※この作品はR-18です。

狩りゲー世界転生輪   作:時守 暦

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アサシンクリード、何とかクリア。
レベル低い装備でゴリ押ししましたよ。
さて、次はGE2レイジに備えるか、アサクリをもうちょっとやってみるか…再度ストーリー殆どやってないんだよなぁ。
いやそれよりも、レイジバーストはVitaにすべきか、PS4にすべきか…。


第41話

 

HR月膳は急げ、だが食うのはゆっくりと日

 

 仙人様が上位に上がられた、って事でちょっと宴会。

 どっちかと言うと、俺をダシにして騒ぎたかっただけって気もするが。

 

 ジエン・モーランの体からはかなりの鉱石やら何やらが取れて、村にとっちゃ臨時収入があったようなものだ。

 まだまだ景気も回復しきっている訳じゃないから、それも狙いか。

 

 で、例によって延々と酒飲みながら、おじいちゃんおばあちゃんの体を治していたりした訳ですが。

 今回もなんとか、女絡みのアヤマチは犯さずに済みました。

 …なんだか舌打ちが聞こえた気がするな。

 

 それはともかく、宴会時に周囲に居たのって、ご年配の方々と、ロリロリしい雰囲気の受付嬢二人、あとはほぼハンターばっかりだったからな。

 アヤマチの犯しようがなかったって言った方が正しいか。

 ロリも嫌いではないが、リアルに手を出すとバックベアード様に祟られてしまう。

 偶にはいいよね、って言われるかもしれないが。

 

 

 それはともかくとして、ユクモ村の村長に初めて会った。

 正確に言うと、前の祭の時に礼を言いに来ていたらしいが、全く覚えてない。

 ぬぅ、竜人族の和風しっとり系美人さんだ。

 でもちょっと化粧が濃…いえ何でもありません。

 それでも美人さんには変わりないです。

 

 是非ともお近づきになりたかったが、そこはそれ、ちゃんと一線を引いていたようだ。

 助かった…。

 

 で、竜人族ってのは大体長生きしてて、その分知識も豊富な人が多い。

 ひょっとしたらと思って紅玉の件も尋ねてみたんだが、心当たりは無いそうだった。

 だが古龍研究所の職員の対応には眉をひそめており、村からもクレームをつけてくれるそうだ。

 更に、同じ竜人族に心当たりが無いか当たってくれるとか。

 「英雄殿への恩返しとしては軽すぎますが」と言ってたが、充分すぎます。

 

 

HR月断じて行ってもモンスターは之を避けず日

 

 村長さんから、「事態が進展したらお知らせします」と言ってくれたので、狩りを再開する。

 今日は各種アイテムの補充に専念し、明日から上位クエストです。

 フンドシ締めてかからないとな。

 メゼポルタに比べればマシだろうけど、下位と上位は完全に別物だ。

 あのクルペッコの事も気になるし、暫くは慎重にやるとしよう。

 

 まずはクマさんから初めて、牡丹鍋…じゃなかったドスファンゴ、ドスジャギィにドスフロギィ、ボルボロス、ロアルドス、クルペッコてトコかな。

 上手くやれば、3日後にはクリアできるだろう、多分。

 まぁそれも上位クエストの難易度次第だ。

 途中での撤退も視野に入れておかないとな。

 

 

HR月食べかかった○○○日

 

 思っていたよりはマシだった。

 まぁ、中型までの感想だけど。

 明日からは大型とやり合う事になる。

 浮かれていられない。

 

 それはともかくとして、やはり上位と下位は雰囲気からして違う。

 …というより、何か雰囲気がおかしい気がする。

 何処で何を狩っていても、見られているような感じがする。

 

 これが上位の普通、って言われるとそれまでなのかもしれないが…。

 ああ、それとも狩猟環境不安定ってヤツかな。

 だとすると戻り玉が欠かせない。

 流石に現状でイビルジョーとかが乱入してきたら、逃げの一手しか取れん。

 

 

 

 …フラグを立てる事で、予め精神的に備えを作っておくのだ!

