走りながら状況の整理。
以前に初穂に相談したように、富獄の兄貴が仇の鬼を探しているのは知っていた。それを探す方法として、初穂に相談しに来ると予想していた。或いは、誰の力も借りず、異界の中を当ても無く歩き回って探すのか。
どっちにしろ、標的の痕跡になるものが無ければ不可能だ。そう思っていた。
が、よくよく考えたらものスッゲー初歩的な見落とししてたじゃねぇか!
鹿之助だよ鹿之助! うちの超重要人物、資金から素材集めから過労死レベルで活躍できるレーダー役!
富獄の兄貴は、鹿之助に助力を頼んだらしい。
如何に鹿之助の探知能力が便利とは言え、それで探知するには実物のサンプルが必要だ。例えば埴輪を探している場合、レーダー能力でまずその埴輪を見て、それによく似た反応を示す物体を探す。
鬼が相手の場合も同じだ。鹿之助はダイマエンなんて鬼は見た事もないので、探す事は不可能……だったのだが。
件のダイマエンには、他の奴にはない特徴がある。ホオズキの里を襲って住民達を喰らった時、一緒に呑み込んだ石…富獄の兄貴が持っている、対になる物が近づくと光る石を宿しているのだ。
鹿之助はそれを渡され、「これと同じ物が近くにないか探してくれ」と頼まれたそうな。
そうだよねー、それがあったよねー。ちょっと考えれば気が付いただろうに、こんなうっかり…うちの子達より頭弱いよ、俺…。
鹿之助は、仇の鬼がどうのとかは説明されておらず、単に『珍しい素材だからもう一個ほしいって事かな?』と考え、気軽に請け負ってしまった。
一緒に異界に探索に行き、結果は見事に発見。異界の中だが、普段人が入り込む場所ではない。『大体この辺』…安の領域の中心付近…で答えると、『そうか。世話になったな』とだけ言ってその場を去った。
その翌日…つまり今日…の朝、任務に出掛ける初穂とばったり会って、これこれこういう事があった…と何気なく話す。
それを聞かされた初穂、まさかと思って富獄の兄貴を探すと、秋水から「さっき異界に探索に行きましたよ」との情報を得る。
で、大慌てで俺の所まで駆け込んできたと。
「大和にも伝言はしておいたけど、丁度皆出払ってて…動かせる戦力が私とあなた達しか居ないのよ」
鹿之助には、増援の案内をする為に待機するよう命じて来た。どう考えても戦力の逐次投入にしかなってないが、見捨てるよりはマシ。…送られる戦力が、どれ程あるかも怪しいが。うちの子達だと、ダイマエンの相手はちと荷が重い。明日奈達級のじゃないと、増援を寄越されても意味がない。
なんでそんな時に限ってこんな面倒事が起きるんだろうな。
「多分狙って出て行ったんでしょ。あなた達が居るから今はそうでもないけど、元々人手不足もいいところだったのよ。主力部隊が里に残っている時の方が珍しかったんだから。今でも時々、救助だの急に必要になった素材の採取だので、動ける人が居なくなる事はちょくちょくあるわ」
つまり戦いっぱなしだったのか…。よく保ってたな、この里。
まぁいい。それより富獄の兄貴に早く追いつかなきゃならん。相手が単なるダイマエンなら瞬殺できるが、昔の事とは言え里一つ分をまるまる食い尽くした鬼。…妙な力を持っているかもしれん、気を付けろよ。
「気を付けろと言われても、普通のダイマエンすら見た事ないから、どう気を付ければいいか分からないんだけど。岩を吐くとか、羽を飛ばしてくるくらいは聞いた事あるけどさ…」
さて、初穂と一緒に富嶽の兄貴を追いかけてここまできた訳だが、どうしたものか。
仕留めるだけならどうとでもなる。しかし、それで富獄の兄貴がどう思うか。
仇を横から掻っ攫ったところで、感謝はされないだろう。文句は言われるだろうが、自分が一人で仕留めきれなかった為、と割り切るだろうから、そういう意味じゃ後に引く事は無いと思う。
だけど、やりきれない思いは残るだろう。
信頼を得るどころか、元々流れ者である富獄の兄貴は、またどこかへ行ってしまうかもしれない。
…でも助けに来たんだし、戦わないって選択肢は無い。………うまい事加減して、トドメを任せるかな…。でも間違いなくバレるよなぁ…。
どうしたものかと悩んでいたら、遠くからガンガンと激しい激突音が響いてきた。
これは…殴打の音、だな。リズムで分かる。富獄の兄貴の連打だ。…ちょっと精彩を欠いてる気がするな。
しかし、何を殴ってるんだ? 生物ではない。鬼でもない。金属音に近いが、ちょっと違う。…何かと遭遇したのか?
