※この作品はR-18です。

狩りゲー世界転生輪   作:時守 暦

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第601話

SIDE 色惚け

 

 

 

 

 

 

 

 予想以上の反応だったのは、否定しない。

 性行為を甘く見ていたホロウを翻弄するのは簡単だった。前回と違い、何処をどう弄れば反応を引き出せるかきっちり把握できていたし、精神的にも物理的にも逃げ道は真っ先に断った。予想外の感覚に戸惑っている間に霊力を体内に打ち込み、力を籠められないように小細工して抵抗を封じた。

 悦楽こそ自覚してないものの、初めて数分も経たない内に、ホロウは俺の腕の中で藻掻く事しかできない獲物と成り果てた。

 

 喜悦に歪む表情こそ見る事はできてなかったが、体はしっかりと反応し、その刺激を受け取っているのは明らかだった。

 慣れない感覚を処理できていないだけ。であれば、刺激を少し弱めて受け止められるようにし、じっくり味わわせて自覚させる。不感症だからといって、強い刺激だけを与えればいい訳ではないのだ。

 

 体の隅から、徐々に性感を呼び覚ましていき、未知の刺激に身悶えるホロウを堪能する。

 ホロウからしてみれば、四肢が溶けていっているか、異様な何かに呑み込まれていくように感じていただろう。それに対して恐怖を感じてないのは流石の胆力と言うべきか。

 

 まぁ、総じて想定通りの反応を得ていた訳だ。

 人は快楽に逆らえないが、それはホロウも同じだったようで、どんどん体の攻略は進んでいった。肝心の精神にも、徐々にだが影響を与える事ができた。

 長い長い旅を歩み続けてきた鉄の精神を蕩けさせるにはまだ手間がかかるが、これならいける。クサレイヅチと戦うな、などと言わないよう、徹底して堕とす事ができる。

 

 そう確信して愛撫の手を進めると同時に、少しばかり残念にも思った。

 文句がある訳ではないが、順調すぎると感じたのだ。ホロウに何か策や演技があると思ったのではない。むしろそっちの方が愉しめそうだが。

 手応えがなさすぎる、簡単すぎる。上手くいくのはいい事だが、どうにもヤり応えを感じない。

 つまらないなどと失礼極まりない事は言わないが、拍子抜けと感じたのも確かだった。

 

 考えてみれば、ホロウに見劣りしない美女をとっかえひっかえしている上、その子達はみんな俺と交合が大好きで、技術的にもホロウはマグロ、うちの子達は試行錯誤して色々愉しませてくれる。…そりゃ色々と物足りなく感じるのも無理はないか。

 別に萎えはしないけど。こういう子を堕として、自分好みに染め上げていくシチュエーション、実にいいじゃないか。堕とされたホロウがどんな風に様変わりし、好意を示し、媚を売り、痴態を晒すようになるのか。楽しみである。

 

 

 …そんな事を考えていたのは、間違いなく俺のミスだった。未来の事を夢想して、ホロウから少しばかり意識が逸れていた。

 そんな状態でも俺の体は滞りなく動き、本番に向けての準備を進めていた。つまるところ、ホロウの愛撫を続けながら、俺も服を脱いだ訳だ。ナニを丸出しにした訳だね。

 

 

 

 ……数々の女を抱き、善がり狂わせ、欲望に染め上げて堕落させる因果を纏った、このマジカルなイチモツを。

 

 

 

 流石に予想外だったわ…。俺のナニが事実上マジカルチンポになっていたのはとっくに分かっていたが、まさか触れさせるどころか見せるだけでホロウの理性の糸を引き千切ってしまうとは。

 うむ…自分で言うのも何だが、どんだけ女を狂わせてきたんだろうか…。因果簒奪の影響で記憶が整理できてないから、自分のやらかしがどんだけのものなのか今一つ…。

 

 

 何にせよ、ブチ切れたホロウは表情からして別人だった。いつもの無表情は何処へやら、飢えた肉食獣…いや、飢えを思い出した野獣? 力が入らなかった筈の体を跳ね起こし、残っていた服を破り捨てる。夜着に見えてもモノノフ御用達の服だし、かなり頑丈な筈なのだが。

