帰り際、真鶴に会った。
おっす、博士のお遣いか?
「いや、私用だ。甘味を買ってこいとは言われたが。マホロバの里に手紙を出す。…異界浄化を、確かにこの目で見たとな」
そっか。…やり方を教えてやれればいいんだけど、鬼の手が必須だしなぁ。
博士がいずれ幾つか作ってくれるとは思うけど、使いこなすにも時間がかかるし、何より数は限られる。
「それでも進展があったのは確かだ。異界の瘴気の元があると言う事すら、我々は…恐らくはマホロバのモノノフ達も把握していなかった」
今からでもそれを見つけておけば、いざと言う時に話が早い…か。マホロバの里に一番近い異界は…確か、「安」の領域だったか。
あの辺をうろついていた時期があるんだが、やたらと瘴気が濃い区域があったな。根の国、なんて呼ばれている領域だった。それに相応しい瘴気の濃さだったが…怪しいのはあの辺か? いや、あの場所は風の流れが少なくて淀んでいるから、瘴気が長年かけて流れ着き、密度が上がっただけかも…。
「…随分詳しいな。我々ですら、そこまで把握はしていない。…近くに来ていたのであれば、サムライを頼ってくれればよかった。そうすれば、もっと早く縁が出来ていただろうに」
当時は異界浄化なんて夢のまた夢だったけどな。
…最悪、こっちが落ち着いて、マホロバの里で瘴気の元が見つかってるなら、そっちに行って浄化するのも有りか。
「そう言ってくれるとありがたいが、恐らく簡単に帰ってこれなくなるぞ。質問攻めにされるのは勿論、鬼内…モノノフ達に絡まれるのが目に見えている。マホロバの里のモノノフ達は、ここのモノノフ達とは違う」
外様との確執もあって、外の人間に対して排他的なのは知ってるよ。
悪い連中じゃなさそうだったが、付き合いやすい連中かと言われるとな。サムライにも似たような事は言えるが。
「…この里は、いいな。強力な鬼が蔓延る最前線で、事実犠牲者も出ているが、里全体は信じられない程上手く回っている。君達のような外様を受け入れるだけの土地、物資、何よりも里人のおおらかさ。マホロバではこうはいかない。あそこの連中が、この里の人達のようであればどれ程良かった事か…。…我々がモノノフに対して強い不信感を持っているから、猶更確執ができやすかったのも確かだが」
確かに、改めて考えるとちょっと信じられないくらいのお人好しだ。大和のお頭一代で里を作り上げた訳じゃないだろうが、オオマガトキで追い詰められた世界で、よくもここまで整えたものだ。
友人とか出来た? …その、例えばモノノフの。
「友人かどうかは分からないが、那木殿とよく話す事はあるな。彼女もモノノフだと思うと、どうにも構えてしまうが…。あと、あの説明癖は何とかならんのか。解説は有難いし、為にもなるし、話も分かりやすいが、ただ只管長い…」
何ともならんな。趣味を通り越して生き甲斐だろ。
「グウェンとは友人だな。本人がはっきりと言葉にしてくれた。異人の言動は慣れないから、少々照れ臭い」
日本人に比べると、明け透けだからなぁ…。血筋的にはブリカスだったっけ? それにしては天使みたいな性格なんだけど。
ちなみに、うちの子達と友人になったりは?
