あんなクソから身を守ろうと思ったら、自分が偉くなるしかないんだな…。
反面教師にさせてもらおう。
遊びに行く気力もなくなった、令和早々に最悪のGWだったぜ…。
EDF続行中。
現在、HPがマックスになって、ハーデストの後半に差し掛かりました。
うーむ、武器が揃うと楽だな。
適したやり方になると、かなり楽に処理できるんだよなぁ。
デコイとセントリーガンで敵を引きつけ、横から纏めて始末するのが定番になってきた。
あと、艦これ外伝の続きを1話だけ考えていますが、あんまり艦これできないなぁ…。
あんまり重い設定を突っ込むのもなんだし。
こう、☆凛さん的にネタとイチャイチャを混ぜたのを書き上げたいのだけど…。
色々と話がややこしくなってきているが、とりあえず九葉のおっさんに報告に来た。
「異界の消失はどうした?」と皮肉を言われたが、施設で見つけた資料を渡して、茅場が接触してきた事を知ると眉をひそめて舌打ちをする。
「奴め、余計な事を…。まぁいい。知られたところで痛くも痒くもないわ」
だったら最初から、部下の救出依頼と言っておけよ。
まぁ、事が事だから、最初から説明する事ができなかったのは分かるし、俺達が口先だけでないのか試験が必要だったんだろうけどさ。
で、連れ出してほしい部下ってのはどんなのだ? 男だったら、それだけで候補が搾れるんだが。
「女だ。茶色がかった短い髪で、目付きも態度も猫を思わせると言われていた。お喋りがすぎるともな」
…猫みたいな見た目、ねぇ…。
「尤も、それもどれ程名残が残っているか分からんがな。滅鬼隊は外見も精神も、徹底して改造されていたらしい」
そんな所に部下を送り込むんか…。送り込む方も送り込む方だが、行く方も行く方だな。どんだけ覚悟ガンギマリしてんだよ。
「行方不明になった姉が、滅鬼隊に居るという噂を聞いたようでな…。感情で先走りかねなかった。それくらいなら、まだ手綱を握ったままの方がよかったというだけだ」
さて、どうしたものか。
それらしい者を連れ出してきても、外れだったらどうするか。そのまま眠りっぱなしにさせる事もできまい。
「滅鬼隊の戦力については、最初から当てにしておらん。欲しいというなら、貴様が引き取るがいい」
そりゃどうも。しかし、いいのかい? 失敗が多かったようだが、それは多分ちゃんとした教育を受けてなかった為だ。しっかり仕込めば、それこそ昔語りにあるような精強な部隊が組み上がりそうだが。
「構わん。使えそうなら使うつもりだったが、それ以上に手間と余波が大きすぎる。貴様が面倒を見ると言うなら、多少は援助してやろう。本当に使い物になるまで育て上げられれば、確かにいい戦力になりそうだからな」
こっちに面倒な事は投げておいて、上手く行ったら「金貸してやっただろ」とばかりに恩に着せるつもりかい。
ま、いいさ。あんたなら、そう悪い事にはなりそうにない。少なくとも捨て駒にすらならないって事はなかろうよ。
ところで、識って軍師を知ってるか?
「…あ奴か。知っているが、どうした」
シノノメの里にある、超界石ってのを手に入れようと動いているらしいんだが、何か知らんか?
