無論、メゼポルタ開拓記の初期メンバーです。
脇と太ももが眩しいね。
MH月『仕事中に思いついて忘れてしまったネタ達ェ……』日
ふと思う。
今回のMH世界は、あんまり欲求不満になってないな…性的な意味で。
明確にヤりたいと思う対象が近くに居ないせいだろうか?
パピ嬢はお子様だし、嬢ちゃんは…まぁ、美人になるとは思うが、名前で呼んでないあたりでお察しである。
まぁ、仮にも組織運営の長…お飾りだが…たる者が、安易にそういう関係になるのもどうかと思うがね。
ハニトラがヤバすぎる。
ともあれ、ここの所嬢ちゃんを鍛えると言うか生かさず殺さず生死的な意味でヒィヒィ言わせていたのだが、最近ちょっと思うところが出てきた。
この村で俺が出来る事は狩りばかりだと考えていた。
が、狩りオンリーではここの生活は成り立たない。
では、何が必要か?
足りないものは色々あるが、まずは必要なのが食料だ。
即ち、狩りで得る肉だけでなく、野菜とか魚とか。
人間、食い物が安定してれば大抵のところで生きていけるもんである。
物理的な危険が無ければだけどな。
とにかく、俺は農場を経営する事にした。
幸いと言うべきか、一定の功績を挙げたハンターは、自分の土地を持つ事が珍しくない。
自分の土地と言っても、実際にはギルドから貸し出されている訳だが…俺の場合は違う。
何せここは未開拓の土地だ。
後にはギルドに対価を貰った上で委譲するのが決まっているようなものだが、現在は俺の土地と言っても過言ではない。
つまり、農場の設備やら何やらを一から作らなきゃならぬ訳だが。
ともあれ、ちょっと本格的な感じで農場を目指してみる。
アイルー達の助けもないのが苦しいところだが、その分自分の実になると思って割り切ろう。
そしてこのMH世界で色々な種や肥料、作物を確保しておき、GE世界ではスローライフを送るのだ。
農業革命なのだ。
で、正直全て手探りでやるのも覚悟していたのだが、ここで意外な人物が力になってくれた。
これまでパピ嬢へのセクハラ(頬を突くくらいだが)しか存在意義が認められていなかった、種族不明の爺さんことポイクリ氏だ。
一見するとボケボケした爺さんなのだが、これで結構侮れない人らしい。
少なくとも、長年生きてきて溜め込んだ知識はバカにできん。
ボケが始まりかけている予兆も見られるが。
色々忘れているところや、技術の新旧がゴッチャになって噛み合わない部分もあるが、おかげで農場作りは大分楽になった。
…農場の牛や馬代わりに、リオレイア使えないかなぁ。
MH月『最寄のコンビにが潰れて、行き付けの焼き鳥屋が来月で終わる orz』日
農場でリオレイアとか飼えないか…と言ったら、ポイクリ爺さんに百年速い、と言われてしまった。
狩るだけならどうとでも出来ても、飼えるだけの設備もなく、それ以前にメシも用意できない。
うん、確かに百年速いわ。
生き物を飼うのって大変だね。
討鬼伝世界の天狐は普通に自分でメシも取ってきてたけど。
…同じ要領で出来ないかな。
寝床に帰って来るように、そこらの一般人にジャレつかないようにだけ躾けて、飯は勝手に狩って来いとか。
それで飼っているといえるかは微妙なトコであるが。
…そんな事をボヤいていたら、「あんたらモンスターを舐めすぎなのよ…」と地主の嬢ちゃんがゲッソリしていた。
まぁ、モンスターの脅威を身に染みこませる為に、散々触れ合わせたからな。
冷静になってみれば、俺にとってはどうという事のない相手でも、一般人にとっては地主の嬢ちゃんと同じく、触れ合うだけでゲッソリしてしまう(或いはゴッソリ血肉を持っていかれそう)な相手なんだよな。
ランポスだって、ハンターでなければ倒すのに相当な被害が出そうだ。
だって恐竜だし。
…恐竜か。
改めて考えると、少年時代のロマンが蘇るな。
飼うのはドスランポスでもいいような気がしてきた。
いや、でもやっぱロマン的にはデカい方がいいなぁ…。
恐竜もいいけどドラゴンもいい。
甲乙つけ難いとはこの事か。
どっちもデカい爬虫類と言ってしまえばそれまでだけど。
まぁ、飼うだけの設備が無いんじゃ所詮は夢物語だ。
だが話は単純。
設備が無いなら、作ればいいじゃない。
村をもっと拡張すればいいだけの話じゃない。
つまりはもっとお仕事しろという事だ。
さぁ、今日も密林の探索だ!
