※この作品はR-18です。

狩りゲー世界転生輪   作:時守 暦

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最近、またアサシンクリード始めました。
おお…武器防具が違うと、確かに難易度が段違いだわ…。
でも理想を言えば戦わずに暗殺したいんだけどなぁ。


MH世界4~極端から極端へ。山篭り編~
第38話


 

 

HR月二度ある事は三度あり、三度やらかす事はもう直せない日

 

 

 ガーグァを手懐け、アイルーを雇った。

 名前は覚えてない。

 そして彼らに期待する役割は、猫飯とかじゃなくて単なる伝令役である。

 

 

 ここ数日間ほど連続狩猟で色々狩っていた訳だが、それが終わると当然ながらユクモ村に戻って新しい依頼の手続きをせにゃならんかった訳だ。

 しかし、これが存外面倒くさいというか時間の無駄と言うか。

 

 回復薬の類はその辺から材料を集めて備蓄を作ればいい。

 流石に武器防具を作るのは自力じゃ無理なので村に戻らなければならないが、初期のクエストで作れるような武装を態々作りに行く理由は無い…神機から普通の武器まで、そこそこ揃っているのだ。

 別に村に戻らなければならない理由は無いのだ。

 

 

 そこで俺は閃いた。

 

 まず俺がクエストを2つ受ける。

 うち一つをこなし、キャンプで手紙を書く。

 俺が書いた手紙と一部の素材を持って、ガーグァに乗ったアイルーがユクモ村の受付所に走る。

 受付嬢達は、アイルーが持ってきた素材を討伐の証拠とし、クエストを成功と認定する。

 

 続いて、受付嬢オススメ(色々な意味で)の依頼を手紙で書いてもらい、その手紙を持ってアイルーが俺に指定された場所…つまり次の狩りの場所だ…に戻ってくる。

 その場での依頼を片付けたら、最初の依頼と同様に素材と手紙をアイルーに渡して、俺は次の狩場へ。

 

 うむ、これで一々村に帰ることなくクエストの受諾が出来るな。

 最初に提案した時は正気を疑われ、自殺なら志願せずに遠くでやってくれと言われ、門前払い状態だったが。

 

 それでも受付嬢だけでなく、もうちょっと上の人達にも何とか渡りをつけて(前回ループ時にスラッシュアックスのテスターをやった時の連絡先が役に立った)、あくまで自己責任って事で了承させた。

 ちなみにアイルーへの報酬は、持たせた素材の中から一部を拝借してもいいというもの。

 ガーグァへは…まぁ、適当な餌とかな。

 ちょっといい物食べさせてやろう。

 チョコボの育成みたいに、海の上とか渡れるようになったら笑えるね。

 

 

 

HR月天網恢恢アテにならず日

 

 周りに人が居ない。

 ちょっと寂しい。

 

 でもモンスターなら山ほど居る!

 ちょっと寂しくなんかないさ狙ったり狙われたりで、楽しすぎて狂っちまいそうだ!

 狩人だって泣き出すさ!

 

 ま、ちょっとハイテンションと言うか、情緒不安定になってるのは認める。

 最近なんつーか、独り寝が寂しくて…人のぬくもりが欲しくなる。

 性欲的な意味の方向で。

 

 まぁ、一週間ばかり山篭りしてもなー。

 思い返せば、討鬼伝世界じゃ一ヶ月以上も毎晩毎晩爛れた遊びに耽っていたし、いきなり禁欲したらそりゃペースも狂うわ。

 ま、仕方ない。 

 これも性欲に溺れてない、真っ当なハンターになる為の修行だと割り切ろう。

 

 

 狩り自体はスゲェ順調だ。

 幾ら村に戻らず連戦していると言っても、まだまだ相手は下位。

 乱入にさえ気をつければ、現段階では梃子摺りはしても勝てない相手は居ない。

 

 むしろ、他に誰も居ないから好き放題やれる。

 いや、流石に討鬼伝世界で鬼の群れを纏めて吹っ飛ばしたような、大規模環境破壊はしないけど。

 

 そういう意味じゃなくて、ハンタースタイル、ゴッドイータースタイル、モノノフスタイルを好きなように使えるって事だ。

 今まではどの世界に居ても、ある程度周囲との関わりやしがらみはあったからな。

 あれを見られると厄介、これを知られると怪しまれる…そういった邪魔な関係が何も無い。

 

 

 

 実に楽しい。

 前にもこういうミックススタイルを作り出そうとして試行錯誤、しっちゃかめっちゃかになっていたが、それを含めても楽しい。

 なんつーかこう、狩り脳に戻ってきた気分?