「…彼女達もモノノフだし、それ以上に博士の助手をやっているからな…。物言いたげな視線をよく向けられる」
…すまん、文句を言いたければ博士に直接言えと…いや、それで研究に遅れが出ても困るし、何より聞く耳持つ筈が無かった…。
「いや、あの程度なら実害はないし、気にする程の事でもない。その辺を肩代わりするのも助手の務めと思っておこう。博士が研究に集中できれば、異界浄化やそれに役立つ道具も作れる。それは我々サムライにとっても喜ばしい事だ。作った道具のいくつかは、サムライに送ってもいいと言質を取ったしな。広域の結界を張る事ができる道具があれば、結界の外で暮らしている外様の安全は大きく改善される」
ちゃっかりしとるわ。
…ん? なぁ、手紙を渡すと言うか、持っていく人ってあの人だよな。
「ああ、そうだが。……あれは、この里の神垣の巫女?」
視線の先には、相変わらず動き辛そうな神垣の巫女衣装を来て、飛脚(多分)に手紙を渡している橘花。
そう言えば、雪華…シノノメの里の巫女と文通始めたんだっけ。やろうと思えば、夢渡りの術で毎晩会える筈だけど。
おーい、橘花。
「あら、おはようございます。お散歩ですか?」
朗らかに笑う橘花だが、ケツ穴キュンキュンしているのは慣れた者なら一目瞭然である。本人的には、この場で衆目に晒されながらファックされてもいい、と言うかされたいと思っているようだが、視線でオアズケを告げる。シュンとした。
手紙に視線を向けると、健全に楽しそうな笑みを浮かべる。
「お察しの通り、雪華さんとの文通です。毎晩夢渡りを使うのも面倒でしょうし、寝不足になっちゃいますからね」
なるほど。人には言えないような相談は夢でやって、普通の話は手紙でするのね。二度手間と言ってしまえばそれまでだけど、雅と言えない事も無い。 夢での話と違って、物として記録も残るし。
俺と橘花が話している間に真鶴は手紙を託し、俺達を見ていた。
「この里もシノノメの里とやらも、随分神垣の巫女が出歩くのだな…」
「ええ、大和のお頭が、閉じこもってばかりでも気に障るだろうと。マホロバの里は違うのですか?」
「違う云々以前に、実をいうと遠目に見かけた事があるだけでな…。あなたに言っても仕方がないが、私達は外様…結界の中で暮らす事ができない。鬼内達は、私達が神垣の巫女を攫う事も考えているようだ。仮に神垣の巫女を本当に攫う事が出来たとしても、協力をとりつけられるかは別問題だというのにな。」
「そんな…。それでは、いつ鬼に襲われるか…」
そうだな。かと言って、無理に結界内で暮らせるようにしたとしても、軋轢が邪魔をする。
どっちに原因があるとかはまた別の話として、「一緒に住め、仲良くしろ」だけで済む話じゃねーな。
でも、その状況を覆す為に真鶴はここに居るんだろ。
「そういう事だ。我々とて、手をこまねいているだけではない。今後どうするにせよ、我々の価値を高め、示す必要がある。無視できない程の価値を。幸い、鬼内達は異界浄化の話を聞いても、単なる虚報か噂話と思ったようだ。これに先んじて、異界浄化の方法を得る」
実際、丁度いい立場に滑り込んだしな。霊山で揉め事に巻き込まれて博士の助手にされたって聞いたが、結果を見れば幸運だったか。
…そう言えば、一体何に巻き込まれたんだ?
「詳しい背景までは聞かなかったが、多数の逮捕者が出て、あちこちで混乱が起こっていたそうだ。他所からやってきた私達は、そいつらを逃がす為の手勢と勘違いされた……らしい」
なんじゃそりゃ。逮捕者云々はうちの子達関係や、九葉のおっさんが派手に粛清したんだろうけど、なんでそこで勘違いされるかね。
他所から霊山を訪れる人は、そう珍しくもないだろうに。
「私に言うな。不運だった…結果的には幸運か。さて、私はもう行く。そろそろ博士が、甘味が切れたと喚き散らす頃だ」
行動パターン把握しとる…。で、甘味は渡すの?
