それまでP5Rは一区切りずつプレイして、残った時間はモンハンのトロコン目指すかな。
でも金冠は流石に苦痛ですし、今はMRを100にしないと続けられないし。
そもそもコントローラボタンの様子がおかしく、押し込んだら戻らないとか、溜め切り中にタックルが暴発する事もあり。
使い始めてまだ3か月くらいだぞ…前の奴も早くおかしくなってたので、別のコントローラを買うべきか。
しかし、P5S発売から3週間程度で仁王2発売か…。
リハビリする時間は無さそうです。
堕陽月伍拾日目
取り込んだ巫女の力を使う鬼。報告はしたものの、そう簡単に信じられるような案件ではない。
今までそんな鬼が確認されてないのだから存在する筈がない…とは言わないが、今まで里が壊滅し、巫女まで食われた事は何度かあった。なのにそれらしい鬼が一度も確認されていないのだから、疑惑が湧くのも無理はない。
「神垣の巫女と同様の結界を使う鬼、か…。単なる結界なら、今までにも前例はあるが…少なくともダイマエンが結界を使うという話は聞いた事が無いな」
「扱い切れてなかったようだがな。もしも、これが長じていったらと思うと血の気が凍るな。神垣の巫女の力なら、里の結界に外から干渉する事もできるだろう」
「そうなれば、橘花の負担は…。返す返すも、その場で討伐できたのは大きな成果だ。…単騎特攻した富獄は許さんが」
「悪かったって、本当に…」
主力部隊が集まり、会議を行っている。俺と富獄と初穂は正座。モノノフなら3時間くらいは余裕なので、罰としては軽めである。
で、あのダイマエンは突然変異の類だったのかね。見た所、術を使う以外に大きな違いは無かったが。
「そうそう新種が現れるとも思えん…が、それを言ったら突然変異もそうそう現れるものではない。どちらであれ、そう言った物が現れる時には、何かしら理由があるものだ。最近、見慣れない鬼の報告も増えたし、先日に至ってはナナキキすら出た」
「ナナキキ…?」
「む…そうか、知らない者も多いな。オオマガトキの頃にはちょくちょく見かけた鬼なのだが。先日、こいつが遭遇した」
俺? ……ああ、いつぞやの、ノヅチに瘴気が纏わりついてたアレね。正体不明の名も無き鬼、でナナキキ、だっけ。
でも、あれからそれらしい物は見てないぞ。
「ナナキキの姿は一つとは限らん。極端な言い方をすれば、名前もついてない雑多な鬼、理由は分からないが普段と行動が違ったり、普通ではできない事をやってのける鬼、正体不明の現象は全てナナキキに分類されるからな。俺も斥候組から聞いた程度だが、最近おかしな行動をとる鬼が多いらしい。報告するほどのものでもないと思っていたようだし、確かに聞いた分だけだと、俺でもわざわざ報告はせんな。鬼達がオオマガトキを企んでいるようだし、その影響かと思っていたが…」
「オオマガトキを目論んだとしても、それで新種の鬼が出来上がるとは考えにくいな。オオマガトキで『扉』が開いたら、そこから新種の鬼が出てくる…ならまだ分かるが」
「理由は分からんが、今まで見た事がある鬼に対しても、従来通りの戦い方が出来なくなるかもしれんな。各自、全ての鬼を初見の相手だと思って相手取るように。次に、今後の動向だが…」
大和のお頭からの他の議題は、大体こんな感じだった。
・最優先事項は、オオマガトキを引き起こすと思われる塔の破壊。
・その為に探索を続けるが、小鬼達の行動の変化がそれに影響されてだとすると、観察する事で情報が得られるかもしれない。
・速鳥は変わらず、塔の捜索を主任務とする。
・俺と初穂は安の領域の浄化。
・遺されている雅の領域は、瘴気の元を探索はするが、すぐには浄化しない。敢えて残しておく事で、浄化された安の領域から逃げて来た鬼達の住処とし、里まで押し寄せてくる事を防ぐ。
・小鬼からの情報集めの為、これからは斥候任務にも同行するように。