初穂と顔を見合わせ、隠れながら進む。こんな音がしてれば、鬼だって何事かと思って寄ってくるだろう。
実際、音の元に近寄ろうとしていた鬼を数匹、背後から首を堕として始末した。初穂も随分腕上げてるなぁ…。鎖鎌の鎖で首を縛って、鬼の手でひっくり返して脳天から叩き落す。ふむ、鬼の手と武器の複合技か。やった事ないな…。新しいアイデアだ。
音の元まで辿り着くと、予想通りに富獄の兄貴だった。小道の前で拳を振るっている。確かあの小道の先は、安の領域の中でも特に瘴気が濃かった近辺だ。
「…何してるのかしら、あれ…。……あれは…結界? でも橘花が使うような結界とは何か違う…すごく嫌な感じがするわ」
苛立たし気に、小道を遮る結界らしきものを叩いている。…力技で結界をぶっ壊そうとしてるのか。
しかし、何でこんな所に結界が。
ともかく追いついたんだし、話だけでも聞いてみようか。
「そうね。…ちょっと富獄! 一人で飛び出して何やってんのよ!」
「…あぁ? てめぇら、何でここに」
何でも何も、一人であんたが飛び出していったって聞いて、慌てて追いかけて来たんだよ。
ホオズキの里の事は知ってるから、大方滅ぼした鬼が近くに居るんだろうと思って。
「…ちっ、鹿之助に口止めしときゃよかったぜ…。知ってるなら首を突っ込むな。これは俺の問題だ」
「里の近くに、里一つ壊滅させるような鬼が出てるのに無関係も何もないでしょ」
大体、探索の為に鹿之助の力は借りたじゃないか。都合のいいとこだけ力を借りておいて、後は首を突っ込むなってのは話が良過ぎるぞ。
そもそもこの結界に阻まれて、立往生してたみたいじゃないか。こっから先、進む当てでもあるのかよ。
「ぐ、いやそれは…」
富獄の兄貴も、自分の行動に筋が通っていない事は自覚していたんだろう。それを推してやってきたのだから、意地の強さも一入。が、意地と論理はまた別問題である。
「別に、あたし達も無理に止める気はないのよ。強力な鬼が近くに居るなら、どの道放っておけないもの。それに、自分一人の手で倒すのに拘ってどうするのよ。四方八方から殴るだけ殴って、留めだけ刺してもいいじゃない」
「……お前、そんな性格だったか…?」
身も蓋もない意見だが、俺も同感。身内の仇を追ってるって意味じゃ俺も似たようなもんだけど、他者の力を借りる事に抵抗はないぞ。
で、実際のとこ、この結界は何よ? 道を塞いでるが、それ以上にこの禍々しさは何ぞ。瘴気を煮詰めたような結界やんけ。
「…神垣の巫女の力だ」
「…は? 橘花の?」
「違えよ。あいつに喰われたホオズキの里の巫女、ちびすけの力だ! この結界は、ちびすけのミタマを使って鬼が張っている結界なんだよ!」
…鬼が、神垣の巫女の力を…? 鬼がミタマを喰うのは確かだし、それがまだ腹の中に閉じ込められているのも確かだろうが…食った奴の力を扱うなんて出来るのか。
いや、似たような例ならあるか。捕らえた人間の姿を真似る事もあったし、有り得ないとは言い切れない。
しかし、そうなるとこの結界の先は…人間が張った結界なら、内部は瘴気が浄化される。鬼が結界を張るとなれば、その内側は凄まじく濃い瘴気が渦巻いているだろう。下手に破れば、結界に空いた穴から瘴気が鉄砲水みたいに飛び出してくるんじゃないだおるか。