 

 シモの欲求不満を感じているが、何となく体が浄化されているような、淀んだ何かが抜けていっているような気がする。

 とりあえず、リハビリは順調だと思っておこう。

 

 

 

HR月バカと狂人は紙半重日

 

 人里に戻らず狩りを続ける事、はや一週間。

 別に不便は無いが、暖かい風呂にだけは入れない。

 丁度いい容器も無ければ、一々湯を沸かすような手間もかけられないからな。

 

 ふと思いついて、水を入れた容器に炎属性の武器を浸してみた。

 一時間ほど放っておいたら、水が温かくなっていた。

 おお、湯沸かし器代わりになる。

 これは便利。

 だが一時間かけてこの程度の温度では、風呂には使えそうにない。

 どっちにしろドラム缶みたいな容器が無いが。

 

 でももっと強力な炎属性の武器ならイケるかも。

 と言うか、斬った所に高熱を加えるような現象になるから、上手く使えば料理にも応用できるかもしれん。

 となると、雷属性とか氷属性、水属性の武器はどうなるんだ?

 武器ではなく防具だったら?

 

 …今ある武器防具は、まだまだ現役で使う物ばかりだ。

 お古になったら試してみよう。

 

 

 

HR月悪貨は良貨を潰すとできる日

 

 他のハンターチームとカチ合った。

 幸い諍いに発展するような事は無かったが、少し不審な目で見られていた。

 まぁ、ユクモ村には全く顔を出してないからな。

 自称ハンター(密猟者)かと思われたかもしれない。

 不審なら、受付嬢に問い合わせてくれと言っておいたが。

 

 

 …自分で書いておいてなんだが、この世界で密猟ってワリに合わないよな、絶対。

 よっぽど腕に覚えの在るハンターなら別だが、それなら普通にハンターやった方がいいだろう。

 …ま、身分や出自を問わない筈のハンターを続けていけないくらいに、後ろ暗い事があったなら別だが。

 

 

 うーん、でも少しドジッたかな?

 一週間ぶりの人間だから上手く会話できなかったと言うのもあるが、ひょっとしたら神機を見られたかもしれない。

 剣モードにしていたから、新手の太刀のテスターをしていたと言い張ったんだが……どうも、捕食形態を一瞬だが見られてしまったっぽい。

 当然捕食形態で使っていたからには、獲物にも食いちぎられた後がある。

 

 …イビルジョーでも居ると思われたか?

 それはそれで面倒になりそうだ。

 

 まぁいいか…何を言われても知らん振りしてよ。

 

 

HR月お客様は紙様です(お札的な意味で)日

 

 そう言えば、メゼポルタは今頃どうなっているんだろうか?

 確か前のループでは、最初にやりあった大型は…ラオシャンロンだったか。

 俺が何処かに出向して、戻ってくる度に大型に教われてたっけな。

 

 …仮に俺がメゼポルタを出て、そのまま戻らなければどうなるのだろうか?

 大型にはやっぱり襲われるのだろうか。

 単純に考えれば、襲われるよなぁ…俺一人の存在が、大型襲撃の確率に関わってるとは思えんし。

 

 まぁ、ラオシャンロンに関しては、アイツが眠っている火山付近で俺がドンドン派手な花火をかましまくっていたから、と言うのもあるが。

 

 実験の為に放置しておく…のは心が咎める。

 何せあそこには、今はもう面識すら無いとはいえユニスが居る。

 一度は恋人(と言うにはちと歪だったが)だった相手を見殺しにするのも気分が悪い。

 

 …でも行くに行けない。

 A.BEEさんの事を差し引いても、ユクモ村は完全に別の地区だ。

 率直に言って遠すぎる。

 こっちに来る時は、都合よく大型船やら何やらがあったから、乗り合わせたんだよなぁ…。

 ユクモ村は言っちゃ何だが田舎だし、交通の便はあまり良くない。

 田舎からメゼポルタに行くとなると、どれだけかかるか。

 

 と言うか前回のジンクスを考えると、俺がメゼポルタに行ったらそれこそそのタイミングで襲撃が起こってしまう気がする。

 …仕方ない、情報だけは集めておこう。

 

 受付嬢への手紙に、メゼポルタに大型の襲撃があったら教えてほしい、と追記した。

 

 

 

HR月故郷とは遠くにありて帰れぬもの日

 

 受付嬢から手紙が戻ってきた。 

 メゼポルタ襲撃を教えるのはいいけど、遠いから情報が入ってくるのが遅いそうな。

 …仕方ないか。

 迂闊にこんな辺境まで来たのが悪い。

 教えてくれるだけでもありがたいと思っておく。

 

