっす」
ああ見えて人見知りと言うか、人を踏み込ませないジュリウスには丁度いい子かもしれんな。
この前飲んだ時も、出会いが欲しいとか彼女が欲しいとか言ってたし。
「…以前の俺が聞いたら、どの面下げてって思うようなセリフだなぁ…。ま、俺としてもあの子はジュリウスと相性いいと思いますよ。ファンクラブの皆さんみたいに、良くも悪くも綺麗な所しか見てない訳じゃない。血の力の訓練で何度か見ましたけど、真面目で、ジュリウスの事もしっかり考えてます」
ふーん、いい子と縁があったんだな。後はそれが、修羅場案件や死亡フラグにならなければいいんだが。
…コウタと暫く一緒に行動するように仕向けておこうかな…。アイツと一緒なら、大抵の死亡フラグはクラッシュできそうだし。
「話は変わりますけど、あのアイドル対決どうなったんすか? 教官、現場で見てたんですよね?」
見てたけど、肝心な所からアラガミの方を警戒せにゃならんかったからな…。上からしか見られなかったし。
まだ集計途中だけど、本当にどっちが勝ってもおかしくないみたいだぞ。
…投票では、だけどな。
……投票でケリがついてくれりゃいいんだがなぁ。つか、もう本当に投票でケリにしろっつの。
『大差がつくなら結果に従うが、僅差だった場合はよりフェンリルの利になる者を登用する』じゃねーよ。そりゃ営利企業だから利を優先するのは分かるけど、これって詐欺とかになるんじゃねーの? 投票結果を偽るなんぞ、選挙で言ったら犯罪モノだろ…。
ついでに言えば、もしも本当の本当に僅差だった場合、どっちが勝つ…と言うか、勝ったことになるのかは、もう決まっている。しかも、クッソ下らない理由で。
これを聞いた時、『そんなもん理由にもならねーよ』と素で突っ込みを入れた。支部長も全く同感だったようだが、『極限状態では、些細な事が切っ掛けで運命を変えるものだよ』なんてセリフで誤魔化されてしまった。
もう、支部長の一存で変更はできないってトコまで来てるんだろうけども。
はぁ…。僅差になるのは、もはや避けようが無さそうだが…。こんな理由で応援されるのも複雑かもしれないが……願わくば、ストレートにリンが勝ってほしいと思うよ。