第5話
篭目月とかなくてしす日
ガチ知恵熱が出て、それでも勉強を止められず。
文字を見るだけでも苦痛になってきた為、日記をつけることすらしなかった数週間が過ぎ去った。
何とか座学は終わり、明日からは経文唱を出す為の修行だ。
ちょっと聞いてみたが、滝に打たれるとか炎の道を歩くとか本当にやるらしい。
……正直に言おう。
ハンターボディにその程度ではダメージは無い。
いや流石に炎はダメージあるんだけど、回復量がパネェからすぐ治る。
ベテランともなれば、リオレウスの炎の直撃を食っても平然と動き回れるくらいだからな!
こっちについては、多分そう遠くない内に会得できそうだ。
何せ瞑想は得意だからな。
瞑想=無になる。
つまり何も考えない、浮かんでくる雑念を排除する。
ここで活躍するのが、ハンター秘伝の肉体操作術・休眠編。
体を操作して内臓やら神経やら徹底的に休める訳ですが、これを微調整する事でアラ不思議。
意識はあるけど何も考えない(考えられない)、擬似的な瞑想状態に入れます。
一度見せたところ、モノノフでもそこまで深い瞑想状態になれる奴は殆ど居ないと言われた。
正確に言うと瞑想じゃないんだろーけどね。
それはともかくとして、生活費はどうしようか。
鬼祓の為の勉強漬けの日々が数週間続き、もう病人扱いという訳でもなく。
そろそろ動いてもいいよ、と遅まきながらに医者から告げられたのだが、どうやって稼ぐべきか…。
聞いた話じゃ、手練ならともかく、一般のモノノフって給料少なそうなんだよね。
皆、何かしら副業を持ってるらしいんだが……。
篭目月しすのあんこくきょう日
何とか経文唱を実現できた。
だがまだ不安定で、充分な知識が無ければあっと言う間に崩れ去ってしまう代物だ。
おかげで毎日、寝る前の復習が欠かせない。
これくらい真剣にやってれば、学校のテストも楽勝だったろうに。
それはともかく、里の流通状況に関してだ。
とにかく食い物が問題。
やはり自然の殆どがオオマガドキで沈んだ為、食糧事情が非常に苦しくなっているらしい。
野菜や食べられる野草の類だって、そうそう育つ訳じゃない。
…そう考えると、1度クエストに出たら収穫が出来るようになっているモンハン世界の農場って異常だな。
植えて、下手すると一日で収穫可能とか、どの世界で考えても異常な気がするが。
が、異常であってもこれは非常に有効なアイテムだ。
育つのが早い秘訣が、植物にあるのか、土壌にあるのか、それとも肥料にあるのかは分からない。
が、もしもこれをモンハン世界から、他の世界に持ってこられたらどうか?
ひょっとしたら、二つの世界の食糧事情を多少なりとも改善できるかもしれない。
でもなー、デスワープしたらそれって全部無意味になるんだよな。
そう考えると無駄な労力だ。
いや、ひょっとしたら俺が死んだ後、世界は続くかもしれないから無意味じゃないのか?
でも俺にメリットは……各世界でMH世界の植物を食えるようになる、くらいしかない。
でも力の種とかならドーピングアイテムでもあるし……。
この件は、一度試して見てからだな。
おれ自身に直接的なメリットが無くても、食糧事情改善に使える新種の植物としてなら高値で売れるかもしれん。
篭目月荒日
日々、鬼祓の訓練を続けている。
大分サマになってきた、と太鼓判を貰った。
体内にある瘴気を浄化する、とはよく言ったもので、体が段々と軽くなっていく気がするし、何となくだが空気も美味い。
思えば、久しぶりに特に命の危険の無い、マッタリとした日々だった。
あの猛勉強だけはまるでマッタリしてなかったが、自分で命をかける必要が無いというだけで、こうも気楽になるものか。
もういっそ、このままこの世界に永住できないものか。
…無理だろうなぁ。
放置しておけば、オオマガドキが再びってな事になりかねない。
そして俺はまたモンハン世界に逆戻り、と。
切ないお話だ。
どちらかと言うと、腹も切ない。
最近どうにも妙に腹が減る。
瘴気が無くなったから、体が過剰に健康(というのも妙な表現だ)になっているのだろうか?