 そーいう事にしとこう。

 

 

HR月身を捨ててこそ、ガノトトスに食われる瀬もあれ日

 

 イビルジョーは出なったが、小型の魔物が大挙して押し寄せてきた。

 あれはあれでヤバかった…数の暴力は洒落にならん。

 

 やっぱ狩猟環境が色々な意味で不安定だな。

 と言うか、アレって所謂スタンピードか?

 ヒューマノイドタイフーンじゃなくて、レミングス的な。

 

 でも明確にこっちを狙ってきたしな…しかも同じ種族の群れじゃなくて、複数の種族が同時に。

 そして、何度か聞こえた妙な声…やっぱアレか、あの妙なクルペッコか?

 

 もしそうだとしたら厄介だな。

 多分、今日のは様子見だ。

 以前から何度か見ているモンスターの死骸から察するに、中型以上のモンスターも同時にかかってくる事が考えられる。

 …目を付けられているかもしれん。

 

 幸い、明日の狩猟はここを一度離れて、別の狩場での狩猟になる。

 ここへ戻ってくる時には、姿を隠してコッソリと入ってくる事にしよう。

 

 今日あった事は、ギルドにも手紙で報告しておく。

 

 

P3G月逃げるが勝ちでもクエスト失敗日

 

 狩りばっかやって人里から離れてたから、月が変わっているのに気付かなかった。

 それはともかくとして、何とか予定通り3日で終了。

 次のターゲットは何かな。

 自分で選んでいるんじゃなく、受付嬢からのススメで受けてるからな…。

 

 と言うか、レジェンドラスタ(多分)のナターシャさんが来るまでもう少しだ。

 …例のクルペッコを狩るのは、ナターシャさんが来てからの方がいいかな?

 現状で判明していて発見できそうな、妙な動きをするモンスターだし。

 

 先に倒してしまうよりも、実物を見てほらった方がいいだろう。

 スキルアップを考えると、俺一人でやるべきなんだろうが……正直な話、思っていた以上に厄介そうだ。

 無理に一人で狩る事はするまい。

 

 GE世界、討鬼伝世界の事を考えると、他の誰かとの連携能力も鍛えておいた方がいいしね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あれ、それって狩りの腕よりも先に磨くべきじゃね?

 信頼関係に直結する的な意味で。

 

 

P3G月飢えては獲物を選ばず生で食う日

 

 連携能力を磨こうったって、仲間が居なけりゃムリだよね!

 うん、今回ユクモに来て一人で山篭り生活やってるのはA.BEEさんに追跡されない為だし、仕方ない事だよね!

 時々頼まれる助っ人も、既にあるチームの連携に割り込むと反ってリズムを崩すだろうし!

 

 

 …レジェンドラスタって顔が広そうだよな。

 俺の事を漏らして、何処かからA.BEEさんに嗅ぎつけられる事もあるかも…。

 口止めをお願いしましょうかね。

 

 それはそれとして、受付嬢から送られるクエストが、また遠慮がなくなってきた。

 最近は上位に上がったばかりという事で、ちょっと控えめ難易度(と、好意的に考えれば表現的無いでもないような気がする)だったが、容赦なく面倒な案件を投げてくるようになっている。

 まぁ、最初にそれを望んだのは俺なんだけどね。

 あいつらも「自殺なら遠くでやって」みたいな事言っといて、容赦なくヤバいクエストを突きつけてくる。

 最初に言っていたように、自殺する気ではないと分かってからは尚更だ。

 段々クエストに殺意を感じるようになってきているが、受付嬢は紹介しているだけでクエストを出しているのはギルドや依頼人だしな。

 …イイ笑顔でムチャ振りしてくる様子が目に浮かぶが。

 

 どう考えてもロリドSである。

 アリだと思う。

 だが殺意を覚えたハンターは数知れずだろう…。

 妄想を加速させた変態紳士はもっと多いだろうけどね。

 

 

P3G月キリンは老いてもケルビに勝る日

 

