※この作品はR-18です。

狩りゲー世界転生輪   作:時守 暦

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第535話

 

 

 

 小一時間後。

 

 

 

「なぁ、気持ちいいか? 気持ちいいよな? 気持ちいいって言ってくれよ、若ぁ」

 

 

 

 舞華は俺の頭を胸元に抱え込み、爆乳で包んでいた。足を絡め、体を上下に動かして必死に擦り合わせる。

 潤滑剤すら無いが、舞華の肌は汗に塗れて潤いを増し、発情しきった柔らかい肉のおかげで息苦しさを感じる事は無い。最高級の肉布団に包まれている気分だ。

 

 

 …初めて…いや、二度目だったっけ。とにかく目を覚ましている間に初めて射精を受けた舞華は、その後暫く放心状態だった。

 消耗した体力、あまりにも心地よかった行為、そしてその余韻。

 何よりも、それらに浸っている間に抱き寄せられて囁かれた、『お前は俺の可愛い女だ』という宣言。

 それらにうっとりとして、時々「…へ、へへへ…」とか照れ笑いしながらも、布団の中で寄り添っていたのだが…。

 

 暫くして体力が回復してくると、あまりにも一方的にいいようにされたのが不満に思えてきたらしい。

 負けん気もあるが、どっちかと言うと好奇心とか、自分の手で惚れた男を気持ちよく善がらせてあげたい・みたいとか、そういう欲求が鎌首を擡げてきたようだ。

 

 しかし、人の話を大人しく聞いたり、上から目線であれこれ指示されるのが嫌いな舞華のこと。

 フェラやパイズリ、手コキを仕込もうかと思ったが、「あーうっせぇな、いいからあたしの良い様にさせてくれよ」と言われて断念。様子を見てみると、今やっているようにとにかく全身を合わせ、抱き合いながらムニムニしはじめたのだ。これはこれで気持ちいい。

 

 …実際の所、思ったようにやってみたかったのではなく、俺の剛直を見て舞華がヘタレただけなのだが。

 いや、最初は舞華もちゃんと指示通りにヤッてみようとしていたのだ。

 

 一発膣内射精しただけじゃ治まらん、夜はまだまだこれからだぜ、いつも抜かずの5連発が朝飯前なんだから余裕だろ…と言わんばかりに、ギンギンにエンジンがかかったままの我がちんこ。

 触れたら噛み付く、もとい触れたら押し倒してブチ込む気満々のそれを目にした途端、顔が引きつって伸ばされた手が引っ込められた。

 それでもコイツから与えられた悦楽は忘れてないのか、チラチラ盗み見しているし、おっきくなったまま、ピクピクするのを見て喉を鳴らしているのだが。

 

 ともあれ、「好きにさせろ」なんて事を言い放ってしまった舞華は、前言を翻してあれこれ指示を請う事もできず。

 とにかく「男って乳が好きらしいし、とにかく密着させりゃ若も嬉しいだろ」みたいな考えで、こうやって抱き着いてスリスリしている訳だ。

 前知識も無く、舞華がどんな事をしてくれるのか楽しみだったので、宣言通り好きにさせているのだが…うむ、これはかなりイイ。むちむちボディと爆乳に包まれて、暖かさと卑猥さと安らかさに満たされる。

 直接的な射精にまでは繋がらないが、雄への奉仕として考えればかなり秀逸なのは間違いない。

 気に入った動きがあれば、抱き着いている舞華の胸に吸い付いたり、腰や尻を触って合図を出す。それが気に入られた行為だと本能的に察した舞華は、より一層強い力で抱きしめてくれる。

 

 

 とは言え、ずっとこのままと言うのも少々興が醒める。舞華の体も、オスの体に密着する事で再び高まってきているし、そろそろ

 

 

 

「な、ななななんんあなんあああぁにをやってんんのおおおぉぉぉ!!!?!!??」

 

「…あぁん?  …って、な、何でてめぇがここに居るんだ見るんじゃねえよ!」

 

 