まだ働かせてもらってない居候の立場なので、2杯目をそっと出す。
シャケうめぇ。
篭目月神日
オニギリ最高。
モンハン世界は素材自身が美味いけど、なんつーか味付けが大味なんだよな。
タツジン!なレベルのキッチンアイルーならまた話は違うらしいけど、俺のレベルじゃそんなの雇えません。
やはりハンターだのゴッドイーターだのモノノフだの言う以前に(ハンターでしかないけど)、俺は日本育ちの日本人という事か。
和食が美味いのなんのって。
幾らでも食える気がする。
と言うかマジで最近腹が減りすぎ。
一応医者に相談したところ、鬼祓の影響でそういうのが出た例はあるそうだ。
事に俺の場合、異界の中に居た時間が長かった為、体が回復の為の栄養を欲しているのではないかとの事。
うーん、まぁ分からないでもないけど、もう里に来てから一ヶ月以上経ってるんだぞ?
今更じゃないかなぁ…。
篭目月化日
どう考えても異常だ。
体内の瘴気はほぼ全て祓われているらしいのだが、それに比例するように空腹が襲ってくるようになった。
今日など、立っていられない程の眩暈に襲われて、折角のバイト初出勤が潰れてしまった。
俺が異界に居て、体が弱っているかもしれない事は結構知れ渡っていたので、無責任となじられるような事は無かったが…こんな調子だと、冗談抜きで寝たきりになるんじゃないだろうか?
しかし、一体何が原因で?
明らかに瘴気が原因ではない、もっと他に何かある。
専門家によると、やはり鬼の仕業ではないかと言う事だ。
確かに、打鬼伝のストーリーの中には、夢を操ってメインキャラの一人を行動不能に追いやった奴が居た。
瘴気ではなく、アレと同じような特殊能力だという線は大いに有り得る。
夢を操る鬼が居るなら、病気を操る鬼が居てもおかしくない……黒谷ヤマメでも居るのか?
是非とも合ってprprしてみたいものだ。
待てよ、黒谷ヤマメが居るなら、同じ鬼のパルパルとか勇儀の姐さんとかスイカも居るんだろうか?
…漲ってくるな!
でもこの世界の鬼だしなぁ…。
ミズチメなんて「嬉しくないおっぱい」なんて仇名されてたくらいだし、美少女のままで出てきてくれるんだろうか…。
お粥食ってもう寝る。
ウメボシが素晴らしい。
HR月猪日
目が覚めたらモンハン世界のキャンプだった。
久々にマジで訳が分からない。
「マラソンの最中に、バテるのでも倒れるのでもなく寝る奴は初めてみたぞ」と教官に呆れられた。
ぬぅ、顔面踏んづけられたみたいで、足跡が取れん。
今度はどうやって食ってやろうか。
それはともかく、一体何故に?
ワープしているって事は死んだって事か?
確かに体はしんどかったが、死ぬようなレベルじゃないと思うんだが。
即死間違いなしの呪詛でも喰らったか?
それともまさか、一つの世界に時間制限があるってんじゃなかろうな。
…でもモンハン世界ではもっと長く居た事もあるし、そもそも2ヶ月にも満たない時間制限じゃ、ストーリークリアは時系列的に無理だ。
となると、やはり何かの切欠で死んだのか。
ハンターボディに並大抵の毒は効かないから……眠っているところを一突き?
でも理由が無い。
毎回ご飯をお変わりしてたから、食糧難を危惧されてサクッとやられたとか?
