キャラ全部交換してスキルレベル最高、覚醒に必要な石も交換済み。
うーむ、パーティ編成でこうまで違うとは。
最高レベルまで上げた魔性アタック役2人、回復担当1人、バフ担当1人、SP回復薬、サポートスキルは魔性攻撃力大アップ×2で、上手く嵌れば貢献度1位も珍しくありませんでした。
相手が単体なら有利な色で染め、各役割を最低一人は入れるがコツ…なのかな?
しかしまさか今回のイベントの為に、以前手に入れていたヘタレもとい嵐騎を最大レベルまで上げる事になるとは思わなんだ。
それはそれとして最近の困りごと。
濡れ場が書けない…。
幾つかアイデアが出たので、展開だけ先に書いていたのですが、どうにも先へ先へと書いてしまい、エロの感覚を忘れてしまっているようです。
うーむ、どうしたものか…。
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…むぅ、気付かれたか。
『第六天』の術は成功したが、成功しただけだな、これは。使いこなしているとはとても言えない。
まぁ、今はそれで充分な訳だが。
現在、俺は『第六天』の術で新川某の体を乗っ取っている。ついさっきまでは、この…死隠こと、詩乃の考えを覗き見ていた。
彼女が道中で感じた視線や、思考が乱れていると感じたのはこのためだ。
第六天こと他化自在。他人に成り代わるのも、取り憑いて自分の事であるかのように感じるのも、干渉するのもお手の物と言う訳だ。
ともあれ、俺は詩乃の思考から手掛かりを得て、指示した者への憑依に切り替えた。…こんなもん、エロに使ってる場合かとも思う。直接面識がなくてもこんな事ができるんだから、どっからでも情報抜き取り放題である。
とは言え、全く問題が無い訳ではない。憑依対象の体を自由に操ろうと思ったら対象の意識を奪わなければいけない。相手が違和感に気付く前に、上手いこと転ばせて頭を強打させるとか、何らかの仕掛けをしなければいけない。
また、憑依した相手の考えや記憶をある程度読み取れるようだが、欲しい情報を得るには憑依対象に上手く思い出してもらわなければいけない。
そして何より問題なのが、動作に違和感が生じてしまう事。
今、詩乃が気付いたように、ただ立っているだけでも雰囲気、表情、細かい仕草と言った点に普段と違うものが出てしまう。つまり、下手な変装をしているのと同じだ。ちょっと付き合いの長い人が見たら、すぐに何か変だと勘付かれてしまうだろう。
もっとうまく使いこなせば…情報を引き出して、それを有効活用できれば改善できそうだが…まぁ、今はいいか。
差し当たり、ここにある資料にはざっと目を通した。
何と言うか………この新川某、単なる悪党だな。容赦は必要ない。
滅鬼隊で人体実験を行っていた時分から、随分と鬱屈したものを貯めこんでいたようだ。それをぶつける先が、自分のいいように操れる女…詩乃だったんだろう。ぞんざいな扱いも、その一環だったのかもしれない。
何があってここまで捻くれたのかは知らないが、雪風を亡き者としようとした時点でこいつは敵だ。
さて…残念ながら、ここにある資料から得た情報だけで、新川某を失脚させる事はできない。
何せ物証がない。ここで得た情報を禁軍に流しても、その裏付けがなければデマとして扱われかねない。かと言って、情報源を明かす事もできない。怪しげな術を用いて人を乗っ取り、家屋から本を盗んで来ました? …こっちが逮捕されるわ。或いは精神病棟。
ならどうするか。一つ目、ここで得た情報を元に調査を行い、証拠と言えるだけのものを揃えてから禁軍に明かす。
だがこれは時間がかかりすぎるし、そもそも数年以上前のモノも多い。詩乃は証拠隠滅も行っているようだし、難しいだろう。
ならば二つ目。
目の前に居る詩乃を奪い取り、こっち側に引き摺り込む。これが本命。
思考を覗いた時、何故彼女が新川某に従っているのかは理解した。滅鬼隊に施された安全装置に逆らい切れなかったからだ。
