攻略本っつーよりデータベースだなこりゃ。
さて、そこでダメージ計算式とか明らかになったんで、一つ企画を思いついたり。
何処を狙えば効率的にダメージを与えられるとか、スキルがどういう感じでダメージに影響するとか、事実上丸裸になったアラガミ達。
そこで、予め与えるダメージを計算し、可能な限りダメージを高める武器・スキル構成その他を計算。
出来る限り各アラガミに特化した装備を作り出し、最小限の攻撃回数でアラガミを沈める。
理想を言えば、超消音+ハイドアタックで一撃必殺、アラガミを片っ端から暗殺して「これそーいうゲームじゃねーから」といわれるような動画を作りたくなった。
計算式をエクセルで作ってみたが、想定通りの数字がでない。
面倒くさくなって挫折した。
凶星月人間は狩る為に考えるアッシーである日
さて、囮作戦開始である。
と言っても、しばらくは桜花が一人で異界をウロウロするだけだ。
その間に俺は罠の設置。
いやはや、こうしてザクザク穴掘ってると童心に返るねぇ。
千歳も手伝ってくれているから、なんか泥遊びしている気分だ。
尤も、子供の頃は竹槍やパンジースパイクなんぞ仕掛けられなかったが。
さて、問題は火薬の量か。
ぶっちゃけ大樽爆弾Gでいいような気もするが、どうせなら睡眠爆破も狙いたい。
ピタゴラ爆破スイッチの途中に、麻酔玉……いや、眠り草をそのまま…いっそ眠りナイフにすべきか…。
…もっと凝りたいところだが、囮作戦がいつ逆手に取られるか分からない。
この場合、一定以上の質に拘りすぎて間に合わなくなるのは愚の骨頂。
とりあえず地雷は埋めまくったから、最低限の守りは出来るだろう。
地雷に塩とか混ぜたし、多少は魔除け効果もあるかもしれない。
代わりに残された数少ない自然がエライ事になるが。
凶星月「貧乳が希少価値なら、巨乳はなんだと言うの? 言ってみなさい、ただし迂闊な事を言うと生と死の交流で死一択にしてあげるわ」日
千歳が落ち着かない。
どうやら桜花を心配しているようだ。
いつもウンウン唸って、アラガミ化…もとい、鬼化した体を元に戻そうとしているんだが、気もそぞろ。
無理に続けても効果ないと思うぞ。
という訳で、気晴らしに二人で散歩に出た。
逢引?
まぁそれでもいいさ。
後ろを天狐もチョコチョコ歩いてくる。
千歳曰く、「あそびにいくならぼくもいく、だって」だそうな。
ご飯も食べられるなら尚良し、だとか。
ま、食い歩き…は無理だな。
ウタカタの里は割りと豊かだが、規模が小さい。
茶屋なんぞ2~3個程度しかない。
適当に弁当でも持ってピクニックに行った方がよかったかな。
そう思い始めた時、橘花に遭遇した。
例によって、前回尻を弄りまくった事を思い出して色々噴出してきそうになったが、なんとかセーブ。
久しぶり、と声をかけたんだが、お付の護衛に阻まれてしまった。
と言っても、悪意があっての事ではない。
俺のすぐ傍に居た千歳が、神垣の巫女に触れるのはあまりよろしくないからだ。
まぁ、鬼と巫女だしな…。
万一、瘴気が橘花に何か影響したら、里全体に影響が出る。
護衛達は千歳に悪意や警戒心を持っている訳ではないし、むしろ悪いと思っているようだったが、仕事として割り切っているようだった。
だが、それを言われた千歳が更に沈んでしまった。
ウタカタに来てから、何だかんだと親切にされていたから、久々の隔意のダメージがでかかったのだろう。
それを払拭したのは橘花だった。
いや、明確に何をしたって訳じゃなくて、橘花と千歳の気があったというか、桜花を心配している点で意気投合したと言うか。
何だかよく分からない内に、仲良くなってしまっていた。
…前から思ってたが、千歳って妙なカリスマがあるというか、ウタカタの人に好かれてるな…。
やっぱり彼女が本来の討鬼伝主人公なんじゃないのか?