と言っても、そんな珍しいモンスターが出てくる訳じゃないし、これも一種のスローライフかね?
何?
イャンガルルガと遭遇するようなライフはスローライフじゃない?
はっはっは、どこぞの片耳個体ならまだしも、フロンティア仕様とは言え下位のガルルガなら充分スローライフだよ。
俺にとっては。
嬢ちゃんにとってはどうだか知らんがね!
これも地主の娘の仕事と割り切りたまえ!
…絶対違う、と喚き散らされました。
実際違うから困る。
MH月『酒のツマミに金をかけすぎ』日
地主の嬢ちゃんが漢泣きしていた。
なんか空に向かって感謝を叫んでいた。
…壊れたか?
ショック療法で直すか?とか考えていたんだが、1時間くらいしたら治ったようだった。
何をそんな狂気乱舞(誤字にあらず)していたのかと問うてみれば、ようやくこの村に新人ハンター(訓練生だが)が到着するらしい。
ほほぅ、それは喜ばしいな。
何だかんだで好き勝手狩り放題してたから、砂漠に行く為に必要な実績は殆どクリアできている。
訓練生ハンターを鍛えがてら狩りをしてれば、そう遠くない内に砂漠の調査に向かえるだろう。
だが地主の嬢ちゃんの喜びはそっちではなく、「これで耐久サバイバル訓練から解放される!」だった。
そんなにモンスターと張り合うのがイヤだったか。
まぁ、素で命がかかった訓練だったしな。
と言うか、実はアレってハンターギルドにチクれば即刻解放されたんだけどね?
地主の娘といえど、一般人には違いないんだ。
その一般人を、ハンターが率先してモンスターの前に放り出すとか、そりゃ殺人と変わらないよ。
チクれば即刻ギルドナイト…とは言わないまでも、警察?衛兵?っぽいのが飛んでくるよ。
何でそんな事をしたかって?
…上手く行けば「一人でこんな事やらせてんじゃねえ! 人手を寄越せ!」って強烈なプレッシャーになるんじゃないかと思って。
ま、現状ではいざ事あらば、地主の嬢ちゃんも剣持って突撃せにゃならん状態なのは変わってないからな。
最低限、リオレウスと向かい合ってもちゃんと動けるくらいの実力を持つまで訓練は続けるよ?
チクる?
別にいいよ、バレても俺の代わりになるハンター居ないみたいだから。
開拓そのものがポシャるか、或いは代わりをやりたいってハンターが出てくるくらいまで開拓してからお縄になるかのどっちかだし。
開拓がポシャれば困るのは地主の嬢ちゃんを筆頭とした、村で頑張ってる皆さん。
代わりのハンターが出てくるくらいまでお縄にされないなら、当分先の事。
…普通に最低な事を言ってるが、まぁとにかくお前も戦力なんだ。
諦めんしゃい。
ちなみに、パピ嬢はこの辺の事を承知の上だったりする。
と言うか、地主の嬢ちゃんを鍛えつつ、問題行動によってギルドにプレッシャーをかけるという案自体、パピ嬢からのものだ。
サラッと俺以上に鬼畜である。
話した時には顔が引き攣っていたが、これくらいせにゃこの村は回らない、という事をパピ嬢は俺以上に知っている。
何せハンターギルドへの交渉やら何やらを一手に引き受けているから、どの辺がどれくらいヤバいとか数字として把握しているのだ。
何を言ってるのか分からない?
いや、新人ハンター一人が来たって、君が耐久サバイバル訓練に叩き込まれるのは変わりないって事だよ?
物凄い勢いで落ち込んでいた。
MH月『煎餅美味ぇ』日
訓練生ハンターさん、ごらーいじょー。
いやいや、こんな何も無い所によく来てくれたね。
大丈夫?
実はハンターズギルドから詐欺られたりしてない?
…あ、大丈夫?
そりゃ良かった。
ほほぅ、確かに何も無い…ヘタをすると仕事も無い所だけど、初期の内から発展に貢献していれば、後々のリターンが大きいと踏んだ?
何より、そこから這い上がれれば確実に上位に通用するレベルのハンターになれる?