「…あ奴はただの軍師ではない。私にも探り切れない背後がある。その奴が、シノノメの里を…? よかろう。調べておくとしよう。貴様らは、引き続き滅鬼隊を調べよ。分かっていると思うが、迂闊に異界を消すな。過剰反応しそうなのが何人か居る。…シノノメの里への援助は手配しておこう。識を調べるついでにな。それと、滅鬼隊の人間を連れ出したなら、こちらにも連絡を入れろ。匿う場所くらいは用意する」
あいよ。
ふむ、とりあえず当初の目的と言うか、義理は達成できたかな。
今更こんな事を言うのもなんだけど、俺はシノノメの里の住人じゃない。立場で言えば、付き合いと案内で霊山まで来ただけだ。
両さんに頼まれたのも、シノノメの里の為に霊山から援助を引き出す事、だし。
ま、義理を果たしたから、後は勝手にやってちょーだい、とは言えないけどね。
代表としてきている白浜君は弟子だし、ここで放り出したらシノノメの里に対する援助だって打ち切られかねないし、雪風とその仲間を放り出す訳にもいかん。
何もかもを解決する気はないが、もうちょっと区切りのいい所まで付き合うとしましょうか。
さて。今後どうするかと言えば、滅鬼隊の指揮官、頭領を起こす事が優先される訳だが…それはそれとして、最近欲求不満である。
別に明日奈や神夜に不満がある訳じゃない。そっちは楽しい日々を過ごさせてもらっている。
まぁ、雪風が添い寝をせがむ事があるんで、以前に比べると頻度が……別に落ちてないな。眠っている雪風の横でコッソリ致していたり、日中に人目のつかない場所にひっぱり込まれてアレコレやってるから。
んじゃ何事だって、そりゃ狩りだよ狩り。俺、ハンターでゴッドイーターでモノノフでアラガミでのっぺらミタマの集合体で以下略よ。
霊山付近の鬼じゃ、はっきりいって雑魚極まりなくて手応えが無いのだ。
この辺りに出るのは、精々ゴウエンマくらいだからなぁ…。それだって大物と言えなくもないが、下位の鬼程度の力しかないから話にならん。
せめて目新しい鬼か、もうちょっと頑丈な奴が居ればなぁ…。昨日も、ついつい手甲の一撃で、クナトサエの甲羅を叩き割ってしまった。いかんいかん、狩りに私情を持ち込むのはよろしくない。
なんて事を考えてたら、見事にその新しい鬼が出てきてしまった。
いや、新しいというか……GE世界でも見た、進化したっぽい鬼? MH世界のモンスターに似ている鬼だ。
見知らぬ獲物についついテンションが上がって、その場で狩ってしまったが……暫く様子見した方がよかったかなぁ? 新種の鬼が出てきてるって口で言っても、まず信用されないだろう。何だかんだで、霊山は他の里に比べて鬼による被害が少ないから、他人事みたいに考えている雰囲気がある。
とりあえず、見つけた鬼は……多分、クナトサエ…だと思う。うん、でかい甲羅背負った陸亀みたいな奴だったし、ベースになったのは奴だろう。
では、MH世界の何に似てたかと言うと……ガララアジャラだ。
実戦経験を積ませる為に連れて行った白浜君が、大騒ぎだったなぁ。
「あいええええぇぇぇ!? 玄武!? 玄武なんで? 守護獣が鬼!?」
って感じで。
うん、実際玄武っぽかった。クナトサエに、鱗やら何やら追加した感じのボディ、そして異常に長い尻尾。尻尾は甲羅の上の砲塔を守るようにとぐろを巻いていた。…甲羅の上に、一本クソを乗せてるように見えなくもない。
まぁ、それに見合った頑強さと戦闘力ではあったよ。
クナトサエって、背中の砲塔からなんかよく分からん砲撃をバカスカ撃ってくるだろ? あれって瘴気の塊みたいなもので、基本的には地面に落下したら霧散していたんだ。
それが、ガララアジャラの鱗みたいなものが飛んでくるようになってさ…。地面に突き刺さって瘴気は消えないし、クナトサエが吠えると共鳴してドカンドカン爆発しながら瘴気を振りまくしで大変楽し……もとい、大変だった。
白浜君も青い顔してたな。
元が頑丈なクナトサエだし、その甲羅の守りを更に固めた。ついでに、短かった尻尾がクッソ長くなって、背後からの攻撃に対する反撃も、広範囲攻撃も可能になった。
うーん、中々クソッタレな組み合わせだ。ゲームで出たら、馴染み度上げのクナトサエ道場が開催されそうだな。
ちなみに、必死こいて戦う白浜君を、後ろから適当に応援してました。格上と戦わせたかったからね、丁度よかったね。
結局途中で俺が我慢できなくなって、乱入しちゃったけども。
狩ったら狩ったで、白浜君は「守護獣が…神様殺しちゃったよ…」って落ち込んでたけど、これは単なる鬼である。マジモンの玄武だったらこんなものじゃないだろうし、本当に玄武がこの程度の力しかないなら、俺が守護獣になった方がマシだわ。
ふむ、しかし玄武、玄武ね。と言う事は次は青竜か朱雀か白虎か、或いは黄竜や麒麟や白澤なんてのも出てくるかもしれん。…いや、デカいサルの方が先かなぁ? 斉天大聖とか……もしそうなったら、確実にラージャンだろう。
…いや、ここは日本だしなぁ。中国よりも日本の怪物が出てくるかも………いや、よく考えてみりゃ既に鬼だらけだったな。
と言う事は、逆に閻魔大王とか出てくるか…本当に閻魔様なら、暴れている鬼達をどうにかしてほしいもんだ。
…最強の暗黒鬼神とセットになってる閻魔様だと、アテにできそうにないなぁ。
…益体も無い思考はこれくらいにしようか。
さて、白浜君、今日の本題だ。
「かみさま…かみさまを…え、あ、はい? 本題って、実戦だったんじゃないんですか?」
それもあるが、ちと聞き捨てならない事を聞いたんでな。正面切って確認しておこうと思ったんだ。
だから、他には誰も連れてきてない。
「神夜さんも明日奈さんも居ないとは思ってましたけど…雪風さんがよく離れてくれましたね?」
山本先生がお婆ちゃん役して宥めてくれた。
その後は明日奈と神夜に連れられて、友人の所に遊びに行ったよ。知ってたっけ、直葉ちゃんの事。
「あー…確か、道場の管理人の子でしたっけ? 顔を合わせた程度ですけど。あとは……そうだ、桐人の妹でしたっけ」
そういや、お前ら会ってたっけな。桐人がいきなり、兄貴なんて呼んできた時だっけか。
「ええ、何だか気が合いまして。実を言うと、桐人とは何度か一緒に任務に出たんですよ」
ほぉ? …どうだった?