うーむ、本気で分からん。
HR月鳥竜日
理由は分からないが、デスワープしちゃったものは仕方ない。
例によって訓練所をサクッとクリアして(各種記録を塗り替えた、将来有望なハンターと言われた))素直にハンター生活を営んでいるが、どうにも捨て鉢になっている感は否めない。
でもそりゃーねー、仕方ないよねー。
折角手に入れた、一時のものとは言え平穏な日常を、意味も因果も不明な病気だか呪いだかにかかってサクッとデスワープ、獣と死と肉が隣り合わせの食うか食われるかなモンハン世界に強制リターン。
不貞腐れもするってもんである。
だがそこはそれ、討鬼伝世界で受けてきた鬼祓の修行は無駄ではなかった。
瘴気の無いこの世界では使いどころがなさそうな技術だが、世界を超えても術だけはちゃんと起動できた。
これを忘れないよう、寝る前に日々鬼祓の訓練を行っている。
…同期ハンターはおろか、アイルーにだって見せられない。
いや、信頼の深まったアイルーなら、黙っててくれるとは思うが。
次に討鬼伝世界に行った時、多少は有利になるかもしれない。
異界の中で使えるかもしれないし、モノノフになりやすくなる…といいな。
さて、捨て針になっている俺は、慰めてもらうために(一方的に)顔なじみのオネーチャンと戯れてくるとしよう。
何だかんだで周回をこなす毎に会いに行ってるもんで、最近仕事用の顔とプライベートの顔の見分けがつくようになってきた。
上手い事背筋に指を沿わせて擽ってやると、ちょっとだけ本当にエロい顔してくれるのだ。
……ちょっとだけね。
わかってたけどね、お仕事の相手としか見られてないし、素人童貞だからテクなんてまるで無いし、いつもいつも初対面からだから、顔馴染みなんてなってないって。
ちょっと泣いた。
HR月鳥魚日
泣いても哀しくても癒されるもんだなぁ。
慰めてもらったら、なんか元気出てきたよ。
飯食って寝て異性の肌、これに勝る薬は無い。
という訳で、暫く地道にハンター活動してました。
非常に順調、と言うかルーキーとしては破格の評価を貰っています。
まぁ、流石に何度も繰り返しているだけあって、ドスランポスやらババコンガやらの相手は慣れたもの。
クソと屁には慣れたかなかったが、残念ながらそれでも慣れちゃうのが人間なのよね…狩りの間だけ、汚れを気にしなくなるってだけなんだが。
ともあれ、この評価は、俺の基礎能力が底上げされているのが大きい。
腕力体力耐久力、その他諸々がメッチャ高くなっている。
今なら大剣をハンマーのように扱える気がするぜ。
……目指すは大剣をヌヌ剣みたいに使うところだが、流石にそりゃ夢を見すぎか。
何よりも振り回してる間に自分に当たる。
それにしてもこの強化、ゴッドイーターの適合試験の賜物か?
でも失敗したしな…。
ともあれ、もう暫く地道にハンターやります。
一攫千金な話は死への片道切符、それは強化された今でも変わりなし。
死にたくなければ安全パイ。
HR月鳥獣日
先日あんな事決めといてなんだが、逆にそろそろ適当な時期でもある。
前回までの繰り返しを考えれば、むしろ遅いくらいである。
つっても、遅い早いを判断するのがゲーム準拠だから、今ひとつアテにならんが。
先輩方に聞いてみたところ、「確かにお前ならそろそろいいだろう」と激励をいただいた。
正直な話、これに関して俺自身の判断は殆どアテにならないと思っている。
何度もデスワープを繰り返して死への恐怖心が薄れてしまった身。
急激な、理由の分からないパワーアップと、繰り返しによる慣れで、脅威度の判断基準が滅茶苦茶になってしまっている。
が、だからこそ行っておきたい。
自分の実力を測りなおす事もできる。
そして今回の相手は、公式にも認められるハンターの登竜門。
いつになるにせよ、受けない訳にはいかない相手だ。
そう、今度のクエストの相手は、皆大好きイャンクック先生である。
正面から戦うべきか。
それともありとあらゆる準備をしてから行くべきか。
常識で考えれば後者なんだが。
と言うか、ここってメゼポルタ、つまりはフロンティアなんだよな…。
もしかして進んでいけば、クエスト「先生の最盛期再び」とか「大先生」とか出てくるんじゃあるまいか。
是非とも画面越しに挑戦したいものである。
画面越しにな(←ここ重要)
ハンター月念日
うん、サックリと負けました。
と言うか思い返すと情けなくなってくる。
流石は先生と言うべきか、それとも俺の阿呆さ加減を罵るべきか。
先生を侮る者は先生に泣かされるとハンターの格言にマジであるのだが、心の底から納得した。
正直な話ナメてました。
逆に先生に銜えられてベロンベロン嘗め回されました。
ペッと吐き出されて、マズいもの舐めたと言わんばかりのリアクション。
おのれ。
真面目な話、原因不明のパワーアップで高い評価を得た…なんて思ってたが、そんなもん微々たるものだと気付かされた。
まー普通に考えてだ。
相手が人間の二倍以上あるドデカい恐竜を、ちょっと力が強いだけの人間が受け止めるとかそりゃー無理だわな。
最低限オーガ並み、そうでなけりゃ竜玉世界で生きていけるくらいにならんと。
…竜玉世界とか聞くと、他には紅玉世界とか天鱗世界とか思い浮かぶな。
ドラゴンボールの代わりがモンハンで言うレアアイテム。
レーダーあっても見つけられんわ、物語始まらないわ。
という訳で、先生に踏まれて噛まれて張り倒されて、命からがら逃げ帰って参りました。
それでも2~3日で復活できる生命力は我ながらスゴイと思うんだ。
実際、訓練所で本当に評価されていたのは、身体能力とかではなく、この頑丈さだったらしい。
これだけ頑丈なら、クック先生に多少蹴っ飛ばされても生きて帰って教訓にできるだろう、と。
ハンター先輩達の観察眼は侮れん…。
いや、それなりに準備していったんだよ?