 それはそれとして、受付嬢から進められるクエストが、段々キツくなってきた。

 なんかハンターランクもどんどん上がってきているらしいので、この分だとそう遠くない内にジンオウガ討伐の依頼が来そうな感じ。

 

 確かジンオウガを討伐したら、ユクモ村でお祭があったよな。

 アレには参加したいなー。

 久々に風呂に入りたいし、酒も浴びるように呑みたい。

 

 …いや、呑みたいけど酒には要注意だ。

 そこからまた間違いを犯して、色欲にズルズルと堕ちて行っては、こんな所で山篭りしている意味が無くなってしまう。

 ヤるならちゃんと理性を保って、その後もお互いちゃんとした距離感を保てるように、だ。

 

 …でもその場になったら、ついヤッちまいそうなんだよなぁ…。

 やっぱり修行っつっても、単に禁欲するだけじゃ駄目なんだろうか。

 酒の無い状態で禁酒が出来るのは当たり前、異性が居ない状態で色欲に溺れないのは当たり前。

 重要なのは、酒があって異性も居て、手を触れる事もできて、なおかつ溺れないって事か。

 

 …どんな聖人だよ。

 いや聖人じゃなくて普通の人なのか? 

 普通の人でも、酒は呑めてもそれで生活を滅茶苦茶にしない、異性とイチャネチョできてもそれで身を滅ぼさないってのは普通にできてる事だしな。

 ああでも、それも常識的な生活の中でであって、それで身持ちを崩した例なんぞ幾らでもあるし…。

 うーむ…。

 

 

HR月人生万事塞翁が災い日

 

 またハンター達とカチ合った。

 前とは別のハンターだ。

 

 それは別にいいのだが、今度はカチ合った状況がちょっと問題。

 どうやら新人のハンター達らしいのだが、カチ合ったのは何とジンオウガに追われている真っ最中。

 アレか、初の乱入イベントのアレか。

 別にMH的主人公じゃなくても、遭遇する事は充分考えられる状況だしな。

 

 例によってハンターは4人組みだったらしいが、突然の乱入に対処できず、バラバラに散って逃げようとしたらしい。

 誰かがやられても、振り返らずにそのまま逃げると決めて。

 …まぁ、いきなりあんなモノに出くわして、パニックになったり、力量差を考えずに挑みかかったり、或いは一塊で逃げようとして一網打尽にされるより、余程いい選択ではある。

 特定個人を生贄にしようとしなかったのもいいカンジ?

 

 が、やはりその内1人は運悪くジンオウガの攻撃の直撃を喰らってしまい、逃げ損ねたのだとか。

 

 

 

 放っておくのも寝覚めが悪いし、助けに行った。

 そのまま狩ってしまおうか?とも思ったのだが、人命救助が優先だし、足手纏いをかかえて勝てるとは思えない。

 準備していた閃光玉と煙玉で霍乱し、倒れていたハンターを担いでさっさと逃げた。

 

 

 しかしジンオウガにやられた傷は深く…と言うか生きてるのが不思議なくらいだった。

 出血量がハンパない。

 どう見ても致命傷ですコンチクショウ。

 あと帯電やられがこっちにまで移って来た。

 

 折角助けたのに、死なれても困る。

 幸い人目の無い状態だったので、モノノフパワー(ミタマの癒)やら取っておきだった秘薬やらで治療してやった。

 どっちか片方じゃ、治りきらなかったなぁコレ…。

 

 そのハンターは、無事だった3人が連れて帰った。

 何度も礼を言われた。

 人助けした後は気分がいいね。

 

 

HR月自他業自得日

 

 

 なんかジンオウガに追い回されている。

 この前の獲物(ハンター)を横取りしたのが、そんなに気に入らなかったか。

 それとも足止めの為に、前足の小指を思いっきりハンマーでドカンとやったのが頭に来たか……6回くらいだっけ。

 こやし玉使わなかっただけ、ありがたいと思って欲しいものだ。

 

 だが当然、そんな理屈が通じる筈も無く。

 

 もういっそ逃げようか、それとも逆に狩ってくれようか。

 逃げる…のは却下だな。

 相当頭にきているようだし、どうやらアイツはナワバリを追い出されてきたクチだ。

 現在の居場所にあまり執着を持ってないようだし、逃げたらそこまで追いかけてきそうな気がする。

 

 んじゃ逆に狩るか?

