しかし難易度は下がった…かな?
クラッチクロー、使い方を理解できれば超強力だった。
大剣使いですが、下手に溜め切りフルコンボ狙うより、武器出し攻撃・強化打ち・真溜め切りの方がいいかな?
全開まで貯められなくても、ホイホイ打てるのがいい感じ。
でもマスターランクの装備を持ってしてもナナテスカイベントが酷すぎる。
夫婦間で戦闘力離れすぎでないかい?
二頭相手がきつすぎて、肥やしも通じないときた。
半ばヤケクソで肥やし玉投げたら、それがトドメになってテオが死にました。
割とスカッとしたw
あ、しかし狩りに行ってばかりで書き溜めが…。
あと増税前を理由にしてルンバ買いました。思ったよりデカイ。
堕陽月弐拾弐日目
襲撃があった時、援軍に駆け付けられなかった事を悔いて、朝っぱらから天音が切腹しようとするのを止める。
切腹したって意味ないし、別の要件を言いつけていたのは俺なんだから、そんな気にする理由もなかろうに…。
ともあれ、囮作戦の準備に戻らせた。
昨晩からやってきた那木には、即興で作った専用の部屋を宛がっている。那木の知っている家屋とは、明かに異質な(そもそも作り方からしてマイクラ方式)家に好奇心を刺激されたようだが、調べたところで何が分かるものでもない。と言うか俺も分からない。
那木は何かと注目を浴びているようだ。
警戒していると言う訳ではなく、この駐屯地にうちの子達以外の誰かが滞在しているのが気になっているんだろう。縄張りの中に、誰かが入り込んでいるのを察知した犬のようだ。吠え掛からないだけ上出来だろう。
やっぱあれかな、朝飯に一品足してくれたのが効いてるのかな。
明日奈や時子と献立の話で盛り上がっていた。
その後やっている事は、簡単な治療。
昨日の戦いで、流石に多少は怪我人が出たからな。擦り傷や打撲くらいのもんだが、処置しておくに越した事はない。
…那木も、このくらいの事なら今でも出来たんだっけ。トラウマになっているのは、重症への手術のみ。
…この問題、どうしようかなぁ。前は手術が無理ならタマフリで対処させてたけど、精神的な問題を乗り越えさせたい。
別に俺が必ずしもどうにかしなければいけない問題ではないが、那木の医者としての能力は貴重だ。
誰かを那木の弟子とか助手につけてみようかな。うちの子達にも出来るようになってほしい。
トラウマ克服の一助になれば、大きく恩も売れるだろうし、信頼を得る事だって出来るだろう。
さて、それは置いといて。
執務室でいつものように事務作業。机の下のじゅぽじゅぽ当番は詩乃です。
作業も切りのいい所まで終わり、ムラムラしてきた事もあってそろそろ一発…と思っていたら、予想外のイベントが発生した。
すっかり発情して準備万端の詩野を机の上に乗せ、さぁこれからヒィヒィ啼かせるぞ…と意気込んだ時、扉がノックされた。詩野の目が、殺気なんて生易しいものじゃない冷たい炎に埋め尽くされる。
が、火急の案件かもしれないので無視もできない。机の下に戻らせ、足で秘部をグリグリして慰めながら、入室の声をかけた。
入って来たのは、凜子と凜花。
戦闘を専門にして調整された二人だ。相応の戦闘力を持っており、自分の力を活かしたいと思い試験を受けているが、浅黄に落とされている。
性格は、良くも悪くも生真面目。基本的には物分かりのいい、人当たりのいい子達なのだが、何というか根っこが頑固者っぽいんだよなぁ…。
それはもう、今机の下の状態を見たら、「頭領がそんな事をしていいと思ってるのか!」とガチギレして、人の上に立つ者としての心得を延々と説教してきそうなくらい。……この場合は、二人の反応が正しいかな。
で、どうした。
「忙しい所に失礼する。若、一つお願いがある」
ドン、と机に手を突いて、真剣な顔で俺を見る…いや、睨み付ける凜子。
隣に居る凜花は、威圧的な態度はとろうとしていないが、凜子に同調するように俺を見ている。…詩乃の事は気付かれてないな。よし、もう少し足でいちめてやろう。
で、突然何事ぞ。聞くかどうかはともかくとして、言うだけ言ってみ。
「では率直に。我々と手合わせを願う」
手合わせ? 試合しろと? 俺が?
何のために?
「若が把握しているかは知らないが、私達は浅黄の試験に何度も不合格となっている。自分で言うのもなんだが、戦闘力には自信があり、浅黄に勝つ事はできなくても、充分以上に渡り合えたと自負している。少なくとも、任務を受けても問題ないと判断されるくらいの力量は示した筈だ。事実、昨日の鬼との闘いで、私と凛花は大型鬼とも渡り合える事が確認できた」
「それにも関わらず、何度も不合格。そのくせ、戦う力の無い鹿之助君や、精神的に不安定な面が多いまりちゃんなんかは試験も受けずに任務についている。疑惑を持つのも当然でしょう? 何故私達は不合格とされているのか、何の為の試験なのか。そもそも公平な判断が下されているのか」
ふむ、そりゃそうだな。試験を受けずに任に就かせた子達は、根拠はあったとは言え特別扱いした事には変わりない。理由の説明もしていなかったし。守秘義務があった訳でもないんだから、情報はむしろ共有すべきだったな…。これは俺の失敗だ。
しかし、それならどうして俺と手合わせなんて話になる。
合否の判定を下しているのは、俺じゃなくて浅黄だぞ。疑問を持つならそっちに行くのが筋だと思うが?