 衝動と湧き上がる力に任せて俺の体を押し返し、騎乗位の体制に持ち込んだ。

 さっきまでの冷静であろうと抗っていた様子は微塵も残っていない。正に野生解放。

 

 

 俺を抑えつける体から、強い熱が伝わってくる。…精神的、感覚的な話ではなく、物理的に熱くなっている。体温の上昇、血流の加速、アドレナリンの過剰生成…明らかに尋常な状態ではない。

 幾ら何でも興奮しすぎだと思ったが、ホロウの体内に渦巻く力を感じて理解した。

 

 おそらく、これが魂喰らいの力だ。ナニの最中に俺を押し返すくらいの強化度合い…。ホロウに搭載された最終兵器と言われるのも納得である。

 

 体内に侵入させた霊力が、ホロウの胎にまで回って燃料となっている。

 …少し中を探ってみたが、幸いオビトは無事なようだ。…燃料にされてない、って意味では。……なんだ、その、予想通りと言うか何と言うか、モノノフの始祖がミタマの状態でアヘッってる姿を見るのはちょいと不敬と言いますか。だがこれも彼を引っ張り出す為なので、アヘアヘしてるのには目を逸らして続けます。

 

 

 

 それにしても見事な豹変具合である。

 体の疼きを鎮めようと、形振り構わず俺を貪りに来ている。経験がなくとも交わる事で肉欲を鎮められると、本能で分かっているのだろうか。

 イチモツを握り潰さんばかりに確保されて、強引に挿れようとするも、慣れてない行為に戸惑っているのに加え、俺はイチモツに力を入れたり抜いたりして、膣内に迎えようとするホロウの攻勢をのらりくらりと避ける。噛み付かんばかりの目で睨みつけられるが、生憎おれのイチモツは安くない。…うちの子達には毎日大安売りしているようなもんだが、あの子達は好き好きオーラで接待してくれるからね。それに対して、ホロウは俺に対する愛情も何もなく、ただ欲望を満たす為に棒を使おうとしているのでしかない。そうそう犯されてやる気にはならんよ。

 

 完全に欲望に塗り潰されている……ちょっと頭を使えば、俺を誘惑するなり行為を委ねるなりしてスムーズに進められるだろうに。

 だが、考えてみればこれがホロウの素なのかもしれない。記憶を失った時のホロウを思い返すと、イヅチカナタ討伐という使命や、名前も残さず去らねばならないという境遇を忘れ、食欲の赴くままに行動していたものだ。今は色々思い出したものの、それらの全てを性の衝動で塗り潰したのは俺だ。今のホロウは、飯と同等かそれ以上の情熱を、性欲に捧げている事になる。

 

 

 …とは言え、やはり技巧も機転も無いに等しい。苦しむ体を自ら慰めるという発想も出てこないようだ。

 疼く体の熱はますます燃え上がったホロウを苦しめ、魂喰らいの機能すら快楽の為に変換される。…これはちょっと予想外。確かに浸透させていた霊力には『気持ちよくなれ』と籠めていたが、それを魂喰らいで燃やす事でより強い効果が現れるとは…。

 

 快楽を生成する為の霊力は絶えず魂喰らいに流しこみ(余波でオビトが〇精しているっぽいが)、内側から快楽で焼かれる痴態を楽しみながら、ホロウの腕をとって自分の胸へと押し付けてやる。

 拒絶されると思ったのか、俺の腕を振り払おうとするが、適当に動かされただけの腕で何が出来る訳でもない。胸に掌を押し当て、その上から手で包み込むように揉んでやる。

 ただそれだけの行為だったのに、ホロウは背筋を仰け反らせ、言葉にならない叫びを挙げた。

 