凶星月「最終奥義! ZENTEN!をよく考えればMH世界ハンターは普通に使っている」日
また秋水が千歳の周りを探っているっぽい。
でも探るっつってもな…異界に入って飛ばされる前、千歳が何処にいたのか、どの時代に居たのかもよく分からんし、調べようがないと思うんだが。
事実、秋水は千歳の出身がどうとか、以前は何をしていたとか、そういった事を調べているのではなさそうだ。
どっちかと言うと……千歳の周囲で、何か妙な事が起きてないかを調べている?
…よく分からんな。
何を問題にしているんだ?
この時期の、ゲーム立場で言う主人公に大した期待とかも寄せていない秋水が動く理由と言えば、例の滅びた北を取り戻す事くらいだろうが…それに千歳が関わるのか?
…暫く泳がせるしかないか。
どっちにしろ、陰陽方…だったか?の間諜だっていう証拠も無い現状で、秋水を追い詰められるとは思えん。
一応注意するように言っておくか。
凶星月酒の一滴、(獲物の)血の一滴。
予想通り、囮作戦が逆手に取られた(桜花談)ようだ。
だが救援の為、里の守りを疎かにする訳にもいかない。
ただでさえ、たった数人のモノノフで里をずっと守っているのだ。
…と言うのが、前回の理屈。
今回はちょっとだけ事情が違う。
何せ、今までは居なかった千歳という戦力が居る。
人手が一人分だけでも多いという事は、作業効率が段違いなのだ。
加えて、俺があっちこっちに罠を張りまくっているので、防衛力も向上している。
…いや、前回も結局助けに行ったけどさ、それでも戦力配分はギリギリだったらしいんだよ。
よく覚えて無いし、日記にもそこまで詳しく書いてないが。
とにかくそういう訳で、今回はそこまで危ない橋を渡らなくても、普通に救出作戦を展開できる。
そのメンツが、まず千歳。
千歳が行くなら姉の自分も、と名乗りをあげた初穂。
そして桜花が重症を負っていた時の為の那木……まだトラウマ拭ってないから治療はできないかもしれんが。
でもって俺。
救出が上手く行けば桜花も加わって……おお、初の5人体勢。
…女だらけやな。
素晴らしい事だが。
だが激しく針のムシロ。
初穂は相変わらず俺にライバル意識バリバリみたいだし、那木はホラ、前回の負い目(とイロイロな感触)を思い出して、後ろめたさがね…。
千歳は千歳で妙に張り切っている。
…そういや、先日橘花と意気投合してたよな…桜花が心配だって。
橘花の分まで頑張ってやろう、とか考えてるんだろうか?
…まぁなんだ、ハンティングモードに入ってしまえば、そんなもん気にならなくなるが。
と言うか、さっさと狩りを初めてしまおう。
クエヤマ自体はどうでもいいが、確かこいつの素材を使って橘花が千里眼を使い、鬼の頭領の存在が明らかになったんだ。
素材を持ち帰らなきゃならん。
さて、日記も書いたし、武装もOK。
いっちょ狩りに…じゃなかった、桜花を助けに行きますか。
凶星月花にクシャルダオラの例えもあるぞ、SAYONARAだけが人生だ日
クエヤマじゃなかった。
ニワトリが居た。
ヒノマガドリが。
おーい、お前が出てくるのってウタカタが鬼の総攻撃受けた時じゃなかったっけ?
なんでいきなり出てくるのさ。
まぁ、狩ってやったから別にいいけど…。
でもちょっと梃子摺ったな。
強さ自体は大した事ないんだが、羽と足を全部叩き斬ってやったあたりで、空に逃げやがった。
MH世界で言う、空の王者(笑)のワールドツアー連発だった。
結局、千歳がなんかよく分からない呪縛の術でニワトリ(の癖して空を飛ぶとは…)を引きずり落として、総攻撃をかけた。
きっとペル○ナの総攻撃のように、髑髏の煙が上がっていた事だろう。
そうしてヒノマガドリは、ズダ袋より酷いボコられ具合になってしまったとさ。
ちなみに桜花に「クエヤマとか出なかった?」と聞いたら、「出たが、一体だけだったから普通に倒せたぞ」と返された。
やっぱりそういう認識なのね、クエヤマって。
さて、とりあえずヒノマガドリの素材を持って返って、出迎えてくれた皆に無事を告げる。
とりあえず全員無事で一息ついたところに、橘花がやってきた。
桜花の無事を喜び、助けてくれた俺達…特に千歳…に感謝。
うむ、仲良きことは美しきかな。
それはそれとして、ヤマトの頭の命令で、橘花はその場で千里眼の力を使った。
帰ってきて早々ではあるが、時間を置けば置くほど千里眼の力が効き辛くなるから仕方ない。
さて、何だかんだで橘花が神垣の巫女の力を使う所を初めて目にするワケだが…何と言うか、実に神秘的だ。
祝詞も勿論だが、力を使う時の橘花には独特の雰囲気がある。
神聖で、静謐で、清らかで………。
だからこそ汚したくなるんだがね。
そして俺はそーいう劣情を隠しつつ、コッソリとタカの目を使って力を使う様子を見せてもらった。
見せてもらったが…よく分からんし、マネできそうにないな。
霊力の動きがワケの分からん事になっている。
ともあれ、ヒノマガドリの素材からでも、鬼の指揮官の存在は探れたようだ。
それどころか、大体の場所まで見当がつけられた、と来た。
クエヤマの素材とは何が違ったんだろうな?