だが、それさえどうにかしてしまえば、彼女はむしろ嬉々として新川某を破滅させるだろう。
方法は、それこそ単純。ここにある資料と、何でもいいから証拠となる物を持って、禁軍に自首してしまえばいい。
そうすれば、流石に禁軍も無視できない。
彼女自身は…博打にはなるが、九葉のおっさんと茅場に頼んで根回ししてもらうつもりだ。
そうすれば、無罪放免は難しくても、解放してやれる目はある。
更に、こちとら彼女が求めてやまない、滅鬼隊救出の方法を持っている。そしてそれに向けて着々と準備を整えているのだ。
こっちの言葉を信用させさえすれば、確実に取引に乗ってくる。
…その信用が難しいんだけどな。何せ、お偉いさんを何人か暗殺している詩乃に、根回しするとは言え自首させる事になるんだから。
とりあえず、これが新川某の罠ではないという事から信じさせないと。
そうだな、もう気付かれてるんだし……他に誰の目も無いし、いいか。
ほい、変化っと。やぁ、『死隠』。初めまして、になるなかん。
「……! 私の弾を弾いたモノノフ…」
覚えていてくれてありがとう。話が早くなる。
ああ、一応言っておくけど、新川某は別に死んではいないぞ。今は体を乗っ取っているだけだ。
「どうでもいい。…姿形まで変わっているようだけど」
こう…霊力を通して、具現化してだな。分かりにくければ、着ぐるみか肉襦袢のようなものだと思ってくれ。
第六天、他化自在はどの姿にでもなる事ができる。だったら自分の姿だって、出来て当たり前だ。
さて、それはそれとして。
「…私に何の用? 報復にでも来たの?」
結果的にはそうなるかな。まぁ、ここに書いてある事を流し読みして、事情は大体理解できた。
茅場も言ってたが、本当に滅鬼隊の生き残りとはな…。
しかも、随分と雇い主に含むモノがあると見える。ま、無理もない扱いだったようだが。
正直言って、あんたに害を成す理由は無くなった。
最初から雪風を撃つつもりはなかったようだし、直葉はやっぱり誤射だったし。だとしても、ケジメは必要になるか。
「詫びでも入れろと? …確かに、最悪の事態になりかけたわ」
一般人を巻き込む事に罪悪感を覚える程度には、真っ当な倫理観を保っているのか。
詫びはいい。それよりも、俺達に協力してもらおうか。
別に暗殺しろとは言わないよ。
対価は、他の滅鬼隊の救助でどうだ?
「…話が上手すぎるわね。すぐには信じられないわ。…けど、話は聞きましょう」
よし、乗って来た。彼女の目的からすれば、どうやったって聞き逃す事はできないだろう。
元々、俺達に協力を要請する事は考えていたようだから、渡りに船、或いは千載一遇の好機と思ったのかもしれない。
随分あっさり乗ってくるのは気になるが…これまで汚れ仕事を繰り返していたのだから、もうちょっと懐疑的になってもおかしくないのに。
…多少経験を積んでも、やっぱり脳筋の滅鬼隊って事なんだろうか…。
死隠に伝えた、大雑把な計画は次の通り。
滅鬼隊を一人一人異界から引っ張り出して起こしていっても、敵に狙われる隙が大きくなるだけだ。
なので、滅鬼隊が封印されている異界を完全に消滅させ、残されている隊員達を全員引っ張り出す。
異界消失のどさくさに紛れ、眠っている隊員を可能な限り叩き起こし、一路ウタカタの里へ。
…物凄く大雑把に説明したが、死隠は頭を抑えた。
「…それ、本当に上手く行くと思っているの」
上手く行かせる。説明では省いたが、諸々の援助と段取りは確約してある。
その一助として、お前の力…と言うか、証言が必要だ。
「証言? …私がやってきた暗殺について、情報を吐けと言う事?」
少し違う。情報を齎すのは、俺達じゃない。禁軍だ。
「……何が言いたい」
自首しろって事だよ。
ああ待て、それだけじゃ話にならないのは分かってる。お前だって、滅鬼隊の連中以外にも、自分の命だって惜しいだろう。
司法取引って奴さ。