 そして次の瞬間には、両手で自分の胸を鷲掴みにし、乱暴に指を喰いこませる。…愛撫、自慰と言うよりは、とにかく体の中に籠った熱をどうにかしたいのだろうか。

 一方で、下半身は意識してかせずか、自らの内に迎え入れようとする動きを止め、秘部をイチモツに擦り合わせるような動きに変わっていた。未経験、それも自称不感症の女の股座とは思えないほどに濡れそぼったその部分からは、強烈な雌の匂いが香り立っている。腰を前後する度に強くなるその香りは、今まで知らず知らずのうちに貯め込んでいた性欲を纏めて吐き出しているかのようだ。

 複雑な割れ目の感触と陰毛が擦りつけられる感触が、俺の剛直を昂らせていく。

 同時に、ホロウも剛直の感触で際限なく昂っていく。目にするだけで、ホロウを性欲の獣に変えてしまうようなマジカルな剛直だ。直接触れる事で得られる悦楽がどれ程のものか。少なくとも、ホロウは期待外れとも拍子抜けとも思っていないようだ。

 

 腰を動かしてホロウが快楽を得やすいようサポートしながら、同時に力の限りに自分の胸を握りしめている手を解してやる。

 愛撫とはこうやるんだ、とばかりにホロウの手と指を上側から操り、強弱をつけ、ツボを押さえた指使いを教え込む。程なくして、飢えた獣そのものだったホロウの声が蕩けていき、自らの愛撫に没頭し始めた。

 

 乳房には爪の痕が残っており、病的なまでに白い肌の上でくっきりとしたコントラストになっていた。それでも力を全く緩めようとしていなかったのは、体を焼く熱の方がずっと強かったからか、或いはその痛みさえ悦楽に変換されていた為か。

 いずれにせよ、傷と痛みを全うに感じ取る事は出来ない状態だろう。

 

 

 

 

 既に理性は完全に破壊された。ならば、次は心の番だ。

 欲望を満たすだけではない。羞恥と屈辱と興奮を。組み敷かれ、屈する事で身を浸す諦観を。その先にある法悦の底なし沼を。ホロウの魂に刻み込む。

 

 自慰にかまけて俺の事を忘れているようだったので、これ幸いと体制を変える。騎乗位(まだ入っていなかったが)から一気に体を逆転させ、マンぐり返しの状態に。

 自慰の邪魔をされたホロウが反抗しようとする前に、両足を掴んで大きく広げさせてやる。俺の目の前にホロウの秘部が広がった。既に下着は破り取られ、秘部を隠すのは陰毛のみ。大きく足を広げた事で、ピンク色の未踏の道が顔を覗かせた。

 雌の香りが立ち込めるその場所に、息を細く長く吹きかける。つい先程までチンポに擦りつけられ続けていた秘部は、砂漠で水を与えられた旅人のように必死で刺激を貪ろうとする。息を吹きかければ吹きかけるだけ、ホロウはビクビクと震えてオアシスの如く愛液が滲み出る。 

 

 空気に触れるだけでもピクピクと痙攣する秘所に視線を注ぎ、180度開脚させていた足を更に左右に引っ張る。

 股割りの痛みも抵抗も無い。新体操も余裕ですと言わんばかりの恰好で、曝け出された内側のピンク色の粘膜が物欲しげに奮える。

 

 大っぴらになった内部を、なぶりあげるように観察する。

 視線を受けるだけで刺激を感じているのか、ホロウが喘ぎ声を漏らし続けていた。

 

 

 

 普通の人間と同じように見えるが……少し違うな。筋肉の付き方が、普通の人間とは違う。子種を搾り取る為の穴じゃない。

 だが、締め付けの強さは見ているだけで想像できた。全身が強化された人造人間の穴…。 

 舌を伸ばして抉り込んでやれば、下になっているホロウの顔からくぐもった声が飛び出した。慣れない体制の為か、喘ぎ声も素直に出てこないようだ。その分、刺激が発散される事もなく、ビクビクと体だけが反応している。

 溢れ出る愛液をこそぎ取るように舐め回し、音を立てて啜ってやる。

 …薄味、かな。普通の女は、多少の差はあれ酸っぱい感じの味があるんだが…とにかく薄い。粘り気も少ない。ま、これはこれで悪くないものだ。

 

