※この作品はR-18です。

狩りゲー世界転生輪   作:時守 暦

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賭けぬ…進まぬ…。
でもエロに手を抜くのは男として敗北宣言した気がする。
すみませんが、暫く投稿が遅れそうです。

あと北斗が如くのレア装備をコンプリート枠にした奴はノロウィルスで呪う。


第599話

 

黄昏月肆拾肆日目

 

 

 何ていうか、里のド真ん中でサバトを目撃した気分だ。

 虚海が言ってた、霊力貯蔵の為の儀式場を見学してみたんだが……里のど真ん中の大きな広場。ここが儀式場になるのは分かる。術を維持する為の方陣やら呪物やらを置かなきゃならないので、相応の広さが必要になる。

 術の本来の使い方が使い方…衰弱死させる呪いだもんな…なので、おどろおどろしい呪物を多数設置しなければいけない。元々禍々しかった呪物が、術の影響を受け、流れていく霊力の余波を浴びる事で、更にその不気味さを増していく事になる。…これの為に効力が徐々に強まってしまうので、その辺の微調整が虚海の仕事だったようだ。 

 そして、その儀式場の中に自ら入り、祈りを捧げ、霊力を消耗してフラフラになって帰っていく里人達。

 

 ……どうみてもヤバい宗教の現場にしか見えません。

 常習性のあるクスリをキメて、意味不明な邪教の祈りを捧げているかのようだ。実際、生命力を削っていると言う意味では大差ない。

 それが里の中央広場で行われてるんだから世も末だ。実際、オオマガトキで世は終わりかけたが。

 こんなん、この状況でなかったら即弾圧対象ですよ。大和のお頭だってキリシタン狩りの勅令出すわ。

 …俺の場合? 俺は、まぁ、なんだ、サバトならうちの子達と一緒に毎晩やってるから、正直言って何も言えないっス。クスリはないけど、俺との性交はクスリよりヤバいし。

 

 しかも里の人達の祈り方がまた…。お面(モノノフの装備でもある)被ってヨイヤサヨイヤサ踊る人も居れば、何処から持ってきたのか太鼓を叩いて盛り上がっているのも居る。人体構造の限界に挑むような複雑怪奇ポーズ…JOJO立ちしてるよ完成度たけーなオイ…をとっている者も居れば、自分でケツをしばいて『びっくりする程悠頭陽亜! 驚き仰天悠頭陽亜!』と繰り返している者も居る。下手な男装して宝塚みたいなムーブかましている奴も居れば、本物の女より注目される女装をして姫ムーブしているのも居る。

 意味不明もいいところだが、とりあえず本人が盛り上がったり興奮したりするのであれば、それは生命力の活性化、霊力の増強にも繋がるので、一見意味不明でも本人が良ければ無意味な行為ではないんだろうが…。

 正直言って、状況にかこつけて、普段は人目を気にしてできない奇行や隠していた性癖を、これ幸いとぶちまけているだけのようにも見える。切羽詰まった状況だから、混乱しているだけだと後から言い訳もできる…できる、と思う、多分。

 

 ……この里、こんなに濃い奴多かったっけ…。

 いやまぁ確かに、人間誰しも心の底に秘めた願望があるもんだし、思い出したループの中でもそれっぽい言動の心当たりはチラホラあったが。

 そしてそのイカれたトンチキ騒ぎをしている間にも、徐々に里人達の疲労や負担が溜まっていくのはよく分かる。最初は元気はつらつで脱ぎ芸しながら儀色場に入って行った人が半刻も騒いだ後にはげっそりした表情で帰っていくのだ。

 …理性を捨てて騒いでいないと、自分の生命力が衰退していく恐怖に耐えられない、と言うのも理由の一つだろうか?