 …そろそろクエスト受けられる時期だし、受付嬢に一筆書いておこう。

 今のままじゃ、狩ってもタダ働きだからな。

 

 

 

HR月他人のフリ見て我が不利愚痴る日

 

 ジンオウガを相手に一日逃げ回って粘った。

 しかし帰ってきた受付嬢からの返事は、「ハンターレベルが少し足りない為、クエストは受諾できない」だった。

 ガッデェェ~~~ム。

 乱入扱いになるので、別枠で報酬は出してくれるらしいが。

 と言うか、この場合乱入したのはどっちだろうな?

 昨日逃げ帰ったハンター達のクエストに乱入したジンオウガ、そしてそこに更に乱入する俺。

 

 

 

 しかし無駄ではなかったな。

 カンも随分戻ってきたし、むしろなんかこう、レベルアップした感じがする。

 長時間鉄火場に身をおいた事で、体の淀みが完全に抜けて、むしろ反動でより高い領域に来れたような。

 単なる錯覚かな?

 

 と思っていたら、本当にのっぺらトリオがレベルアップしていた。

 今度覚えたスキルは、MH世界の抜刀術【技】・GE世界のハイドアタック・討鬼伝世界の特化・強化(これだけは原作には無かったスキルだ)の2つ目。

 

 どうもこののっぺらトリオ、一体一体がそれぞれMH世界・GE世界・討鬼伝世界のスキルを専門に覚えるっぽい。

 相変わらず正体不明だなこいつら。

 あとウザさが更にパワーアップしているが、これについては正直筆舌に尽くし難い。

 と言うか、何をやっているのか思い返すだけで、机代わりに使っているベースキャンプの箱を叩き壊してしまいそうになる。

 

 まさか道具も無しに空まで飛ぶようになるとは…いやあれは飛ぶと言うか漂うと言うか。

 

 

 

 

 

 ……忘れよう。

 思い出したら苛立ちのあまりに、木を一つ粉砕してしまった。

 

 

 さてそれは置いといて。

 ジンオウガだが、間抜けな事に仕留め損ねてしまった。

 あと一歩のところまでは追い込んだんだが、「タダ働き…」という呟きが脳裏を過ぎり、つい動きが止まったところで逃げられた。

 …一応報酬出るから、タダ働きじゃないんだが…。

 と言うかこれで逃げられたら、それこそタダ働きになってしまう。

 

 …手負いの獣は厄介なんだがな…。

 

 

 

HR月「君ならできる」というのは責任の丸投げ日

 

 とある野菜ネーミング種族は、穏やかな心を持ちながら激しい怒りによってスーパーな野菜人に目覚めるという。

 同じ理屈かは知らないが、MH世界には同じような怒りによって(アレが穏やかな心を持っているとは思えんが)スーパーな感じになり、更にオーラが赤く変わって野菜人4な感じになる種族が居る。

 

 

 

 

 だからってジンオウガまでスーパー化する事はないだろうがよぉ。

 

 

 いや、スーパー化っつってもモノ自体は単なる超帯電状態なんだけどね。

 それがずーーーーっと解けないのよ。

 しかも怒り状態も延々と続くし、疲労にもならない。

 キリンみたいにバカスカ落雷かましてきたし。

 ヘタに殴ると感電するし。

 …触れるだけであの状態なら、捕食攻撃なんぞ喰らった日には体が痺れて抵抗すらできなくなりそうだ。

 

 立ち上がるのが異常に早いから、ぶっとびにゃんこボンバーも殆ど隙を晒さなかったし。

 部位破壊したら、そこから電撃が垂れ流しになるし。

 斬っても斬っても撃っても、ダメージが無いみたいで怯みもしなかったし。

 河に電撃流してガチンコ漁法みたいなマネまでしてやがった。

 戦闘中に川の中に叩き込まれた時、全力ダッシュで離脱したぞ。

 

 何より厄介だったのは、アホみたいな超スピードだ。

 とんでもない勢いと反射神経で、ティガレックス並みに暴れまわる。

 漫画やラノベでよくあったような、神経とか筋肉に電流流して超筋力を発揮…みたいな真似してたっぽい。

 実際にそれで超筋力が発揮できるかは疑問だが。

 

 もうちょっと知能や知識があったら、某ビリビリの得意技みたいな超電磁砲とか使ってきたんじゃないだろうか。

 

 なんだあの反則。

 勝ったからいいけどさ…死骸になってもまだ帯電が解けてなかったんだけど。

 のっぺらトリオの新スキルと、いい塩梅にカンが戻ってなかったらもうデスワープしてたところだぞ。

 

 

 

 多分、手負いの状態で逃してしまったのが悪かったんだろう。

 逃げる時にかなり怒っていたようだし、それ以上に怯えているようにも見えていた。

 一晩、痛みと怒りと恐怖に襲われ続けた結果…生存本能が盛大に刺激され、新しい力に目覚めたってトコか?