 上位ナルガクルガを続けて狩っていたら、村長さんから連絡が入った。

 ジエン・モーランから取れた例の紅玉の件だ。

 しかし進展があったというよりは、手の討ち様がなくなった、と言った方が正しいだろう。

 

 紅玉を掻っ攫っていった研究員が行方不明になったらしい。

 どう考えてもあの紅玉関係です本当にありがたくありません。

 

 古龍研究所の方も、寝耳に水だったらしい。

 紅玉の事自体、報告を受けていなかったとか。

 

 行方不明になった研究員は、真面目で堅実、特に欲を掻こうとしない、コツコツタイプの人間だったとか。

 それが突然失踪。

 家宅も調べてみたそうなのだが、一切手付かず。

 財布すらもそのままだったとか。

 

 普通、何らかの理由があって姿を消すとしても、財布くらいは持っていくだろう。

 金銭は人間社会において必需品。

 無くて困る事はあっても、あって困る事は滅多に無い。

 

 という事は…考えられるのは3パターン。

 

①失踪は本人の意思ではなく、誰かに拉致された。

 

②はした金が要らないくらいに大きな収入がある。

 

③財布を取りに行く時間も惜しいほど、大慌てで失踪した。

 

 …これだ!っていう証拠も推測もできんな。

 よく考えれば、その辺の街道を進んでる時に唐突にモンスターに襲われて腹の中…って事も充分考えられる。

 

 古龍研究所の対応としては…俺に謝罪、追加で詫びの品を送る事で、これ以上の騒ぎの拡散を食い止める、って所か。

 まぁ、事が事だからな…。

 ヘタに騒ぎを大きくすると、ギルドやら国やらが入り乱れて大混乱に陥る可能性もある。

 失態を隠すといえばそれまでだが、妥当な対応だと思う。

 

 これをネタに色々と請求するようなら、多分こっちを潰しにかかってくると思う。

 だがこっちとしては、物品や金はどうでもいいから、あの紅玉の情報がほしい。

 …と伝えはしたんだが、古龍研究所にもそれらしい心当たりは無いそうだ。

 もしも手がかりが見つかったら、さわりだけでもいいので教えてほしい、という事で話がついた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 …日記を読み返して思ったんだが、俺もあの紅玉を妙に気にかけてるな。

 おかしな事があったから、と言われればそれまでだけど…。

 

 

 追記 明日にはナターシャさんが来るらしいので、今日は村にお泊り。

 

 

 

 

 

P3G月ガノトトスの川流れ日

 

 

 破壊力高いヨ、ナターシャ=サン。

 

 谷間が、ヘソが……よく見える。

 いや、あんまりジロジロ見ると失礼だし警戒させちゃいそうなんで、気合と根性で目を逸らしましたけどね。

 しっかりバレているっぽい。

 冷たい視線をいただきました。

 うう、初っ端から好感度マイナス…。

 

 それでも仕事は仕事と割り切ってくれたのはありがたい。

 初日は自己紹介(名前を覚えてくれたかどうかは定かではないが)と、ここ近辺でおきているモンスター達の異常な行動についての情報を伝える事で終わった。

 明日から狩りと採取、調査に移る。

 

 パッと見た目、クールビューティ系の無口系っぽい人に見えるが、接してみると普通によく喋る。

 しかもビューティではあるが、あまりクールではない。

 どっちかというと高飛車系だ。

 

 

 にしても、ユニス、ジーナ、そしてナターシャ=サン。

 銀髪率高いね。

 

 

P3G月食後の一狩りと書いて休みと読む日

 

 

 流石のレジェンドラスタ。

 実力がパネェです。

 装備の差もあるだろうが、俺が梃子摺る上位のリオレウスとかをバタバタ打ち落とす。

 それにエイム力が本当にハンパない。

 動いているモンスターの急所に当然のように当てるし、回避から攻撃へのタイムロスが全くと言っていいほど無い。

 

 あー、やっぱ俺ってまだまだヒヨッコだな…。

 

 

 さて、ナターシャさんが弓を使う後衛だったんで、俺は太刀を使ってみた。

 突進とかを食い止める事を考えるとランスの方が良かったんだが、俺の場合はちょっと違う。

 突進だろうがワールドツアーだろうが、討鬼伝式の残心解放(赤)で止められるのだ。

 