 珍しい味が気に入って執拗にクンニを施していると、イチツに向かって生暖かい空気が吹きかけられた。そういえば、まんぐり返し状態になったホロウの目の前に、俺の剛直が突きつけられた状態になってたな。

 舌を止めてちょっとだけ見てみると、逆様になったホロウの目は剛直に釘付けになっており、剛直がピクピク震えるのに連動してホロウ自身も痙攣している。

 …ああうん、目にするだけで理性の糸を引き千切るイチモツが目の前に突き付けられ続けていれば、そりゃ問答無用でアクメを迎えるか。

 しかも見ているだけでは物足りなくなったのか、無様な表情になるのも構わず大きく舌を突き出し、先端の先走りを舐めとろうとしていた。

 

 正直、舐めとるどころか食い千切りにきそうな予感はあったのだが、それならそれで構わない。俺のナニを睦言中に食いちぎれるものならやってみろと言うのだ。……いや本当にできるなら辞めてほしいが、睦言中に限れば毒から物理まで、快楽系以外の攻撃は全て無効化できるからね。思いっきり噛み付かれても傷一つ付きません。

 ちょっとずつ顔に先端を近付けてやると、スンスンと鼻を鳴らして匂いを嗅ぎ、モゾモゾと体をくねらせて近付けようとする。

 その間にもクンニを受けて体を震わせ、次々と愛液を湧き上がらせる。…少しずつ、味が濃くなってきたように思う。

 

 とうとう、ホロウの口まで俺の剛直が届く。その途端、ホロウは首の関節を外したのかと思う程に頭を跳ね上げ、一気に剛直を咥え込んでしまった。

 生暖かく、湿った感触と共に、硬い感触が剛直を襲う。勢い余って噛み付いてしまったらしい。

 内心で溜息を吐いたが、そうくるならそうくるでこちらにも考えがある。理性がなくなった状態とは言え、人様のイチモツに噛みつくという暴挙に出たのだ。オシオキされても文句は言えないだろう?

 

 

「んっ!? んぐっ、んごぉぉぉ!?」

 

 

 咥え込まれた剛直を、抵抗せずに更に押し込んでやる。歯が思いっきり食い込んで擦れるが、お互いに痛みは無い。快楽に繋がらない苦痛的な刺激は、全てシャットアウトできるのだ。

 だから、ホロウの喉奥に向かって腰を動かし、強烈なイマラチオを行っても全く問題は無い。

 角度を調整し、上から下に突き込むようにピストンを続ける。無理な態勢で受け入れた為、ホロウは何度も喉奥に先端を打ち付けられるが、全く構わず、もっと奥へ誘うように舌と喉を絡み付かせる。

 

 

「っ、ご、ふっ、んぐぉ、ふっ、じゅぷっ、んぐんむぅぅぅ!!!」

 

 

 唾液が剛直に絡まり動きが一層スムーズになっていく。下半身は上から舌に犯され、口は男の下半身に汚され、目からも鼻からも体液が零れていると言うのに、ホロウの貪欲さは止まらない。

 絶える事なく体が痙攣し続け、絶頂に続く絶頂に叩き込まれているのがよく分かった。時折開く目は、白目になっており、まるでトリップした麻薬中毒者のよう。

 そのくせ、引き抜こうとする時には唇を窄めて思い切り吸い上げ、歯を立ててでも逃がすまいとする。自分の口を犯すものこそが、己の欲望を満たし快楽の世界に誘ってくれる唯一無二の棒である事を、既に体が認めてしまっているのだ。

 

 だが、標的にしているのは体ではなく心。体だけでなく、ホロウの魂こそ犯すべきなのだ。

 その為に最も効果があるのは何か。

 勝てない、と思わせるのもいい。

 抜け出したいとさえ思えなくするのもいい。

 

 だが一番効果があるのは、精液だ。たっぷりと霊力が詰まった雄の象徴、女を孕ませ自分の物だとマーキングする子種。それを体内に送り込み、籠められた霊力で魂に干渉する。

 性欲処理用のコキ穴になるのだと、そうすればこんなにも気持ちいい法悦の中に沈むとが出来るのだと教え込むのだ。

 