…単純に強さ弱さの問題か、それとも他に何かあるのか…。
まぁ、言える事はだ。
鬼の陣営でも、クエヤマは残念な子扱いっぽいって事だ。
クエヤマェ…。
魔禍月「レベルを上げて貫通(メガテン3仕様)付きで殴れ」日
さて、鬼の頭領の居場所はある程度絞り込めた。
ゲームの順序で言えば、主人公と速鳥の初対面の時期だな。
しかし初対面どころか、既に弟子入りを済ませてしまっている。
…任務の合間合間に天狐語講座を受けている速鳥だが、その出来はいっそ哀れになってくる程だった。
そう考えると、千歳は既に里のモノノフ全員と顔を合わせているワケだな。
保護欲を刺激するのか、大体の人には好意的に受け入れられている。
…あの鬼の姿さえなければ、恐らく今頃は里のアイドル…いや、天狐と並ぶマスコットとなっていた事だろう。
まぁ、「だからいいんだ!」というハイレベルな里人も居るが。
…俺?
俺が今更そんなモン気にするとでも?
シモに男のが付いてたって、女の方があれば多分イケるよ?
完全な男の娘は……どうだろ。
ループ始まりの頃になんか掘られたような気がするんだが、きっと気のせいだ。
とにかく、だ。
実を言うと、千歳との距離感に若干戸惑っています。
いや、別にいきなり反抗期が来たとか、そーいう訳じゃないのよ。
相変わらず、俺に依存している節はあるが、むしろ俺としてはそっちの方がやりやすい。
…今まで関係を持ってきた異性の殆どが、ナニで依存されてるような状態にしてたからな!
言葉にすると最悪であるな。
それは置いといて、千歳は徐々に立ち直り始めている。
ウタカタの人達は「もうちょっと警戒した方がいんじゃね?」と言いたくなるくらいにお人好しで親切だし、日々の任務の間にモノノフ達とも信頼関係を築いていっている。
ヤマトの頭や桜花も、監視、怪しんでいるのは既に建前だけと言っていい。
初穂は千歳に「おねえちゃん」と呼ばれる度に発奮してドンドン腕を上げているし、橘花とは物理的接触は禁じられているが、時々一緒に茶屋で団子を頬張っているのを見かける。
最近は自分から里の中をフラフラ歩き回る事も増えたし、他人に対する恐怖症も殆ど発動しなくなってきた。
…なんだな、俺の時とはいろいろな意味で随分な差があって、ちょっと凹む。
限りなく自業自得だけど。
それはともかく、そんな風に立ち直ってきた千歳だが、夜は必ず家に帰ってきて、俺が居る事を確認してから眠る。
昨日は任務が長引いて夜中まで帰れなかったのだが、千歳は明かりも点けずにずーっと俺を待っていた。
暗い部屋の中で、身じろぎもせずに。
もう寝ていると思って静かに戸を開けて入ったら、いきなり鬼が暗闇の中から飛び出してきて、危うく斬りつけそうになった。
飛びついてきたのは勿論千歳で、勢いのままに俺を押し倒して…何も言わずにガタガタ震えていた。
何を言っても反応無し、震え続けて…10分くらいしたら、そのまま寝落ちしてしまった。
…俺がちゃんと帰って来る、一緒に居られると思える間は安定している。
だが一度それが崩れると、言葉も出せない程に狼狽してしまうようだ。
ふーむ…どうしたもんか。
いっそ男女の関係に持ち込んでしまえば、いつものペースでやれるかもしれん。
だがそれはアカン。
それだと俺に依存ルート一直線になってしまう。
物語の中心人物としてプロデュースすると決めた千歳が、精神的に俺に付きっ切りでは、仲間達との信頼関係構築に支障が出るのが目に見えている。
じゃあどうする?