「強い…ですね。少なくとも、悔しいけど僕よりは。師匠や泥高丸さんには程遠いですし、明日奈さん達が相手だと……女性恐怖症を何とかすれば、何とか渡り合う事はできる、くらいかな?」
おお、意外とやるんだな、あいつ。装備はほぼ新米のものだが、腕はそこそこか。
まー比べる相手が悪いやな。泥高丸は仮にも里のモノノフの頂点だったし、俺は色々と規格外と言うか法則外というかキチガイだし、神夜と明日奈は最近どんどん腕を上げてるからなぁ。
話を戻すが、神夜と明日奈はその子の所へ、泊りがけで遊びに行ったよ。桐人君も任務で泊りがけらしいんで、様子を見てやってほしいと頼まれたんだと。
では、話を戻すぞ。
白浜君、これは師匠としての確認だ。誤魔化さず、しっかりと答えるように。
「………はい!」
君、この前「ちょっと気になる子ができた」って言ってたよね。どんな子?
もう面識はあるのか? 名前は? どんな切っ掛けで知り合った?
「…真面目な顔して、そんな確認ですか!? かなり本気で心構えしたのに!」
馬鹿野郎、真面目で重要で、今後に大きく影響する大事な話だぞ。
それとアレだ、助言や手助けは欲しくないのか? 前にも泥高丸とも話した、男女の秘儀とか試してみたくないか?
「………………………………………い、いや…でも……」
おお、揺れとる揺れとる。
ちょっと詳しく問題を解説すると、お相手次第で白浜君の今後を色々考えなきゃいかんだろ。お前が霊山に来てるのは、シノノメの里の代表…の依り代としてだ。下手な事はできないし、一段落したら里に戻らなきゃいかんだろう。
また霊山にやってくるとしても、すぐには無理だ。
その間に、他の誰かが…とは言わないまでも、お前を覚えててくれると思うのか?
「それは……。…………」
何を想像しているのか、眉間に皺が寄っている。寝取られたシーンでも考えてしまったのか。だが、実際には寝取られも何も、そんな関係まで辿り着いてはいない。
ついでに言えば、霊山に居られる期間はそう長くない。既に九葉のおっさんを通じて援助を引き出せた事もあるし、それ以上に早い所滅鬼隊をどうにかして霊山から距離をおかないと、黒幕がこっちに牙を向けないとも限らないのだ。
最悪、白浜君が意中の人を射止めたとしても、俺達が居ない間に捕縛されて人質に…なんて事も考えられる。
あんまりよくない想像を吹き込むのは躊躇われるが、そういう立場に居るんだぞ、お前は。霊山の闇は否定できない。少なくとも、雪風を見てりゃ分かるだろう。
面白がってるのは否定しないが、とりあえずお相手がどんな人なのかだけでも言ってみろ。
まかり間違って神垣の巫女候補だった日には、物凄い勢いで話がややこしくなるぞ?