 

 ホロウの喉の締まりとバキュームは、ちょっと珍しい程に強烈で、具合よく腰を振ってやればあっという間に剛直に熱い物が込み上げてくる。

 勢いのままに腰を振り、舌を秘部に捻じ込み、頭を固定して思いっきり突き入れてやれば。

 

 

 

「ん、んごぉぉぉぉ❤❤❤❤❤❤っっ!?!?!!」

 

 

 

 遂に声がで聞こえだした。

 言葉にならない歓びの声があがる。喉の奥までぶっとい棒を突き込まれ、食道どころか胃袋に直接精液を吹きかけられるような射精を受けて、まだ処女だと言うのにホロウは潮を吹き散らした。

 俺の顔面に体液が降りかかるが、全く気にならない。むしろ征服欲が満たされて、口元が歪んでいるのが分かる。もしもこれが潮ではなく小水だったとしても変わらないだろう。

 

 そして、ホロウの反応を見て確信した。彼女の体は、俺が思っていたよりも頑丈だ。戦いに特化させる為に強化された、と言う事だろうが……当然ながら、それ以外にも活用できる。

 つまり、ちょっとくらいのハードプレイなら何の問題も無いと言う事ですな!

 ドMちゃんの素質も見られないのに、初っ端からスパンキングとか流石に敵認定の元になるかな、と思ってたが、これなら余裕余裕。事実、息が出来ないくらいに喉に突っ込まれても悦んでるしネ!

 

 もうちょっと試してみようと、射精の後も更に喉を犯してやると、これまた良い反応。

 苦しいのは確かだろうが、この痙攣は苦しみと悦楽の狭間にある反応だ。しかも僅かに動く舌で、剛直を歓迎するように這い回ってくる。

 これ幸いと、もう一発の為にピストンを続ける。今度は征服だの隷属だの関係なく、ただ気持ちよく果てる為だけのピストンだ。思いやりも何も無いその動きにも、ホロウは躊躇いなくついてくる。

 とは言え流石に慣れない行為だし、ノウハウがある訳でもなし。俺とホロウが悦楽を得る代償に、ホロウの体力、並びに酸素は急激に目減りしていった。追加の一発を吐き出した後は、口からも鼻からも白濁を逆流させて咳き込み、白目になって虚空を見上げるだけになってしまった。まんぐり返しにしていた体を解放すると、大の字になって布団に横たわる。時折小さく咳き込んで白濁を吐き出しながらも、恍惚とした表情だけは崩れない…白目だけど。その姿を一言で言うならば、赤道直下に連れてこられたアザラシ、打ち上げられた魚、凌辱プレイ後の〇魔忍。

 

 …量だけとは言え、手加減無しの射精は、流石に受け止めきれなかったか。うん、普通の人間の射精ならともかく俺のはね…。勢いに関しても、ちょっとした水鉄砲並みだったからな。やろうと思えば、壁に穴を開けられるジェット水流並みの破壊力も出せてしまうぞ。

 ともかく、一気に体力を削ってしまい、ホロウはまともに動けない状態だ。体自体は頑丈だが、酸素不足はどしようもない。

 流石にこの状態のホロウに、追撃をかける気はない。冗談抜きで腹下死する危険もある(生き返らせられるけど)。何より、反応があるだけのマグロを嬲ってもあまり楽しくないのだ。

 

 

 なので次の段階。

 屈服しそうになっている魂に、今度は安らぎを与えます。

 グチャグチャになっているホロウの顔を軽くふいて整え、脱力した体を背後から抱きしめる。そのまま自分も布団に倒れ込んで、天上を見上げる。

 愛撫をしたり、処女を奪いにいくわけではなく、純粋に休憩タイムだ。

 