逆に突き放す?
……精神崩壊まで行かないよな……nice boatで済むかな?
一緒に死んで、とか。
アカン。
魔禍月「半ズボンが許されるのは、小学生までだよねー!」「…むしろ脂ぎったオジサマの方が…」「え゛」日
色々悩んだが、結論。
俺には依存させる技術があっても、依存させない技術は無い。
立ち直らせる技術はもっと無い。
そもそも、こうまで依存されているのは、恐らく俺が『同類』だからだ。
鬼(アラガミだが)に姿が変わる同類。
この世にたった一人の同族だから、失ってしまう事をこうまで恐れる。
だから、仮に千歳が鬼から元の姿に戻れたら、この依存も大分マシになるんじゃないだろうか。
鬼から、胸を張って人間と言える、誰が見ても人間にしか見えない体に戻れたら。
仮に俺が居なくなったとしても、「人間」という同類は居るから、一人ではない。
…いや、別に代わりが居るなら失ってもいいとか、そーいう事じゃないけどね。
千歳の依存の根っこにあるのが、自分が人間ではないというコンプレックスと、孤独への恐怖なら、これで立ち直れる…のかな?
まぁ、どっちにしろ千歳の姿を元に戻す方法を確立せにゃならんが。
最初っから他力本願もどうかと思うが、このループ内で研究できそうな人つったら…那木さん、秋水に、樒さんくらいか。
しかし秋水は何やら嗅ぎまわっているようで信用できんし、那木さんの本分は医者。
樒さんは…どうだろ?
なんかこう、そういう能力が得られるような、都合のいい夢とか見ないかなー。
魔禍月「そんな事よりおうどん食べさせたい。七味山盛りで」日
追儺の日が近い。
前回は、確か追儺の日に鬼の大群の攻勢が来たんだっけか。
確か…うん、最初の攻勢だから、ミフチがメインのやつだ。
今回の戦力は、前回よりも一人分多いし、しっかり罠も仕掛けているが、油断はできない。
確か、普段は追儺の日に初登場するヒノマガドリが、一足先に登場しているくらいだからな。
ヘタをすると、この時点でダイマエンとか覚悟しておいた方がいいかもしれない。
そうなると富獄の兄貴が突っ走って面倒な事になりそうな気がするが、こればっかりはな…どんな相手が来るか分からんし。
前回同様、犬のフン付き落とし穴とかで止めたら、また揉めるに決まっている。
ああそうそう、初穂が「鬼は内、福は外」について言い出した。
そういや、こんなイベントあったな。
前回は何だか分からない話をされて、勝手に立ち直っていたが……今回は落ち込みすらしなかった。
千歳も「鬼は内、福は外」説に賛同したからだ。
そういや、千歳も50年以上前のモノノフみたいだし、初穂と同じ事を言ってもおかしくはないんだな。
初穂は「ああ、千歳は話が分かるわねー!」とか言って、飛びついてスリスリしていた。
随分と腕を上げているようだし、大分シスコン化が進んでいると見た。
代わりにヤマトの頭が、「まさか千歳も…?」とか言ってたが、別に50年以上前のモノノフだと知れたからって問題はないわな。
魔禍月「(月光蝶のスイッチを)ポチっとな」日
攻勢が来た。
おい、追儺の日は明日だぞ。
…まぁ、毎回攻勢が追儺の日である理由はないし、別に2~3日前後しても不思議は無いのだが。
その為なのか、秋水の「結界強化の提案」はされなかった。
前回と違い、秋水にとっても予想外だったんだろうか?
最近は、前回と違って何やら千歳を嗅ぎまわるのに忙しいようだし。
…ストーカー一歩手前だな。
だがあの性格からするとあまり違和感は無い。
まぁ、とりあえずモノノフ総出で出撃だ出撃。
相手がミフチだとタカを括ってたら痛い目を見そうだし、一丁行くか!