「無制限に渡す訳がないだろう。頭脳労働に甘い物がいいとは聞いているが、そればかり食べているようでは体を壊す。まずは普通の食事からだ」
サムライの副長は、オカンみたいな事を言って去って行った。
俺もそろそろ戻るかな。色々とやっておきたい事ができたし。
「ご一緒してもいいでしょうか?」
いいけど…あんまり構ってやれないぞ。遊ぶのはやる事やってからだ。
「大丈夫です。眺めているだけでも、気持ちよくなれますから」
…本当に、何でも気持ちよくなるんだなぁ…。
堕陽月肆拾伍日目
唐突でなんだが、うちの子達と最も仲がいい里の人間は誰か? と聞かれれば、俺は富獄の兄貴を挙げる。
本人は否定するだろうが、面倒見がよく、強くなる事に真摯で、話しかければ意外と気さく。
教えを請えば、多少は武術の伝授もしてくれる。
よく権佐、骸佐が組み手をやっているが、流石の実力。今のところ、一本も取れていないらしい。明日奈や神夜でさえ、正面から向き合えば一度も勝てないのだから、富獄の兄貴の対人戦闘能力が伺える。
それがどこから広まったのか、腕に覚えのある隊員達がちょくちょく顔を出すようになり、富獄の兄貴が使っていた稽古場を半ば乗っ取ってしまったような形になった。
一人で稽古できなくなった富獄の兄貴だが、代わりにいい稽古相手が出来たとばかりに、嬉々として組み手を受けているのだそうな。
そんな訳で、強面な外見とは裏腹に気のいい兄貴分的な立場になっている。
そんな富獄の兄貴の様子がおかしいと、骸佐から報告が入った。
動きや戦い方が妙に険しく、僅かだが殺気が籠っている。別に、うちの子達が気に入らないとか、敵対している訳じゃない。
無駄な力が入っているのは本人も自覚しているらしく、落ち着こうと瞑想したり、組み手を切り上げて只管武術の型を繰り返している。
…単純に考えれば、ストーリーイベントの時期かな。
ダイマエンか…。あいつとやり合うのは、ゲームでは安の領域だったっけ。 まだ雅の領域しか歩き回ってないぞ。
でも空を飛べる鬼だし、自由に移動していてもおかしくない。
富獄の兄貴はホオズキの里を壊滅させたダイマエンを追っている。対になっている石が近づくと光る石を持っていて、その対の石がダイマエンの腹の中にあるんだっけ。
どうすっかな…。
仇討ちはさせてやりたい。あの人には別ループながらも、色々と世話になっている。
それを差し引いても、ダイマエンの飛行能力は驚異的だ。いつ何処で強力な鬼に遭遇するか分からないってのは、好ましい状況じゃない。今の俺にとっては片手間に狩れるような相手でしかないが、それだってご親切に目の前までノコノコ現れてくれればの話でしかない。
取り敢えず、危険で機動力の高い鬼の痕跡を発見した事にして、警告しておくか。見つけても先走らない、勝てると思って襲い掛からない、いつ頭上から襲い掛かってきてもおかしくないと思え。見つけたら可能な限り、一目散に逃げる事。
そして何よりも、抜け駆けしない、させない。
一人で任務に出る事を禁じ、それらしい者を見つけたら隊員であるか否かを問わず制止し、報告すること。…これの本当の目的は、うちの子達の暴走防止じゃなくて富獄の兄貴だ。ゲームストーリーじゃ、あの人も例に漏れず単騎特攻しからな。
しかも、結局近場に強力な鬼が居る以上放っておく事はできないので、単なる戦力の逐次投入にしかなっていなかったし。
…声かけただけじゃ止まらないよなぁ…一回、落とし穴かけて止めたっけな。肥溜め付きの落とし穴で。
流石にアレをもう一回やるのはちょっと…。他の人が引っ掛かる可能性が高いし、何より隊の皆が世話になってる人を糞まみれにするのは流石にまずい。
…厳命すれば、一人で出て行こうとする富獄の兄貴を力ずくで…いや、勝ち目がない。うちの子達も大分育ってきたが、まだまだ経験不足だ。
あれこれ考えても仕方ないな。とりあえず、富獄の兄貴の様子を見に行ってみよう。