でもその準備も、根っこが想定外じゃ意味がない。
具体的に言うと、真正面からクック先生(下位バージョン)と渡り合える事を前提にしてるとか、今思うとどんだけ自惚れてたのかと。
慰めてくれた(not 体)女性の先輩によると、これは一種の通過儀礼だそうだ。
相手が先生にせよダイミョウザザミ辺りにせよ、これを経験しない奴は大抵早死にするとか。
ちなみに彼女はバカコンガ(クソヤロウ!)で通過儀礼したそうだ。
ハイライトが消えた目とかリアルで初めて見たわ。
お蔭で先輩は、今となっては泥の中に潜伏するのも肥溜め脱出も平然とやってのける、MH世界版山中鹿之助みたいない扱いを受けているらしい。
ともかく、何とかクック先生から逃げ出せたのだ。
暫くはリベンジの為、クック先生の研究をしようと思う。
ハンター月燃日
ぬぅ、情報が手に入らん。
と言うか教えてくれん。
これも通過儀礼の一種らしいが、ホンマかいな。
確かに、他人に聞くよりまず自分で観察しろって理屈は分かる。
そうでないと初見の相手に対応できなくなるからな。
が、だからって有効な対応方法を一切教えてくれないってのは流石にやりすぎじゃなかろうか。
「それだけ期待されているって事だ」って言ってくる先輩も居るが、命の危険が高まるような期待は御免蒙ります。
と言うか、真面目にハンターの生存率に関わると思うんだがなぁ…。
理由はともかく、教われないなら考察と調査あるのみだ。
画面越しではなく実際に見るイャンクック先生は、何というか…言っちゃあなんだが、グロテスクだった。
別に先生自身がキモいという訳じゃなくて、生物特有のグロさがある。
考えてもみてほしい。
イャンクック先生は、基本的に爬虫類面だ。
しかもデカい。
例えば蛇やトカゲが人間サイズにデカくなって、しかもそれが感情的…ではないにせよ、ヌルヌル動くのだ。
円らな瞳はデカすぎてギョロッとした目にしか見えなくなったし、顔面が動くときには皮膚の下の筋肉が動いているのもある程度見て取れる(顔の殆どは嘴だが)。
アレだな、二次元だと人気が出る漫画を、3次元のドラマにしたら惨事にしかならないのと同じ理屈だ。
二次元には体温も、歩くたびに響く振動と音も、何か食った後だと思しき血の染みも、そしてグレートした直後で後始末もされてない匂いも無いから人気出るんだよ。
先生の顔付きはともかくとして、とにかく重い。
巨体に見合った重量と質量があり、体当たりなんぞ食らった日には冗談抜きで車に跳ねられた以上の衝撃を受ける。
引退した先生でこれだもんなぁ…もっとデカい、モノブロスとかだとどうなる事か。
アカムに至っちゃ足踏みだけで塵も残さずペタンコになりそうだし、増してラヴィエンテ辺りなんぞ近づける気がしない。
あと爬虫類らしく、体温は低かった。
鱗に覆われているが、意外と硬くない。
全力で殴りつければ、何とか通るレベルだった。
それよりも脅威なのは、前述した質量と、そしてシッポである。
尾と言うのは基本的に筋肉の塊であると聞いた事はあるが、これで張り飛ばされると洒落にならない衝撃が来る。
盾がぶっ壊れるし(修繕できたからいいけど)、肩が脱臼一歩手前になるし、何でハンターの皆さんはこれに耐えられるんだ?
肉体のスペック自体は、俺のほうが上のはずなんだが…装備か?
それとも技術か覚悟か?