…の前に、千歳に何か精神安定剤やらにゃならんかな。
先日の帰りが遅くなった時の恐慌が微妙に残っているのか、俺と離れたがらない。
今まではちゃんと、別々の組になった時も討伐やってたんだけど…タイミングが悪かったか。
撫でる…程度じゃ効かなかったんで。
物陰に連れ込んで、額にキス。
俺にあるまじきキザさと言うかウザい仕草だったが、千歳には効果覿面だった。
真っ赤になっていた。
…出来心で追撃。
「帰ってきたら、続きをしようか」
…死亡フラグですよエビチュさん!
そういや以前のMH世界で、フローラさんに同じ事言われて俺がデスったね!
惜しかったよ畜生!
でもまぁ、取り合えず不安は吹っ飛んだようだ。
と言うかそれどころじゃなくなったようだが。
…逆に、ちゃんと落ち着いて戦えるのか?
一緒に行く那木さんと富獄の兄貴にフォローを頼んでおいた。
と言うか、俺って結局こっちのやり方に流れるのね…それが一番得意(と言うか慣れている)やり方だから仕方ない…のか?
どっちにしろ、俺はいつか良い船してデスワープする日が…前回がそんな感じでしたね、ハイ。
あと、真っ赤になって戻ってきた千歳を見て、初穂が服の裾を噛んで嫉妬していた。
魔禍月「鬼! 悪魔! ちひろ!」By ルカ・ブライト日
攻勢はあっさり撃退できた。
何と言うか、拍子抜けだ。
そりゃ、鬼のホームグラウンドである異界の外、しかもモノノフのホームグラウンドである結界のすぐ傍での戦いだった事もあるよ。
千歳という新戦力もいたし、各方面から「お前が仕掛けた罠が非常にエゲツない件について」とのコメントを頂いた事もある。
MH世界で、反省すべく山篭りを続けて、腕を上げたって自覚もある。
しかしそれを考慮に入れても、ちょっと弱すぎやしませんかねぇ?
ちなみに、予想通り従来とは違った鬼が出てきたが、それでもミフチが二匹、マフチ一匹、ヒノマガトリが1匹止まり。
動き自体は殆ど変わってないから、時間はかかったもののほぼ無傷で完勝。
アラガミ化する必要さえなかった。
なんだが…ちょーっと気になるんだよなぁ。
マフチはともかく、ミフチ2匹。
あいつら、妙に消耗していたような気がする。
足も2~3本欠けてたし、誰かとやりあったんだろうか?
と思ったが、他のグループに聞いてみても、自分達が相手をした大物はキッチリ仕留めた(そしてやはりミフチとヒノマガトリくらいしか出なかった)らしいし…考えてみれば、小物達の数も前回と比べると少なかったような気がする。
ヒノマガトリは、小物を引き寄せるんだか生み出すんだか、そういう能力があった筈なんで、もっと餓鬼辺りが多くてもおかしくないんだが。
おかしな事と言えばもう一つある。
おかしな鳥が居た。
別に鬼だとか霊力を感じるとかではないんだけど、普通鬼が近付いただけで逃げようとするのに、何故か空を回遊し続けていた。
ヒノマガドリが飛ぶ余波で落ちそうになってもいたが、それでも留まっていた。
もしやと思い、戦場付近…特に鬼達の進行ルート…を調べてみれば、おかしいくらいに動物の足跡が見られた。
千歳が何かやったのか?
いや、確かに動物を使役して、鬼の霍乱とかをやったって話は聞いてるんだが、あんな里から離れた所まで?
しかも、里から離れた場所で、大型鬼数体が暴れた形跡がある……おそらくは、討ち果たされている。
…なんだな、おかしな感じだ。
ミフチ2体の損傷と、この戦闘の後からして、俺達の知らない『誰か』が防衛線に参加していたのは間違いないと思う。
それも、恐らく貢献度で言えば、間違いなくトップに躍り出るレベルで。
鷹の目を使って痕跡を辿ってみたが、一人で、あまつさえ本来なら前衛が必要な術者タイプ。
相当な手練だな……。
しかし一体誰が……ヤマトの頭は指揮を取っていたから違う。
秋水も戦闘は専門外。
橘花もだ。
樒さん……は、何か隠し玉とか持っていそうな雰囲気はあるが、アリバイがある。
当時は橘花と一緒に結界の強化に努めていたとか。
じゃあ誰だ。
しかも動物達の動きの後を見ると、千歳同様に動物を使役できる奴?