 実際、何度か披露してみたんだが、意外と好評だった。

 威力がどうとか、相手の動きを阻害できるとかじゃなくて……なんつーかその、キンッという納刀時の音と共に敵が崩れ落ちるのがイイとか。

 本人もえらく美しさやセクシーさに拘っているみたいだし、要するにカッコイイから評価してるのだろう、

 ちなみに少し聞いてみたところ、ナターシャさん的には、 美しさ > セクシーさ > 超えられない壁 > カッコよさ > 省略 > 最下層 > ハンマー振り回してる暑苦しい誰か だそうな。

 …多分同じレジェンドラスタの事なんだろうけど、ハンマーの人ェ…。

 

 

 …にしても、納刀時にせよ鍔鳴りにせよ、音がするようなのはまともな手入れもできてない証拠なんだがなぁ…。

 討鬼伝式の場合は、音を媒介にして刀傷を解放するんで、ある意味仕方ないと言えば仕方ない。

 

 

P3G月強敵と書いてレア素材と読む日

 

 「そこそこ使えるわね。上位に上がり立てにしては美しいわ」くらいの評価は貰った。

 はぁ、と反応に困っていたところ、危うく尻を射抜かれそうになった。

 どうやらナターシャさん的にはかなりの高評価を出したつもりだったらしい。

 

 にしても、昨日も思ったが、狙いの付け方がマジでスゴイ。

 今日はグラビモスを狩っていたんだが、全身の岩と岩の隙間を狙い打って、部位破壊もしてないのに内側の急所にダメージを与えていた。

 ゴルゴ並みのスナイプ力だ。

 

 関心していたら、得意絶頂になって色々と話し始めた。

 防具についてスキルがどうでもいいってのは流石にどうかと思うが、ナターシャさんの言う弓の美しさってのは、分からなくもないような気がする。

 

 「美しく華麗な者は、アクセク働かないの。

  ここぞという時、ムダなく一発で仕留めるのよ」

 

 と言っていたけど、これは俺の戦闘法にもいえる事だ。

 俺のはナターシャさんみたいにスマートじゃないが、相手に余計な事をさせず、一気に全火力を集中して討伐する、というのが俺の基本スタイルだ。

 相手の生命力が矢鱈高くて成功した事は殆ど無いが、モンスターの喉元や心臓を一撃で切り裂いて仕留めると、ドヤァ・・・って感じになる。

 

 話をしている時に、丁度飛び掛ってきたドスジャギィを避け様にスパッと切り裂いて、「こんな感じですよね?」と言ったら「今の動きは、そこそこ美しかったわ。まぁまぁね」だった。

 ウラガンキンを相手に鬼千切りも披露したのだが、こっちは「力尽くで斬ってるみたいだから」で不評だった。

 うーむ、もっと切れ味を鋭くするべきか?

 鬼千切りの質を変えられるようになれば、もうちょっと戦闘の幅も広がりそうだ。

 

 

 

P3G月過ぎたるは火事場が心配性になるが如し日

 

 狩りの途中にちょっとミス。

 ナターシャさんが怪我をしてしまった。

 まぁ、それは別にいい。

 女性である前にハンターだ。

 傷を付けられた事は頭にきているみたいだが、ハンターってのはそういう仕事だしね。

 

 でも「さっさと治しなさい。出来るんでしょう?」と探るような目で見られた。

 治したけどね。

 やっぱ、このMH世界に有り得ない能力は奇異の目で見られているらしい。

 でもまぁ、気味が悪いものを見るような視線じゃなかったのは有りがたい。

 ハンター的に考えれば、使える物は何でも使え、だから当たり前の結果だったのかもしれないが。

 

 

 で、問題だったのはだ。

 「服も一緒に治しなさい!」

 

 …ムチャゆーな。

 癒のミタマでも服は治せないよ。

 あ、でも防御力低下と考えれば、ウチケシの実で何とかなるんじゃないかなー。

 