 …? 突如響いた絶叫。

 舞華に抱きしめられ、乳で視界が塞がれ、耳も塞がれている為に様子が見えない。何か慌てているようだが。

 慌て過ぎて喉がおかしくなったのか、舞華ではない誰かさんの声が掠れ気味で誰なのか聞き分けられなかった。

 舞華は舞華で、慌てていても俺の頭を離そうとしない。むしろより一層強く抱き着いた。

 

 

 そういや、鍵かけてなかったな。と言うか、基本的にいつ誰が参戦してもいい(美女限定)ので、乱交現場には鍵をかけてない事が多い。

 でも、夜毎夜毎にこういう卑猥な行為に溺れているのはうちの子達なら皆知ってるから、参加するつもりの子しか入ってこないし、仮に緊急の連絡なんかで飛び込んできたとしても、慌てるような事じゃないと思うんだが…。

 

 とにもかくにも、相手を確認しない事には話が進まない。

 未だに俺の顔を挟み込む爆乳に指を伸ばし、人差し指で舞華の性的急所を抉る。

 

 

「ぅあんっ!?」

 

 

 不意を突いた為か、抱きしめていた力が緩む。乳を揉む手はそのままに、顔を抜き出して闖入者を確認してみると…。

 

 

 

 

 舞華に負けないくらいの、女性にしては大きな体躯。

 服の上からでも分かる、これまた舞華とタメを張れるくらいの巨乳。

 強気な顔付は、今はパニックになって真っ赤になっていた。さっきの舞華が上げた声も、ちょいと刺激が強かったか。

 そして何より、角を隠す為の特徴的なツインテール。

 

 

 …きらら?  どうしてここに?

 

 

「ど、どうしてもこうしても! ………いやその、ちょっと…私の話は置いといて! だから何やってんのって言ってんのよ!」

 

 

 ナニ。

 

 

「うぇ!?」

 

 

 交合。睦言。まぐわい。セックス。男女のヒメゴト。

 

 

「そ、そんなの見ればわかるわよ! 何でそんな事してるのかって!」

 

 

 何でって言われてもなぁ。お互いに気分が盛り上がったから?

 

 

「…おい若、今更否定はしないが、結構強引な手段を取られた事はまだちょっと怒ってるからな?」

 

 

 気持ちよくしてあげるから許して丁髷。…謝罪の意思が毛ほども感じられない? せやな。

 舞華の言う事はともかくとして、必要な事でもあるのは確かだぞ。きららにはこの手の暗示は使われてないが、うちの子達の殆どは、定期的に主となっている者…この場合は俺だな…と、こういう深い付き合いをしないと精神的に不安定になってしまう。

 特に舞華は自分は大丈夫だって意地張ってたおかげで、暗示がかなり強烈に効いてしまってる。

 念入りに対処しておかないと。

 

 

「「ね、念入り…」」

 

 

 どんな想像をしたのか、喉をゴクリと慣らすのが一人と、赤面して俯くのが一人。どっちがどっちとは言うまい。

 ちなみにこうしている間にも、舞華の尻やら乳やらに手を這わせているし、ナニはギンギンにいきり立っているままだ。きららの視線がチラチラ吸い寄せられているのが分かる。

 

 

 で、それは置いといて、きららは突然何の用だったんだ? 何だかんだで、男嫌いが治った訳じゃないし、今まで俺の部屋には近寄ろうとしてなかったろうに。

 

 

「ちょっ、若、このまま話続けんのかよ!? せめて服をあぅ!?」

 

 

 はーい、舞華はいい子にしてましょうねー。ついでに見られながら悶える快感も覚えましょうねー。

 指を一本秘部に入れ込み、文句を言えない程度にネチョネチョグチョグチョ。声を聴かれるのだけでも堪えようと、舞華は両手で口を塞いでいる。それでも漏れる声が非常にエロい。きららも目が釘付け…いや、そのすぐ傍にある俺のちんこにも目が行ってるな。

 

 それで結局、どうしたん、きらら? 目的も無く訪ねてきたとは思えないが。

 

 

「え…あ、いや…その…」

 

 