このままだと俺は、イャンクック先生以上に厄介なモンスター達を相手に、一度でも攻撃を受けたら即アウトなハンターマストダイと言う、悪魔も泣き出すようなクエストを続けていかねばならなくなる。
流石にそれは御免蒙る、と言うかデスワープから抜け出せる気がしない。
もう一度訓練所で訓練を受けなおすか?
それとも…。
ハンター月ター○ゃん日
クック先生と戦うにあたり、まず重要な事は攻撃を受けない事。
そして次に、確実に急所を狙う事だ。
出来る限り、一撃離脱が望ましい。
と言うのも、ゲームとリアルでは大違いで、とにかく攻撃力が高いのと、巨体故の生命力が厄介すぎる。
人間で言えば、急所でもない部分をペチペチ叩かれたからと言って、死に至る事がないのと同じである。
という訳で、重要な血管とか狙って刃を振るい、出来れば足とか骨折させるとやりやすくなる。
逃亡防止の為に、翼は無力化しておきたいが…そういえば音爆弾が効いたな。
逃げるときにはコレを使おう。
怒り状態をどう避けきるかが問題か。
にしても、なんか体の調子がおかしいな?
以前と同じように、最近妙に腹が減る。
段々体が重くなってくるような気もする。
プラシーボ効果ならいいんだが、これが本当だったら?
やはり、俺の体に何かが起きているのだろうか。
どっちにしろ、こんな体調でクック先生に再戦を挑むとか、自殺と変わらない。
一度医者に見てもらうか。
神無月悪日
いきなりデスワープは酷いと思います。
と言うか、またかよ。
折角クック先生との戦いに備えて、色々準備したと言うのに。
やはり俺の体に何かが起きているのは確定のようだ。
討鬼伝世界ならいざ知らず、モンハン世界では呪いなんぞあるまい。
いや、ミラボレアス装備という呪われていそうな代物はあるんだが、接触もしてない相手を遠距離から殺せるような物騒な奴は多分居ない。
居たとしても、あんな下位ハンターしか居ないトコには居ないだろう。
心当たりがあるとすれば、イャンクック先生とやりあった時に、鶏インフルエンザでも貰ったんじゃないかって事くらいだ。
しかしインフルエンザで過剰に食欲が沸くとは聞いた事が無いな。
と言う訳で、今回も無事GE世界にて、狩りに出ていたゴッドイーター達と遭遇できました。
勿論、ちゃんと鎧と剣は仕舞い込んでいる。
初めてゴッドイーター達に会ったとき同様、流民として扱われました。
あの時と同じ住居を宛がわれ、こりゃー暫くしたら襲撃にあってお陀仏だ…と思ったので、住居を使わずその辺で野良暮らしを始めます。
意外とご同輩は多いです。
神無月膳日
野良暮らしを始めた訳だが、ここで意外と重宝された。
だってここの連中、サバイバル技術なんて殆ど持ってないもの。
こちとら、ハンター仕込み…というかハンターのサバイバル技術を何度も使っているのだ。
モンハン世界とは自然環境が大分違う為に使えない技術も多いが、ちょっと工夫すれば水を確保する技術等は結構ある。
しかし、気になるのは突然のデスワープの事だ。
アレをどうにかしない限り、どこで生きてどんな功績を積んだって、何も分からないまま元の木阿弥。
しかし一体どうしたものか。
自分の死体を検分するような真似ができない限り、死因を予測する事しか出来やしない。
しかも検証がほぼ不可能とかフザケンナ。
だが心当たりはある。
鬼祓だ。
アレを始めるようになってから、体の違和感が沸いてきた。
討鬼伝世界では鬼祓の練度に比例するように体が重くなっていったし、モンハン世界でも鬼祓を続けていたら謎の食欲と倦怠感に襲われた。
鍵は多分、そこにある。
とりあえず、暫く鬼祓を止めてみよう。
どっちにしろ、ホームレスの中で集団で生活している為、誰にも見られず鬼祓の練習をする時間なぞ確保できないのだ。
そうそう、意外なイベントが明日にある。
何と健康診断だ。
何でもコレの結果から戸籍やら何やらを作っているらしく、極東支部が義務として進めているらしい。
受けたところで何の損も無いと思うが、反対する人は結構多いらしい。
ま、俺は特に含むところも無いし、受けて見るとしますかね。
むぅ、もうちょっと淡々とした話にしたいかも。