時守はちょくちょく菅笠衆に斬り殺されています。
執筆が疎かになってしまいそうですが、何とかちょびちょび書き連ねています。
それはそれとして、far様から挿絵をいただいてしまいました!
あらすじにリンクを貼っているので、是非ともご覧くださいませ。
-----------------------Side 滅鬼隊(第三者視点)--------------------------
頭領が居なくなってから、滅鬼隊女性陣の夜は、比較的静かだったと言える。食事、風呂に続いて、思い思いの時間を過ごし、早めに就寝する。(夜警担当は除く)
普段と違う点を挙げるとするなら、それぞれの時間の比率が変わっている事だろうか。
今までは、趣味の時間を削って風呂に長く入っていたり、眠る時間が……まぁ、とにかく遅くなったり、早く寝ていても途中で叩き起こされたりする事も多かった。苦ではなく、悦んでいたが。理由は言うまでもない。
ともかく、今の彼女達は夜のお楽しみが無い(一部は同性で盛り上がったりもしたが)分、刺激的ではないが平穏で自堕落な生活を満喫していた訳だ。
…が、趣味と言える程の趣味を持っているのはごく一部。夜中、部屋の中でできる趣味と言うのは意外と少ない。長い暇潰しに出来るようなものであれば猶更だ。
暇を持て余した結果、誰かの部屋に集まって将棋なんかで時間を潰していたのだが…。
「っ、っ、っ、……ぷはぁー! さー、夜のお茶会、はぁーじまぁーるよー!」
「明日奈、流石に瓶から直接飲むのはどうかと思うわ」
「大丈夫、お酒じゃなくてお茶だから!」
「せめて般若湯くらいに…」
「どっちにしろ、既にへべれけ極まりないです…」
…あまりに暇すぎたのか、明日奈が人を巻き込んで騒ぎ出した。
真昼間から飲み続けていたのか、珍しく一見して分かるくらいに赤くなっている。
「いやー、やる事は大体やっちゃったし、もう暇で暇で。呑むか食べるくらいしかやる事ないのよ」
「極端な過ごし方ですね…。以前にいらした…シノノメの里、でしたか? そちらではどのように過ごされていたのです?」
「あっちはそれこそ、酷い雪のお陰で外出さえできない日が多かったからね。趣味じゃなくて、凍死しない為に色々やってたのよ。それで時間を潰してたんだけど…」
「暇潰しの種は、それだけじゃありませんでしたよね? 明日奈さん、常々妄想してたじゃないですか。もしもこんな日に彼氏が居たら、って」
「…妄想の後、虚しくなるのまでが定番よ。今現在、その彼氏が居なくなっちゃってる訳だけど…いやぁ、こんなにやる事無くなるとは思ってなかったわ。人肌を知っちゃっただけに、一人寝の夜が辛いし」
「一人寝…? 昨日は私の部屋に来てなかったっけ?」
ジト目で明日奈を見るきらら。ちなみに少し眠たげ。
「…神夜並の大きさを改めて体感したくて、つい…」
「その前は私とお母さんの部屋に来たわよね。しかも、本番真っ最中に乱入して」
「…疑似とは言え、母娘の背徳的な情事につられて、つい…」
「むしろ、若様が居なくなった初日から女色の常時に耽りまくってたな」
「刺激的な夜が無くなって、体が疼いて寝るに寝れなくなっちゃって、つい…」
性の欲望に一直線すぎる。無駄に色ボケに似てきた。
口々に自分の所業を責め立てられて、明日奈は膨れ面になった。
「別にいいじゃない。嫌だって言ったら、すぐに手を引いたわよ。きららだって、雪風だって不知火だって、紅だって何だかんだと乗り気だったじゃないの」
「……あ、あまり私の事は構わないでくれ…」
顔色をその名の如く赤く染め、紅は目を反らした。色事に溺れやすいが、普段はそこそこ常識があるのだ。そこそこ程度でしかないが。