お前が滅鬼隊の生き残りなら、さっき言った援助の中にそれも入っている。
必要な情報なら、山ほど持ってる筈だしな。
つまり…この新川某を破滅させらる証拠と、こいつに連なる連中の情報。
「…成程、それなら確かに山ほど持っているわ。減刑を期待できる程度には、重要な情報もあるでしょう。尤も、結構な地位にいるお偉いさんも撃ったから、焼け石に水でしょうけどね」
その結構な地位に居るお偉いさんが、援助をしてくれる人だ。
茅場の奴も、異世界のアレコレを餌にすれば伝手でも何でも使ってくれるだろう。
ぶっちゃけ、多分情報が無くても密かに逃がすくらいは難しくない。
「そう。でも残念ながら、問題があるわ。…私にね。滅鬼隊の真相を知っているなら、私達につけられた安全装置の事も知っているでしょう。…私は、あの男の声と手がなければ、遠からず狂って死んでしまう。…私は滅鬼隊の皆を助けたいと思っているけど、自分の命を犠牲にするつもりはないわ」
ああ、知ってるよ。
死ぬつもりがないのも僥倖だ。解放したはいいが、そのまま野垂れ死にや壊滅なんてのも有り得るから、先の事まで考えているのも好感触。
「…別に。禄でもない人生だったから、死ぬならその前に楽しみたいだけよ」
そうかい。まぁ、腹の底で何考えてるんだか知らないが、いいさ。
ともあれ、そっちをどうにかする事も出来る。
要するに、寝取ってしまえばいいんだ。寝取り趣味は無いけど。
「………」
殺気を出しても意味ないぞ。暗器はあるようだけど、直撃した程度じゃ俺は殺せない。
そもそも、本体じゃないしな。死ぬのは俺じゃなくて新川某だろ。それはそれでいいかもしれんけど、安全装置はどうするんだ。
…舌打ちして殺気を治めた。そこで刺しに来るなら、もうちょっと怖がってやれたんだけどな。
からかってるんじゃなくて、文字通りの話だ。
滅鬼隊の安全装置は、強制的な思慕を植え付けるもの。目覚めた当初の何も知らない、真っ新の赤子に等しい人間にそれを植え付ける。
本来、そう長く続くものじゃない筈だ。
暗示の類だって、強力にかけて長持ちさせようとすると、何度も繰り返して刷り込む必要がある。
ただ、人間の脳は学習する。良くも悪くも。刻まれた強烈な経験は、事あるごとに思い返される。
思慕、恋慕による恍惚も例外ではない。
最初の頃は、その感情に疑問なんて抱かないだろう。何度も何度も思い返し、その感情だけが焼き付けられる。
そしてそれが感じ取れなくなると…例えば相手の声が聞けない、触れられない状況…喪失感を感じ始める。
自分を満たしていたものが急に消えるんだ。例え植え付けられた感情であったとしても、突然無くなれば戸惑うのも無理はない。
そして、その感覚に戸惑って、自分で勝手に説明を付けて……『私はこの人が好きなんだ』と思い込む。
言葉を切って様子を見る。
死隠は、黙って俺の言葉を聞いていた。鵜呑みにするつもりはないようだが、安全装置の実態についてそこまで詳しく考えた事はなかったのだろう。
多分、今後自分の安全装置を取り外す為の手掛かりとして聞いているんだ。
…話を続ける。
安全装置の効果が消える頃になると、相手の声を聴くだけで恍惚となる反射が作り上げられている。好きなんだという思い込みも手伝って、自分で自分に暗示をかけ始める。
そいつから離れると不安になる。声を聞かないと落ち着かない。触れないと頭がおかしくなりそうになる。
『そういう状態』だと思い込んで、それが体にまで反映される。それが安全装置の正体だ。
まぁ、早い話が麻薬のフラッシュバック…と言っても分からんか。
「…私のこの症状が、自分の思い込み…だとでも…!?」
それだけじゃないだろうし、何処から何処まで仕組まれたものなのかは分からんがね。
この新川某も、元は滅鬼隊の研究に携わっていたらしいし、細かい原理まで把握しててもおかしくない。
それが上手く嵌るように、最初はお前を手元に置いてあれこれ小細工してたんじゃないか?