 

 何にせよ、 (-_-) ←こんな表情になって黙々と儀式場の調整を務めている虚海には、心の底から敬意と哀悼の意を表する。SAN値が削れてるな、あれは…。

 教育に悪いから、うちの子達にはなるべく近寄らないよう伝えておこう。…恐怖や違和感を感じるより、『なんか楽しそう』って突っ込んでいきそうな子が何人か居るからね…。

  

 

 

 さて、ウタカタの里で発足した新興邪教の事はともかくとして、ホロウの事だ。

 博士にオビトの事を相談したところ、ある解決方法を提示されたそうだ。方法自体は単純だったが、聞いた俺も『その手があったか』と思わず感心してしまった。

 ま、乱暴な方法なのは否定できないけども。

 

 やり方は至って単純。腹をブッた斬って手づかみで取り出す。これだけだ。

 

 イメージで言えば、帝王切開みたいなものだろうか? オビトを捕らえているホロウの体を物理的に切り開く。

 魂喰らいの機能は、霊的な機構と肉体的な機構を混ぜ合わせたものとなっているので、どちらか片方だけでも排除できれば、拘束力は各段に弱まる。

 しかし、霊的な防御もそう簡単には突破できまい。何せ、魂喰らいを発動させた場合、最も強く力が燃え上がる場所だ。防壁は可能な限り強化されているに決まっている。

 なので、そっちは肉体に宿す事で対策を取る。何だかんだで、肉体と魂の結びつきは非常に強固なもの。肉に宿った魂に干渉するのは、非常に難しい事なのだ。

 

 

 まぁ、つまり箇条書きにするとこういう事よ。

 

・まずホロウを孕ませる。(オカルト版真言立川流)

・邪法により、胎児を出産可能な状態まで一気に育てあげる。

・オビトに取り憑かせる。

・帝王切開。

・肉の壁は切り開かれた事でなくなり、霊的機構の壁はオビトが宿った肉体によって強引に無視する。

 

 

 …普通、帝王切開なんぞしたら術後の後遺症で戦うどころの話じゃなくなるのだが、そこもオカルト版真言立川流で予防できる。

 オビトが難色…と言うか断固拒否していた問題点も、普通に解決されてしまった。

 オビトが嫌悪していたのは、産んだ命を…一時の依り代の為に作られたの肉の塊にすぎなかったとしても、その命を捨てる事。

 

 であれば、死なせずにそのまま育てればいいではないか。ちょっと生れが特殊なだけの、一人の人間として生かせばいい。

 何せ、オビトはミタマだ。ミタマがモノノフの体に宿るのは当然の事。

 

 簡単に言えば、魂喰らいの中から連れ出してきた礼として、産まれてきたこの守護霊になれって事だな。

 逆に、もしも本当に命も魂も宿らない、単なる肉であったのなら、それこそオビトがその体を使えばいい。誰に憚る理由も無い、オビトの為に準備された体なのだから。

 

 いやー、単純すぎて盲点だったわ。

 術によって歪められて産まれた体がどれくらい生きていけるのかは分からないが、宿ったミタマ…オビト…による加護もあるし、不調に対してすぐに調査・対処をしていけば結構長く生きられる可能性は高い。

 

 

 ……まぁ、何だ、その、5割の確率で使えるようになる、最終手段的治療方法もありますしね? ミタマが男だったとしても、体が女ならまぁ、ハイ、そういう事です。…生まれる前から近親相姦考えられてるって、酷いなんてもんじゃねーな。

 実を言うと5割ですらないしね。種をつける時にチョチョイと小細工すれば、性別の固定も朝飯前よ。今のところ性別を指定する気はないんだが、延命を考えると最終手段的治療は使えた方がいいよなぁ、やっぱ…。

 

 

 と言うか、今更ながらにオカルト版真言立川流が便利過ぎる。

 避妊から始まって、診察、強化、回復、肉体改造、分身、召喚、読心、体感時間操作、夢操作、ええとあと何だっけ。出来る事が多すぎて、何の術なんだか分からなくなってきたな。まぁ何を使うにしても、エロが絡まなきゃ発動もしないんで、間違いなく睦言の為の術なんだが。

 

 

 

 そういう訳で、結局ホロウを孕ませる事になった訳だ。ホロウからも反対の声は無い。元々診察の為に最後までする予定だったし、されたら自分がどうにかなるんじゃないかという危機感はホロウには無い。