 ただし、その間にも互いの間に霊力を循環させ、気息を整え、意識を呼び戻し、性欲が完全燃焼しない程度の性感を与えて、本番へのコンディションを整えていく。

 尤も、体の調子を整えるのは副産物に過ぎない。リラックスする体に釣られて安らぐ心、互いが一体となっているような安心感と幸福感を呼び起こす。流し込んで与えるのではなく、自らの内から湧き上がらせるのがポイントだ。

 例え、そういう感覚を覚えるよう仕組まれ誘導されているのだとしても、自分の中から湧き上がる感情は本物だ。

 

 

 見た事もない程に息を荒げ、まだ痙攣する体を持て余しているホロウは、俺の抱擁に反抗するでもなく、ぐったりとして身を委ねる。

 首筋に口付けたり、髪を撫でたり、匂いを嗅いだりなどにも反応しない。

 …湧き上がった安堵感に身を委ねているのだ。激しい欲情から一転して、日向で微睡むような静かな時間。ついつい本当に眠りかけてしまったようだが、流石にそれは阻止した。

 

 

 しばらく時間が経って…と言っても、体感時間操作があるから、実時間は全く経過していないが…ホロウの呼吸が落ち着いてきて、ようやく彼女はまともに口を開いた。

 

 

「……本当に、性質の悪い男です」

 

 

 否定はできんが、第一声がそれかい。

 

 

「それ以上に何を言えと…。完全な判断ミスでした…。あなたに抱かれる事だけは忌避しなければならなかったと言うのに」

 

 

 そこまで言う? 言っちゃなんだが、それなり以上に丁寧にしたつもりだぞ。

 …いやまぁ、最後の方は色々と突っ走ったのは否定できんが。

 

 

「猶更悪いです。…こうして理性を持って会話ができるのもほんの少しの間だけでしょう。あなたは指先一つで、私を先程のような獣に変えられる。…既に詰んだ状態です。私が貴方の望む答えを吐くまで、幾らでも私を好きにできる」

 

 

 …そうだな。ホロウを抱きたいと思ったのも事実だが、狙いはそれだ。

 一度寝技(意味深)に持ち込んでしまえば、お前が相手でも意のままに出来る。狙いは…いうまでもなく、クサレイヅチとの戦いだ。

 ホロウも気付いていたようだが、因果がどうの勝ち目がどうのと言われても、引き下がるつもりは一切なかった。魂喰らいだって、受けた後にこっそり戦いに参加しようと思ってたしな。

 

 

「そうでしょうね…。そんな懸念すら忘れていたとは……因果と言うのは本当に厄介な…」

 

 

 随分と物分かりがいいな。いつものホロウなら、空気も読まずに無茶苦茶やって抵抗してきそうなものだが。

 

 

「意味のある抵抗ができる状態であれば、それもしたでしょう。ですが…文字通り心も体も絡めとられている状況では、勝ち目はありません。…こうしている間にも、貴方は私を懐柔しようとしている。そして、私はそれに気付きながらも抗いたくないと思い始めている」

 

 

 …この時のホロウの表情は、何とも言い難いものだった。

 初めて知った暖かさと心地よさ、そして安らぎ。

 それによって上書きされていく使命。

 何もかもを塗り潰す快楽の拷問。

 

 既にホロウの体は術中に落ちており、抵抗する事すらできない。

 したところで無駄なのだと、心の支えも侵蝕されている。

 

 

「強制的に心を開かされる…。これ程の恥辱は無い筈なのに、心地よくすら感じる…」

 

 

 忌々しいと吐き捨てながら、ホロウは自分を抱きしめている腕を沿うように撫でた。

 はっきりと自覚しての事だろう、その動きには普段のホロウとは明らかに違う艶と熱が籠っている。

 

 肩越しに振り返り、俺と目を合わせたホロウは告げる。

 

 

「睦言であなたに抵抗できるとは思っていません。逃れようにも、この腕が解かれれば、私はすぐに先程以上の獣になって、肉欲を満たそうと襲い掛かるでしょう。そして逆に捻じ伏せられ、二度と逆らわなくなるまで犯される」

 

 

 …自分で言って、興奮し始めてないか?