…なるほどね。全部浄化してしまうんじゃなくて、鬼を押し込める隔離所を作っておこうって訳だ。流石の戦上手。
こちらとしても異論はない。
心配なのは…斥候任務についてだなぁ。うちの連中、マシになってきたとは言え血の気が多いからなぁ…。鬼の観察なんかして何が面白いんだ、ってサボったりしなけりゃいいんだが。そうでなくても、真面目に観察しましたが何の成果も得られませんでしたぁ!なんて事になるような気がする。うちの子達はいい子で、実力もある子達なんだけど、頭の弱さはね…。
それはそれとして。
「ああ、それとな、もう一つ見せておく物があった。話が長くなってすまんが、これが最後だ。もう少し付き合え」
「会議や評定なんて、予定の3倍の時間をかけても進むかどうか…ってのがお約束ですがね。見せておくものとは?」
「こいつの所の隊員が、先日の『舟』の探索で持ち帰って来たものなんだが」
俺の所の? …ああ、凛花か。そういや、富獄の件でドタバタしていて出迎えも労いも出来てなかったな。初任務だったし、緊張や疲労も一入だろう。後で会いに行っておかないと。
で、あの子が持ち帰って来たもの…ああ、そう言えば…。
「これだ」
「これは…………服………なの、か?」
「まぁ…服…だな。俺達が見つけた連中も、こんな感じの恰好だったし」
薄すぎる、ボディラインがはっきりと浮き出る布地。
被覆面積が低すぎ、女性として大事な場所が見えそうで見えなかったり、むしろ見せようとしているとしか思えないデザイン。
そのくせ妙に頑丈で、刃で斬りつけられてもそうそう通らない対刃性能。
見つけたら持って帰ってきてくれって頼んでおいたんだよな。
って言うか、これ絶対C〇BRAとかに出てくる女性のスーツだって。水着と言うかレオタードと言うかボンテージと言うか紐と言うか。
「…何でこんなの着てるんだ?」
「破廉恥…と言うより、面妖だな…」
「こんなの着てる奴が居たら、嫌でも目が行くぜ。奇異の目で見るか、性的な場所に目をやるかは人それぞれだろうが」
「いやぁ、俺でもそういう目で見るより、自分を大事にしろって言うぜ…」
「那木、確かこのような服を着て活動していたと思われる二人が…」
「お一人は過去の事忘失していますので…。もう一人は、過去の事を思い出そうとすると血を吐く癖があるので、許可を出しかねます」
「癖なんだ…」
「…………………………ふむ…」
口々に『ないわー、正直これはないわー』的な意見を述べる中、じっと衣装を見つめる者が一人。…いや俺じゃないよ。速鳥だよ。
両肩部分を摘まみ上げ、ひっくり返したりして矯めつ眇めつ。
眺めているのは、一言で言えば全身タイツ。胸の部分が膨らんでいるので、女性用と思われる。
非常に高い伸縮性を持ち、成人の女性が着るには少し小さめ。…ただし乳の部分は平均以上の大きさだ。滅鬼隊の子達からすると平均級になってしまうが。…巨乳揃いだもんなぁ、ウチの子達…。
極めて薄い、それはもう0.01mの今度産よりも薄そうな生地で、もしも着れば男女問わずボディラインどころか筋肉の付き方まで丸見えになってしまうだろう。サイズが小さめだから、尚の事。
最初からそういう仕様なのか、それとも部品は別の場所に保存してあったのか、大事なところを隠す物は何もない。乳首はもちろんの事、男が着ればオニンニンのサイズと勃起状態が一目瞭然だし、女性が着れば…まぁ、入り口の場所とか毛の生え具合とか分かっちゃうんじゃないかな。
常識的に考えれば、そう言った秘部を隠す、ないし防御する為のカバーがどっかにあると思うんだが。
「…ちょっと速鳥、何をじろじろ見てるのよ。まさか誰かに着せた所を想像してるんじゃないでしょうね」
「うむ…。別段誰とは言わんが、想像してみた」
「「「………………」」」
桜花、初穂、那木の冷たい視線が突き刺さる。エロい衣装に見えなくても、誰かにこの格好をさせる事を考えた時点でアウトなようだ。
俺? アウトどころか出禁状態ですけど?