 問題があるとすれば、オビトの反応だな。肉体を使い捨てにしない事で、再誕に関する反対は納めてくれたものの、行為自体の影響がどう出るか…。

 ホロウを孕ませ、肉体を変質させる過程で、『烙印』を使用する必要がある。これは被験者に激しい快楽と恍惚感を与えるもので(オカルト版真言立川流の術は大体そうだが)、ホロウの中に居るオビトにも同様の感覚を与える事が懸念されている。

 

 …下手をすると、モノノフの始祖がメス堕ちしてしまうかもしれない訳ですな。いやマジでどうしよう。確率5割で女性として生まれる事を考えれば、今のうちにやっちゃった方が…いやでも男性として生まれたら受け専になった挙句に、息子なのに俺に迫ってくる可能性も…。

 

 

 

 先達に対する敬意と欲望を天秤にかけて暫く悩んだが、重要視すべき事を考えれば自然と結論が出た。

 優先すべきは千歳や産まれる前の我が子の因果奪還、そしてクサレイヅチの討伐。クサレイヅチの討伐についっては、ホロウにとってもオビトにとっても異存はないだろう。ホロウにしてみれば悲願、自らが生み出された存在意義でもあり、かつての仲間達の仇討ちでもある。オビトだってそうだ。体を失い、ホロウの中に閉じ込められ続けた原因は、間違いなくクサレイヅチ。報復の意味でも、これ以上犠牲者を増やさない為にも、何よりも優先して討伐すべき。

 

 

 

 でも流石に面と向かって告げる勇気は無いので、『オビトまで気持ちよくなるのは予想外だった』という体で行こう。予め覚悟しておけば、抱いている女の中で男がアヘってても割り切ってヤれる自信はあるから。

 

 

 

 

 

 不安要素もあるが、事はすぐに始めるべきだった。と言うのも、クサレイヅチが、戻ってくる予兆があったのだ。

 情報源は、他ならぬホロウ自身。今までは複数のイヅチカナタを探知していた為に故障していたと思われていたレーダーだが、現在では残るイヅチカナタは一体だけ。俺の標的たるクサレイヅチのみだ。その状態であれば、正常に稼働する。

 そのレーダーから、接近の感ありと知らされる。近付いている、と。

 

 

 無論、その報せはすぐに里を駆け巡った。

 ある意味ではまだ良かった方だろう。クサレイヅチがいつ戻ってくるか分からない状態で、里人達の霊力を延々と捧げていたら、いざという時には誰も動けなくなっていた、なんて事になりかねない。

 …或いは、それが常態化して、緊張感が無くなってしまうというパターンもあるか。

 

 

 

 

 まーそんな訳で、他の皆が戦闘準備に走り回っている間に、俺とホロウは二人っきりで、俺の部屋で対面している訳だ。…オビトを入れれば3人…いや意識しない意識しない、二人きりって言ったら二人きりだ。

 ホロウはご丁寧にも、先日と同じように湯あみをして身嗜みを整えてやってきた。それも…。

 

 

 

 …何と言うか、めかしこんだな。

 

 

「そうでしょうか? 基準が分かりません」

 

 

 んじゃその恰好は何よ。どう見ても嫁入り衣装にしか見えないぞ。

 黒を基調とし、華をあしらった着物、着物に焚き籠めた香に簪、角隠し。ついでに懐には短刀。

 

 

「いえ、嫁入りではなく生贄と見立てて設えたそうです。この短刀は自決用だとか。だとしても、刺すにも斬るにも使えますが」

 

 

 設えた…って誰からだよ。

 

 

「ここの住人からです。『以前は涙を呑んで見逃したが、おのような粗末な恰好で若様にお目通り願うなど許さん!』と叫ばれて」

 

 

 何考えてんだ、あいつら…。いや確かに目上の人間に合うなら、それなりに整えた格好をしろと言うのは常識だし、ホロウのあの恰好は……そんなに粗末なもんじゃなかったんだがなぁ。でも素っ気ないと言うか、事務的なのは確かだったか。

 最近じゃ下着とかも増えてきて(たたらさんが色々作っているのだ)、伽の際に着飾って来てくれる子も多くなってきた。そういう意味じゃ、あの子達の事だから『若様に抱かれるならもっと卑猥な恰好して愉しませろ!』ってくらいの考えだったのかもしれない。

 

 生贄に見立てる、ってのはよく分からない………いや、分かるな。実際、贄として喰らおうとしているようなもんだし。

 と言うか、あいつら本気で俺を神みたいに扱ってないか? 生贄って基本、神とか悪魔とかとにかく上位者に捧げるもんだろ。

 

 ま、まぁいいか…。切っ掛けはどうあれ、それなりに着飾ってくれた方が剥き甲斐があるのは確かだし。

 

 

 

 今更聞くが、ホロウは本当にいいんだな?