それを見て、雪風は軽く肩をすくめて、ツマミとして出されたするめを咥えた。
「まぁ、気持ちは分かるけどね…。毎晩とは言わないまでも、数日置きに、体力の限界まで散々満足させられてたのが、いきなりお預けだもの。調子も狂うし、体も鳴くわ」
そういう雪風は、呼び出されたりしない日には母親の不知火とネチョっていたりする。そうすると、夜這いに来た誰かさんが興奮するからだ。一人で寝るより心地よいし。
夜の生活に関しては、ここに居る者…と言うか滅鬼隊の面々は似たり寄ったりだ。呼び出されて弄んでもらうか、もしもお呼びがかかったり、忍んできた時に備えて準備してから眠る。
そして、今は時間と体を持て余している。
「…そんな訳で、毎晩毎晩そればっかりってのも何だと思ったから、お茶会を開く事にしたのよ。いやらしい事しか楽しみが無いなんて、不健全だわ」
超肉食系かつ被捕食者の明日奈が言うと、微妙に説得力が無い。
「実も蓋もない事を言っちゃうと、一人で慰めながら寝るんじゃなくて、適度に酔っぱらってぐっすり眠りましょ、って事。無理に飲めとは言わないけど、お酒に慣れておいて損は無いしね」
「そうは言われても、どうしたものやら…」
雪風は途方に暮れた。一体何をすればいいのやら。
単にお茶(隠語)を呑んで無駄話すればいい、何なら別に話もしなくていいのだが、こういった経験の無い雪風には今一つ分からない。
「まぁまぁ、取り敢えず呑みましょ。自然と話題も湧いてくるわよ」
「別に猥談になっても、それはそれで構いませんしね。恥ずかしがるような事は………ありますが、まぁお互い様ですし」
ほら呑んで呑んでと、明日奈はお茶を注いで雪風達に渡す。
結構な上物を用意したらしく、香りだけでいい酒だと分かる。呑み慣れてない雪風でも、ゴクリと喉が鳴った。
「そういえば…きららと紅は、お酒って飲んだ事あるの?」
「私はあるぞ。お父様…もとい若様の晩酌に付き合ってな。『娘の手から酌をされるって、父親の浪漫だなぁ』なんて言ってたけど」
「よく分からない感覚ね。私は、記憶に無いけど多分呑んだ事ある…かしら。お酒って言われて、すぐ味が思い浮かぶくらいだし。…でも、あんまり好きじゃなかったかな…多分」
好きではないと言いながらも、手の中にある盃に注がれるのは好奇の視線。彼女のかつての環境を考えると、酒が不味かったというより、美味しく飲める環境になかったのだろう。
とは言えすぐに口を付けるのは躊躇われるらしい。
「そういう雪風は?」
「お婆ちゃんが、体がちゃんと出来上がるまで呑んだらいけません、って…」
「山本先生ですか…。意外とそういう所は厳しい人ですからね。とは言え、あの方もくノ一です。お酒との付き合い方を覚える、という名目なら許してくれると思いますが」
「………うぅ~……」
興味あり。だが大好きなお婆ちゃんの言葉も無視できない。
「その、お婆ちゃん…とは? 雪風も私達と同じ境遇なのだし、そんなのが居たとは聞いた事もないが」
「そうですか? 一度は会っていますよ。霊山で目を覚ましたばかりの時に……ああ、あの時は若い姿でしたね」
「若作りなお婆ちゃんなの?」
「あはは、若作りって程度じゃないわよあの人! 実年齢はさっぱり分からないけどね。『山本科』も、本名じゃなくてあの先生の家が代々受け継ぐ通り名みたいなものだし。いつ代替わりしたのかも分からないのよねー」
「そうだったの!? じゃあお婆ちゃんの本名は?」
「そこは開き直って、『お婆ちゃん』を名前だと思えばいいんじゃないですかね。笑って許してくれますよ、『おばさん』なんて呼ばなければ」
「止めなさい、暗殺されるわ」