が、速鳥の視点はそーいう事とは違ったようだ。
「一見奇抜な衣装だが、よくよく見れば理に適っている。動きを妨げる虚飾の一切を取り外し、伸び縮みする生地はどのような姿勢にも対応できる。肌を露出するのは、空気の流れを感じ取る為」
「む…」
「まぁ…そう考えられなくも…」
「色合いは派手な物が多いが、それも衣服の印象を強くする為。衣服に注意を惹かれ、顔の印象が薄くなる。当然、着替えてしまえば見つかる危険は減るであろう。所謂、変装の術。…忍び衣装に近いでござるな。そう考えると、肌の露出にも違った意味が産まれてくる。色仕掛けはくノ一の十八番。戦闘中、異性の注意を逸らす為に肌を晒す事も珍しくはない」
…まぁ、そうかもしれんけどよ…。
でも、これって封印されている子達…鬼を相手にする子達の衣装だぞ。
鬼を相手に、人間が色仕掛けして通じると思うか?
「…………鬼にとって、人間なんざ食料だろ。食料から色仕掛けされてもな」
「精々、普通の人間より美味そうだなって思うくらいじゃないの? そういう意味では色仕掛けに意味があるかもしれないけど」
「そもそも、鬼が人間と同じ部分に興味を惹かれるのかすら…」
同じ理屈で、変装の術もあんまり意味ないな。鬼からしてみれば人間の顔なんぞ見分けが付きそうにないし…そういう意味じゃ、派手な色で見分けやすくする事はできるだろうけど、それこそ何の意味があるやら。
…つまるところ…人間相手に使うならともかく、鬼を相手にするモノノフが使うとなると…。
「…完全に欠陥品でござるな。動きやすいのは評価できるが、注意を惹くのはむしろ人間側…つまり味方の注意を散漫にさせる。対刃性能が高いと言っても、それはこの薄さの割には、と言うだけで、しっかりと作られた鎧にはほど遠い」
結局はそうなるよなぁ。いや人間相手に使えるだけまだいいのかもしれんけど…。
「あんまり使えないと思うが…。俺もお嬢さんの大事な所を目にしたいと思う事は多々あるが、こうまで奇抜な恰好だと嬉しさよりも『なんだこいつ』って感覚の方が強い」
息吹がそう言うとは…。うーむ、未来を先取りしすぎとるなぁ…。
速鳥、こういう意見もあるが、どうだ?
「一切人の目につかない事を前提とした、潜入任務の類であれば、使えない事はない…が結論でござるな。理に適っているとは言ったが、一理あるだけで問題が無いとは言っておらん」
「ふむ…そういう意味なら、速鳥、お前使ってみるか? 何だかんだで、まだ単騎での異界探索を続けてもらう事になりそうだ。人目も無いし、潜入任務だが」
「拙者はこの服が最も慣れているので不要にござる」
即答だった。
…結局、この衣装は滅鬼隊を作った連中の趣味なんだろうか。それとも、『舟』が旅立った国で使われていた物なんだろうか。
博士の意見を聞いてみたい所ではあるが…。
で、この服どうするよ?
「どうもこうも、お前の所の隊員が、お前に頼まれて探してきたものだぞ。お前が持って行けばいいだろう。探索中に見つけたものは、一部の例外を除いて発見者の物とするのが通例だ」
「我々としても、持っていても意味がないし…茅場辺りに押し付けるか? あの舟にあったという事は、異世界の代物だろう。大喜びしそうだ」
ああ、また暫く徹夜で調べそうだな。しかし仮にも女性が着ていたと思われる服を、矯めつ眇めつ感触から匂いから味まで徹底的に調べようとするだろうなぁ…酷い絵面になりそうだ。
…そんじゃ、持ち帰って来た分は俺達預かりでいい? 茅場や博士には研究材料として一つずつ渡すとして、折角凛花が見つけて持ち帰って来た物を、『使えない』の一言で放り捨てるのも忍びない。
それに、こいつは舟でまだ封印されている子達の持ち物かもしれないし、ひょっとしたら俺達が分からないだけで、うちの子達が着たら発動する、特殊な機能とかがあるかもしれない。
実際、うちの雪風は専用の武器を用意されてたみたいだしな。それがどういう物なのかはよく分からんが。最初に目を覚ました時、それらしい事を口走ってた。
「構わん。ああ、もしも本当にそんな機能があるのであれば、報告だけは頼む。別に取り上げようとも思わんが、今後似たような物が見つかったら参考としたい。…他に議題がある者は居るか? …よし、ならば今回の会議は終了とする。準備が整い次第、次の作戦を開始するぞ。まずは異界の浄化からだ」
さて、誰にどんなシチュエーションで着せるかな。
え、隠された機能? そんなの、『着たらエロい』って機能に決まってるじゃないか。他があっても、オマケだオマケ。