 

 

「気に入らない事ですが、期待があるのは事実ですね。…ですが、これだけははっきりと告げておきます」

 

 

 おっ、絶対に負けない発言かな?

 

 

「私は貴女の思うように変えられてしまうでしょうが、何もかもが思い通りに行くなどと思わない事です。例えあなたの害になる事が一切できなくなったとしても、意趣返しくらいならできるのですよ…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ふむ。

 

 何もかもが上手く行くなんて思ってないわい。こんだけ失敗して繰り返し続けてるのに、何の考えも無しに全て上手くできるなんて思えるものかよ。

 ホロウが言ってるのはそういう事じゃないんだろうが……でも、それならそれでどうしてこの場で言っちゃうのかねー、この子は。

 

 

「っ…! っ、はっ、はっ、はっ、はっ…!」

 

 

 抱きしめていた腕を解き、ホロウの上体を起き上がらせる。

 その途端、薬物でも打たれたかのようにホロウの表情が変わっていく。…いや、薬物を打たれたんじゃなくて、逆だな。俺という薬物が抜けてしまった事によって、ホロウの禁断症状が始まってしまったのだ。

 簡単に言えば、休憩タイムは終わりで、本能丸出しの種付けタイムが始まるよー。

 

 ホロウの言ってる意趣返しとやらは気になるが、そこは素直にさせて吐かせる事にする。

 意趣返しってくらいで報復とは言わなかったから、もしも気付かずしてやられてしまっても、そう酷い事にはならないだろう。もしなるような企みなら、コトが終わって黙っていられる筈もない。

 

 

 

 

 

 

 ………ん-、なんか既視感あるなぁ…。こうやってフラグを立てて、盛大に回収した事が何度かあったような……どこであったっけ…。

 思い出せん。

 思い出せんと言う事は、大した事じゃないか、因果的に回避不可能な事なんだろう。ホロウが、俺に堕とされる事を想像できなかったように、俺もこの既視感の元に気付けないのかもしれない。

 

 

 …猶更、致命的な事に繋がりそうだなぁ…とは思ったものの、目の前の女体に意識が奪われ、思考の隅へと追いやられる。

 いかんなぁと思いながらも、あっという間にギンギンにそそり立つイチモツの衝動に屈した。

 

 

 肉欲を満たそうと襲い掛かってくるホロウを受け止め、逆に押し返す。暴れるかと思ったが、胸や尻をを掴めば喘ぎ声を漏らし、それどころか肌に視線をやるだけで堪らないとばかりにヒクヒクと体を震わせる。

 どうやら俺との接触=快楽という図式は、上手くホロウに刻み込まれているようだ

 イチモツの先端を内股の辺りに触れさせると、それだけで雌の香りが強くなる。すべすべの肌に先走りで跡を残し、時折秘部に擦らせる。

 

 ケダモノの如き喘ぎ声を黙殺し、腰を掴んで股を開かせる。

 ホロウは何を言うでもなく、ここに来いとばかりに大きく両足を開き、割れ目を突き出した。

 卑猥なオネダリでもさせてやりたかったが、この状態じゃ言葉が喋れるかすら怪しい。想像以上に強い性欲が眠っていた事に苦笑して、肉棒を雌の穴に押し込んでいく。

 

 

「ア……ッァ……オ、ふっ、、オ、おぉぉぉ…❤❤❤!」

 

 

 見目麗しい女性が発したとは思えないような喘ぎ声。

 一寸進むたびにホロウは全身で悦びを表現する。複雑さは無いが、強烈すぎる締め付けで侵入者をしごきあげ、更に奥への挿入と精液を要求する。

 またも白目状態になって、殆どトリップしている薬物ジャンキーのような有様だ。

 ピストンに合わせて腰を振っているようにも見えるが、ホロウにそれができるだけの理性もノウハウも残っていない。膣の蠕動に連動するように震える全身に、俺が合わせているだけだ。より奥まで、弱点に直撃するように、未踏の道を抉じ開けて悦楽と従属を教え込む。

 