 隣の部屋に、割腹手術の為に那木や茅場や博士を待機させてる辺り、完全に覚悟完了してるとは思うが。

 

 

 

「構いません。オビトを魂喰らいの燃料にするなど、断固拒否します。その為なら、孕むも割腹も受け入れますとも。ですので、早急にお願いします。イヅチカナタの接近は近い。腹を裂いた後の回復の時間も考えると、時間は一秒でも惜しい」

 

 

 …分かった。じゃあ、始めるぞ。

 

 

 宣言してホロウに近付くが、微動だにしない。

 前回の感覚を思い出して、怯えるなり恥じ入るなりしてくれれば盛り上がったんだがな…。前の時もそうだったが、つくづく性感も欲望も無い体をしているようだ。

 

 ま、いいか。

 とは言え、やはりホロウに羞恥系の悦びは望み薄。溺れさせる方に集注する。

 

 

 服の上から体を抱き寄せ、互いの体温を移し合うように抱きしめる。接吻はまだしない。

 抵抗は無かった。前回の時よりも、むしろリラックスしているくらいだ。一度目に大した事ができなかったから、警戒する必要がないと思っているのか。

 

 だがそれは大きな間違いだ。

 前回はホロウの体を調査するところから始め、性感を呼び覚ますのは後回しになっていた。

 だが、今は充分に全身を理解し、そしてその情報を十全に活かせるだけのシミュレートを散々行ってきたのだ。具体的に言うと、妄想の中で延々とホロウを犯し続けていたと言う事だが。

 

 所詮はシミュレート、妄想に過ぎないって? いやいや、俺レベルになるとちょっと違ってくるのよ。

 唐突に小難しいウンチクが始まるが、霊力ってのは要するに感応しあう力だ。オカルトの領分ではなく、「人間が強く意識していると、脳はそうなるように働いて行く」って奴。運が悪い運が悪いと思っていると、本当にそういう流れを引き寄せてしまうってアレだね。

 これをね、エロい妄想に当て嵌めたらどうなると思う?

 霊力を使うモノノフにして、血の力を使うゴッドイーターにして、人間かどうか怪しいハンターにして、オカルト版真言立川流の使い手であるこの俺がやると。

 

 

 勿論、妄想はただの妄想でしかない。だが、確かにそれを想い、念じ続ける事で効果はあるのだ。ホロウの体は、誰の手にも触れられず、知らない間に勝手に開発されていっているのである。

 信じられないかもしれないが、これぞ俺が辿り着いたオカルト版真言立川流の新境地である。まぁ、前から夢の中で犯して、実際の体にも影響及ぼしていた事はあるからね。その発展形みたいなもんだ。

 妄想すればするほど、実行する時にバフが…あっちからしたらデバフ? 気持ちよくなれるならバフ?…かかる。極まれば、頭の中で卑猥な事やってるだけで、ちょっと触られただけで理性がダウンするくらいに堕としてしまえるかもしれん。

 うちの子達は、特にこれに敏感だからなー…やろうと思えば、一切手を触れず、視線も合わせず、声もかけない状態で即イキまでもっていける時もある。あっちからすると、普通に飯食ったり鍛錬してたりしていたのに、突然腰が抜けるくらいの快感が走り抜けるという、迷惑極まりない事態なので、あまり使わないが。…風情も無いし。

 

 

 うちの子達の事はともかくとして、まずはホロウだ。霊力は既にホロウの体に浸透させた。一番重要な子宮にも行きわたった。…そこに要る誰かさんにも盛大な影響を与える事になるが、こればっかりは仕方ない。

 さぁ、この不感症の天然女を蕩けさせようか!

 

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