真顔の明日奈。かなり本気で怖いようだ。
「そんな人が…。私達もここで戦って、かなりの経験を積んでいると思っていたけど、世の中って広いんだな…」
「おまけに、変なところで奥が深い。…としたり顔で語れる程、私達も世間の事は知らないんだけどね。何せ、故郷の里から出たのも、この数か月が初めてなんだから」
「そうだったのか…。てっきり私は、若と一緒に何年も過ごしているものと…」
「それも勘違いですねぇ。初めて出会って、まだ半年も経っていませんよ。いやはや、思えば不審極まりない出会いでしたねぇ。あの頃の明日奈さんは、よく『彼氏が欲しい』とぼやいていたものです」
「へー。もっとこう、幼馴染とか深い仲だと思ってたわ」
「幼馴染より深いわよ。まぁ、私の幼馴染は疎遠になっちゃって、この前再会したばっかりだったけど…」
「桐人さんですね。幼い頃に明日奈さんに捕食されそうになり、女性恐怖症になってしまった可哀そうなお方です」
「ちょっ!?」
「明日奈にもそんな時期があったのね。今からじゃ想像もできないわ」
「それを言ったら、神夜だって言い寄る男達を何度叩きのめして再起不能にしかけた事か! 笑顔で脳天から、竹刀とは言え斬冠刀を一閃よ。見ていて『あ、死んだ』って思った数は、両足の指を足しても数えきれないわ」
「神夜さんは相変わらずだったんですねぇ」
「ああ。対戦相手を笑顔でどんどんぶっ飛ばしている姿が目に浮かぶな」
「ちょっ!? 明日奈さんと真逆の反応で心外極まりないのですが!?」
「だって…なぁ?」
「うん…こればっかりはね…」
日頃から神夜に何かと懐いている紅ときららだが、流石に援護できる話と出来ない話がある。神夜の体を間近で見たいが為に挑み、精神に傷を負わされたモノノフは、ウタカタの里だけでも結構な数になる。その時の、彼女の光輝かんばかりの笑顔と来たら。
慌てる神夜に対し、優越感たっぷりに明日奈は語る。
「私は違うのよ、私は。いやー、欲求が満たされて、気持ちに余裕があるっていいわねー。焦ってがっついてた昔の自分が滑稽に思えてくるわ」
酒、もとい茶を飲みながらへらへらと。
どう見ても煽っている。
「うぬぬぬ、シノノメの里で『永世第一位・噛み付いてきそうな女』『殿堂入り・男を捕まえる為に犯罪を犯しそうな女』と呼ばれていた明日奈さんの分際で」
「え、私そんな風に言われてたの」
「犯罪を犯しそうな、って……あれ、古馴染みじゃないなら、若との出会いはどうだったんだ?」
何か危険そうな話題になるのを感じたので、咄嗟に方向修正をかける紅。
紅にとって、明日奈と神夜は頼りになる姉貴分のような存在だった。世間の事をよく知っていて、強く、頭領との仲も一際よく、何よりも右も左も分からなかった自分達を導き、纏め上げてきた女傑達。
茶で昂揚しているとは言え、それがこのような赤裸々な話をするのは想像した事もなかった。
「どうって……怪しい事極まりなかったですね。話した事はなかったと思いますが、私達の里は陸の孤島状態だったんですよ。オオマガトキの際に、四方を非常に濃い異界で囲まれてしまいまして、行くも来るも不可能だったんです。元々、年中雪が積もっていて、人の行き来も少ない里でした」
「ざっと8年間、少人数の里で何とか遣り繰りしてたわ。その間、人が訪れた事は一度も…いえ、一度だけあったっけ。幼い頃だったから、あんまり覚えてないけど。そんな閉塞した場所で、神夜と二人で哨戒してたら唐突に現れたのよ。おかしな口調で、失礼~なんて言いながら」