朝一番、隊員達はそろそろ起き出してくるかという時間帯。富獄の兄貴がいつも武術の習練をやっている場所にやってきた。
朝日の中、半裸のムキムキマッチョが外見に反して静かに、そして繊細に型を繰り返す姿は、いっそ神聖さすら……いやそれは感じないな。結構汗かいてるし。
思えば、俺もああいう基礎練を行わなくなって久しい。狩りに行けずに退屈だなんて言ってないで、地道に訓練しなきゃな…。
内心で反省しながら、少し観察。
…確かに骸佐達が言うように、不自然な昂ぶりが垣間見える。無駄な力み、雑念、飛び散らされる霊気。
自覚もあるようだが、それによってむしろ更に苛立っているように見えた。
「…おい、いつまでそこ居るんだ」
観察が終わるまで、かな。うちの子達から様子がおかしいって聞いて、気になって来てみた。
「ちっ、無駄に目ざとい餓鬼どもが…」
餓鬼なのは否定しないけど、見る人が見れば一目瞭然だぞ。里の連中はとっくに気付いているだろうよ。
自分でも自覚してんじゃねーの? 何があったんだ。
「別に、大したこっちゃねえよ。俺だって、思い出したくも無い事を思い出す日もある」
ふむ…。この人がこうまで苛立つなんて、やっぱり例の件だろう。昔の事を思い出して不機嫌になってるって言ってるし。
その昔の事はどうか知らんが、夢ってのはお告げだとか虫の報せだとか言うぞ。モノノフだったら、猶更霊感とかそういうのも鋭くなるしな。
何だか知らんが、備えておいた方がいいんじゃないか?
「ふん、くだらねえ」
呆れたようにあっさりと言い放つ。まぁ、この人そういう迷信とか当てにしないしね。
……しかし、持ち歩いている石に全く意識を向けなかったのは意外だな。誘導するような言動は心苦しかったが、対になっている石が光ると言うのは富獄の兄貴も知っている筈。
…ひょっとして、光ってない? 単なる俺の勘違いだった? うーん…。
「それより、ちっと付き合え。前から興味があった。お前、無手でも結構やれんだろ。お前の所の連中を相手にするのもそこそこ面白いが、やっぱ餓鬼でな。手応えが欲しいと思ってたんだ」
人間相手の武術は専門外なんだがな…。ま、俺もそろそろ体動かさなきゃならんと思ってたし、お付き合いさせてもらいましょ。
結局富獄の兄貴との組み手は引き分けに終わった。パワーとスピードじゃ俺が勝ってるんだけど、武術の妙だね。タイミングを計ってこっちを捕まえるのが上手いのなんの。
そこそこ白熱した組手になったんだけど、飯の時間で終わってしまった。
気分転換にはなったようだし、無駄じゃなかったと思う。
その後、富獄の兄貴の様子を調べてみたんだが、どうも本当に石は光っておらず、関係ないようだった。寝不足気味な事もあり、本当に寝覚めが悪いだけのようだった。
本人も、仇のダイマエンを探して異界を彷徨うような事もない。普段通りに任務をこなしている。
…むぅ、どう…なのかな、これ。ゲームの世界であれば、確実に何かの前触れだ。
予知夢とまでは言わなくても、無意識に何かを感知した故の第六感と言う事は有り得る。
もっと有り得るのは、百日夢のような鬼からの呪い。結界は復活しているがそれを擦り抜けた例はあるし、富獄の兄貴は頻繁に任務で結界外に出ているから、その時にかけられた可能性もある。
…暫く観察した方がいいかな。
お昼ごろ。雅の領域の、瘴気の元が見つかったと連絡が入った。博士が新しく作った鬼の手を使っての発見。成果が具体的に実ってくれたおかげで、博士に向けられる目も多少は良くなったようだ。
当の博士の態度は相変わらずなので、人当たりは良くないが。
瘴気の元の場所は、安の領域に近い河の水源。多分、水脈を辿れば塔があった洞窟近辺に辿り着くだろう。あのミズチメは、その地下水脈を通ってあの場所に辿り着いたのだろう。
さて、瘴気の元が見つかった以上は、浄化を行う訳だが…初穂、やってみる?