なるほど、ちょっと夢見がちな所はあるけど、しっかり計算して行動しているのか。
イイネ。
履歴書代わりにハンター訓練所での成績を見せてもらったのだが、幸いと言うべきか素質を感じさせるくらいの力はあるようだった。
メゼポルタの訓練所ではなく、何処かの村の訓練所で頭角を現し、そこへ目をつけたギルド職員がスカウトした。
得意なのは大剣。
防御能力に定評がある。
元気印で明るい行動派ハンターだ。
名前はエシャロット。
……なんだかラッキョみたいな名前だな、と言ったら蹴りを貰った。
ま、移動の疲れもあるだろうし、初日はゆっくりしてくれ。
皆との顔合わせもあるし………訓練生を駆け出しハンターレベルに押し上げる為に、暫くは耐久サバイバル訓練の日々だからな。
久々にデスマーチの始まりだ!
心配すんな、好物の元気ドリンコなら見ただけでゲップが出そうな量を確保しておくから。
MH月『コタツをしまったら、部屋が3倍広く見えた』日
唐突でなんだが、この世界でハンターの訓練所というのは世界各地に存在する。
それぞれ別のカリキュラムが組まれていくようなのだが、最終的に排出されるハンターのスペックは大体同じだ。
同じなのはスペックであって、注意力とか行動指針とかはそれぞれだが。
ともかく、その中でもメゼポルタの訓練所…つまり俺が居た所だ…は名門に当たる。
無論、名門出身=スゴイハンターという訳ではないし、むしろ辺境にある訓練所の方が、その地方独特の武器を扱っていたり、メゼポルタに無い技を幾つも持っている事は珍しくない。
むしろ、そう言った意味ではメゼポルタの訓練所はレベルが低い…とは言わないが、教えてくれる武器の数は少ないと言えるだろう。
ハンターランクが上がれば、所謂『秘伝』を教えてくれる事もあるのだが、それは訓練所の役割ではない。
では、何を以てメゼポルタの訓練所を『名門』と証するのか?
それは、メゼポルタ訓練所を卒業したハンターは、11種類の武器を均等に扱えるようになるからである。
まぁ、個人の好みや性格の為に、「使いこなせる」とは限らないが、どの武器を持ってもそれなりの行動が取れるレベルに仕上げられる。
メゼポルタ以外の地域に行って、その地方独特の武器を持っても、ある程度は迷わず使えるようになれる。
基本をしっかり叩き込んでいる訳ですな。
ちょっと考えれば分かると思うが、どの武器を使うにせよ、必要な技術、必要な筋力はそれぞれ違ってくる。
それらを全て平行して鍛えて教え込むのだから、そりゃ名門と呼ばれる筈だ。
同じような『名門』のハンター訓練所は幾つかあるらしいが、其れは置いといて。
何が言いたいかっつぅとだね、エシャロット嬢は『名門』訓練所出身じゃないんで、大剣くらいしか使えません。
代わりに幾つか、俺も知らない特技を持ってるっぽいが。
おい、『得意なのは大剣』じゃなかったんかい。
素直に大剣専門って書けよ、せめて。
何?
就職活動する時、履歴書にマイナス要素を書くか?
……そう言われればそうだな。
とは言え、これはちょっと予想外だった。
まぁ、まだ初期の初期でしかないから、大剣オンリーだって別に問題はないんだがな。
どうすっかなー。
ハンター秘伝の肉体操作術は一通り使えるようなので、大剣使いとしてのみ考えれば特に問題はない。
鍛えようにも、既に一定の完成度に至っている体を改造するようなやり方は知らん。
新しいハンターが来るのを期待するのは論外。
エシャロット嬢は一応俺の部下って形になるんだし、見捨てるような事はできん。
ちゃんと鍛えて、レベルアップさせるのが上司の役目だ。
本人もやる気充分みたいだし、放っておいても育ってくれそうな気はするけどね。
んー、でもなぁ。
やっぱデカブツとかカニとか相手にする時は、飛び道具やハンマー使った方がいいと思うんだよなぁ。
手馴れた武器が一番安心できるとは言え、相性ってのはあるし。
…いや待て、飛び道具はともかくハンマーはアレだ、GE世界にはロングブレードなのに破砕属性の…そうだ、墓石之大剣?みたいなのがあったな。
ああいうの、出来ないかなぁ。
大剣の刃を潰して、鈍器として使えばカニへの攻撃は『効果は抜群だ!』にできそうな気がする。
その内試してみるか。
そうか、刃潰さなくても峰で殴ればいいだけか。
ともあれ、エシャロット嬢は大剣使いとしてレベルアップさせるしかない。
相性が悪い相手とはなるべく戦わせないか、やらせるにしても格下を相手にさえて、やり辛さをしっかり理解させてからだ。
MH月『面倒くさいが口癖になっている……元気ドリンコ(酒)飲んで頑張ろう』日
エシャロット嬢、元気ドリンコ飲んで張り切ってます。
朝一番は、日の出に向かってラヂヲ体操した後で、俺と並んで飲んでます。
俺の場合は牛乳だけどね。
最初のお仕事はランポス数体の討伐。
一緒に行って、気配を殺して戦いを見てたけど、これなら充分及第点だ。
「何でギルドマスターだけランポスに襲われないの?」と言われたが、まぁヘイト管理と言うか、視界に入らないようにしてると言うか、そもそもミタマの『隠』で視界に入っても認識されない状態になってるというかね。
とは言え、流石にちょっとオカシイくらいに攻撃されないんで、まさか…と思って久々にのっぺらトリオの様子を見てみた。
やっぱりレベルアップしてやがったよ。
アレか、討鬼伝世界でイヅチカナタと遭遇したとか、そういう理由か?