「雪の野原を行くにはあまりも軽装でしたし、そもそも得物から服まで見た事もない装いでしたし、色んな意味で状況にそぐわない人でしたね。正直、鬼が化けているのではないかと疑ったものです。その後、すぐに鬼に遭遇して共闘しましたが、こっそり警戒してたんですよ。ばればれだったみたいですが」
実際、怪しい事極まりない男であった。今でもほぼ正体不明である。
本人の異常なまでの戦闘力、生産力に加え、異界浄化というとんでもない能力。こんなものがホイホイ湧いて出る筈もない。絶対に背後に何かある…と、色々な所が背後関係を洗おうとしている。無駄だけど。
「で? で? そこからどうやって恋仲になったの?」
「きららったら興味津々ね。私は知ってるわよ、前に明日奈本人に聞いたもの」
「あ、ちょっ、雪風、待っ」
「なんか里の伝統ある浪漫ちっくな日に告白したのよね! そしたら抱きしめられて接吻してくれて、そのまま朝まで一緒に過ごしたのよね!」
「…………………明日奈さん?」
「……………う、嘘は言ってないし」
「そうですね、言ってない事があるだけで。超絶肉食獣な明日奈さんは、思い余って壁を壊すくらいの勢いで迫り、指一本で返り討ちにされた挙句、秘部を掻き回されながら里の中を連れ歩かれて、部屋に着いたと思ったら一晩かけてぐっちょんぐっちょんにされたんですよね。首輪を付けられたら即絶対服従になるくらいに」
「…かえりうち? かべをこわす?」
「つれあるかれる?
「く、首輪…」
状況が分からず、?を浮かべる雪風、紅。壁ドンならともかく、蝉ドンは知らない人には想像もつくまい。あときららは首輪に興味を示していた。
明日奈は明後日の方向を向いていた。
「え、えーと、よく分からないけど…それじゃ明日奈が先にくっついたのね。じゃあ、その後に神夜はどうしたの?」
「…暫く悩んでいたのですが、未練がましくも諦めきれず…」
「自作の寝具の使い心地を確かめてほしい、って部屋に誘ったのよね。寝具って自分も含むの? おっぱい枕?」
「ちゃんとした寝具ですー。大体、その後すぐに事件があって、そのまま明日奈さんと雪華さんと木綿季さん、それに巫女様方で一週間泊りがけになったじゃないですか。おかげで二人きりの時間が殆どありませんでした。まぁあれがあるから、今のような関係があるのですが」
「体感的には、一年くらいに感じたけどね」
内輪の話になってきた。
体感時間操作の事は雪風達も知っているが、雪華さんとか巫女様方って誰だ。
「意外と色々あったんだなぁ…。しかし、こう言ってはなんだが……若に不満とかは無いのか? 私は正直、目を覚ましてからこの状況が当たり前だったから、あまり違和感も感じないんだが」
「不満? そりゃあるに決まってるじゃない。しかも沢山。はっきり言うけど、あの人って人としてかなり駄目な部類だからね」
「色事に関しては、性根がかなり腐ってますからねぇ…」
「女同士でも楽しめるくらいには慣れてきたし、人が増えれば増えるほどできる事も多くなってお楽しみも奥深くなっていくけど、これ以上増やされちゃ堪ったもんじゃないわよ、全く」
しみじみと呟く神夜。性根が腐るというか、単純に色狂いである。
40人近い女を侍らせ、その殆どが既にお手付き。しかも避妊具の使用無し。…怪しげな術による避妊はしているが。
毎晩毎晩…いや、気が向いた時にはそこらの女を引っ張り込んでスッキリし、執務中にも机の下に女を仕込んで奉仕させ続ける。
飯時だろうが風呂だろうが厠だろうが、いつでも何処でも盛りっぱなし。
体力が保つのか以前に、『飽きないの?』という疑問さえ湧いてくる。
「私も気持ちいいのは好きですし、裸で寄り添ってお喋りするのも楽しいですが、流石にそればかりでは…。もっとこう、健全な遊びもしたいのですよ。一緒にお出掛けとか、背中を合わせて戦う任務とか。本当に睦言を愉しむ為には、それ以外の時間も重要なのですよ」