 一挙手一投足に反応して悦楽の悲鳴をあげるホロウを見ていると、愉悦と愛情が入り混じる劣情が強く頭を擡げてくる。

 今まで頭の片隅に残っていた、クサレイヅチとの闘いの為だとか、余計な事をさせないようにだとか、そういう雑念が追いやられていく。残るのはただ、この女を気持ちよくして善がらせたい、征服したい、愛でたい、孕ませたいという欲求の身。

 オカルト版真言立川流の、ちょっとした欠点かな…。強制的に心を開かれるのは、相手だけじゃない。単に、俺が一回抱いた女に情が移ってしまうチョロい男だと言われると反論できないが。

 でもまぁ、これでいいんだろう。欲望と快楽だけを満たす交わりも嫌いじゃないが、やっぱり好きな相手とやるのがいいもんだ。好きな相手が多くなりすぎるけど、嫌いな相手が多いよりいいだろう。

 

 

 だから抱く。孕ませる。

 オビトを助ける為、生み出す為という名目で、今回は避妊の術は無しだ。久々の本格的な孕ませに、睾丸の奥でぐつぐつと煮えたぎる情熱を感じる。

 ホロウもそろそろ限界のようだし、一発目の白濁を躊躇いなく開放した。

 

 

 

❤❤❤❤❤❤❤❤!!!!!」

 

 

 

 射精の瞬間、ホロウは痙攣していた全身を硬直させ、すぐに俺の体に全身で抱き着いてきた。

 絶頂続きでもう休ませてくれと懇願しているようにも、精を注ぐ雄を逃がすまいとしているようにも、恋人の暖かさを全身で感じようとしているようにも見える。

 

 そうだ、変われ。変わってしまえ。

 クサレイヅチを討伐する使命とか、その為に作られた人造人間だとか、そんな事は全て忘れて、俺に抱かれて子を孕む為の、都合のいい性欲処理穴になってしまえ。

 

 いずれにせよ、俺の白濁は即胎ボテになれとばかりの勢いで、ホロウの胎内に注ぎ込まれていくのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 一発ヤッた後の一休み。と言っても、ホロウはほぼ意識が飛んでおり、ピロートークもできない有様なので、本当に体を落ち着ける時間でしかない。

 体を清める事はしなかった。どうせ、この後も5発6発と注ぎ込むつもりなのだ。

 

 ホロウの精神力を舐めてはいけない。確かに未知の感覚や欲望で翻弄する事はできたが、長年独りでイヅチカナタを追い続け、悲壮感の一つも見せない根性(或いは感性の鈍さ)は伊達ではないのだ。

 今この時だけ蹂躙して屈服させても、後から何か企む可能性は十二分にある。そういう意味では、俺の同類と言ってもいいかもしれない。懲りないと言うか、目的に向かって延々と進み続けると言うか…。

 事実、先程のホロウも言っていたではないか。『意趣返しくらいなら出来る』と。あれは自分がどうなったとしても、その企ては必ず成功するという確信があるからこその言葉ではないか。

 

 …ま、こんなのは建前だ。実際は、思っていた以上にホロウがエロ可愛くて、もっと貪りたくなっただけである。元々、日に何十発とヤッている身の上だし、一発出した程度で収まる筈もない。

 あと、ご奉仕とか尻とか色々仕込みたい。自分主導で楽しむ方法も教えてやった方が、のめり込みやすくもなるだろうし。

 

 

 さぁて、この無自覚な性欲強め見た目クールビューティを、どう染め上げてやろうか。

 ホロウの意識が戻るのを今か今かと待ちながら、彼女の淫らな姿を脳裏に思い描き、愉しい未来図を夢想する。手に入れた女をどう調教しようかじっくり吟味する、ある意味一番楽しい時間である。

 

 

 

 …そして、俺は気付かず、忘れ去っていく。ホロウの企てを吐かせる事も。……実は一発目の余波で既にメス堕ちして、『新しい体は、父上に抱いてもらえるよう女体がいいな』なんて考えている、ホロウの胎の中に居るオビトの事も…。

 

 

 

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