そんなの居るのか?
ヤマトの頭に報告すべきか?
…さて、色々と考えを巡らせて誤魔化してはいたが…最大の問題から目を逸らせなくなってきた。
いつも通り、二人とも無事に家に帰ってきているワケだが……緊張した様子で、こっちをチラチラしている千歳。
「続き」、どこまでやっていいんだろうか…。
今日は追儺の日だから、襲撃がこない限りモノノフは一日休み…時間が必要以上にあるんだが……。
魔禍月「僕達の勝利は! 約束されている!」By エクスカリハ゜ー日
アイドルや巫女が、処女…それ以前に異性との付き合いが全く無い、なんて幻想を頭から信じているつもりは無い。
が、それを信じて…心棒して…いる人は多いし、そういう現実的な部分がイメージダウンに繋がると言うのは多少は分かる。
実物がどうあれ、「きっとこうなんだ」と想像したキレイなイメージこそが、アイドルの人気の源なんだろう。
それだけに、それが壊されてしまった時のイメージダウンは計り知れない。
そして今、その問題は俺に…正確に言うなら千歳に…降りかかっている。
俺が一方的に、千歳をウタカタの里のアイドル・マスコットに仕立て上げようとしている訳だが、周囲から見た千歳の基本的な印象は、「頑張りやの女の子」だ。
加えて言うなら、「幼い」女の子。
それが強く保護欲を掻き立てている。
しかし、これが「女の子」から「女」になってしまったらどうなるだろう?
祝福される?
まだ早い、と窘められる?
俺が呪われる?
と言うか悪評は全部俺に来るような気がするが、とにかく千歳のイメージがどんな変化を起こしてしまうか分かったものではない。
いや、最後の一線は越えてないんだけどね?
幸いと言うか残念ながらと言うべきか、千歳は自分の体を見せる事にまだ抵抗があるらしい。
羞恥心的な意味ではなく、鬼の体への嫌悪感的な意味で。
ふーむ、実際どうなっているのか、ちょっと興味はあったんだけどな。
まぁ、そんなに見たいなら、マスクドライダーアラガミ!して自分の体をいじってみればいいか。
千歳が躊躇っているのに、無理に見せてくれと言う程強い興味じゃない。
で、結局「続き」はディープキスと、ちょっとだけペッティング。
…年齢で考えると、条例に引っかかりそうな話だが、この世界にそんな条例は無い。
服の上から、上半身しか触ってないし。
ちなみに鬼になってる方のおっぱいは固かった。
鬼の肌だからか…反対側のおっぱいは小振りだが柔らかかった。
千歳はスレンダー美人タイプだな。
肉感的な感じはあまりしないが、くびれの辺りのラインが実に美しく悩ましい…服の上からの感触でしかないが。
あと、未開発ながら、耳が性感帯と見た。
性感帯なだけでなく、精神的に不安定だからか、囁きによる刷り込みが非常に効きやすい。
今回は「大丈夫」とか安心させる言葉ばかり囁いていたが、卑猥な言葉を囁き続ければ、それだけで興奮が止まらなくなるような体質にも変えられそうだ………いや、ウタカタのアイドルにするんだからやったらアカンて。
…例の真言立川流は、多分に人間の体の方には通じる。
ただ、それが鬼になっている体にどんな影響を与えるのか、慎重に把握しなければならない。
一応、鬼の体の方にも霊力は流し込めるんだが、人間の体(或いは肌、霊脈)が全然違って、思うような反応を引き出せないって感じなんだよね。
逆に言えば、体に霊力を流し込む事は出来るし、ポイントさえ分かれば人間の体と同じように、反応を引き出す事も、エネルギーを供給する事も……ひょっとしたら、鬼の体を治したりする事も?
…うん、思わぬ所から解決方法が出てきたかもしれない。
いや、口実が出てきたなんて考えてないよ。
ワリと真面目に研究しようかと思ってるんだよ。
…その手段が、ワリと爛れた手段だっていうのは認めるけど。
一線を越える気は無いし。
あれ、でもそうなると千歳の感情は?
依存相手、キスして、「続き」もして…それで一線を越える気無し、将来そういう関係を考えているのでも無し?
………もっと最悪だったかもしれん。