 …いや無理だったけどね。

 冗談で言ってみたら、危うく射抜かれかけた。

 それだけ服飾に拘っているのか。

 

 

 

 思い返すと、狩場の中を歩いているのに、ナターシャさんの服はきれいなままだ。

 流石に木々の葉とかは付いているが、汚れが殆ど無いし、擦り切れが全く無い。

 …こんな細かい所でもレベルの差が出るんだな…。

 

 それはともかくとして。

 倒したばかりのベリオロスに腰掛けて、服のセクシーさの重要度について延々と語られた。

 セクシーさが重要なのはわかるよ?

 だって俺が嬉しいし。

 

 ……だからって、GE世界の服装について話したのは失敗だったかもしれない。

 何気なくポロッと零した一言に、思いっきり食いつかれた。

 

 別段不都合も無いと考えたので、アリサ、サクヤさん、ツバキ教官の服を絵に描いて教えた。

 …ジーナさん?

 いやその、セクシーさの方向が違うというかクローズアップしてほしい場所がナターシャさんとは別と言うか。

 要するにバストサイズが…いや、だからこそ教えるべきだったか?

 無印仕様なら素晴らしい谷間が、2仕様なら下乳に加えて乳の穴まで見えたかも…。

 

 ま、時期を見て伝えてみるか。

 ちなみに先に伝えた服装の反応は、下記の通りだ。

 どれが誰の評価なのかは記すまい。

 

「へぇ、分かってる子が居るじゃない」

「それはセクシーじゃなくて痴女でしょ…」

「うーん…もうちょっとアレンジすれば…」

 

 ただいえる事は、ナターシャさんの判断基準がわからないって事だけだ。

 

 

 

 着てくれるならどれでも嬉しいけどね!

 

 

 

P3G月1・2・3・4・午後の達人ビール日

 

 ナターシャさんとの会話ばっかり書いてたが、調査は真面目にやってました。

 問題になっているモンスター達の奇妙な行動もそうだが、あの妙なクルペッコが関係していると思しきモンスターの死骸も発見した。

 大型モンスターを、小~中型の複数のモンスターが同時に襲い掛かったと思われる跡。

 ナターシャさんもレジェンドラスタになって長いそうだが、聞いた事が無い現象らしい。

 

 ついでに、例のジエン・モーランの紅玉についても聞いてみた。

 やはり心当たりは無いそうだったが、見方を変えてみてはどうか、という助言をもらえた。

 

 つまり、紅玉ではなく全く別の物質。

 そして新発見だった事ではなく、全く違う事が問題、か。

 

 

 成程、具体的なアドバイスにはなっていないが、一考の余地はある。

 流石にビューティホーである。

 

 

 

 さて、ナターシャさんへの感謝の言葉(ナターシャさんはセクシーでビューティフルな素敵なレディです!)を矢でペチペチ叩かれつつ20分くらい続けて叫ぶハメになったのはともかくとして、言われた通りにちょっと見方を変える…いや、戻す?…してみようと思う。

 

 そもそも問題は、だ。

 新しい紅玉、素材が発見された事ではない。

 古龍の体の中で結晶化した紅玉というのは貴重なのかもしれんが、所詮は紅玉だ。

 …所詮、なんて言い方をすると、素材を求めるハンター達に集団リンチを喰らいそうだが。

 

 

 では何が問題だったのかと言うと、次の二つ。

 

①古龍観測所の研究員の不可解な行動。

②あの紅玉モドキから霊力が感じられた。

 

 これらである。

 ①については調査の報告を待つ以外に何もできないので置いといて、②はどのようにヤバいのだろうか。

 

 まず真っ先に思いつく事は、前回のGE世界でデスワープした時と同様、そこらの一般モンスターが突然霊力を扱えるようになる事だ。

 それによってどれくらいの能力アップが齎されるかは未知数だが、少なくとも人間に有利な効果は現れないだろう。

 俺も最初はそうだったが、霊力というのは耐性の無い人間にとっては妖力…討鬼伝世界で言えば異界の空気と同じだ。

 吸い込み続ければそれだけで心身…いや、体よりも精神に異常が

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっとまて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 霊力は耐性のない人間にとっては害で、この世界の人間に基本的に耐性は無い。(ナターシャさんを見る限りだと、上位級のハンターなら気合で跳ね返せるっぽいが)

 で、あの紅玉モドキからは霊力が感じられた。

 

 そして霊力とは、何かしらの意思の力が宿っている。

 

 

 と言う事は。

 

 

 

 失踪した研究員は、あの紅玉もどきに宿っていた霊力に魅入られ操られたんじゃないか?

