エロとキャラを抜きにしても、SP毎ターン回復はマジ欲しかった。
課金はしてないけど、石全部使っちゃった。
まぁそんなもんよね。
ポンコツ入った紅ちゃんを大事にしましょ。
…書けば出るかな?
しかしチケットも無いし、何より展開的に遥か先。
むむむ…仕方ない、その時になったらお迎えできなかった無念を籠めてねっちょり濡れ場にしよう。
ところで、きらら先輩のチャームポイントって何処だろう。
チョロいところか、体格の大きさか、おっぱいか、露出度か、腰から尻のラインか…。
まぁ全部好きですが、濡れ場は何処を強調するか今から迷う。
堕陽月参拾弐日目
とにもかくにも、ミズチメの居場所はとりあえず割れた。姿が見えなかった理由が分からんが、とりあえずあそこを根城にしているのは確かだ。
報告すると、桜花がまずいきり立った。………が、突撃するのは留まったようだ。妹に手を出すぞって脅しが効いてるね。
あそこがミズチメの巣なのは確かだが、それはそれとして姿が見えないのも事実。あの洞窟は要監視場所として、人員を配置する事になった。もしミズチメを発見したら、即通報。決して自分達だけで戦わないように。
洞窟で聞こえた金属音については、様子見するとしか言われてない。帰り道にも耳を澄ましていたが、やっぱりそれらしい物は聞こえなかったからね。幻聴や勘違いだったのでは、と言われると証拠の出しようがない。
そうやって色々動いている中、俺は大和のお頭の命で強制的に休日を取らされた。延々と働き過ぎだ、と。
言われてみれば、純粋に休んだのっていつ以来だったろうか。何だかんだで、休みとしている日にも何か活動したり作ったり、色々やってたからなぁ…。
屯所を襲撃されてからは、ほぼ休まずあれやってこれやっての繰り返しだった。
精神的にも肉体的にもまだまだ余裕はあるが、上が休まないと下も休めないと言われては反論の余地も無い。今日は一日、のんびりするとしましょうか。
幸い、うちの子達の生活状況も一段落できてきて、毎日会いに行く程不安定な子は居なくなった。
となれば、後は秘書執事チームで大抵の業務は事足りる。
この数日、エロい遊びも出来てなかったし、誰か寝所に引っ張り込んで遊び倒そうかな…と思っていたら。
「若様、休日の所に申し訳ございません。来客です」
…さぁ遊ぼうって瞬間に横槍が入ると、本当にテンション落ちるよなぁ…。
と言うか、天音が苛立っている。表面上平静を装っているようだが、これは激オコ状態だ。この状態の天音が、血管ブチブチィしながらも取り次ぐ? 先触れもない来客を?
苛立っているのは天音だけではなかった。今日の業務の打ち合わせをしていたらしき時子と災禍、更に偶然居合わせたらしき詩乃やうちの子達まで苛々苛々。
客人は執務室で待たせており、妙な事をしないか監視もついているようだが…しかも武装付で。これは暴れ出されたらヤバイと思っているのか、それとも何か頭に来る事があって、あわよくば…と思っているのか。
なぁ神夜、何か知ってる?