「独占できないし、いいように遊ばれっ放しだし、そもそも言動もね…。『重い女や病んでいる女をちんぽ一つで善がり狂わせて、都合のいい女に変えるのが愉しい』なんて真顔で言っちゃうのよ」
「……あぁ……言いそう…」
「言うってか、実際に私達、そうされてるよね…」
遠い目をするきらら。
もしも、今の自分を目を覚まして間もない頃の自分が見たら、全力で殴りかかってくるだろう。正直な話、冷静な目で見れば、殴られようと殴ろうと文句は言えない状況である。
『都合のいいように扱われるのを良しとして! 矜持ってものは無いのか!』と言われそうだ。もしも自分が他人だったら、絶対に言う。或いは視界にも入れたくないと、徹底して関わりを拒否する。
「変な恰好させたり、いやらしい事を言わせるのが好きだしね。私達を辱めるのがそんなに好きなのかしら」
「好きだからやってるんだろうな…。それを楽しんでいる私達も私達だが」
「辱めるのも好きだけど、それ以上に女の子が自分を悦ばせる為に、恥ずかしいのを堪えてあれこれしてくれるのが嬉しい、だそうです」
「真面目な話、一回本気で痛い目に合わせた方がいいのでは」
「でも、それで自重するようになったら、私達も困る…」
雪風の何気ない一言で、全員が一斉に沈黙する。
あれこれシたりされたりしているが、そのおかげで気が狂いそうな程に熱い夜を過ごしている。あれが無くなるのは…ちょっと耐えられる気がしない。
「…そもそもの話なんだけど、『普通の行為』ってどんなのなんだろ。里の人達の井戸端会議でちょっとだけ聞いたんだけど、睦言だってそこまで気持ちよくならないらしいわよ」
「こっそり買った、睦言の指南書には、若が教えてくれた事以上のことは書いてなかったな…。里のご婦人に勧められた、実用性の高い教本だと聞いていたのだが」
「紅、そんなの買ってたの…。房中術なら、神夜の家にも伝わってるわよ。私も少しだけ教えてもらったけど、あれは凄かった…」
「その凄いのを一通り身に付けている私でも、弄ばれるばかりなので内容はお察しです。そこらの指南書よりも有用な指南書だったのは確かですが」
「と言うか、実際どうやってるのかしらね。体感時間操作もだけど、分身したり霊力で体の中を掻き回したり、感覚を共有させたり…やりたい放題だもの」
他にも召喚、体の作り替え、淫紋、その他諸々。既に房中術とは関係のない世界に突入しかけているが、エロにしか使わないので間違いなく房中術なのである。しかも邪法の。
「ふぅん………ち、ちなみに、特に印象深かった行為って、何かある? 私は…まだ、その、あんまり回数を重ねてないし、あっという間に何が何だか分からなくなっちゃうから、よく分からなくって」
「陥没乳首を弄り倒されるのが好きなのは知ってるわよ」
「う、うっさい! それを言ったら雪風だって、自分から豚の真似なんかしてたじゃない!」
「相手をお父様と呼んで疑似近親相姦を楽しむ人がそこに」
「私を巻き込むな!」
「幼子の姿になって甘えたり、甘やかしたりするのも楽しい事極まりなく…」
「きらら、覚悟しといた方がいいわよ。多分、その内乳首姦されるから」
「は? ちく………え? え? か、神夜? 明日奈がが言ってるの、冗談よね?」
「……『烙印』を使えば、負担なく交わる事ができるようにですね」
いつの間にやら、茶、もとい酒も周り、話す内容も過激で下劣になっていく。
色んな意味で相互理解も深まっていくので、悪い事ではないのだろう、多分。
翌朝、彼女達は互いにキスマークを多数付け、二日酔いになっていた事を追記しておく。