それとも千歳の置き土産か?
で、レベルアップの結果だが…例によって3つの世界のスキルを一つずつ覚えた。
まずGE世界のスキルだが……『消音』だ。
多分、これによってモンスター達に気付かれにくくなっていたんだろう。
……ヘイトをこっちに向けさせないという意味で、『癒し効果』とかかと思ったんだが……よく考えればあり得んな。
俺が癒し系?
はっ
癒し効果じゃなくて、あるとすればイヤらし効果だろ。
そもそもあれ、GE2のスキルだし。
…もしも使えるようになるなら、GE2の場合スキルよりもブラッドアーツを覚えたいね。
次に討鬼伝世界のスキルだが、これは今までと同じ、ミタマスタイルによって効果が違う特化・強化の三つ目だ。
どのスタイルで何の強化が発動するかはまだ検証中である。
そして最後にMH世界のスキルだが……俺の知らないスキルだ。
「適応撃」という……多分、俺の知らないモンハンのスキルだと思うんだが。
MHFかな?
最後にやってから、随分とバージョンアップしているようだし…。
一度、この世界でどんなスキルが確認されているのか、調べてみる必要があるな。
それはともかく、大剣限定とはいえ、思ってたよりエシャロットが動けるのが嬉しい。
ただ、この分だとデカブツやらちょっと強いモンスターを初めて見た時の衝撃に耐えられるかがキモだな。
どっちにしろ、暫くは雑魚狩り(エシャロットの力量からしてみたら真剣勝負だが)を続けて、装備を整えさせねばなるまい。
ハンター間での装備の貸し出しは、基本的に禁止だからな。
MH月『冷蔵庫の中身を(ツマミ的な意味で)掃除中』日
エシャロット嬢が少しダウン気味だ。
実際の狩りは、この村に来てからが初めてだったそうだし、よく保った方か。
むしろ素人にケが生えたようなエシャロット嬢にデスマーチをさせようとしていた自分の考えにこそ戦慄を覚える。
が、当のエシャロット嬢本人は、元気ドリンコ飲んでまだまだやる気らしい。
アレか、ハンターでもないのに先輩風吹かせている地主の嬢ちゃんを見返してやりたいのか?
色々扱いた結果、ヘタな駆け出しハンターよりも狩りが上手になっちまったからな。
まぁ、それでも肉体的な強度が非常に低いんで、どんなに弱いモンスターが相手でも綱渡りになっちまうのだが。
それはそれとして、非常にヒマだ。
夜が特にヒマだ。
何でって、娯楽が無いんだよ。
狩りは楽しいを通り越してライフワークだけど低レベルだし、何よりも食い物も無けりゃ酒も無い。
女は居るには居るけどな…。
ガキと弟子(部下)と地主の娘。
手を出したらロリを通り越してペド認定受けるか、権力的な意味で面倒な事になる未来しか見えない。
酒を大量に買い付ければ、ヒマを潰す事はできるかもしれんが、生憎とそこまで資金が無い。
訓練所を卒業したばかりのハンターとしては破格の稼ぎを得ているのだが、ギルドとして考えれば赤字と黒字の間を行ったりきたりしているレベルでしかない。
女を買いに行く…久しぶりに水商売のオネーチャンに会いに行く事も考えたが、どう考えたって酒の値段<<<水商売の値段である。
コストパフォーマンスで言っても酒に軍配が上がるのは間違いない。
…それでも行きたくなるのがオトコの欲望、女の魅力というものなのは否定できんが。
ともかく、この際だから酒を一から造る事とかできんかね?
ポイクリ爺さんなら、いい知恵出してくれそうな気がする。
本人も酒好きだし。
俺が元居た世界では酒の無許可製造は禁止されているとかよく分からん状態だったが、こっちにそんなルールは無い。
ん? 売らなきゃいいだけだったっけ?