「いえ、私も明日奈さんも先程ここに来たばかりでしたので…逢引に誘おうかと思って」
「詩乃まで顔に出る程苛立ってるって相当よ。それに、天音は天音で激昂しながらも留まってるし…単なる無礼者なら、とっくに実力行使に出てる筈よね。つまり、手を出したらいけない相手?」
「…あの子達に、そういうのが理解できてるでしょうか? 流石に大和のお頭とか、協力関係にある里の人達を相手に武力を振るう危険さは理解しているでしょうけど、唐突に訪れた霊山のお偉いさんとかだと、権威なんて知るかとばかりに蹴り飛ばしそうですが」
やるな、天音なら。
…と言う事は、あの子達が理解できる中で手を出したらいけない、遠方から来た奴………。
あ。
「そもそも、来客者のお名前は?」
「代表者は名乗りもしません。ただ『博士』と呼ばれていました。尊大な態度で、ただ若様を呼べと。見過ごせぬ態度でしたが、若様から呼ばれたと主張しており、またその手紙も持っていました。確かに若様の文字です。」
やっぱり博士かよ!? ようやく来たか。
あいつは誰に対してもあんな感じだし、ある意味俺の恩人でもあるから、態度については堪えてやってくれ。
手を出さなかったのは大正解だ。ヘソを曲げられると後が面倒になる。
「また、同行者が複数居り、それぞれ茅場・真鶴・グウェンと名乗っています。茅場に関しては霊山で世話になった件があり、グウェンについては九葉殿の紹介状を持っていた為、無碍にする訳にもいきません」
「残った真鶴さんは?」
「博士の助手、と主張していたので…」
助手? …どういう話になったのやら…。博士がこっちに来るのは分かるが、真鶴は分からんな。
ま、いいか。
気にいらないのは分かるが、確かに全員俺の客人だ。また、彼女達には…特に博士に関しては極秘の話がある。
悪いが、護衛も含めて人払いを頼む。
「し、しかし若様…」
危険は無い。(解剖しようとしてきた事はあったけど)
不満かもしれんが、それだけ重要な客人なんだ。あの性格も知ってて呼んだ。堪えてくれ。
「………かしこまりました」
不満そうだがそれ以上言いつのる事は無く、俺の言葉に従ってそれぞれ散っていく。
去り際、権佐が小さく呟いた。何かあったと判断したら突入する、と。……構わんが…随分とキレッキレやのう。博士の奴、一体何を言ったのやら。ナチュラルボーン上から目線だもんなぁ…。
とにもかくにも、茅場達が待たされている場所に向かう。
応接室なんて物は無いので、最初に皆が雑魚寝していた広間だ。
入ってみると、言われた通りの4人がそれぞれの恰好で座っていた。その手前には、それぞれにお茶とお菓子の皿。ビキビキしていても、きっちり客人としての持て成しは行っていたようだ。
お菓子には手を付けず、静かに茶を啜っていたらしい茅場。
「|異世界久しいね異世界すぐにこ異世界ちらに来る異世界つもりだったが《異世界異世界異世界異世界異世界異世界異世界異世界》|異世界異世界異世界異世界異世界異世界《異世界予想外に時間がかか異世界ってしまった》|異世界異世界異世界異世界異世界異世界《異世界その分異世界興味深い異世界事もあった異世界のだがね》」
異世界欠乏症は分かったから。ほれ神機でも見分しとれ。
「あなたが九葉殿が言っていた頭領か。私はグウェンドリン・ウィルトシャー。これから世話になる。私に出来る事があれば力の限り尽すので、よろしく頼む」
お茶もお菓子もしっかり腹の中に収めた、凛とした表情のグウェン。ただし口元にあんこがついている。
ああ、話は聞いてる。剣と竜の事もな。そちらの準備が良ければ、今からでも対処は可能だ。
もしも召喚が暴発しそうになれば、すぐに知らせてくれ。
「…真鶴です。不本意ながら、こちらの博士の助手としてここに居ます」
お茶にもお菓子にも手を付けておらず、言葉少なに眼鏡をチョンと位置調整する真鶴。…あれ、前ループだと眼鏡かけてなかったよな。確か視力が低くて、神無がケツを射抜かれかけたとボヤいていたのを覚えている。
最後に。
「やっと来たか。呼びつけておいて待たせるとは、いい身分だな。天才の私の時間は、黄金よりも貴重だ。それを浪費させるとは、万死に値するぞ」
相変わらずの尊大な態度で、真鶴のお菓子にまで手を伸ばしてムシャムシャしている博士。
時間が戻ってるんだから当たり前だが、本当に変わらんな、こいつは…。
…ふむ。もう一人、居ないのか。
「手紙に書いてあった、ホロウとかいう女か。遺跡の探索ついでに探してみたが、それらしい女は居なかった。その時点で、手紙の内容についてもかなり疑わしく思ったが…」
悪いが、俺はそっちの手紙の内容を把握してない。『前』にあんたにそれを渡せと言われただけなんでな。
疑わしいと思っていたなら、よくわざわざウタカタまで来たものだ。正直、『用事があるならお前から来い』くらいの返答を想定してた。
ふん、と鼻息を荒くして、博士はまたお菓子を頬張った。
「史上最高の天才である私でさえまだ実現していない、異界の浄化を行った者が居る、と聞いた。それに加え、手紙に記された鬼の手の設計図…理論、構造、使い方から今頭を捻っている問題とその解決法まで見透かしたように記されている。しかもその随所に私と同じ癖、発想が散見された。断言していい。あの設計図を描ける者は、私以外に居ない。尤も、大人しくそれに従う気も無いがな」
…偏屈さも相変わらずのようで何よりだ。史上最高の天才としては、例え自分であろうと先を行かれるのを許容できない、前例に大人しく従う理由も無いってか。
それで、博士としてはどうするつもりなんだ。あんたの研究に協力するのは構わない。異界浄化のやり方をしっかり解き明かすか、或いは新しい鬼の手を確保できないかと思ってあんたに手紙を送った。
でも俺にだって都合や立場がある。うちの子達を放り出して、この場を離れる訳にはいかんぞ。
「お前の都合など知らん。だがマホロバの里に居座り続ける必要もない。研究をするなら、こちらでも構わん」
……居座る理由が無い、ねぇ…。……あそこで何かを探していた、と聞いてるんだがな。
「お前の知っている『私』の事など知らん」
それを言われちゃおしまいだよ…。まぁいいか。
とにもかくにも、歓迎しよう。…一応言っておくけど、うちの子達に妙なちょっかいを出さないようにな?