「…………!」
心当たりはあるんだろう。彼女の思考を呼んだ時に、最初はこの家から出ないように命じられた、とあった。恐らくそのあたりが、安全装置をより強固にする土台固めの期間。
それについて何を思うのかは知らない。どんな理屈であっても、死隠の枷となり、自由を阻害していた事には変わりない。ただただ屈辱以外の何物でもあるまい。…そんな陳腐な言葉で収められる程度のものでもない。
さて、話を戻すが。正直な話、それを完全に封じる方法は、俺には思いつかない。
だけど、その矛先を変える事ならできる。
「矛先を変える、ね…。つまり、他の者に対して同じ状態になれって? あなたに対して?」
はっきり言えば、そうなるな。
枷をはめられた奴隷同然なのは変わらない。だがそれ以外は変わる。
滅鬼隊を助け出すと言うなら、その目的に大きく近づく事ができる。
同じ滅鬼隊の同胞も居る。…雪風は記憶が無いし、浅黄は負い目を背負ってるから、簡単に仲良くできるかは知らんが。
暗殺の命令も、こなす必要は無くなる。やるなら俺の手でやるからな。
生活の全てを保証するとは言えないが…それを希望するなら、待遇は応相談としよう。
「冗談じゃないわ。自分の食い扶持は自分で稼ぐ。……とは言え、それ以外は魅力的ね。正直な話、あいつの下でなければ何処でもいいと思えるくらいには、糞くらえな扱いを受けてるもの」
後は、そうだなぁ……。
新川某の吠え面、見たいんだったら協力するぞ。何もかも失って豚箱に放り込まれたこいつの前に、牢屋越しに鼻で笑ってやるってのはどうだ。
「……っ……ふ、ふふふふ…いい…。いいわ、それ。是非とも叶えたいわね。今まで脳天を撃ち抜く程度しか考えてなかったけど、あいつが絶望した顔で牢屋に蹲ってる所を想像したら、頬が緩むわ」
……思った以上にツボだったか。
内面を覗き見た時から何となく感じていたが、この子…かなりの粘着質だ。ドライな考えで動いているように見えて、屈辱はどれだけ時間をかけても絶対に倍にして叩き返す奴だ。
狙撃手らしいっちゃらしいかな…。
「ふふふふふ…いいわね、思っていた以上の追い風みたい。今まで自分がやってきた努力が、何もかも吹っ飛ばされてしまいそう。これで煽られて転覆するなら、それも一興と思えるくらいには。分かったわ。あなたの言う通り、明日の朝には出来る限りの証拠を持って自首しましょう。ただし、本当に私の安全装置をどうにか出来るのならね」
そこは心配するな。今これから上書きしてやる。
…とは言え、寝取るって言う通り、方法がそっち系なんだが。
「別に構わないわよ、それくらい。今まで散々好き勝手された体だもの。今更こだわる理由も無いわ。中身が違うとしても、そいつの手に触れられるのは嫌だけどね」
ああ、そこはご心配なく。
変身状態かーらーのー。
憑依解除、そして具現化!
ゴトッ、と男が倒れる音が響く。言うまでも無く、新川某だ。白目剥いている。少なくとも、明日の昼までは目を覚まさないだろう。
そしてその男の上で立っている俺。…の分身。
目を丸くしている死隠。
「……霊力の具現化? …まるで鬼みたい…」
さっきの変身を、中身抜きでやっただけだぞ。
…本当になー、オカルト版真言立川流、どこまで行くんだろうなー。エネルギーの増幅から始まって、暗示、分身、夢への介入、人体の作り替え、まだ試してないけど召喚魔法と来て、今度は見ず知らずの人間に成り代わった上に、その場で実体化して遠距離セックス。
これを戦闘技術に応用してれば、レジェンドラスタ級の戦闘力を身につけられただろうに。いやまぁ、戦闘能力とエロスとを天秤にかければ、間違いなく後者だけど。…形はどうあれ、色んな人に手を貸してもらえるようになったのは、間違いなくオカルト版真言立川流から始まった体の関係が大きいんだから。
さて、それはそれとして。
本体…肉体が無いのが悔やまれるが、こういう訳だ。動く事もできるし、触れる事もできる。感触だって伝わる。使っている間、本体が無防備になるのが欠点だが、そこは工夫次第だな。
今から、お前と交わって、新川某から奪い取る。
植え付けられた思慕も、思い出も、何もかもどうでもいいものに変えてしまって、俺の事しか目に入らない女にする。
覚悟はいいな?
「…死隠は、霊山で勝手に呼ばれ始めた渾名よ。詩乃と呼びなさい。…私だけの名前を呼ぶ、初めての人にしてあげる」
小さく笑う死隠こと詩乃の耳元に口を寄せ、小さく名を呼ぶ。
不本意であっても経験がある故か、何処か余裕そうだったのに、ただ名前を呼ばれるだけでキスされた生娘のように赤くなった。
じか~いよ~こく~。
濡れ場はありません。