「はぅぅぅ!?」
…? …おい、まさか…。
「し、師匠、やっぱり知って……え? あれ? ひょっとして、当てずっぽうでした…?」
ひょっとしなくても当てずっぽうと言うか、思い浮かぶ中で面倒くさそうな展開を口にしただけなんだが……そっかー、神垣の巫女候補かぁ…。
うわぁメンドクセ…。
「面倒くさいって…何でです? そりゃ確かに高嶺の花ではありますけど。師匠だって、雪華さんと……その、そういう関係になったのでは…」
…雪華は色々特殊な例だったが…霊山の巫女候補達だと、もっと面倒くさそうだなぁ。
と言うか、よく知り合えたな。神垣の巫女候補達は、基本的に男との接触を徹底して断たれてるんだぞ。男との関係や思慕を拗らせて、里を危機に追い込んだ例が幾つもある。
「き、危機…ですか? あの子が? あ、でも雪華様の時は、生前の未練を晴らそうとした巫女様達が暴走したんだし、有り得なくも…」
そういう気質だから隔離されてるのか、隔離されたからそこまで拗らせるのかは知らんが…下手すると、俺と雪華みたいな事が霊山で起こりかねんぞ。
流石にあそこまではいかないと思うが…。
と言う訳で、お相手の情報はよ。はよ。
詳しく話を聞いてみたが、まだマシな方だった。
白浜君と懇意になった(という程でもないが)神垣の巫女は、候補の候補のそのまた予備程度の扱いでしかないらしい。
名家の血を引いている訳でもなく、突出した才能を見出されたわけでもなく、正式に巫女として霊山で訓練している訳でもない。
幼い頃、両親にモノノフ修行体験会に参加させられたところ、どっちかと言うと結界とかに適性があるのが分かって、「じゃあついでだから、習うだけ習っておけば?」みたいなノリで巫女修行する事になったのだとか。
…意外といい加減な扱いだな。神垣の巫女の扱いは、本来もっと厳重と言うか、腫物扱いと言ってもいいくらいなんだが。
最初に出会ったのは本屋。貸本屋が本業な事もあり、白浜君はそこらの本屋を見て回っていたのだが、その一つで彼女と出会ったらしい。…らしい、と言うのは本人も今一つ覚えていないからだ。
巫女(仮)の方は、客数が少ない本屋を営業している事もあり、やってきた珍しい客と言う事で何となく顔を覚えていたそうな。
次に出会ったのは翌日。今度は本屋ではなく花屋。…花屋って言っても、世間一般で考えられるような花屋とはちょっと違うんだけどね。
モノノフにとって、花は重要な道具だ。薬を作るもそうだし、それ以上に花には宗教的な意味合いもある。つまり、神仏に対して祈りを捧げる時の捧げものでもある訳だ。
しかし、そんな事には関係なく花が好きな白浜君は、何か買って帰ろうか…と思い、普通のモノノフなら見向きもしない、地味かつ特に意味のない鉢植えを買おうとしたんだが…丁度その時、同じ物に注目していたのが巫女(仮)の彼女だった訳だ。
見知らぬ異性と話すのが特異とは、天地がひっくり返っても言えない二人だが、趣味があった事もあり、随分と話が弾んだらしい。
そして別れ際、清水の舞台から…と言うか単騎でトコヨノオウに戦いを挑むくらいの度胸を振り絞って、「また会えませんか?」と聞いた訳だ。
結果は大成功。あっちもそのまま別れたくはないと思っていたんだろう。
また同じ花屋で会う約束をし、迷惑にならないかと迷いつつも翌日にまた会い、修行中のモノノフだと知られれば手作り弁当なんか差し入れてくれる事になって。
…白浜君、君、意外と手が早いね。
「師匠にだけは言われたくないんですけど!? あと、実は色々と牡丹様が助言をくれたんです」
うまく発破をかけてくれたか。上出来だ、牡丹様。
…白浜君に宿っているから目には見えないが、笑顔でサムズアップしている牡丹が目に浮かんだ。
しかしそうなると…向こうにも白浜君に気があるっぽいなぁ。後は本人の身元調査くらいはやっとくべきか…。
「身元調査って……いや、そりゃ言いたい事は分かりますけど、出来すぎなくらいの出会いでしたし、あの子はともかくこっちは状況が状況ですし」
意外と冷静で何よりだ。
…もう少し詳しい人となりを知らないと何とも言えないが、鍵になるのは別れ際かな。
シノノメの里に戻る時、何かこう……情熱的な口説き文句と共に「待っていてほしい」みたいな事を言って、後は文通でもしてれば、少なくとも忘れられる事はないだろう。
白浜君から聞いた話だと、奥手な性格をしてはいるが、一度見定めた相手の為なら突っ走るタイプと見た。会って間もない白浜君の為に、差し入れなんか持ってきているのがいい証拠だ。
一歩間違うと、ヤンデレに変わってしまう気質もありそうだが……まぁ、そこは白浜君なら大丈夫だろう。誠実かつ全力で向かい合っていれば、例え会えなくても繋がりは途切れたりはするまい。
ふーむ、しかしどうするかな。白浜君はシノノメの里に戻るのか、霊山に留まって里の為に何か活動するのか、或いは俺と共にウタカタに来るのか。
ま、本人の選択次第だね。