「確かに筋かもしれないけど、本当に理由もなく依怙贔屓していたとしたら、問い詰めても認める筈がないじゃない。不正を問いただすなら、本人じゃなくてその上に動いてもらわないと」
…意外と頭使ってる。それだけ考えられるなら、自分が不合格にされる理由にも行きついてほしいものだが…。
いやそれはいい。
不正の調査が、どうして手合わせになる。
「話が逸れていたな。頼みたいのは、不正の調査ではないのだ。結局のところ、我々が浅黄に勝利できれば問題は解決する。どうやっても不合格にできない程の力量を見せ付ければいい」
…浅黄ってハイエンド個体に加えて、封印前の経験もあるから、その差を乗り越えて勝つって相当な難易度なんだが…。
まぁ、より上を目指そうとしている、と言う解釈にしとくか。実際浅黄に勝てれば、主力級への推薦も吝かではない。
…あ、詩乃が口元抑えて痙攣してる。
「その為に、より強い者との手合わせを望む。明日奈さんや神夜さんにお願いしようかと思っていたんだが…」
「二人とも、例の作戦に掛かり切りになっちゃうし、そもそも二人が言うには、若の強さは桁違い。明日奈さんと神夜さんが束になっても簡単にあしらわれてしまった、と聞いているわ。………でも、若には悪いんだけど、これはちょっと信じられないの」
「…そうだな。この際だから率直に言ってしまおう。若、あなたが本当に強いのかを知りたい。人の上に立つ者に求められるのは腕っぷしではないとは言え、我々にとって最も信用できる物差しなのは変わりない。それに、どんなに強くても必要な場でそれを振るわないのなら意味はない。強い強いと言うが、昨日の戦いでも、若は鬼と刃を交える事はしていなかった。頭領としての手腕は認めているが……刃を持った時、本当にあなたは強いのか」
「弱いなら弱い、強いなら強いで、別に構わないのよ。ただ、力量は正しく把握しておかないと、いざと言う時に『実は…』なんて事になりかねないから」
…ほう。ほぉほぉ。
……ほっほぉ……。
…天音が居なくてよかったなぁ。あいつが聞いたら即マジギレして殺しにかかるぞ、あいつ。
かく言う俺も、ちょぉぅ~~~っとビキッと来たなぁ…。
俺だってハンターでゴッドイーターでモノノフであるのには変わりない。体一つが俺の資本、始まりにして最後の武器。謙遜する事はあっても、自分の力量に拘りを持っている。
ヒヨッコに侮られ、黙っている理由はない。
器が小さい? ノー、これは教育だ。自分の力量や世界の広さも分かってないガキンチョに、誰に喧嘩を売ったのか分からせるだけだ。
身の程を知れ、とは言わない。
だが身の程は知っておけ。でないと大火傷じゃ済まないぞ。
…机の下で、詩乃が落ち着けとでも言うようにイチモツに軽く歯を立てたが、全く効かないなぁ。むしろ怒りでナニが更に膨れ上がっています。
いいだろう。今この瞬間から…と言いたいところだが、二人とも得物を持ってきてないし、この際だからもう少し派手にやろうか。
戦ってみたい奴、浅黄の試験に不合格になってる奴、とにかく暇や体力を持て余してる奴、まとめて連れてこい。
武器の使用も戦い方も一切制限無し、無礼講で行こうか。
ああ、マホロバの里で、里の戦力を纏めて叩き伏せた時の事を思い出すなぁ。
あの時の有象無象に比べれば、数は少ない。しかし平均的な戦力で言えば上。
そして俺は当時より、フロンティアでの生活を経て大幅にレベルアップしている。戦力差で言えば、あの時以上に差があるだろう。
だが容赦せん。纏めて死なない程度にぶっ飛ばす。
力んだらついドっピュンして詩乃の口に出してしまった。いかんいかん。
二人は模擬戦に備えて皆に声をかけに行き、俺は机の下から出てきた詩乃に戦闘前の滾りをぶつけて、ちょっと冷静になった。
「…で、どうするつもり? 少しは…頭が冷えたかしら」
ん、ちょっとはね。でもやる事は変わらないよ。
力量を疑われて腹が立ったのはこの際水に流すけど、自分の力量が世間一般でどれくらいなのかを理解してないのは問題だ。上の意味でも下の意味でもね。
「貴方を世間一般の基準にするべきではないと思うけど、まぁそこはいいわ。…私も興味はあるし。戦いに愉悦を見出す人種ではないつもりだけど、弾を叩き落されたのはちょっと気になってたのよね」
ああ、雪風や麻央に驚いて誤射した時の事か。あれは叩き落してよかったじゃないか。あのままだと、無関係の直葉に直撃してたし。
そもそも誤射だから、狙いすました一撃じゃなかったろうし。