さっきの乱打で壊れなくてよかったな。直撃喰らってたら、何もしない内に行動限界に達してたかもしれん。
「そんなにやばいの? 確かに凄い瘴気が見えるけど…」
目の前に指で丸を作り、結界の中を覗き込む初穂。
「と言うか、確か富獄、昔の夢を見て寝覚めが悪いって言ってなかった? ひょっとして、これって富獄を誘い出す為の策なんじゃない?」
いや、それだと結界をこんな所に配置して、拒むとは思えん。
さっき言った瘴気の鉄砲水を仕掛けるにしても、これだけ強固な結界にしちゃ罠として発動しない。
それに力に自信のある鬼なら、罠を仕掛けるよりも最初に結界を消しておいて、侵入してきたら退路を塞ぐだろう。濃い瘴気の結界の中に閉じ込め、活動限界を迎えるまで嬲るもよし、のこのこ一人で入って来た獲物をさっさと仕留めるもよし。
と言う事は…モノノフが来る事は予測していたが、好ましくなかった?
「じゃあ…富獄の夢は、食べられた人達からの救難信号…?」
「だああ五月蠅えな! だとしても俺は行くんだよ! ようやく見つけたんだ、逃すものか!」
ちょっと落ち着け、罠だから行くなとは言ってない。あんたは罠を力づくで噛み切る人だし、この面子でやればダイマエンもそう手強くない。最後の一発もあんたに任せる。
何より、神垣の巫女と同じ力を使える鬼なんざ、危険すぎて野放しにできん。
「そっか…。こんな、瘴気に満ちた結界を幾つも作り出されたら堪った物じゃないわね。それに、万一他の能力…例えば千里眼とか、夢渡りとかまで出来るようになったら…」
モノノフの情報が筒抜け…理解できるかはともかくとして…になるし、下手すると無防備な夢の中に鬼が現れて、夢の中で食われたらそのまま死んでしまう…なんて事も有り得る。
この状況で最悪なのは、逃げられる事だ。逃げて力を使いこなせるようになれば、追いかけるどころか発見する事すら困難になる。
確実に、この場所で仕留めなければならない。
「…結果的にだけど、富獄が先走ったのが功を奏したわね。のんびり準備している間に逃げられたら、最悪の鬼が産まれていたかもしれない。ま、後でみっちり大和からお説教があるだろうけどね」
せやな。ついでに言うと、焦って追いかけてきて、そのまま一緒に突入しようとする俺達にも多少はお叱りがあるやろな。
まぁ、予想外の脅威を発見したから、多少は酌量の余地があるだろうけども。
やれやれ、結局俺も討鬼伝伝統の…単騎じゃないけど特攻するのか。うちの子達に何と言えばいいのやら。
ともかく、俺と初穂の鬼の手なら、この結界を安全に破る事が出来る。一番厄介な、空を飛んで逃げるのも、叩き落すのはそう難しくない。
どうよ、富獄の兄貴。まさかこれでも首を突っ込むなとは言うまいな。
「……兄貴はやめろ。前々から思ってたが、何で俺を兄呼ばわりするんだ…」
否定しないから肯定と取る。兄貴呼びは………まぁ、昔の癖みたいなもんだ。世話になった人にそっくりなんでな。一大決戦の時、肥溜めの落とし穴に叩き込んで大喧嘩したが。
さて、戯言はともかくとして、一丁結界破りと洒落込みますか。
初穂、お前やってみるか?