…よく覚えてないな。
MH月『仕事中だけ体調悪くて、帰り時間になったら復調するってあるよね』日
エシャロット嬢を少し休ませて、その間に装備を整えさせてやる。
本来なら装備の選択も自分でやらなきゃならないのだが、この状況でそれを言うのも酷だろう。
狩りの腕自体は、初心者だけあって感覚を掴めばある程度まではグイグイ上がる。
暫くはこの調子でいいだろう。
ところで、エシャロット嬢の肉体操作法は、俺が知っているものとは少し違うようだ。
彼女が訓練を受けた訓練所で変化したものなのか、それとも生来のものなのかは分からないが…どうも、自力で忍耐の種みたいな効果を生み出せるらしい。
日に何度もできるようなモノではないようだが、体得できればかなり強力な武器になるだろう。
とは言え、エシャロット嬢もどうやってるのか、イマイチ理解してないようだし…。
機会があったら、エシャロット嬢の居た訓練所を訪ねてみるのも悪くないか。
それはそれとして、ポイクリ爺さん、やはり酒の造り方も知っていた。
とは言え、多分俺が元居た世界の酒の造り方とは随分違うんだろう。
だって、材料に使ってるものが明らかに違うし。
マカ漬けの壷で出来た酒とか、あんまり呑みたいもんじゃないな…結構美味かったが。
農場の経営も、軌道に乗ったとは言いづらいが、まぁ順調と言っていいだろう。
怪力の種での公式チート(?)金稼ぎは、この世界でも有効のようだ。
値崩れとかしないんだろうか?と疑問に思っていたのだが、どうやらこの種、米やジャガイモ並みのチート作物のようである。
食って良し、加工して良し、アイテムとして使って良し。
成長速度で言えば米やイモを遥かに超える。
地域にもよるが、ご家庭の食卓には当然のように怪力の種のスパイスが調味料として並んでいるとか。
ポイクリ爺さんから聞いた話によると、一時期は調味料を通り越して、この種が人間の主食になっていた時期もあるらしい。
一説によると、その頃から人間の能力が少しばかり上昇した、と言われている。
怪力の種や忍耐の種を常食する事によって、筋力等の水準値が増したんだろうか。
パネェ。
こりゃマジでGE世界に持っていかなきゃならんな。
以前に持っていった時は、確か土壌か何かの関係でこの世界でやる程育たなかったが……今度は肥料も持っていくとしよう。
MH月『ハンターの場合、狩りに行く時体調が良くて、終わって帰る頃になったら体調悪くなるんだ』日
装備を新調したエシャロット嬢、ご満悦。
だが歌うな。
履歴書に記載されている、ハンターズギルド主宰第47回のど自慢大会 最下位は伊達ではないのだぞ。
と言うか素でジャイアンだコイツ…。
当時、観客の皆様(特にご年配の方々)が天に召されなかったか、真面目に心配になるくらいだ。
と言うか、お前が狩場で歌ったらなんか色々寄ってくるじゃないか。
寄って来たモンスター達から「ウルセェぞ!」って意思が感じられたぞ…。
そして偶然お空の上に居たイャンクック先生にマジ泣きした。
まさか落下するとは…。
流石にそのままお亡くなりにはならなかったが、怒り状態から戦闘に発展した。
そりゃそうだ。
いきなり先生を相手にするハメになってエシャロット嬢がパニクっていたが、しっかり戦闘はできていたので問題ない。
流石にまだ一人で先生を狩れるレベルじゃないので、俺も手伝ったけどね。
と言うかアレだな、音爆弾の代わりになりそうだな。
代わりにパーティメンバーにダメージが来るが。
…砂漠で歌うなら、アリかな?
あのクソ鬱陶しい魚類共がバタバタ飛び出してのた打ち回るのを想像すると、実に愉悦である。
最終的には、アカムのソニックブラストを迎撃させてみたいが……マイクがあれば出来る気がする。
そこまで行くと普通に人間兵器だね。
……音痴の事で弄るのはこの辺にしとくか。
エシャロット嬢が微妙に傷ついているっぽい。
ところで、エシャロット嬢と地主の嬢ちゃんがなんか仲良くなっていた。
「アンタもアイツに無茶振りされたのね」だって。
ダレノコトダロウナー。
いや、エシャロット嬢にはまだあんまり無茶させてないぞ。
先生だって、エシャロット嬢が歌ってたら突然おっこちてきただけだし。
危うく俺が下敷きになるところだったけど。
まぁ、仲がいいのは良い事だし、無粋なツッコミする必要もないだろう。
どっちにしろ、もうちょっと下地が整ったらデスマーチに突入するのは確定事項なんだからな。