「それはそれ、これはこれ。私にだって自分の力量に対する自負はあるわ。…無礼講なんでしょう? いい機会だし、狙い打たせてもらうわ」
やれやれ、詩乃まで参加するのか。まぁいいさ。
後で神夜と明日奈のご機嫌取しないとな…。布団の中じゃなくて、得物を使っての立ち合いで。囮作戦で戦ってこれたとしても、俺との闘いを逃したとあっては大いにブーたれるのは目に見えている。
「で、繰り返し聞くけど、どうするつもり? 一人一人と試合をするの?」
そういうのは大和のお頭と計画している練武戦でやる。
悪いが、詩乃を含めても真向勝負じゃ勝負にすらならん。格の違いを理解させなきゃならんから、文字通り纏めて捻り潰させてもらう。そっちの方が、時間も手間も省けるからな。
「…そう。なら私はその慢心に一矢報いてあげるわ」
期待している。具体的な勝負方法としては…。
意外と人が集まった。中には隊員だけじゃなく、非番だったらしいウタカタのモノノフまで居る。幸か不幸か、主力級は居ないな。全員、囮作戦の準備か、普段の任務についているんだろう。
あからさまに面倒くさそうな表情をしている子も居るが、とりあえずサボるつもりはないようだ。それだけ暇だったのか、俺の命令に反発するという発想すら無いのか。
とにもかくにも、声をかけてきた凜子と凜花を中心に、わいわい賑わっているようだ。
さて、と。
マイクテス、マイクテス(マイクなんか無いけど)。
本日はお忙しい中を多数お集まりくださいまして…え、何? 前置きはいい? 似合ってない? 無理をしているのがすぐ分かる? せっかちな奴だな、仮にも頭領に向かって。
んじゃ、前置きはすっ飛ばして、説明に入る。
まだ状況を把握できてない子も居るみたいだから簡潔に説明する。
そこの2人が、『戦っているところを見た事ないけど、若はどれくらい強いんだ?』とか言い出した。確かにこのところ運動不足だったんで、丁度いいから模擬戦をしようって事になった。
悪いが、外せない用事や任務がある者以外、隊員は全員参加とする。
優秀な成績を残した者には……んー、具体的な事は考えてないけど、何か褒賞でも出そうか。
そうだな…例えば一対一での試合、装備の融通、任務に参加する試験の免除…だけじゃちょっと弱いな。任務に出た場合の書類仕事を暫く免除、でどうだろう。全部とはいかないし、恒久ではないが。
…おお、予想以上に好評のようだ。
よし、それじゃこれでいこうか。別の願いがある場合は、各自申告するように。
「二人っきりで、存分に時間を過ごしたい、とかでも?」
いいよ。雪風が満足するまで、徹底して付き合おう。と言うか、お前囮作戦の準備はどうした。
…もう済ませてやる事が無い? だったら周りを手伝えよ…。
それでは、気になる勝負方法だが、生憎と一対一の戦いではない。モノノフとして重要なのは、平坦な場所での対人戦よりも、異界という乱れた場所での鬼との闘いである。
その為、俺を仮想敵…ウタカタの里へ攻め込もうとする鬼だと仮定して、これを迎え撃ってもらう。
俺はこの駐屯地の少し離れた場所から、真っ直ぐ、ゆっくりウタカタの里に向かう。これを止められれば皆の勝ち、到達すれば俺の勝ちだ。おっとそうそう、既定の進路から俺をはみ出させるとか、一定以上の移動速度を出させても皆の勝ち。
…とは言え、里の間近で殴り合ってると、里人達が不安になるな。もうちょっと離れた場所を終点としよう。
倒れた者はどうするかな…。回収も良し、治療して再出撃も良し、心が折れた者を洗脳して囮にするもよし、いっそ脱落条件は無しとしようか。
んー、いきなりの事だから、決まりが精査しきれとらんな…。
「…あの、若。それは…本気で言ってるのか?」
本気だ。
攻撃方法に禁止は無し。一斉にかかってきても構わないが、同士討ちで動けなくなるのが目に見えてるから上限4人か5人くらいを勧める。
狙撃も良し、罠も良し、タマフリ良し、大和のお頭に怒られそうだが火薬も構わん。後片付けだけは自分でやるなら、何をやっても構わない。
俺を鬼だと思って潰しに来い。
舐めすぎだって? これが俺のお前達に対する評価だ。そう思うなら勝ってみろ。
では、俺の進行通路の資料を配布する。思ったより人が増えて数が足りないから、3人で1枚を共有してくれ。
開始は一刻後。全力を尽くすように。
…俺も準備している時に、「何をやっても構わないんだよね?」と開始時刻を無視して奇襲してきた沙耶根尾に、麻酔玉を叩き込んだ。
こういう発想が出来る子は大事にしないとね。ただ、奇襲だと言うのにわざわざ姿を現して声をかけた事と、一人で来たので収支赤字である。