 

 そんな都合のいい事(都合悪いが)があるのだろうか?

 それだけの才能を備えた特異個体だった……いや、これも考えにくい。

 ナワバリを追われてきたあのジンオウガは、同じジンオウガの中でも比較的弱い個体のはずだ。

 だからこそ、いの一番にナワバリから移動してきたんだろう。

 

 …そういや、以前のGE世界でもアラガミが俺の霊力吸って進化してたっぽいな…。

 関係あるかな?

 でも、死骸のジンオウガを探ってみても、俺の霊力を取り込んだ形跡は無かった。

 

 うーん、分からんな。

 様子見するしかない。

 

 これも一種の、特異個体とか剛種クエスト扱いになるんだろうか?

 さしずめ進化個体…いや、それなら特異個体と同じ扱いになるよな。

 

 

 とりあえず、ユクモ村とギルドに連絡しなければ。

 ユクモ村はジンオウガのせいで流通が滞ってた筈だし、モンスターの事については専門家に任せるべきだろう。

 とは言え、信じてもらえるかは疑問だが…。

 

 

 

HR月ウルクスス転げたイビルジョーのシッポ(死亡確定)日

 

 ジンオウガの死骸を守って一晩明かした。

 別に強敵に対する礼儀とかじゃない。

 強敵っつーなら、メゼポルタで上位の依頼に引っ張られた時の相手の方が余程強かった。

 …あっち、フロンティア仕様みたいだしな…。

 

 単にそこらのモンスターに死骸を漁られるのが嫌だっただけだ。

 なるべく状態のいい死骸をギルドに見てもらって、調査してもらわなければいけない。

 この現象が他のジンオウガにも起き得るモノなのか、その情報を得なければオチオチ狩りにも赴けなくなる。

 

 流石に一晩過ぎたらジンオウガの帯電は解けていた。

 少し触れてみて、素材も規定量分は剥ぎ取ったのだが、酷いものだ。

 体中がズタズタだ…特に体の内部が。

 いや俺が斬ったり殴ったりしたのもあるだろうが、やはり昨日のジンオウガのスピードは、体に負荷をかけて実現させていたのだろう。

 

 よくもまぁ、こんな体であそこまで動けたものだ。

 …神経と言うか、痛みを感じる部分に致命的な欠損があったんじゃないだろうか?

 よくよく考えてみれば、いくらジンオウガが雷を宿しているとは言え、容量ってものはある筈。

 そうでなければ充電なんぞする必要も無いだろう。

 

 一晩痛みと恐怖と怒りに襲われ、意味も無く延々と充電を続け……過剰に溜まった電撃が痛みを感じる機関をマヒさせ、限界を超えた筋力を発揮させた。

 生命の危機をこれ以上無い程感じ取った結果の奇跡、と言っていいんだろうか。

 なんか動物奇想天外にでも出てきそうな話だな。

 

 だが生命の奇跡というには、ちょっとな…。

 何せこれはどう見ても自爆だ。

 例え狩人の俺を倒して生き延びたとしても、体はズタボロ、帯電機能だってそう遠くない内に限界を迎えただろう。

 生き延びる為というより、相手を道連れにする為の状態と言える。

 …だが万が一、その状態で生き延びて、スーパー状態(仮名)に適応したのなら…。

 

 

 

 

 ま、上位ハンターが梃子摺るくらいにはなるんじゃないかな?

 

 

 そこまでパワーアップしても、相手によっては軽く狩られてしまうのがこの世界の怖いところだ。

 

 だがまぁ、俺だって獲物に対して何の感慨も沸かない訳じゃない。

 狩った命に対する感謝もするし、ソレを無駄なく糧にしようとも思う。

 

 でも研究材料にはなってくれ。

 ギルドの人達が来たようなので、今日はここまで。 

 

 




最近、PCの調子がおかしいです。
以前から画面が虫食い状態になったりしてましたが、どうやらそれはディスプレイの解像度を調節すればよかったようなのですが。
まだ時々虫食いが発生するし、何も動作させてない状態から頻繁にフリーズするし、今日なんか画面が極彩色になってフリーズしました。
グラフィックボードかな?

使い始めて、まだ3~4年くらいだけどなぁ…。
そろそろ買い替えの時期かなぁ~でも高いしなぁ~。
修理に出すにしても、年末年始が終わってからですね。
今出すと修理が長引きそうですし、何より接客業的には地獄の年末年始。
仕事終わって帰ってきても、心の癒しが無いなんてやってられません。
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