「いいわよ。この前も、ミフチが作った巣を粉々にできたし、自信あり。一見強固な結界だし、実際に殴る斬るじゃ難しそうだけど、橘花が張った結界に比べれば脆いもんよ。内側からなら、すぐ破れるわ」
「破れなかった俺に対する嫌味か? つーか、普通は結界内部に破ろうとする奴を入れないもんなんだよ」
別に嫌味って訳じゃないが、富獄の兄貴も他生は術を覚えた方がいいんじゃないか? この結界だって無暗矢鱈とブッ叩くんじゃなくて、弱い所を見極めて衝撃を貫通させるように打てば、半壊くらいにまでは持っていけると思うぞ。
この結界の場合は、使い手が拙いからだけども。
「俺だって知識がない訳じゃねえよ。ただ苦手だし、下手に考えるよりもぶん殴った方が効果があるだけだ」
「脳筋極まりないけど、実際術に対する対処法としてはあんまり間違ってないのよね…。ちょっと、結界破るから、下がってなさい」
ほいほい。少し下がって初穂の様子を見る。
鬼の手の為の手袋を付けた腕を掲げ、微妙に動かしている。あれは鎖分銅を振り回す動きだ。暫く待っていると、手袋から沸き出した緑色のモヤモヤが、正しく鎖の形をくみ上げていく。
程なくして、先端の鎖まで形が出来上がった。
…見事な具現化だ。半透明でなければ、本物と言われても納得できる。初穂が普段使うよりも数倍以上長く、先端の鎖分銅は鋭く尖った形をしているが、動きに不自然さが全く見えない。
普段使っている鎖鎌の延長線上の武器として具現化する事で、扱いやすく仕上げているようだ。ふーむ、実物に沿った具現化にはこういうメリットもあるんだな。技巧を凝らして、本物同様に扱わなければならないが、その分イメージがしやすい。
俺の、その場限りの都合のいい形で具現化させるのと正反対だな。
思えば、鬼の手の使い手としては俺も未熟もいい所なんだな。俺以外の使い手は、かつてのループで出会ったホロウと…後は橘花が遊びで使っていたくらい。
後は自分の思い描いたままに具現化と応用を続けてきた。それも一つの道であるとはいえ、どうしても自分だけの発想に限定されるので、方向性は固着してしまう。他人が使っているのを見れば、新しい発見が山と湧くのも当然だ。
あの具現化を俺が応用するなら………鬼杭千切を具現化? うーん、何かパッとしないなぁ…。
ともあれ、回転を速めた初穂の鬼の手は、投擲の動作に従って結界に向かう。鋭い円錐状の先端は、結界に一瞬だけ拮抗したものの、ドリルのように潜り込む。同時に、抉じ開けられた穴の隙間から、瘴気がウォーターカッターのような勢いで飛び出した。
霊的な視覚で見通せば、先端が結界内側の脆い部分を貫いたのが見える。
「よっ、ほっ、とっ、こうやって…っと」
更に初穂が両腕で、伸びた鎖状の部分を上下させたり引っ張ったり。それに連動して、結界内部に入り込んだ先端が、触手…もとい蛇のようにのた打ち回り、結界を構成する核を食い荒らしていく。
実物であのような動作をしても同じような動きはできない為、初穂のイメージを補強する為の動作なんだろう。基本は実物同様に具現化させて、都合のいいところだけ想像で補完。何気に高等技術を使いこなしている。…姉ネタで弄りまくったから、ブーストかかりすぎたか?