「話は聞いているが、興味を引く程の技術ではない。あちらから仕掛けてこない限り、時間を無駄にするような理由は無い」
…その口調と態度の時点で、うちの子達がビキビキきてるんだよなぁ…。ちょっと距離をおかせた方がいいかもしれない。
ところで、神機をガンギマリした目で観察している茅場はいつもの事として、グウェンと真鶴が意味不明な会話に首を傾げているんだが。
「凡俗が私の頭脳について来られる筈がないんだろう。説明したければお前が勝手に説明しておけ」
まぁいいけどな…。
ともあれ、長旅で疲れただろう。うちに泊まっていけ…と言えればよかったんだが、見ての通り鬼の襲撃を受けて立て直し中なんだ。
逗留先の当てはあるのか?
「私は野宿でも構わないぞ。慣れてるからな」
ああうんグウェンの来歴を考えるとそうよね。大陸一つ、自力で踏破して日本まできたものね。
でもそれはそれとして、雨風凌げる場所でゆっくり休まないと体力は回復しないから。
「私も粗末な扱いには慣れている。悪意のある扱いでなければ、大抵の所で暮らしていける」
…オオマガトキ直後、モノノフに奴隷扱いされてたんだっけ。でもそんなのと同列に扱われるとか普通に嫌なんで、何が何でもちゃんとした暮らしをしてもらいます。
「三食昼寝付で甘いものをよこせ」
客人なんだからちったぁ遠慮しろよ。…いやお前にそんな技術ないわな、うん。茅場は放っておいても自力でどうにかしそうだからいいとして…。
うん、今から作業すれば、寝床くらいは作れるな。飯とかに関しても、客人扱いなんだから出していいでしょ。服は…ちゃんと荷物として持ってきているようだし、増やしたいなら自分のお小遣いで。
休めと言われていたが、こればっかりは俺が出ないと間に合いそうにないし。
よし、突貫になるけど工事しますか。
マイクラ式建設法を見た博士が、また解剖しようと襲ってきた。張り倒して、周囲には「こういう芸風だから」と誤魔化したが、やっぱこいつは隔離すべきだなぁ…。下手すると、『若に狼藉を働く危険人物の排除』とか言って、暴走する奴が出かねない。
あと、結局休まず働いていた事について、大和のお頭からガチ説教喰らった。
さて、何はともあれ、戦力が増えるのは大歓迎だ。飯の供給が間に合わない程、と言うなら話は別だが、幸いそっちはまだまだ余裕がある。
真鶴の弓の腕は確か(視力に不安があるが、眼鏡してるし)だし、グウェンはモノノフとしては半人前程度だが生き延びる力と言う意味では物凄い。茅場は……まぁ、政治や技術方面かな。お楽しみに余計な邪魔が入らないよう、霊山からの余計なアレコレをシャットアウトしてくれるだろう。
博士は…銃を使って戦えたけど、肉体労働は嫌いっぽいな。俺もできれば、研究に専念してほしい。
とりあえず3人をモノノフとして登録しておくか。…うちの隊員扱いでいいかなぁ。
捻じ込むなら今のうちだな。橘花が目を覚まさず、鬼の襲撃に備えてあれこれ忙しい今のうちなら、書類のチェックとかも甘くなるだろう。