 この状況で平静に話を続けろと言うのも無茶振りだとは思うが、妙にきららの歯切れが悪い。

 普段であれば、良くも悪くもズバッと言うのに。逢瀬の現場に踏み込んだ為にバツが悪い…のもありそうだが、もっと別の問題な気がする。

 こんな場面に遭遇したら、彼女の性格からして一目散に退散しそうなもんだ。踏みとどまったって、いい事なんてありゃしないだろうし…。

 

 …それだけ引くに引けない、或いは今でなければできない要件? かもしれないが、それだと舞華との色事に過剰反応しているのが…。緊急の要件なら、誰が居ようとそのまま言うべきだしな。

 じっときららを見つめて観察してみる。視線を受けて、きららは目を逸らした。

 

 普段のきららと違う所は、すぐに見つかった。

 …口紅を引いている。髪の毛も散髪で整えた後に、普段以上に丁寧に梳いたようだし、着ている浴衣も上等で新品。うちの子達に支給されている物とは違うから、自前で購入したもののようだ。

 風呂上がりなのか、体からは僅かに石鹸の香りと、湯気が立ち上っている。爪も手入れしたばかりだし、よく見れば口紅以外にも薄っすらと化粧が施されている。

 別段、きららも身嗜みに無頓着ではない…むしろ拘る方だ…から、一つ一つなら珍しい事ではないが、一度にこれだけ揃うと話は変わってくる。意識して、徹底して身なりを整えたのだ。

 

 更に内面観察術できららの感情まで覗き込む。

 不安、焦燥、好奇心、期待、肩透かし、怒り、嫉妬、情念。

 『断られないだろうか、拒絶されないだろうか』

 『今を逃したら、機会が巡ってこないかも』

 『抱かれるってどんな気持ちなんだろうか』

 『きっと大丈夫』

 『覚悟を決めて来たのに、まさか』

 『不潔! 不潔! やっぱりこれだから男は!』

 『節操無しに手を出しまくって! よりにもよってこいつなんて!』

 『自分がそこに居る筈だったのに!』

 

 …やや支離滅裂なところがあるが、それだけ混乱しているのか。

 何にせよ、きららの要件は理解できた。抱かれに来たんだろう。

 きららが以前よりも俺に好意的になっているのは確かだが、突然こんな行動に出るとは思えない。

 昼にも少し話をしたが、その時の内容が何らかの琴線に触れたのか。

 

 『機会が巡ってこないかも』か…。

 確かに、そういう状況ではあるんだよな。戦いの中で生活していれば、負けて死ぬ危険があるのは当たり前。事に、今は塔によるオオマガトキが起きる可能性がある。そうなれば、例え個人として負け無しだったとしても、生活拠点が潰れ、世界が瘴気に満たされて、遠からず息を引き取る事になるのは目に見えている。

 だったら、今のうちに心残りを昇華してしまえ、と考えるのもおかしな事ではない。

 ついでに言えば、早く済ませればいいと言う問題ではないが、早く済ませればそれだけ楽しめる時間が増えるのも事実。

 以前のきららであれば、死んでも御免と言い切る考え方だろう。今のきららにとっても、そんな理由で体を明け渡すのは相当な決断だったろうが…。

 

 何にせよ、その清水の舞台から素っ裸でダイブするような覚悟で下した決断は、ものの見事に空ぶった。

 いやまだ三振してはいないものの、既にツーアウトくらいだ。

 覚悟を決めて男の元に逆夜這い(本人は認めないだろうけど)しに来たら、既に他の女と一発キメていたとか、そりゃ女のプライドがガタガタになっちまうだろう。ここで乱入して俺を奪い取ろうとできる程、きららはスレていない。

 

 …でも俺はスレてるんだよね。修羅場そのものの状況に突っ込まれても、『もう一人食っちゃえるドン!』なんて考える程度には。

 うん、覚悟してやってきた上に先を越されて激昂状態のきららと、初体験を終えたばかりでピロートークも楽しめてない舞華には悪いが、この状況は新たなお楽しみの前段階でしかない。

 

 丁度いい。

 この二人は前々から馬が合わないとお互いが公言していたし、この機会に親睦を深めてもらうとしよう。

 そして上手い事煽ってやれば………ゲヘヘヘヘ

 

 

 

 

 

 

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