「んー、成功する気がしないわ。想像力が大事なのよね。じゃあ自信が持てない以上、挑戦するべきじゃないわ」
意外だなぁ。お姉ちゃんに任せない、くらい言いそうだと思ってたが。
「そう言いたいところなんだけど、何て言うか力が足りてる気がしないのよね。上手く使いこなせてないって事なんでしょうけど…」
ふむ、じゃあ俺がやるか。博士の研究的には、俺じゃなくて初穂がやった方がいいんだろうけど。
失敗すると危険だからなぁ。
危うく第二のオオマガトキが起きるところだった。
「おい、その話聞いてないぞ。しかも過去形と言う事は、貴様一度やったな?」
…………そ、その時はそんな危険な事があるとは知らなかったし。
今はちゃんとした専門家に術式組んでもらってるから大丈夫。
「それでも先に言わんか! 瘴気の元を見つけた初穂が、その場で試していたらどうする!」
うわぁ、すっごい有り得る。
これ、下手にやり方広めると危険じゃないか? 生兵法でやろうとする奴が出かねない。
あの時は、異界に続く大穴が出来たっけなぁ…。
「貴様に反省という言葉はないのか…」
あるけど、問題ないと思っている事を一々確認しないもの。これを報告してなかったのは確かに失敗だったけど、その可能性を思いつきもしなかった。
「思いつかなかった、ではないわ。人の上に立つ以上、能力不足や思慮不足は明確な罪だ。しかもお前の行動は、今や人類の存続に大きく関わっている。何せ、現状では唯一異界を浄化できる人間なのだからな。貴様の一挙手一投足が、世界の運命を変える程の影響を持つことを自覚しろ」
は、はい…。
今回はマジで大和のお頭怒ってる。そりゃそうだよな、危うく世界が滅ぶところだったんだもの。流石に俺も反省する。軽挙妄動は自分でもどうにかしたいと思ってるよ…。
で、結局異界浄化は俺が行くって事でいいんだよな?
「そこですぐに話を変えるあたり、全く己を顧みてないのが手に取るように分かるぞ。貴様のその性格が治るとは既に思っていないが、しっかりと、徹底的に話を聞かせてもらう。一切合切を吐くまで逃げられると思うな」
…あい。…これがまともな上役なんて評価されてるとは、浅黄に申し訳なくなってくるよ…。
とにもかくにも、明日には異界浄化を行う事となった。護衛と言うかお目付け役としてついてくるのは、富獄の兄貴、初穂、桜花。
初穂は異界浄化の瞬間を目に焼き付けて、自分でも出来るようにする為。残りの二人は純粋に監視と護衛だね。桜花は最近空回りしまくってたけど、橘花が目を覚まし、(表面上は)上手く行っているからか、実力が発揮できるようになってきていた。
速鳥に渡していた瘴気を防ぐ装具も使い、万一のトラブルにも備えて後備え、救援隊も組織。更に備えて、今日の内に斥候部隊を出して露払いまで行うそうだ。
鬼の指揮官が居る以上、異界浄化なんて前代未聞の事態を軽く見て見逃す筈がない。浄化に瘴気の元が必要なのを察しているかどうかは分からないが…近辺に罠を張る可能性は低くない。
まず間違いなく一戦あるだろう。不謹慎ながら、それなり以上に楽しめる奴が出てほしいものだ。だって欲求不満のままだと、それこそ奇行とその場のテンションで突っ走って何をやらかすか分からないもの。