「はい、これで終わりっと。どんなもんよ」
初穂が一際強く引き戻す動作をすると、内側からバキンと結界を破って先端部分が飛び出してきた。そして消失させると同時に、結界が完全に砕け散る。
腕組みして感心する富獄の兄…もとい富獄と、拍手する俺。いやこれは本当に感心するわ。
「えっへん! …なんて威張りたいのは山々だけど、そんな事してる場合じゃないわね。今の結界を破った衝撃で、確実に鬼に気付かれたわ。結界破りの衝撃は術者に少なからず衝撃を与える筈だし、出来る限り素早く仕掛けましょう」
「消耗しているなら、猶更逃げを打つ判断も早くなりそうだしな…。事ここに至って、確かに一人でやると意地を張っても意味がねえ。言いたかねえが、頼りにさせてもらうぜ」
はいよ。
…そこからダイマエンが隠れている場所は、そう遠くなかった。一本道で迷う事もなかったのだが、少しおかしな事があった。
幾つも結界が張られているのだ。それだけであれば道を阻もうとしていると思えるのだが、その結界は何かを守っている訳ではなく、その辺に適当に放置されている。
まるで割ってくれ、都合が悪ければ素通りしてくれ、と言わんばかり。
「…この結界、なんだろ。どう思う?」
うーん…結界を破られれば、術者に反動が返るって事は、多分身に染みて理解しただろうから…普通なら、余分な結界は消すよな。
作った結界を意味も無く、その辺に放置していれば、それを割られただけで戦いもせずに傷を負う事になる。
と言う事は…何かの罠? どれか一つに仕掛けがしてあって、触れたら爆発する…とか。
「…………この結界は…ちび助が作った結界とよく似てるな。中心付近が上手く作れてないところがそっくりだ。……おい、鬼が巫女の魂を飲み干したとして、結界ってのはそれで簡単に使えるようになるもんか?」
言われてみりゃそうだな。食った奴の力を無条件に使えるんだったら、巫女の力を使う鬼や、タマフリを使う鬼がもっと溢れているだろう。
そもそも、鬼が人間の術を使える事すら疑わしい。鬼は鬼の固有能力を持っているようだが、人間が使う術とは根本的に別、と言うのが通説だ。
と言う事は…。
「…まさか、取り込んだ巫女の魂を苦しめて、強引に結界を張らせている…? と言う事は、さっき結界を破ったのって、『ちび助』に衝撃が言っちゃってる訳!?」
「…野郎……!」
落ち着け! もしそうであれば、結界がこうまで瘴気に塗れるのは不自然だ。この結界は、少なくとも鬼の力を元にして作られてる。
術を使うのが『ちび助』で、力の源が鬼。…こういう場合、術を破られた衝撃はどっちに行くのか…。
術を使う者に行くなら、『破ってみたらどうだ』って鬼の嫌がらせ。力の源の方に行くなら、鬼を弱体化させる為の『ちび助』の援護とも見れる。…しかし、鬼に喰われた魂がそこまで外部に干渉できるか…。
「どっちでもいい。直接殴り倒して、舐めた真似をした報いを受けさせる!」
…ま、確かにそうだな。
じゃあ、結局のこの結界は、割らずに放置する方向で?
「いや。手がかからない奴だけでも壊していく。実のところ、俺はこいつがちび助からの援護だと思ってるんでな」
「援護? ここで結界を壊して、鬼を消耗させろって事?」
「ああ。ちび助だけじゃねえ。あの里の連中は、鬼に喰われたとしても大人しくしてる奴らじゃねえ。腹の中で、反撃の機会を伺っているに決まってる」
おいおい…幾ら何でもそりゃ無茶な。確かにミタマとなって人格が残る例だってあったけど、流石に鬼の腹の中じゃ手も足も出ないだろ。
実際、今までのループだってダイマエンに取り込まれた何か出来た例は無かった。…でも、確かに毎回毎回同じ場所同じ時期なのに、予想もしなかった事が次々起きるしなぁ…。
まぁ、富獄がそう言うなら、手間取りそうにない物だけでも壊していくか。