 

 いやいやマテマテマテ茶ウメェ、仮にそうだったとしてももうちょっと考えよう…妄想しようとも言うが。

 この推測が大当たりだったとしてだ、あの紅玉にどんな意思が宿ってるっての?

 ジエン・モーランの紅玉に宿る意思………泳ぎたい、食べたい、交尾したいくらい?

 でもそんなのに魅入られたからって、研究員が失踪するか?

 もし失踪してたとしても精々砂の海でバタフライしてる姿しか思い浮かばないよ。

 或いはデルクス辺りを口説いて、逆に餌的な意味で食われてるか。

 

 …あの時、もうちょっと紅玉の霊力を探れてればな…。

 でもあんまりいい感触は無かった。

 

 

 その手の霊力を持っていそうなモンスターって何かあるかね?

 古龍はどれも規格外モンスターだが、逆に言えば規格外であっても自然体系の中の一モンスターに過ぎない。

 食物連鎖の中で、それを超えて霊力…つまりは執着、恨み、辛みを残すモンスター?

 

 

 

 

 

 

 

 

 居る。

 俺も詳しい設定というか生態は知らなくて、かつて産まれた世界で(多分二次創作からの派生だろうが)そういう話を聞いたモンスターが。

 

 

 

 

 

 言うまでも無い。

 黒龍・ミラボレアスだ。

 

 危険度で言えば人類存続の危機クラス…これはユクモ村近辺に潜んでいると思しきアルバトリオンも同じようだが、何がアカンって黒龍の皮膚がな…。

 倒したハンターの装備やら人体やらモンスターの死骸やらを体に溶かし込んでいるという、リアルに考えたらグロ画像確定の生態。

 もしそれが事実なのであれば、そりゃ死者の念が凝り固まって紅玉に霊力の一つや二つは宿るだろう。

 

 

 

 

 …え、じゃああの紅玉がミラのモノだとした場合、それは事実って事?

 

 

 

 いやいや落ち着け、アレはジエン・モーランから取れた紅玉だし。

 ミラのじゃないし。

 

 仮にミラのだったとしても、それってミラボレアスの体から排出された小さな紅玉が砂漠に落ちて、それを泳ぎ回ってるジエン・モーランがたまたま体にくっつけて、更にそれを俺が掘り当てたって事だろ?

 こんなの、ラッキーマンだろうが闇に降り立った天才だろうが千年パズルを持つ神の引き(ぶっちゃけイカサマ臭い)だろうが引き当てられねーよ。

 …いや、そうでもない…のか?

 『俺が』引き当てたって考えるから有り得ない確率に思えるのであって、いつも何処かで誰かがブチ当たる可能性があったのだと考えると………うん、ありえなくは無い、ように思える。

 

 

 だが仮にそれが大当たりだったとして、アレの効能はいかがなものだろうか。

 雑多な恨み辛みが結晶と化して紅玉になったとして、人の意識に干渉すること自体はそんなに不思議じゃない。

 呪いのホープダイヤとか、あの手の物と同じと思えば。

 でも、人の意識を操って特定の何かをさせる、なんて事があるのだろうか?

 精々が自殺に追いやるとか、或いは憎悪を煽ってテロに走らせるとか…?

 

 うーむ、分からんが、そっち方面の情報も集めておくか。

 

 

 

 




最近、グリルの火がすぐ消えるんで焼き魚や串焼きが出来なくて困る。
…ゲームの中の肉、取り出せねぇかなぁ…。
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